JP2002364662A - センサ組立用のシースを設けた軸受 - Google Patents

センサ組立用のシースを設けた軸受

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JP2002364662A
JP2002364662A JP2002101672A JP2002101672A JP2002364662A JP 2002364662 A JP2002364662 A JP 2002364662A JP 2002101672 A JP2002101672 A JP 2002101672A JP 2002101672 A JP2002101672 A JP 2002101672A JP 2002364662 A JP2002364662 A JP 2002364662A
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bearing
track
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span
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JP2002101672A
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Jean-Michel Beauprez
ジャン−ミシェル ボープレ
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Original Assignee
Societe Nouvelle de Roulements SNR SA
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    • F16C2326/24Steering systems, e.g. steering rods or columns

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便な軸受の構成で、センサを種々の寸法の軸
受と正確かつ確実に連結すること。 【解決手段】情報検出デバイスを備えた軸受1は、回転
する内側軌道3と、固定された外側軌道2と、内側軌道
3と外側軌道2の間に配置された回転体4とを有する。
情報検出デバイスはコーダ10とセンサ11を備えてい
る。軸受1はセンサ11を回転軌道2と合わせて組み立
てるためのシース22を有し、シース22はセンサ11
および外側軌道2の外側横方向面の軸方向長さ全体にわ
たって延びる円筒形スパン23を有する。スパン23の
各側面には軸方向保持手段26,27が配置され、保持
手段26,27はセンサ11および外側軌道2の前方お
よび後方側面の各々の少なくとも一部分上に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報検出デバイス
を備えた軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】そのような軸受は、固定軌道(固定レー
スウェイ)に対する回転軌道(回転レースウェイ)の回
転速度、角位置または回転方向のうちの少なくとも1つ
を検出する装置を備えた場合、特に自動車のステアリン
グコラムにおいて使用できる。詳しくは、情報が、ハン
ドルによりコラムにかけられるトルクの関数である信号
に変換され、そのような信号が操縦支援コンピュータに
よって使用される。
【0003】別の一般的な応用例では、そのような軸受
は、車輪用のアンチロックシステムを備えた自動車の車
輪に使用され、その場合、情報は特に制動支援コンピュ
ータによって使用される。
【0004】回転軌道と連結する磁気パルス発生コーダ
と、固定軌道に連結すると共にそのような磁気パルスを
検知することができる少なくとも2つの検出素子を備え
たセンサとを有する情報検出デバイスを備えた軸受は、
既知である。
【0005】かかる軸受によって提起される問題の1つ
は、軸受に対するセンサの連結についてである。これ
は、検出素子が、コーダに対向し、かつコーダから空隙
距離を開けて存在するように、センサが軸受に対して正
確に固定されなればならないからである。
【0006】さらに、特に、車輪のアンチロックまたは
操縦支援等に安全に使用するために、そのような固定は
センサの望ましくない分解という損害を負わない程度に
十分に安全でなければならない。
【0007】以上の問題を解決するために、センサを、
外側軌道の横方向面に弾装接続または嵌着できることが
知られている。しかしながら、この解決方法は、軸受の
寸法ごとに特定的になるため、軸受の寸法ごとに特定の
センサが必要になるか、任意のタイプのセンサに対する
特定の連結手段を備えた複数の軸受が必要になるという
欠点を有している。
【0008】従って、軸受とセンサの標準化のために
は、この種の解決方法は最適でなく、特に自動車産業で
の適用には最適でない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、前
記軸受へのどんな特定の改変も必要としない手段によっ
てセンサを種々の寸法の軸受と正確かつ確実に連結でき
る軸受を特に提案することにより、上記の欠点を無くす
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、回転する内側軌道と、
固定された外側軌道と、内側軌道と外側軌道の間に配置
された回転体とを有する、情報検出デバイスを備えた軸
受であって、前記情報検出デバイスが、回転軌道に連結
された磁気パルス生成コーダと、固定軌道に連結される
と共に該磁気パルスを検知することができる少なくとも
2つの検出素子を備えたセンサとを有する軸受におい
て、前記軸受がセンサを回転軌道と合わせて組み立てる
ためのシースを有し、前記シースはセンサのおよび外側
軌道の外側横方向面の軸方向長さ全体にわたって延びる
円筒形スパンを有し、前記スパンの各側面には軸方向保
持手段が配置され、前記保持手段はセンサおよび外側軌
道の前方および後方側面の各々の少なくとも一部分上に
当接することを要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の軸受において、円筒形スパンが外側軌道を受取るため
の第1の部分と、センサを受取るための第2の部分とを
有し、第1の部分の直径が第2の部分の直径よりも大き
いかそれと等しいことを要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の軸受において、前記保持手段が、スパンの少
なくとも一端の上に形成された径方向に延びるショルダ
を有することを要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一項に記載の軸受において、前記保持手段が、
径方向に折下げられた複数のつめを有し、前記つめは前
記スパンの少なくとも一端の上に設けられることを要旨
とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれか一項に記載の軸受において、シースの第1の部
分がシースから径方向に突出する少なくとも1つの領域
を有することを要旨とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一項に記載の軸受において、シースが金属であ
ることを要旨とする。請求項7に記載の発明は、請求項
1〜6のいずれか一項に記載の軸受において、検出素子
がコーダに対面して配置されると共にコーダから空隙距
離を開けて配置され、かつ、センサの入力/出力接続部
が径方向ハウジング内に配置された、単一片にてセンサ
が作製されることを要旨とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一項に記載の軸受において、前記検出素子がホ
ール効果センサ、磁気抵抗器および巨大磁気抵抗器から
選択されることを要旨とする。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか一項に記載の軸受において、前記コーダが、任
意の領域の磁性の方向がそれに隣接する2つの領域の磁
性の方向に対して逆転された複数個の隣接領域から形成
される、フェライト粒子を含む合成材料から製造された
多極リングによって形成されることを要旨とする。
【0018】本発明の他の目的及び効果は、添付図面を
参照しながら、以下を説明していく間に明らかとなるで
あろう。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜5は、固定された外側軌道
2と、回転する内側軌道3と、軸5の回りでのこれらの
2つの軌道2,3の相対回転を与えるように軌道2,3
の間に配置された回転体4とを備えた、使用する準備が
調った軸受1を示している。
【0020】説明において、「外の」および「内の」と
いう用語は、軸5に対向し対面する平面に対してそれぞ
れ定義される。「軸方向の」または「横方向の」という
用語は、軸5と平行な平面に対して定義される。「径方
向の」または「側方の」という用語は、軸5に垂直な平
面に対して定義される。「前方」および「後方」という
用語は、図でAVおよびARと配置された指標に対して
定義される。軸5に沿って測定された寸法または軸5に
垂直に測定された寸法は、それぞれ「軸方向」および
「径方向」である。
【0021】示した実施形態において、固定軌道2の内
面と回転軌道3の外面のそれぞれにはレース6,7が作
製され、ケージ8によって等しい距離に維持される複数
の回転体すなわちボール4の列により走行路が設けられ
る。
【0022】このような軸受1は、例えばステアリング
コラムの回転または自動車の車輪の回転を提供するため
に使用される。この目的で、内側軌道3はコラムまたは
車輪ハブを収容する目的で設けられたボア9を有する。
【0023】回転軌道2に対する回転軌道3の回転速
度、動作の方向および/または角位置を知りたい場合、
回転軌道3と連結された磁気パルス生成コーダ10と、
回転軌道2と連結されると共に該磁気パルスを検出でき
る少なくとも2つの検出素子12を設けたセンサ11と
から成る情報検出デバイスを使用することができること
が知られている。
【0024】この種の情報は、例えばフランス特許出願
第2 792 380号に記述されているような電子処
理後に、操縦支援または車輪アンチロックシステム等の
運転支援システムに従来通りに使用される。
【0025】特定の一例において、コーダ10は、任意
の領域の磁性の方向がそれに隣接する2つの領域の磁性
の方向に対して逆転された複数個の隣接領域から形成さ
れる、フェライト粒子を含む合成材料から製造された多
極リングによって形成される。
【0026】示した実施形態では、コーダ10は、フレ
ーム14の環状かつ径方向に延びる円筒形スパン13の
上に形成される。フレーム14は、嵌着等により内側軌
道3の外面に連結される、環状かつ軸方向に延びる円筒
形スパン15も備えている。このような設計により、コ
ーダ10と内側軌道3の共同回転が可能となる。
【0027】特定の一例において、センサ11は、少な
くとも2つの検出素子12、例えばホール効果センサ、
磁気抵抗器および巨大磁気抵抗器から選択される複数の
整列した検出素子12を有する。既知の様式により、そ
のような素子12は、例えば回転軌道2に対する回転軌
道3の回転速度、動作の方向および/または角位置を表
す信号を供給するために、コーダ10により生成された
磁気パルスを検出することができる。
【0028】図に示した実施形態では、センサ11は、
軸受1と同心のリング16によって形成され、リング1
6が回転軌道3の回転に干渉しないように、リング16
の中にはボア17が形成されている。
【0029】リング16は、後方に向かって軸方向に延
びる周辺延長部18を有する。周辺延長部18の長さ
は、固定軌道2の前方側面19に周辺延長部18が当接
することにより、コーダ10に対面しかつコーダ10か
ら空隙距離だけ離れた検出素子12の位置決めを可能に
するように、調整される。
【0030】このため、回転軌道2の前方側面19は、
コーダ10から空隙距離を開けて検出素子12に関して
センサ11を定位置に保持および配置可能にする特定の
機械加工を有しない。
【0031】さらに、センサ11は、例えば多重ワイヤ
コネクタかケーブルによって形成された、センサ11の
入力/出力接続部21を受取るように調整された径方向
に延びるハウジング20を有する。
【0032】特定の一例では、例えばプラスチック材料
により成形することにより、センサ11は、検出素子1
2がリング16の質量体の中に配置された単一片の様式
で製造される。
【0033】外側軌道2へのセンサ11の連結は、アセ
ンブリシース22により製造される。例えば、シース2
2は、質量体に機械加工することにより金属材料から、
あるいはチューブから、製造される。
【0034】シース22は、回転軌道2のおよびセンサ
11の外側横方向面の軸方向長さ全体にわたって延びる
円筒形のスパン23から成る。図1および2に関して、
同じ情報検出デバイスの使用が、異なる2つの軸受1
(すなわち軸受1(図2)の外側軌道2の外径は他方の
軸受1(図2)よりも大きい)に対して説明される。
【0035】シース22の直径は、軸受1が径方向に固
定されるよう軸受1をシース22の中に嵌入した後で外
側軌道2の外径と実質的に等しくなるように選択され
る。図1に示した第1実施形態では、リング16の外径
が外側軌道2の外径と実質的に等しく、センサ11の径
方向の固定も与えるべく、センサ11がシース22の内
部に配置される。
【0036】図2に示した第2実施形態では、リング1
6の外径が外側軌道2の外径よりも小さく、シース22
は、外側軌道2を受取るための第1の部分24に加え
て、その直径がリング16の外径と実質的に等しい、セ
ンサ11を受取るための第2の部分25を有する。
【0037】このように、センサ11がシース22内に
配置されるとき、その径方向の固定も提供される。シー
ス22の第2の部分25の構成は、シース22内にセン
サ11を配置する前か後に、例えば冷間変形により作製
することができる。
【0038】したがって、軸受1の機械加工が必要では
ないので、異なる寸法の2つの軸受1に対して、簡単な
様式で、かつ軸受1への特別な改変を施さずに、同じ情
報検出デバイスを使用できることが理解される。さら
に、軸受1およびセンサ11の径方向の固定が、単純か
つ確実な様式で与えられる。
【0039】特に、スパン23が回転軌道2のおよびセ
ンサ11の外側横方向面の軸方向長さ全体に延びるた
め、外側軌道2またはセンサ11がシース22から径方
向に外れる可能性はない。
【0040】さらに、スパン23の外表面には、外側軌
道2およびセンサ11の回転に対する固定を改善するた
めに、軽量クランプを設けることができる。シース22
は、スパン23の両側に配置された、軸方向保持手段2
6,27も備える。前記保持手段26,27は、リング
16および外側軌道2の前方および後方それぞれの側面
28,29の一部に対して当接される。
【0041】このような設計により、外側軌道2に対す
る(従ってコーダ10に対する)センサ11の任意の相
対運動が確実に防止される一方で、検出素子12はコー
ダ10から空隙距離を開けて確実に正確に位置決めされ
る。
【0042】また、2つの軸方向保持手段26,27が
機械的停止部を形成するようスパン23の両側に配置さ
れているため、外側軌道2に対するセンサ11の連結は
非常に確実な様式で与えられる。
【0043】示した実施形態では、後方保持手段(つま
り外側軌道2に接触している保持手段)が、径方向に延
びるショルダ26によって形成される。また、前方保持
手段は、リング16の前面28上に径方向に折れ下がっ
た複数のつめ27から形成される。つめ27は、シース
22の周辺上に分散配置されている(図3,5を参
照)。
【0044】このように、軸受1をシース22内に嵌入
する前か後で、塑性変形によりまたはシース22の一端
を機械加工することにより、ショルダ26が形成され、
軸受1とセンサ11をシース22内に配置した後で、外
側軌道2に対するセンサ1の軸方向への固定を確実にす
るために、つめ27が折り下げられる。
【0045】しかしながら、他の実施形態を、例えば前
方および後方保持手段を同一の保持手段にするというよ
うに、想定することができる。さらに、軸受1は、固定
軌道2の外面により、ハウジングに嵌入されるように企
図することができる。特に、軸受1がステアリングコラ
ムに使用される場合、ハウジングはコラムを収容するス
テアリングチューブ内に設けられる。
【0046】スパン23が回転軌道2の外側横方向面の
軸方向長さ全体にわたって延びるため、ハウジングに軸
受1を嵌入するためのスパン23の長さは、アセンブリ
シース22の使用によっては短縮されない。その理由
は、この場合、シース22の第1の部分24が嵌入スパ
ンとして作用するからである。
【0047】図4,5に示した第3の実施形態は、径方
向に突出する複数の領域30を備えたシース22の第1
の部分24を与える。特に、領域30は、例えば塑性変
形によって作製されており、第1の部分24の周辺上に
分散配置され、この機能は、ハウジング内の軸受1に対
してより優れた締付力(クランプ力)が与えることであ
る。このような領域30の数と形状は、与えられる締付
力に従って決定される。
【0048】従って、領域30の存在により、ハウジン
グ内での軸受1のさらなる固定が得られ、いかなる望ま
しくない回転も防止される。図に示した実施形態では、
軸受1の不浸透性が、内側軌道3に摩擦係合するエラス
トマー製のリップ31により、軸受1の後面に与えられ
る。このようにするために、リップ31は、外側軌道2
の内面上に設けられた溝33において、例えば弾装接続
により連結されたフレーム32上に装着される。
【0049】前面上のシールは、フレーム14とリング
16の相対配置によって達成される。その理由は、フレ
ーム14とリング16が、軸受1の汚染と潤滑剤の漏れ
を防止するバッフルを形成するためである。特に、セン
サ11は、汚染物質の移動を制限するためにその周辺部
全体上にコーダ10を対面させることにより、コーダ1
0を保護する。
【0050】しかしながら、デフレクタとして作用する
ようにケージ8に軌道2,3に摩擦係合する軸方向延長
部を備えるために、特に、軸受が交互に移動するようフ
ランス特許第2 760 055号に記載されたような
固体の潤滑剤を使用するために、他の封止手段を設けて
もよい。
【0051】さらに、前面上のシールを改良するため
に、上述した封止リップ13を、アーマチャー14上の
スパン15に摩擦係合するために使用することができ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、簡便な軸受の構成で、
センサを種々の寸法の軸受と正確かつ確実に連結でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸受の第1実施形態を示す縦断面
図。
【図2】本発明による軸受の第2実施形態を示す縦断面
図。
【図3】図2に示した軸受の正面図。
【図4】本発明による軸受の第3実施形態を示す縦断面
図。
【図5】図4に示した軸受の正面図。
【符号の説明】
1…軸受、2…外側軌道、3…内側軌道、4…回転体、
10…磁気パルス生成コーダ、11…センサ、12…検
出素子、20…ハウジング、22…シース、23…スパ
ン、24…スパンの第1の部分、25…スパンの第2の
部分、26…保持手段としてのショルダ、27…保持手
段としてのつめ、30…領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボープレ ジャン−ミシェル フランス国 F−74270 マントネクス スー クレルモン リュ モルトリ Fターム(参考) 2F077 AA43 NN04 NN08 NN17 PP12 VV13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する内側軌道(3)と、固定された外
    側軌道(2)と、内側軌道(3)と外側軌道(2)の間
    に配置された回転体(4)とを有する、情報検出デバイ
    スを備えた軸受であって、前記情報検出デバイスが、回
    転軌道(3)に連結された磁気パルス生成コーダ(1
    0)と、固定軌道(2)に連結されると共に該磁気パル
    スを検知することができる少なくとも2つの検出素子
    (12)を備えたセンサ(11)とを有する軸受におい
    て、 前記軸受がセンサ(11)を回転軌道(2)と合わせて
    組み立てるためのシースを有し、前記シース(22)は
    センサ(11)のおよび外側軌道(2)の外側横方向面
    の軸方向長さ全体にわたって延びる円筒形スパン(2
    3)を有し、前記スパン(23)の各側面には軸方向保
    持手段(26,27)が配置され、前記保持手段(2
    6,27)はセンサ(11)および外側軌道(2)の前
    方および後方側面の各々の少なくとも一部分上に当接す
    ることを特徴とする軸受。
  2. 【請求項2】円筒形スパン(23)が外側軌道(2)を
    受取るための第1の部分(24)と、センサ(11)を
    受取るための第2の部分(25)とを有し、第1の部分
    (24)の直径が第2の部分(25)の直径よりも大き
    いかそれと等しいことを特徴とする請求項1に記載の軸
    受。
  3. 【請求項3】前記保持手段は、スパン(23)の少なく
    とも一端の上に形成された径方向に延びるショルダ(2
    6)を有することを特徴とする請求項1または2に記載
    の軸受。
  4. 【請求項4】前記保持手段は、径方向に折下げられた複
    数のつめ(27)を有し、前記つめ(27)は前記スパ
    ン(23)の少なくとも一端の上に設けられることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸受。
  5. 【請求項5】シース(22)の第1の部分(24)がシ
    ース(22)から径方向に突出する少なくとも1つの領
    域(30)を有することを特徴とする請求項2〜4のい
    ずれか一項に記載の軸受。
  6. 【請求項6】シース(22)が金属であることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一項に記載の軸受。
  7. 【請求項7】検出素子(12)がコーダ(10)に対面
    して配置されると共にコーダ(10)から空隙距離を開
    けて配置され、かつ、センサ(11)の入力/出力接続
    部(21)が径方向ハウジング(20)内に配置され
    た、単一片にてセンサ(11)が作製されることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の軸受。
  8. 【請求項8】前記検出素子が(12)ホール効果セン
    サ、磁気抵抗器および巨大磁気抵抗器から選択されるこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の軸
    受。
  9. 【請求項9】前記コーダ(10)が、任意の領域の磁性
    の方向がそれに隣接する2つの領域の磁性の方向に対し
    て逆転された複数個の隣接領域から形成される、フェラ
    イト粒子を含む合成材料から製造された多極リングによ
    って形成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か一項に記載の軸受。
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