JP3675228B2 - データ通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の信号線からなるバスを用いて通信装置の間でデータ伝送を行うデータ通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来におけるデータ通信システムの構成例を示した図である。
図5で、データバス10は複数の信号線からなる。データバス10には通信装置20,30,40が接続されている。通信装置20には論理部21と切替器22が設けられている。論理部21はデータ伝送のための論理的処理を行う。切替器22は通信装置20をデータバス10に対して接続または切り離しを行う。他の通信装置30,40も通信装置20と同様な構成になっている。
【0003】
このデータ通信システムでは、データを高速に伝送するためにデータバス10の信号線を複数本にしている。
また、通信を行う通信装置をデータバスに接続するために切替器が設けられている。例えば、通信装置20が通信装置30及び40と通信を行う場合は、通信装置20,30,40の切替器が通信装置をデータバス10に接続する。通信装置20が通信装置30と通信を行う場合は、通信装置20,30の切替器が通信装置をバスに接続する。
この切替器は、例えば、トランシーバ、ドライバ、レシーバ、バススイッチ等で構成されている。切替器は、通常、複数の回路を1個のデバイスに内蔵した構成になっている。
【0004】
データバス10を構成する各信号線の信号にはデータ伝送の遅延時間差が生じる。各信号に遅延時間差が生じる要因の1つとして、切替器の端子毎に遅延時間が異なることがある。このことを説明する。
【0005】
図6は切替器に信号線が接続された状態を示した図である。
図6で、切替器50には端子A1,A2,B1,B2が設けられている。端子A1,A2には信号線61,62がそれぞれ接続され、端子B1,B2には信号線63,64がそれぞれ接続されている。端子A1,A2から入力されたデータは切替器50内を通って端子B1,B2から出力される。端子A1と端子B1の間に生じる遅延時間と、端子A2と端子B2の間に生じる遅延時間とが異なる。これによって、各信号に遅延時間差が生じる。
【0006】
この遅延時間差は、切替器の次のことが原因となっている。
・リードの違い
・ボンディングワイヤの違い
・チップのレイアウトの違い
・内部素子のばらつき
この遅延時間差がデータ伝送速度を上げるうえでの阻害要因になっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、2個の切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替えることによって、切替器の端子間の遅延時間差を除去し、データ転送速度を向上したデータ通信システムを実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は次のとおりの構成になったデータ通信システムである。
【0009】
(1)2本の信号線からなるバスに複数の通信装置を接続し、各通信装置には通信装置をバスに対して接続または切り離しを行う切替器を設け、切替器の切替により通信装置の間で通信を行うデータ通信システムにおいて、
2個の切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替えたことを特徴とするデータ通信システム。
【0010】
(2)2本の信号線からなるバスに複数の通信装置を接続し、各通信装置には通信装置をバスに対して接続または切り離しを行う切替器を設け、切替器の切替により通信装置の間で通信を行うデータ通信システムにおいて、
2個の切替器の対応する端子どうしで端子配列を入れ替えたことを特徴とするデータ通信システム。
【0011】
(3)2本の信号線からなるバスに通信装置及びリピータを接続し、通信装置及びリピータにはこれらをバスに対して接続または切り離しを行う切替器を設け、切替器の切替により通信装置間または通信装置とリピータの間で通信を行うデータ通信ユニットを有し、前記リピータを介してデータ通信ユニットどうしを接続したデータ通信システムにおいて、
2個の切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替えたことを特徴とするデータ通信システム。
【0012】
(4)2本の信号線からなるバスに通信装置及びリピータを接続し、通信装置及びリピータにはこれらをバスに対して接続または切り離しを行う切替器を設け、切替器の切替により通信装置間または通信装置とリピータの間で通信を行うデータ通信ユニットを有し、前記リピータを介してデータ通信ユニットどうしを接続したデータ通信システムにおいて、
2個の切替器の対応する端子どうしで端子配列を入れ替えたことを特徴とするデータ通信システム。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の一実施例を示す構成図である。図1で図5と同一のものは同一符号を付ける。
図1で、データバス70は複数の信号線からなる。データバス70は、複数の切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替えている。
【0014】
図2及び図3は信号線の具体的な接続例を示した図である。
図2で、論理部21と切替器22は通信装置20内の信号線23,24により接続されている。切替器22の端子C1及びC2は信号線23及び24にそれぞれ接続されている。端子D1及びD2には信号線71及び72がそれぞれ接続されている。
【0015】
図3で、論理部31と切替器32は通信装置30内の信号線33,34により接続されている。切替器32の端子E1及びE2は信号線34及び33にそれぞれ接続されている。信号線34,33は入れ替えて端子E1,E2に接続されている。端子F1,F2には信号線72,71が接続されている。信号線72,71も入れ替えて端子F1,F2に接続されている。
【0016】
切替器22と32は同じ種類のデバイスを使用している。切替器22の端子C1,C2,D1,D2は、切替器32の端子E1,E2,F1,F2にそれぞれ対応している。
【0017】
図2及び図3に示す接続で通信装置20から30にデータを伝送する場合について説明する。
通信装置20では、論理部21が送信したデータ信号LSIG0は、切替器22の端子C1に入力され、端子D1を経て信号SIG0として信号線71へ送られる。
通信装置30では、信号SIG0は切替器32の端子F2,E2を経て信号MSIG0として論理部31に送られ、受信される。
【0018】
同様に、通信装置20では、論理部21が送信したデータ信号LSIG1は、切替器22の端子C2に入力され、端子D2を経て信号SIG1として信号線72へ送られる。
通信装置30では、信号SIG1は切替器32の端子F1,E1を経て信号MSIG1として論理部31に送られ、受信される。
【0019】
切替器22の端子C1,D1間の遅延時間と切替器32の端子E1,F1間の遅延時間をT1、切替器22の端子C2,D2間の遅延時間と切替器32の端子E2,F2間の遅延時間をT2とする。
信号線71,72は入れ替えて切替器32の端子に接続しているため、切替器22,32での遅延時間はどちらの信号でも(T1+T2)で等しい。
これによって、端子C1,D1間の遅延時間と端子C2,D2間の遅延時間の差、及び、端子E1,F1間の遅延時間と端子E2,F2間の遅延時間の差を打ち消すことができる。
【0020】
図4は本発明の他の実施例を示す構成図である。
図4で、通信ユニット100と200がリピータを介して接続されている。
通信ユニット100で、データバス110は複数の信号線からなる。データバス110に通信装置120,130及びリピータ140が接続されている。通信装置120には論理部121と切替器122が設けられている。論理部121と切替器122は図1の論理部21と切替器22と同様な構成になっている。リピータ140には論理部141と切替器142,143が設けられている。論理部141と切替器142,143は論理部21と切替器22と同様な構成になっている。
【0021】
通信ユニット200にもデータバス210、通信装置220,230、リピータ240が設けられていて、通信ユニット100と同様な構成になっている。
データバス300はリピータ140と240を介して通信ユニット100と200を接続する。
【0022】
図4の実施例の動作を説明する。
通信装置120から通信装置220にデータ伝送する場合について説明する。論理部121は切替器122を介してデータバス110にデータ信号を出力する。
データバス110に出力されたデータ信号は、リピータ140内の切替器142、論理部141、切替器143を介してデータバス300に出力される。
データバス300に出力されたデータ信号は、リピータ240内の切替器243、論理部241、切替器242を介してデータバス210に出力される。
データバス210に出力されたデータ信号は、通信装置220に送られ、通信装置220内の切替器222を介して論理部221で受信される。
【0023】
図4のシステムで、下記の切替器については同じ種類の切替器を使用し、切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替える。
▲1▼切替器122と切替器242
▲2▼切替器142と切替器220
▲3▼切替器143と切替器243
これによって、切替器の端子間の遅延時間差は打ち消される。
【0024】
なお、実施例では、2個の切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替えた場合について説明したが、信号線は入れ替えずに端子配列を入れ替えてもよい。
【0025】
また、実施例ではデータバスを引いた例を説明したが、データバスに限らず他のバス、例えばアドレスバス等を引いてもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば次の効果が得られる。
【0028】
請求項1の発明によれば、2個の切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替えている。これによって、切替器の端子間の遅延時間差を除去し、データ伝送速度を向上させることができる。
【0029】
請求項2の発明によれば、信号線の入れ替えを行わずに切替器の端子配列を入れ替えることによって、切替器の端子間の遅延時間差を除去し、データ伝送速度を向上させることができる。
【0030】
請求項3及び請求項4の発明によれば、リピータを用いたデータ通信システムにおいて、リピータや通信装置にある切替器の端子間の遅延時間差を除去し、データ伝送速度を向上させることができる。これによって、既存の通信装置に大きな改造を施すことなく複数の通信ユニットを相互接続でき、システムの多様化を実現することができる。また、1つのシステムに多くの通信装置を接続できるため、トータルコストを削減できる。
【0031】
以上説明したように本発明によれば、切替器の端子間の遅延時間差を除去し、データ伝送速度を向上させられるデータ通信システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】信号線の具体的な接続例を示した図である。
【図3】信号線の具体的な接続例を示した図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図5】従来におけるデータ通信システムの構成例を示した図である。
【図6】従来における切替器に信号線が接続された状態を示した図である。
【符号の説明】
20,30,40,120,130,220,230 通信装置
22,32,122,142,143,222,242,243 切替器
70,110,210,300 データバス
71,72 信号線
140,240 リピータ
C1,C2,D1,D2,E1,E2,F1,F2 端子
Claims (4)
- 2本の信号線からなるバスに複数の通信装置を接続し、各通信装置には通信装置をバスに対して接続または切り離しを行う切替器を設け、切替器の切替により通信装置の間で通信を行うデータ通信システムにおいて、
2個の切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替えたことを特徴とするデータ通信システム。 - 2本の信号線からなるバスに複数の通信装置を接続し、各通信装置には通信装置をバスに対して接続または切り離しを行う切替器を設け、切替器の切替により通信装置の間で通信を行うデータ通信システムにおいて、
2個の切替器の対応する端子どうしで端子配列を入れ替えたことを特徴とするデータ通信システム。 - 2本の信号線からなるバスに通信装置及びリピータを接続し、通信装置及びリピータにはこれらをバスに対して接続または切り離しを行う切替器を設け、切替器の切替により通信装置間または通信装置とリピータの間で通信を行うデータ通信ユニットを有し、前記リピータを介してデータ通信ユニットどうしを接続したデータ通信システムにおいて、
2個の切替器の対応する端子どうしで接続する信号線を入れ替えたことを特徴とするデータ通信システム。 - 2本の信号線からなるバスに通信装置及びリピータを接続し、通信装置及びリピータにはこれらをバスに対して接続または切り離しを行う切替器を設け、切替器の切替により通信装置間または通信装置とリピータの間で通信を行うデータ通信ユニットを有し、前記リピータを介してデータ通信ユニットどうしを接続したデータ通信システムにおいて、
2個の切替器の対応する端子どうしで端子配列を入れ替えたことを特徴とするデータ通信システム。
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