JP4498064B2 - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Description

この発明は、回転センサ等の各種センサを内蔵した車輪用軸受装置に関する。
近年、自動車では安全走行のために、車輪の回転速度等の各種データをセンサで検出することで、これらのセンサ信号を元にして、ABS(アンチロックブレーキシステム)制御,駆動輪をスピンさせない駆動力制御,コーナリング時の横滑りを制御するブレーキ力制御などが実施されている。例えば、車両にかかる接地荷重を検出するものとして、軸受における外方部材の車体取付フランジに変位センサを固定すると共に、上記外方部材の外周の変位センサと対向する位置に着磁部を設けて、変位センサと着磁部間の距離変動量を変位センサで検出し、その検出結果を接地荷重に換算して求めるように構成した車輪用軸受装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2003−336652号公報
しかし、上記構成の車輪用軸受装置では、変位センサや着磁部が外部に露出しており、これらの検出部材が泥水や塵などで傷付けられることから精度の良い検出を行えない恐れがあり、耐久性にも問題がある。また、この車輪用軸受装置に設けられるセンサは接地荷重を検出するだけである。そのため、接地荷重のほかに車輪の回転速度を検出する場合には、回転センサを別途取付ける必要があり、車両への配線の取付けが煩雑になったり、部品点数増加に伴いコストアップを招くことにもなる。
この発明の目的は、車輪の回転速度と接地荷重の検出を同時にかつ応答性良く行え、またコンパクトな構成で各センサを泥水や塵埃から保護し、耐久性の良いものとできる車輪用軸受装置を提供することである。
この発明の車輪用軸受装置は、内周に複列の軌道面を有する外方部材と、これら軌道面に対向する複列の軌道面を有する内方部材と、対向する軌道面間に介在した複列の転動体と、前記外方部材と内方部材間の環状空間の両端をそれぞれ密封する密封手段とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置において、磁気エンコーダを有する環状の被検出部を、前記複列の軌道面間で前記内方部材の外周に設け、前記磁気エンコーダに対向する回転センサおよび前記被検出部に対向する変位センサを一体化したセンサ組合せ体を前記外方部材に設けたことを特徴とする。
この構成によると、車輪と一体に内方部材が回転する時、外方部材に設けられるセンサ組合せ体の回転センサが、内方部材に設けられた被検出部における磁気エンコーダの磁気変化を検出し、車輪の回転速度を検出する。また、車輪に接地荷重が加わった時、その設置荷重に応じて内方部材の外周の被検出部に、歪み、変位、ないし姿勢変化が生じるが、この歪み等を、センサ組合せ体の変位センサが、変位センサと被検出部の間の隙間変化として検出し、この検出信号から車輪に加わった接地荷重を検出することができる。これら回転センサおよび変位センサは、センサ組合せ体として一体化し、言わばマルチセンサとするため、両センサをコンパクトに設置でき、回転速度と設置荷重のデータを同時に検出することができる。しかも車輪に近いところで検出するため、応答性が良くなる。また、センサ組合せ体および磁気エンコーダは、両端が密封手段で密封された軸受空間内に配置するため、別途にシール手段を設けることなく、これら各センサや磁気エンコーダの着磁部を路面の泥水や塵埃から保護できて、耐久性の良いものとできる。
記被検出部が、前記磁気エンコーダおよびこのエンコーダを支持した芯金からなり、この芯金は、前記磁気エンコーダが内部に設けられた溝形部分、およびこの溝形部分の開口縁から両側に張り出す張出部分を有する断面ハット形状のものであり、前記溝形部分の内周面が、前記内方部材の外周に嵌合されている。この場合に、前記回転センサが前記磁気エンコーダに対向して配置され、前記変位センサが、それぞれ前記芯金の両側の張出部分に対向するように2個配置されたものである。
磁気エンコーダは、ゴム磁石、プラスチック磁石、焼結磁石等とした場合に、芯金が必要となる場合が多いが、この芯金を変位センサの被検出部とすることで、専用の芯金が不要となり、部品点数,組立工数が削減できる。前記芯金は断面ハット形状とし、その両側の張出部分に対向するように2個の変位センサをそれぞれ設けたため、両変位センサの検出信号を比較したり平均化したり、適宜の処理を行うことで、荷重方向の検出や、検出精度の向上等を図ることも可能となる。
この発明において、前記センサ組合せ体は、前記回転センサおよび前記変位センサを一緒に樹脂モールドしたものであっても良い。
両センサを共に樹脂モールドすることで、容易に一体化でき、また一体化したセンサ組合せ体の取扱が容易となる。
この発明の車輪用軸受装置は、内周に複列の軌道面を有する外方部材と、これら軌道面に対向する複列の軌道面を有する内方部材と、対向する軌道面間に介在した複列の転動体と、前記外方部材と内方部材間の環状空間の両端をそれぞれ密封する密封手段とを備えた車輪用軸受装置において、磁気エンコーダを有する環状の被検出部を、前記複列の軌道面間で前記内方部材の外周に設け、前記磁気エンコーダに対向する回転センサおよび前記被検出部に対向する変位センサを一体化したセンサ組合せ体を前記外方部材に設け、前記被検出部が、前記磁気エンコーダおよびこのエンコーダを支持した芯金からなり、この芯金は、前記磁気エンコーダが内部に設けられた溝形部分、およびこの溝形部分の開口縁から両側に張り出す張出部分を有する断面ハット形状のものであり、前記溝形部分の内周面が、前記内方部材の外周に嵌合され、前記回転センサが前記磁気エンコーダに対向して配置され、前記変位センサが、それぞれ前記芯金の両側の張出部分に対向するように2個配置されたため、車輪の回転速度と接地荷重の検出を同時にかつ応答性良く行え、またコンパクトな構成で各センサを泥水や塵埃から保護し、耐久性の良いものとできる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図3と共に説明する。この実施形態の車輪用軸受装置は第3世代型の内輪回転タイプで、かつ駆動輪支持用の車輪用軸受に適用した例である。なお、この明細書において、車両に取付けた状態で車両の車幅方向外輪寄りとなる側をアウトボード側と言い、車両の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。図1では、左側がアウトボード側、右側がインボード側となる。
図1において、この車輪用軸受装置の軸受部Aは、内周に複列の軌道面4を有する外方部材1と、これら軌道面4にそれぞれ対向する軌道面5を外周に有する内方部材2と、これら複列の軌道面4,5間に介在させた複列の転動体3とを備える。この軸受部Aは、複列のアンギュラ玉軸受とされていて、上記各軌道面4,5は断面円弧状であり、各軌道面4,5は接触角が背面合わせとなるように形成されている。転動体3はボールからなり、各列毎に保持器6で保持されている。
外方部材1は固定側の部材となるものであって、ナックル(図示せず)に固定するための車体取付フランジ1aを外周に有し、全体が一体の部材とされている。車体取付フランジ1aは、車体(図示せず)に設置されたナックルに周方向複数箇所のボルト(図示せず)で締結される。
内方部材2は回転側の部材となるものであって、車輪取付フランジ2aを外周に有するハブ輪2Aと、このハブ輪2Aのインボード側の端部外径面に嵌合した別体の内輪2Bとからなる。ハブ輪2Aには等速ジョイント12の外輪12aが連結されている。ハブ輪2Aおよび内輪2Bに、各列の軌道面5がそれぞれ形成される。内輪2Bは、ハブ輪2Aのインボード側端部に設けられた加締部2Aaにより、ハブ輪2Aに対して軸方向に締め付け固定される。ハブ輪2Aは中央穴9を有し、この中央穴9に等速ジョイント外輪12aに一体に形成されたステム部13が挿通される。ステム部13は先端に雄ねじ部13bを有し、この雄ねじ部13bに螺合させたナット11が、中央穴9のアウトボード側の端面2cに押し当てられることで、等速ジョイント外輪12aがハブ輪2Aに対してアウトボード側に押し付けられて連結される。車輪取付フランジ2aはハブ輪2Aのアウトボード側端部に位置しており、この車輪取付フランジ2aにブレーキロータを介して車輪(いずれも図示せず)がボルト10で取付けられる。
ハブ輪2Aの中央穴9にはスプライン溝2bが形成されており、このスプライン溝2bにステム部13の外周面に形成されたスプライン溝13aが嵌合する。内外の部材2,1間に形成される環状空間のアウトボード側およびインボード側の各開口端部は、密封手段である接触式のシール7,8で密封されている。
内方部材2の両列の軌道面5間の外周には、磁気エンコーダ15を有するリング状の被検出部14が嵌合させてある。図1のB部を図2に拡大して示すように、前記被検出部14は、磁気エンコーダ15およびこの磁気エンコーダ15を支持した芯金16からなる。芯金16は、磁気エンコーダ15が内部に設けられた溝形部分16aと、この溝形部分16aの開口縁から両側に張り出す張出部分16bを有する断面ハット形状のものである。磁気エンコーダ15は、例えば図3に上半部の断面図を示すように、円周方向に磁極N,Sを所定間隔で交互に並べた多極磁石からなる。
外方部材1における両列の軌道面4間には、前記磁気エンコーダ15に対して径方向に対向する回転センサ18と、前記被検出部14に対して径方向に対向する変位センサ19とを一体化したセンサ組合せ体17が設けられている。センサ組合せ体17は、いわば回転センサ18および変位センサ19を有するマルチセンサである。具体的には、外方部材1を径方向に貫通して固定されたケースとなるセンサ固定部20の中に、回転センサ18および変位センサ19を一緒に樹脂モールドすることで、センサ組合せ体17が構成されている。外方部材1におけるセンサ固定部20の貫通部には、少なくとも1つ以上のOリング等のシール手段を介在させて、この貫通部から内部へ水や油等が浸入するのを防止している。
回転センサ18は、ホール素子や磁気抵抗素子などの磁気センサからなり、内方部材2と一体に回転する磁気エンコーダ15の磁気変化を検出する。回転センサ18は1つであっても良いが、磁気エンコーダ18の周方向の周期的な磁気変化に対して位相が略90°離れた2箇所に2つの回転センサ18を配置しても良い。このように2つの回転センサ18を配置した場合、各回転センサ18から出力される回転信号の位相が略90°異なることから、回転数だけでなく回転方向も検出可能となる。
変位センサ19は、それぞれ前記芯金16の両側の張出部分16bに対向するように2個配置されている。変位センサ19は、例えばヨークにコイルを巻回したリラクタンス型とされ、前記被検出部14の張出部分16bと変位センサ19との径方向隙間の変化を、車輪にかかる荷重として検出する。
図4は、参考提案例における被検出部14の構成例を示す。この被検出部14では、リング状の芯金16の表面の略全幅に渡って磁気エンコーダ15が設けられている。センサ組合せ体17は、回転センサ18だけでなく、2つの変位センサ19も磁気エンコーダ15に対向するようにエンコーダの幅方向に並べて配置されている。その他の構成は図2の例の場合と同じである。
この構成の車輪用軸受装置によると、車輪と一体に内方部材2が回転する時、外方部材1に設けられるセンサ組合せ体17の回転センサ18が、内方部材2に設けられる被検出部14における磁気エンコーダ15の磁気変化を検出する。この検出信号から車輪の回転速度を検出することができる。また、車輪に接地荷重が加わった時、前記センサ組合せ体17の変位センサ19が、この変位センサ19と被検出部の間の隙間変化を検出するので、その検出信号から車輪に加わった接地荷重を検出することができる。
この車輪用軸受装置は、このように、磁気エンコーダ15を有する環状の被検出部14を、内方部材2の外周の複列の軌道面5,5間に設け、磁気エンコーダ15に対向する回転センサ18および被検出部14に対向する変位センサ19を一体化したセンサ組合せ体17を外方部材1に設けたので、車輪の回転速度と接地荷重の検出を同時にかつ応答性良く検出できると共に、回転センサ18および変位センサ19をコンパクトに配置でき、またこれらのセンサ18,19や磁気エンコーダ15を泥水や塵埃から保護して耐久性に優れたものとできる。
また、センサ組合せ体17は、センサ固定部20内に回転センサ18および変位センサ19を一緒に樹脂モールドして構成されるため、回転センサ18および変位センサ19を位置精度よく設置でき、それだけ検出精度を向上させることができる。
図5は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態の車輪用軸受装置は複列のアンギュラ玉軸受形式のものであって、第1世代型に分類されるものである。この車輪用軸受装置は、内周に複列に軌道面24を有する外方部材21と、これら各軌道面24に対向する軌道面25を有する内方部材22と、これら外方部材21および内方部材22の軌道面24,25間に介在した複列の転動体23とで構成される。内方部材22は、ハブ22Aの外周に軸受内輪22Bを嵌合したものである。軸受内輪22Bは、2つの内輪22B1,22B2を並べた分割型のものである。転動体23はボールからなり、各列毎に保持器26で保持されている。各列の軌道面24,25は断面円弧状とされて、接触角が互いに背面合せとなるように形成されている。外方部材21と内方部材22との間に形成される環状空間の両端は接触式のシール27,28でそれぞれ密封されている。
ハブ22Aの外周のアウトボード側端に有する車輪取付フランジ22aには、ブレーキロータと車輪(いずれも図示せず)とが重ねてボルト40で締付け固定される。ハブ22Aは中央穴29を有し、この中央穴29に等速ジョイント42の外輪42aに一体に形成されたステム部43が挿通され、ステム部43の先端の雄ねじ部43bに螺合させたナット41が中央穴29の開口縁22cに押し当てられる。これにより、等速ジョイント外輪42aがハブ22Aに対してアウトボード側に押し付けられてハブ22Aに連結される。内輪22Bは、前記ナット41の締め付けで、等速ジョイント外輪42aにおけるステム部43の基端の断面42aaが内輪22B2の幅面に押し当てられることにより、ハブ22Aに対して軸方向に締め付け固定される。
この例においても、第1の実施形態と同様に、内方部材22の両列の軌道面25間の外周に、磁気エンコーダ15を有するリング状の被検出部14が嵌合させてある。また、外方部材21における両列の軌道面24間に、回転センサ18と変位センサ19とを一体化したセンサ組合せ体17が、外方部材21を貫通して設けられている。センサ組合せ体17は、外方部材1を圧入嵌合したナックル45と外方部材1とに整合して径方向に貫通させた貫通孔46,47に渡って貫通させてある。ナックル45の貫通孔46の内径面とセンサ組合せ体17との間にはOリング等のシール手段が設けられる。
図6は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態の車輪用軸受装置も複列のアンギュラ玉軸受形式のものであって、第2世代型に分類されるものであり、駆動輪支持用である。この車輪用軸受装置は、内周に複列の軌道面34を有する外方部材31と、これら各軌道面34に対向する軌道面35を有する内方部材32と、これら外方部材31および内方部材32の軌道面34,35間に介在した複列の転動体33とで構成される。各列の軌道面34,35は断面円弧状とされ、接触角が互いに背面合せとなるように形成されている。各列の転動体33はボールからなり、各列毎に保持器36により保持されている。外方部材31と内方部材32との間に形成される環状空間の両端は、接触式のシール37,38によりそれぞれ密封されている。
外方部材31は一体の部品からなり、ナックル(図示せず)に固定するための車体取付フランジ31aを外周に有する。内方部材32は、外周のアウトボード側端に車輪取付フランジ32aを有するハブ32Aと、ハブ32Aの外径面に嵌合された軸受内輪32Bからなり、軸受内輪32Bは2つの内輪32B1,32B2を軸方向に並べた分割型のものとされている。外方部材31の軌道面34に対向する複列の軌道面35のうちの各列の軌道面35が、各列の内輪32B1,32B2にそれぞれ設けられている。ハブ32Aの外周のアウトボード側端に有する車輪取付フランジ32aには、ブレーキロータと車輪(いずれも図示せず)とが重ねてボルト40で締付け固定される。
ハブ32Aは中央穴39を有し、図5の例と同様に、この中央穴39に等速ジョイント42の外輪42aに一体に形成されたステム部43が挿通され、ステム部43の先端の雄ねじ部43bに螺合させたナット41が中央穴39の端面32cに押し当てられる。これにより、等速ジョイント外輪42aがハブ32Aに対してアウトボード側に押し付けられてハブ32Aに連結される。内輪32Bは、前記ナット41の締め付けで、等速ジョイント外輪42aにおけるステム部43の基端の断面42aaが内輪32B2の幅面に押し当てられることにより、ハブ32Aに対して軸方向に締め付け固定される。
内方部材32の両列の軌道面35間の外周に、磁気エンコーダ15を有するリング状の被検出部14が嵌合させてあること、および外方部材31における両列の軌道面34間に、回転センサ18と変位センサ19とを一体化したセンサ組合せ体17が外方部材31を貫通して設けられていることは、第1の実施形態の場合と同じである。
図7は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態の車輪用軸受装置も複列のアンギュラ玉軸受形式のものであって、第4世代型に分類されるものであり、駆動輪支持用である。この車輪用軸受装置は、図1に示す第1の実施形態において、ハブ輪2Aの外周に嵌合される内輪2Bにインボード側列の軌道面5を形成するのに代えて、内輪2Bを省略し等速ジョイント外輪12aの外径面にインボード側列の軌道面5を形成したものである。インボード側のシール8は、外方部材1の内径面と等速ジョイント外輪12aとの間に配置される。等速ジョイント外輪12aは、そのステム部13をハブ輪2Aの中央穴9に挿通してスプライン嵌合することにより、ハブ輪2Aに連結される。その他の構成は第1の実施形態の場合と同様である。
なお、以上の各実施形態では、駆動輪支持用の車輪用軸受装置に適用した場合について示したが、この発明は、従動輪支持用の車輪用軸受装置にも同様に適用可能である。
この発明の第1の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 図1におけるB部の拡大断面図である。 同車輪用軸受装置に設けられる被検出部の上半部を示す横断面図である。 同被検出部の参考提案例を示す拡大断面図である。 この発明の他の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。
符号の説明
1…外方部材
2…内方部材
3…転動体
4,5…軌道面
7,8…シール
14…被検出部
15…磁気エンコーダ
16…芯金
16a…溝形部分
16b…張出部分
17…センサ組合せ体
18…回転センサ
19…変位センサ
21…外方部材
22…内方部材
23…転動体
24,25…軌道面
27,28…シール
31…外方部材
32…内方部材
33…転動体
34,35…軌道面
37,38…シール

Claims (2)

  1. 内周に複列の軌道面を有する外方部材と、これら軌道面に対向する複列の軌道面を有する内方部材と、対向する軌道面間に介在した複列の転動体と、前記外方部材と内方部材間の環状空間の両端をそれぞれ密封する密封手段とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置において、
    磁気エンコーダを有する環状の被検出部を、前記複列の軌道面間で前記内方部材の外周に設け、前記磁気エンコーダに対向する回転センサおよび前記被検出部に対向する変位センサを一体化したセンサ組合せ体を前記外方部材に設け、
    前記被検出部が、前記磁気エンコーダおよびこのエンコーダを支持した芯金からなり、この芯金は、前記磁気エンコーダが内部に設けられた溝形部分、およびこの溝形部分の開口縁から両側に張り出す張出部分を有する断面ハット形状のものであり、前記溝形部分の内周面が、前記内方部材の外周に嵌合され、前記回転センサが前記磁気エンコーダに対向して配置され、前記変位センサが、それぞれ前記芯金の両側の張出部分に対向するように2個配置されたことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 請求項1において、前記センサ組合せ体は、前記回転センサおよび前記変位センサを一緒に樹脂モールドしたものである車輪用軸受装置。
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