JP2005338834A - 視度調整を有する合焦装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各個人の左右の視力差の平衡化(ジオプトリ調整)を単純かつ合理的に実行可能な望遠双眼鏡のフォーカシング及びジオプトリ調整のための方法及び装置。
【解決手段】 ジオプトリ調整のために、2つの望遠鏡筒にそれぞれ配された光学合焦要素が互いに対し相対的に位置調整可能に構成された双眼望遠鏡のフォーカシング及びジオプトリ調整方法において、
・合焦駆動ノブ(5)の回転により、合焦駆動装置を介して、両方の光学合焦要素(12)が同時に同じ距離だけ位置調整される工程、
・前記両方の光学合焦要素(12)の一方の摺動が選択的に阻止される工程、及び
・前記合焦駆動ノブ(5)の回転により、合焦駆動装置の摩擦力が克服された状態で、摺動阻止されていない光学合焦要素(12)のみが、摺動阻止された光学合焦要素(12)に対して摺動される工程を含むことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、視度(ジオプトリ)調整のために2つの望遠鏡筒にそれぞれ配された光学合焦要素が互いに対し相対的に位置調整可能に構成された望遠双眼鏡の合焦(フォーカシング)及び視度(ジオプトリ)調整方法に関する。更に、本発明は、2つの望遠鏡筒に結合する橋絡装置、及び該橋絡装置に支承される合焦駆動ノブであって、前記2つの望遠鏡筒の各々の内でそれぞれ摺動可能に支持される合焦要素と連結された合焦駆動装置を備えた合焦駆動ノブを含んで構成された、望遠双眼鏡の合焦(フォーカシング)及び視度(ジオプトリ)調整装置に関する。
内部合焦(フォーカシング)機構を有する望遠双眼鏡を記載した文献は存在する(後掲特許文献1参照)。この望遠双眼鏡では、橋絡装置に、2つの望遠鏡筒が旋回可能に支承されている。橋絡装置には、更に、2つの望遠鏡筒内でそれぞれ摺動可能に支持された光学合焦要素に合焦駆動装置を介して連結された合焦駆動ノブが支承されている。視度(ジオプトリ)調整のために、光学合焦要素の一方が、更に、回動可能に支承され、合焦駆動装置が当該光学合焦要素のフレームの螺旋状溝の連結(嵌合)位置に案内されている。このため、この光学合焦要素の回転により、他方の光学合焦要素に対する軸線(光軸)方向の相対位置調節が実行される。
橋絡装置の互いに向かい合う2つの端面(前端面ないし対物側端面及び後端面ないし接眼側端面)の一方に合焦駆動ノブが、他方の端部に視度(ジオプトリ)調整駆動ノブが配された望遠双眼鏡を記載した文献も存在する(後掲特許文献2参照)。離隔された2つの調整手段に作用する合焦駆動装置を介して、2つの光学合焦要素は同時に同じ距離だけ位置調整(変位)される。視度調整駆動ノブは、連結シャフトを介して一方の調整手段と結合し、及びネジを介して他方の調整手段と結合する。連結シャフトを介して、一方の光学合焦要素が、他方の光学合焦要素に対して相対的に位置調整される。この2つの駆動ノブに対する機能の割当ては、容易には認識することができないため、偶発的になされうる過誤調整を阻止することはできない。
合焦(フォーカシング)と視度(ジオプトリ)調整とのための2つの係止位置が設けられた2つの機能を有する合焦駆動ノブを特徴とする望遠双眼鏡を記載した文献も存在する(後掲特許文献3参照)。この望遠双眼鏡では、視度調整をする場合、第1の鏡筒の調整を行った後に、双眼鏡の使用を中止し、駆動ノブの切換えないし連動解除をしなければならない。そして、観察対象を改めて探し出して観察しなければならない。次いで、駆動ノブを再び出発位置にもたらさなければならない。
DE 29 20 583 C2 EP 0 416 346 B1 DE 38 30 620 C2
内部合焦機構と視度調整機構を有する上述の従来技術は全て、合焦及び視度調整のための別個の調整装置に対しそれぞれ手操作しなければならない。視度調整のための操作要素は、人間工学的観点からは好ましくない位置にあることが多いため、視度調整の際に画像中にぶれが生じる。更に、目標(観察対象)が視界から外れ、改めて探し出さなければならないこともよく起こる。
それゆえ、本発明の課題は、中心的機能としての合焦(フォーカシング)機構を有する双眼観察装置(双眼鏡)において各個人の左右の視度(視力差)の平衡化ないし補償(視度(ジオプトリ)調整)を単純かつ合理的に行うための方法及び装置を提供することである。このような調整機構は、人間工学的に好都合な位置に配された同一の操作ノブによって、切換過程を要することなく、距離調整及び視度調整を実行可能であるように構成されることが望ましい。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の視点により、視度(ジオプトリ)調整のために、2つの望遠鏡筒にそれぞれ配された光学合焦要素が互いに対し相対的に位置調整可能に構成された望遠双眼鏡の合焦(フォーカシング)及び視度(ジオプトリ)調整方法が提供される。この方法において、
・合焦駆動ノブの回転により、合焦駆動装置を介して、両方の光学合焦要素が同時に同じ距離だけ位置調整される工程、
・前記両方の光学合焦要素の一方の摺動が選択的に阻止される工程、及び
・前記合焦駆動ノブの回転により、合焦駆動装置の摩擦力が克服された状態で、摺動阻止されていない光学合焦要素のみが、摺動阻止された光学合焦要素に対して摺動される工程を含むことを特徴とする(形態1・基本構成1)。
更に、上記の課題を解決するために、本発明の第2の視点により、
2つの望遠鏡筒に結合する橋絡装置を備えると共に、及び該橋絡装置に支承される合焦駆動ノブであって、前記2つの望遠鏡筒の各々の内でそれぞれ摺動可能に支持される(光学)合焦要素と連結された合焦駆動装置を備えた合焦駆動ノブを含んで構成された、望遠双眼鏡の合焦(フォーカシングないしピント合せ)及び視度(ジオプトリ)調整装置が提供される。この装置において、
・前記合焦駆動装置は、縦軸方向(望遠双眼鏡の観察方向ないし望遠双眼鏡の観察光学系の光軸方向)に摺動可能なシャフトと、該シャフトの軸線に対し直交方向に延在するよう配された(該シャフトの軸線に対し直交方向にその2つのアームがそれぞれ延伸するように配された)双腕レバー部材とを含むこと、
・前記双腕レバー部材は、摩擦力が克服された状態で旋回可能に前記シャフトに支承され、かつ該双腕レバー部材の2つのアームがそれぞれ(対応する)前記合焦要素と連結されること、
・前記望遠鏡筒の少なくとも1つに、外部から操作可能に構成され対応する合焦要素に作用する係止装置が配されることを特徴とする(形態2・基本構成2)。
更に、上記の課題を解決するために、本発明の第3の視点により、
2つの望遠鏡筒に結合する橋絡装置、及び該橋絡装置に支承される合焦駆動ノブであって、前記2つの望遠鏡筒の各々の内でそれぞれ摺動可能に支持される合焦要素と連結された合焦駆動装置を備えた合焦駆動ノブを含んで構成された、望遠双眼鏡の合焦(フォーカシング)及び視度(ジオプトリ)調整装置が提供される。この装置において、
・前記合焦駆動装置は、縦軸方向(望遠双眼鏡の観察方向ないし望遠双眼鏡の観察光学系の光軸方向)に摺動可能なシャフトと、該シャフトに同軸的に配された軸管部材とを含むこと、
・前記軸管部材は、摩擦力が克服された後、前記シャフトとの連結が解除可能となるよう、該シャフトと縦軸方向に摺動可能に連結されること、
・前記シャフト及び前記軸管部材に、それぞれ前記合焦要素の1つと連結し横方向に(前記縦軸に対し直交方向に)延伸する2つのアームが結合されること、及び
・前記橋絡装置に、外部から操作可能に構成され前記軸管部材に作用する係止装置が配されることを特徴とする(形態5・基本構成3)。
本発明の独立請求項1、2、及び5により、上記課題に対応する効果がそれぞれ達成される。即ち、本発明の望遠双眼鏡の合焦及び視度調整のための方法及び装置により、各個人の左右の視度の平衡化ないし補償(視度調整)を単純かつ合理的に実行することが可能となる。
更に、各従属請求項により、付加的な効果が後述のとおりそれぞれ達成される。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、上記基本構成1、2、及び3をそれぞれ形態1、2、及び5として示すが、これらは従属請求項の対象でもある。
(3)上記形態2の装置において、前記橋絡装置内での前記シャフトの摺動路(Stellweg)は、両終端部において、それぞれ、予め付勢されたバネアセンブリ(Federpaket)によって制限されることが好ましい(形態3)。
(4)上記形態3の装置において、前記2つのアームは、それぞれ、前記摺動路の方向に係止突部を有し、該係止突部は、前記バネアセンブリの付勢力をその都度克服した後、前記橋絡装置の前記シャフトの摺動路に直交するよう配された係止面と当接可能に構成されることが好ましい(形態4)。
(6)上記形態5の装置において、前記シャフトは、前記合焦駆動ノブと固定的に結合された第1雌ネジ部材を介して、該合焦駆動ノブと結合されること、
前記軸管部材は、前記シャフト上でかつ前記橋絡装置内で回動可能に支承された第2雌ネジ部材と結合されること、及び
前記合焦駆動ノブは、前記第2雌ネジ部材に所定の摩擦力によって回動可能に支承されることが好ましい(形態6)。
(7)上記形態6の装置において、前記合焦駆動ノブの頭部の内部に、定置のインデックスマークに対して回動可能に支承されるとともに、前記第2(下部)雌ネジ部材に挿通された棒状伝動部材と結合されたジオプトリ表示ディスクが配されることが好ましい(形態7)。
(8)上記形態2〜5の装置において、前記係止装置として、弾性的に支持される押しボタンを備えることが好ましい(形態8)。
(9)上記形態2〜5の装置において、前記2つのアームにそれぞれ旋回可能に支持され、かつ前記2つの望遠鏡筒内の前記合焦要素が同じ合焦状態に調整された後固定可能に構成された連結レバーを有することが好ましい(形態9)。
本発明の方法の基本思想は以下のとおりである:視度調整の際に、(一方の手で)駆動ノブ(を操作すること)によって、まず、第1の鏡筒を観察対象に対し鮮鋭に(結像するよう)調整する。次いで、他方の手により係止ボタンを押圧することにより、この(第1の鏡筒の)調整(状態)は固定され、次いで、同じ駆動ノブを(更に)操作することにより、摩擦力を克服した後、第2の鏡筒が鮮鋭に(観察対象を結像するよう)調整される。係止ボタンを解放した(係止解除した)後は、双眼鏡(望遠双眼鏡)は、利用者の2つの眼に対して各別に視度調整されており、駆動ノブは、後はただ、距離範囲全体にわたって観察対象に対する合焦に利用されるだけである(更なる視度調整は不要である)。
以下に、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例は発明の理解の容易化のためのものであり、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において当業者により実施可能な付加・置換等を排除することは意図しない。また、特許請求の範囲に付した図面参照符号も発明の理解の容易化のためのものであり、本発明を図示の態様に限定することは意図しない。なお、これらの点に関しては、補正・訂正後も同様である。
図1は、2つの可動継手(ないし連結部材:Gelenke)によって互いに対し旋回可能に構成された2つの望遠鏡筒2、3が結合された橋絡装置(ブリッジ)1を有する(望遠)双眼鏡を示す。橋絡装置1の中央部には、縦軸方向(望遠双眼鏡の観察方向ないし望遠双眼鏡の観察光学系の光軸方向)に摺動可能なシャフト(スピンドル)4が支持される。シャフト4は、上端部(接眼側の端部)に、橋絡装置1に回動可能に支承される合焦駆動ノブ5の雌ネジに螺合する雄ネジを有する。この2つの構成要素に関する雄ネジと雌ネジの関係を逆転させることができることはいうまでもない。合焦駆動ノブ5の回転により、シャフト4の縦軸方向の運動が引き起こされる。
橋絡装置1内に延在するシャフト4の下方(対物側)部分には、シャフト4(の軸)に対し直交方向に延在するよう配される(シャフト4の軸に対し直交方向にその2つのアームが延伸するよう配される)双腕レバー6が旋回可能に支承されるが、この双腕レバー6は、所定の回転モーメント(トルク)が印加されたときに運動可能となるよう構成される。旋回支承体(軸受部材)7には、弾力付勢要素及び摩擦要素(何れも不図示)を介して、所定の摩擦力が付与される。
レバー6の両側(に延在するアーム部)には、レバー6に対し相対的に旋回可能に構成され、2つの望遠鏡筒2、3内の光学系の調整に利用される連結レバー8がそれぞれ配される。連結レバー8は、とりわけ両側部が円弧状に構成されたその先端部9によって、望遠鏡筒2、3の可動継手軸線において支承されるロッド11の環状陥凹部(小径部)10に(遊びなしで)係入ないし係合する。ロッド11は、その屈曲された端部によって、望遠鏡筒2、3内においてその縦軸方向に位置調整可能に構成された光学合焦要素(群)12のフレームに係合する。従って、合焦駆動ノブ5を回転(操作)することによって、これら双方の合焦要素12は同時に縦軸方向(ないし光軸方向)に位置調整される。
2つの望遠鏡筒2、3には、操作に都合がよい位置に押しボタン13、14が配される。押しボタン13は、図示右側の矢印の方向に押圧された状態では、フレームを押圧することにより、望遠鏡筒3内での合焦要素12の係止を引き起こす。
この係止力と旋回支承体(軸受部材)における摩擦力は、望遠鏡筒2、3の何れか一方の押しボタン13又は14を押圧作動し、同時に合焦駆動ノブ5を回転操作したとき、双腕レバー6がシャフト4の旋回支承体7の所で旋回し、その都度他方の(押しボタンが押圧作動されていない方の)望遠鏡筒内の合焦要素12のみが位置調整されるように、互いに対し調整されている。押圧された押しボタンの解放(押圧解除)後、旋回支承体7の摩擦力により、双腕レバー6は、シャフト4に対して旋回されたその位置ないし状態に維持されるため、双方の合焦要素12も、互いに対し相対的に摺動された位置ないし状態に維持される。そして、合焦駆動ノブ5を回転すると、双方の合焦要素12は、互いに対する相対的位置関係を維持したまま同時に(縦軸方向に)位置調整される。
シャフト4の摺動路の駆動(機構)側及びその反対側の境界(ないし終端部)に、予め付勢されたバネアセンブリ15、16が、シャフト4の軸受ないし支承体に配される。バネアセンブリ15、16の間の摺動路は、橋絡装置1の内部でレバー6が最大限旋回された場合でもシャフト4が妨げられずに運動できるように構成されている。
合焦駆動ノブ5を(上記最大旋回位置から)更に少々大きく回転することにより、シャフト4の双方の終端部において、それぞれのバネアセンブリ15、16の押圧力に抗して、シャフト4は、更に僅かな運動をすることができる。
レバー6には、2つのアームの末端部に、位置調整運動の(両)方向にそれぞれ係止突部17が形成される。橋絡装置1は、駆動側及びその反対側にそれぞれ係止面18、19を有する。係止突部17及び係止面18、19は、レバー6(のアーム延伸方向軸線)が(シャフト4の軸線に対し)傾斜された状態にある場合の係止突部17の1つが、シャフト4がバネアセンブリ15、16の1つの押圧力(弾性力)に抗して更に位置調整されるときにはじめて係止面18、19の1つに当接するように、互いに対し調整されている。バネアセンブリ15、16の押圧力に抗して実現可能なシャフト4の更なる調節摺動路(ストローク)は、2つのアームの係止突部17がそれぞれレバー6の同じ側(接眼側又は対物側)にある、何れも橋絡装置1の対応する係止面18、19と当接することができるように設定される。このとき、レバー6は旋回支承体7の摩擦力に抗して旋回し、シャフト4(の軸線)に対し垂直に(そのアーム延伸方向軸線が)延在するその出発位置(状態)へ復帰する。従って、2つの望遠鏡筒2、3内での同じ視度(調整状態)へのこの戻り運動は、無限遠観察及び極近距離観察に対する(2つの)合焦終端位置において、同じ態様で実行することができる。
図2は、橋絡装置1の断面における旋回支承体7を示す。双腕レバー6は、シャフト4に螺入されたネジ21のボルト20に支承される。ネジ頭とシャフト4の載置部との間には、ボルト20に適合化された摩擦要素及び/又は弾性体(バネ)要素が介装される。これら摩擦要素及び/又は弾性体(バネ)要素は、ネジ21の締めつけ(Festziehen)・固定(Fixieren)によって、旋回支承体7に所望の摩擦力を生成する。
合焦装置の上述の機能ないし作動態様により、合焦及び視度調整のための後述の操作過程が可能となる。即ち、まず、合焦駆動ノブ5によって、望遠鏡筒2、3の一方が、観察対象に対し鮮鋭に(結像するよう)調整される。2つの望遠鏡筒2、3が何れも、光学合焦要素12の一方(対応する光学合焦要素12)の調整をするための係止手段を有する場合、2つの望遠鏡筒2、3のどちらが最初に鮮鋭に調整されてもよい。次いで、調整された一方の望遠鏡筒を押圧・保持することによりその鮮鋭さが固定され、他方合焦駆動ノブ5を更に回転することにより、調整されていない他方の望遠鏡筒が観察対象に対して鮮鋭に(結像するよう)調整される。押しボタン13、14の解放(押圧・係止解除)後、2つの望遠鏡筒は、操作者の両眼の相異なる視度(視力)に対して視度調整されている。そして、異なる距離(位置)にある他の観察対象に対する合焦の実行は、通常の如く、合焦駆動ノブ5を回転(操作)するだけでよい。
視度調整を復帰(リセット)するためには、合焦駆動ノブ5(の回転操作)によって、シャフト4をバネアセンブリ15、16の一方の押圧力に抗して更に(その復帰位置まで)進行させるだけでよい。
各個人の(左右の)視度(視力)(差)を単純かつ迅速に調整できるため及び2つの望遠鏡筒に対し同じ視度(調整状態)への復帰(リセット)を同様に単純かつ迅速に実行できるため、特別な視度目盛による独立の視度表示装置は必須ではない。利用者は、本発明の装置を操作するにつき困難を感ずることは殆どない。利用者は、ただ、合焦(フォーカシング)のためにノブを普通の仕方で回転すること、及び一方の望遠鏡筒において鮮鋭さを固定ないし保持するためにボタンを僅かな間押圧することに専心するだけでよい。
図3は、縦軸方向(望遠双眼鏡の観察方向ないし望遠双眼鏡の観察光学系の光軸方向)に位置調整可能なシャフト(スピンドル)4上に縦軸方向に摺動可能な軸管部材(スリーブ)22が同軸的に外嵌されるよう構成された本発明の装置の第2実施例を示す。橋絡装置1の上端(接眼側端部)には、合焦駆動ノブ5が回動可能に支承される。合焦駆動ノブ5内には、互いに異なるネジ径を有する2つの雌ネジ部材23、24が(縦軸方向に)順次並んで(少なくとも部分的に)配される。より小さいネジ(径)を有する第1(接眼側)雌ネジ部材23は、合焦駆動ノブ5と形状結合(プロフィル形状間の係合ないし嵌め合いによるありつぎ結合)される。第1(上側の)雌ネジ部材23内には、橋絡装置1の下方(対物側)においてスラスト軸受される(gegengelagert)シャフト4がその雄ネジによって螺入される。(第1雌ネジ部材23の下方(対物側)に配され)より大きい(径を有する)第2(対物側)雌ネジ部材24は、橋絡装置1内で回動可能に支承され、合焦駆動ノブ5と所定の摩擦力で力結合(形状ないし面間の摩擦(力)による結合)される。第2(対物側)雌ネジ部材24の雌ネジ内には、軸管部材22に形成された雄ネジが螺入される。
シャフト4には、望遠鏡筒2を指向(して延伸)するアーム25が配され、軸管部材22には、望遠鏡筒3を指向(して延伸)するアーム26が配される。この2つのアーム25、26には、それぞれ、望遠鏡筒2、3内の光学系の調整に利用され両側部円弧状の先端部9を有する連結レバー8が配される。両側部円弧状の先端部9は、第1実施例の場合と同様に、光学合焦要素12の(位置)調整のためのロッド11の環状陥凹部ないし小径部10に(遊びなしに)嵌め込まれる。
合焦駆動ノブ5を回転すると、合焦駆動ノブ5と結合された2つの雌ネジ部材23、24も一緒に回転する。雌ネジ部材23、24(の回転)は、シャフト4及び軸管部材22と、シャフト4及び軸管部材22にそれぞれ後続する駆動伝達系とを介して、2つの望遠鏡筒2、3内の合焦要素12を(両方)同時に運動させる。
図4に、橋絡装置1の裏面ないし下面(図4の紙面の裏側に対応する側)に配された、弾性的に初期位置復帰可能に構成された(zurueckfedernd)押しボタン27を示す。この押しボタン27によって、橋絡装置1内に軸方向に(シャフト4の軸線に対し直交方向に)突出する係止ボルト28が橋絡装置1内に挿入されることが可能となる。橋絡装置1内に延在する第2雌ネジ部材24の下方(対物側)端部は、押しボタン27の係止ボルト28と結合ないし係合することにより、第2雌ネジ部材24の回転運動が力結合的又は形状結合的に係止ないし阻止され得るように構成される。係止ボルト28の代わりに、とりわけ、第2雌ネジ部材24の円筒状突出部(Ansatz)を掴持する円筒状押圧グリップ部材(Andruckbacke)を押しボタン27に配することもできる。
押しボタン27が押し込まれているときに、合焦駆動ノブ5を回転すると、合焦駆動ノブ5と固定的に結合された上部雌ネジ部材23のみが一緒に回転する。合焦駆動ノブ5と第2雌ネジ部材24との間では摩擦力が克服されるため、第2雌ネジ部材24に対する相対的回転運動が引き起こされる。従って、この場合は、合焦駆動ノブ5の回転により、一方の望遠鏡筒2のみにおいて合焦が行われることになる。
合焦駆動ノブ5の上部の(接眼側の)円状面には、2つの望遠鏡筒2、3の互いに対する合焦調整状態を表示する視度表示(マーク)が配される。棒状伝動部材29によって、視度表示ディスク30と第2雌ネジ部材24との連結が達成される。視度表示ディスク30と関連付けられているインデックスマークは、合焦駆動ノブ5と固定的に結合され(外部から)透視可能なディスク31に配される。
合焦及び視度調整のための操作過程は、この第2実施例では、以下のように行われる。即ち、まず、合焦駆動ノブ5(の回転)によって、望遠鏡筒3が観察対象に対して鮮鋭に(結像するよう)調整される。橋絡装置1の押しボタン27を押圧・保持する(押圧し続ける)ことにより、この望遠鏡筒3の鮮鋭さが固定され、次いで、その(押圧)状態を維持しつつ、合焦駆動ノブ5(を回転すること)によって、望遠鏡筒2が観察対象に対し鮮鋭に(結像するよう)調整される。押しボタン27の解放(押圧解除)後、合焦を行うために、(合焦駆動ノブ5の回転により、)再び、双方の合焦要素12は、それらの互いに対する相対的位置関係が維持されたまま同時に摺動される。
相異なる眼に対して視度(ジオプトリ)値が既に分かっている場合、これを予め調整するためには、押しボタン27を押圧して合焦駆動ノブ5を回転することにより、視度表示ディスク30とインデックスマーク表示ディスク31とを調整することにより、所望の視度(ジオプトリ)値に調整する。
図5は、本発明の装置の第2実施例に係る合焦駆動ノブ5と合焦駆動装置とを詳細に示したものである。第2雌ネジ部材24は、橋絡装置1内に嵌め込まれて(一部挿入されて)おり、かつ橋絡装置1の内部において止めリング32によって回動可能に支承される。回動着座部位を密閉するために、Oリング(不図示)が配される。第2雌ネジ部材24上には、合焦駆動ノブ5が皿バネ33によって付勢されて外嵌される。バネ付勢力は、第2雌ネジ部材24(の接眼側の雄ネジ)と螺合する嵌め込み雌ネジ部材(Ueberwurfmutter)34によって生成される。このバネ付勢力は、第2雌ネジ部材24に対する所望の摩擦力が合焦駆動ノブ5の着座面35に生成するように調整される。着座面35上には、付加的に、(所望の数の)摩擦ディスク(Reibscheibe)を載置してもよい。
第2雌ネジ部材24に対する合焦駆動ノブ5の着座態様及び付勢態様、並びに橋絡装置1における第2雌ネジ部材24の回動支承態様に関して注意すべきことは、合焦駆動ノブ5に力を印加したときに、その回転軸に対する横方向(直交方向)に傾動モーメントが生じないようにすることである。
アーム25、26上における連結レバー8の(旋回)位置調整により、ロッド11の、従って駆動されるべき合焦要素12の位置調整が引き起こされる。例えば、図5のアーム26上の連結レバー8の場合、連結レバー8はその中央部のピンの周りでアーム26に対し旋回することができ(これによってロッド11の位置ないし高さも調整され)、この旋回位置調整後、ピンの両側のスクリュウを締めることにより、アーム26に対する連結レバー8の位置ないし配向角度を固定することができる。また、例えば無限遠に対する合焦を行う場合でかつジオプトリ調整がない場合、ロッド11の位置に対するアーム25、26の位置調整(Abstimmung)が実行可能である。
第2雌ネジ部材24の橋絡装置1内に延在する部分には、係止ボルト28(図5には明示されていない)と連携して作用することによりシャフト4の摺動による視度調整のための強固な係止を保証する摩擦リング36が配される。なお、(摩擦リング36等の)摩擦を生成すべき面が、押し付けられるべき係止部材(係止ボルト28等)に配される(結合される)ような反対の構成(図6参照)も可能であることはいうまでもない。例えば、図6に示した第2実施例の一変形例では、ハーフシリンダ状の摩擦リング36が係止ボルト28に結合される。また、上記の各実施例においては、本発明の装置は、合焦駆動ノブ5が橋絡装置1の接眼側の端部に配されるように構成されているが、合焦駆動ノブ5が橋絡装置1の対物側の端部に配されるよう構成されることも可能である。この場合、「上部(接眼側)」、「下部(対物側)」等の関連する構成要素間ないしその部分間の位置関係を示す用語は、対応して読み替えられるべきである。このような設計変更自体は、本発明の着想が与えられれば容易に行うことができることは自明であるので、図示は省略する。
旋回可能なレバーに摩擦を有するよう構成された本発明の装置の第1実施例。 摩擦を有する旋回支承装置の一例の断面図。 合焦駆動装置に摩擦を有するよう構成された本発明の装置の第2実施例。 シャフトとパイプ状部材とを有する合焦駆動装置の一例の断面図。 合焦駆動ノブ及び合焦駆動装置の一例の断面図。 摩擦リング36が係止ボルト28に結合されるよう構成された第2実施例の一変形例における、摩擦リング36の位置における橋絡装置1の断面図。
符号の説明
1 橋絡装置
2、3 望遠鏡筒
4 シャフト
5 合焦駆動ノブ
6 双腕レバー装置
7 旋回支承体(Schwenklager)
8 連結レバー
9 連結レバー8の両側部円弧状先端部
10 環状陥凹部ないし小径部(ringfoermiger Einstich)
11 ロッド
12 光学合焦要素
13、14 押しボタン
15、16 予め付勢されたバネアセンブリ(Federpaket)
17 係止突部
18、19 係止面
20 ボルト(Zapfen)
21 ネジ
22 軸管部材
23 第1(接眼側)雌ネジ部材
24 第2(対物側)雌ネジ部材
25、26 アーム
27 押しボタン
28 係止ボルト
29 棒状伝動部材
30 視度表示ディスク
31 インデックスマーク表示ディスク
32 止めリング
33 バネ
34 嵌め込み雌ネジ部材(Ueberwurfmutter)
35 着座面
36 摩擦リング

Claims (9)

  1. 視度調整のために2つの望遠鏡筒にそれぞれ配された光学合焦要素が互いに対し相対的に位置調整可能に構成された望遠双眼鏡の合焦及び視度調整方法において、
    ・合焦駆動ノブ(5)の回転により、合焦駆動装置を介して、両方の光学合焦要素(12)が同時に同じ距離だけ位置調整される工程、
    ・前記両方の光学合焦要素(12)の一方の摺動が選択的に阻止される工程、及び
    ・前記合焦駆動ノブ(5)の回転により、合焦駆動装置の摩擦力が克服された状態で、摺動阻止されていない光学合焦要素(12)のみが、摺動阻止された光学合焦要素(12)に対して摺動される工程
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 2つの望遠鏡筒に結合する橋絡装置を備えると共に、該橋絡装置に支承される合焦駆動ノブであって、前記2つの望遠鏡筒の各々の内でそれぞれ摺動可能に支持される合焦要素と連結された合焦駆動装置を備えた合焦駆動ノブを含んで構成された、望遠双眼鏡の合焦及び視度調整装置であって、
    ・前記合焦駆動装置は、縦軸方向に摺動可能なシャフト(4)と、該シャフト(4)の軸線に対し直交方向に延在するよう配された双腕レバー部材(6)とを含むこと、
    ・前記双腕レバー部材(6)は、摩擦力が克服された状態で旋回可能に前記シャフト(4)に支承され、かつ該双腕レバー部材(6)の2つのアームがそれぞれ対応する前記合焦要素(12)と連結されること、
    ・前記望遠鏡筒(2、3)の少なくとも1つに、外部から操作可能に構成され対応する合焦要素(12)に作用する係止装置(27、28)が配されること
    を特徴とする合焦及び視度調整装置。
  3. 前記橋絡装置(1)内での前記シャフト(4)の摺動路は、両終端部において、それぞれ、予め付勢されたバネアセンブリ(15、16)によって制限されること
    を特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記2つのアームは、それぞれ、前記摺動路の方向に係止突部(17)を有し、該係止突部(17)は、前記バネアセンブリ(15、16)の付勢力をその都度克服した後、前記橋絡装置(1)の前記シャフト(4)の摺動路に直交するよう配された係止面(18、19)と当接可能に構成されること
    を特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 2つの望遠鏡筒に結合する橋絡装置を備えると共に、該橋絡装置に支承される合焦駆動ノブであって、前記2つの望遠鏡筒の各々の内でそれぞれ摺動可能に支持される合焦要素と連結された合焦駆動装置を備えた合焦駆動ノブを含んで構成された、望遠双眼鏡の合焦及び視度調整装置であって、
    ・前記合焦駆動装置は、縦軸方向に摺動可能なシャフト(4)と、該シャフト(4)に同軸的に配された軸管部材(22)とを含むこと、
    ・前記軸管部材(22)は、摩擦力が克服された後、前記シャフト(4)との連結が解除可能となるよう、該シャフト(4)に縦軸方向に摺動可能に連結されること、
    ・前記シャフト(4)及び前記軸管部材(22)に、それぞれ前記合焦要素(12)の1つと連結し横方向に延伸する2つのアーム(25、26)が結合されること、及び
    ・前記橋絡装置(1)に、外部から操作可能に構成され前記軸管部材(22)に作用する係止装置(27、28)が配されること
    を特徴とする合焦及び視度調整装置。
  6. 前記シャフト(4)は、前記合焦駆動ノブ(5)と固定的に結合された第1雌ネジ部材(23)を介して、該合焦駆動ノブ(5)と結合されること、
    前記軸管部材(22)は、前記シャフト(4)上でかつ前記橋絡装置(1)内で回動可能に支承された第2雌ネジ部材(24)と結合されること、及び
    前記合焦駆動ノブ(5)は、前記第2雌ネジ部材(24)に所定の摩擦力によって回動可能に支承されること
    を特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記合焦駆動ノブ(5)の頭部の内部に、定置のインデックスマークに対して回動可能に支承されるとともに、前記第2雌ネジ部材(24)に挿通された棒状伝動部材(29)と結合されたジオプトリ表示ディスク(30)が配されること
    を特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記係止装置として、弾性的に支持される押しボタン(27)を備えること
    を特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の装置。
  9. 前記2つのアーム(25、26)にそれぞれ旋回可能に支持され、かつ前記2つの望遠鏡筒(2、3)内の前記合焦要素(12)が同じ合焦状態に調整された後固定可能に構成された連結レバー(8)を有すること
    を特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の装置。
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