JP2002501171A - イムノアッセイ用蛍光計 - Google Patents

イムノアッセイ用蛍光計

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JP2002501171A
JP2002501171A JP2000527819A JP2000527819A JP2002501171A JP 2002501171 A JP2002501171 A JP 2002501171A JP 2000527819 A JP2000527819 A JP 2000527819A JP 2000527819 A JP2000527819 A JP 2000527819A JP 2002501171 A JP2002501171 A JP 2002501171A
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JP2000527819A
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ケネス・エフ・ブーチラー
ジョゼフ・エム・アンダーバーグ
ポール・エイチ・マックファーソン
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バイオサイト・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド
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    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/645Specially adapted constructive features of fluorimeters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • Y10T436/112499Automated chemical analysis with sample on test slide
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • Y10T436/115831Condition or time responsive

Abstract

(57)【要約】 サンプルの蛍光を感知するための蛍光計には試験されるべきサンプルを励起する光学エネルギー源および励起サンプルからの放射エネルギーを検出するための光学エネルギー検出器が用いられる。サンプルの複数の領域が試験されるようにサンプルを光学成分との関係で位置決めするために駆動用電子装置が使用される。試験の運転を試験指令にしたがって制御し、試験結果を評価するためにサンプルから検出される放射エネルギーを処理するためにプロセッサーが使用される。ROMチップソケットが複数のROMチップを受け入れ、各ROMチップは実施されるべき一つまたは一つ以上の試験タイプのために試験データセットを貯蔵している。異なる複数の試験を実施するために、ROMチップは蛍光計が配列および再配列されるように交換することができる。コミュニケーションインターフェイスが蛍光計と外部施設の間で試験情報を共有することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本出願は、そのいずれもが本願と同時に提出され、そのいずれもが本発明の一
部として本発明に組み込まれる、同時係属米国特許出願第09/003066
、事件整理番号第230/004号、表題「アッセイ装置用メディアキャリア」
および番号が譲渡されることになっている、事件整理番号第230/006号、
表題「アッセイおよびイムノアッセイの状況をモニターする方法」に関係する。
(技術分野) 本発明は、一般的には蛍光計に関し、より詳しくは自動蛍光測定を行うための
システムおよび方法に関する。
【0002】 (背景技術) 蛍光読み取りに使用する従来の医用装置は大きくて専用の機械である。典型的
な蛍光計は、ひとつの場所から別の場所へ容易に移動することができないベンチ
トップ装置である。加えて、従来の蛍光計は、使用者が容易にプログラムを組む
ことができず、あるいは複数の異なる試験を実施するために使用者が容易に配列
することができないものである。その代わりに従来の蛍光計は既定の試験プロト
コルを実施するように工場でプログラムが組み込まれている。
【0003】 従来の蛍光計を用いて試験を行うためには、実験室技術者はサンプルを入手す
る。サンプルは血液、血清、血漿、尿、便抽出物等の生体液であってもよいし、
または水、土壌抽出物、化学薬品等の環境サンプルであってもよいし、または食
品の抽出物であってもよい。血液サンプルの場合は血液は、先ず血漿または血清
に分離され、それがサンプルとなり、遠心分離機を用いて細胞画分に分離される
。一般には、次いでサンプルは蛍光計に差し込む小さい試験管中へ収納される。
従来の蛍光計は数個のサンプルを入れることができるので、技術者はサンプルの
内容と位置を書き込んで入れる。 サンプルの入った1個または複数個の試験管を蛍光計に納めたら試験が開始さ
れる。最近の蛍光計はサンプルおよび試薬を吸い上げるために、また1個または
複数の光学センサーをサンプルの近くに置いて必要な読み取りを行うことができ
るようにロボットを使用する。読み取られた示度はその試験管位置の表示と一緒
に記録される。位置表示はサンプルを確認するために使用される。
【0004】 (発明の開示) 本発明は、自動蛍光測定を行うためのシステムおよび方法を提供する。本発明
では、サンプル中の非分析体(analytes)を測定するための改良された運転特性
を提供する機能性を含む蛍光計が提供される。このシステムおよび方法は熟練し
た実験室技術者または実験室技術者程には熟練していない人が非分析体を速やか
に且つ簡単に測定するための実験室的または非-実験室的道具として特に重要で ある。本発明のひとつのまたは複数の態様では、蛍光計には光学ブロック、除去
可能な貯蔵媒体、内部プロセッサー、コミュニケーションインターフェイス(com
munications interface)、および内部データ記憶装置を含んでもよい。 一般に、本発明のシステムおよび方法は蛍光計および試験またはアッセイ装置
を含んでなる。アッセイ装置は、サンプル中の非分析体の濃度または存在を試験
するために蛍光計と組み合わせて用いられる。非分析体の例としては化学薬品類
、蛋白質類、ペプチド類、バクテリア類、ウィルス類、核酸類、細胞オルガネル
類、細胞類、レセプター類等が含まれる。アッセイ装置には、例えば試薬によっ
て処理されたサンプルの蛍光に変化をもたらす反応のような、免疫反応または化
学反応を行うに必要な試薬を含んでもよい。試薬には化学薬品類、抗体類、ペプ
チド類、非分析体類、非分析体類似物が含まれてもよく、これらの試薬は、蛍光
標識または固相と結合していてもよいし、結合していなくてもよい。
【0005】 ひとつの態様では、消去可能な貯蔵媒体はROMチップまたは他の記憶装置を
使用するようになっており、これらは作動指示および較正曲線およびコントロー
ルおよび較正データを提供するために蛍光計に接続することができる。好ましく
は、、特定のデータセットを含む複数の記憶装置を容易に交換することができる
ように、挿入や取り外しの容易なキャリアー上に搭載される。この場合、蛍光計
は、種々の試験や較正を行うために簡単にプログラムすることができそしてプロ
グラムをしなおすことができる。
【0006】 加えて、消去可能な貯蔵媒体はディスクおよびディスクドライブのような消去
可能な媒体を用いることができる。ディスクは1種または複数種の試験を行なう
ことができるように試験データセットを含むことができる。試験データセットは
試験指示、試験のための較正曲線、および装置のための他の情報および較正およ
びコントロール情報を含むことができる。
【0007】 コミュニケーションインターフェイスは蛍光計と1個または複数の他の装置の
間の連絡を可能にするために使用することができる。コミュニケーションインタ
ーフェイスは、直接またはネットワークコミュニケーションを行うための有線ま
たは無線のインターフェイスを備えていてもよい。コミュニケーションインター
フェイスは、例えば試験の識別(identification)、試験の指示および較正曲線、
および他のプログラム情報や較正およびコントロール情報等を含む試験データセ
ットをダウンロードするために用いることができる。コミュニケーションインタ
ーフェイスは、また、蛍光計がプロセッシング応答性を他の装置例えばコンピュ
ーターまたは他のプロセッサーと共有することができるようにするために使用す
ることができる。このようなインターフェイス(有線または無線)は、例えば、
RS-232、直接連結するために赤外またはモデムインターフェイス、または 1個または複数のプロセッサーにネットワークコミュニケションするためのネッ
トワークインターフェイスを使用することを可能にする。
【0008】 ひとつの運転シナリオでは、コミュニケーションインターフェイスは、医者ま
たは他の健康ケア施設の健康ケア専門家が、特定の患者に試験を行うための試験
指示を蛍光計に伝達することができるように使用される。インターフェイスは試
験結果を健康ケア施設へ送り、健康ケア専門家に結果を知らせるためにも使用す
ることができる。実施された試験の結果および試験の目録は、患者の診断、記録
保持、請求書作製および他の目的のために種々の所へ送付することができる。
【0009】 他の運転シナリオでは、患者は自宅で試験を行うことができ、試験結果および
指示はコミュニケーションインターフェイスを経由して健康ケア施設とやり取り
することができる。この態様では、何回もモニタリングを要する患者は、例えば
治療薬を毎日飲む必要があるような場合、試験が必要な都度健康ケア施設へ行く
ことなく必要な試験を受けることができる。
【0010】 また、他の運転シナリオでは、土壌の技術者は水中や土壌の汚染を測定し、そ
の結果を携帯電話または他の伝達手段を用いて事務所へ伝達し、汚染除去過程の
経緯を役人に知らせることができる。
【0011】 内部データ記憶装置は、プログラム指示(試験指示を含む)、較正曲線、コン
トロールおよび較正データ、および蛍光計の操作で用いられる他のデータを貯蔵
するために使用することができる。内部データ記憶装置は、また、演算数貯蔵の
ための登録場所を提供することができる。内部データ記憶装置は、例えば、RA
MまたはDRAM技術を、または他の記憶技術を使用することを可能にすること
ができる。ディスクまたは他の貯蔵場所は、貯蔵費用やアクセス待ち時間トレー
ドオフ(latency tradeoffs)にもよるが、内部データ記憶装置を補充するために
用いることができる。キャッシュ(cache)技術も性能を最適化するために使用す
ることができる。
【0012】 内部または消去可能のいずれかのデータ記憶装置は、1個または複数のサンプ
ルに付いて行われたまたは行われることになっている試験に関して、試験情報を
貯蔵するために用いることができる。試験情報には、例えば患者および他の患者
の情報の識別、サンプルの確認、サンプルについて行われた試験の確認、データ
と試験が行われた時間、試験条件、試験結果、例えばロット番号および失効デー
タのような特定の試薬情報、および他の適当な情報のような情報が含まれる。試
験情報は、例えば患者の識別または他の検索指定(indexing designation)を用い
て検索することのできる記録媒体に貯蔵することができる。
【0013】 種々のユーザーインターフェイスは、ユーザーコントロールを可能にし、蛍光
計の操作性を高めるために用いることができる。インプットインターフェイスは
キーボード、キーパッド、タッチスクリーンディスプレー、マウス、音声認識入
力、または他のデータ入力装置のようなデータ入力装置を含むことができる。ア
ウトプットインターフェイスはディスプレースクリーンまたはモニター、プリン
ター、スピーカーまたは他の出力装置を含むことができる。
【0014】 ひとつの態様のアッセイ機構には蛍光計中のアッセイ装置を移動するための電
動機構を含まれる。このような電動機構の例としては、例えば、米国特許第5, 458,852号明細書および表題「リガンドレセプター法のための装置」の同 時係属米国出願第08/458,276号に記載され、本発明の一部として含ま れる電動機構が含まれる。蛍光計中に組み込まれたアッセイ装置の動きは光学ブ
ロックを備えた診断レーンを、アッセイ装置の1または複数の蛍光領域またはゾ
ーンが測定され得るように適当な位置に置くように機能する。診断レーンにある
蛍光の強度または存在はサンプル中の非分析体の濃度または存在と関係付けられ
る。光学ブロックには光源、検出器およびサンプルを励起するためおよび励起さ
れたサンプルの蛍光を感知するために用いる光学機器を含むことができる。ひと
つの態様では、サンプルはアッセイ装置上に配置される。アッセイ機構はアッセ
イ装置を、装置の診断レーン上の1個または複数のゾーンの蛍光が測定できるよ
うに光学ブロックに沿って移動できるようにすることができる。好ましくは態様
による本発明のひとつの利点は、質の高い試験アルゴリズムを、必要であればサ
ンプルの蛍光測定において使用することができる。
【0015】 本発明の更なる利点は、蛍光計が、例えば病院または他の健康ケア施設のネッ
トワーク、または蛍光計が試験を行い試験結果を含む他のデータをダウンロード
するために必要とされるかも知れないデータを再生することができる情報ネット
ワークのような他のネットワークにインターフェイスされ得るようにコミュニケ
ーションインターフェイスを使用することができることである。加えて、蛍光計
を、例えばパーソナルコンピューター、事務所または本社コンピューターのよう
な独立したコンピューターと連結するためにコミュニケーションインターフェイ
スを使用することができる。これらの配置においては、蛍光計は、それ自体の処
理能力および連結能力を補うために独立したコンピューターまたはネットワーク
資源の処理能力および周辺機器の能力を用いることができる。更に別の配置では
、蛍光計は、ネットワークに連結されている存在する機器、例えば病院の緊急部
門または病院の職員が使用するための薬物を販売する臨床ケア単位内の機器のよ
うなネットワークに接続されている現存する機器と接続することができる。蛍光
計を現存する機器に接続することは、機器への蛍光計の接続がひとつの特定のコ
ードであるという利点があり、一方機器インターフェイスコードは、例えば異な
るソフトウェアーインターフェイスコードを持つ異なる病院においては機器の位
置によって変わり得る。
【0016】 例えば、ひとつの態様においては、蛍光計は、血液サンプルを試験するために
用いる試験装置の携帯用手持ちピースとして作動することができる。その場合携
帯用手持ちユニットは、試験結果をアップロードするために、または試験に関係
する他のデータを単に伝達するために、および現実の試験のいくつかまたはすべ
てを処理するためにコンピューターまたはコンピューターネットワークの処理能
力を使用するために、コンピューターまたはコンピューターネットワークと接続
することができる。更に別の例では、特定のサンプルについて行われる試験に関
するガイダンスを持つ蛍光計を提供するために、外部のものから試験データセッ
トまたは他の適切な情報をダウンロードすることができる。この手引きは完全な
試験指示書の形であってもよいし、または単に行われるべき試験の識別の形であ
ってもよく、そのために指示書は蛍光計へ内部記憶される。他の例では、ネット
ワークに伝達されるデータはリアルタイムで利用されて急性のケア患者を診断お
よび治療することができる。
【0017】 本発明の更に他の特徴は、アッセイ装置上に、例えばサンプル、試験または試
薬情報をコード化することのできるバーコードラベルまたはマグネチックストリ
ップのようなコード化されたタグを備えていることである。サンプル情報には、
例えばサンプルの身元情報書およびサンプルタイプ、サンプルが採取された患者
の身元情報書、サンプルに対して行われる試験の表示、および必要であれば他の
データが含まれてもよい。試薬情報には装置中での試薬のタイプ、ロットの特定
の情報、例えば較正および有効期限等が含まれてもよい。一旦サンプルが正確に
標識されると、もはやマニュアル使用者がこの情報に介入する必要はない。全自
動の態様では、この情報は試験結果および他の重要な情報と一緒に保存され、試
験および試験結果の正確な記録が作製され維持される。そのままで、サンプルを
不正確に認識したり、あるいは試験に関する情報を不正確に入力するといった作
業者の誤操作の機会は最小限となる。加えて、試験結果および試験に関係する他
のデータは、患者が容易にアクセスすることができるように患者の身元情報およ
び他の関係する情報とともに自動的に保存される。
【0018】 本発明の他の態様は、アッセイ装置に情報を符号化するために、装置には例え
ばマグネチックストリップエンコーダーのようなエンコーダーを使用するもので
ある。例えば、患者の番号、行われる試験等を含む患者情報は、装置のキーパッ
ドを通して、または蛍光計へ情報をダウロードする中枢コンピューターを介して
入力することができる。エンコーダーにより情報がアッセイ装置に記録されるの
で、使用者がアッセイ装置を蛍光計に挿入したとき、読み取り機はアッセイ装置
上の情報を読み取りアッセイの結果をコード化した情報と組み合わせることがで
きる。組み合わされた情報は蛍光計に記憶され、リアルタイムでまたは後の解析
のためにネットワークに伝達することができる。
【0019】 本発明の更なる特徴は、患者情報および試験結果が履歴日誌(history log) の形で追跡されるように内部データ記憶装置が準備されることである。例えば携
帯用の手持ち環境では、使用者または技術者は定められた時間間隔で数種の血液
サンプルを試験することができる。試験結果は患者の身元情報と一緒に試験及び
試験結果の履歴日誌が維持されるように離れたところにある(local)データベー スに蓄えられる。この履歴日誌は次いでコミュニケーションインターフェースを
介してまたは除去可能媒体上でダウンロードすることができる。
【0020】 本発明の更なる特徴は、遠隔または家庭内使用の場合に患者の身元情報が自動
数値同定(ANIという)に基づくことができる。この態様では、患者の蛍光計
がテレホンネットワークを介して遠隔健康ケア施設にダイアルしたとき、伝達が
発信された患者を同定するためにANIはテレホンネットワークによって提供さ
れたANIシグナルが健康ケア施設で使用される。ANIはコード化されたラベ
ルに基づいて患者を同定する代わりに使用することができ、またはこれに加えて
起こり得る同定エラーを防ぐためにクロスチェックするために用いることができ
る。
【0021】 (発明を実施するための最良の方法) 本発明は、改良された機能を含む蛍光測定を行うためのシステムおよび方法を
目的としたものである。図1は本発明のひとつの実施態様である改良された蛍光
計の機能体系を説明する図である。図1は、1例として物理的体系である中枢母
線構造(central bus structure)によって自動化された蛍光計が含むことができ る機能の例を説明している。この記述を読めば、当業者がひとつまたは複数の別
の体系を用いて、記載されたいずれかまたはすべての機能をどのようにして実施
することができるは明らかであろう。
【0022】 図1に示された態様の改良蛍光計にはプロセッサー104、電源108、ユー
ザーインターフェイス112、メモリー116、コミュニケーションインターフ
ェイス120、アッセイ装置124、記憶装置128、および消去可能な記憶媒
体が含まれる。図1に示された例では、消去可能な媒体にはROMチップ136
とROMソケット132、およびディスクドライブ138が含まれる。これらの
機能のいずれかまたはすべては特定の用途によって改良された蛍光計に含まれる
【0023】 プロセッサー104は蛍光計の作動を制御し、また蛍光計が備えている種々の
機能を制御する。プロセッサー104は機能性と、母線構造または他のコミュニ
ケーションインターフェイスとの関係を制御する中枢プロセッサーである。これ
に代わるものとして、プロセッサー104を、例えば、処理機能を、蛍光計の機
能を実施するために使用されるひとつまたは複数の種々の構成要素の間に分配す
ることによって働かせることができる。
【0024】 電源108は、蛍光計およびその構成要素に必要な電力を供給するために用い
られる。電源108は、構成成分に適当な大きさの電力を供給するために、電池
、太陽電池、交流電源を変換するための変換機、または他の技術を使用して働く
ことができる。ひとつの態様では、電源108は、例えば通常の壁面の出力口か
ら交流電源に接続された充電器を使用して再充電することのできるニッカドまた
はニッケルメタルハイドライド電池のような再充電可能な電池を用いてもよい。
蓄電池の使用は携帯用のための実際的な電力を提供する。
【0025】 ユーザーインターフェイス112は、ユーザーが蛍光計と連結することができ
るひとつまたは複数の装置を提供する。ひとつの態様では、インターフェイス1
12にはキーパッド162、ディスプレー164、およびプリンター166が含
まれる。これに加えてまたはそれに代わるインターフェイスには、例えば、キー
ボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーンディスプレー、または他の
ユーザーインターフェイス装置が含まれる。
【0026】 ひとつの態様では、キーパッド162は、使用者に、蛍光計の機能の指示を補
助する入力キーを提供する文字と数字を組み合わせた小さいキーパッドである。
キーパッド162にはまた、シングル-タッチ作動をする特別のファンクション キーも含まれてもよい。ファンクションキーは特別の機能を実行するために前も
ってプログラムを組んでおくこともできるし、用途によってユーザーがプログラ
ムを組むこともできる。ディスプレー164は、例えば単色の小さいLCDディ
スプレーのような多数のディスプレー装置を用いてもよい。小さいLCDディス
プレーは、読み易いことおよび低電力でよいことから携帯用に好適である。非携
帯用では、ディスプレー164は、例えばCRTまたはカラーLCDディスプレ
ーを用いてもよい。
【0027】 同様に、プリンター166は、種々の異なる印刷技術を用いることができる。
例えば、携帯用の態様では、プリンター166は小さな計算機または計算機で用
いられているような小さな熱プリンターを用いたものでもよい。非携帯用、また
は携帯用蛍光計が移動性のためにプリンターからはずされている用途では、より
大きいプリンターを使用することができる。
【0028】 メモリー116はプログラムデータまたは運転中にプロセッサーによって用い
られる他のデータ用の記憶装置を提供するために用いられる。メモリー116は
種々のRAMまたはROM記憶装置を用いることができる。メモリー116は、
例えば、運転指示を記憶するためにおよび運転および記憶用のメモリーレジスタ
ーを提供するために用いられる。また、メモリーはディスクタイプの記憶装置の
ような記憶装置128と組み合わせて用いてもよい。また、記憶装置128は、
プログラムの指示、制御および較正曲線、運転データ、履歴日誌、および蛍光計
の内部に記憶されることが必要な他のデータを記憶するために用いられる。好ま
しくは、記憶装置128は大量のデータを記憶するために用いられ、一般にはよ
り高価であるが処理速度の速いメモリー116は、より頻度多くまたはより速や
かにアクセスする必要のあるデータのみを記憶するために使用される。キャッシ
ュ(cache)は、しばしば使用されるデータを記憶装置128から呼び出す時に呼
出し時間を最小限にするようにすることができる。 ROMチップソケット132は、プログラム指示、較正曲線、コントロールデ
ータ、または他の情報を含むROMチップ136が蛍光計に連結され得る手段を
提供するために組み込まれる。
【0029】 コミュニケーションインターフェイス120は、蛍光計が種々の外部デバイス
と情報をやり取りすることができるように準備してもよい。必要な用途および蛍
光計が作動している環境に応じて、これに代わる種々のコミュニケーションイン
ターフェイスを用いてもよい。コミュニケーションインターフェイス120は、
例えばRS-232インターフェイス、赤外インターフェイス、RF-インターフ
ェイス、ネットワークインターフェイス、または用途に適した他のコミュニケー
ションインターフェイスのような有線または無線のインターフェイスを組み込む
ようにしてもよい。コミュニケーションインターフェイス120の使用によって
、蛍光計は、試験結果、試験統計値、および他の情報のような情報を施設と共有
することができるし、外部施設から情報や指示を受け取ることができる。
【0030】 アッセイメカニズム124はひとつまたは複数の非分析体の存在または濃度を
試験するために、サンプルに関する蛍光計の読み取りを行うために用いられる。
ひとつの態様では、アッセイメカニズム124は、アッセイ装置のような小さい
皿状装置を受け取るために用いられるスライドメカニズムである。アッセイメカ
ニズム124には蛍光計の読み取りを行うために必要な光学的構成成分、および
蛍光が再現性可能に測定され得るようにアッセイ装置が適当な位置のアッセイゾ
ーンに置かれるようにその上を滑動するスライドが組み込まれる。ひとつの態様
では、このメカニズムは、アッセイ装置が蛍光計から自動的に装填されそして取
り出され、また試験中は光学系に置かれるように電動化される。アッセイ装置が
スライドを通路に沿って移動するこの態様では、光学系を含む通路はサンプルを
励起し蛍光を感知するのが常である。アッセイ装置中で蛍光が測定される通路は
デバイスの診断レーンと言われる。
【0031】 ひとつの態様では、蛍光計を動かすに必要なすべてのデータおよび指示はRO
Mチップ136上に準備される。この態様では、メモリー116および記憶装置
128によって提供される機能はほとんどまたは全く必要とされない。言いかえ
れば、ひとつの態様では、蛍光計に必要なメモリーはすべてROMチップ136
によって準備される。これに代わる態様では、必要なメモリーは記憶装置のいず
れかまたはすべての間で共有または分配される。
【0032】 ひとつの態様では、例えば、ROMチップ136またはディスクドライブ13
8中のディスクのような消去可能な記憶媒体が蛍光計に運転指令を与えるために
使用される。好ましくは態様では、このメモリーデバイスはROMチップである
。蛍光計の機能性はこの好ましい態様によって記載される。この記述を読めば、
当業者が他の記憶装置を用いて消去可能な記憶媒体を実施する方法が明らかにな
るであろう。運転指令に加えて、ROMチップ136はまた、蛍光計を制御し、
検定するために用いられるべき他の直接関係するデータおよび種々のデータを実
施するための較正カーブを蛍光計に提供するために使用することもできる。好ま
しい態様ではROMチップ136には1種または複数の試験を行うために用いら
れる試験ソフトウェアが含まれている。例えば、試験ソフトウェアには蛍光計が
1種または複数の蛍光試験をサンプルに実施することを指令するために用いられ
るプログラム指令が含まれる。ROMチップ上で使用できる記録空間および試験
ソフトウェアの大きさに依存して、1個のROMチップ136を用いて1種また
は複数の試験が準備され得る。
【0033】 ひとつの態様では、それぞれ異なるタイプの試験即ちアッセイは1個のROM
チップ上に準備される。この態様では、それぞれのタイプの試験が行われるに要
するそれぞれの時間に、ROMチップは、ソケット132中の必要な試験ソフト
ウェアを含む適当なROMチップ136によって置き換えられる。このような態
様では、試験ソフトウェア、関連する較正、コントロール情報、および複数試験
のためのソフトウェアが1個のROMチップ136上に準備される。特別の好ま
しい態様では、多数の試験がROMチップ136を変えないで蛍光計によってア
クセスできるように、ROMチップ136ソフトウェアが蛍光計にダウンロード
される。
【0034】 1個のチップ上に複数の試験が準備され得る場合には、これらの試験のユーザ
ーによる選択は、ユーザーインターフェイス112によって、またはコミュニケ
ーションインターフェイス120を介して遠隔的に、またはアッセイ装置にバー
コード情報を送ることによって実施することができる。ROMチップ136によ
って提供されてもよい重要な機能は、蛍光計が種々の異なる試験を実施するため
の「再プログラミング」がROMチップ136を単に置換するだけであるように
、異なる試験が種々の異なるROMチップ上に準備され得ることである。
【0035】 ROM136は、また、必要な試験を行うために使用される較正カーブを含ん
でもよい。典型的には異なる試験は異なる較正カーブを使用するので、較正カー
ブは試験ソフトウェアと一緒にROMチップ136上に準備される。またROM
チップ136は、調整された溶液を用いて蛍光計を検定するためのコントロール
データおよび較正データを含んでもよい。コントロールおよび較正情報は実施さ
れるべき試験に基づいて変わってもよいので、ひとつの態様でのこの情報は、必
要な試験を実施するために蛍光計が適切に配置され、検定されることができるよ
うに各ROMチップ136によって準備される。
【0036】 機器特有、試験特有、および較正特有の情報を含むROMチップ136は同じ
ものであっても異なるものであってもよい。好ましい態様では、特有のチップが
特有の機能性を提供するように用いられる。この機能性の例は、ここで本発明の
ひとつの態様として記載されている。1種または複数の試験のための機器特有の
運転ソフトウェアはプログラムROMキーと名付けた1個のROMチップ136
上にある。試薬コードチップと名付けたチップは試験特有情報を提供し、1種ま
たは複数の試験および多数の試験のための較正情報を含んでいる。濃度および非
分析体の範囲および溶液の有効期間を含むコントロール溶液情報は、QCサンプ
ルコードチップ(QC Sample Code Chip)と名付けられたもう ひとつのROMチップ136上にある。濃度および非分析体の範囲およびカリブ
レーター溶液の有効期間を含むカリブレーター溶液情報は、カリブレーターコー
ドチップ(Calibrator Code Chip)と名付けられたもうひと
つのROMチップ136上にある。蛍光計パラメータ、例えばユーザーパスワー
ドの追加や削除、測定されつつある非分析体のための正規範囲、制御溶液を測定
する頻度およびQCシミュレーター等を変更するためにユーザーがアクセスする
ことができる可能性に関する情報はスーパバイザーコードチップ(Superv
isor Code Chip)と名付けられた更にもうひとつのROMチップ1
36上にある。加えて、QCシミュレーターによって測定される期待値に関する
情報はインストルメントバリデーションチップ(Instrument Val idation Code Chip)と名付けられた更にもうひとつのROMキ
ー136上にある。
【0037】 図2は、本発明のひとつの態様である蛍光計の運転を一般的に説明している運
転流れ図である。ステップ204ではソフトウェアは必要な試験を実施するため
に搭載されている。ひとつの態様では、上記で記載したように、ROMチップま
たはメモリデバイス136はソケット132に挿入されており、ROMチップ1
36には実施されるべき試験のソフトウェアが含まれている。この代わりとして
、コミュニケーションインターフェイス120、ディスクドライブ138、RO
Mチップ136、記憶装置128または他のインターフェイスを用いて試験ソフ
トウェアを搭載することができる。搭載は、指令またはデータのいずれかまたは
すべての内部メモリー116または記憶装置128への移動を含むことができる
し、またはこれらの指令またはデータを、使用されたデバイスまたはインターフ
ェイスのアクセスを介して、単にプロセッサー104に使用できるようにするこ
とを含むことができる。
【0038】 新しい型の試験に対しては、または試験中一定の間隔で、蛍光計を較正するこ
とが好ましいかもしれない。ステップ208では、蛍光計は較正される。上記で
記載したように、較正は較正ソフトウェアを使用して調整した試験溶液によって
行うことができる。ひとつの態様では、QCシミュレーターと名付けられた蛍光
帯を含むアッセイ装置が蛍光計に挿入される。QCシミュレーターの蛍光値はR
OMキーまたはアッセイ装置上のバーコードを介して蛍光計に搭載することので
きる既知の値である。もうひとつの態様では、内部カリブレーターと名付けられ
た蛍光チップがアッセイ装置の各測定に先立って蛍光計によって読まれている蛍
光計の内部にある。内部カリブレーターの蛍光強度は既知の量である。
【0039】 ステップ212では、試験されるべきサンプルとともにアッセイ装置は蛍光計
に装填される。ひとつの態様では、これはアッセイメカニズム124への、サン
プルを含むアッセイ装置の挿入を伴っている。ひとつの態様では、バーコードシ
ンボルまたは他のコード化したタグが試験されるべきサンプルの確認のために用
いられる。この態様では、コード化されたタグは、試験結果が試験されている特
定のサンプルと関係付けられるかまたは後に関連付けられるように蛍光計によっ
て読み取られる。コード化されたタグの例にはバーコードシンボル、コード化さ
れた磁性ストリップ、光学的文字読み取り機によって読むことのできる文字指定
(character designation)、または他のなんらかのコード化技術を用いて作られ たタグが含まれてもよい。
【0040】 ステップ216ではサンプルが試験される。試験されるべきサンプルには、例
えば血液、血清、血漿、尿のような生体液;便抽出物その他;水、土壌抽出物、
化学薬品等の環境サンプル;または食物製品抽出物が含まれ得る。試験はステッ
プ204に搭載されたソフトウェアによって準備された指令によって実施される
。アッセイ装置がサンプルのキャリアとして用いられる時には、試験結果を最適
なものとするために種々の試験技術が用いられる。免疫反応に関係するこのよう
な技術の例は、シー・ピー・プライス(C. P. Price)およびディー・ジェイ・ ニューマン(D. J. Newmann)共著「プリンシプルズ・アンド・プラクティス・ オブ・イミュノアッセイ(Principles and Practice of Immunoassay)」(19
97年、マクミラン・リファレンス(株)出版)および本発明の一部として含ま
れる米国特許第5,028,535号明細書、第5,089,391号明細書、第5,143,852号明細 書、第5,458,852号明細書、第5,480,792号明細書、第5,525,524号明細書に記載 されている。好ましい態様は、アッセイ装置上の複数のサンプルゾーンまたはサ
ンプル領域が試験され得るように、電動化されたアッセイメカニズム124と組
み合わせて用いられる。
【0041】 ステップ220では、試験の結果が提供される。試験結果はプリンター166
で印刷され、ディスプレー164で表示され、蛍光計内の局所メモリーまたは記
憶装置に記憶され、ディスクドライブ138中のディスクのような媒体に記載さ
れ、コミュニケーシュンインターフェイス120を介して外部施設に伝達される
。好ましくは、試験結果は、それが常に適正なサンプルと組み合わせられるよう
にコード化されたタグを用いて、得られたサンプルの身元確認とともに表示され
、印刷され、記憶されまたは伝達される。このようにコード化されたタグの使用
は試験結果が常に適正なサンプルと確実に組み合わせられるのに役立つ。
【0042】 図3は、本発明のひとつの実施態様であるアッセイメカニズム即ちアッセイ装
置の例を説明する図である。例示された態様のアッセイ装置ドライブには駆動用
エレクトロニクス304、位置決めエンコーダー308、およびコード化された
タグ読み取り機312、例えばバーコードリーダーが含まれる。ひとつの態様で
は、駆動用エレクトロニクス304にはアッセイ装置の位置決めを行うためのモ
ーターおよびモーターを制御するためのモーターコントローラが含まれる。モー
ターの回転をアッセイ装置の動きに変換するためにフリクションドライブ、ギア
ドライブ、または他の機構を使用することができる。このように駆動用エレクト
ロニクス304はアッセイ装置を装填しまたは取り外すために、およびアッセイ
装置を蛍光計の光学系と関係付けて、例えば診断レーンに沿って位置付けするた
めに使用される。この態様では、アッセイ装置は固定された光学系と関係付けて
動かされる。別の態様では、光学系はアッセイ装置の代わりにまたはアッセイ装
置に付加して動かされる。
【0043】 位置決めエンコーダー308はアッセイ装置ドライブ300内でのアッセイ装
置の位置を決めるために使用される。位置決めエンコーダー308はアッセイ装
置そのものから、例えばアッセイ装置上のコード化されたラベルを感知すること
によって、位置の情報を得ることができる。または位置決めエンコーダー308
は周知のエンコーダー技術を用いて、モーターからドライブシャフトの回転を基
にしてアッセイ装置の位置を決定することができる。コード化されたデバイスリ
ーダー312はアッセイ装置上に提供されるコード化されたタグを読み取るため
に使用される。ひとつの態様では、コード化されたタグリーダー312はアッセ
イ装置上のバーコードラベルを読み取るバーコードリーダーである。別の態様と
して、例えば、マグネティックストライプリーダ、インダクティブリーダー、ま
たは光学的文字認識器が含まれ得る。コード化されたタグリーダー312はアッ
セイドライブ上のラベルからコード化されたタグ情報感知し、この情報をプロセ
ッサー104に提供する。コード化された情報には、例えば患者のID、サンプ
ルに実施されるべき試験の確認、サンプルタイプの身元確認のような情報、また
は他の適切なまたは重要な情報が含まれる。この情報は試験結果を日誌として記
録するために、および実施されるべき試験のタイプまたは用いられる試験パラメ
ーターを制御するために用いることができる。
【0044】 ひとつの態様では、ドライブエレクトロニクス304および位置決めエンコー
ダー308はアッセイ装置の位置決めを制御するために、およびアッセイ装置の
複数の領域が試験できるように試験中にアッセイ装置の位置を決め直すために用
いられる。サンプルの種々の部分が試験できるようにアッセイ装置の位置決めを
するこの能力によって、改良された試験結果を得るために改良された試験アルゴ
リズムを使用することができる。アッセイ装置の異なる領域が試験される場合に
使用することができる改良された試験の処理手順の例は、「新規化合物を用いる
粒子中に蛍光エネルギートランスファーおよび分子内エネルギートランスファー
」を表題とする出願番号第08/311,098号明細書および「新規化合物を用いる粒子
中での蛍光エネルギートランスファーおよび分子内エネルギートランスファー」
を表題とする出願番号第08/409,298号明細書(これらはいずれも本発明の一部で
ある)を所有する共通の非譲渡人の同時係属出願中に十分記載されている。
【0045】 図4は、蛍光試験を行うためにインフォメーションシステム408と連係して
使用される蛍光計100の例を例示するブロック図である。上記で説明している
ように、コミュニケーションインターフェイス408は蛍光計100が外部施設
、例えば病院のネットワーク、個人病院、試験を実施する診療所、他の実験室コ
ンピューター、または他の関連施設と情報交換することができるように提供され
る。コミュニケーションインターフェイスの利用を説明するために、簡単なシナ
リオ例を記載している。このシナリオ例では、外部施設は、例えば、医者または
他の健康ケア専門家が患者を試験し治療するためにアクセスできる病院データシ
ステムのような健康ケアインフォメーションシステム408である。
【0046】 図4で説明している例では、インフォメーションシステム408は、データエ
ントリー末端462およびデータ記憶装置464を含むようにされている。この
記載を読めば、当業者にはインフォメーションシステム408が如何に他の代替
し得る体系を用いて実施できるかは明らかであろう。ひとつのシナリオ例では、
患者から血液サンプルが抜き取られる。血液を含む瓶は患者の身元を表示し蛍光
試験を行うラボに送付される。ラボの技術者は血液サンプルを受け取り、アッセ
イ装置を準備し、コード化したI.D.ラベル412をアッセイ装置上に置く。I
.D.ラベル412はアッセイ装置が、サンプルが抜き出された患者のものである
ことを確認する。I.D.ラベル412は、ラボ技術者によって作製されてもよい
し、または受け取られた瓶から移してもよい。
【0047】 図5は、サンプルをコミュニケーションインターフェイス120を用いてイン
フォメーションシステム408と連係している蛍光計100によって自動化され
たやり方で試験してもよいプロセスを示す運転流れ図である。ステップ502で
は、アッセイ装置はサンプルとともに調製され、コード化されたタグによって標
識される。ステップ504では、調製されたサンプル、即ち、添加されたサンプ
ルを含むアッセイ装置は蛍光計100へ装填される。ひとつの態様では、アッセ
イ装置はカセットまたは皿状容器である。アッセイ装置は、例えばサンプルを抜
き出した患者の身元情報を提供することができるコード化されたI.D.タグ41
2、実施されるべきアッセイの確認を含み、特定の用途に関連していると見なさ
れるような付加的な情報を含むことができる。必要とされる情報はいかなるもの
であってもユーザーインターフェイスを介して健康ケア専門家によってダウンロ
ードされまたは記入される。
【0048】 好ましい態様では、コード化されたI.D.タグ412は実施されるべき試験、
例えば心筋梗塞に関する患者の状態を評価する試験、のタイプの確認を提供する
。この好ましい態様ではラボ技術者は患者の情報、例えば患者の番号をキーパッ
ドを介して記入する。もうひとつの態様では、コード化した標識は用いないで、
すべての必要な情報はダウンロード、人手による記入またはその組み合わせによ
って得られる。
【0049】 ステップ508では、蛍光計100はアッセイ装置上のコード化されたタグを
読み取る。ステップ512では、コード化されたタグ412からの情報、および
/またはダウンロードされたおよび/または記入された付加的な情報、またはそ
の翻訳物は、情報にアクセスするためにまたは患者に関するまたはその患者のた
めに指示された試験についての情報をダウンロードするためにインフォメーショ
ンシステム408へ送付される。
【0050】 例えば、患者に対する試験を指示する病院の健康ケアの専門家は、患者の名前
または他の身元情報、およびその患者のために指示された試験のリストおよび身
元情報をシステム408へ記入することができる。患者の名前または他の身元情
報、およびその患者に実施されるべき試験は、その患者のために指示された試験
の記録が存在するようにデータベース464に記憶される。こうして、ステップ
512では、インフォメーションシステム408へ送付された情報は、データベ
ースへアクセスするために用いられ、それによってどのような試験が患者のため
に指示されているかを示す情報を検索するために使用される。ステップ516で
は、含まれ得る試験指令、例えば必要な試験を実施するための指令、即ち患者の
ために指示される試験の情報、はコミュニケーションインターフェア120を用
いて蛍光計100へダウンロードされる。
【0051】 ステップ520では、蛍光計100は、技術者がアッセイ装置を装填した後、
ダウンロードされた指令を実行するかまたはインフォメーションシステム480
から受け取った試験の確認に基づいて離れた場所から(例えば、離れた場所の記
憶装置によって、キーパッドまたはROMチップから入力することによって)指
令にアクセスするかのいずれかによって試験を実施する。必要な試験を実施する
ために異なるROMチップ136またはディスクをインストールする必要がある
場合には、ユーザーはインターフェイス112を介して情報を与えられる。
【0052】 好ましい態様では、試験は使用者の介在なしに自動的に行われる。事実、ひと
つの態様では、アッセイプロセスのタイミングを制御するために、下記に記載し
ているような調時アルゴリズムが行われる。この態様では、試験は介在なしに自
動的に実施され完了される。別の態様では、系が適当なものと見なされるある入
力をユーザーが速やかに行うための系の容量が準備されてもよい。
【0053】 試験が完了すると、ステップ524で結果がインフォメーションシステム40
8に提供される。結果はデータベース464中に記憶され、患者に関するものと
して確認される。このままで、試験結果にターミナル462を用いて健康ケア専
門家がアクセスすることができ、ハードコピーとして結果をコピーすることがで
きる。
【0054】 サンプルに関して実施された試験に関する更なる更に情報はインフォメーショ
ンシステムへ伝達される。追加の試験情報は、例えば、患者の身元情報、他の患
者情報、サンプル情報、サンプルに関して実施された試験の確認、試験が実施さ
れた日付けおよび時間、試験条件、試験結果および他の重要な情報を含むことだ
できる。この試験情報は、インフォメーションシステム408が試験、結果およ
び患者に関する関連データの完全な記録を収納するようにデータベース464を
更新するために用いられる。加えて試験情報は、蛍光計の局所記憶装置128、
メモリー116または消去可能な貯蔵媒体(即ちROMチップ136、消去可能
なディスク等)に記憶させることができる。
【0055】 すべてに必要な試験を確実に実施し、また試験の重複を避けるために、試験指
令を検索するためにデータベース464にアクセスするときに記録フラッグまた
は他の技術を使用することができる。例えば、特定の試験を実施する指令を受け
取るために蛍光計100がインフォメーションシステム408にアクセスすると
きに、このまたは別の蛍光計100により後刻アクセスする際に同じ試験指令を
検索しないように、その試験を実施しているものとしてフラッグする。試験が完
了し結果がインフォメーションシステム408に提供されると、その試験の状態
が既に完了していることを示すようにもうひとつのフラッグをセットすることが
できる。
【0056】 試験されているサンプルのタイプに依存する試験がどこで指令されるかに注目
して、I.D.412はサンプル情報またはサンプルタイプの情報もまた含むこと
ができる。例えば、調製されたサンプルが血漿である場合には、このような表示
はI.D.412に含まれるかまたはキーパッドまたは他の入力デバイスを使用し
て使用者によって蛍光計100に記入される。こうして、蛍光計100が試験指
令にアクセスするためにインフォメーションシステム408に問合せる際に、血
漿用に指示される試験がチェックされ、もし存在すればデータベース464から
検索される。このシナリオ例によって例示されるように、運転者がサンプルの確
認において間違いを犯しそのサンプルに適切な試験を実施する確率は蛍光計では
最小である。このシナリオでは、サンプルが適切なI.D.に装填されると、医者
または病院の健康ケア専門家によって指示される試験は電子的に検索され、自動
的に実施され、そしてインフォメーションシステム408に電子的に報告される
。この状態では、アッセイ装置へのサンプルの添加と技術者による蛍光計への挿
入を除いて、この系に人が介在する必要はほとんどまたは全くない。
【0057】 更に別の態様では、試験工程を、単離環境においてさえ、更に自動化するため
にラベル412を使用する。例えば、ひとつの態様では、技術者が血液サンプル
を調製する際に、ラベル412コードにはそのサンプルに実施される試験の説明
または指示が含まれる。蛍光計が説明または指示を読むことにより、適当な試験
が行われる。上記で記載した遠隔サンプルの場合のように、試験は離れたところ
にある記憶装置から自動的にアクセスすることができ、またはユーザーは、RO
Mチップ136、ディスクまたは他のメモリーまたは記憶装置を介して試験関係
の情報を装填するようになっていてもよい。タグ412からの情報および実施さ
れた試験およびそれらの結果は、コミュニケーションインターフェイスを介して
固定または消去可能な媒体上に離れたところでおよび遠隔的に記録を作ることが
できる。記録からの情報は患者の診断、会計、請求書、統計および他の目的に使
用することができる。
【0058】 上記の説明を読めば、当業者には明らかなように、コード化I.D.ラベル41
2およびコミュニケーションインターフェイス120を用いる蛍光計100の可
能性の利点を享受することのできるシナリオは多数ある。また、上で記載したよ
うに、コミュニケーションインターフェイスは、蛍光計100とインフォメーシ
ョンシステム408の間の情報交換が無線コミュニケーションリンク、ハードウ
ェアコミュニケーションリンク、ネットワークコミュニケーション、または他の
コミュニケーション設備を用いてできるように種々の異なる物理的態様を採用す
ることができる。
【0059】 図4および5を参考にして上記で記載した応用に代わる例として、患者が家庭
で試験を実施するために蛍光計100を用いる応用を考えてもらいたい。この応
用では、患者はサンプルを入手し、それをアッセイ装置またはカセットに入れる
。サンプルは、血液、例えば指を突き刺して得た血液、尿サンプル、または他の
適当なサンプルであってよい。
【0060】 蛍光計100は、予め特定の患者にとって適切な試験指令を搭載しておいても
よい。または、蛍光計100は、個人病院、医局、病院または他の健康ケア施設
から試験指令にアクセスするためにコミュニケーションインターフェイスを使用
することができる。患者はサンプルを蛍光計100に装填し、適当な試験を実施
する。 試験結果は、患者の記録が最新のものに更新され適当な健康ケア専門家にその
結果が知らされるように、コミュニケーションインターフェイス120を用いて
健康ケア施設へ送られる。
【0061】 蛍光計100には試験が必要な場合に自動的に患者に通知または思い出させる
警報性能を組み込んでもよい。この性能は、例えば、プログラム可能な内蔵時計
を用いて実施してもよい。時計は人手によってプログラムしてもよいし、または
スケジュール指令を組み込んでプログラムしてもよい。例えば、実施されるべき
試験のタイプおよび試験の時期を列挙したスケジュールプログラムを、蛍光計1
00を患者に送る前に装填することができる。例えば装填は消去可能な記憶媒体
を用いて行うことができる。スケジュールプログラミングは、当初および治療が
進行しているときの両方の時点でコミュニケーションインターフェイスを介して
ダウンロードすることもできる。例えば、ケアを担当している医者は、新しい試
験を追加し、試験間隔を変え、またはある種の試験を中断して試験スケジュール
を最新のものにすることを望むかもしれない。医者はこの変更の結果を反映して
インフォメーションシステム408を最新のものにすることができ、変更はコミ
ュニケーションインターフェイス120を介してダウンロードすることができる
。このように試験は患者の現在の必要度に適するように調整し、最新のものにす
ることができる。
【0062】 ひとつの態様では、スケジュールプログラムは、計画された試験の発生時に実
施されるべき試験のタイプを指示している。試験タイプに関する情報は患者に提
供することができるが、提供しなくともよい。しかし、この情報は、好ましくは
、試験結果と一緒に、患者のデータベースを最新のものとするために、または試
験結果を医者に知らせるためにコミュニケーションインターフェイス120を介
して提供される。スケジュールプログラムは特定の試験に必要なサンプルタイプ
を指示することもできる。
【0063】 コミュニケーションインターフェイスが電話である態様では、患者の身元情報
は、試験器具がその電話から指令し電話番号に基づいて、自動番号確認、即ちA
NIを用いて健康ケア施設へ提供することができる。ANIが使用できない、ま
たは患者がそのANIが認識できない場所から電話している場合には、システム
は身元情報を入力するように患者に催促してもよい。
【0064】 もうひとつの例では、コミュニケーションインターフェイス120は、健康ケ
ア専門家を個人的に訪問する必要があることを患者に知らせるために用いること
ができる。例えば、世話を担当している医者が定期的に行った結果を得て、それ
を詳しく調べているシナリオを考えてみなさい。その医者は個人的なアポイント
メント(appointment)を保証する症状の変化を検出してもよい。医者はこの情 報を健康ケア情報システムにインプットし、患者は必要なアポイントメントにつ
いて評価される。
【0065】 ひとつの態様では、健康ケア情報システムは世話を担当する医者のために使用
できるアポイントメントスロット(slots)のカレンダーを維持する。アポイント メントは、健康ケア専門家の間でカレンダー情報を共有することができるように
、医者のパーソナルコンピュータ上に、または健康ケア情報システム内のデータ
サーバーまたは他のアクセス可能なデータベース上に保持される。
【0066】 利用可能なアポイントメントの一覧表はコミュニケーションインターフェイス
120を介して患者に送付される。ユーザーインタフェイス112を使用してい
る患者は有用なアポイントメントスロットを詳しく調査して自分のスケジュール
に合うものを選ぶ。蛍光計100は、この情報を健康ケア情報システムに提供し
、そのスロットを患者のために保存する。アポイントメント用の残りは蛍光計1
00の内部時計にプログラムし、患者にアポイントメントの前に必要な時間間隔
を患者に思い出させることができる。また別のものとして、健康ケア情報システ
ムはこの情報を保存して、コミュニケーションインターフェイスを介して患者に
適当なリマインダーを送ることができる。
【0067】 家庭内での態様でコミュニケーションインターフェイスを使用することにより
、患者と世話を担当している健康ケア専門家は同じ場所にいないのに、患者と世
話を担当している健康ケア専門家の間で実時間のまたは略実時間の対話をするこ
とができる。試験は実施され、実施されるにつれて結果が報告され、解析される
。試験スケジュールは最新のものに更新されまたは、最新の試験の結果に基づい
て健康ケア専門家が適切と見なすままに修正される。
【0068】 上記で記載したように、蛍光計は、例えばワークステーションまたはパーソナ
ルコンピューターのような離れたところにあるプロセッサーと接続して用いるこ
とができる。この態様では、種々の蛍光計の機能は個々のプロセッサーに職務を
委ねまたは共有することができる。この可能性を更に説明するために、シナリオ
の例を用いて説明する。このシナリオ例では、蛍光計100は図6に例示されて
いるようにパーソナルコンピューター604に接続される。他のコミュニケーシ
ョンインターフェイスは速度、コストおよび信頼性を考慮して選択することがで
きるが、ひとつの態様では、接続はRS-232コミュニケーションインターフ ェイスを用いて行われる。
【0069】 パーソナルコンピューター604のようなプロセッサーを蛍光計100の性能
を向上するために用いる方法の例として、蛍光計100が血液サンプルに複数の
試験を実施するシナリオを考えてみよう。適当な測定と読み取りを実施したのち
、蛍光計はこれらの結果をパーソナルコンピューター604に提供する。ある程
度の処理は蛍光計100によって行うことができるが、ある意味で、蛍光計10
0は生データをパーソナルコンピューターに提供するものとみなすことができる
。パーソナルコンピューター604は生データを受け取りデータの解析および処
理を行って最終的な試験結果に到達するのを、または試験結果に基づいて患者の
ための治療法を説明するのを補佐する。試験結果および関連データはパーソナル
コンピューターのディスプレースクリーン上に英数字でおよびグラフとして記載
することができる。パーソナルコンピューター604上のユーザーインターフェ
イスを通して、作業者は、最適結果を得るために、試験の相関関係および試験パ
ラメータを調節することができる。
【0070】 上記したように、ひとつの態様では、アッセイ装置は、サンプルの異なる領域
が励起され、これらの各蛍光測定できるように、試験中その位置が変えられる。
これが行われデータが解析される方法例を次に示す。図7は本発明のひとつの実
施態様であるこの方法を例示する作業流れ図である。ステップ704では、アッ
セイ装置は、各ステップでアッセイ装置の異なる領域が励起されその領域から蛍
光測定が読み込まれるように、診断レーンに沿って移動する。ひとつの態様では
、アッセイ装置は単に1方向に沿って移動し(例えば、前方と後方、または横方
向から横方向へ)、したがって領域またはゾーンはアッセイ装置のひとつの方向
に沿って分割される。別の態様では、アッセイ装置の領域が更に区画されるよう
に、アッセイ装置は、例えば後方と前方および横方向の両方に異動することがで
きる。
【0071】 好ましい態様では、アッセイ装置は不連続なステップで診断レーンに沿って移
動し、蛍光が各ステップで測定される。これに代わる好ましい態様では、アッセ
イ装置は診断レーンに沿って与えられた速度で連続して動き、測定はこの工程の
間ずっと行われる。どちらの態様でも測定そのものは断続的な間隔でまたは連続
的に行われる。
【0072】 ステップ708では、各領域の結果が記録される。装置が蛍光の結果を有する
態様では、記録された結果は励起領域から読み取られた光学的大きさを表してい
る。好ましくは、処理が実時間で行われる必要がないように、それぞれのサンプ
ルからのデータが記録され、処理が記録されたデータについて行われ、全データ
が処理に使用され得ることである。
【0073】 ステップ710では、データ処理は微量物質の質をチェックすることから始ま
る。ひとつの態様ではこのステップの詳細は、「新規化合物を用いる粒子中での
蛍光エネルギートランスファーおよび分子内エネルギートランスファー」を表題
とする出願番号第08/311,098号明細書および「新規化合物を用いる粒子中での蛍
光エネルギートランスファーおよび分子内エネルギートランスファー」を表題と
する出願番号第08/409,298号明細書を所有する共通の非譲渡人の同時係属出願中
に十分記載されている。
【0074】 アッセイ装置が光学系に沿って移動し、光学系と関係を持って動くとき、蛍光
ラベルを非特定的に組み合わせると説明のつかない蛍光シグナルが得られる。こ
のシグナルはバックグラウンドシグナルであって、サンプル間で大きく変動し得
るものである。したがって、ステップ712では、試験されるべき各サンプルの
診断レーンの各領域に固有の蛍光の量を計算する前にこのシグナルを除去するこ
とが望ましい。各面積即ち試験されるべき領域に対して測定された蛍光強度を積
算して、例えば免疫結合反応の結果として固有の蛍光ラベルの全蛍光量を決定す
る。
【0075】 ステップ716では、バックグラウンドを含まない処理されたシグナルを積算
してサンプルの全蛍光を決定する。ステップ718では、結果は、例えば、試験
がポジティブであるかどうか、即ち各非検査体の濃度が試験されているかどうか
を決定するために閾値と比較して計算する。
【0076】 蛍光計の態様では、検知された蛍光ラベルの量は採用された方法の函数である
。より詳しくは、与えられた領域の検知された蛍光ラベルの量は、その領域によ
って放射された蛍光強度とその領域の幅との積である。したがって、アッセイ装
置の移動量が意図した移動量と異なるなら、得られる結果は一致せず再現性がな
いであろう。例えば、移動量が意図したものより小さいと、その領域の蛍光ラベ
ルの量はそのサンプルについてより高いものとして報告されるであろう。
【0077】 位置決めのばらつきまたは不一致を補償するために、位置決めエンコーダー3
08を用いて試験工程中の実際のまたは相対的な移動量の測定値を得ることがで
きる。好ましくは態様では、位置決めはモーターの回転をモニターすることによ
って、即ち回転位置エンコーダーを用いることによってコード化される。この記
載を読むことにより、別の態様の回転エンコーダーを用いてこの機能を実施する
ことは当業者には明らかであろう。これにより、モータ速度の変動に由来する意
図された移動量の誤りは要因からはずされる。
【0078】 しかし、駆動機構の不完全さおよび駆動機構への装填の違いにより、測定され
たモーター位置と現実のアッセイ装置位置の間に誤差が生じ得る。好ましい態様
では、測定されたモーター位置とアッセイ装置位置の間の平均誤差はアッセイ装
置の位置の函数として記録される。この情報は測定されたモーター位置を現実の
アッセイ装置位置に位置付けるために使用される。特に好ましい態様では、位置
は光学系に対するアッセイ装置の位置をモニターすることによって、即ち直線的
位置エンコーダーを使用することによってコード化される。この説明を読めば、
別の態様の直線的エンコーダーを使用してこの機能を実施することは当業者には
明らかであろう。この方法の結果として、モーターでの不一致を要因からはずし
てより正確で再現性のある試験結果を得ることができる。
【0079】 図8は、本発明のひとつの態様であるバックグラウンドシグナルを取り除くこ
とのできるやり方を例示する操作流れ図である。ステップ804では、アッセイ
プロセスの結果としての蛍光のスポット位置またはゾーンが、ひとつのシグナル
がどこで得られたかによって決められる。または別の方法では、スポット位置ま
たはアッセイゾーンが蛍光計のソフトウエアによって明確に定められるので、蛍
光計は診断レーンに沿ったアッセイ装置の特定の位置での蛍光を測定するように
プログラムが組まれる。これらのスポット位置またはゾーンは、アッセイ装置の
診断レーンの長さに沿った点であり、その点では定められた閾値以上の大きさが
得られる。
【0080】 図9は診断レーンの長さに沿ったスポット位置のひとつの例を示す図である。
図9では、縦座標は得られた蛍光シグナルの大きさであり、横座標は診断レーン
に沿った長さである。アッセイ装置は診断レーンに沿って動いているので、これ
はアッセイ装置の光学系に対する位置を表してもいる。このように横座標に沿っ
た移動はアッセイ装置に沿った診断レーンの位置を表す。図9に示すように、ス
ポット920で示されるようにシグナルが得られていることが明瞭である領域が
存在し、それはバックグラウンドノイズ914だけが存在する領域と区別される
。明らかなシグナルが記録されている領域はスポット位置または(アッセイ)ゾ
ーン920と呼ばれる。
【0081】 ステップ808では、スポット920の各隣りのバックグラウンドシグナル9
14の大きさが測定される。ステップ812では、スポットの一端から多端まで
のバックグラウンドシグナルの大きさは一定の変動幅を持つものと仮定されてい
る。この大きさがバックグラウンドであると見なされ、ステップ816のスポッ
トのシグナルの大きさから差し引かれる。この方法の結果としてバックグラウン
ドノイズの寄与のない実際のシグナルの大きさの表示が決められる。図10は蛍
光強度が、本発明のひとつの態様である各スポット全体に亘って積算される方法
を例示している図である。ステップ1002では、調整した蛍光強度の和が計算
されている。
【0082】 ステップ1004では、この強度に各点間のステップ距離を乗じている。ステ
ップ距離はアッセイ装置が各データ読み取り間を診断レーンに沿って移動する移
動量に関係する。ひとつの態様では、ステップ距離の変動は、前もって測定した
較正データによるステップ距離を補正することによってステップ1004での読
みから要因としてはずされる。
【0083】 ステップ1006では、この結果は適当な計器利得(meter gain)によって規
格化される。計器利得(G)は励起光源の相対強度および検出器の相対感度を表
すスケールファクターである。検出されたシグナルは光源強度、蛍光の量および
検出器の感度の積である。ひとつの態様では、その結果はスポットの幅によって
規格化され、したがってアッセイ工程の結果として蛍光ラベルの平均の大きさに
関係する。好ましい態様では、結果はスポットの幅によって規格化されず、した
がって、アッセイ工程の結果として蛍光ラベルの全量に関係する。
【0084】 光源は周波数および強度の両方の変動の影響を受ける。これらの変動は、光源
の名目上の電力値および波長に応じて計器中の蛍光のスポットと組み合わせて追
跡される。したがって、試験ゾーンの蛍光シグナルは測定されたシグナル中の変
動に比例して内部標準から増加するであろう。当業者は、内部標準は検出器の感
度をも修正することを認識するであろう。好ましい態様では、ステップ1006
はまた結果を、測定された内部標準のシグナルに対しても規格化する。
【0085】 好ましい態様では、それぞれの領域の強度(Ij)は測定されたシグナル(M I)からベースラインシグナル(BL)を差し引いて測定される、即ち図8に示
すようにIj=MIj−BLj である。それから、各領域の強度に各領域の長さ、
例えば測定間の既知の距離を乗じる。各領域の長さ、ΔXj、は診断レーンに沿 った位置の函数であってもよく、必ずしも定数ではない。
【0086】 ゾーン内の各領域についてのこの積の和は、そのゾーン内の未補正の蛍光ラベ
ル(UFL)を表す(UFL=ΣIjΔXj)。UFLに計器利得を乗じると、こ
れは計器と独立した結果を概算したものとなる。またUFLに内部標準の期待値
(EISV)を乗じ、内部標準の測定値(MISV)で除すことにより機器によ
らない独立した全蛍光ラベル(TF)の結果を得る。
【0087】 サンプルの蛍光を測定するために用いられてきたこれまでの蛍光計は代表的に
は可視または近可視波長領域で働くものである。このようなアッセイ方法論では
、一般に400nmと500nmの範囲の蛍光を発する染料が使用される。この
ような染料にはフルオレセインおよびメチル-ウンベリフェリホスフェート(meth
yl-umbellifery phosphate)が含まれるが、それに限定されない。しかし、血液 、血漿、血清サンプルはそれ自身紫外および約600nmまでの可視スペクトル
に吸収および蛍光を有する。結果として、蛍光染料から検知されるシグナルのシ
グナル対バックグラウンド比は無視されるかまたは小さくなる。
【0088】 これらの困難を克服するために、本発明の好ましい態様では赤外または近赤外
、特に約600〜1300nmの間に励起および発光する染料が用いられる。こ
れらの特徴の結果として、ある程度の利点が得られる。第1に、染料の励起波長
は、例えば血液または血清が吸収する波長とは異なる。この状態では、励起源か
らのエネルギーは損失しない。第2に発光波長はサンプルの吸収波長に相当しな
いので蛍光は損失しない。最後に、血液および血清はこれらの波長で蛍光を発し
ないので、検出器によって感知されるバックグラウンドは少なくなる。
【0089】 もうひとつの好ましい態様では、約90nmより大きいストークスシフトを有
する染料が使用される。ストークスシフトが90nmより大きいので光学ブロッ
クの設計を単純化することができ、そのため励起光エネルギーを遮断するための
特定バンドの透過フィルターを必要としない。言いかえれば、ストークスシフト
が増加するので励起光と放射光の重なりが最小となり、したがってアッセイ装置
からの蛍光の回収が増加する。励起光と放射光の波長が重なると、放射光を測定
する必要がある場合に励起光の測定を防止するためにバンド透過フィルターの使
用が必要となることは当業者の承知しているところである。バンド透過フィルタ
ーを使用すると、コストの点でおよび測定した蛍光収率の低下の点で不利である
【0090】 励起と発光の波長が近赤外および赤外にあるという特徴を持ちストークスシフ
トが約90nmより大きい染料は、次の同時係属の米国特許出願;「粒子中の蛍
光エネルギー移動」を表題とする出願番号第08/601,492号、「粒子中の蛍光エネ
ルギー移動」を表題とする出願番号第08/274,534号、「新規化合物を用いた粒子
中の蛍光エネルギー移動および分子内エネルギー移動」を表題とする出願番号第
08/311,098号、「新規化合物を用いた粒子中の蛍光エネルギー移動および分子内
エネルギー移動」を表題とする出願番号第08/409,298号中に十分開示されており
、これらは本発明の一部である。好ましい態様では粒子、特に結合した抗体、蛋
白質、リガンドおよびリガンド類似体を有するラテックス粒子中で蛍光エネルギ
ー移動を具体化しているフタロシアニン類およびハイブリッドフタロシアニン誘
導体類の染料および染料系が用いられる。
【0091】 図11は、本発明のひとつの態様である上記の好ましい性質を示す染料類によ
って効果的に作用する光学パッケージの例を示すブロック図である。図11に示
された光学パッケージにはエネルギー源1102およびエネルギー検出器110
4(即ち、光学的発信機および受信器)が含まれる。加えて、カットオフまたは
バンド透過フィルター1108、1110は、エネルギー源1102または他の
エネルギー源からバックグラウンドシグナルを遮断するために使用することがで
きる。
【0092】 エネルギー源1102は、好ましくはスペクトルの赤外または近赤外領域の光
を発するが、紫外または可視領域の波長の光を発することのできる光学エネルギ
ー源である。好ましい態様では、光学エネルギー源1102は約670nmの波
長のエネルギーを発する。このエネルギーの波長は血液または血清によってほと
んど吸収されず、少なくとも感知できる程度には血液または血清が蛍光を発する
ことはない。好ましいエネルギー源はフラッシュランプ、光発光ダイオードおよ
びレーザーダイオードである。特に好ましいエネルギー源はレーザーダイオード
である。
【0093】 使用する染料に応じて、サンプルから放射される蛍光エネルギーは励起エネル
ギーと異なる波長である。特に、好ましい態様では、染料の蛍光として放出され
るエネルギーの波長は約760nmである。この波長は励起波長(670nm)
のエネルギーと十分異なるので、エネルギー(励起)源1102はエネルギー検
出器1104によって測定されるバックグラウンドシグナルにほとんど寄与しな
い。好ましい態様ではカットオフフィルターは光源からの約690nmより大き
い光を最小限に留めるために使用される。
【0094】 系のシグナル対バックグラウンド比を更に改良するために、1個または1個以
上のフィルターを組み込んでもよい。好ましい態様では、潜在的にエネルギー検
出器1104のバックグラウンドの原因となるであろう、好ましい励起波長より
低い周波数(より高い波長)のエネルギー源の周波数部分をカットオフするため
に、例えば、高周波数透過性フィルター1108を用いる。加えてまたはこれに
代わるものとして、好ましい検出周波数より高い周波数(低い波長)のエネルギ
ー源の周波数部分をカットオフするために、低周波数透過フィルター1110を
含んでもよい。好ましいエネルギー検出器は光電子増倍管およびシリコンフォト
ダイオードである。特に好ましいエネルギー検出器はシリコンフォトダイオード
である。
【0095】 ひとつの態様では、エネルギー源1102およびエネルギー検出器1104は
エネルギー源1102から発せられる励起エネルギーがほぼ45°の角度でサン
プルに当たるように配置される。別の配置では異なる角度を用いて実施すること
ができる。加えて、エネルギーの読みを最適にするために複数のエネルギー源1
102および/または検出器1104を用いることができる。当業者は光源は一
般に一様な光の強さを持っていないこと、更に45°で入射する場合はサンプル
に入る照度にばらつきが生じる結果となることを認識するであろう。好ましい態
様では光源1102にはサンプルを均一な照度をもたらす特定の光学レンズが含
まれる。好ましい態様では、この特定の光学レンズはマイクロ-レンズ配列のも のである。特に好ましい態様では、特定の光学レンズは屈折レンズであり、これ
は均一な照度を提供し、45°入射での補正を含んでいる。
【0096】 レーザーダイオードのような光源の出力はしばしば一様でないので、光源が異
なれば異なる結果が得られる。これらの不均一性を考慮して、ひとつの態様では
より均一に分布した光線パターンを得るためにフラットナー(flattener)を用 いることができる。このようなフラットナーの例としてはディフューザー(diff
user)および/または屈折レンズが含まれる。
【0097】 上記のように、蛍光計の作動を容易にしまたは増強するために、消去可能な記
憶媒体を組み込むことができる。特に、上で記載したひとつの態様では、消去可
能な記憶媒体がソケット132およびROMチップ136を用いて構成されてい
る。好ましくは、この態様ではROMチップ136はソケット132と連結する
ための接触子を含むチップキャリア中に搭載されている。この態様ではチップキ
ャリアはソケット132に挿入またはソケットから抜き出しすることができ、そ
れによりROMチップ136からの交換またはスワッピングを容易にすることが
できる。ROMチップキャリアの例をここに記載する。
【0098】 図12Aおよび図12Bを含む図12は、本発明のひとつの態様であるチップ
キャリア1200の実施の例を示す図である。図12はチップキャリア1200
の頂面(top surface)と呼ばれるものの透視図である。図12Aに例示するよう に、チップキャリア1200には、胴部1203および後部垂れ1209が含ま
れる。胴部1203にはROMチップ136を載せるためおよびROMチップを
ソケット132へ案内するための構造が含まれている。後部垂れ1209はキャ
リア1200の取り扱いを可能にしおよびソケット132へのおよびソケット1
32からのキャリア1200の挿入および取り出しを可能にする垂れ様の構造を
備えている。
【0099】 図12に例示した態様では、キャリア1200には開放領域1205を有する
上部面1204が含まれる。開放領域1205はソケット132の接触子が電気
接触子1408(図14に図示)と接触することのできる開口部を備えている。
側部メンバー1206はキャリア1200の側面を画定し、開放領域1205の
境界を形成する。中央メンバー1206は構造強度を付加するためにおよびキャ
リア1200のソケット132への案内を補助するために形成することができる
。キャリア1200の先導端1208は、側部メンバー1206同様、斜めに切
っておくことが好ましい。これらのメンバーは斜めに切ってあるので、複数の端
部および面を含み、それにより挿し込みを調節することができキャリア1200
がソケット132内にしっかり適合することができる。先導端の底部1212は
側部メンバー1206および中央メンバー1207によって剛直な構造となって
いる。図12Bは本発明の好ましい態様のひとつであるキャリア1200を底の
方から見た図である。図12Bに示すように、側部1206、十字メンバー12
07および先導端底部1212はチップキャビティー1236の縁を形成する。
ROMチップ136が配置されるのはチップキャビティー1236である。ひと
つの好ましい態様では、ROMチップ136はプリント回路基板のような比較的
平らな構造上に載せられる。この態様の例が図14に例示されている。図14に
示すようにROMチップ136はプリント回路基板1404上に載せられる。プ
リント回路基板1404にはソケット132中の対応する接触子と電気的な接触
をするために用いる複数の接触子1408が含まれる。導線1406は接触子1
408を持ったROMチップ136の導線と接触するために用いられる。
【0100】 ひとつの態様では、ソケット132中の接触子(図示していない)は、例えば
電話のジャックあるいは回路基板のカード端部状連結子で見られる接触子と同様
のワイパー接触子を使用する。しっかりした電気接触を維持するために、ワイパ
ー接触子は、例えばスプリング、または曲がった接触金属そのもののバネ力を用
いて装填したスプリングであってもよい。ソケット132中の接触子および接触
子1408および導線1406には、導電性物質、例えば、銅、金、銀または他
の導電材料が用いられる。
【0101】 ソケット132中の接触子、導線1406およびプリント基板上に配置された
接触子1408の幅および厚さは実施内容に応じて適当な大きさの伝導度が得ら
れるように変えることができる。加えて、接地面または接地導線146のために
準備される面積および厚さは、接地用の適当な電流取り扱い容量を提供できるよ
うに選ばれる。
【0102】 ひとつの態様でのプリント回路基板1404には、耳1412が含まれている
。耳1412は、チップキャビティー1236内にROMチップ136および回
路基板1404を置くことができるように凹部1214と一直線をなしている。
可撓性のタブ1234によりプリント基板1404は適切な位置に保持される。
回路基板1404を適切な位置に保持するために鋸歯状の溝のあるまたは他の構
造1242を設けることもできる。構造1242は図12Bに例示するように鋸
歯状の溝のあるものでもよいし、連続した構造でもよいし、またはそれの代わる
他の構造でもよい。構造1242とタブ1234を組み合わせることにより回路
基板が構造1242のへ下へ滑るように入り、耳1234のエッジの下の適切な
位置へカチッと嵌め込まれる。チップキャビティー1236の回りにまたは部分
的に内部の周りに伸びている峯の部分1244は回路基板1404が載ることの
できる保持部となる。構造1242とタブ1234に峯部分1244を組み合わ
せることにより回路基板はチップキャビティー内の適切な位置にしっかりと保持
される。ひとつの態様では凹部1237は成形体として提供される。
【0103】 チップキャリア1200は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンポリマ
ー(ABS樹脂)、ポリオキシメチレンポリマー(POM)、スチレンポリマー
またはスチレン共重合体の成形体を用いることができる。ひとつの態様では、タ
ブ1234の可撓性によって回路基板1404の挿入および取り出しができるよ
うに、耳部1234は、スロット1210から伸びている。図15はスロット1
210およびタブ1234の断面を示す図である。図示しているように、この態
様では耳部1204は上部面1204の一部として成形されている。スロット1
210が設けられていることにより、耳部1234が上部面1204と出会う部
分に応力を加えることなく更に耳部1234に可撓性が付与される。タブ123
4、上部面1204およびプリント基板1404の間の連結も図15に図示して
ある。
【0104】 図13は先導端1208のひとつの態様をより詳細に例示する図である。この
態様では、先導端の基部1212上に複数の歯1304が配置されている。これ
らの歯1304はチップキャリア1200がソケット132へ案内され得るよう
に設けられている。図13に示された態様では、歯1304は面取りした直角プ
リズムまたはピラミッド型台(frustrums)として設けられている。別の形状も可
能であるが、歯1304の角のある先導端はキャリア1200の案内を可能にす
る。更に、図13に例示された態様では、歯1304は先導端の基部を越えては
伸びていない。この態様では、歯1304はプリント回路基板1404上の接触
子の間には伸びていない。
【0105】 上記の本発明の種々の態様は、ハードウエア、ソフトウエアまたはその組み合
わせを用いてなされていてもよいし、コンピューター系または他の処理システム
中でなされていてもよい。事実、ひとつの態様では、これらの要素は、これらに
関して記載された機能を実施することのできるコンピューターシステムを用いて
実施される。コンピュータシステムの例は例えば図1に例示されている。
【0106】 図16は、汎用コンピューター系を示すブロック図であり、コンピュータソフ
トウエアを提供するためのコンピューター読み取り媒体の例、またはここに記載
された機能を実行するための指令を含む。例示されたコンピューターシステム1
602には1個または1個以上のプロセッサー、例えばプロセッサー1604が
含まれる。プロセッサー1604はコミュニケーションバス(bus)1606に 連結される。ソフトウエアの種々の態様はこのコンピューターシステムの例を用
いて記載されている。この記載を読めば、例えば図1に示された体系を含む他の
コンピュータシステムまたはコンピューター体系を用いてどのように本発明を実
施することができるかが当業者に明らかであろう。
【0107】 コンピューターシステム1602は、また、主メモリー、好ましくはランダム
アクセスメモリー(RAM)を含み、二次メモリー1610を含むこともできる
。二次メモリー1610は、例えばハードディスクドライブ1612および/ま
たは消去可能な記憶装置ドライブを含むことができ、これらはフロッピーディス
クドライブ、磁気テープドライブ、光学ディスクドライブ等を表している。消去
可能な記憶装置ドライブ1614は消去可能な記憶媒体1618から読み取った
りおよび/または書き込んだりする。消去可能な記憶媒体1618は、フロッピ
ーディスク、磁気テープ、光学ディスク等を表し、これは消去可能な記憶装置ド
ライブ1614によって読み取られ且つ書き込まれる。理解されるように、消去
可能な記憶媒体1618には、コンピュータソフトウエアおよび/またはデータ
をその中に記憶されているコンピューターで使用可能な記憶媒体が含まれる。
【0108】 別の態様では、二次メモリー1610は、コンピュータープログラムまたは他
の指令がコンピューターシステム1602に搭載され得るように、他の同様の手
段を含んでもよい。このような例として、プログラムカートリッジおよびカート
リッジインターフェイス(例えば、ビデオゲームデバイス中に見出されるような
)、消去可能なメモリーチップ(例えば、ERROM、PROMまたは他のメモ
リーデバイス)および関連するソケット、およびソフトウエアとデータが除去可
能な記憶ユニット1622からコンピューターシステム1602へ移送されるの
を可能にする他の消去可能な記憶ユニット1622およびインターフェイス16
20、が含まれる。いくつかの態様では、消去可能な記憶ユニット1622は消
去可能な記憶ユニットインターフェイス1520に永久的に取り付けてもよい。
【0109】 コンピューターシステム1602は、コミュニケーションインターフェイス1
624を含んでもよい。コミュニケーションインターフェイス1624により、
ソフトウエアおよびデータをコンピューターシステム1602と外部デバイスと
の間で移送することができる。コミュニケーションインターフェイス1624の
例としては、モデム、ネットワークインターフェイス(例えばイーサーネットカ
ード)、コミュニケーションポート、PCMCIAスロットおよびカード等を含
むことができる。コミュニケーションインターフェイス1624を介して移送さ
れるソフトウエアおよびデータは、電子シグナル、電磁シグナル、光学シグナル
または他のコミュニケーションインターフェイス1624によって受け入れ可能
な他のシグナルの形である。これらのシグナルはチャンネル1628を介してコ
ミュニケーションインターフェイスに提供される。このチャンネル1628はシ
グナルを運び、無線媒体、ワイヤーまたはケーブル、光学繊維、または他の伝達
媒体を用いて行われる。チャンネルの例には電話線、携帯電話リンク、RFリン
ク、ネットワーク、および他のコミュニケーションチャンネルが含まれる。
【0110】 本明細書では、「コンピュータプログラム媒体」および「コンピューター利用
可能媒体」という言葉は、一般に、消去可能な記憶媒体1618、ハードディス
クドライブ1612にインストールされるハードディスク、消去可能な記憶ユニ
ット1622およびチャンネル1628上のシグナルのような媒体を言う。これ
らの言葉はまた、メモリー1608がコンピュータープログラムまたはその一部
を貯蔵する主メモリーを言う。これらのコンピュータープログラム製品は、コン
ピューターシステム1602へソフトウエアを提供するための手段である。
【0111】 コンピュータープログラムまたは指令(コンピューター制御ロジックとも呼ば
れる)は主メモリー1608および/または二次メモリー1610中に貯蔵する
ことができる。コンピュータープログラムはコミュニケーションインターフェイ
ス1624を介して受け取ることもできる。このようなコンピュータープログラ
ムにより、それが実行されたとき、コンピューターシステム1602が、ここで
議論されるように、本発明の特徴とするところのものを実施することができる。
特に、コンピュータープログラムにより、それが実行されるとき、プロセッサー
1604が本発明の特徴とするところのものを実施することができる。したがっ
てこのようなコンピュータープログラムはコンピューターシステム1602のコ
ントローラーを表す。
【0112】 要素がソフトウエアを用いている態様では、ソフトウエアはコンピュータープ
ログラム製品中に貯蔵され、消去可能な記憶ドライブ1614、消去可能な記憶
ユニット1622、ハードディスク1612またはコミュニケーションインター
フェイス1624を用いてコンピューターシステムに搭載してもよい。制御ロジ
ク(ソフトウエア)は、プロセッサー1604によって実行されたとき、プロセ
ッサー1604にここで記載しているように、本発明の機能を実行させる。
【0113】 もうひとつの態様では、エレメントは、例えば用途特定の集積回路(ASIC
s)のようなハードウエアコンポネントを用いて、主にハードウエア中で履行さ
れる。ここで記載されている機能を実施するためにハードウエア陳述機械(hard
ware state machine)を用いることは当業者に明らかであろう。従来の意味の「
コンピュータープログラム」ではないが、ハードウエア成分は、システムが記載
された機能を実行することのできるコンピュータープログラム媒体(たとえ、配
線によるものであっても)と考えられる。更に別の態様では、要素はハードウエ
アとソフトウエアの組み合わせを用いて構成されている。この態様では、ハード
ウエアとソフトウエアの組み合わせは、同様に、系に記載された機能を実行させ
ることができるコンピュータープログラム媒体と考えられる。
【0114】 本発明の種々の態様が記載されているが、それらは単に例として表されたので
あってそれに限定されるものではない。したがって本発明の幅および範囲は上記
実施態様の例に限定されるものでなく、クレームによってのみ規定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のひとつの実施態様である蛍光計の代表的な機能体系を説
明する図。
【図2】 本発明のひとつの実施態様である蛍光計の一般的運転手順を説明
する図。
【図3】 本発明のひとつの実施態様であるアッセイメカニズムの代表的な
機能体系を説明する図。
【図4】 本発明のひとつの実施態様である、健康ケア施設と組み合わせた
蛍光計の利用例を説明する図。
【図5】 本発明のひとつの実施態様である、健康ケア施設と組み合わせた
蛍光計の運転手順を説明する図。
【図6】 本発明のひとつの実施態様である、独立したコンピューターと組
み合わせた蛍光計の利用例を説明する図。
【図7】 本発明のひとつの実施態様である、複数のサンプル領域を試験す
るためのプロセスを説明する図。
【図8】 本発明のひとつの実施態様である、試験結果から背景の信号を除
くためのプロセスを説明する図。
【図9】 本発明のひとつの実施態様である、信号の強さによるスポット位
置付けの例を説明する図。
【図10】 本発明のひとつの実施態様である、試験範囲にわたって蛍光強
度を積算するためのプロセスを説明する図。
【図11】 本発明のひとつの実施態様である、サンプルを励起して信号を
受け取るために使用される光学パッケージを説明する図。
【図12】 本発明のひとつの実施態様である、チップキャリアの利用例を
説明する図解。
【図13】 図12のチップキャリアの先導端のひとつの実施態様をより具
体的に説明する図。
【図14】 本発明のひとつの実施態様である、印刷したサーキットボード
上に載せたROMの利用例を説明する図。
【図15】 本発明のひとつの実施態様であるスロットおよびタグの断面図
を説明する図。
【図16】 本発明のエレメントと機能性が本発明のひとつの実施態様によ
って利用されているコンピュータシステムの例を説明するブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ポール・エイチ・マックファーソン アメリカ合衆国92024カリフォルニア州エ ンシニタス、エルバ・コート1449番 Fターム(参考) 2G043 AA01 BA10 BA16 BA17 DA02 DA06 EA01 JA02 KA02 KA03 KA05 LA01 MA01 NA01 NA06 NA13 2G058 AA05 AA09 CD12 CF11 GA03 GC03 GD02 GD06

Claims (135)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験されるべきサンプルを載せるためのアッセイ装置; アッセイ装置に光学エネルギーを照射することによってアッセイ装置を励起す
    るための光学エネルギー源; 励起されたアッセイ装置からの放射エネルギーを検出するための光学エネルギ
    ー検出器; アッセイ装置に載せられたサンプルに関するコード化されたサンプル情報を提
    供するために上記アッセイ装置に配置されたコード化したラベル; 上記光学エネルギー源および上記エネルギー検出器に対して複数のアッセイゾ
    ーンまたは領域のひとつが試験され得るようにアッセイ装置を位置付けするため
    の駆動エレクトロニクス; 試験の指令によって試験の実施を制御し、励起されたサンプルの上記領域また
    は複数の領域から検出された放射エネルギーを試験結果を評価するために処理す
    るためのプロセッサー; 実行されるべき一つまたは一つ以上のアッセイに関係するデータを貯蔵するR
    OMチップの少なくともひとつを受け入れるためのROMチップソケット;およ
    び 蛍光計と外部施設の間で試験情報をやり取りするためのコミュニケーションイ
    ンターフェイス、を含んでなるサンプルの蛍光を感知するための蛍光計。
  2. 【請求項2】 上記ROMチップが更にコントロールサンプルを用いて蛍光
    計を較正するためのコントロールおよび較正情報を貯蔵する請求項1に記載の蛍
    光計。
  3. 【請求項3】 上記のサンプル情報が、患者の身元、サンプルの身元、サン
    プルのタイプ、およびサンプルに実施されるべき試験のタイプの身元からなる群
    の少なくともひとつを含む請求項1に記載の蛍光計。
  4. 【請求項4】 上記コード化されたラベルが光学的バーコード、磁気ストラ
    イプ、誘導回路、および文字と数字を区別なく処理し得る特性からなる群の少な
    くともひとつを含む請求項1に記載の蛍光計。
  5. 【請求項5】 一つまたは一つ以上のアッセイに関係する上記データが、特
    定の試験タイプ用の試験指令、実施されるべき特定のタイプの試験の身元、およ
    び実行されるべき試験用の較正曲線からなる群の少なくともひとつを含む請求項
    1に記載の蛍光計。
  6. 【請求項6】 上記試験情報が、試験結果、患者の身元、サンプルの身元、
    およびサンプルに実施されるべき試験の身元からなる群の少なくともひとつを含
    む請求項1に記載の蛍光計。
  7. 【請求項7】 電源を更に含み、上記蛍光計が手持ち用の携帯用ケースに収
    められている請求項1に記載の蛍光計。
  8. 【請求項8】 更にユーザーインターフェイスを含む請求項1に記載の蛍光
    計。
  9. 【請求項9】 試験された一つまたは一つ以上のサンプルの記録および上記
    一つまたは一つ以上のサンプルの試験結果を維持するための記憶装置を更に含む
    請求項1に記載の蛍光計。
  10. 【請求項10】 上記記録が、患者の身元、サンプルの身元、サンプルに実
    施された試験の身元、試験が行われた日と時間、および試験結果からなる群の少
    なくともひとつを含む請求項3に記載の蛍光計。
  11. 【請求項11】 上記コミュニケーションインターフェイスが上記記録を健
    康ケア施設に伝達する請求項10に記載の蛍光計。
  12. 【請求項12】 上記光学エネルギー源が第1の波長のエネルギーによって
    上記アッセイを励起し、上記光学エネルギー検出器が上記アッセイ装置から放射
    されるエネルギーを第2の波長で感知し、上記第1の波長が上記第2の波長と異
    なる請求項1に記載の蛍光計。
  13. 【請求項13】 上記第1の波長が約670ナノメータであり上記第2の波
    長が約760ナノメータである請求項12に記載の蛍光計。
  14. 【請求項14】 上記光学エネルギー源から放射される、上記第2の波長に
    近い周波数を遮断する第1のフィルター、および上記光学エネルギー検出器によ
    って受け取られるものから上記第1の波長の周波数を濾過する第2のフィルター
    とを更に含み、それによって上記光学エネルギー検出器のためにバックグラウン
    ド源としての上記光学エネルギー源の作用を減少する請求項12に記載の蛍光計
  15. 【請求項15】 上記第1のフィルターが約690ナノメータより長い波長
    の周波数を遮断し上記第2のフィルターが約710ナノメータより短い波長の周
    波数を遮断する請求項14に記載の蛍光計。
  16. 【請求項16】 患者から取り出したサンプルを試験するための蛍光計であ
    って、 上記サンプルについて試験を実施するためのアッセイ装置; 試験の指令によって試験の実施を制御し、試験結果を評価するために試験中に
    得られたデータを処理するためのプロセッサー;および 実施されるべき一つまたは一つ以上のアッセイのためのデータセットを含み、
    複数の消去可能な記憶媒体の少なくともひとつを受け入れるための消去可能な記
    憶媒体、を含む蛍光計。
  17. 【請求項17】 上記消去可能な記憶媒体がROMチップである請求項16
    に記載の蛍光計。
  18. 【請求項18】 アッセイ装置に配置されたコード化されたラベルを読み取
    るために用いられるコード化されたラベル読み取り機を含み、上記ラベルが上記
    キャリア中に配置されたサンプルに関するコード化されたサンプル情報を提供す
    る請求項16に記載の蛍光計。
  19. 【請求項19】 試験装置と外部施設との間で試験情報をやり取りするため
    のコミュニケーションインターフェイスを更に含む請求項16に記載の蛍光計。
  20. 【請求項20】 上記蛍光計が、 光学エネルギーによってアッセイ装置を照射することによって試験されるべき
    サンプルを励起するための光学エネルギー源;および 励起されたアッセイ装置からの放射エネルギーを検出するための光学エネルギ
    ー検出器を更に含む、請求項16に記載の蛍光計。
  21. 【請求項21】 上記蛍光計が、上記アッセイ装置を上記光学エネルギー源
    および上記光学エネルギー検出器に関して位置付けするための駆動用エレクトロ
    ニクスを更に含み、複数のサンプル領域の少なくともひとつが試験され得るよう
    にした請求項20に記載の蛍光計。
  22. 【請求項22】 上記光学エネルギー源が第1の波長のエネルギーによって
    上記アッセイを励起し、上記光学エネルギー検出器が上記アッセイ装置から放射
    されるエネルギーを第2の波長で感知し、上記第1の波長が上記第2の波長と異
    なる請求項20に記載の蛍光計。
  23. 【請求項23】 上記第1の波長が約670ナノメータであり上記第2の波
    長が約760ナノメータである請求項22に記載の蛍光計。
  24. 【請求項24】 上記光学エネルギー源から放射される、上記第2の波長に
    近い周波数を遮断する第1のフィルター、および上記光学エネルギー検出器によ
    って受け取られるものから上記第1の波長の周波数を濾過する第2のフィルター
    とを更に含み、それによって上記光学エネルギー検出器のためにバックグラウン
    ド源としての上記光学エネルギー源の作用を減少する請求項22に記載の蛍光計
  25. 【請求項25】 上記第1のフィルターが約690ナノメータより長い波長
    の周波数を遮断し上記第2のフィルターが約710ナノメータより短い波長の周
    波数を遮断する請求項24に記載の蛍光計。
  26. 【請求項26】 第1のタイプの試験用に準備された試験データを貯蔵する
    上記第1の消去可能な記憶媒体が、第2のタイプの試験を実施するための第2の
    消去可能な記憶媒体によって置換され得る請求項16に記載の蛍光計。
  27. 【請求項27】 アッセイの実施を制御するための調時手段を更に含み、ア
    ッセイが使用者の介在を必要としないで実施され得る請求項16に記載の蛍光計
  28. 【請求項28】 試験されるべきサンプルの入手すること; 実施されるべきアッセイの一つまたは一つ以上に関するデータを貯蔵する消去可
    能な記憶媒体を試験器にインストールすることによって、サンプル試験用試験器
    をプログラミングすること; 試験されるべきサンプルをアッセイ装置内に置き、上記アッセイ装置を上記試
    験器に装填すること;および 上記試験を上記プログラミングによって上記アッセイ装置上で実施すること、
    のステップを含む、サンプルを試験する方法。
  29. 【請求項29】 上記サンプルが血液、血清、血漿、尿、便抽出物、廃水ま
    たは土壌抽出サンプルである請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 上記消去可能な記憶媒体がROMチップである請求項28
    に記載の方法。
  31. 【請求項31】 上記実施ステップが、 光学エネルギー源からの光学エネルギーによってアッセイ装置を照射すること
    によって試験されるべきアッセイ装置を励起すること;および 光学エネルギー検出器を用いて励起されたアッセイ装置からの放射エネルギー
    を検出すること、のステップを含む請求項28に記載の方法。
  32. 【請求項32】 上記実施ステップが、アッセイ装置を上記光学エネルギー
    源および上記光学エネルギー検出器との関係において位置付けするステップを更
    に含み、アッセイ装置上の複数のゾーンの少なくともひとつが試験され得るよう
    にした請求項28に記載の方法。
  33. 【請求項33】 上記光学エネルギー源が第1の波長のエネルギーによって
    上記サンプルを励起し、上記光学エネルギー検出器が上記サンプルから放射され
    るエネルギーを第2の波長で感知し、上記第1の波長が上記第2の波長と異なる
    請求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 上記第1の波長が約670ナノメータであり上記第2の波
    長が約760ナノメータである請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 上記光学エネルギー源から放射される、上記第2の波長に
    近い周波数を遮断する第1のフィルター、および上記光学エネルギー検出器によ
    って受け取られるものから上記第1の波長の周波数を濾過する第2のフィルター
    とを更に含み、それによって上記光学エネルギー検出器のためにノイズ源として
    の上記光学エネルギー源の作用を減少する請求項33に記載の方法。
  36. 【請求項36】 上記第1のフィルターが約690ナノメータより長い波長
    の周波数を遮断し上記第2のフィルターが約710ナノメータより短い波長の周
    波数を遮断する請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 サンプルを試験するための方法ステップを実施するために
    、機械によって実施可能な指令プログラムを包含する媒体であって、上記方法ス
    テップが サンプルを含むアッセイ装置を光学エネルギー源からの光学エネルギーをアッ
    セイ装置に照射することによって励起すること; 励起されたアッセイ装置からの放射エネルギーを検出すること; アッセイ装置を上記光学エネルギー源との関係で位置付けしてアッセイ装置の
    一つまたは一つ以上のアッセイゾーンが励起され試験され得ること;のステップ
    を含む、 機械によって読み取り可能なコンピューター読み取り可能媒体。
  38. 【請求項38】 上記方法が、更に 試験データによって試験の実施を制御すること;および 試験結果を評価するために励起されたサンプルの上記一つまたは複数の領域か
    ら検出される放射エネルギーを上記試験データとともに含まれる試験指令によっ
    て処理すること、のステップを含む請求項37に記載のコンピューター読み取り
    可能媒体。
  39. 【請求項39】 上記方法が、ROMチップからの上記試験データのステッ
    プを更に含み、上記ROMチップが一つまたは一つ以上の試験の試験指令を含む
    請求項38に記載のコンピューター読み取り可能媒体。
  40. 【請求項40】 上記方法が、コントロールサンプルを用いて蛍光計を較正
    するためのコントリールおよび較正情報を受け取るステップを更に含む請求項3
    9に記載のコンピューター読み取り可能媒体。
  41. 【請求項41】 上記方法が、アッセイ装置に載っているサンプルに関する
    コード化されたサンプル情報を得るために上記アッセイ装置上に配置されたコー
    ド化されたラベルを読み取るステップを更に含む請求項38に記載のコンピュー
    ター読み取り可能媒体。
  42. 【請求項42】 上記方法が、一つまたは一つ以上の試験されたサンプルの
    記録および上記一つまたは一つ以上のサンプルの試験結果を保存するステップを
    更に含む請求項38に記載のコンピューター読み取り可能媒体。
  43. 【請求項43】 上記方法が、上記記録を健康ケア施設に伝達するステップ
    を更に含む請求項42に記載のコンピューター読み取り可能媒体。
  44. 【請求項44】 上記光学エネルギー源が第1の波長のエネルギーによって
    上記アッセイ装置を励起し、上記光学エネルギー検出器が上記アッセイ装置から
    放射された第2の波長のエネルギーを感知し、上記第1の波長が上記第2の波長
    と異なる請求項38に記載のコンピューター読み取り可能媒体。
  45. 【請求項45】 上記第1の波長が約670ナノメータであり上記第2の波
    長が約760ナノメータである請求項44に記載のコンピューター読み取り可能
    媒体。
  46. 【請求項46】 試験情報をコミュニケーションインターフェイスを介して
    蛍光計と外部施設とやり取りするステップを更に含む請求項44に記載のコンピ
    ューター読み取り可能媒体。
  47. 【請求項47】 上記方法が、 試験されてつつあるサンプル情報を、上記試験器から離れた位置にある健康ケ
    ア施設に提供すること;および 上記の離れたところにある健康ケア施設でデータベースからの試験情報を受け
    取り、上記試験情報が上記サンプル情報に基づいて上記データベースから呼び出
    され、上記試験情報が少なくとも上記サンプル用に実施されるべき試験を示して
    いる、ステップを更に含む請求項37に記載のコンピューター読み取り可能媒体
  48. 【請求項48】 患者のサンプルを家庭で試験するための試験器であって、 試験されるべき患者のサンプルを収容するアッセイ装置; 試験されるべき患者のサンプルのサンプル情報を上記試験器から離れたところ
    に位置する健康ケア施設へ提供する手段; 上記のサンプル情報に基づいて上記データベースから取り出され、且つ少なく
    とも上記患者サンプルのために実施されるべき試験を示しているデータベースか
    らの試験指令を、上記の離れたところにある健康ケア施設でうけとるためのコミ
    ュニケーションインターフェイス;および 上記患者サンプルに関する必要な試験を実施するための手段、 を更に含む試験器。
  49. 【請求項49】 上記サンプルに関して実施された上記試験の記録を作成す
    るための手段を更に含む請求項48に記載の試験器。
  50. 【請求項50】 健康ケア専門家が後日解析を行うために、コミュニケーシ
    ョンインターフェイスが上記記録を上記健康ケア施設へ伝達する請求項49に記
    載の試験器。
  51. 【請求項51】 上記サンプルに関して実施された上記試験の記録を保存す
    るための手段を更に含む請求項49に記載の試験器。
  52. 【請求項52】 上記サンプル情報が患者の身元情報を含み、上記試験情報
    が上記患者の身元情報に基づいて上記データベースから呼び出される請求項48
    に記載の試験器。
  53. 【請求項53】 上記サンプル情報がサンプルタイプの情報を含む請求項4
    8に記載の試験器。
  54. 【請求項54】 上記データベースが、上記患者に対してどの試験が実施さ
    れたかを示すフラッグを含む請求項52に記載の試験器。
  55. 【請求項55】 試験が実施されるべき時に患者に知らせる警報特性を更に
    含んでいる請求項48に記載の試験器。
  56. 【請求項56】 上記アッセイ装置がサンプル情報を提供するためにコード
    化されたラベルを標識しており、上記試験器械が上記コード化されたラベルから
    患者のサンプルのサンプル情報を読み取るためのコード化ラベル読み取り機を更
    に含む請求項48に記載の試験器。
  57. 【請求項57】 上記サンプル情報が試験されているサンプルのタイプに関
    する情報を含み、上記試験指令が上記サンプルタイプに基づいて呼び出される請
    求項48に記載の試験器。
  58. 【請求項58】 上記サンプル情報が上記サンプルに関して実施されるべき
    試験のタイプに関する情報をを含む請求項57に記載の試験器。
  59. 【請求項59】 上記試験を実施するための指令が上記試験情報を持った遠
    隔データベースからダウンロードされる請求項48に記載の試験器。
  60. 【請求項60】 上記遠隔データベースから取り出された上記試験指令が実
    施されるべき試験を示し、上記指示された試験を実施するための特定の指令が離
    れたところにある記憶装置から呼び出される請求項48に記載の試験器。
  61. 【請求項61】 上記指令が消去可能な記憶媒体上に貯蔵されている請求項
    60に記載の試験器械。
  62. 【請求項62】 上記の必要な試験を実施するための上記手段が、 アッセイ装置に光学エネルギーを照射することによってアッセイ装置を励起す
    るための光学エネルギー源; 励起されたアッセイ装置からの放射エネルギーを検出するための光学エネルギ
    ー検出器; アッセイ装置に載っているサンプルに関するコード化されたサンプル情報を提
    供するために上記アッセイ装置に配置されたコード化したラベル; 上記光学エネルギー源および上記エネルギー検出器との関係でアッセイゾーン
    を位置付けするためにアッセイ装置を位置付けし、複数のアッセイゾーンの少な
    くともひとつまたは領域が試験され得るようにするための駆動用エレクトロニク
    ス;および 試験の指令によって試験の実施を制御し、励起サンプルの上記領域または複数
    の領域から検出された放射エネルギーを試験結果を評価するために処理するため
    のプロセッサー、を含む請求項48に記載の試験器。
  63. 【請求項63】 試験器が、 試験されるべき患者サンプルを入れるためのアッセイ装置; 上記患者サンプルに関する指定された試験を実施するための手段; 上記指定された試験の結果を上記試験器から離れた場所にある健康ケア施設に
    提供するための手段、を含む患者サンプルを家庭で試験するための試験器。
  64. 【請求項64】 上記試験結果の記録を作製しそれを離れたところに貯蔵す
    る手段を更に含む請求項63に記載の試験器。
  65. 【請求項65】 サンプル情報を上記健康ケア施設に提供するための手段を
    更に含む請求項63に記載の試験器。
  66. 【請求項66】 上記遠隔地の健康ケア施設でデータベースからの試験情報
    を受け取るための手段を更に含み、上記試験情報が上記サンプル情報に基づいて
    上記データベースから呼び出され、上記試験情報が上記患者のサンプルのために
    実施されるべき試験を指示している請求項65に記載の試験器。
  67. 【請求項67】 上記サンプル情報が、上記サンプルが取り出された患者の
    身元情報を含む請求項65に記載の試験器。
  68. 【請求項68】 上記サンプル情報が、サンプルタイプの身元情報を含む請
    求項65に記載の試験器。
  69. 【請求項69】 上記サンプル情報が、上記患者サンプルに関して実施され
    るべき試験の指示を含む請求項65に記載の試験器。
  70. 【請求項70】 上記アッセイ装置がサンプル情報を提供するためにコード
    化されたラベルを標識しており、上記試験器が上記コード化されたラベルから患
    者サンプルのサンプル情報を読み取るための手段を更に含む請求項63に記載の
    試験器。
  71. 【請求項71】 上記試験を実施する指令が上記サンプル情報に基づいて健
    康ケア施設からダウンロードされる請求項63に記載の試験器。
  72. 【請求項72】 上記試験を実施する指令が、離れたところにある記憶装置
    から呼び出される請求項63に記載の試験器。
  73. 【請求項73】 指定された試験を実施する手段が、 アッセイ装置に光学エネルギーを照射することによってアッセイ装置を励起
    するための光学エネルギー源; 励起されたアッセイ装置からの放射エネルギーを検出するための光学エネルギ
    ー検出器; アッセイ装置に載っているサンプルに関するコード化されたサンプル情報を提
    供するための上記アッセイ装置に配置されたコード化したラベル; 上記光学エネルギー源および上記エネルギー検出器との関係でアッセイゾーン
    を位置付けするためにアッセイ装置を位置付けし、複数のアッセイゾーン少なく
    ともひとつまたは領域が試験され得るようにするための駆動用エレクトロニクス
    ;および 試験の指令によって試験の実施を制御し、励起サンプルの上記領域または複数
    の領域から検出される放射エネルギーを試験結果を評価するために処理するため
    のプロセッサー、を含む請求項63に記載の試験器。
  74. 【請求項74】 上記サンプルに実行されるべき一つまたは一つ以上のアッ
    セイに関係するデータを貯蔵する複数のROMチップ少なくともひとつを受け入
    れるためのROMチップソケットを更に含む請求項73に記載の試験器。
  75. 【請求項75】 試験器が、 患者からのサンプルに実施されるべき試験のタイプおよび上記試験が実施され
    るべき時を指示するスケジュール化手段; 上記試験が実施されるべくスケジュール化されたときに患者に警告を出すため
    の手段; 患者が調製した患者のサンプルを入れるアッセイ装置; 上記の調製された患者のサンプルに上記指示された試験を実施するための手段;
    および 遠隔地の健康ケア施設に上記試験に関係する情報を提供するためのコミュニケ
    ーションインターフェイス、を更に含む患者サンプルを家庭で試験するための試
    験器。
  76. 【請求項76】 上記試験に関する上記情報が実施された試験の指示および
    試験結果を含む請求項75に記載の試験器。
  77. 【請求項77】 上記スケジュール化手段が試験を実施するためのスケジュ
    ールに挙がっている事項を詳細に説明し、上記各スケジュールに挙がっている事
    項に関して実施されるべき一つまたは一つ以上の試験を詳細に明記しているスケ
    ジュール化プログラムを含む請求項75に記載の試験器。
  78. 【請求項78】 上記スケジュール化プログラムが上記のコミュニケーショ
    ンインターフェイスを介して後日ダウンロードして定期的に更新される請求項7
    7に記載の試験器。
  79. 【請求項79】 上記スケジュール化プログラムが実施されるべき特定の試
    験に対する試験指令を離れたところにある記憶装置から、または遠隔データベー
    スから呼出し、且つその特定の試験を実施するために上記試験指令を試験器に提
    供する請求項77に記載の試験器。
  80. 【請求項80】 上記スケジュール化プログラムが上記コミュニケーション
    インターフェイスを介して試験器にダウンロードされる請求項77に記載の試験
    器。
  81. 【請求項81】 上記コミュニケーションインターフェイスを介して受け取
    られた一つまたは一つ以上の定期的更新が試験スケジュールに追加の試験を加え
    、一つまたは一つ以上の試験のためにスケジュール化された事項を変更し、およ
    び/またはその時点でスケジュール化されている試験の一つまたは一つ以上を中
    止する請求項78に記載の試験器。
  82. 【請求項82】 上記スケジュール化プログラムが、与えられたスケジュー
    ル化試験事項で試験されるべきサンプルタイプを更に指示する請求項77に記載
    の試験器。
  83. 【請求項83】 一旦上記アッセイ装置が試験されるべきサンプルを装填し
    て調製されアッセイ装置が試験器に装填されれば、それ以上患者が介入しなくと
    も試験が実施され、結果が自動的に健康ケア施設へ報告される請求項77に記載
    の試験器。
  84. 【請求項84】 上記自動試験器が、 試験されるベきサンプルを収容するためのアッセイ装置であってサンプル情報
    を提供するためにコード化されたラベルで標識されているアッセイ装置; 試験されているまたは試験されるべきサンプルの上記サンプル情報を読み取る
    ためのコード化ラベル読み取り機; 実施されるべき試験または上記サンプルに関して実施された試験に関する情報
    を遠隔データベースによって伝達するためのコミュニケーションインターフェイ
    スを含む、サンプルを試験するための自動試験器。
  85. 【請求項85】 上記コミュニケーションインターフェイスが遠隔データベ
    ースから試験情報を呼び出すためのインターフェイスを含み、上記試験情報が上
    記サンプル情報に基づいて呼び出され、上記試験情報が少なくとも上記試験され
    つつあるサンプルに対して実施されるべき試験を指示している、請求項84に記
    載の自動試験器。
  86. 【請求項86】 上記サンプル情報がサンプルが取り出された患者の身元情
    報を含み、上記患者身元情報が上記遠隔データベースから試験情報を呼び出すた
    めに使用される請求項85に記載の自動試験器。
  87. 【請求項87】 試験された一つまたは一つ以上のサンプルの記録および一
    つまたは一つ以上の上記試験されたサンプルの試験結果を保存するための記憶装
    置を更に含む請求項84に記載の自動試験器。
  88. 【請求項88】 上記記録が患者身元情報、サンプルの身元情報、上記サン
    プルに実施された試験の身元情報、試験が実施された日付と時間、および試験結
    果からなる群の少なくとも一つを含む請求項87に記載の自動試験器。
  89. 【請求項89】 上記コミュニケーションインターフェイスが上記記録を健
    康ケア施設へ更に伝達する請求項88に記載の自動試験器。
  90. 【請求項90】 上記サンプル情報が試験されているサンプルのタイプに関
    する情報を含み、上記試験情報が上記サンプルタイプに基づいて呼び出される請
    求項84に記載の自動試験器。
  91. 【請求項91】 上記呼び出された試験情報によって指示される上記試験が
    上記サンプルに実施される請求項84に記載の自動試験器。
  92. 【請求項92】 上記試験を実施するための指令が上記試験情報によって遠
    隔データベースからダウンロードされる請求項91に記載の自動試験器。
  93. 【請求項93】 上記試験を実施するための指令が上記試験情報に基づいて
    、離れたところにある記憶装置から呼び出される請求項91に記載の自動試験器
  94. 【請求項94】 方法が、 試験されるべき患者のサンプルを含むアッセイ装置を受け入れること; サンプルが取り出された患者を示しているコード化ラベルを上記アッセイ装置
    上で読み取ること; 上記サンプルに複数の試験のどの一つまたは一つ以上を実施するかを上記コー
    ド化されたラベルに基づいて決定すること;および 患者サンプルに上記一つまたは一つ以上の試験を自動実施すること、のステッ
    プを含むサンプルの自動試験方法。
  95. 【請求項95】 上記コード化されたラベルが試験されつつあるサンプルの
    タイプを更に指示する請求項94に記載の方法。
  96. 【請求項96】 上記コード化されたラベルが上記患者サンプルのための試
    験のタイプを更に指示する請求項94に記載の方法。
  97. 【請求項97】 実施された試験のタイプ、患者の身元情報および実施され
    た試験の結果の少なくともひとつを指示する試験記録を記録するステップを更に
    含む請求項94に記載の方法。
  98. 【請求項98】 上記試験記録をコミュニケーションインターフェイスを介
    して健康ケア施設へ送付するステップを更に含む請求項97に記載の方法。
  99. 【請求項99】 健康ケアデータベースなかの上記試験記録からの情報を上
    記健康ケア施設で貯蔵するステップを更に含む請求項98に記載の方法。
  100. 【請求項100】 試験のどの一つまたは一つ以上を実施するかを決定する
    上記ステップが、データベース中の身元の情報を調べるために上記患者の兆候を
    使用するステップを含む請求項94に記載の方法。
  101. 【請求項101】 上記サンプルタイプが血液または尿からなる群の少なく
    ともひとつである請求項96に記載の方法。
  102. 【請求項102】 上記データベースが離れたところにあるデータベースで
    ある請求項100に記載の方法。
  103. 【請求項103】 上記データベースが健康ケア施設にある遠隔データベー
    スである請求項100に記載の方法。
  104. 【請求項104】 一つまたは一つ以上の試験を実施するためにスケジュー
    ルに挙がっている事項を詳細に説明するスケジュール化プログラムを受け取り、
    且つ実施されるベき一つまたは一つ以上の試験を上記スケジュール化された各事
    項のところで詳細に説明するステップを更に含む請求項94に記載の方法。
  105. 【請求項105】 上記コミュニケーションインターフェイスまたは消去可
    能な記憶媒体を介して後日ダウンロードすることによって上記スケジュール化用
    プログラムを定期的に更新するステップを更に含む請求項100に記載の方法。
  106. 【請求項106】 実施されるべき特定の試験のための試験指令を遠くはな
    れた記憶装置からまたは遠隔データベースから呼出し、上記試験指令をその特定
    の試験を実施するための試験器へ提供するステップを含む請求項100に記載の
    方法。
  107. 【請求項107】 上記スケジュール化用プログラムをコミュニケーション
    インターフェイスを介して試験器にダウンロードするステップを更に含む請求項
    100に記載の方法。
  108. 【請求項108】 上記スケジュール化プログラムに定期的な更新を受け入
    れるステップを更に含み、上記定期的更新が試験スケジュールに付加した試験を
    加え、一つまたは一つ以上の試験のためにスケジュール化された事項を変更し、
    および/または一つまたは一つ以上のこれまでのスケジュール化された試験を取
    り下げるものである請求項100に記載の方法。
  109. 【請求項109】 上記アッセイ装置を試験器中に設置してしまえば、それ
    以上患者が介入しなくとも、試験のタイプが決定され、試験が実施され、結果が
    自動的に記録される請求項97に記載の方法。
  110. 【請求項110】 実施された試験に関する情報を遠隔地にある健康ケア施
    設へ送付するステップを更に含む請求項94に記載の方法。
  111. 【請求項111】 上記患者がANIによって身元確認される請求項110
    に記載の方法。
  112. 【請求項112】 サンプルを自動的に試験するための方法を機械に実施さ
    せる指令のプログラムを包含し、その方法が、 試験されるべき患者のサンプルを含むアッセイ装置に収めること; 上記アッセイ装置上で上記患者に関するサンプル情報を指示しているコード化
    されたラベルを読み取ること; 一つまたは一つ以上の試験のどれを上記サンプルに実施すべきかを上記コード
    化されたラベルに基づいて決定すること;および 上記一つまたは一つ以上の試験を患者サンプルに自動的に実施すること、のス
    テップを含むコンピューターが読み取り可能な媒体。
  113. 【請求項113】 上記決定のステップが、 試験されるべきサンプルのためのサンプル情報を上記試験器から離れたところ
    にある健康ケア施設へ提供すること;および 上記サンプル情報に基づいて上記データベースから取り出され、上記サンプル
    に実施されるべき試験を少なくとも指示している試験情報を、上記遠隔地にある
    健康ケア施設にあるデータベースから受け取ること、を含む請求項112に記載
    のコンピューターが読み取り可能な媒体。
  114. 【請求項114】 上記サンプル情報が試験されるべきサンプルのタイプを
    指示している請求項112に記載のコンピューターが読み取り可能な媒体。
  115. 【請求項115】 上記サンプル情報が、上記患者サンプルが取り出された
    患者の身元情報を指示している請求項112に記載のコンピューターが読み取り
    可能な媒体。
  116. 【請求項116】 上記サンプル情報が、上記サンプルに実施されるべきま
    たは実施された試験のタイプを指示している請求項112に記載のコンピュータ
    ーが読み取り可能な媒体。
  117. 【請求項117】 上記患者がANIに基づいて身元確認される請求項11
    3に記載のコンピューターが読み取り可能な媒体。
  118. 【請求項118】 実施された試験のタイプ、患者の身元確認および実施さ
    れた試験の結果の少なくともひとつを示している試験記録を記録するステップを
    更に含む請求項112に記載のコンピューターが読み取り可能な媒体。
  119. 【請求項119】 上記試験記録をコミュニケーションインターフェイスを
    介して健康ケア施設へ送付するステップを更に含む請求項118に記載のコンピ
    ューターが読み取り可能な媒体。
  120. 【請求項120】 上記試験記録からの情報を上記健康ケア施設にある健康
    ケアデータベース中に記憶するステップを更に含む請求項119に記載のコンピ
    ューターが読み取り可能な媒体。
  121. 【請求項121】 複数の試験のどの一つまたは一つ以上を実施するかを決
    定する上記ステップが、試験の身元確認を調べるためにデータベースの上記サン
    プル情報を使用するステップを含む請求項112に記載のコンピューターが読み
    取り可能な媒体。
  122. 【請求項122】 上記データベースが離れたところにあるデータベースで
    ある請求項121に記載のコンピューターが読み取り可能な媒体。
  123. 【請求項123】 上記データベースが健康ケア施設にある遠隔データベー
    スである請求項121に記載のコンピューターが読み取り可能な媒体。
  124. 【請求項124】 一つまたは一つ以上の試験を実施するためにスケジュー
    ル化された事項を詳細に説明しているスケジュール化プログラムを受け取るステ
    ップおよび上記各スケジュール化された事項のところで実施されるベき一つまた
    は一つ以上の試験を明瞭に説明するステップを更に含む請求項112に記載のコ
    ンピューターが読み取り可能な媒体。
  125. 【請求項125】 上記コミュニケーションインターフェイスまたは消去可
    能な記憶媒体を介して後日ダウンロードすることによって上記スケジュール化用
    プログラムを定期的に更新するステップを更に含む請求項124に記載のコンピ
    ューターが読み取り可能な媒体。
  126. 【請求項126】 実施されるべき特定の試験のための試験指令を遠くはな
    れた記憶装置からまたは遠隔データベースから呼出し、上記試験指令をその特定
    の試験を実施するための試験器へ提供するステップを含む請求項124に記載の
    コンピューターが読み取り可能な媒体。
  127. 【請求項127】 上記スケジュール化用プログラムをコミュニケーション
    インターフェイスを介して試験器にダウンロードするステップを更に含む請求項
    124に記載のコンピューターが読み取り可能な媒体。
  128. 【請求項128】 上記スケジュール化プログラムに定期的な更新を受け入
    れるステップを更に含み、上記定期的更新が試験スケジュールに付加した試験を
    加え、一つまたは一つ以上の試験のためにスケジュール化された事項を変更し、
    および/または一つまたは一つ以上のこれまでのスケジュール化された試験を取
    り下げるものである請求項124に記載のコンピューターが読み取り可能な媒体
  129. 【請求項129】 上記アッセイ装置を試験器中に設置してしまえば、それ
    以上患者が介入しなくとも、試験のタイプが決定され、試験が実施され、結果が
    自動的に記録される請求項112に記載のコンピューターが読み取り可能な媒体
  130. 【請求項130】 試験されるべきサンプルを載せるためのアッセイ装置; アッセイ装置に光学エネルギーを照射することによってアッセイ装置を励起す
    るための光学エネルギー源; 励起されたアッセイ装置からの放射エネルギーを検出するための光学エネルギ
    ー検出器; 上記光学エネルギー源および上記光学エネルギー検出器との関係でアッセイゾ
    ーンを位置付けするためにアッセイ装置を位置付けし、複数のアッセイゾーンま
    たは領域の少なくともひとつが試験され得るようにするための駆動用エレクトロ
    ニクス; 試験の指令によって試験の実施を制御し、励起サンプルの上記領域または複数
    の領域から検出された放射エネルギーを試験結果を評価するために処理するため
    のプロセッサー、を含むサンプルの蛍光を感知するための蛍光計。
  131. 【請求項131】 実行されるべき一つまたは一つ以上のアッセイに関係す
    るデータを貯蔵する少なくとも1個または複数のROMチップ受け入れるための
    ROMチップソケットを更に含み、上記ROMチップがコントロールサンプルを
    使用する蛍光計を較正するためにコントロールおよび較正情報を更に貯蔵する請
    求項130に記載の蛍光計。
  132. 【請求項132】 上記サンプル情報が患者の身元情報、サンプルの身元情
    報、サンプルタイプ、およびサンプルに実施されるべき試験のタイプの身元確認
    の少なくともひとつを含む請求項131に記載の蛍光計。
  133. 【請求項133】 コード化されたサンプル情報を提供するために、光学バ
    ーコード、磁気ストライプ、誘導回路、および文字と数字を区別なく処理し得る
    特性からなる群の少なくともひとつを含むコード化ラベルを更に含む請求項13
    1に記載の蛍光計。
  134. 【請求項134】 試験指令にしたがって試験の実施を制御しおよび試験結
    果を評価するために励起されたサンプルの上記領域または複数の領域から検出さ
    れる放射エネルギーを処理するためのプロセッサー;および 蛍光計および外部施設の間で試験情報をやり取りするためのコミュニケーショ
    ンインターフェイス、を更に含む請求項131に記載の蛍光計。
  135. 【請求項135】 コミュニケーションインターフェイスが試験情報を健康
    ケア施設へ伝達する請求項134に記載の蛍光計。
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