JP2002369799A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JP2002369799A
JP2002369799A JP2001180322A JP2001180322A JP2002369799A JP 2002369799 A JP2002369799 A JP 2002369799A JP 2001180322 A JP2001180322 A JP 2001180322A JP 2001180322 A JP2001180322 A JP 2001180322A JP 2002369799 A JP2002369799 A JP 2002369799A
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shaft
tilt angle
operation rod
ophthalmologic apparatus
rod
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Yasuo Maeda
康雄 前田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定ユニットを電動駆動する場合でも操作性
を向上させる。 【解決手段】 操作桿41の内部に操作桿軸44を回転
自在に支持し、操作桿軸44には上端にボタン49を備
えた軸47を嵌合する。軸47の下端は操作桿41の回
転角度と軸47の軸方向移動とを検知するロータリエン
コーダ54と連結する。操作桿41の前後方向への傾倒
に伴って回転する回転軸71をケース53に回転自在に
支持する。回転軸71とケース53との間に、操作桿4
1を傾倒状態に維持する摩擦力を与える。回転軸71に
は操作桿41の傾倒角度を出力する第1のポテンシオメ
ータ75を連結する。回転軸71の外周面には、操作桿
41の傾きを所定の範囲に戻す捻りコイルばね78を配
置する。操作桿41の左右方向への傾倒に伴って回転す
る回転軸、その回転角度を出力する第2のポテンシオメ
ータ、操作桿41の傾きを所定の範囲に戻す捻りコイル
ばねも同様に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼と検眼部を
ジョイスティック機構によりアライメントして被検眼の
検査、観察、撮影などを行う眼科装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の多くの眼科装置は、被オ
ペレータの顔を固定する顔受けを備えた基台と、この基
台の上を前後及び左右方向に摺動する摺動台と、この摺
動台の上で上下方向に移動する検眼部と、この検眼部を
駆動する際に操作するジョイスティックとから成り、検
眼部をジョイスティックにより機械的に駆動する機械式
となっている。オペレータがジョイスティックを傾倒し
た際に、検眼部は摺動台と共に前後及び左右方向に移動
し、ジョイスティックを回転した際に上下方向に移動す
ることにより、被検眼と検眼部の光軸合わせやピント合
わせが可能となっている。
【0003】この際に、ジョイスティックは基台との接
触点を中心に傾倒し、ジョイスティックの回転力はねじ
機構などを介して検眼部に伝達する。そして、ジョイス
ティックは検眼部を前後及び左右方向に微細に駆動する
微動操作と、検眼部を前後及び左右方向に粗く駆動する
粗動操作とが可能となっている。これにより、検眼部を
被検眼に細かく位置合わせすることや、検眼部を片眼か
ら他眼に大きく駆動することが可能となっている。
【0004】近年、検眼部を電気的な構造で駆動する電
動式の眼科装置が、例えば特開平8−126611号公
報、特開平8−126611号公報などに提案されてい
る。これらの眼科装置は、検眼部を駆動モータ、ねじ送
り機構などにより駆動するようになっていて、検眼部の
移動方向、移動量及び移動速度をマウス、トラックボー
ル、ローラなどにより指示するようになっている。
【0005】即ち、特開平8−126611号公報の眼
科装置は、トラックボールを掌で前後及び左右方向に転
がすことにより、トラックボールの移動方向と回転速度
を検出し、この検出した信号を駆動モータに送出し、駆
動モータの出力をねじ送り機構を介して検眼部に伝達
し、検眼部を前後及び左右方向に駆動している。そし
て、ローラを前後方向に転がすことにより、ローラの回
転方向と回転速度を検出し、この検出した信号を駆動モ
ータに送出し、駆動モータの出力を検眼部に伝達して検
眼部を上下方向に駆動している。
【0006】また、特開平8−126611号公報の眼
科装置は、トラックボールの代りにジョイスティックの
傾倒角度を検出するための検出手段を備え、この検出手
段により検出した信号を駆動モータに送出し、駆動モー
タの出力を検眼部に伝達している。この際に、この眼科
装置は検眼部の移動速度をジョイスティックの傾倒角度
から一律に制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、トラックボ
ールとローラを備えた眼科装置は、従前のジョイスティ
ックをトラックボールとローラに代えただけであるの
で、ジョイスティックの操作に慣れたオペレータに違和
感を与えることが多い。また、トラックボールとローラ
を離して配置しているので、それらを片手で同時に操作
することが困難で、操作性が悪くなっている。
【0008】一方、ジョイスティックの傾倒角度を検出
する検出手段を備えた眼科装置は、検眼部の移動速度を
ジョイスティックの傾倒角度から一律に制御するので、
機械式のジョイスティックでは可能であった微動操作と
粗動操作が不可能となり、同様に操作性が悪くなってい
る。
【0009】このような微動操作と粗動操作を電動式の
眼科装置で実現するためには、微動操作においてオペレ
ータがジョイスティックから手を離した際に、ジョイス
ティックがその位置に停止し、粗動操作においてオペレ
ータがジョイスティックから手を離した際に、ジョイス
ティックが元の位置に戻って検眼部の駆動を停止するよ
うに構成する必要性がある。
【0010】特開平6−342617号公報には、上述
の必要性に応えた眼科装置が開示されている。この眼科
装置は、傾倒したジョイスティックの姿勢を摩擦力によ
り維持する操作モードと、ジョイスティックを中立位置
である垂直状態にばね力により復帰させる操作モードと
を有し、これらの操作モードは微動操作又は粗動操作に
対応させて切換えるようになっている。
【0011】しかし、この眼科装置は操作モードを微動
操作又は粗動操作に対応させて切換えるという面倒な操
作を必要とし、特に機械式のジョイスティックを備えた
眼科装置との比較において操作性が悪くなっている。
【0012】また、特開平7−117875号公報に
も、上述の必要性に応えたポインティングデバイスが開
示されている。このポインティングデバイスは、スライ
ダの可動範囲の途中からスライダを弾性部材に接触さ
せ、その弾性力でスライダを元の位置に復帰させる構造
になっている。そして、弾性部材の弾性力が作用しない
範囲においてスライダから手を離した際には、スライダ
がその位置で停止し、弾性部材の弾性力が作用する範囲
においてスライダから手を離した際には、スライダは弾
性部材の弾性力が作用する手前の位置に復帰するように
なっている。
【0013】しかし、このポインティングデバイスは、
検眼部をジョイスティックにより機械的に前後、左右及
び上下方向に駆動する制御を、別のスイッチ又は指示部
材を用いて行う必要があるので、上述の特開平6−34
2617号公報の眼科装置と同様に、機械式のジョイス
ティックを備えた眼科装置との比較において操作性が悪
くなっている。
【0014】本発明の目的は、上述の従来の改良であ
り、検眼部である測定ユニットを電動駆動する場合でも
操作性を向上させ得る眼科装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係る本発明は、眼を測定するための光学系
を備えた測定ユニットと、該測定ユニットを操作するた
めの操作桿を備えたジョイスティック機構とを有し、前
記操作桿の傾倒方向と傾倒角度を検出して前記測定ユニ
ットを駆動する眼科装置であって、前記ジョイスティッ
ク機構は、前記操作桿を任意の方向に傾倒可能に支持す
る支持機構と、前記操作桿の傾倒状態を所定の傾倒角度
までは摩擦力により支持する摩擦機構と、前記操作桿を
前記所定の傾倒角度以上に傾倒させたときに前記摩擦力
に抗して前記操作桿を前記所定の角度に復帰させるよう
に付勢する付勢機構とを有することを特徴とする眼科装
置である。
【0016】請求項2に係る本発明は、前記ジョイステ
ィック機構は前記操作桿を回転可能に支持する軸と、該
軸の回転角度を検出するセンサとを有することを特徴と
する請求項1に記載の眼科装置である。
【0017】請求項3に係る本発明は、前記操作桿の上
端部にプッシュスイッチを配置し、前記操作桿を握った
手で前記プッシュスイッチを押圧することを可能とした
ことを特徴とする請求項2に記載の眼科装置である。
【0018】請求項4に係る本発明は、前記プッシュス
イッチは前記軸に接合し、前記プッシュスイッチを手で
押圧した際に前記軸が軸線方向に移動して接点を切換え
ることを特徴とする請求項3に記載の眼科装置である。
【0019】請求項5に係る本発明は、前記ジョイステ
ィックジョイ機構は中空軸を有し、前記軸は前記中空軸
に回転自在かつ軸線方向に摺動自在に嵌合すると共に、
前記センサと前記接点に接合したことを特徴とする請求
項4に記載の眼科装置である。
【0020】請求項6に係る本発明は、前記ジョイステ
ィック機構の検出によって前記測定ユニットを制御する
コントローラを有し、該コントローラは、前記操作桿の
傾倒角度が前記所定の傾倒角度よりも小さいときは前記
測定ユニットの位置制御を行い、前記操作桿の傾倒角度
が前記所定の傾倒角度よりも大きいときは前記測定ユニ
ットの速度制御を行うことを特徴とする請求項1に記載
の眼科装置である。
【0021】請求項7に係る本発明は、前記コントロー
ラは、前記操作桿の前記傾倒角度が前記所定の傾倒角度
以上になったときに、前記操作桿の回転操作に伴う出力
と前記プッシュスイッチの押圧操作に伴う出力を無効と
することを特徴とする請求項3に記載の眼科装置であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は第1の実施の形態の構成図
であり、この第1の実施の形態の眼科装置は被検眼Eの
検査、観察、撮影などを行うことが可能となっている。
構成部材の大部分を収容する外装カバー1を有してい
る。この外装カバー1の被オペレータ側の上部には、被
オペレータの額を当接させる額当て部材2が設けられ、
その下部には被オペレータの顎を受ける顎受け台3が設
けられている。また外装カバー1には、図2に示すよう
に外装カバー1の内部を覗き込むための窓4L、4R
と、被オペレータの鼻を接触させないようにする陥没部
1aとが設けられている。そして、外装カバー1の内部
には、測定ユニット5が被検眼Eに対して三次元的に位
置合わせ可能に設けられている。
【0023】なお、測定ユニット5は被検眼Eの眼屈折
力や角膜形状を測定するための光学系、被検眼Eの前眼
部を撮影して後述のモニタに表示する光学系などを有し
ている。しかし、測定ユニット5の構成は本発明の主旨
に直接関係しないので、その説明は省略する。
【0024】測定ユニット5の底面には、送りナット付
きのジョイント部材6が設けられている。ジョイント部
材6には送りねじ7が水平方向に向けてに螺合されてお
り、送りねじ7はステージ8に支持されている。ステー
ジ8には送りねじ7を回転駆動するための駆動モータ9
が取り付けられており、駆動モータ9の出力軸9aは送
りねじ7の一端7aにカップリング10を介して連結さ
れている。
【0025】ステージ8の下面には、送りナット部11
aを有するジョイント部材11が上下方向に向けて固定
され、送りナット部11aには送りねじ12が螺合され
ている。ジョイント部材11はステージ13に上下動自
在に嵌合され、送りねじ12はステージ8とステージ1
3の間に支持されている。ステージ13には送りねじ1
2を回転駆動するための駆動モータ14が取り付けられ
おり、駆動モータ14の出力軸14aは送りねじ12の
一端12aとカップリング15によって連結されてい
る。
【0026】ジョイント部材11とステージ13の間の
間隙には、測定ユニット5、ステージ8、ジョイント部
材11などの重量による駆動モータ14への負荷を軽減
するための圧縮ばね16が配置されている。ステージ8
の下面にはガイド捧17が垂設されており、このガイド
棒17はステージ13の一部に設けられたガイド溝部1
3aに嵌入され、駆動モータ14の作動による測定ユニ
ット5やステージ8の回転が防止されている。
【0027】ステージ13の下方には、測定ユニット5
を左右方向に駆動するために用いられるステージ18が
接続されている。ステージ18の下面にはガイド棒1
9、20を嵌合するための案内部18a、18bと、送
りねじ21を螺合するための送りナット部18cとが設
けられている。ガイド棒19、20と送りねじ21は被
検眼Eの眼幅方向に平行とされ、基台22の取付部22
aに固定されている。基台22の取付部22aには送り
ねじ21を回転駆動するための後述の駆動モータ23が
配置され、この駆動モータ23の出力軸も送りねじ21
の一端にカップリングを介して連結されている。
【0028】顎受け台3の下面には、顎受け支柱24が
一体に設けられており、その下部は外装カバー1の内部
に配置されている。顎受け支柱24の内部にはねじ孔2
4aが形成され、このねじ孔24aにはねじ棒25が螺
合されている。ねじ棒25を回転駆動するための駆動モ
ータ26は、基台22の側面に取付板27を介して取り
付けられ、駆動モータ26の出力軸26aはねじ棒25
の下端部25aとカップリング28を介して連結されて
いる。
【0029】外装カバー1のオペレータ側には、モニタ
ケース31の下部が支軸31aを介して矢印方向に回転
自在に支持されている。モニタケース31の内部には液
晶モニタ等のモニタ32が格納され、モニタケース31
を回転することによりオペレータに見易い位置に設定可
能とされている。モニタ32には被検眼Eの前眼部像が
横方向に例えば約16mmの範囲で表示されると共に、
被検眼Eの前眼部像や、測定結果、頂間距離、自動/手
動などの測定条件が表示されるようになっている。
【0030】外装カバー1の内部における基台22の下
方には、電力を供給するための電源33と、測定結果を
印字するためのプリンタ34とが配置されている。外装
カバー1の内部における基台22の上方には、各スイッ
チ、デバイスの信号などを制御するためのコントローラ
35が設けられている。そして、外装カバー1のモニタ
32の下方には、操作パネル36とジョイスティック機
構37が設置されている。
【0031】図3は操作パネル36の部分平面図であ
り、操作パネル36には被検眼Eの測定結果をプリンタ
34に出力する際に使用されるプリントスイッチ36a
と、顎受け台3を上昇させる際に使用されるスイッチ3
6bと、顎受け台3を下降させる際に使用されるスイッ
チ36cとが設けられている。
【0032】図4はジョイスティック機構37の斜視図
であり、ジョイスティック機構37は測定ユニット5の
駆動方向、駆動量、駆動速度を指示し、測定ユニット5
を三次元方向に駆動するように構成されている。即ち、
オペレータがジョイスティック機構37の操作桿41を
F・B(前後)方向に傾倒した際に測定ユニット5が被
検眼Eに対して接近・離間し、操作桿41をL・R(左
右)方向に傾倒した際には測定ユニット5が被検眼Eの
眼幅方向に移動し、操作桿41をU・D(左右回り)方
向に回転した際には測定ユニット5が上下方向に移動す
るようになっている。
【0033】図5は図4のジョイスティック機構37を
L・R方向に切断した断面図、図6はF・B方向に切断
した断面図である。操作桿41は中空とされ、操作桿4
1の内部にはベアリング42の外輪が止め輪43により
固定されている。ベアリング42の内輪には中空の操作
桿軸44の上部が嵌合され、ベアリング42と操作桿軸
44はスペーサ45を介して止め輪46により固定され
ている。これにより、操作桿41は操作桿軸44に対し
て回転自在とされている。
【0034】操作桿軸44には軸47が上下動及び回転
自在に嵌合されており、この軸47の上端にはフランジ
48を有するボタン49が接合され、このボタン49は
操作桿41の上部開口41aから上方に突出されてい
る。前述の止め輪46の上方においてコイルばね50が
軸47の外側に填め込まれ、コイルばね50の上端部
は、軸47に取り付けられた止め輪51により押さえら
れている。これにより、軸47が上方に付勢され、ボタ
ン49が操作桿41の上部開口41aから突出するよう
に付勢されている。
【0035】なお、ボタン49は、被検眼Eに対する測
定ユニット5の位置合わせとピント合わせを完了した後
において、被検眼Eの測定と撮影を開始する際に押圧さ
れるキートップとされている。
【0036】図7は図5のA−A線に沿った断面図であ
り、ボタン49の下面の近傍において、軸47に廻り止
め棒52が貫通されている。廻り止め棒52の両端部
は、操作桿41の内周面に設けられた対向溝41bにそ
れぞれ嵌合され、操作桿41の回転は廻り止め棒52を
介して軸47に伝達され、軸47が回転駆動されるよう
になっている。そして、ボタン49が押下された際に、
廻り止め棒52は対向溝41bに沿って下方に移動する
ようになっている。
【0037】軸47の下端部は基台22の上面に固定さ
れたケース53の内部に配置され、軸47の下端部には
ロータリエンコーダ54が連結されている。このロータ
リエンコーダ54は、ケース53に固定された取付板5
5の下面に座金56とナット57により固定されてい
る。この際に、軸47の下端部はロータリエンコーダ5
4の入力軸54aに止めねじ58、59と軸継ぎ手60
により連結されている。そして、操作桿軸44の下端部
にはスリーブ61がねじ62により固定され、スリーブ
61は取付板55にねじ63により固定されている。
【0038】ロータリエンコーダ54は操作桿41の
D、U方向への回転角度、即ち入力軸54aの回転角度
を検出する機能と、ボタン49の操作、即ち入力軸54
aの軸方向への移動によりオン/オフするスイッチ機能
とを備えた検出デバイスとされている。従って、ロータ
リエンコーダ54は操作桿軸44に対して回転する軸4
7の回転角度を検出し、軸47はボタン49の操作によ
り操作桿軸44の内部を上下動してロータリエンコーダ
54のスイッチをオン/オフすることが可能となってい
る。なお、ロータリエンコーダ54には、角度を非接触
で光学的に検出する方式や、抵抗値変化を利用して検出
する方式など、多様な形態を採用することができる。
【0039】ケース53の内部におけるスリーブ61の
上方には、回転軸71が水平に配置されている。この回
転軸71には、操作桿軸44を挿通する孔71aが形成
されている。回転軸71の両端はケース53に回転自在
に支持され、ケース53から外方に突出した回転軸71
の一端には止め輪72が取り付けられ、回転軸71の他
端に設けられたフランジ部71bはケース53に押し付
けられている。これにより、回転軸71はケース53か
ら外れないようにされている上に、ケース53との間に
適切な摩擦力を発生するようにされている。そして、回
転軸71の孔71aの内部において、図6に示すように
操作桿軸44にピン73、74が取り付けられている。
これにより、操作桿41がF・B方向(紙面と直交する
方向)に傾倒した際に、回転軸71が同方向に回転駆動
されるようになっている。
【0040】再び図5に示すように、回転軸71のフラ
ンジ部71b側には、操作桿41のF・B方向への傾倒
角度を出力するための第1のポテンシオメータ75が連
結されている。第1のポテンシオメータ75はケース5
3にナット76により固定され、第1のポテンシオメー
タ75の入力軸75aは回転軸71に設けられた嵌合孔
71cに嵌合され、それらは止めねじ77により固定さ
れている。回転軸71のフランジ部71bの外周面に
は、捻りコイルばね78が配置されていている。この捻
りコイルばね78の一端はケース53の突起53aに掛
止可能とされ、他端は回転軸71に固定されたばね押し
板79のアクチュエータ部79aに掛止可能とされてい
る。
【0041】第1のポテンシオメータ75はロータリエ
ンコーダ54とは異なり、回転軸71の回転角度のみを
検出し、回転角度の変化を抵抗値の変化として出力する
ようになっている。即ち、第1のポテンシオメータ75
はケース53に固定されているので、操作桿41のF・
B方向への傾倒角度を回転軸71の回転角度として検出
するようになっている。
【0042】図6に主として示すように、ケース53の
内部における回転軸71の上方には、回転板81が水平
に配置されており、この回転板81には操作桿軸44を
傾倒可能に挿通する孔81aが形成されている。回転板
81の一端に設けられた支軸81bはケース53に回転
自在に支持され、回転板81の他端には回転軸82がね
じ83により連結され、回転軸82はケース53に回転
自在に支持されている。回転軸82は上述の回転軸71
のフランジ部71b側と同様な形状とされ、回転板81
の回転に伴って回転軸82も回転するようになってい
る。そして、回転軸82にはフランジ部82aが設けら
れており、、回転板81と回転軸82はケース53との
間に適切な摩擦力を発生させるようにねじ83により連
結されている。
【0043】回転軸82には、操作桿41のL・R方向
への傾倒角度を出力するための第2のポテンシオメータ
84が連結されている。この第2のポテンシオメータ8
4はケース53にナット85により固定され、第2のポ
テンシオメータ84の入力軸84aは回転軸82に設け
られた嵌合孔82bに嵌合され、それらは止めねじ86
により固定されている。回転軸82のフランジ82aの
外周面には捻りコイルばね87が配置され、この捻りコ
イルばね87の一端はケース53の他の突起53bに掛
止可能とされ、他端は回転軸82に固定されたばね押し
板88のアクチュエータ部88aに掛止可能とされてい
る。
【0044】ここで、オペレータが操作桿41を手で握
って傾倒させ、その傾倒角度が20゜以内であるうちに
操作桿41から手を離した場合には、回転軸71、回転
板81及び回転軸82とケース53との間の摩擦力は、
操作桿41を傾倒した位置に保持するようになってい
る。そして、オペレータが操作桿41を20゜を超えて
傾倒させて操作桿41から手を離した場合には、捻りコ
イルばね78、87が操作桿41を20゜の位置に戻す
ようになっている。
【0045】例えば、図8(a)〜図8(c)は捻りコ
イルばね78とばね押し板79を回転軸71の軸線の方
向から見た状態を示しており、図8(a)はオペレータ
が操作桿41を傾倒させず、操作桿軸44が垂直な位置
にある状態を示している。
【0046】図8(b)はオペレータが操作桿41をF
方向に傾倒させ、操作桿軸44の傾倒角度θ1を20°
とした状態を示している。操作桿軸44の傾倒角度θ1
が0〜20゜にある間は、ケース53の突起53aが捻
りコイルばね78を広がらないように押さえ付けるが、
ばね押し板79のアクチュエータ部79aは捻りコイル
ばね78に接触しない。従って、回転軸71とケース5
3の間の摩擦力は、操作桿軸44を傾倒した状態に維持
する。
【0047】図8(c)はオペレータが操作桿41をF
方向に更に傾倒させ、操作桿軸44の傾倒角度θ2を例
えば35゜にした状態を示している。操作桿軸44の傾
倒角度θ2が20゜を超えると、回転軸71の回転に伴
ってばね押し板79のアクチュエータ部79aが捻りコ
イルばね78にトルクを加えながら回転する。この状態
で、オペレータが操作桿41から手を離すと、捻りコイ
ルばね78の弾発力が操作桿41を図8(b)に示す状
態に戻す。
【0048】この際に、傾倒角度θ1はばね押し板79
のアクチュエータ部79aとケース53の突起53aと
の位置関係により決まるので、それらの位置関係は予め
決めることができる。従って、この第1の実施の形態で
は、オペレータが操作桿41を傾倒させた後にそれから
手を離した場合に、回転軸71とケース53の間の摩擦
力により操作桿41を傾倒した状態に維持する範囲と、
捻りコイルばね78の弾発力により操作桿41を傾倒角
度θ1まで戻す範囲とを設定することができる。
【0049】なお、操作桿41をL・R方向に傾倒させ
た場合も、F・B方向に傾倒させた場合と同様となる。
【0050】図9はコントローラ35と各デバイスの関
係を示す電気回路のブロック構成図であり、コントロー
ラ35には、マイクロプロセッサやプログラムを格納し
たROM、周辺機器のインタフェイスなどが含まれてい
る。コントローラ35には測定ユニット5、駆動モータ
9、14、23、26、モニタ32、プリンタ34、操
作パネル36などが接続されている。駆動モータ9、1
4、23、26は、図示しないモータドライバを介して
コントローラ35に接続されている。測定ユニット5内
に設けられた被検眼Eの前眼部を観察するための撮像素
子からの映像信号が、モニタ32へのキャラクタやマー
クを合成処理するように、測定ユニット5とモニタ32
はコントローラ35に接続されている。
【0051】ロータリエンコーダ54はA/D変換器9
1を介してコントローラ35に接続され、その出力によ
り駆動モータ14が制御され、ボタン49の出力により
測定ユニット5の測定が開始されるようになっている。
第1のポテンシオメータ75はA/D変換器92を介し
てコントローラ35に接続され、その出力により駆動モ
ータ9が制御されるようになっている。第2のポテンシ
オメータ84はA/D変換器93を介してコントローラ
35に接続され、その出力結果から駆動モータ23が制
御されるようになっている。
【0052】そしてコントローラ35には、操作桿41
が後述する速度制御の範囲に傾倒した場合に、ボタン4
9の押下を検出するロータリエンコーダ54の出力を無
視して測定ユニット5の測定動作を規制する測定規制手
段と、操作桿41の回転角度を検出するロータリエンコ
ーダ54の出力を無視して測定ユニット5の移動を規制
する移動規制手段とが含まれている。
【0053】図10は操作桿41のF・B方向への傾倒
角度θに対する第1のポテンシオメータ75の出力であ
る抵抗値Rの関係を示すグラフ図である。抵抗値R1、
R2、R0、R3、R4は傾倒角度−35゜、−20
゜、0゜、+20゜、+35゜にそれぞれ対応し、抵抗
値R2〜R3に対応する傾倒角度−20°〜+20°に
おいては、操作桿41の傾倒角度θに対する測定ユニッ
ト5の移動を位置制御にするようなっている。また、抵
抗値R1〜R2に対応する傾倒角度−35°〜−20°
と、抵抗値R3〜R4に対応する傾倒角度+20°〜+
35°においては、操作桿41の傾倒角度θに対する測
定ユニット5の移動を速度制御にするようになってい
る。
【0054】図11は操作桿41のF・B方向への傾倒
角度θに対する測定ユニット5の前後方向への移動量y
を示すグラフ図である。操作桿41が直立しているとき
の傾倒角度θを0゜としている。オペレータが操作桿4
1を傾倒角度−20°〜+20°の範囲に維持した際に
は、コントローラ35は測定ユニット5を傾倒角度0゜
からの傾倒角度θに比例して−6mm〜+6mmの範囲
で駆動するように駆動モータ9を制御する。
【0055】図12は操作桿41のF・B方向への傾倒
角度θに対する測定ユニット5の前後方向への移動速度
Vyを示すグラフ図である。オペレータが傾倒角度θを
−20°を超えて−35°に至らない範囲に維持した際
に、コントローラ35は測定ユニット5を操作桿41の
傾倒方向に毎秒15mmの速度で駆動するように駆動モ
ータ9を制御する。同様に、傾倒角度θを+20°を超
えて+35°に至らない範囲に維持した際には、コント
ローラ35は測定ユニット5を操作桿41の傾倒方向に
毎秒15mmの速度で駆動するように駆動モータ9を制
御する。
【0056】図13はモニタ32上の被検眼Eの前眼部
像の説明図である。モニタ32は被検眼中心Tcとアラ
イメントマークMが僅かしか離れていない状態を表示し
ている。測定ユニット5をL・R方向にアライメントす
る際には、オペレータはモニタ32を監視しながら、被
検眼中心TcをアライメントマークMの中に入れるよう
操作桿41を操作する。ここでは、被検眼中心Tcとア
ライメントマークMが僅かしか離れていないので、オペ
レータは精密なアライメントを行おうとする。従って、
被検眼中心Tcを操作桿41の傾倒角度θに比例して移
動させるほうが、被検眼中心Tcを移動させ過ぎた場合
に、移動させ過ぎた距離だけ戻すように操作桿41の傾
倒角度θを戻せばよいので操作性が向上する。
【0057】図14に示すように、被検眼中心Tcとア
ライメントマークMが大きく離れている場合には、オペ
レータは被検眼中心TcをアライメントマークMの近傍
まで迅速に移動させたいので、操作桿41を捻りコイル
ばね78の弾発力に抗して20゜以上に傾倒し続ける。
これにより、測定ユニット5は毎秒15mmの一定速度
で操作桿41の傾倒方向に移動し、迅速な位置合わせが
可能となる。そして、オペレータは被検眼中心Tcが図
13に示すようにアライメントマークMの近傍に接近し
た後に操作桿41に加える力を減らす。これにより、操
作桿41は捻りコイルばね78の弾発力により傾倒角度
θが20°になる位置に戻り、速度制御が位置制御に切
換わり、精密なアライメントを行うことが可能となる。
【0058】一方、測定ユニット5をF・B方向にアラ
イメントする際には、測定ユニット5をL・R方向にア
ライメントする際と同様になる。即ち、測定ユニット5
が既にベストピント位置の近傍にあって精密なピント調
整を行う際には、操作桿41を摩擦力が作用する−20
°〜+20°の範囲に傾倒させて位置制御を行う。ま
た、ピントが大きくずれている場合には、操作桿41を
捻りコイルばね87の弾発力に抗して20°以上に傾倒
させて速度制御を行う。
【0059】なお、操作桿41をU・D方向に回転して
測定ユニット5を上下動させる場合には、被オペレータ
が替わっても被検眼Eの上下方向の位置はあまり変化し
ないので、位置制御と速度制御を切り換える必要はな
い。しかし、操作桿41を速度制御の範囲まで傾倒させ
場合には、操作桿41に捻りコイルばね78、87のば
ね力が作用し、オペレータはばね力に抗して操作桿41
の姿勢を維持しようとするので、操作桿41を誤って回
転させる可能性がある。従って、上述したように速度制
御の範囲で測定ユニット5の移動を規制する手段、即ち
操作桿41の回転角度を検出するロータリエンコーダ5
4の出力を無効として測定ユニット5の上下動を規制す
る移動規制手段をコントローラ35に含める必要があ
る。
【0060】同様に、操作桿41を速度制御の範囲まで
傾倒させた際にボタン49を誤って操作する可能性もあ
る。従って、上述したように速度制御の範囲で測定ユニ
ット5の測定動作を規制する手段、即ちボタン49の押
下を検出するロータリエンコーダ54の出力を無効とし
て測定ユニット5の余計な測定動作を規制する測定規制
手段をコントローラ35に含める必要がある。
【0061】この第1の実施の形態では、操作桿41を
傾倒させることにより測定ユニット5を前後左右方向に
駆動することができると共に、操作桿41を回転させる
ことにより測定ユニット5を上下方向に駆動することが
できるので、オペレータは片手で精密なアライメントを
迅速に実施することができると共に、アライメントを完
了した後にボタン49を押下するだけで測定を開始する
ことができる。
【0062】また、操作桿軸44の内部に軸47を回転
自在かつ上下動自在に設け、軸47の下端部にロータリ
エンコーダ54の入力軸54aを接続しただけであるの
で、構成が簡素となり、回転部分に頻繁に生ずる検出部
品のケーブルが捻れることはない。
【0063】更に、速度制御の範囲にある場合に測定ユ
ニット5の移動を規制する移動規制手段と、測定ユニッ
ト5の測定を規制する測定規制手段をコントローラ35
に含めたので、操作桿41を誤って回転したりボタン4
9を誤って押下したりしても、測定ユニット5が余計な
測定を開始したり、上下方向に移動したりすることはな
い。
【0064】図15は第2の実施の形態のジョイスティ
ック機構37’の断面図、図16は図15のB−B線に
沿った断面図であり、第1の実施の形態のジョイスティ
ック機構37と同様な機能を有して第2の実施の形態に
おいて引用しない部品は、符号を付さずに説明を省略す
る。この第2の実施の形態では、第1の実施の形態の捻
りコイルばね78、87の代りに、操作桿41の傾倒角
度θを所定の範囲に戻す手段が設けられている。
【0065】ケース101の上面には、8本の突起10
1a〜101hが上方に向けて設けられている。突起1
01a、101b、突起101c、101d、突起10
1e、101f、突起101g、101hは、それぞれ
同一円周上に等間隔で設けられている。そして、これら
の突起101a、101bの間、突起101c、101
dの間、突起101e、101fの間、突起101g、
101hの間には、共働して円環状を形成する4枚のス
ライド板102a〜102dがそれぞれ配置され、スラ
イド板102a〜102dの内周側の切欠部には突起1
01a〜101hがそれぞれ係合され、スライド板10
2a〜102dの円周方向への移動は突起101a〜1
01hにより規制されている。
【0066】スライド板102a〜102dの外周側の
切欠部には4個のばね部材103a〜103dがそれぞ
れ配置され、隣接するスライド板102a〜102dは
ばね部材103a〜103dにより連結されている。突
起101a〜101hの上部は、スライド板102a〜
102dの上下方向への移動を制止する押さえ板104
の孔に加締められている。そして、スライド板102a
〜102dの上面には、円環状のスライドカバー105
が配置されている。スライドカバー105の内周縁には
下方に突出するフランジ状の係合部105aが設けら
れ、この係合部105aはスライド板102a〜102
dの内周縁に当接されていて、ばね部材103a〜10
3dの力による釣合いにより中央に位置付けられてい
る。
【0067】そして、操作桿41が20゜傾倒した際に
操作桿軸44がスライドカバー105に接触するように
構成され、操作桿軸44がスライドカバー105に接触
するまでが位置制御とされ、操作桿軸44がスライドカ
バー105に接触した後が速度制御とされている。
【0068】図17、図18は図15、図16にそれぞ
れ対応し、操作桿41が20°を超えて傾倒した状態を
示している。操作桿41が20゜を超えて傾倒すると、
操作桿軸44はスライドカバー105の内周縁に接触
し、スライドカバー105を傾倒方向に移動させる。こ
れにより、スライドカバー105の係止部105aが4
個のスライド板102a〜102dのうちの1つ、即ち
係止部105aが当接した例えばスライド板102aを
押圧する。このとき、スライド板102aは押圧された
方向に移動しようとするが、スライド板102aの両側
のばね部材103a、103dがスライド板102aの
移動を抑制するように作用する。これにより、スライド
板102aはスライドカバー105を介して操作桿軸4
4に作用し、第1の実施の形態の捻りコイルばね78、
87と同様に操作桿41を所定の傾倒角度θに戻す。
【0069】なお、上述の第1、第2の実施の形態で
は、操作桿41の傾倒角度θが−20°〜+20゜の範
囲にある場合に位置制御を行い、傾倒角度θが−20°
又は+20゜を超えた場合に速度制御を行うようにした
が、位置制御と速度制御を切り換える傾倒角度θは目的
に応じて適宜に設定することができる。
【0070】また、位置制御を行う際に傾倒角度θが−
20°〜+20゜の範囲にある場合測定ユニット5の移
動距離yが操作桿41の傾倒角度θに比例するようにし
たが、必ずしも比例するようにする必要はない。例え
ば、同様な範囲でより精密なアライメントが必要となる
中心部近傍にあっては、操作桿41の傾倒角度θが1°
変化する毎に測定ユニット5が細かく、例えば0.1m
m移動するように設定することができる。また、操作桿
41の傾倒角度θが15°〜20°の範囲にある場合に
は、傾倒角度θが1゜変化する毎に測定ユニット5が大
きく、例えば0.3mm移動するように設定することが
できる。更に、傾倒角度θが0°から変化する場合に
は、測定ユニット5の移動量を非線形に変化させるよう
に設定することもできる。
【0071】そして、操作桿41の傾倒角度θが20°
を超える範囲においては、測定ユニット5が傾倒方向に
一定の速度で移動するように制御したが、同様な範囲に
おける角度の増分に対して速度が増加するように制御す
ることもできる。例えば、傾倒角度θが25°である場
合には、測定ユニット5が徐々に移動するように制御
し、傾倒角度θが35°である場合には、測定ユニット
5が最大速度で移動するように制御することもできる。
【0072】
【発明の効果】請求項1に係る眼科装置は、摩擦機構が
操作桿の傾倒状態を維持している間は測定ユニットの位
置制御を行い、付勢機構が操作桿を付勢している間は測
定ユニットの速度制御を行うように構成することを可能
とする。従って、測定ユニットを伝動駆動する場合で
も、測定ユニットの微駆動と粗駆動を行うことができ、
操作性を向上させることができる。
【0073】請求項2に係る眼科装置は、機械式の操作
桿と同様な操作環境を提供して片手だけで操作すること
を可能とし、操作性を更に向上させることができる。
【0074】請求項3に係る眼科装置は、プッシュスイ
ッチを手で押すだけで測定を開始することを可能とし、
操作性を更に向上させることができる。請求項4に係る
眼科装置は、機械式の操作桿と同様に測定ユニットを精
密に駆動することを可能とし、操作性を更に向上させる
ことができる。
【0075】請求項5に係る眼科装置は、簡素な構造と
することができる上に、操作桿の回転角度や接点の切換
わりを検出するための電気素子のケーブルが捻じれると
いう従来の問題を解消することができる。
【0076】請求項6に係る眼科装置は、測定ユニット
を電動駆動する場合でも測定ユニットの微駆動と粗駆動
を行うことを可能とし、操作性を向上させることができ
る。
【0077】請求項7に係る眼科装置は、測定ユニット
を電動駆動する場合でも誤作動を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の断面図である。
【図2】外装カバーの接眼部の正面図である。
【図3】操作パネルの部分平面図である。
【図4】ジョイスティック機構の斜視図である。
【図5】図4のF・B方向に沿った断面図である。
【図6】図4のL・R方向に沿った断面図である。
【図7】図5のA−A線に沿った断面図である
【図8】捻りコイルばねとばね押し板の作用説明図であ
る。
【図9】電気回路のブロック構成図である。
【図10】操作桿の傾倒角度とポテンシオメータの抵抗
値の関係のグラフ図である。
【図11】操作桿の傾倒角度と測定ユニットの移動距離
の関係のグラフ図である。
【図12】操作桿の傾倒角度と測定ユニットの移動速度
の関係のグラフ図である。
【図13】モニタ上の被検眼中心とアライメントマーク
の接近状態の説明図である。
【図14】モニタ上の被検眼中心とアライメントマーク
の離間状態の説明図である。
【図15】第2の実施の形態のジョイスティック機構の
断面図である。
【図16】図15のB−B線に沿った断面図である。
【図17】図15に対応する作用説明図である。
【図18】図16に対応する作用説明図である。
【符号の説明】
5 測定ユニット 7、12、21 送りねじ 9、14、36 駆動モータ 35 コントローラ 37、37’ ジョイスティック機構 41 操作桿 44 操作桿軸 47 軸 49 ボタン 53 ケース 54 ロータリエンコーダ 71、82 回転軸 75、84 ポテンシオメータ 78、87 捻りコイルばね 79、88 ばね押し板 81 回転板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼を測定するための光学系を備えた測定
    ユニットと、該測定ユニットを操作するための操作桿を
    備えたジョイスティック機構とを有し、前記操作桿の傾
    倒方向と傾倒角度を検出して前記測定ユニットを駆動す
    る眼科装置であって、前記ジョイスティック機構は、前
    記操作桿を任意の方向に傾倒可能に支持する支持機構
    と、前記操作桿の傾倒状態を所定の傾倒角度までは摩擦
    力により支持する摩擦機構と、前記操作桿を前記所定の
    傾倒角度以上に傾倒させたときに前記摩擦力に抗して前
    記操作桿を前記所定の角度に復帰させるように付勢する
    付勢機構とを有することを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョイスティック機構は前記操作桿
    を回転可能に支持する軸と、該軸の回転角度を検出する
    センサとを有することを特徴とする請求項1に記載の眼
    科装置。
  3. 【請求項3】 前記操作桿の上端部にプッシュスイッチ
    を配置し、前記操作桿を握った手で前記プッシュスイッ
    チを押圧することを可能としたことを特徴とする請求項
    2に記載の眼科装置。
  4. 【請求項4】 前記プッシュスイッチは前記軸に接合
    し、前記プッシュスイッチを手で押圧した際に前記軸が
    軸線方向に移動して接点を切換えることを特徴とする請
    求項3に記載の眼科装置。
  5. 【請求項5】 前記ジョイスティックジョイ機構は中空
    軸を有し、前記軸は前記中空軸に回転自在かつ軸線方向
    に摺動自在に嵌合すると共に、前記センサと前記接点に
    接合したことを特徴とする請求項4に記載の眼科装置。
  6. 【請求項6】 前記ジョイスティック機構の検出によっ
    て前記測定ユニットを制御するコントローラを有し、該
    コントローラは、前記操作桿の傾倒角度が前記所定の傾
    倒角度よりも小さいときは前記測定ユニットの位置制御
    を行い、前記操作桿の傾倒角度が前記所定の傾倒角度よ
    りも大きいときは前記測定ユニットの速度制御を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  7. 【請求項7】 前記コントローラは、前記操作桿の前記
    傾倒角度が前記所定の傾倒角度以上になったときに、前
    記操作桿の回転操作に伴う出力と前記プッシュスイッチ
    の押圧操作に伴う出力を無効とすることを特徴とする請
    求項3に記載の眼科装置。
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