JP2002371363A - 基材の表面処理装置及び表面処理方法並びに薄膜、薄膜積層体、光学フィルム及び画像表示素子 - Google Patents

基材の表面処理装置及び表面処理方法並びに薄膜、薄膜積層体、光学フィルム及び画像表示素子

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JP2002371363A
JP2002371363A JP2001183628A JP2001183628A JP2002371363A JP 2002371363 A JP2002371363 A JP 2002371363A JP 2001183628 A JP2001183628 A JP 2001183628A JP 2001183628 A JP2001183628 A JP 2001183628A JP 2002371363 A JP2002371363 A JP 2002371363A
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compound
gas
organic
film
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English (en)
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Kazuhiro Fukuda
和浩 福田
Yoshikazu Kondo
慶和 近藤
Yoshiro Toda
義朗 戸田
Kiyoshi Oishi
清 大石
Akira Nishiwaki
彰 西脇
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広巾基材に対して、巾手全面に於いて、均一に
表面処理を達成しつつ、且つ処理効果も高く、良好な膜
質の薄膜を得ることができ、凹凸形状を有する基材表面
へも、その凹凸形状に追従した均一な膜を形成できる基
材の表面処理装置及び表面処理方法並びに薄膜、薄膜積
層体、光学フィルム及び画像表示素子を提供することで
ある。 【解決手段】大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向する
電極間に被処理基材を配置し、少なくとも希ガスを含む
ガスの存在下で、前記電極間に高周波電圧を印加するこ
とによって、放電プラズマを発生させることにより、前
記基材を表面処理する表面処理方法において、前記電極
の巾手方向において、少なくとも2箇所以上の給電箇所
を設けることを特徴とする基材の表面処理方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート状又はロール
状の広巾基材に対する均一な表面処理方法及び表面処理
装置、並びに該装置及び方法を用いて形成した薄膜、薄
膜積層体及び光学フィルム、更に該光学フィルムを有す
る画像形成素子に関するものである。尚、本明細書にお
いて、表面処理とは、基材表面のアッシングや極性官能
基の導入並びに薄膜(薄膜積層体を含む)形成を示す。
【0002】
【従来の技術】従来より表面処理方法としては、コロナ
処理や真空プラズマ処理が一般的に用いられてきた。し
かしながら、コロナ処理は、均一性に欠けるばかりでな
く、処理効果も低い。
【0003】これに対して、大気圧下でプラズマ放電を
発生させ、該プラズマにより高い処理効果を得る方法が
提案されてる(特開昭61−238961号)。またこ
の大気圧プラズマ放電中に金属アルコキシド等を微量添
加することで、金属酸化膜を形成することも提案されて
いる(特開平6−330326号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記大気圧プ
ラズマ法を用いた場合、従来の真空プラズマに比べ、プ
ラズマ密度が高い為、極微小面積では影響が小さかった
ものが、被処理基材としてシート状又はロール状の広巾
基材が用いられるようになって、処理巾が大きくなるに
伴い、処理の不均一性が顕著になる。これは、高周波特
有の定在波が電極に相乗される現象によるものであり、
周波数が高くなると、更にその不均一性が顕著になるこ
とが判った。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、下記構成を有する。
【0006】1.大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向
する電極間に被処理基材を配置し、少なくとも希ガスを
含むガスの存在下で、前記電極間に高周波電圧を印加す
ることによって、放電プラズマを発生させることによ
り、前記基材を表面処理する表面処理方法において、前
記電極の巾手方向において、少なくとも2箇所以上の給
電箇所を設けることを特徴とする基材の表面処理方法。
【0007】2.大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向
する電極間に、少なくとも希ガスを含むガスを導入し、
且つ、前記電極間に高周波電圧を印加することによっ
て、前記ガスをプラズマ状態とし、該プラズマ状態のガ
スを基材に吹き付けることにより、前記基材を表面処理
する表面処理方法において、前記電極の巾手方向におい
て、少なくとも2箇所以上の給電箇所を設けることを特
徴とする基材の表面処理方法。
【0008】3.前記高周波電界が、100kHzを越
え、150MHz以下の周波数を有することを特徴とす
る上記1又は2に記載の基材の表面処理方法。
【0009】4.該2カ所以上の給電箇所から印加する
高周波電界は、位相を異にする高周波電界が少なくとも
1カ所以上存在することを特徴とする上記1〜3のいず
れかに記載の基材の表面処理方法。
【0010】5.大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向
する電極間に被処理基材を配置し、少なくとも希ガスを
含むガスの存在下で、前記電極間に高周波電圧を印加す
ることによって、放電プラズマを発生させることによ
り、前記基材を表面処理する表面処理装置において、前
記電極の巾手方向において、少なくとも2箇所以上の給
電箇所を設けることを特徴とする基材の表面処理装置。
【0011】6.大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向
する電極間に、少なくとも希ガスを含むガスを導入し、
且つ、前記電極間に高周波電圧を印加することによっ
て、前記ガスをプラズマ状態とし、該プラズマ状態のガ
スを基材に吹き付けることにより、前記基材を表面処理
する表面処理装置において、前記電極の巾手方向におい
て、少なくとも2箇所以上の給電箇所を設けることを特
徴とする基材の表面処理装置。
【0012】7.前記高周波電界が、100kHzを越
え、150MHz以下の周波数を有することを特徴とす
る上記5又は6に記載の基材の表面処理装置。
【0013】8.前記混合ガス中に、有機フッ素化合
物、有機珪素化合物、有機チタン化合物、有機錫化合
物、有機亜鉛化合物、有機インジウム化合物、有機アル
ミ化合物、有機銅化合物及び有機銀化合物の何れかを含
むことを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の基材
の表面処理方法。
【0014】9.前記混合ガスは、有機フッ素化合物と
して、フッ化炭素ガス及び/又はフッ化炭化水素ガスの
割合が0.1〜10体積%、希ガスとして、ヘリウム及
び/又はアルゴンの割合が99.9〜90体積%である
ことを特徴とする上記8に記載の基材の表面処理方法。
【0015】10.前記有機珪素化合物、有機チタン化
合物、有機錫化合物、有機亜鉛化合物、有機インジウム
化合物、有機アルミ化合物、有機銅化合物及び有機銀化
合物は、有機金属化合物、金属水素化合物、金属ハロゲ
ン化合物、金属アルコキシドの何れかであり、混合ガス
中における割合が0.1〜10体積%であると共に、混
合ガス中における希ガスとして、ヘリウム及び/又はア
ルゴンの割合が99.9〜90体積%であることを特徴
とする上記8に記載の基材の表面処理方法。
【0016】11.上記1〜4、8〜10のいずれかに
記載の方法を用いて、被処理基材表面に形成されたこと
を特徴とする薄膜。
【0017】12.上記1〜4、8〜10のいずれかに
記載の方法を用いて、被処理基材表面に薄膜が複数形成
されたことを特徴とする薄膜積層体。
【0018】13.被処理基材としてフィルムを用い、
上記11に記載の薄膜又は上記12に記載の薄膜積層体
を有することを特徴とする光学フィルム。
【0019】14.上記13に記載の光学フィルムを有
することを特徴とする画像表示素子。
【0020】本発明をさらに詳細に説明する。本発明者
らは、対向する電極間に高周波電圧を印加した場合、そ
の周波数に応じた定在波が電極にのってしまい、巾手に
渡って電界にムラが発生する現象を見出した。鋭意研究
の結果、高周波電圧を印加する電極の巾手に渡って、給
電箇所を2カ所以上設けることで、これらを解決できる
ことを尽き止めた。特に周波数が高くなる程、その給電
箇所を巾手に渡って増やすと、より効果的であることも
判った。またこの給電箇所の間隔は、
【0021】
【数1】 の範囲とするとより好ましい。
【0022】ここで電極の巾手方向とは、電極の被処理
基材と対向する面の縦巾、横巾、直径等のサイズにおい
て、最も長いサイズを呈する方向のことを示す。例えば
図10において、円筒状(a)又は角柱状(b)の場合
には、その長さ方向(X方向)を表す。一方、平板電極
(c)の場合には、最も長いサイズを呈するX方向を巾
手として複数の給電箇所を設けることを意図するが、図
示のごとく、Y方向にも複数の給電箇所を設けることが
より好ましい。
【0023】この場合、給電側の電極と対向するアース
側には、当該給電箇所と対応する位置に同数のアース点
を設けることが好ましい。
【0024】更に各給電箇所の電界の位相を少なくとも
1カ所以上変えることにより、均一の安定性は更に向上
する。
【0025】また印加する高周波電圧の周波数及び出力
を向上させると、プラズマ密度が高まり高速処理が可能
になるほか、プラズマ温度も向上するため、残存有機成
分の低減により、緻密な膜や強力な接着力を得ることが
でき、より効果的である。
【0026】また本発明者らは、高密度プラズマ下で
は、誘電体の耐久性がポイントとなり、熱収縮差や残留
応力による歪やひび割れを無くし、かつポーラスの無い
高精度の無機誘電体を被覆することで大きく耐久性を向
上できることを見出した。
【0027】
【発明の実施形態】本発明の放電処理用の電極と放電処
理方法及び放電処理装置等について、以下にその実施の
形態を図を用いて説明するが、本発明はこれらに限定さ
れない。また、以下の説明には用語等に対する断定的な
表現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発
明の用語の意義や技術的な範囲を限定するものではな
い。
【0028】この処理を行う装置としては、図1に示す
ような装置を用いることができる。図1において、10
0は長尺状基材(被処理基材。例えば、ロール状又はシ
ート状高分子フィルム等)である。102は大気圧もし
くはその近傍の圧力下、連続的にプラズマ処理する処理
部であり、103、104は一対の電極である。
【0029】処理部102は前記基材100の入口10
2Aと出口102Bを有する間仕切りされた処理室によ
って構成されている。以下処理部を処理室として説明す
る。
【0030】図示の例では、処理室102に隣接して基
材の入口側に予備室110が設けられ、その予備室11
0に隣接して予備室111が設けられている。出口側に
も処理室102に隣接して予備室112が設けられてい
る。
【0031】予備室を設ける場合、図示のように、基材
100の入口側に二つ、出口側に一つを設ける態様であ
ってもよいが、これに限定されず、基材100の出入口
側に一つづつ設ける態様、入口側に二つ設け、出口側に
設けない態様、あるいは入口側に二つ以上、出口側に二
つ以上設ける態様等、何れでもよい。
【0032】いずれの態様であっても、処理室102内
の内圧が、該処理室102と隣接する予備室の内圧より
高いことが必要であり、好ましくは0.03mmAq以
上高いことである。このように処理室102と予備室の
間でも圧力差を設けることにより、外部空気の混入を防
止し、反応ガスの有効使用が可能となり、処理効果も更
に向上する。
【0033】また処理室102に隣接して入口側に二つ
以上、出口側に二つ以上予備室を設けた場合、その予備
室と隣り合う予備室の間の差圧は、処理室102に近い
側の予備室の内圧が高く設定されることが好ましく、
0.03mmAq以上高く設定されることが好ましい。
このように複数の予備室同士の間でも圧力差を設けるこ
とによって、外部空気の混入をより効率的に防止し、反
応ガスの有効使用がより可能となり、処理効果も更に向
上する。
【0034】予備室には、処理ガスの少なくとも1成分
を有していることが反応ガスの効率的な使用と処理効果
の向上の観点から好ましい。
【0035】更に予備室を複数設けて圧力差を設けるに
は、減圧手段115を設けることが好ましい。この減圧
手段としては、吸引ファンあるいは真空ポンプ等が挙げ
られる。
【0036】前記処理室102と予備室、予備室同士の
部屋には間仕切りされていることが必要であり、かかる
間仕切り手段としては、図示のように、入口側にニップ
ロール107、107、出口側にニップロール108、
108を設ける形態も好ましい。
【0037】かかるニップロールは、基材100に対し
て接触しながら閉鎖ないし間仕切りする機能を有する
が、部屋同士を完全に間仕切りできないので、本実施の
形態例の様な圧力差を設ける手段が有効に機能する。
【0038】また間仕切り手段としては、基材100に
対して所定の間隙を保ち、且つ非接触である態様であっ
てもよい。かかる態様としては図示しないエアーカーテ
ン方式等を採用できる。
【0039】なお、予備室を設けない場合には、処理室
と外部の間に間仕切りがされればよい。
【0040】図示の例で、一対の電極103、104
は、金属母材と固体誘電体で構成され、該金属母材へラ
イニングにより無機性質の誘電体を被覆した組み合わ
せ、又は同母材に対しセラミックス溶射後、無機性物質
により封孔処理した誘電体を被覆した組み合わせで構成
されている。
【0041】ここで金属母材は、銀、白金、ステンレ
ス、アルミニウム、鉄等の金属が使えるが、ステンレス
が加工し易いという点で好ましい。
【0042】また、ライニング材としては、ケイ酸塩系
ガラス・ホウ酸塩系ガラス・リン酸塩系ガラス・ゲルマ
ン酸塩系ガラス・亜テルル酸塩ガラス・アルミン酸塩ガ
ラス・バナジン酸塩ガラス等を用いることが出来る、こ
の中でもホウ酸塩系ガラスが加工し易いという点で好ま
しい。
【0043】また溶射に用いるセラミックスとしては、
アルミナが良く、封孔材としては、アルコキシラン系を
ゾルゲル反応させて無機化させたものを用いることが好
ましい。
【0044】尚、図1では一対の電極103、104の
ように平板電極を用いてあるが、一方もしくは両方の電
極を円筒状電極、角柱状電極、ロール状電極等の公知の
電極を使用してもよい。
【0045】この一対の電極103、104のうち一方
の電極103に高周波電源105が接続され、他方の電
極104は、アース106により接地されており、一対
の電極103、104間に電界を印加できるように構成
されている。
【0046】また、本手段により、被処理基材が帯電す
ることやそれに伴うゴミ付着等を引き起こすこともある
が、以下の解決手段により、特に問題とはならない。例
えば、除電手段としては、通常のブロアー式、接触式以
外に、複数の正負のイオン生成用除電電極と基材を挟む
ようにイオン吸引電極を対向させた除電装置と、その後
正負の直流式除電装置を設けた高密度除電システム(特
開平7−263173号)を用いることも好ましい。ま
たこのときの基材帯電量は±500V以下が好ましい。
また除電処理後のゴミ除去手段としては、非接触式のジ
ェット風式減圧型ゴミ除去装置(特開平7−60211
号)等が好ましいが、これに限定される訳ではない。
【0047】本装置において、大気圧近傍の圧力下と
は、100〜800Torrの圧力下であり、好ましく
は700〜780Torrの範囲である。
【0048】この方法では、上記対向する電極間に、1
00kHzを越え150MHz以下の範囲に周波数を有
する高周波電界を印加するのが好ましい。特に周波数が
高い程、製膜速度を上げることができる。
【0049】また一般にこのような高周波電界はサイン
波形を有すが、パルス化された電界を印加することも可
能である。このパルス化の意味は、ON/OFFのデュ
ーティ比を変化させることでプラズマガス温度の変化が
可能になる。これにより、表面凹凸の形状を変化させる
ことも可能となる場合がある。1例として、図2に示す
例が挙げられるが、これに限定されず、特開平10−1
30851号公報の図1(a)〜(d)に示されるよう
なパルス波形であってもよい。尚、図2に於いて、縦軸
はパルス電圧、横軸は時間である。
【0050】図1に示す装置を用いて処理するには、先
ず搬送される基材100が 処理室102内に入り、そ
の処理室102内で、高周波電界により発生させられた
プラズマにより、その表面が連続処理される。
【0051】処理前に、予め基材表面の除電処理を行
い、更にゴミ除去を行うことによって、表面処理の均一
性がより向上するので好ましい。除電手段及び除電処理
後のゴミ除去手段としては、前述装置のところで説明し
た手段と同様の手段を採用できる。
【0052】図3は、基材としてのフィルム等から成る
支持体Fを巻回して搬送回転するロール型の電極25に
対して複数の角柱状で固定型の電極26を対向させたも
のであり、ロール型の電極25に巻回してニップローラ
ー65、66で押圧され、支持体Fはガイドローラー6
4、67を介して放電処理室30に出入りされ等速度で
搬送される。
【0053】図4は、図3に対し固定型電極として円筒
型電極36に変更したものである。尚、角柱型電極の方
が、円柱型電極に比べ放電範囲を広げる効果がある。
【0054】更に図5は、本発明における円筒型でロー
ル型の電極の一例を示す斜視図であり、図6は、円筒型
で固定型の電極の一例を示す斜視図であり、図7は、角
柱型で固定型の電極の一例を示す斜視図である。
【0055】ここで、高周波電源105から、電極部の
各給電箇所への印加線80a〜c又は90a〜cの長さ
は、同一長さにすることが好ましい。
【0056】電極25は、例えば、図5に示すように金
属等の導電性のある母材25aへライニングにより無機
性質の誘電体25bを被覆した組み合わせ、又は同母材
25Aに対しセラミックス溶射後、無機性物質により封
孔処理した誘電体25Bを被覆した組み合わせで構成さ
れている。電極26及び36も同様の組み合わせで構成
される。
【0057】図8は、本発明の放電プラズマによる放電
処理装置の一例を示す説明断面図である。図8におい
て、放電処理装置は図4と同様で、それにガス発生装置
51を有するガス充填手段50、電源41を有する電圧
発生手段40、電極冷却手段60等で構成されている。
【0058】また電極25、36は、図4、5、6等に
示すもので、対向する電極間のギャップは、例えば1m
m程度となっている。
【0059】ガス充填手段50は、希ガス及び反応ガス
の混合ガスを放電処理室30に充填する手段であり、混
合ガスはヘリウム(He)及び/又はアルゴン(Ar)
の希ガスをベースとする。尚、アルゴンガスでの放電が
安価という点で望ましい。
【0060】電圧発生手段40は、電源41より導電性
の電極部分25a、25A、又は26a、26A又は3
6a、36Aに電圧を印加する。放電処理室30は、パ
イレックス(登録商標)ガラス製の処理容器31で構成
され、該処理容器31内に混合ガスが充填される。な
お、一実施形態では処理容器31はパイレックス(登録
商標)ガラス製であるが、電極と絶縁がとれていれば金
属製等であってもよい。例えば、アルミニウム又はステ
ンレスのフレームの内面にポリイミド樹脂等を張り付け
ても良く、該金属フレームにセラミックス溶射を行い絶
縁性をとっても良い。
【0061】処理容器31内に電極25、36を所定位
置に配置し、ガス発生装置51で発生させた混合ガスを
流量制御して、給気口52より放電処理室30の処理容
器31内に入れ、該処理容器31内を混合ガス54で充
填し排気口53より排出するように構成する。次に電源
41により電極36に電圧を印加し、ロール電極25は
アースに接地し、放電プラズマを発生させる。ここでロ
ール状のフィルム巻体61より支持体Fを供給し、ガイ
ドローラー64、67を介して、放電処理室30内の電
極間を片面接触の状態で搬送される。支持体Fは搬送中
に放電プラズマにより表面が放電処理され、その後に排
出するようになっている。ここで支持体Fは、ロール電
極に接触していない面のみが放電処理される 。
【0062】図9は、本発明の放電プラズマを予め発生
させたものを基材100に射出し、基材100表面の処
理を行う装置の一例を示す説明断面図である。35a
は、誘電体であり、35bは金属母材、105は電源で
ある。
【0063】本発明の基材は特に限定はないが、フィル
ム又はシート状の高分子樹脂としては、セルローストリ
アセテート等のセルロースエステル基体、ポリエステル
基体、ポリカーボネート基体、ポリスチレン基体、ポリ
オレフィン基体、等を使用できる。
【0064】具体的には、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィル
ム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
セロファン、セルロースジアセテートフィルム、セルロ
ースアセテートブチレートフィルム、セルロースアセテ
ートプロピオネートフィルム、セルロースアセテートフ
タレートフィルム、セルローストリアセテート、セルロ
ースナイトレート等のセルロースエステル類又はそれら
の誘導体からなるフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィル
ム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルア
ルコールフィルム、シンジオタクティックポリスチレン
系フィルム、ポリカーボネートフィルム、ノルボルネン
樹脂系フィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリエ
ーテルケトンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリエー
テルスルホンフィルム、ポリスルホン系フィルム、ポリ
エーテルケトンイミドフィルム、ポリアミドフィルム、
フッ素樹脂フィルム、ナイロンフィルム、ポリメチルメ
タクリレートフィルム、アクリルフィルムあるいはポリ
アリレート系フィルム等を挙げることができる。
【0065】これらの素材は単独であるいは適宜混合さ
れて使用することもできる。中でもゼオネックス(日本
ゼオン社製)、ARTON(日本合成ゴム社製)などの
市販品を使用することができる。更に、ポリカーボネー
ト、ポリアリレート、ポリスルフォン及びポリエーテル
スルフォンなどの固有複屈折率の大きい素材であって
も、溶液流延、溶融押し出し等の条件、更には縦、横方
向への延伸条件等を適宜設定することにより、本発明の
基材として用いることができる。尚、基材(フィルム
等)としては、これらに限定されるものではない。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0067】実施例1 巾2mのPET基材F(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム厚み約40μm)に対し、その表面にTiO2薄
膜の形成を実施した。膜厚は100nmになるように製
膜条件を調整した。
【0068】<大気圧プラズマ処理条件>図4に示すロ
ール電極型放電処理装置を用いて処理を実施した。ここ
で誘電体はセラミック溶射加工のものに片肉で1mm被
覆しロール径を被覆後200φとなるように製作し、ロ
ール側をアースに接地した。もう一方の対向電極も、同
様の加工を行い被覆後15mm角となるように製作し、
ロール電極上に8本設置した。
【0069】ロール電極側は、冷却水による冷却機能を
有するステンレス製ジャケットロール母材を使用し、一
方印加電極としては、中空のステンレスパイプに対し、
上記同様の誘電体を同条件にて被覆し、対向する電極群
とし、放電中は原料ガスのコンデンスによる付着を抑制
しつつ保温水による熱交換を行いながら実施した。そこ
へ反応ガスとして下記の混合ガスを処理室内へ送り込ん
だ。ここで使用する電源は、神鋼電機製高周波電源(5
0kHz)、神鋼電機製高周波電源(100kHz)、
パール工業製高周波電源(200kHz)、パール工業
製高周波電源(800kHz)、パール工業製高周波電
源(13.56MHz)、パール工業製高周波電源(1
50MHz)を使用した。但しロール電極は、ドライブ
にて回転させた。
【0070】<TiO2膜製膜条件> 希ガス:アルゴン 反応ガス:水素ガス(混合ガスに対し1%) 反応ガス:テトライソプロポキシチタン蒸気(日本パイ
オニクス社製気化器にてアルゴンガス中に気化混合) 出力密度:10W/cm2
【0071】<薄膜の評価> 薄膜の均一性評価 巾手50点での膜厚を測定し最大膜厚と最低膜厚の膜厚
差を評価。
【0072】<薄膜の評価> 膜の緻密性評価 屈折率を評価。(ポーラス構造を有すると屈折率が低下
する)
【0073】
【表1】
【0074】表1から明らかなように、給電箇所を2カ
所以上設ける(図6参照)ことで膜厚の均一性は格段に
向上する。更に給電箇所の少なくとも1箇所の位相を変
化させることで、更に均一性は10%以上も向上するこ
とが確認された。また周波数を100kHzを越える周
波数とすることで良好な屈折率が得られることも確認さ
れた。
【0075】実施例2 実施例1と同様の装置を用い、以下の屈折率の異なる層
を積層した。 上層:低屈折率膜としてSiO2膜。 下層:高屈折率膜としてTiO2膜。
【0076】<大気圧プラズマ処理条件>ここで使用す
る電源は、パール工業社製高周波電源(800kHz)
を使用した。
【0077】<TiO2膜製膜条件> 希ガス:アルゴン 反応ガス:水素ガス(混合ガスに対し1体積%) 反応ガス:テトライソプロポキシチタン蒸気0.1体積
%(日本パイオニクス社製気化器にてアルゴンガス中に
気化混合) 出力密度:10W/cm2
【0078】<SiO2膜製膜条件> 希ガス:アルゴン 反応ガス:水素ガス(混合ガスに対し1体積%) 反応ガス:テトラエトキシシラン蒸気0.2体積%(エ
スラック社製気化器にてアルゴンガス中に気化混合) 出力密度:10W/cm2
【0079】(積層膜評価法)1m×1mのサンプルを
任意に10枚選択し、各サンプルに対し巾手及び長手で
各20点の反射率を測定した結果、全て反射率が0.3
±0.02%に入っていることを確認し、非常に均一な
反射防止膜が製造出来ることを確認した。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、広巾基材に対して、巾
手全面に於いて、均一に表面処理を達成しつつ、且つ処
理効果も高く、良好な膜質の薄膜を得ることができた。
また、凹凸形状を有する基材表面へも、その凹凸形状に
追従した均一な膜を形成できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基材の表面処理装置の一例を示す
説明断面図
【図2】高周波電界の波計の一例を示すグラフ
【図3】ロール型電極システムを用いた放電処理装置の
一例を示す説明断面図
【図4】ロール型電極システムを用いた放電処理装置の
他の例を示す説明断面図(図3に対しロールと対向する
電極が円柱型となっている。)
【図5】円筒型でロール型の電極の一例を示す斜視図
【図6】円筒型で固定型の電極の一例を示す斜視図
【図7】角柱型で固定型の電極の一例を示す斜視図であ
【図8】放電プラズマによる放電処理装置の一例を示す
説明断面図
【図9】放電プラズマによる基材の表面処理装置の他の
例を示す説明断面図
【図10】本発明の原理を説明するための3例の電極の
概略斜視図 25 電極 25A 母材 25a 母材 25B 誘電体 25b 誘電体 26 電極 26A 母材 26a 母材 26B 誘電体 26b 誘電体 30 放電処理室 31 処理容器 36 角柱型電極 36A 電極部分 36a 電極部分 36B 誘電体 36b 誘電体 40 電圧発生手段 41 電源 50 ガス充填手段 51 ガス発生装置 52 給気口 53 排気口 54 混合ガス 60 電極冷却手段 61 フィルム巻体 64 ニップローラー 65 ニップローラー 66 ニップローラー 67 ニップローラー 100 基材 102 処理部 102A 入口 102B 出口 103、104 一対の電極 105 高周波電源 106 アース 107 ニップロール 108 ニップロール 110 予備室 111 予備室 112 予備室 115 減圧手段 F 支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 義朗 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 大石 清 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 西脇 彰 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 4G075 AA24 AA70 BC04 CA25 CA47 CA61 CA62 DA02 EB42 EB46 EC21 ED04 4K030 AA06 AA11 AA16 AA17 BA44 BA46 CA07 CA12 FA01 JA06 JA18 JA20 KA30 LA18 LA24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向する
    電極間に被処理基材を配置し、少なくとも希ガスを含む
    ガスの存在下で、前記電極間に高周波電圧を印加するこ
    とによって、放電プラズマを発生させることにより、前
    記基材を表面処理する表面処理方法において、前記電極
    の巾手方向において、少なくとも2箇所以上の給電箇所
    を設けることを特徴とする基材の表面処理方法。
  2. 【請求項2】大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向する
    電極間に、少なくとも希ガスを含むガスを導入し、且
    つ、前記電極間に高周波電圧を印加することによって、
    前記ガスをプラズマ状態とし、該プラズマ状態のガスを
    基材に吹き付けることにより、前記基材を表面処理する
    表面処理方法において、前記電極の巾手方向において、
    少なくとも2箇所以上の給電箇所を設けることを特徴と
    する基材の表面処理方法。
  3. 【請求項3】前記高周波電界が、100kHzを越え、
    150MHz以下の周波数を有することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の基材の表面処理方法。
  4. 【請求項4】該2カ所以上の給電箇所から印加する高周
    波電界は、位相を異にする高周波電界が少なくとも1カ
    所以上存在することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の基材の表面処理方法。
  5. 【請求項5】大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向する
    電極間に被処理基材を配置し、少なくとも希ガスを含む
    ガスの存在下で、前記電極間に高周波電圧を印加するこ
    とによって、放電プラズマを発生させることにより、前
    記基材を表面処理する表面処理装置において、前記電極
    の巾手方向において、少なくとも2箇所以上の給電箇所
    を設けることを特徴とする基材の表面処理装置。
  6. 【請求項6】大気圧又は大気圧近傍の圧力下、対向する
    電極間に、少なくとも希ガスを含むガスを導入し、且
    つ、前記電極間に高周波電圧を印加することによって、
    前記ガスをプラズマ状態とし、該プラズマ状態のガスを
    基材に吹き付けることにより、前記基材を表面処理する
    表面処理装置において、前記電極の巾手方向において、
    少なくとも2箇所以上の給電箇所を設けることを特徴と
    する基材の表面処理装置。
  7. 【請求項7】前記高周波電界が、100kHzを越え、
    150MHz以下の周波数を有することを特徴とする請
    求項5又は6に記載の基材の表面処理装置。
  8. 【請求項8】前記混合ガス中に、有機フッ素化合物、有
    機珪素化合物、有機チタン化合物、有機錫化合物、有機
    亜鉛化合物、有機インジウム化合物、有機アルミ化合
    物、有機銅化合物及び有機銀化合物の何れかを含むこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基材の表
    面処理方法。
  9. 【請求項9】前記混合ガスは、有機フッ素化合物とし
    て、フッ化炭素ガス及び/又はフッ化炭化水素ガスの割
    合が0.1〜10体積%、希ガスとして、ヘリウム及び
    /又はアルゴンの割合が99.9〜90体積%であるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の基材の表面処理方法。
  10. 【請求項10】前記有機珪素化合物、有機チタン化合
    物、有機錫化合物、有機亜鉛化合物、有機インジウム化
    合物、有機アルミ化合物、有機銅化合物及び有機銀化合
    物は、有機金属化合物、金属水素化合物、金属ハロゲン
    化合物、金属アルコキシドの何れかであり、混合ガス中
    における割合が0.1〜10体積%であると共に、混合
    ガス中における希ガスとして、ヘリウム及び/又はアル
    ゴンの割合が99.9〜90体積%であることを特徴と
    する請求項8に記載の基材の表面処理方法。
  11. 【請求項11】請求項1〜4、8〜10のいずれかに記
    載の方法を用いて、被処理基材表面に形成されたことを
    特徴とする薄膜。
  12. 【請求項12】請求項1〜4、8〜10のいずれかに記
    載の方法を用いて、被処理基材表面に薄膜が複数形成さ
    れたことを特徴とする薄膜積層体。
  13. 【請求項13】被処理基材としてフィルムを用い、請求
    項11に記載の薄膜又は請求項12に記載の薄膜積層体
    を有することを特徴とする光学フィルム。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の光学フィルムを有す
    ることを特徴とする画像表示素子。
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