JP2002507084A - 複数個のノードのためのデータバス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 スターカプラーを介して互いに結合されている複数個のノードのためのデータバスにおいて、スターカプラーの入力信号は電気形式である。スターカプラーは論理判定素子を有し、該論理判定素子の入力にノードの出力が接続され、論理判定素子に前記入力信号が印加される。論理判定素子の出力は電線を介してノードの入力に並列に接続され、ノードの少なくとも一部は、光電変換器をロード側またはライン側に接続した光伝送経路を介してスターカプラーに接続されている。ノードの出力は、ノードとは独立に制御可能なスイッチを介して論理判定素子の入力に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、スターカプラーを介して互いに結合されている複数個のノードのた めのデータバスに関するものである。この種のデータバスは、まだ公開されていな
いドイツ特許出願１９７２０４０１号に記載されている。この場合、個々のノード
は送受信モジュールを介してデータバスに接続されている。特に、光学的データメ
ッセージを発するデータバスにノードが接続されている場合には、バスノードが 誤作動したり（たとえばメッセージが常時送信される）、送受信モジュールにエ ラーが生じたりする（たとえば、送受信モジュール内に設けられている光電変換 器の出力は、本来は信号伝達の際にだけローレベルにあるにもかかわらず、信号伝
達の場合以外でもローレベルにある）ので、バス通信を妨害する。このような場 合、エラーの原因を自動的に検出することはできない。また、自動的に割り込むこ
とも不可能である。バス通信は修理まで中断したままである。

【０００２】 本発明の課題は、冒頭で述べた種類のデータバスにおいて、データバスでのデー
タ通信を監視し、特に一つのノードをバス通信から切り離すことができるように することである。

【０００３】 本発明は、この課題を請求項１の手段により解決するものである。 本発明による解決法は、組み合わせで所望の効果を奏する一連の個別の処置か らなっている。１つは、光信号が生じたときに、この光信号を電気形式に変換し、 スターカプラーに入力信号として電気形式で送る。スターカプラー自体は論理判
定素子を有している。論理判定素子には入力信号が印加され、論理判定素子の出力
は電線を介してノードの入力に並列に接続されている。論理判定素子の各入力に はスイッチが並列に接続され、スイッチは必要な場合に作動可能であり、ノードと
論理判定素子との伝送経路を遮断してノードをデータバスから切り離す。

【０００４】 本発明の有利な構成は請求項２に記載されている。記憶素子がアドレス指定可 能であることにより、必要な場合にただ１つのノードをデータバスから切り離す ことができる。

【０００５】 次に、図面を用いて本発明をさらに詳細に説明する。図は、ノードの送信作動を 監視するようにした本発明によるデータバスの一部分を示したものである。 図面に図示した実施形態では、一つのデータバスＤに２つのノードＴ_ｎとＴ_{ｎ ＋１} が送受信モジュールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ_ｎ＋１を介して接続されている。送受 信モジュールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ_ｎ＋１は、ノードＴ_ｎとＴ_ｎ＋１から送られてく
る光学的メッセージを電気形式に変換し、その信号Ｄｉ_ｎ，Ｄｉ_ｎ＋１を受信信 号として、スターカプラーＫの中央構成素子としての論理判定素子（アンドゲー ト１）へ送る。アンドゲート１の入出力の数量はバスノードの数量に対応してい る。アンドゲートの出力は送受信モジュールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ_ｎ＋１のすべての 入力（Ｄｏ_ｎ，Ｄｏ_ｎ＋１）を駆動させる。送受信モジュールＳ／Ｅ_ｎとＳ／Ｅ _ｎ＋１ はこれらの電気信号を光学信号に変換し、これら光学信号を光伝送路（図 示せず）を介してノードＴ_ｎとＴ_ｎ＋１へ伝送する。

【０００６】 スターカプラーＫの各バスノード入力には、オアゲート３と制御レジスタ４か らなるスイッチが付設されている。オアゲート３はアンドゲート１の各入力路に 設けられている。その第２の入力は制御レジスタ４の出力に接続されている。

【０００７】 １つのノードをバス通信から切り離す必要がある場合は、マイクロコントロー ラμＣによりシリアルインターフェース（たとえばSPI）を介して付属の制御レ ジスタ４を制御することができる。制御レジスタ４はハイレベルを付属のオアゲ ート３に送る。これにより、ローレベルはもはやスターカプラーのこの入力を通 過することができない。接続されているノードはバス通信にもはや影響しない。エ
ラーが除去されれば、スイッチを再び閉じることができ、すなわち制御レジスタ４
をオフにして、ローレベルがオアゲート３を再び通過できるようにする。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ノードの送信作動を監視するようにした本発明によるデータバスの一部分を示
したものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルヴァンガー ヨーゼフ ドイツ連邦共和国 デー・85586 ポーイ ング パルクヴェーク １ (72)発明者 グリースバッハ ローベルト ドイツ連邦共和国 デー・83629 ヴァイ アルン ホッホラントヴェーク ６ (72)発明者 スムーク カーレル ドイツ連邦共和国 デー・85301 シュヴ ァイテンキルヒェン シュピッツヴェーク シュトラーセ ６ Ｆターム(参考） 5K033 AA06 DB02 DB03 DB22 EA02 EB02 EB08

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】スターカプラーを介して互いに結合されている複数個のノード
   のためのデータバスにおいて、 スターカプラーの入力信号が電気形式であること、スターカプラーが論理判定 素子を有し、該論理判定素子の入力にノードの出力が接続され、論理判定素子に 前記入力信号が印加されていること、論理判定素子の出力が電線を介してノード の入力に並列に接続されていること、ノードの少なくとも一部が、光電変換器をロ
   ード側またはライン側に接続した光伝送経路を介してスターカプラーに接続され
   ていること、ノードの出力が、ノードとは独立に制御可能なスイッチを介して論 理判定素子の入力に接続されていることを特徴とするデータバス。
2. 【請求項２】スイッチがアドレス指定可能であることを特徴とする、請求項
   １に記載のデータバス。