JP2002367939A - 半導体装置の製造方法及びそのための周辺部不要膜除去装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びそのための周辺部不要膜除去装置

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JP2002367939A
JP2002367939A JP2001170212A JP2001170212A JP2002367939A JP 2002367939 A JP2002367939 A JP 2002367939A JP 2001170212 A JP2001170212 A JP 2001170212A JP 2001170212 A JP2001170212 A JP 2001170212A JP 2002367939 A JP2002367939 A JP 2002367939A
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polishing
film
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正巳 椎野
Shinji Toda
真司 戸田
Tomohiro Aizawa
智宏 相澤
Tsukasa Taniwaki
吏 谷脇
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    • B24B37/04Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置製造過程において、CMP工程の
前に、絶縁膜Iの隅角部に金属膜Mを残さないようによ
り完全に除去する方法及びこのための半導体ウェハの周
辺部不要膜除去装置を提供し、これにより、剥離片(塵
埃)が酸化膜と研磨工具との間に噛み込まれることを防
止して、スクラッチの発生とそれに伴う半導体装置製造
上の歩留まりの低下を防止することを課題とする。 【解決手段】 半導体ウェハ基材Wと、半導体ウェハ基
材Wの表面に形成された絶縁膜Iと、絶縁膜Iの更に外
側の表面、及び、半導体ウェハ基材Wの表面であって絶
縁膜が形成されていない周辺部の表面にイ、ロ、ハのよ
うに形成された金属膜Mとを有する半導体ウェハWか
ら、絶縁膜I表面上の金属膜MをCMPによって除去す
るとき、その前に、絶縁膜Iの端壁と半導体ウェハ基材
Wの表面とで形成される隅角部に入り込んだ部分を含め
て周辺部の金属膜Mを除去し、周辺部の金属膜Mを除去
した半導体ウェハWをシャワーリンスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に金属膜が形成された半導体基板の周縁
部からCMP研磨中に金属膜が剥離することによる塵挨
の発生を防止するための半導体装置の製造方法及びこの
製造方法に使用される周辺部不要膜除去装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の半導体装置の製造技術を
説明するためのウェハ断面図である。半導体装置の製造
過程では、図1(A)のように、半導体ウェハ基材W
は、表側平面2p、裏側平面2q、表側ベベル面2a、
裏側ベベル面2b、及び端面3を有し、その表側平面2
pにシリコン酸化膜からなる絶縁膜Iが形成される。こ
の半導体ウェハには、図1(B)のように、この絶縁膜
Iに将来配線が形成されるための溝Gが形成され、図1
(C)のように酸化膜Iの上には、更に金属膜Mが溝G
内部に入り込んで形成される。金属膜Mが形成された半
導体ウェハは、図1(E)のように、溝G内部の金属M
のみを残すように、表側からこの金属膜が除去される。
溝G内部には金属膜Mの金属が充填されているので、金
属膜Mの除去によって、残された溝内の金属が配線を構
成する。
【0003】上記絶縁膜(シリコン酸化膜)Iの表面に
金属膜Mを形成する過程において、採用されている金属
膜形成方法の性質上、金属膜Mは半導体ウェハWの絶縁
膜I表面にだけでなく、周辺、つまり、絶縁膜Iが形成
された領域の外側の表側平面2p、表側ベベル面2a、
端面3及び裏側ベベル面2bにも回り込むため、ここに
も金属膜Mの余分な部分イ、ロ、ハが形成される。
【0004】上記酸化膜I上の金属膜Mを除去して上記
配線を形成するためにCMP(Chemo-mechanical Polis
hing)と呼ばれる化学機械研磨が行われる。このCMP
工程は、上記ウェハ周辺(余分な部分イ、ロ、ハ)の金
属膜は、研磨の対象とするものではないが、このCMP
工程中に、ウェハ外周縁、端面、あるいは裏側面から金
属膜Mの余分な部分イ、ロ、ハの一部が剥離しやすい。
この剥離片(塵埃)が酸化膜と研磨工具との間に噛み込
まれると、噛み込まれた研磨片がウェハ面(パターン形
成する面)にスクラッチを発生させる。これが、半導体
装置製造上の歩留まりを低下させる一つの原因となって
いる。
【0005】更に上記ウェハ周辺の金属膜を付けたまま
上記CMP工程を行うと、リバウンドといわれる盛り上
がりが上記酸化膜上の周縁近傍に発生することがある。
このリバウンドを後工程で除去しようとすると、必要な
膜までも除去するおそれがあるため、膜厚の均一性を損
なうことなくこれを行うには困難が伴う。
【0006】特開2000−068273号公報には、
絶縁膜Iの表面の金属膜をCMP法により除去した後、
そのままでは周辺に残された金属膜Mが後工程において
汚染されやすく、汚染によって膜が剥離しやすいことを
考慮して、この周辺に残された金属膜を除去するという
技術が開示されている。これはCMP工程の後に周辺の
金属膜を除去するものであり、CMP工程における周辺
部の金属膜の剥離を問題とするものではない。
【0007】特許第3111928号公報には、CMP
法により絶縁膜I上の金属膜Mを除去する前に、ウェハ
全体をエッチング槽内で酸化性溶液に浸漬することによ
り、あるいは、研磨圧力によってウェハ周辺部が研磨パ
ッドに食い込むように押し込むことにより、周辺の金属
膜を除去するという技術が開示されている。
【0008】このうちウェハ全体をエッチング槽内で酸
化性溶液に浸漬する場合、周辺の金属膜がエッチングさ
れても絶縁膜上の金属膜がCMPを行うことができる充
分な厚さが残っているというエッチング速度の違いに依
存する方法であるため信頼性乏しく、更にエッチング液
の種類を最適なものに選択しなければならない。
【0009】更に、信頼向上の観点から絶縁膜上の金属
膜をエッチングから保護するためにマスクをして、エッ
チング速度への依存性をなくすとしても、マスキング工
程あるいはこれを除去するための工程を新たに設けなけ
ればならない。どちらの場合でも、絶縁膜からウェハ基
材に向かって垂直に周辺の金属膜を除去することはでき
ないため、絶縁膜とウェハ基材とでなす隅角部に金属膜
の一部が残るため、これが後のCMP工程において剥離
しやすくやはりスクラッチの原因になる。
【0010】また、研磨圧力によってウェハ周辺部が研
磨パッドに食い込むように押し込む除去方法の場合、研
磨パッドの変形に依存するため、上記隅角部にまで研磨
作用が及ばず金属膜の一部が残りやすい。これが後のC
MP工程において剥離しやすくやはりスクラッチの原因
になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、CMP工程
の前に、絶縁膜Iの隅角部に金属膜Mを残さないように
実質的に完全に除去するための方法及びこのための半導
体ウェハの周辺部不要膜除去装置を提供し、これによ
り、剥離片(塵埃)が酸化膜と研磨工具との間に噛み込
まれることを防止して、スクラッチの発生とそれに伴う
半導体装置製造上の歩留まりの低下を防止することを課
題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の手段に
より解決される。すなわち、第1番目の発明の解決手段
は、半導体ウェハ基材と、上記半導体ウェハ基材の表面
に形成された絶縁膜と、上記絶縁膜の更に外側の表面、
及び、上記半導体ウェハ基材の表面であって上記絶縁膜
が形成されていない周辺部の表面に形成された金属膜と
を有する半導体ウェハから、上記絶縁膜表面上の上記金
属膜を化学機械研磨法によって除去する前に、上記絶縁
膜の端壁と上記半導体基材の表面とで形成される隅角部
に入り込んだ部分を含めて上記周辺部の金属膜を除去す
る工程、上記周辺部の金属膜を除去した半導体ウェハを
シャワーリンスするリンス工程を有する半導体装置の製
造方法である。
【0013】第2番目の発明の解決手段は、第1番目の
発明の半導体装置の製造方法において、上記周辺部の金
属膜除去を、回転駆動される研磨部材と研磨部に供給さ
れるスラリーとによって行うようにしたものである。
【0014】第3番目の発明の解決手段は、第1番目又
は第2番目の発明の半導体装置の製造方法において、上
記リンス工程を、純水によって行うものである。
【0015】第4番目の発明の解決手段は、半導体ウェ
ハ基材と、上記半導体ウェハ基材の表面に形成された絶
縁膜と、上記絶縁膜の更に外側の表面、及び、上記半導
体ウェハ基材の表面であって上記絶縁膜が形成されてい
ない周辺部の表面に形成された金属膜とを有する半導体
ウェハから、上記絶縁膜表面上の上記金属膜を化学機械
研磨によって除去する前に、上記絶縁膜の端壁と上記半
導体基材の表面とで形成される隅角部に入り込んだ部分
を含めて上記周辺部の金属膜を除去するための周辺部不
要膜除去装置であって、上記半導体ウェハを支持するた
めのチャック手段と、上記チャック手段を回転可能に支
持するための第1の軸支手段と、上記チャック手段を回
転駆動するためのウェハ駆動手段と、上記半導体の上記
周辺部の金属膜を除去するための隅角用研磨部材と、上
記隅角用研磨部材を支持するための研磨部材支持手段
と、上記研磨部材支持手段を回転可能に支持するための
第2の軸支手段と、上記研磨部材支持手段を回転駆動す
るための研磨部材駆動手段と、上記隅角用研磨部材の縁
を上記絶縁膜の縁と一致させるように上記隅角用研磨部
材と上記チャック手段とを相対的に位置決めするための
位置決め手段と、上記周辺部の金属膜を研磨するため、
上記隅角用研磨部材をこの周辺部の金属膜に向かって押
し付ける荷重手段と、研磨部にスラリーを供給するため
のスラリー供給手段とを備えた周辺部不要膜除去装置で
ある。
【0016】第5番目の発明の解決手段は、第4番目の
発明の周辺部不要膜除去装置において、上記荷重手段
を、ウェートと、その一端が上記ウェートに、また、他
端が上記第2の軸支手段に固定された紐と、この紐が掛
けられたプーリーとから構成したものである。
【0017】第6番目の発明の解決手段は、第4番目又
は第5番目の発明の周辺部不要膜除去装置において、上
記チャック手段の周囲に、更に、上記半導体ウェハのベ
ベル面の金属膜を除去するためのベベル面用研磨部材
と、上記半導体ウェハの端面の金属膜を除去するための
端面用研磨部材とを配置したものである。
【0018】第7番目の発明の解決手段は、第4番目か
ら第6番目までのいずれかの発明の周辺部不要膜除去装
置において、更に、装置外部から上記チャック手段に半
導体ウェハを搬入するための搬入手段と、上記チャック
手段から装置外部に半導体ウェハを搬出するための搬出
手段と、を備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を説明
する。本発明では、絶縁膜と絶縁膜の更に外側の表面、
及び、上記半導体ウェハ基材の表面であって上記絶縁膜
が形成されていない周辺部の表面に形成された金属膜と
を有する半導体ウェハが、絶縁膜表面上の金属膜を化学
機械研磨(CMP)法によって除去するための工程に送
られる前に、絶縁膜の端壁と半導体基材の表面とで形成
される隅角部に入り込んだ部分を含めて周辺部の金属膜
が除去される。こうして周辺部の金属膜が除去された半
導体ウェハは、更に、純水でシャワーリンスされ、次の
CMP工程に送られる。また、この方法発明を実施する
のに好適な周辺部不要膜除去装置は本願の別な発明を構
成する。以下、この周辺部不要膜除去装置の好ましい実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明
にかかる周辺部不要膜除去装置10、ワーク搬入装置4
及びワーク搬出装置6を模式的に示す上面図である。
【0020】図1(C)に示されているような、絶縁膜
I及びその上の金属膜Mが形成された半導体ウェハ(以
下ワークという。)はその上流から搬送され、載置台4
1上に置かれる。アーム形のワーク搬入装置4は、載置
台41上のワークWを吸着して旋回することにより、こ
れを周辺部不要膜除去装置10のチャック手段12上に
搬送する。周辺部不要膜除去装置10は後述のように半
導体ウェハ(ワーク)Wを所定量あるいは所定時間回転
させることにより、その外周の余分な金属膜部分を研磨
・除去する。
【0021】ワーク搬出装置6は、ワーク搬入装置4と
実質的に同様な装置であって、ワークWの外周研磨が終
了すると、チャック手段12からこのワークWを吸着し
て旋回し、これを載置台62上に置く。載置台62上に
置かれたワークWは他の搬送手段により更に下流に搬送
され、純水によるシャワーリンスとCMP工程を受け
る。CMP工程において絶縁膜I上の金属膜Mが除去さ
れることによって配線が形成される。
【0022】この実施例の周辺部不要膜除去装置10
は、円板形のワークWをチャックしてその軸線の回りに
回転させる一つのチャック手段12と、該チャック手段
12に保持されたワークWのベベル面2a、2bを研磨
するための一対のベベル面用研磨部材13a、13b
と、ワークWの端面3を研磨するための端面用研磨部材
14a、及び、上述の隅角部を研磨するための隅角用研
磨部材74aを含んでいる。
【0023】図3は、図2におけるA−A断面図であっ
て、上記一対のベベル面用研磨部材13a、13bとこ
れらに関連する構成を示す図である。上記チャック手段
12は、ワークWよりやや小径の円盤形をなすチャック
テーブル16を有し、このチャックテーブル16上に上
記ワークWを、真空吸着によって外周が該チャックテー
ブル16から側方に突出した状態で水平に保持し得るよ
うになっている。このために、上記チャックテーブル1
6の上面には複数の吸着孔が開口し、この吸着孔が支軸
17内の流路から接続ポート18を経て図示しない真空
ポンプに接続されている。
【0024】また、上記支軸17は、機体11上に軸受
部材19によって鉛直な上記軸線の回りに回転自在なる
ように支持され、モーター20により所要の速度で正逆
所要の方向に駆動回転されるようになっている。上記チ
ャックテーブル16の上方にはワークWの表面に研磨用
のスラリーを供給するためのスラリー供給ノズルNが設
けられている。なお、上記チャックテーブル16上へワ
ークWをチャックする手段は、上述したような真空吸着
に限らず、静電気による付着力を利用する静電チャック
や、その他の適宜方法を用いることができる。
【0025】上記ベベル面用研磨部材13a、13b
は、金属や合成樹脂又はセラミック等からなる硬質の基
材に円弧状の窪みを形成し、この窪みの内面に柔軟性の
ある研磨パッド23を貼着することにより、ワークWの
外周に線接触する凹形円弧状の作業面を形成したもの
で、この表面は、ワークが嵌合する研磨用の凹溝が円弧
に沿って設けられていない表面となっている。しかし、
研磨材スラリーの流れを良くするための複数のスラリー
溝を研磨部材の軸線と平行や斜めなどの方向に設けるこ
とができる。
【0026】そして実質的に同じ構成を有する2つのベ
ベル面用研磨部材13a、13bが、図3からも分かる
ように、上記チャック手段12に保持されたワークWの
直径方向両側の相対する位置に、それぞれの軸線をワー
クWの軸線に対して傾斜させることにより、ベベル面用
研磨部材13aの作業面がワークWの表面側のベベル面
2aに実質的に全幅にわたり接触し、ベベル面用研磨部
材13bの作業面がワークWの裏面側のベベル面2bに
実質的に全幅にわたり接触するように配設されている。
【0027】上記研磨部材13a、13bにおける作業
面の円弧の長さは、ワークWの円周の長さの1/4か又
はそれ以下であることが望ましく、また、上記作業面の
円弧の曲率は、ワークWの円周の曲率と同じか又はそれ
よりやや小さく形成されている。
【0028】上記周辺部不要膜除去装置10は、また、
上記ベベル面用研磨部材13a、13bをワークWのベ
ベル面2a、2bの傾斜にほぼ沿った方向に移動させる
ための移動機構26、26と、この移動方向と直角方
向、換言すればワークWのベベル面2a、2bに接離す
る方向に移動自在なるように支持するリニアガイド機構
27、27と、各研磨部材13a、13bをベベル面2
a、2bに当接する方向に付勢することによって研磨荷
重を加える荷重手段28、28とをそれぞれ有してい
る。
【0029】上記移動機構26は、研磨作業の開始時や
終了時等に研磨部材13a、13bを移動させてワーク
Wに当接又は離間させたり、研磨時のワークWに対する
研磨部材の接触位置を変更したりするためのもので、機
体11に設けられたブラケット30上に上記研磨部材1
3a、13bの軸線と平行に設けられたボールねじ31
と、このボールねじ31をタイミングベルト32を介し
て回転させるモーター33と、上記ボールねじ31にね
じ結合されて該ボールねじ31の回転により前後進する
ナット部材34と、このナット部材34に連結されて一
緒に移動する可動テーブル35と、この可動テーブル3
5を移動自在に支持する摺動機構36とを有している。
そして上記可動テーブル35上に上記研磨部材13a、
13bが、上記リニアガイド機構27を介して支持され
ている。上記摺動機構36は、ブラケット30上に上記
ボールねじ31と平行に設けられたレール36aと、上
記可動テーブル35に取り付けられて該レール36a上
を摺動するスライダー36bとで構成されている。
【0030】また、上記リニアガイド機構27は、上記
研磨部材13a、13bを保持するホルダー39に設け
られて研磨部材13a、13bの軸線と直角方向に延び
るレール27aと、上記可動テーブル35に取り付けら
れて上記レール27a上を移動自在のスライダー27b
とを有している。しかしこれらのレール27a及びスラ
イダー27bは、上述した場合とは逆に、レール27a
を可動テーブル35に設け、スライダー27bをホルダ
ー39に設けてもよい。
【0031】荷重手段28は次のようになっている。ベ
ベル面用研磨部材13aに関しては、ベベル面用研磨部
材13aを支持するホルダー39に紐57の一端が連結
され、この紐57の他端は、リニアガイド機構27のレ
ール27aと平行に斜め下方に向けて延びたあと、ブラ
ケット30に取り付けられたプーリー58に巻き掛けら
れて鉛直に向きを変え、その下端に重量調節自在なるよ
うにウェート59が吊り下げられており、このウェート
59の重力で上記ベベル面用研磨部材13aが上記レー
ル27aに沿って斜め下向きに付勢されることにより、
このベベル面用研磨部材13aによる研磨荷重が設定さ
れるようになっている。
【0032】一方、ベベル面用研磨部材13bに関して
は、ホルダー39に一端を連結された紐57が、リニア
ガイド機構27のレール27aと平行に斜め上方に向け
て導かれたあと、ブラケット61で機体11上に支持さ
れたプーリー58に巻き掛けられて下方に向きを変え、
その下端にウェート59が吊り下げられており、このウ
ェート59の重力で上記ベベル面用研磨部材13bが斜
め上向きに付勢されることにより、所要の研磨荷重が付
与されるようになっている。
【0033】なお、図示されていないが、非研磨時に各
研磨部材13a、13bをワークWから離間した位置に
保持できるように、上記各ホルダー39を各ウェート5
9の重量に逆らって一定距離後退させて停止するための
適宜の送り機構(例えば、後の図5、図6に示すピスト
ンシリンダー機構79C、ピストンロッド79r、当接
子bからなるような機構)がそれぞれ付設されている。
【0034】上記ベベル面用研磨部材13a、13b
は、図3において、移動機構26におけるボールねじ3
1を回転させて研磨部材13a、13bをそれぞれの軸
線に沿って右方向又は左方向に移動させることにより、
研磨中あるいは研磨開始時に、ワークWが接触する作業
面の位置を適宜変更することができる。研磨部材13
a、13bとワークWとの研磨圧はウェート59の重量
によって適宜調整される。また、研磨作業の開始時や終
了時等には、上述の不図示の送り機構を動作させ、ベベ
ル面用研磨部材13aを右方向に、ベベル面用研磨部材
13bを左方向に移動させる。これにより、これらの研
磨部材13a、13bがワークWから離間されるのでチ
ャック手段12に対する該ワークWの供給及び取り出し
を行うことができる。
【0035】図4は、図2におけるB−B断面図であっ
て、上記ワークWの端面3を研磨するための端面用研磨
部材14aとこれに関連する構成を示す図である。上記
端面用研磨部材14aは、上記ベベル面用研磨部材13
a、13bと実質的に同じ構成の作業面42、すなわ
ち、研磨用の凹溝が形成されていない表面を持った凹形
円弧状の作業面42を有するもので、これらの端面用研
磨部材14aが、上記ベベル面用研磨部材13a、13
bとは90度異なる位置に、その軸線をワークWの軸線
と平行に向けて配設され、この作業面42をワークWに
直角に当接させることによって端面3(図1参照)に接
触させることにより研磨するものである。
【0036】上記端面用研磨部材14aにおける作業面
42の円弧の長さは、ワークWの円周の長さの1/4か
又はそれ以下であることが望ましく、また、作業面42
の円弧の曲率はワークWの円周の曲率と同じであること
が望ましいが、それよりやや小さくても良い。
【0037】上記端面用研磨部材14aには、ワークW
の軸線と平行に移動させるための移動機構43と、上記
軸線と直角方向に移動自在なるように支持するリニアガ
イド機構44と、各研磨部材をワークWに当接する方向
に付勢することによって研磨荷重を加える荷重手段45
とが付設されている。
【0038】このうち上記移動機構43は、端面用研磨
部材14aの軸線と平行に延びるボールねじ47と、こ
のボールねじ47を回転させるモーター48と、これら
のボールねじ47及びモーター48を支持する可動テー
ブル49と、上記ボールねじ47にねじ結合されて該ボ
ールねじ47の回転により前後進(上下動)するナット
部材50と、このナット部材50に連結されて一緒に移
動する支持部材51と、この支持部材51の移動を案内
する摺動機構52とを有していて、上記支持部材51に
上記端面用研磨部材14aがホルダー53を介して取り
付けられている。そして、上記摺動機構52は、上記可
動テーブル49上に上記ボールねじ47と平行に設けら
れたレール52aと、上記支持部材51に取り付けられ
て該レール52a上を摺動するスライダー52bとで構
成されている。
【0039】また上記リニアガイド機構44は、機体1
1上に設けられて上記端面用研磨部材14aの軸線と直
角方向に延びるレール44aと、上記可動テーブル49
に取り付けられて上記レール44a上を移動自在のスラ
イダー44bとを有している。
【0040】更に、可動テーブル49の端面に紐57の
一旦が連結され、該紐57の他端は、一旦チャック手段
12側に向けて水平に延びたあと機体11上のプーリー
58に巻き掛けられて下向きに方向を変え、その下端に
ウェート59が吊り下げられている。このウェート59
の重力で可動テーブル49がワークW側に向けて付勢さ
れることにより、所要の研磨荷重が付与されるようにな
っている。
【0041】かくして上記端面用研磨部材14aは、図
4において、移動機構43を動作させて上下動させるこ
とにより、研磨中あるいは研磨開始時にワークWが接触
する作業面42の位置を変更することができる。また、
図示しないが、研磨作業の開始時や終了時等には、ウェ
ート59の重量に逆らって端面用研磨部材14aをワー
クWから離間させるための送り手段を備えているので、
これにより、チャック手段12に対する該ワークWの供
給や取り出しを行うことができるようになっている。
【0042】図5は、図2におけるC−C断面図であっ
て、上記ワークWの隅角部を研磨するための隅角用研磨
部材74aとこれに関連した構成を示すための図であ
る。上記隅角用研磨部材74aはスピンドルモータsm
によって回転駆動される円盤状の研磨部材である。
【0043】機体11には、レール76aが上記ワーク
Wの軸線と直交する方向に延びており、可動テーブル7
5がスライダー76bを介して載置され、この方向に摺
動自在にとなっている。この可動テーブル75には、レ
ール77aがワークWの軸方向に延びており、この上を
ホルダーテーブル79がスライダー77bを介して摺動
可能になっている。
【0044】機体11には送りねじ78rを駆動するた
めの送りモータ78Cが固定されており、送りねじ78
rは可動テーブル75の下方に固定された雌ねじ部材7
5bの雌ねじと螺合している。送りモータ78Cが回転
すると送りねじ78rが回転し、これに螺合する雌ねじ
部材75bを介して、可動テーブル75が図面左右方
向、つまりワークWの軸線と離間又は接近する方向に移
動される。送りモータ78Cの回転量を制御することに
より、ワークWあるいはワークWの軸に対する上記隅角
用研磨部材74aの縁の左右位置が制御される。
【0045】ホルダーテーブル79には、当接子79b
が固定されている。可動テーブル75には、ピストンシ
リンダー機構79Cが設けられており、ピストンシリン
ダー機構79Cが伸張したとき、そのピストンロッド7
9rが当接子79bを下方から押し上げ、当接子79b
が押し上げられることにより、上記隅角用研磨部材74
aが上方すなわちワークWから遠ざかる方向に移動する
ようになっている。
【0046】更に上記当接子79bには紐57の一端が
固定されており、この紐57は可動テーブル75に回転
可能に支持された2つのプーリー58に掛け渡されてウ
ェート59に結ばれている。このウェート59は、ワー
クWにかかる研磨圧力、すなわち、ホルダーテーブル7
9、スピンドルモータsm、隅角用研磨部材74a、及
びその他の部材の重量を相殺し、適度な研磨圧が得られ
るように調整するためのものである。
【0047】研磨作業に当たっては、ピストンシリンダ
ー機構79Cを伸張させ、そのピストンロッド79rに
よりホルダーテーブル79を上方に押し上げる。これに
ともない隅角用研磨部材74aも上昇する。又ワークW
をチャック手段12に装填するときに隅角用研磨部材7
4aは邪魔にならない位置まで後退させられているの
で、この状態で送りモータ78Cの回転量を制御し、隅
角用研磨部材74aの縁が先に説明した絶縁膜Iの縁と
一致するように位置決めする。次にピストンシリンダー
機構79Cを縮小させると、当接子79b等を介して隅
角用研磨部材74aを押し上げていたピストンロッド7
9rが下方に下がるので、これにつれて隅角用研磨部材
74aが降下する。隅角用研磨部材74aとワークWが
接触してもピストンロッド79rはしばらく降下を続け
てストロークエンドにいたり停止する。
【0048】一方、回転する隅角用研磨部材74aとワ
ークWが互いに接触することにより、ワークWの周辺の
金属膜Mのみが隅角用研磨部材74aによって研磨され
る。このとき、隅角用研磨部材74aの縁の位置が絶縁
膜Iの縁の位置と一致させられており、しかも隅角用研
磨部材74aには回転が与えられている。このため、ワ
ークW、すなわち図1で説明した隅角部奥深くにまで研
磨部材の研磨作用が及び、更に、隅角用研磨部材74a
の回転に引き込まれるように順次新しいスラリーが研磨
部に供給されるため、金属膜Mの一部が隅角部に除去さ
れないまま残されるような事態はほとんど発生しない。
【0049】更に、非回転の研磨部材を用いたときのよ
うに、常に同じ場所が研磨作用を及ぼすのではなく、隅
角用研磨部材74aが回転することにより、その縁の単
位長さ当たりにかかる研磨負荷が分散される。これによ
り隅角用研磨部材74aの縁の形くずれが少なくなり、
ドレッシング(形直し)の頻度を少なくすることができ
る。さらに、このため、ある程度形くずれしたままの状
態で研磨作業するような時間も少なくなるので、その分
だけ金属膜Mの一部が隅角部に除去されないまま残され
るような事態が発生する頻度が少なくなる。なお、隅角
用研磨部材74aは、隅角部だけでなく、ここからベベ
ル面までの表側平面2p(絶縁膜Iの周辺の表側平面を
研磨する。)も同時に研磨する。
【0050】ここまでは、隅角用研磨部材74aがワー
クWの軸と平行な軸を備えている場合の例が示されてい
るが、隅角用研磨部材74aの回転軸をワークWの回転
軸と直角になるように構造を変更することができる。こ
のバリエーションでは図6に示されるようにスピンドル
モータsm、したがってこれに取り付けられた隅角用研
磨部材74aの軸が水平、すなわちワークWの軸線と直
交するように構成されている。図5及び図6の点線で囲
まれた部分はこの変更に対応する部分を示す。他の構
造、動作及び研磨作用については両者は共通するので、
先の例と同様次のようなメリットとがある。
【0051】すなわち、隅角用研磨部材74aには回転
が与えられているため、ワークW、の隅角部奥深くにま
で研磨部材の研磨作用が及び、更に、隅角用研磨部材7
4aの回転に引き込まれるように順次新しいスラリーが
研磨部に供給されるため、金属膜Mの一部が隅角部に除
去されないまま残されるような事態はほとんど発生しな
い。
【0052】更に、非回転の研磨部材を用いたときのよ
うに、常に同じ場所が研磨作用を及ぼすのではなく、隅
角用研磨部材74aが回転することにより、その縁の単
位長さ当たりにかかる研磨負荷が分散されて隅角用研磨
部材74aの縁の形くずれが少なくなり、ドレッシング
(形直し)の頻度を少なくすることができる。さらに、
このため、ある程度形くずれしたままの状態で研磨作業
するような時間も少なくなるので、その分だけ金属膜M
の一部が隅角部に除去されないまま残されるような事態
が発生する頻度が少なくなる。
【0053】
【発明の効果】本方法発明は、CMP工程の前に、絶縁
膜の隅角部に金属膜Mを残さないようにより実質的にほ
ぼ完全に除去することができ、剥離片(塵埃)がCMP
工程において酸化膜と研磨工具との間に噛み込まれるこ
とを防止することができるという効果を奏する。また、
これによりスクラッチの発生とそれに伴う半導体装置製
造上の歩留まりの低下を防止することができるという効
果を奏する。また、本発明の周辺部不要膜除去装置は、
絶縁膜の端壁に沿って隅角部の金属膜を垂直に研磨・除
去することができ、また、研磨負荷が分散されて隅角用
研磨部材74aの縁の形くずれが少なくなるので、金属
膜Mの一部が隅角部に除去されないまま残されるような
事態が発生する頻度が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体装置の製造技術を説明するための
ウェハ断面図である。
【図2】本発明にかかる周辺部不要膜除去装置10、ワ
ーク搬入装置4及びワーク搬出装置6を模式的に示す上
面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図であって、一対のベ
ベル面用研磨部材とこれらに関連する構成を示す図であ
る。
【図4】図2におけるB−B断面図であって、ワークW
の端面3を研磨するための端面用研磨部材とこれに関連
する構成を示す図である。
【図5】図2におけるC−C断面図であって、ワークW
の隅角部を研磨するための隅角用研磨部材とこれに関連
した構成を示すための図である。
【図6】隅角用研磨部材の回転軸をワークWの回転軸と
直角になるように構造を変更した別の例の断面図であ
る。
【符号の説明】
4 ワーク搬入装置 6 ワーク搬出装置 11 機体 12 チャック手段 16 チャックテーブル 17 支軸 18 接続ポート 19 軸受部材 20、33、48 モーター 23 研磨パッド 26、43 移動機構 27、44 リニア
ガイド機構 28、45 荷重手段 30、61 ブラケ
ット 31、47 ボールねじ 32 タイミングベ
ルト 34、50 ナット部材 35、49、75
可動テーブル 36、52 摺動機構 39、53 ホルダ
ー 41、62 載置台 42 作業面 51 支持部材 57 紐 58 プーリー 59 ウェート 79 ホルダーテーブル 2a 表側ベベル面 2b 裏側ベベル面 2p 表側平面 2q 裏側平面 10 周辺部不要膜
除去装置 13a、13b ベベル面用研磨部材 14a 端面用研磨部材 74a 隅角用研磨
部材 36a、27a、52a、44a、76a、77A レ
ール 36b、27b、52b、44b、76b、77b ス
ライダー 78C 送りモータ 78r 送りねじ 79C ピストンシリンダー機構 79b 当接子 79r ピストンロッド sm スピンドルモ
ータ G 溝 I 絶縁膜(酸化
膜) M 金属膜 N スラリー供給ノ
ズル W 半導体ウェハ(基材)、ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相澤 智宏 神奈川県綾瀬市早川2647 スピードファム 株式会社内 (72)発明者 谷脇 吏 神奈川県綾瀬市早川2647 スピードファム 株式会社内 Fターム(参考) 5F033 HH07 MM01 QQ47 QQ48 XX00 XX01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ基材と、 上記半導体ウェハ基材の表面に形成された絶縁膜と、 上記絶縁膜の更に外側の表面、及び、上記半導体ウェハ
    基材の表面であって上記絶縁膜が形成されていない周辺
    部の表面に形成された金属膜とを有する半導体ウェハか
    ら、上記絶縁膜表面上の上記金属膜を化学機械研磨法に
    よって除去する前に、 上記絶縁膜の端壁と上記半導体ウェハ基材の表面とで形
    成される隅角部に入り込んだ部分を含めて上記周辺部の
    金属膜を除去する工程、 上記周辺部の金属膜を除去した半導体ウェハをシャワー
    リンスするリンス工程を有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された半導体装置の製造
    方法において、上記周辺部の金属膜除去は、回転駆動さ
    れる研磨部材と研磨部に供給されるスラリーとによって
    行われることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載された半導
    体装置の製造方法において、 上記リンス工程は、純水によって行われることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体ウェハ基材と、 上記半導体ウェハ基材の表面に形成された絶縁膜と、 上記絶縁膜の更に外側の表面、及び、上記半導体ウェハ
    基材の表面であって上記絶縁膜が形成されていない周辺
    部の表面に形成された金属膜とを有する半導体ウェハか
    ら、上記絶縁膜表面上の上記金属膜を化学機械研磨によ
    って除去する前に、上記絶縁膜の端壁と上記半導体基材
    の表面とで形成される隅角部に入り込んだ部分を含めて
    上記周辺部の金属膜を除去するための周辺部不要膜除去
    装置であって、 上記半導体ウェハを支持するためのチャック手段と、 上記チャック手段を回転可能に支持するための第1の軸
    支手段と、 上記チャック手段を回転駆動するためのウェハ駆動手段
    と、 上記半導体の上記周辺部の金属膜を除去するための隅角
    用研磨部材と、 上記隅角用研磨部材を支持するための研磨部材支持手段
    と、 上記研磨部材支持手段を回転可能に支持するための第2
    の軸支手段と、 上記研磨部材支持手段を回転駆動するための研磨部材駆
    動手段と、 上記隅角用研磨部材の縁を上記絶縁膜の縁と一致させる
    ように上記隅角用研磨部材と上記チャック手段とを相対
    的に位置決めするための位置決め手段と、 上記周辺部の金属膜を研磨するため、上記隅角用研磨部
    材をこの周辺部の金属膜に向かって押し付ける荷重手段
    と、 研磨部にスラリーを供給するためのスラリー供給手段と
    を備えたことを特徴とする周辺部不要膜除去装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された周辺部不要膜除去
    装置において、上記荷重手段は、 ウェートと、 その一端が上記ウェートに、また、他端が上記第2の軸
    支手段に固定された紐と、 この紐が掛けられたプーリーとからなることを特徴とす
    る周辺部不要膜除去装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載された周辺
    部不要膜除去装置において、上記チャック手段の周囲に
    は、更に、 上記半導体ウェハのベベル面の金属膜を除去するための
    ベベル面用研磨部材と、 上記半導体ウェハの端面の金属膜を除去するための端面
    用研磨部材とが配置されていることを特徴とする周辺部
    不要膜除去装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6までのいずれかに
    記載された周辺部不要膜除去装置において、この周辺部
    不要膜除去装置は、更に、 装置外部から上記チャック手段に半導体ウェハを搬入す
    るための搬入手段と、上記チャック手段から装置外部に
    半導体ウェハを搬出するための搬出手段と、を備えてい
    ることを特徴とする周辺部不要膜除去装置。
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