JP2002507087A - 複数個のノードのためのデータバス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 スターカプラーを介して互いに結合されている複数個のノードのためのデータバスにおいて、スターカプラーの入力信号は電気形式である。スターカプラーは論理判定素子を有し、該論理判定素子の入力にノードの出力が接続され、論理判定素子に前記入力信号が印加されている。論理判定素子の出力は電線を介してノードの入力に並列に接続されている。ノードの少なくとも一部は、光電変換器をロード側またはライン側に接続した光伝送経路を介してスターカプラーに接続されている。ノードの入力は、ノードとは独立に制御可能なスイッチを介して前記電線に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、スターカプラーを介して互いに結合されている複数個のノードのた めのデータバスに関するものである。この種のデータバスは、まだ公開されていな
いドイツ特許出願１９７２０４０１号に記載されている。この場合、個々のノード
はエラーなしに作動している間送受信モジュールを介してデータバスに接続され
ている。バスノードは全く必要としない場合も作動している。しかし、適用例の種 類によっては、データバス全体が非作動状態にあることが常に望ましいとは限ら
ない。車両の場合、エンジンを切った後、ノード（アクセスコントローラおよび盗
難防止装置に用いられる）は作動したままであることが必要であるが、他のノー
ドは必要ない。

【０００２】 本発明の課題は、冒頭で述べた種類のデータバスにおいて、ノードを選択的に遮
断する（オフにする）ことができるようにすることである。 本発明は、この課題を請求項１の手段により解決するものである。

【０００３】 本発明による解決法は、組み合わせで所望の効果を奏する一連の個別の処置か らなっている。１つは、光信号が生じたときに、この光信号を電気形式に変換し、 スターカプラーに入力信号として電気形式で送ることである。スターカプラー自
体は論理判定素子を有し、論理判定素子には入力信号が印加され、論理判定素子の
出力は電線を介して個々のノードの入力に並列に接続されている。少なくとも、必
要に応じてオフにされるべきノードの入力には、スイッチが並列に接続されて付 設され、スイッチは必要な場合に作動可能であり、ノードと論理判定素子との伝送
経路を遮断してノードをデータバスから切り離す。

【０００４】 本発明の有利な構成は請求項２に記載されている。スイッチがアドレス指定可 能であることにより、必要な場合に一つのノードだけをデータバスから切り離す ことが簡単に可能である。

【０００５】 最後に、この種のスイッチは常に一緒にオンオフされるノードグループに付設 してもよい。 次に、図面を用いて本発明をさらに詳細に説明する。図は、ノードの送信作動を 監視するようにした本発明によるデータバスの一部分を示したものである。

【０００６】 図面に図示した実施形態では、一つのデータバスＤに２つのノードＴ_ｎとＴ_{ｎ ＋１} が送受信モジュールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ_ｎ＋１を介して接続されている。送受 信モジュールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ_ｎ＋１は、ノードＴ_ｎとＴ_ｎ＋１から送られてく
る光学的メッセージを電気形式に変換し、その信号Ｄｉ_ｎ，Ｄｉ_ｎ＋１を受信信 号として、スターカプラーＫの中央構成素子としての論理判定素子（アンドゲー ト１）へ送る。アンドゲート１の入出力の数量はバスノードの数量に対応してい る。アンドゲートの出力は送受信モジュールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ_ｎ＋１のすべての 入力（Ｄｏ_ｎ，Ｄｏ_ｎ＋１）を駆動させる。送受信モジュールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ _ｎ＋１ はこれらの電気信号を光学信号に変換し、これら光学信号を光伝送路（図 示せず）を介してノードＴ_ｎとＴ_ｎ＋１へ伝送する。

【０００７】 １つのノードをバス通信の受信から切り離すことができる。この目的のため、ア
ンドゲート１の各出力経路にはオアゲート５が設けられている。オアゲート５の 第２の入力は制御レジスタ６の出力を介してハイレベルにセットすることができ
る。制御レジスタ６はアドレス指定可能であり、シリアルインターフェース（たと
えばSPI）を介してマイクロコントローラμＣから制御される。

【０００８】 これにより、アンドゲート１の出力のローレベルはもはや付設の送受信モジュ ールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ_ｎ＋１の入力を通過できない。接続されているノードはメ ッセージを受信せず、たとえばスリープモードに留まる。このような機能により、 個々のノードを個別にバス通信から切り離すか、或いはグループでバス通信から 切り離すことができる。

【０００９】 ノードを再び作動状態にもたらす場合は、制御レジスタ６を非作動状態へもた らし、オアゲート５をローレベルが再び通過できるようにする。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ノードの送信作動を監視するようにした本発明によるデータバスの一部分を示し
たものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルヴァンガー ヨーゼフ ドイツ連邦共和国 デー・85586 ポーイ ング パルクヴェーク １ (72)発明者 グリースバッハ ローベルト ドイツ連邦共和国 デー・83629 ヴァイ アルン ホッホラントヴェーク ６ (72)発明者 スムーク カーレル ドイツ連邦共和国 デー・85301 シュヴ ァイテンキルヒェン シュピッツヴェーク シュトラーセ ６

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】スターカプラーを介して互いに結合されている複数個のノード
   のためのデータバスにおいて、 スターカプラーの入力信号が電気形式であること、スターカプラーが論理判定 素子を有し、該論理判定素子の入力にノードの出力が接続され、論理判定素子に 前記入力信号が印加されていること、論理判定素子の出力が電線を介してノード の入力に並列に接続されていること、ノードの少なくとも一部が、光電変換器をロ
   ード側またはライン側に接続した光伝送経路を介してスターカプラーに接続され
   ていること、ノードの入力が、ノードとは独立に制御可能なスイッチを介して前 記電線に接続されていることを特徴とするデータバス。
2. 【請求項２】スイッチがアドレス指定可能であることを特徴とする、請求項
   １に記載のデータバス。