JP2002503138A - ネオプレンコポリマーから構成された手袋及びその製造法 - Google Patents

ネオプレンコポリマーから構成された手袋及びその製造法

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Abstract

(57)【要約】 ネオプレンコポリマーから製作された、特有の粉末を含まない医療用手袋、及びその製造法が記載されている。発明の手袋は粉末の装着剤を使用することなく容易に手に装着することができ、そして塩素化による後加工、及び照射による殺菌の後でも、パンクに対する抵抗性、引っ張り強度、500%での応力、及び破断点の伸びを保持している。加えるに、発明の手袋は照射殺菌後、ごく僅かの変色(黄色指数のパーセント変化による測定値として)を示し、そしてそれ自身及び手袋の包装材料との粘着性は極めて僅かである。

Description

【発明の詳細な説明】 ネオプレンコポリマーから構成された手袋及びその製造法 本発明は手袋及びその製造法に関する。特に、本発明はネオプレンコポリマー から製造された粉末を含んでいない特有の医療用の手袋、及びその製造方法に関 する。本発明の手袋は粉末の装着剤(donning agent)を用いることなく、容易 に手に装着することができ、そして塩素化による後処理、及び放射線照射による 殺菌後、パンクに対する抵抗性、引っ張り強度、500%における応力、そして破断 点伸びの強度等が維持され低下することのない手袋である。加えるに、本発明の 手袋は放射線による殺菌後の変色はごく僅かであり、そしてそれ自身及び手袋の 包装材料との粘着性はごく僅かしか示さない。。 発明の背景 外科医の手袋及びこれに関連する物品の製造に通例用いられている、天然ゴム ラテックスのような多くのエラストマー材料は、アレルギーを起こす性質を持っ ていると言われてきた。潜在的に低アレルギー性の材料で手袋の内部表面をラミ ネートしたり塗布したりして、天然ゴム手袋を低刺激性にしようとする試みが、 色々と集中して行われてきた。これらのラミネート及び塗布はまた、湿潤及び乾 燥時における手袋の装着性を改良するために用いられてきた。しかしながら、こ れらのラミネート又は塗布品は、特に手袋が固定されていたり、強く張られてい たり、そして着用者が手袋を組み立てるために用いられるベースの天然ゴムポリ マーにさらされているとき、容易にクラックが入ってしまう。 天然ゴムの手袋と結びつけて考えられる、潜在的なアレルギー問題を解決する 代替策は、天然ゴムを完全に無くすことであり、そして手袋を潜在的なアレルゲ ンを含んでいない合成エラストマーから組み立てることにある。しかしながら、 これまで知られている合成のエラストマーの手袋は、天然ゴムの手袋とは違った 肌触りを有しており、そしてしばしば着用者に天然ゴムの手袋よりも快適さに欠 けていることを感じさせてしまう。 合成エラストマーから製作された手袋はまた、手に装着することが困難である 。 湿潤及び乾燥時の手袋の装着性は、手袋の内部に粉末を塗ることで容易に解決す ることができる。しかしながら粉末を用いた医療用の手袋は、もし外科医の手袋 から粉末が誤って外傷や切り口に導かれたなら、患者に汚染や炎症を起こす危険 性を増してしまう。粉末を用いた手袋はまた、電気製品の応用には嫌われており 、何故なら粉末が要求の電気製造設備中で潜在的な汚染源となるからである。 発明の要約 本発明は、合成エラストマーから製作された粉末を含まない手袋を提供するも のであり、良好な手袋の装着特性が得られるものであって、タルク、コーン澱粉 、又は炭酸カルシウムのような粉末装着剤の必要がなく、そして手袋の内部表面 に連続したポリマーのラミネート又は塗布層を用意する必要もない。 本発明はまた、粉末を必要としない合成エラストマーの手袋を提供するもので あって、パンクに対する抵抗性、引っ張り強度、500%における応力、破断伸びの ような種々の物理特性を有しており、これらの値ははタンパク質や他の潜在的な アレルゲンをまだ有していない天然ゴムの手袋が示す値に匹敵するものである。 本発明は更に、塩素化による後処理や電子線照射による殺菌の後でも、その物 理特性を維持しある場合には増大し、そして変色が最低であり、そしてそれ自身 や手袋のパッキング材料への粘着性が最低であることを示す、粉末を必要としな い合成エラストマーの手袋を提供するものである。 本発明の一つの局面に従って、ネオプレンコポリマーから作りあげられた粉末 を含まない低刺激性の手袋が提供され、この手袋は少なくとも天然ゴムの手袋に 匹敵する、パンクに対する抵抗性、引っ張り強度、500%における応力、及び破断 伸びのような物理特性を有しているものである。 本発明の更なる局面に従って、ネオプレンコポリマーから作り上げられた粉末 を含まない低刺激性の手袋が提供され、この手袋は塩素化による後処理、及び電 子線殺菌の後でも、パンクに対する抵抗性、引っ張り強度、500%における応力、 及び破断伸び等の特性を保持しているものである。更に加えて、本発明の手袋は 、電子線照射による殺菌後でも、最低の変色をそしてそれ自身及び手袋のパッキ ング材料への粘着性も最低であることを示している。 本発明の他の局面に従って、ネオプレンコポリマーの手袋は、バリアー材料と してのラテックスに関するシンポジウム、4月6、7日1989年、Maryland Univers ityにおける、R.D.Culp及びB.L.Pughによる"Natural Rubber Dipping Technolog ies"、において明らかにされた、このような手袋製造の手法及びその方法を用い て製造することができ、このネオプレンコポリマーの手袋は、塩素化の後処理及 びその後の照射殺菌によっても粉末を全く必要としないことを示している。電子 線殺菌は、その物理特性(耐パンク性、引っ張り強度、500%での応力、破断点の 仲び、変色及び粘着性のような特性)が、同一の適用量で更に一般に用いられて いるガンマ線照射によって殺菌された手袋よりも、優れている手袋を作る。 発明の好ましい態様 ネオプレンコポリマーラテックス 本発明の手袋は好ましくは、ネオプレン(同様にクロロプレン又は2-クロロ-1 ,3-ブタジエンとして知られている)、と2,3-ジクロロ-1,3-ブタジエンのコポリ マーラテックスから形成されろ。好ましくは、ネオプレン/2,3-ジクロロ-1,3-ブ タジエンコポリマーは、約25%〜約55%の間の塩素を含んでいる。更に好ましくは 、コポリマーは約35%〜約45%の塩素を含む。本発明の最も好ましい態様において 、コポリマーは約40%の塩素を含んでいる。ネオプレンと共重合できる他の適当 なモノマーは、硫黄、メタクリル酸、アクリロニトリル、2-シアノ-1,3-ブタジ エン、及び1,1,3-トリフルオロ-1,3-ブタジエンを含む。 発明のコポリマーの弾性係数は、100%伸びで約0.6Mpaより大きくてはいけな い。好ましくは100%の伸びで、約0.4Mpaである。これらの値の詳細な説明は、C. H.GilbertによるduPontの報告、“A Selection Guide For Neoprene Latex”表 II、1985(NL-020.1(R1))に記載されており、ここにこれを参考として引用する 。 発明のネオプレンコポリマーは約35%〜約60重量%の間の範囲の固形分含量を有 している。ネオプレンコポリマーの好ましい固形分含量は、約50%である。 本発明に用いられるネオプレンコポリマーは、遅い結晶化速度、約60%の中程 度のゲル含有量、そして高いウエットゲル強度を有している。ネオプレンコポリ マーラテックスは好ましくはアニオン性である。これらのポリマーに関する追加 の情報は、先に引用したduPontの報告と同様に、duPontの報告“Neoprene Latex es-Their Preparation And Characteristics”,L.L.Harrell,Jr.,1981(ADH 200.I)に含まれており、ここにこれを参考として引用する。 本発明の実施に用いられる、最も好ましいネオプレンコポリマーラテックスは 、ネオプレンと2,3-ジクロロ-1,3-ブタジエンのコポリマーであり、これはコー ド番号750の下にduPontから市販されている。このアニオン性のコポリマーラテ ックスは、40%の塩素含有量を有し、そしてネオプレンコポリマーに対し上に開 示の好ましい特性を有している。このラテックスの明確な解説は、上に引用のGi lbertにより著されたduPontの報告中に見ることができる。 ネオプレンコポリマーラテックスはまた、ニトリルゴム、ポリイソプレン、ス チレンブタジエンゴム、及びブチルゴムのような他のエラストマーと同様に、炭 酸カルシウム、カーボンブラック、及びクレーのような他の無機の充填剤と混合 することができる。これらのネオプレンコポリマーのブレンドは、本発明の工業 的な、外科医用の、そして検査用の手袋の製造に特に適している。 手袋用混合成分 手袋の製造処方に用いられる混合剤を以下に記す。 可塑剤安定化剤は、例えば、オレエート、ステアレート、カゼイネート、又は 他の非-イオン界面活性剤である。適当な乳化剤安定化剤はナトリウムアルキル サルヘート、樹脂/ロジン酸のカリウム塩、又は他の非-イオン及びイオン性界面 活性剤から成る。 本発明に用いられる代表的なアンチオゾナント(antiozonant)は、パラフィン ワックス、ミクロクリスタリンワックス、及びその中間物(パラフィンとミクロ クリスタリンワックス両者のブレンド物)を含む。 PH安定剤隔離剤は、例えば、ナトリウムシリケートである。PH安定剤は水酸化 カリウム、水酸化アンモニウム、及び/又は水酸化ナトリウムである。 適当な加硫活性剤は、酸化マグネシウム、酸化鉛、好ましくは酸化亜鉛のよう な金属酸化物を含有する。本発明における、代表的な架橋剤は硫黄、又は他の有 機過酸化物を含む。加硫促進剤は、メルカプトベンゾチアゾール及び誘導体、ジ チオカーバメート及び誘導体、硫黄の供与体、グアニジンとアルデヒド-アミン 反応生成物から選ばれる。酸化防止剤はヒンダードアリールアミン又は高分子ヒ ンダードフェノールである。 白色及び黄色顔料は所望により処方配合中に存在する。用いられる代表的な白 色顔料は、二酸化チタニウム、又は他の有機顔料である。本発明に有用な代表的 な黄色顔料は、酸化鉄、又は他の有機顔料である。 ゴムレオデラントが所望により本発明に用いられ、そして香油を含むことがで きる。 適当な湿潤剤乳化剤は、オクチルフェノキシポリエトキシエタノールのような 非-イオン性のエトキシレート化アルキルフェノール、又は他の非-イオン性の湿 潤剤が含まれる。消泡剤はナフタレン-タイプ消泡剤、シリコン-タイプ消泡剤、 及び他の非-炭化水素-タイプの消泡剤から選ばれる。 ゴムの軟化剤は所望により、ゴム100部に対し0.00〜20.00部の量で存在する。 本発明中の適当なゴム軟化剤は、エステル、石油炭化水素オイル、アジペート、 フタレート、及びオレエートが含まれる。 望みの特定の最終物品と同様に、特定のネオプレンコポリマーに適合させるた め、当業者らは浸漬処方中の調合品成分を容易に変化させることができる。同様 に上にリストアップした特定の化学薬品又は化合物は、ネオプレンコポリマーラ テックスを調合する際に用いられる、通常の代表的な材料を意味するものであり 、そして特に各調合成分例として単に限定されないことを意味するものであるこ とは、当業者らにとって容易に理解されるであろう。 ネオプレンコポリマー、及び発明に従って調製された調合混合物は、各種のゴ ム製品を製作するため用いることができ、外科医用のそして検査用の手袋、工業 用手袋、指サック、カテーテル、管類、保護被覆、カテーテル用バルーン、コン ドーム、等を挙げることができる。しかしながら、本発明のネオプレンコポリマ ー及びその調合物の主な焦点は、粉末を含まない手袋及び他の物品の製造に用い ることにある。 本発明に従って製作された手袋は次のようにして作られる。手袋の輪郭形状を 有する型を、最初にオーブンで乾燥し、そしてその後メタノール、界面活性剤、 及び炭酸カルシウムから成るアルコール-ベースの凝固剤分散物中に浸漬する。 手袋の型の上に沈積した凝固剤層を空気乾燥する。手袋の型はそれから、表1で 説明のネオプレンコポリマーの調合物中に浸漬され、そしてゴムラテックスフィ ルムが手袋の型の上で凝固される。一方なお型の上で、凝固したネオプレンコポ リマーのラテックスを水で浸出して可溶物を除き、そしてその後界面活性剤、架 橋したコーン澱粉粉末、シリコーン及び水を含む粉末スラリー中に浸漬する。浸 出され、粉末処理された手袋はその後ビード化(beaded)され、硬化される。手袋 は成形の型の上で冷却され、しかる後その型から取り外される。 型から取り外された手袋は、外側及び内側表面の両面上に粉が振り掛けられる 。手袋は手袋の外側表面に炭酸カルシウム粉末の塗布層を、そして手袋の内側の 表面に架橋したコーン澱粉の粉末の塗布層を有する。粉末を有していないネオプ レンコポリマーの手袋は後処理工程の連続によって製造され、この工程は手で裏 返しに手袋をひっくり返すこと、事前洗滌、塩素化、中和、水を用いた数回のす すぎ、セチルピリジニウムクロライドとDow Corning Silicone Antifoam 1920と の混合物のような潤滑剤溶液を用いた潤滑剤処理と、加熱、冷却、手で手袋を裏 返して反対にすること、続いて数回の手袋の乾燥と冷却のサイクルから成るもの である。 皮膚に関し濡れているときの装着性を改良するため、塩素化後に手袋に加えら れる他の適当な潤滑剤は、非イオン性及びイオン性の界面活性剤である。カチオ ン性及び両性の界面活性剤が最も好ましい。これらの界面活性剤はまたシリコー ンのような他の潤滑剤と、又はキトサン、ポリアクリル酸、ポリエチレンオキサ イド、そしてポリビニルアルコールのような他の水溶性のポリマーと混合され望 みの装着性をもたらす。 粉末を含まないネオプレンコポリマーの手袋を冷却した後、右手と左手から成 る対の手袋に分類する。40lb.巻き取り用紙中に対の手袋を梱包し、それから30l b.の表面のウエッブ用紙を表面に置いて包装する。次に50個の個々の包装された 手袋がディスペンサーボックス中に入れられ、4個のディスペンサーボックスが 次にケースに入れられ、そして照射による殺菌のため外部の供給会社に送られる 。 ネオプレンコポリマ一又はその混合物を用いて外科医用の手袋を製作するとき 、発明の手袋は少なくとも約0.004インチの厚みを持っている。好ましくは、手袋の 厚さは約0.006インチ〜約0.008インチの間の範囲である。最も好ましくは、手袋の厚さ は約0.007〜約0.008インチの間である。 発明の手袋は外科医用の手袋としての使用に特に適する物理特性を示している 。特に、老化する以前の本発明の外科医用の手袋は、約2500psi以上の、好まし くは約2800psi以上、そして最も好ましくは、約3000psiより大きい引っ張り強度 を有している。発明の外科用手袋の500%における応力は、約1015psi以下であり 、好ましくは約800psi以下、そして最も好ましくは約500psiよりも小さい。発明 の外科用手袋は約650%以上の破断点の伸びを、好ましくは約750%以上、そして最 も好ましくは約800%よりも大きい破断点の伸びを有している。引つ張り強度、50 0%応力係数、及び破断点の伸びはASTM D412-92に従って測定した。 本発明の外科用手袋はまた、それ自身に、そしてこれらの包装材料に張り付く 傾向がごく僅かであることを示している。この著しい特徴は手袋を容易に手には めることができ、そして比較的容易に包装材料から取り出せるようにしている。 本発明の手袋の粘着性は、ASTM D3354-96のフィルムブロッキング試験を修正し た方法により測定され、更に完全には“試験の手順”の項目に記載されている。 発明の外科用手袋の粘着性は約0.2lb.,以下、好ましくは約0.1lb.以下、そして 最も好ましくは約0.02lb.よりも小さい。 本発明の外科用手袋の変色はまた極めて少なく、変色の程度はASTM D1925及び E313に記載の黄色指標を用いて評価される。電子線殺菌後の本発明の外科用手袋 の黄色指標の変化のパーセントは、ASTM D1925で測定され、約15%以下、そしてE 313による測定で約10%以下、好ましくはASTM D1925で測定して12%以下、そしてE 313で測定して8%以下であり、最も好ましくはASTMD1925で測定して10%以下、そ してE313で測定して6%以下である。発明の外科用手袋の黄色指標のパーセント変 化は、調合に用いた顔料の種類と量、そして試験サンプルがさらされた貯蔵条件 によって変化する。 発明の外科用の手袋のパンクに対する抵抗性は、約2.0lb.より大きく、好ま しくは約2.5lb.以上、そして最も好ましくは約3.0lb.以上である。 ネオプレンコポリマー又は混合品を用いて、殺菌及び殺菌しない検査用のそし て工業用の手袋を製作する場合、本発明の手袋は少なくとも約0.03インチの厚さを 有している。好ましくは、手袋の厚さは約0.004インチ〜約0.007インチの間の範囲であ る。最も好ましくは、手袋の厚さは約0.005〜約0.007インチの間である。発明の検 査用の手袋にとって、引っ張りの強度は約1500psiより大きく、好ましくは約200 0psi以上、そして最も好ましくは約2500psi以上である。発明の検査用手袋の破 断点の伸びは約300%より大きく、好ましくは約500%以上、そして最も好ましくは 約650%以上である。本発明の殺菌及び非殺菌の検査用、そして工業用の手袋の、 パンクに対する抵抗性、500%における応力、粘着性、及び黄色指標のパーセント 変化に関しては、先に記載した本発明の外科用手袋の通りである。 本発明を、以下に示す実施例によって更に説明する。通常の当業者らは、製造 される物品、特定のネオプレンコポリマー又は用いた混合物、選択した特別の調 合成分、そして塩素化後に手袋に添加した潤滑剤に従って、プロセスの時間、及 び温度をどのように変化させて良いか理解するであろうことは容易に判断される 。 実施例 1 無菌の粉末を含まないコポリマーの手袋は、手袋の型を約100〜約200°Fに保 たれたオーブン中で第一の予備加熱を行うことによって作られる。次いで手袋の 型を、凝固剤が型を被覆するに十分な時間、約110°F以下に保持されたアルコー ルベースの凝固剤分散液中に浸漬する。凝固剤分散液は、50〜70重量%のメチル アルコール、25〜40重量%の硝酸カルシウム、及び5〜15重量%の炭酸カルシウム を含有する。0〜約0.2%の非-イオン湿潤剤を必要により用いることができる。手 袋の型の上に沈積した凝固剤の層をその後空気乾燥させる。 さらに、乾燥した凝固剤層を有する手袋の型を、約70〜約85°Fに保持した、 調合されたネオプレンゴムコポリマーラテックス中に浸漬する。用いたネオプレ ンコポリマーは、クロロプレンとコード番号750を有するduPontから得られた、2 、3-ジクロロ-2、3-ブタジエンのコポリマーである。手袋の型を十分な時間ラテ ックスの調合中に望みの厚さに達するまで放置して、ネオプレンコポリマーゴム ラテックスを手袋の型の上に凝固させる。次に手袋の型をラテックスから移し、 そして約100〜150°Fに保たれた水の浸出タンク中で約5〜約8分間浸出して可溶 物を取り除く。 手袋の型を次に、0.02〜0.1重量%の安定剤、10〜20重量%の架橋されたコーン 澱粉粉末、0.5〜1.5重量%のシリコーン、及び水から成る粉末スラリー中に浸漬 する。もし必要なら、少量の湿潤そして殺菌剤もまた加えることができる。その 後手袋はビーダー(beader)を用いてビード化される。手袋はまだ型の上にある間 に、約20〜約30分間、約330°F温度でオーブン中で硬化される。手袋は冷却され 、そして型からはがされる。 型からはがされた手袋は、患者側又は手袋の外側表面上に塗布された炭酸カル シウム粉末、及び使用者側又は手袋の内側表面に塗布された架橋コーン澱粉粉末 を有している。外科医への応用に容認できる挙動を示す、粉末を有していない手 袋を製作するためには、上記のプロセスを用いて製造された粉末手袋を、次の通 り、内側を外に手袋を裏返すこと、塩素化、中和、リンス、潤滑、そして乾燥の 工程から成る後-加工の処理にかけなければならない 上記のプロセスに従って製造された粉末化手袋を、使用者側又は内側表面が手 袋の外側になるように手で裏返してひっくり返す。次に粉末化したネオプレンコ ポリマーの手袋の目方を量り、そして60〜80ポンドの手袋を塩素化機に装填し手袋 を数分間予備洗滌する。それから24時間当たり約800〜約15001bs塩素ガスの 塩素流速で、手袋をタンブリングさせて塩素化をする。手袋は次いで塩基の溶液 を用いて中和される。さらに手袋は二回中和される。二回の中和工程の終わりで 、溶液のpHは約7又はそれ以上になっているはずである。第二の中和溶液を次い で手袋から排水し、そして手袋をリンスし水でタンブリングする。 手袋を洗滌/抽出機に装填する。洗滌/抽出機を次いで水で充たし手袋を数分間 洗滌し、そして二回抜き取った。手袋をドライヤー/潤滑装置で約95〜約115°F に加熱しつつ、数分間タンブリングする。潤滑溶液が水、及び0.5〜1.5重量%の セチルピリジニウムクロライドを含有する、潤滑溶液を加熱タンブリングしてい る間に手袋に噴霧した。もし必要なら、少量のDow Corningから供給されるシリ コーン消泡剤1920を添加することができる。手袋は約95〜約115°Fで約20分間加 熱タンブリングされる。手袋を約10分かけて冷却する。 手袋を手で内側を外に裏返しそして乾燥機に装填した。手袋をそれから約95〜 115°Fで約25〜約45分間、又は手袋が完全に乾燥するまで乾燥する。手袋を追加 して約5分間で冷却した。この冷却時間の終わりで、手袋は包装の用意がなされ る。 完了した手袋は次のように包装される。一対の粉末を含まない手袋を、右と左 手を、手で約4インチ折り返し、袖口の内部表面が外側にさらされるようにする。左 手の手袋を親指を外側にして底のウエッブペーパーの左側に平らに置き、そして 手袋の周りをペーパーで包む。次に、右手の手袋を、親指を外側にして底のウエ ッブペーパーの右側に平らに置き、そして手袋の周りをペーパーで包む。一つの 包んだ手袋をそれから他の上でひっくり返し、長方形の財布の形の小さな包みを 作る。対の手袋を有する底のウエッブペーパーを次に上部のウエッブペーパー中 に包み込み、梱包して全ての側面をヒートシールする。50対の手袋をディスペン サーボックスに詰め込み、そして4ボックスがカートンに梱包される。 仕上がり、梱包された手袋は、殺菌のため業務用のガンマ線照射施設に送られ る。手袋は61.3Kgyの最小照射適用量、そして67.6Kgyの最大照射適用量に曝露さ れる。要求される適用量を蓄積するため必要とされる合計照射露光時間は、約5. 2時間と推定される。 医療用装置を照射するため用いられる手順及び方法は、さらに詳細に “Electron-Beam Systems For Medical Devices Sterilization”,L.Ray Calho un,Thomas Allen,Harry L.Shaffer,George M.Sullivan及びC.Brian Willi ams,Medical Plastics and Biomaterials,July/August 1997,pgs.26-31に記 載されており、ここに参考として引用する。手袋の物理的な特性を、殺菌直後に 、そして室温12.5ヶ月経過後に測定した。殺菌直後、手袋は2888psiの引っ張り 強度、231psiの500%での応力、そして914%の破断の伸びを有しており、ここで試 験したサンプルは0.0066インチの厚さを有していた。試験結果は、セット当たり5ダ ンベル(dumbbell)サンプルの13サンプルのセットについての中央値の平均である 。 試験の手順 日数を経た手袋の、パンクに対する抵抗性、引っ張り強度、500%における応力 、破断点の伸び、粘着性、及び変色の程度を、表2に要約する。引っ張り強度、5 00%応力係数、及び破断点の伸びは、ASTM D412-92に記載の手順に従って測定し 、そして5ダンベルサンプルの中央値である。 手袋の粘着性の程度は、修正したASTM D3354-96フィルムブロッキング試験法 を用いて測定し、試験法に明記の4"×4"の試験ブロックの代わりに修正した試験 法では二つの3"×4"のアルミニウムブロックを用いて測定した。修正した試験法 において、ビードを含む3"×4"のサンプルは、殺菌され粉末を含まないネオプレ ンコポリマーの手袋の袖口の部分から切り取った。得られたサンプルは3つの遮 断された界面を有する4つの層を持っており、界面の二つは手袋の袖口部分と手 のひら部分の手袋の外側が一緒になって粘着することから生じ、そして第三の界 面は手のひら部分の手袋の内側表面が一緒になって粘着することから起こる。手 袋の外側表面の間の界面を引き剥がすために要する力が、手袋の粘着性の代表的 測定値として選ばれる。試験結果は一対の手袋から得られた4個の測定の平均ピ ークロード値で表される。 手袋のパンクに対する抵抗性はオーストラリアのパンク試験OS215に従って測 定した。粉末を含まない手袋の袖口及び手のひら部分の両方のパンクに対する抵 抗性を測定した。試験結果は5種の複製サンプルの平均値で表す。 殺菌した粉末を含まないネオプレンコポリマーの手袋の変色の傾向は、ASTM D1925及びE313を用いて評価した。このテストにおいて、おおよそ3"×3"の測定 用サンプルフィルムを手袋の手のひら部分から切り取り、手袋の外側表面を光線 に曝露し、そして黄色指数を測定した。黄色の指数が高いほど手袋の黄色化又は 変色の程度は大きい。それぞれの実施例の試験結果を、一つのサンプルフィルム から得た。 実施例 2 この実施例において、粉末を含まないネオプレンコポリマーの手袋の製造及び 後加工の方法は、実施例1と同様である。手袋は、異なる市販のガンマ線照射設 備を用いてガンマ線照射して殺菌し、必要蓄積投与量を見積もって、13.2時間の 露光時間で、ガンマ線照射の最低投与量は、68.6Kgy、そして最大投与量は83.0K GYであった。 これらの手袋の物理的な性質はまた、殺菌直後に、そして室温で12ヶ月経過後 に測定した。殺菌直後、0.0067インチの厚さのサンプルを試験して、手袋は2356psi の引っ張り強度、236psiの500%での応力、そして960%の破断伸びを有していた。 パンクに対する抵抗性、引っ張り強度、500%の応力、破断点の伸び、粘着性、及 び経時した手袋の変色の程度を、表2に要約して記載する。 驚くべきことに、実施例2に従って調製され、そして殺菌直後に試験された手 袋は、外科用手袋の引っ張り強度の仕様ASTM D3577-91には合格できなかった。0 .0067インチの厚さを有する実施例2の手袋は、2356psiの引っ張り強度を示すのに反 し、ASTM D3577-91では最低2466psiの引っ張り強度を要求している。さらに、実 施例1及び2のいずれも、ガンマ線照射により殺菌された手袋は、許容範囲以上に 変色し、そしてそれ自身及び包装パッキング材料のいずれにも粘着性を示した。 従って、これに代わる殺菌方法が研究されてきた。以下の実施例3は、ネオプレ ンコポリマーの手袋の製造法、及びその後加工塩素化法、そして電子線照射によ る殺菌法を明らかにしている。 実施例 3 粉末を含まないネオプレンコポリマーの手袋を、実施例1で明らかにした以下 の製造、及び後-加工の工程に従って製造した。包装した手袋を次に、累積の必 要投与量と評価される、29.4Kgyの最低投与量、そして51.3Kgyの最大投与量 の電子線照射殺菌を、0.3時間の曝露時間で行った。この投与速度は、特定の装 填密度を有するこれらのネオプレンコポリマー手袋にたいし、10〜6のSALに合致 することを必要とする投与速度である。 これらの手袋の物理特性は室温で2.5ヶ月間経過した後に測定した。パンクに 対する抵抗性、引っ張り強度、500%の応力、破断点の伸び、粘着性、及び経時し た手袋の変色の程度を、表2に要約する。 相当する方法で調製した手袋の物理特性もまた殺菌直後に測定した。これらの 手袋は3346psiの平均引っ張り強度、385psiの平均の500%での応力、そして883% の平均破断伸びを有し、試験したサンプルは0.072インチの平均厚さを有していた。 上記の平均値はそれぞれ5ダンベルサンプルの6サンプルセットの中央値の平均で ある。6種のサンプルを6種の異なる製造バッチから得た。 実施例1及び2のガンマ線照射ネオプレンコポリマーの手袋と、実施例3の電子 線照射の手袋とその性質の値を比較すると、電子線殺菌はガンマ線照射によって 伴う問題点を解決した手袋を製造することを明らかに示している。 電子線照射ネオプレンコポリマーの手袋は、ガンマ線照射ネオプレンコポリマ ーの手袋と比較して、優れた物理特性を有している。電子線照射の手袋の引っ張 り強度、及び破断伸びの値は、ガンマ線照射の手袋より高く、そして500%におけ る応力係数は低い。 実施例3の電子線照射手袋は容易に、ASTM D3577-91に記載の外科用手袋の基準 を満足する。特記すべき点は電子線照射の手袋ではごく僅かの粘着性と変色が認 められたに過ぎなかったことである。実施例1及び2のガンマ線照射の手袋と比較 して、実施例3の電子線照射手袋は非常に少ない粘着性を示す(因数35;0.73lbs 対0.02lbs)。これらの粘着性の低下のため、電子線殺菌されたネオプレンコポ リマーの手袋は、ガンマ線照射の手袋のようには、容易にそれ自身と接着せず、 そして手袋の包装材料とも接着しない。従って、電子線照射の手袋は容易に装着 し、そして包装材料から取り出すことができるのである。 これに対比して、ガンマ線照射の手袋は非常に粘着性であるので、殆ど手には めることが不可能である。加えるに、ガンマ線照射の手袋はまた、手袋の包装材 料とさらに強く接着してしまうので、取り出すことを困難にしている。最後に、 電子線照射の手袋はガンマ線照射の手袋より黄変が少ない。 先の記載及び実施例から、本発明はネオプレンコポリマーから製作された、独 特な粉末を含まない外科用手袋を提供し、この手袋は望ましい物理特性を保持し 、そして付加的に電子線照射による殺菌後、極めて少ない粘着性と変色を示すこ とは明らかである。 上記の説明及び実施例は単に本発明の好ましい態様に関するものであり、そし て数多くの変更及び修正は、添付の請求の範囲に定義する発明の精神及び範囲か ら逸脱することなく行うことができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 31/00 A61L 31/00 C C08J 5/18 CEQ C08J 5/18 CEQ C08L 11/00 C08L 11/00 // C08L 11:00 11:00 (72)発明者 イエー,ユン−シウン,トニイ アメリカ合衆国 イリノイ,リバティビ ル,アミイ レーン 1313

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ネオプレンコポリマーから製作された粉末を含まない手袋であって、少な くとも約2500psiの引っ張り強度、約1015psi以下の500%における応力、少なくと も約650%の破断点伸び、そして約0.2lbs以下の粘着性を有する手袋。 2. ネオプレンコポリマーが、クロロプレンと2,3-ジクロロ-1,3-ブタジエン のコポリマーである、請求項1に記載の手袋。 3. 手袋が約2lbs以上のパンクに対する抵抗性を有する、請求項2に記載の手 袋。 4. ASTM D1925に従って測定した黄色指標のパーセント変化が約15%以下の、 請求項3に記載の手袋。 5. 少なくとも約2500psiの引っ張り応力を有する、クロロプレンと2,3-ジク ロロブタジエンのネオプレンコポリマーから作り上げられた、粉末を含まない手 袋。 6. ネオプレンコポリマーが重量で約25%〜約55%の間の塩素を含む、請求項5 に記載の手袋。 7. ネオプレンコポリマーが重量で約40%の塩素を含む、請求項6に記載の手袋 。 8. 手袋が、1015psi以下の500%での応力を有する、請求項5に記載の手袋。 9. 手袋が、1015psi以下の500%での応力を有する、請求項6に記載の手袋。 10.手袋が、1015psi以下の500%での応力を有する、請求項7に記載の手袋。 11.手袋が、少なくとも約650%の破断点伸びを有する、請求項8に記載の手袋 。 12.手袋が、少なくとも約650%の破断点伸びを有する、請求項9に記載の手袋 。 13.手袋が、少なくとも約650%の破断点伸びを有する、請求項10に記載の手袋 。 14.少なくとも、約2500psiの引つ張り強度、約1015psi以下の500%での応力、 少なくとも約650%の破断点伸び、そして約0.2lbs以下の粘着性、を有しているネ オプレンコポリマーから製作された粉末を含まない手袋の製造方法であって、 (a) 凝固剤の分散液に型を浸漬して、型の上に凝固剤層を沈積させること、 (b) 沈積した凝固剤層を有する型を、ネオプレンコポリマーラテックス調合物 中に浸漬して、凝固したネオプレンコポリマーから成る第二の層をその上に作成 すること、 (c) 沈積した凝固剤及び凝固したネオプレンコポリマー層を有する型を、水で 浸出すること、 (d) 凝固したネオプレンコポリマーの第二の層を、界面活性剤、粉末、シリコ ーン、及び水から成る粉末含有スラリー中に浸漬すること、 (e) 型の上の層を硬化すること、 (f) 型から手袋を引き剥がすこと、 (g) 手袋の内側表面が手袋の外側になるように、手袋を裏返しにすること、 (h) 手袋を塩素化して粉末を除去すること、 (i) 手袋を水ですすぐこと、 (j) 手袋を潤滑にすること、 (k) 手袋を乾燥すること、 (l) 手袋の内側表面が手袋の外側になるように、手袋を裏返すこと、そして (m) 手袋を乾燥すること、 の工程から成ることを特徴とする方法。 15.最終の乾燥工程の後、手袋を包装し、そして次いで電子線で手袋を照射す る、追加の工程から成る請求項14に記載の方法。 16.手袋を潤滑にするため用いられる潤滑剤が、セチルピリジニウムクロライ ドと水から成る、請求項14に記載の方法。 17.手袋を潤滑にするため用いられる潤滑剤が、非-イオン性界面活性剤、イ オン性界面活性剤、イオン性と非イオン性界面活性剤の組み合わせ、そして界面 活性剤と水溶性ポリマーとの組み合わせから成る群から選ばれる、請求項14に記 載の方法。 18.手袋が、106のSALに応じる最小限度の投与量で照射される、請求項14に記 載の方法。 19.手袋を潤滑にするため用いられる潤滑剤が、セチルピリジニウムクロライ ドと水から成る、請求項18に記載の方法。 20.手袋を潤滑にするため用いられる潤滑剤が、非イオン性界面活性剤、イオ ン性界面活性剤、イオン性と非イオン性界面活性剤の組み合わせ、及び界面活性 剤と水溶性ポリマーの組み合わせから成る群から選ばれる、請求項18に記載の方 法。
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