JP2002348712A - ゴム手袋 - Google Patents

ゴム手袋

Info

Publication number
JP2002348712A
JP2002348712A JP2001155898A JP2001155898A JP2002348712A JP 2002348712 A JP2002348712 A JP 2002348712A JP 2001155898 A JP2001155898 A JP 2001155898A JP 2001155898 A JP2001155898 A JP 2001155898A JP 2002348712 A JP2002348712 A JP 2002348712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
fine particles
glove
latex
natural rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001155898A
Other languages
English (en)
Inventor
Ai Matsuura
亜衣 松浦
Yoshiaki Miyamoto
芳明 宮本
Naoya Ichikawa
直哉 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2001155898A priority Critical patent/JP2002348712A/ja
Publication of JP2002348712A publication Critical patent/JP2002348712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Gloves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な方法で、しかも低いコストでもって、
溶出蛋白質量を低減させた天然ゴム手袋を提供する。 【解決手段】 本発明のゴム手袋は、天然ゴムからなる
手袋体の内表面または両面に、基:−OHを有する微粒
子を含む層を備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ゴムを主体と
する手袋に関し、より詳しくは、天然ゴム中に含まれる
蛋白質が溶出するのを抑制して、当該蛋白質によるアレ
ルギーの発生を低減させてなるゴム手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】天然ゴムからなる手袋は、一般に、伸び
が大きく、フィット感、装脱着時の操作性、装着時の作
業性等に優れていることから、業務用から家庭用、医療
用までの幅広い分野で利用されている。この天然からな
るゴム手袋は、天然ゴムラテックスに各種配合剤を添加
した上で手袋の型の表面に塗布したり、あるいは手袋の
型を前記天然ゴムラテックスに浸漬したりすることによ
って当該型の表面にゴム皮膜を形成した後、当該皮膜を
乾燥、加硫することによって製造されるものである。こ
うして得られる天然ゴム手袋は、天然ゴムラテックス中
に含まれる蛋白質等の非ゴム成分を不純物として含有し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、天然ゴム手袋を
使用すると、数時間後に呼吸困難やアナフィラキシー様
症状を示す、即時型(I型)アレルギーを引き起こすこ
とが報告されており、このような即時型アレルギーは、
天然ゴムに含まれる蛋白質が抗原となって誘発するもの
と推測されている。従って、天然ゴム手袋から溶出する
蛋白質の量を減らすことが極めて重要な問題となってい
る。
【0004】上記課題を解決するため、(a) 手袋の型の
表面に天然ゴムラテックスの皮膜を形成した後、温水等
で洗浄するゲルリーチング法、(b) 前記皮膜を加硫した
後、同様にして洗浄するポストリーチング法、(c) ゴム
手袋の表面に塩素処理を施す方法、(d) 上記(a) 〜(c)
の方法を組み合わせる方法、等によってゴム手袋中の蛋
白質を除去することが試みられている。しかし、これら
の方法では、ゴム皮膜の表面部分の蛋白質が除去される
だけであって、溶出する蛋白質の量を十分に減少させる
ことはできない。また、上記の方法を繰り返し行うこと
によって蛋白質の含有量を大幅に減少させることは可能
であるものの、生産効率が低下して製造コストが高くな
る問題を招く。
【0005】一方、本出願人は先に、蛋白質を吸着する
ような微粒子を添加した天然ゴムラテックスを用いてゴ
ム成膜を形成することで、当該ゴム皮膜から溶出する蛋
白質の量を減少させる方法を提案しており、前記微粒子
として、表面滑性基としての基:−OHを有するものを
挙げている。(特開平11−81014号公報)。しか
しながら、上記公報に開示の発明は、脱蛋白処理が施さ
れた天然ゴムラテックスについての溶出蛋白質量を低減
するものであって、使用する天然ゴムラテックスは、ラ
テックスの段階であらかじめ蛋白質の含有量を大幅に低
減させたものである。これに対し、脱蛋白処理を施して
いない通常の天然ゴムラテックスは蛋白質を多量に含有
するものであることから、かかるラテックスの溶出蛋白
質量を十分に低減させるには、前記微粒子を多量に配合
する必要が生じる。その結果、ゴム手袋の製造コストが
極めて高くなるという問題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、簡易な方法で、し
かも低いコストでもって、溶出蛋白質量を低減させた天
然ゴム手袋を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結
果、ゴム手袋を、天然ゴムの皮膜からなる手袋体と、少
なくともその内表面(手と直接に接触する側の面)また
はその両面に設けられた表面処理層との二層もしくは多
層構造とするとともに、−OH基を有する微粒子を含有
するゴムラテックスを用いて前記表面処理層を形成した
ときは、天然ゴムの皮膜から溶出する蛋白質の量を著し
く低減させることができ、しかもかかる効果を十分に発
揮させるのに必要な前記微粒子の量を低く抑えることが
できるという全く新たな事実を見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0008】すなわち、本発明に係るゴム手袋は、天然
ゴムからなる手袋体の内表面または両面に、基:−OH
を有する微粒子を含む層を備えるものである。上記本発
明によれば、天然ゴムからなる手袋体の少なくとも内表
面に、好ましくは内表面と外表面との双方に、表面活性
基としての−OH基を有する微粒子を含む表面処理層を
形成する、という簡易な処理を経ることによって、当該
表面処理層が設けられている側の表面からの蛋白質の溶
出を高度に抑制したゴム手袋を得ることができる。特
に、天然ゴムからなる手袋体の両面、すなわち当該手袋
体の内表面と外表面との双方に前記表面処理層を形成し
たときは、天然ゴム手袋から溶出する蛋白質の量を著し
く減少させることができる。
【0009】本発明によれば、天然ゴムラテックス中に
含まれる蛋白質が、前記微粒子中の表面活性基である−
OH基に物理的に吸着されて、さらに両者の電気的性質
によって前記微粒子と強固に結合する。従って、ゴム手
袋の手袋体を構成する天然ゴム中に前記微粒子を多量に
配合しなくても、蛋白質の溶出量を十分に抑制すること
ができる。上記本発明のゴム手袋は、溶出蛋白質量が1
00μg/g以下であることを特徴とする。
【0010】本発明において、溶出蛋白質量の値は、水
に浸漬させたゴム皮膜1g当りの溶出量(μg)を示
す。ゴム手袋からの溶出蛋白質量が100μg/g以下
であるときには、一般的に、すなわち蛋白質に対して重
度のアレルギーを示す患者が対象となる場合を除き、当
該蛋白質に起因する即時型アレルギーの発生を十分に抑
制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るゴム手袋につ
いて詳細に説明する。本発明のゴム手袋は、例えば、天
然ゴムラテックスを用いてゴム手袋の本体部分(手袋
体)を成膜した後、こうして得られたゴム皮膜(手袋
体)の表面に、−OH基を有する微粒子を含有するゴム
ラテックスからなる層を形成することによって得ること
ができる。
【0012】具体的には、まず、手袋の型表面に天然ゴ
ムの皮膜を形成し、このゴム皮膜の表面に前記微粒子を
含有するゴムラテックスからなる層を形成した後、こう
して得られた積層体を乾燥、加硫し、かつ反転脱型する
ことによって、完成品である本発明のゴム手袋が得られ
る。かかる手順を経ることによって、手袋の型表面に先
に成膜されたゴム皮膜(手袋体)がゴム手袋の外表面を
構成し、後で成膜された前記微粒子を含有するゴムラテ
ックスからなる層がゴム手袋の内表面を構成することと
なる。
【0013】前記手袋体の両面に前記微粒子を含む層を
形成するには、例えば、手袋体の成膜段階において、−
OH基を有する微粒子を凝固液中に配合しておけばよ
い。かかる凝固液を用いて手袋の型表面に手袋体を成膜
し、この手袋体(ゴム皮膜)の表面に前記微粒子を含有
するゴムラテックスからなる層を形成した後、こうして
得られた積層体を乾燥、加硫し、かつ反転脱型すること
によって、外表面および内表面に前記微粒子を含む層
(表面処理層)を備えたゴム手袋を得ることができる。
【0014】手袋体の両面に前記微粒子を含む層(表面
処理層)を形成する方法として、上記の方法とは別の方
法を採用することも可能である。例えば、前記微粒子を
含む層を内表面に備えてなるゴム手袋を前述と同様の手
順にて作製した後、このゴム手袋の外表面(反転脱型後
の外表面)に前記微粒子を含有するゴムラテックスを用
いて表面処理層を形成することによっても、手袋体の両
面への表面処理層の形成を達成することができる。
【0015】〔−OH基を有する微粒子を含む層〕本発
明のゴム手袋において、−OH基を有する微粒子を含む
層は、天然ゴムラテックスを用いて成膜された手袋体の
表面に形成される、いわゆる表面処理層である。当該−
OH基を有する微粒子を含む層は、前述のように、−O
H基を有する微粒子を含有するゴムラテックスによっ
て、または−OH基を有する微粒子を含有する凝固液に
よって形成される。
【0016】−OH基を有する微粒子を含有するゴムラ
テックスは、天然ゴムからなるゴム皮膜(手袋体)の表
面処理剤として用いられるものである。当該表面処理剤
からなる層の形成は、手袋体を構成する天然ゴムの皮膜
との接着性を良好なものとするために、手袋体の形成
(成膜)後、速やかに形成されることが好ましい。−O
H基を有する微粒子を含有する凝固液は、天然ゴムから
なるゴム皮膜(手袋体)を手袋の型表面に形成させる際
に用いられるものであって、前記微粒子を含有する凝固
液からなる層は、手袋の型と当該型の表面に形成される
ゴム皮膜との間に生じる層である。
【0017】従来、ゴム皮膜の形成に用いる凝固剤にか
かる微粒子を含有するという手段は用いられていなかっ
たが、この方法を採用することにより、手袋の型表面に
ゴム皮膜を形成するのと同時に、前記微粒子を含む層を
ゴム皮膜の表面に形成することができる。 〔−OH基を有する微粒子〕本発明に用いられる−OH
基を有する微粒子は、すなわち表面活性基としての−O
H基を有する微粒子であって、その具体例としては従来
公知の種々のものが挙げられる。中でも、表面処理層用
のゴムラテックスや、ゴム皮膜形成用の凝固液中に分散
され易いものが好ましい。具体的には、シリカゲル、コ
ロイダルシリカ等のシリカ微粒子;シリカマグネシア微
粒子;活性アルミナ等の酸化アルミニウム微粒子;アル
ミノ−シリカゲル微粒子;ゼオライト;クレー(ケイ酸
アルミニウム)等が挙げられる。
【0018】前記微粒子の物性については特に限定され
るものではないが、蛋白質の吸着性をより一層高いもの
とする上で、比表面積が50〜900m2 /g程度のも
のを用いるのが適当である。比表面積が上記範囲を下回
ると、蛋白質の吸着能が低下したり、当該微粒子のゴム
ラテックスまたは凝固液中への分散性が低下したりする
おそれが生じる。なお、比表面積が上記範囲を超えるも
のについては、一般に入手が困難である。かかる微粒子
の比表面積は、上記範囲の中でも特に50〜700m2
/gであるのが好ましく、300〜700m2 /gであ
るのがより好ましい。
【0019】〔−OH基を有する微粒子を含有するゴム
ラテックス〕前述の、−OH基を有する微粒子を含有す
るゴムラテックスに用いられるゴムラテックスとして
は、特に限定されるものではないが、ゴム手袋の手袋体
が天然ゴムからなるものであることから、天然ゴムとの
相溶性、密着性が良好であるものを用いるのが好まし
い。かかるゴムラテックスとしては、例えば天然ゴム
(NR)ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム(NBR)ラテックス等が挙げられる。
【0020】上記天然ゴムラテックスには、新鮮なフィ
ールドラテックスや、市販のアンモニア処理ラテックス
等が挙げられる。溶出蛋白質量のより一層の低減を目的
とするには、あらかじめ脱蛋白処理を施した、いわゆる
脱蛋白天然ゴムラテックスを使用するのが好ましい。こ
の脱蛋白天然ゴムラテックスは、従来公知の方法によっ
て製造したものであればよい。上記NBRラテックスに
ついては特に限定されるものではなく、柔軟性等の、ゴ
ム手袋に要求される特性を損なわない範囲であれば、例
えばニトリル含量等の物性について種々のグレードのも
のを用いることができる。
【0021】前記ゴムラテックスにおける、基:−OH
を有する微粒子の配合量は、特に限定されるものではな
く、使用する微粒子の種類、物性等に応じて適宜設定さ
れるものであるが、一般に、表面処理剤を構成するゴム
ラテックスに対して0〜10重量%であるのが好まし
く、2〜5重量%であるのがより好ましい。前記微粒子
の配合量が上記範囲を下回ると、蛋白質の吸着効果が不
十分となって、溶出蛋白質量を低減させることができな
くなるおそれがある。一方、前記微粒子を上記の範囲を
超えて配合しても、蛋白質の吸着効果への影響は少な
く、逆にゴム手袋の製造コストを上昇させたり、天然ゴ
ム特有のゴム皮膜のソフト感が損なわれたりするといっ
た問題を招くおそれがある。
【0022】なお、前記微粒子の市販品は通常混合物で
あるため、その配合量は、混合物中の有効成分の割合を
考慮して設定する必要がある。例えば、前記微粒子とし
てコロイダルシリカを用いる場合にはSiO2 成分の量
が、活性アルミナを用いる場合にはAl2 3 成分の量
が、シリカマグネシアを用いる場合にはSiO2 ・Mg
O成分の量が、それぞれ上記範囲を満たすように設定す
る必要がある。前述の、−OH基を有する微粒子を含有
するゴムラテックスには、上記の−OH基を有する微粒
子のほかに、例えばゴム手袋の滑性を向上させるための
処理剤を配合することも可能である。
【0023】なお、ゴム手袋の内表面に滑性を付与する
などの目的で、当該内表面に上記処理剤を含むゴムラテ
ックスからなる層を形成することは、従来広く行われて
いることである。従って、本発明の、−OH基を有する
微粒子を含有するゴムラテックスからなる層の形成は、
滑性付与層を形成する操作等の、従来広く行われている
操作と併せて実施することができる。これにより、製造
上、新たな工程を増やすことなく、例えばゴム手袋の内
表面への滑性の付与とともに、本発明の目的であるゴム
手袋表面からの溶出蛋白質量の軽減を同時に達成するこ
とができる。
【0024】ゴム手袋の滑性を向上させるための処理剤
としては、例えば特開2000−290434号公報に
示すような、平均粒径が3〜18μmである架橋ポリマ
ー粒子等の、いわゆる有機充填剤が挙げられる。前記架
橋ポリマーとしては、例えば、ポリメタクリル酸メチル
(PMMA)等の架橋(メタ)アクリル粒子;セルロー
スビーズ;ポリエチレン粒子等が挙げられる。この架橋
ポリマー粒子の平均粒径は、3〜18μm、好ましくは
3〜10μm、より好ましくは3〜6μmの範囲で設定
される。架橋ポリマー粒子の平均粒径が上記範囲を超え
ると、ゴム手袋の表面に当該粒子に起因するざらつき感
を生じさせてしまい、装脱着時における不快感の原因と
なるおそれがある。逆に、平均粒径が上記範囲を下回る
と、ゴム手袋の表面に滑性を付与する効果が不十分にな
る。上記架橋ポリマー粒子の配合量は、−OH基を有す
る微粒子を含有するゴムラテックス(すなわち、表面処
理剤)の全量に対して2重量%以上、好ましくは2〜2
0重量%の割合で設定される。架橋ポリマー粒子の配合
量が上記範囲を下回るとゴム手袋の表面に活性を付与す
る効果が不十分になる。逆に、配合量が上記範囲を超え
て極端に多くなると、ゴム手袋の手袋体の表面に形成す
る層が成膜不良となるおそれがある。
【0025】〔−OH基を有する微粒子を含有する凝固
液〕前述の、−OH基を有する微粒子を含有する凝固液
としては、特に限定されるものではないが、ゴム手袋の
手袋体が天然ゴムからなるものであることから、天然ゴ
ムについての成膜性が良好なものであるのが好ましい。
かかる凝固液としては、例えば硝酸カルシウム水溶液、
塩化カルシウム水溶液等が挙げられる。前記凝固液にお
ける、基:−OHを有する微粒子の配合量は、特に限定
されるものではなく、使用する微粒子の種類、物性等に
応じて適宜設定されるものであるが、一般に、凝固液の
総量に対して0〜10重量%であるのが好ましく、2〜
5重量%であるのがより好ましい。前記微粒子の配合量
が上記範囲を下回ると、蛋白質の吸着効果が不十分とな
って、溶出蛋白質量を低減させることができなくなるお
それがある。一方、前記微粒子を上記の範囲を超えて配
合しても、蛋白質の吸着効果への影響は少なく、逆にゴ
ム皮膜の成膜性を低下させたり、ゴム手袋の製造コスト
を上昇させたり、天然ゴム特有のゴム皮膜のソフト感が
損なわれたりするといった問題を招くおそれがある。
【0026】〔手袋体〕本発明のゴム手袋における手袋
体としては、天然ゴムを原料とする従来公知の種々の手
袋が挙げられるが、本発明においては、前述の−OH基
を有する微粒子を含有するゴムラテックスからなる層を
浸漬法によって形成することから、手袋体についても、
天然ゴムラテックスを用いた浸漬法によって形成するの
が好ましい。
【0027】なお、天然ゴムからなる手袋が有する溶出
蛋白質の問題については、前述の−OH基を有する微粒
子を含有するゴムラテックスからなる層を形成すること
によって大幅に低減することができるものの、溶出蛋白
質量をより一層低減させることが求められる場合には、
手袋体を脱蛋白天然ゴムラテックスによって形成すれば
よい。手袋体の形成に用いられる天然ゴムラテックスや
脱蛋白天然ゴムラテックスには、前述のものと同様のも
のが挙げられる。
【0028】(手袋体用天然ゴムラテックスへの添加
剤)加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤(滑性化剤)、
老化防止剤、充填剤、分散剤等の、従来公知の種々の添
加剤が挙げられる。加硫剤としては、例えば硫黄や有機
含硫黄化合物等が挙げられる。その配合量は、天然ゴム
ラテックス中のゴム固形分100重量部に対して0.5
〜1.5重量部程度であるのが好ましい。
【0029】加硫促進剤としては、例えばN−エチル−
N−フェニルジチオカルバミン酸亜鉛(PX)、ジメチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛(PZ)、ジエチルジチオカ
ルバミン酸亜鉛(EZ)、ジブチルジチオカルバミン酸
亜鉛(BZ)、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛
塩(MZ)、テトラメチルチウラムジスルフィド(T
T)等が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を
混合して用いることができる。その配合量は、天然ゴム
ラテックス中のゴム固形分100重量部に対して0.5
〜2.0重量部程度であるのが好ましい。
【0030】加硫促進助剤としては、例えば亜鉛華等が
挙げられる。その配合量は、天然ゴムラテックス中のゴ
ム固形分100重量部に対して0.5〜3.0重量部程
度であるのが好ましい。老化防止剤としては、一般に、
非汚染性のフェノール類が好適に用いられるが、アミン
類を使用してもよい。その配合量は、天然ゴムラテック
ス中のゴム固形分100重量部に対して1〜2重量部程
度であるのが好ましい。
【0031】充填剤としては、例えばカオリンクレー、
ハードクレー、炭酸カルシウム等が挙げられる。その配
合量は、天然ゴムラテックス中のゴム固形分100重量
部に対して20重量部以下であるのが好ましい。分散剤
は、主として上記各添加剤のラテックス中への分散を良
好にするためのものである。かかる分散剤としては、例
えば従来公知の、種々のアニオン界面活性剤が挙げられ
る。その配合量は、分散対象となる成分に対して2〜5
重量%程度であるのが好ましい。
【0032】〔ゴム手袋の製造方法〕本発明のゴム手袋
は、例えば、(I) 天然ゴムラテックスを用いてゴム手袋
の本体部分(手袋体)を成膜した後、この手袋体を、−
OH基を有する微粒子を含有するゴムラテックスに浸漬
することによって、当該手袋体の表面に前記微粒子を有
するゴムラテックスからなる層を形成する、または、(I
I)−OH基を有する微粒子を含有する凝固液に手袋の型
を浸漬し、さらにこの方を天然ゴムラテックスに浸漬す
ることによって、ゴム手袋の本体部分(手袋体)を成膜
した後、この手袋体を、−OH基を有する微粒子を含有
するゴムラテックスに浸漬することによって、当該手袋
体の表面に前記微粒子を有するゴムラテックスからなる
層を形成するという手順を経て製造される。
【0033】本発明のゴム手袋を製造するのに際し、手
袋体の成膜後には、当該手袋体を構成する天然ゴム皮膜
から蛋白質を溶出させる処理を施しておくのが好まし
い。蛋白質の溶出処理方法としては、例えばゲルリーチ
ング法等が挙げられる。手袋体の成膜後に蛋白質を除去
する方法を採用することもできるが、塩素による処理で
はゴム皮膜の品質を劣化させるおそれがある。従って、
未加硫状態のゴム皮膜を温等水に浸漬することによって
蛋白質を溶出させる、いわゆるゲルリーチング法を採用
するのが好ましい。
【0034】なお、本発明において、手袋体の加硫は、
後述するように、−OH基を有する微粒子を含有するゴ
ムラテックスからなる層の形成後に行われるものである
が、前述の手袋体からの蛋白質の溶出処理は、いわゆる
ポストリーチング法によって、かかる加硫後に行っても
よい。上記ゲルリーチング法による蛋白質の溶出処理
は、従来と同様にして行えばよい。具体的には、室温か
ら80℃程度の(温)水浴中に、未加硫のゴム皮膜を有
する手袋の型を30秒〜5分間程度浸漬させればよい。
ポストリーチング法による場合は、ゴム皮膜を加硫した
上で(温)水浴中に浸漬させるほかは、ゲルリーチング
法と同様の手順で行えばよい。
【0035】〔溶出蛋白質量〕本発明のゴム手袋は、前
述のように、−OH基を有する微粒子を含有するゴムラ
テックスからなる層を備える側からの溶出蛋白質量が1
00μg/g以下であることを特徴とする。ここで、溶
出蛋白質量は、水に浸漬させたゴム皮膜1g当りの溶出
量(μg)を示すものであって、具体的にはASTM
D 5712−95「Standard Test Method for Analy
sis of Protein in Natural Rubber and Its Products
」に規定の方法に従って測定したものである。
【0036】ゴム手袋からの溶出蛋白質量は、100μ
g/g以下であるのが好ましい。ゴム手袋からの溶出蛋
白質量が上記範囲を満足するときには、蛋白質に対して
重度のアレルギーを示す患者が対象となる場合を除き、
当該蛋白質に起因する即時型アレルギーの発生を十分に
抑制することができる。
【0037】
〔ゴム手袋の製造〕
実施例1〜3 (i) 前加硫ラテックスの調製 天然ゴムのハイアンモニアラテックス(ゴム固形分60
重量%、アンモニア含有量0.7重量%、ケルダール法
による窒素含有率0.3%)のゴム固形分100重量部
に対して、硫黄1重量部、亜鉛華1重量部およびジブチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛(加硫促進剤BZ)1重量部
を添加し、24〜48時間静置することによって、前加
硫を行った。
【0038】(ii)表面処理剤の調製 上記(i) で得られた前加硫ラテックスに蒸留水を添加し
て、ゴム固形分量が0.4重量%となるように調整した
後、表面に−OH基を有する微粒子としての10%シリ
カマグネシア〔水澤化学(株)製の商品名「ミズカライ
フ」,比表面積700m2 /g〕と、有機充填剤として
のポリメタクリル酸メチル(PMMA)微粒子〔日本純
薬(株)製の商品名「ジュリマーMB−S」,平均粒径
4μm〕とを、それぞれ表1に示す割合で添加して表面
処理剤とした。
【0039】なお、表1に示す前記微粒子の配合量は、
当該微粒子中の有効成分の量を示すものであって、具体
的には、シリカマグネシア微粒子中のSiO2 ・MgO
分の量を示すものである。 (iii) 手袋体の形成および−OH基を有する微粒子を含
む層の形成 手袋の型を凝固液(25%硝酸カルシウム水溶液)に浸
漬して50℃程度に加温した後、当該型を上記(i) で得
られた前加硫ラテックスに浸漬し、型をラテックスから
引き上げた後、型表面に形成されたゴム皮膜(手袋体)
を室温で乾燥させた。乾燥後、型表面に形成されたゴム
皮膜を70℃のお湯に3分間浸漬して、ゲルリーチング
を行った。
【0040】次いで、表面にゴム皮膜を有する手袋の型
を上記(ii)で得られた表面処理剤に浸漬して、当該ゴム
皮膜の表面に、有機充填剤と−OH基を有する微粒子と
を含む層(表面層)を形成した。さらに、100℃のオ
ーブン中で30分間静置して、手袋体である前記ゴム皮
膜と、表面層である有機充填剤と前記微粒子とを含む層
との双方を加硫した。加硫後、ゴム手袋を反転脱型し
て、天然ゴム(NR)からなる手袋体の表面に、有機充
填剤と−OH基を有する微粒子とを含む表面処理層(N
Rベース)を設けてなるゴム手袋を得た。
【0041】実施例4および5 (i) 前加硫ラテックスの調製 実施例1〜3と同様にして、天然ゴムラテックスを原料
とする前加硫ラテックスを調製した。 (ii)表面処理剤の調製 天然ゴムのハイアンモニアラテックスに代えて、アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)のラテックスを
使用し、当該NBRラテックスのゴム固形分が0.4重
量%となるように調製した後、表面に−OH基を有する
微粒子〔前出のシリカマグネシア微粒子,商品名「ミズ
カライフ」〕と、有機充填剤〔前出のPMMA微粒子,
商品名「ジュリマーMB−S」〕とを、それぞれ表1に
示す割合で添加することにより、表面処理剤を得た。
【0042】(iii) 手袋体の形成および−OH基を有す
る微粒子を含む層の形成 手袋の型を凝固液(25%硝酸カルシウム水溶液)に浸
漬して50℃程度に加温した後、当該型を上記(i) で得
られた前加硫ラテックスに浸漬し、型をラテックスから
引き上げた後、型表面に形成されたゴム皮膜(手袋体)
を室温で乾燥させた。乾燥後、型表面に形成されたゴム
皮膜を70℃のお湯に3分間浸漬して、ゲルリーチング
を行った。
【0043】次いで、表面にゴム皮膜を有する手袋の型
を上記(ii)で得られた表面処理剤(NBRラテックスを
ベースとする表面処理剤)に浸漬して、当該ゴム皮膜の
表面に、有機充填剤と−OH基を有する微粒子とを含む
層(表面層)を形成した。さらに、100℃のオーブン
中で30分間静置して、手袋体である前記ゴム皮膜と、
表面層である有機充填剤と前記微粒子とを含む層との双
方を加硫した。加硫後、ゴム手袋を反転脱型して、天然
ゴム(NR)からなる手袋体の表面に、有機充填剤と−
OH基を有する微粒子とを含む表面処理層(NBRベー
ス)を設けてなるゴム手袋を得た。
【0044】比較例1 表面処理剤として、表面に−OH基を有する微粒子を全
く配合しないものを用いたほかは、実施例1〜3と同様
にして、ゴム手袋の製造を行った。得られたゴム手袋
は、手袋体がNRからなり、表面処理層がNRベースに
よるものである。 比較例2 表面処理剤として、表面に−OH基を有する微粒子を全
く配合しないものを用いたほかは、実施例4および5と
同様にして、ゴム手袋の製造を行った。得られたゴム手
袋は、手袋体がNRからなり、表面処理層がNBRベー
スによるものである。
【0045】実施例6および7 (0) 凝固液の調製 天然ゴムラテックスからゴム皮膜を形成するための凝固
液として25%硝酸カルシウム水溶液を使用し、この凝
固液に、表面に−OH基を有する微粒子〔前出のシリカ
マグネシア微粒子,商品名「ミズカライフ」〕を配合し
た。前記微粒子の配合量は、表1に示すように、実施例
6が2重量%、実施例7が3重量%であった。
【0046】(i) 前加硫ラテックスの調製 実施例1〜3と同様にして、天然ゴムラテックスを原料
とする前加硫ラテックスを調製した。 (ii)表面処理剤の調製 実施例2と同様にして、前加硫ラテックス(天然ゴムラ
テックス)を原料とする表面処理剤を調製した。
【0047】(iii) 手袋体の形成および−OH基を有す
る微粒子を含む層の形成 手袋の型を、上記(0) で得られた凝固液(−OH基を有
する微粒子を含有する25%硝酸カルシウム水溶液)に
浸漬して50℃程度に加温した後、当該型を上記(i) で
得られた前加硫ラテックスに浸漬し、型をラテックスか
ら引き上げた後、型表面に形成されたゴム皮膜(手袋
体)を室温で乾燥させた。乾燥後、型表面に形成された
ゴム皮膜を70℃のお湯に3分間浸漬して、ゲルリーチ
ングを行った。
【0048】次いで、表面にゴム皮膜を有する手袋の型
を上記(ii)で得られた表面処理剤に浸漬して、当該ゴム
皮膜の表面に、有機充填剤と−OH基を有する微粒子と
を含む層(表面層)を形成した。さらに、100℃のオ
ーブン中で30分間静置して、加硫を行った。加硫後、
ゴム手袋を反転脱型して、天然ゴム(NR)からなる手
袋体の内表面に、有機充填剤と−OH基を有する微粒子
とを含む表面処理層(NRベース)が設けられ、かつ、
前記手袋体の外表面に、−OH基を有する微粒子を含む
表面処理層(NRベース)が設けられてなるゴム手袋を
得た。
【0049】〔ゴム手袋の物性の評価〕上記実施例1〜
7および比較例1,2で得られたゴム手袋について、溶
出蛋白質量(μg/g)と、当該内表面の摩擦係数とを
測定し、ゴム手袋の物性を評価した。 (溶出蛋白質量の測定)ASTM D 5712−95
(前出)に規定の方法に従って、ゴム手袋を水に浸漬し
た状態での溶出蛋白質量を測定し、ゴム皮膜1g当りの
溶出量(μg)で表した。
【0050】(摩擦係数の測定)摩擦試験機〔新東科学
(株)製の「トライボギア」、HEIDON−10型〕
を用いて、ゴム手袋の内表面についての静摩擦係数を測
定した。測定に際して、摩擦の対象物には普通紙を使用
し、荷重50gの条件にて測定を行った。以上の結果を
表1に示す
【0051】
【表1】
【0052】表1中、「表面処理剤」とは、−OH基を
有する微粒子を含有するゴムラテックスを示す。また、
「−OH基を有する微粒子」とはシリカマグネシア微粒
子(前出の商品名「ミズカライフ」)を、「有機充填
剤」とはPMMA微粒子(前出の商品名「ジュリマーM
B−S」)を、それぞれ示す。「−OH基を有する微粒
子」と「有機充填剤」の配合量は、表面処理剤または凝
固液のベースとなるゴムラテックスにおける配合割合を
示す。表面処理剤を構成するゴムラテックスのゴム固形
分濃度は、NRおよびNBRのいずれも0.4重量%で
ある。また、有機充填剤の粒径は4μmである。
【0053】表1より明らかなように、その内表面に、
表面活性基としての−OH基を有する微粒子を含有する
ゴムラテックスからなる層が形成されてなる実施例1〜
7のゴム手袋では、いずれも、当該層を形成していない
比較例1および2のゴム手袋に比べて、溶出蛋白質量を
大幅に低下させることができた。また、その内表面と外
表面との両方に、表面活性基としての−OH基を有する
微粒子を含む層が形成されてなる実施例6および7のゴ
ム手袋では、溶出蛋白質の量をより一層低減させること
ができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 直哉 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3B011 AA07 AB06 AB09 AC09 AC15 AC17 3B033 AB10 AB12 AB20 AC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然ゴムからなる手袋体の内表面または両
    面に、基:−OHを有する微粒子を含む層を備えるゴム
    手袋。
  2. 【請求項2】溶出蛋白質量が100μg/g以下である
    請求項1記載のゴム手袋。
JP2001155898A 2001-05-24 2001-05-24 ゴム手袋 Pending JP2002348712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001155898A JP2002348712A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 ゴム手袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001155898A JP2002348712A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 ゴム手袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002348712A true JP2002348712A (ja) 2002-12-04

Family

ID=19000001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001155898A Pending JP2002348712A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 ゴム手袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002348712A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153753A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Dainippon Printing Co Ltd 皮膚用保護膜の形成方法及び皮膚用保護膜
CN103535937A (zh) * 2013-11-11 2014-01-29 镇江苏惠乳胶制品有限公司 防滑橡胶手套
JP5945036B1 (ja) * 2015-05-29 2016-07-05 株式会社東和コーポレーション 手袋及びその製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1181014A (ja) * 1997-06-18 1999-03-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム手袋
JPH11509873A (ja) * 1994-12-22 1999-08-31 キャボット コーポレイション ラテックス組成物及びこれより形成されたフィルム
WO1999043739A1 (en) * 1998-02-27 1999-09-02 Allegiance Healthcare Corporation Gloves constructed from neoprene copolymers and method of making same
JP2000063567A (ja) * 1998-08-20 2000-02-29 Sumitomo Rubber Ind Ltd 天然ゴムラテックスおよびそれを用いたゴム製品
JP2000198801A (ja) * 1999-01-05 2000-07-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd 脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法
JP2000198864A (ja) * 1999-01-06 2000-07-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd 表面改質ゴム製品とその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11509873A (ja) * 1994-12-22 1999-08-31 キャボット コーポレイション ラテックス組成物及びこれより形成されたフィルム
JPH1181014A (ja) * 1997-06-18 1999-03-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム手袋
WO1999043739A1 (en) * 1998-02-27 1999-09-02 Allegiance Healthcare Corporation Gloves constructed from neoprene copolymers and method of making same
JP2000063567A (ja) * 1998-08-20 2000-02-29 Sumitomo Rubber Ind Ltd 天然ゴムラテックスおよびそれを用いたゴム製品
JP2000198801A (ja) * 1999-01-05 2000-07-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd 脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法
JP2000198864A (ja) * 1999-01-06 2000-07-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd 表面改質ゴム製品とその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153753A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Dainippon Printing Co Ltd 皮膚用保護膜の形成方法及び皮膚用保護膜
CN103535937A (zh) * 2013-11-11 2014-01-29 镇江苏惠乳胶制品有限公司 防滑橡胶手套
JP5945036B1 (ja) * 2015-05-29 2016-07-05 株式会社東和コーポレーション 手袋及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2121200B1 (en) Glove coating and manufacturing process
WO2002050177A9 (en) Elastomeric articles made from a synthetic polymer
RU2008106479A (ru) Эластомерные пленки и перчатки
CN1170421A (zh) 胶乳组合物和由其制备的膜制品
JP4090264B2 (ja) インナーライナー用ゴム組成物及びタイヤ
JP2005529641A (ja) 二重装着可能な手袋
JPH0569368A (ja) 真空吸着パツド及びその製造方法
JP3146413B2 (ja) 接着性に優れたゴム製手袋の製造方法
CN106009115B (zh) 高硬度橡胶及其制备方法和应用
JP2002348712A (ja) ゴム手袋
JP2003501567A (ja) 微小コロイドシリカ表面処理剤付きのエラストマー物品及びその製造方法
JP6021198B2 (ja) ゴム手袋の製造方法
JP2005528534A (ja) 改善された着用特性を持つ手袋
US10596790B1 (en) Multilayered elastomeric articles and methods thereof
JP2014031404A (ja) ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP4021997B2 (ja) 天然ゴムラテックスおよびそれを用いたゴム製品
JP2001124892A (ja) 放射線遮蔽用手袋およびその製造方法
CN114672082A (zh) 一种羧基丁腈乳液及其制备方法和应用
JP4350831B2 (ja) 手袋
JP4112681B2 (ja) ゴム手袋
CN101040733A (zh) 缓解瘙痒和炎症的手套及其制造方法
JP2001123306A (ja) Nbr製手袋およびその製造方法
JP2005120549A (ja) ゴム手袋の製造方法
JP2000290434A (ja) ゴム製品用表面処理剤およびそれを用いたゴム手袋
JP4148602B2 (ja) アクリル樹脂手袋用の内面処理剤およびそれを用いた手袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101104