JP2002506053A - 塩化プロパルギルの連続的製造方法 - Google Patents

塩化プロパルギルの連続的製造方法

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Abstract

(57)【要約】 触媒の存在下で、プロパルギルアルコールと塩素化剤との反応によって塩化プロパルギルを製造する連続工程において、塩素化剤、プロパルギルアルコールおよびプロパルギルアルコールの量に対して触媒0.1〜10モル%は、反応帯域中に連続的に計量供給され、かつ40〜70℃で反応される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、触媒の存在下でプロパルギルアルコールと塩素化剤とを反応させる
ことによって、連続的に塩化プロパルギルを製造する方法に関する。
【0002】 塩化プロパルギル(3−クロロプロピン)は、一連の中間生成物および電解助
剤を製造するため、しかしながらまた、試薬として、医薬品および農産物保護の
ための有効な化合物の製造においてプロパルギル基を導入するために必要とされ
る有用な中間生成物である。
【0003】 プロパルギルアルコール(プロピン−3−オール)からバッチ毎に塩化プロパ
ルギルを製造する多くの方法は公知である。工業的規模において、最も有用なの
は塩化チオニル(SOCl2)またはホスゲン(COCl2)との反応であり、それという
のも、形成された付随する生成物が、反応混合物から自然に蒸発するガス状生成
物(SO2またはCO2)のみであるからである。ホスゲンは、形成されるCO2 がSO2よりも毒性が低く、かつ環境的に殆ど有害ではないために特に好ましい 。塩化アルコールを形成するためのアルキルとホスゲンとの反応は、触媒の使用
を必要とする。
【0004】 ヨーロッパ特許出願公開第0786442号明細書には、ホスゲンを用いて塩
化アルキルを製造するための2段階バッチ法が記載されており、この場合には、
触媒としてヘキサアルキルグアニジニウムハロゲン化物、置換された塩化アンモ
ニウム、ホスホニウムハロゲン化物またはアルキルピリジンが使用される。アル
コールと塩化水素との反応には、触媒の存在下でのホスゲンとの反応が続けられ
る。反応中の温度は120〜140℃である。
【0005】 ドイツ特許出願公開第3840340号明細書には、塩化アルキルの製造方法
が記載されており、この場合、アルコールとホスゲンは最初に反応されクロロホ
ルメートを生じ、引き続いてこのクロロホルメートは、触媒の添加後に脱カルボ
キシル化され塩化アルキルを形成する。脱カルボキシル化は、触媒としての第4
アンモニウム塩または第4ホスホニウム塩または第3スルホニウム塩の存在下で
実施される。
【0006】 ヨーロッパ特許出願公開第0514683号明細書によれば、塩化アルキルは
、触媒としての脂肪族ホスフィン酸化物または脂環式ホスフィン酸化物の存在下
で、ホスゲンまたは塩化チオニルとの反応によって、相応するアルコールから製
造される。反応は、84〜100℃で実施される。
【0007】 ヨーロッパ特許出願公開第0645357号明細書には、相応するアルコール
からの2級アルキルクロリドの製造方法が記載されており、この場合、ジメチル
ホルムアミドの塩酸塩は最初に塩化水素中を通過させることによって製造される
。その後にホスゲンは計量供給され、触媒付加物が形成される。この方法で装填
された触媒は、等モル量のアルコールおよびホスゲンと反応される。引き続いて
触媒は分離除去され、かつ再び装填される。
【0008】 公知方法は、特に塩化プロパルギルの製造において一連の欠点を有する。ヨー
ロッパ特許出願公開第0786442号明細書の2段階法は実施が煩雑である。
ドイツ特許出願公開第3840340号明細書の脱カルボキシル化は、特に工業
的な生産量の場合において、安全性の理由のために問題を有する。塩化プロパル
ギルに関して、ヨーロッパ特許出願公開第0514683号明細書中に示された
、高い温度範囲での反応は、高いエネルギー含量による爆燃の可能性のために危
険を伴う。ヨーロッパ特許出願公開第0645357号明細書に記載された方法
は、多量の装填される触媒の存在が必要となる。また、触媒の装填は多量の塩酸
を形成させ、この塩酸は、塩化プロパルギルが形成された後に塩化プロパルギル
と付加的に反応し、ジクロロプロペンを形成する。
【0009】 医薬品および農作物保護のための有効な化合物に関して塩化プロパルギルは、
高い純度で、かつ特には1,3−ジクロロプロペンおよび2,3−ジクロロプロ
ペンを極めて低い含量で有するものが要求され、それというのも、これらの副生
成物は、蒸留による塩化プロパルギルからの分離が極めて難しく、かつ製造され
た有効な化合物の純度に悪影響を及ぼすからである。さらには、形成されたジク
ロロプロペンは、それを分離除去する場合には、コストのかかる廃棄をおこなわ
なければならない。
【0010】 本発明の目的は、触媒の存在下で、プロパルギルアルコールと塩素化剤との反
応による塩化プロパルギルの製造方法を提供することであり、この場合、この方
法は、公知方法の欠点を回避し、かつ、塩化プロパルギルを高い収量で生じ、そ
の際、反応生成物中のジクロロプロペンの割合は著しく減少される。好ましくは
、ジクロロプロペンの割合は、得られた塩化プロパルギルの量に対して0.2質
量%未満であるべきである。
【0011】 本発明の目的は、塩素化剤、プロパルギルアルコールおよびプロパルギルアル
コールの量に対して触媒0.1〜10モル%が連続的に反応帯域中に計量供給さ
れ、かつ40〜70℃で反応される連続的方法によって達成されることが見出さ
れた。
【0012】 本発明の方法は、塩化プロパルギルを高い純度で製造させることができ、この
場合、副生成物として形成されたジクロロプロペンの割合は、0.2質量%未満
である。それというのも、安全上の理由から、通常、塩化プロパルギルはもはや
蒸留によって精製されることがなく、また、副生成物含量の減少は、生成物の品
質を顕著に改善させるからである。
【0013】 触媒の量は、反応中のプロパルギルクロロホルメートの同時形成は抑制される
程度に選択される。クロロホルメートは、自発的に二酸化炭素の放出を伴って自
発的に反応し、塩化物を形成する。脱カルボキシル化は、エネルギーの著しい減
少およびしばしば反応溶液の制御不能な起泡を伴なっておこるので、反応は、均
質で完全な塩素化がクロロホルメートを形成することなく起こる程度に実施され
る。これは、前記の反応条件、特に示された量の触媒および示された反応温度に
準拠することによって達成される。
【0014】 触媒は、好ましくはプロパルギルアルコールの量に対して、1〜5モル%、特
に好ましくは2〜3.5モル%の量で存在する。
【0015】 反応温度は、好ましくは50〜60℃の範囲である。
【0016】 この反応において、任意の適した塩素化剤を使用することは可能である。適し
た塩素化剤の例は、ホスゲンおよび塩化チオニルである。塩素化剤としてホスゲ
ンを使用することは好ましい。
【0017】 反応のための触媒として、すべての適した触媒を使用することが可能である。
好ましくは、触媒は、酸化ホスフィン、グアニジニウム塩、開鎖式アルキル尿素
および環式アルキル尿素、アルキルアセトアミドおよびN,N−ジアルキルホル
ムアミドならびにその混合物である。
【0018】 特に好ましくは、触媒は、式I
【0019】
【化2】
【0020】 [式中、R1およびR2は互いに独立して、直鎖または分枝鎖のC1〜C8、好まし
くはC2〜C6、特に好ましくはC3〜C5のアルキル基であるか、あるいは一緒に
なって直鎖のC4〜C5アルキレン基を形成するものであり、この場合、これらは
それぞれ1〜4個、好ましくは1個または2個の酸素原子または窒素原子によっ
て中断されていてもよく、かつnは0〜3、好ましくは0.5〜2.5、特には
1〜2の平均値を有する] のホルムアミドの少なくとも一つである。
【0021】 nは、使用された触媒に対しての平均値を表していてもよい。HCl含量が正
確に定義される場合には、nは好ましくは0〜3の整数である。
【0022】 一般に、純粋なホルムアミドは、ホスゲン化の間にHCl付加生成物が形成さ
れる反応混合物中に装入される。
【0023】 R1およびR2は、好ましくは前記の直鎖または分枝鎖のC1〜C8アルキル基で
ある。R1およびR2は、特に好ましくはn−ブチルおよびイソブチルから選択さ
れる同一の基である。
【0024】 特に好ましくは、触媒としてジイソブチルホルムアミドを使用することが記載
される。
【0025】 反応は、不活性希釈剤の存在下で実施されてもよい。希釈剤は、使用されるプ
ロパルギルアルコールの量に対して好ましくは10〜50質量%、特に好ましく
は20〜40質量%、殊に20〜30質量%の量で使用される。使用される希釈
剤は、好ましくは置換された芳香族炭化水素または相応する炭化水素混合物であ
る。特に好ましい例は、トルエンおよびキシレンの異性体混合物(isomer mixtu
re)ならびにその混合物である。
【0026】 反応は、任意の適した反応帯域で実施されてもよい。好ましくは、主要反応器
および下流方向の後反応器を有する装置中で実施され、この場合、この後反応器
は、未反応の塩素化剤および場合によっては塩化プロパルギルをストリッピング
するためのストリッピングカラムを備えている。反応体は主要反応器中に計量供
給され、生成物は後反応器から排出され、かつ、ストリッピングされた塩素化剤
および一つまたはそれ以上の任意の塩化プロパルギルは凝縮され、主要反応器お
よび/または後反応器に戻される。ホスゲンは気体または液体の形で反応混合物
中に供給される。主要反応器中および後反応器中の温度は、前記に示された範囲
内で維持される。概して、排出された生成物は、後精製されることなく他の反応
に使用される。
【0027】 本発明の連続的方法は、反応生成物中のジクロロプロペン、特に1,3−ジク
ロロプロペンおよび2,3−ジクロロプロペンの含量を、GCによる測定によれ
ば、1領域に対して0.2%未満に減少させることを可能にする。
【0028】 ジクロロプロペン含量が減少されるだけでなく、また、反応生成物の色も公知
の方法に比べて顕著に明るくなる。概して、色形成成分の減少された割合は、そ
の後の反応にとって有利である。それというのも、反応生成物は後処理されるこ
とがないからである。
【0029】 本発明は次の例によって例証される。
【0030】 実施例 連続合成を、主要反応器および後反応器ならびにストリッピングカラムを有す
る装置中で実施した。過剰のホスゲンを主要反応器から排出し、凝縮し、かつ反
応に戻した。ストリッピングカラムには凝縮器が続き、この凝縮器により、ホス
ゲンおよびストリッピングされた塩化プロパルギルが凝縮され、これらは一緒に
後反応器に戻される。
【0031】 最初の装入物である塩化プロパルギル205gおよびトルエン80gを装置中
に置き、かつプロパルギルアルコール0.67モル/h(37.5g/h)、ト
ルエン23.3g/hおよびイソブチルホルムアミド0.023モル/h(3.
6g/h)(3.5モル%)を、主要反応器および後反応器中の反応温度が50
℃に保持されている状態で、最初の装入物中に計量供給した。反応を全部で24
.5時間に亘って実施した。17.5〜24.5時間の後に取り出された反応生
成物は、蒸留の後に、塩化プロパルギル 60.1%(321g)およびGCを
用いての測定によれば、1領域につき、1,3−ジクロロプロペン 0.12%
および2,3−ジクロロプロペン 0.05%を含有した。生成物は、プロパル
ギルクロロホルメートおよび未反応のプロパルギルアルコールのどちらも含有し
ていなかった。
【0032】 例2 プロパルギルアルコール0.67モル/h(37.5g/h)、トルエン23
.3g/hおよびジイソブチルホルムアミド0.0134モル/h(2.1g/
h)(=2モル%)を、例1からの反応生成物から成る最初の装入物中に、主要
反応器および副反応器中の反応温度が50℃に保持されている状態で計量供給す
る。反応を全部で19.5時間に亘って実施した。GC分析によれば、反応生成
物は塩化プロパルギル 63%、1,3−ジクロロプロペン 0.10%および
2,3−ジクロロプロペン 0.04%を含有するが、クロロホルメートおよび
未反応のプロパルギルアルコールを含有しない。
【0033】 例3 プロパルギルアルコール1モル/h(56g/h)、トルエン35g/hおよ
びジイソブチルホルムアミド0.0198モル/h(3.1g/h)(=2モル
%)を、例2からの反応生成物中に、主要反応器および副反応器中の反応温度が
50℃に保持されている状態で計量供給する。反応は全部で10時間に亘って進
行する。GC分析によれば、反応生成物は、塩化プロパルギル 65%、1,3
−ジクロロプロペン 0.06%および2,3−ジクロロプロペン 0.03%
を含有するが、クロロホルメートおよび未反応のプロパルギルアルコールを含有
しない。
【0034】 例4 プロパルギルアルコール 1.25モル/h(70g/h)、トルエン 43
.7g/hおよびジイソブチルホルムアミド 0.025モル/h(3.9g/
h)(=2モル%)を、例3からの反応生成物中に、主要反応器および副反応器
中の反応温度が50℃に保持されている状態で計量供給する。反応は全部で7時
間に亘って進行する。GC分析によれば、反応生成物は、塩化プロパルギル 6
5%、1,3−ジクロロプロペン 0.05%および2,3−ジクロロプロペン 0.02%を含有するが、クロロホルメートおよび未反応のプロパルギルアル
コールを含有しない。
【0035】 例5 ジイソブチルホルムアミド 22g(0.14モル、7モル%)を、トルエン 70g中に最初に装入する。50℃の一定温度で、プロパルギルアルコール
112g(2モル)およびホスゲン 230g(2.3モル)を3.5時間に亘
って供給する。50℃で1時間に亘る後反応時間の後に、さらにプロパルギルア
ルコールを添加し、過剰のホスゲンと反応させる。さらに1時間に亘る後反応時
間の後に、反応生成物は、GC分析によれば、塩化プロパルギル 65%、1,
3−ジクロロプロペン 0.18%および2,3−ジクロロプロペン 0.07
%を含有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ユルゲン ヴァイヤー ドイツ連邦共和国 ボーベンハイム−ロッ クスハイム ダイヒヴェーク 17アー Fターム(参考) 4H006 AA02 AC30 AD11 AD18 BA51 BA53 BB11 BC10 BC34 BC35 BD31 BD33 BD52 BE52 4H039 CA52 CD30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒の存在下で、プロパルギルアルコールと塩素化剤との反
    応によって、塩化プロパルギルを連続的に製造する方法において、塩素化剤、プ
    ロパルギルアルコールおよびプロパルギルアルコールの量に対して触媒0.1〜
    10モル%を、反応帯域中に連続的に計量供給し、かつ40〜70℃で反応させ
    ることを特徴とする、塩化プロパルギルを連続的に製造する方法。
  2. 【請求項2】 使用される塩素化剤がホスゲンである、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 使用される触媒が酸化ホスフィン、グアニジニウム塩、鎖式
    または環式のアルキル尿素、アルキルピリジン、アルキルアセトアミド、N,N
    −ジアルキルホルムアミドまたはこれらの混合物である、請求項1または2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 使用される触媒が式I 【化1】 [式中、R1およびR2は互いに独立して直鎖または分枝鎖のC1〜C8アルキル基
    であるか、あるいは一緒になって直鎖のC4〜C5アルキレン基を形成するもので
    あり、この場合、これらはそれぞれ1〜4個の酸素原子または窒素原子によって
    中断されていてもよく、かつnは0〜3の範囲の平均値を有する]のホルムアミ
    ドの少なくとも一つである、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 反応を、使用されたプロパルギルアルコールの量に対して、
    不活性希釈剤10〜50質量%の存在下で実施する、請求項1から4までのいず
    れか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 使用された希釈剤が置換された芳香族炭化水素である、請求
    項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応が、主要反応器および未反応の塩素化剤および場合によ
    っては塩化プロパルギルをストリッピングするためのストリッピングカラムを備
    えた下流方向の後反応器を有する装置中で実施され、反応体を主要反応器中へ計
    量供給し、生成物を後反応器から排出し、かつストリッピングされた塩素化剤お
    よび一つまたはそれ以上の任意の塩化プロパルギルを凝縮し、かつ主要反応器お
    よび/または後反応器に戻す、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法
  8. 【請求項8】 触媒をプロパルギルアルコールの量に対して、1〜5モル%
    の量で使用する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応を50〜60℃で実施する、請求項1から8までのいず
    れか1項に記載の方法。
JP2000535609A 1998-03-09 1999-03-08 塩化プロパルギルの連続的製造方法 Withdrawn JP2002506053A (ja)

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DE19810036.1 1998-03-09
PCT/EP1999/001462 WO1999046226A1 (de) 1998-03-09 1999-03-08 Kontinuierliches verfahren zur herstellung von propargylchlorid

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