JP2002364094A - 断熱性パネルおよび断熱構造 - Google Patents

断熱性パネルおよび断熱構造

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JP2002364094A
JP2002364094A JP2001170191A JP2001170191A JP2002364094A JP 2002364094 A JP2002364094 A JP 2002364094A JP 2001170191 A JP2001170191 A JP 2001170191A JP 2001170191 A JP2001170191 A JP 2001170191A JP 2002364094 A JP2002364094 A JP 2002364094A
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JP
Japan
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heat
heat insulating
plate
reflective film
heat ray
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JP2001170191A
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English (en)
Inventor
Akira Sumori
明 須森
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SUMORI KOGYO KK
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SUMORI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】気密性が高い断熱性パネルを得る。断熱効果が
高い断熱構造を得る。 【解決手段】2本の角材31が間隔をあけて互いに対向
し、対向する内面に長さ方向に沿って伸びる溝31aを
有する。内側板32が室内面全体に気密性の熱線反射フ
ィルム35が張り付けられて各角材31の各溝31aに
嵌合される。外側板33が室外面全体に気密性の熱線反
射フィルム36が張り付けられ、内側板32と間隔をあ
けて対向して各角材31に固定される。熱線反射フィル
ム36は外側板33の隣合う2つの辺より外側に出てい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造その他の建築
物で使用される断熱性パネルおよびそれを用いた建築物
の断熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の断熱性パネルとして、板材の片面
にアルミ箔を張り付けたものが知られている。板材にア
ルミ箔を張り付けることにより、アルミ箔の輻射熱で断
熱効果をもたらすとともに、気密性を高めるものであ
る。また、従来の木造その他の建築物の断熱構造とし
て、2本の柱の間に断熱材を設け、各柱の間を外壁材お
よび内壁材で塞ぐ構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パネル材では、隣合うパネル材との接合部分に隙間がで
きるため、気密性が十分でないという課題があった。ま
た、従来の断熱構造では、断熱効果が十分でないという
課題があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に着目し
てなされたもので、気密性が高い断熱性パネルおよび断
熱効果が高い断熱構造を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る断熱性パネルは、矩形状の板材の片面
全体に気密性の熱線反射フィルムが張り付けられてお
り、前記熱線反射フィルムは前記板材の隣合う2つの辺
より外側に出ていることを、特徴とする。
【0006】本発明に係る断熱性パネルは、2枚を隣合
わせて張り付けるとき、一方の断熱性パネルの外側に出
ている熱線反射フィルムを他方の断熱性パネルの外側に
出ていない熱線反射フィルムの上に重ねるようにする。
これにより、各断熱性パネルの接合部分の隙間が気密性
の熱線反射フィルムで塞がれ、気密性を高めることがで
きる。本発明に係る断熱性パネルは、気密性の熱線反射
フィルムが外側に出ている側と外側に出ていない側とを
隣合わせるようにして連続して張り付けることにより、
全体の気密性を高めることができる。本発明に係る断熱
性パネルは、壁材として用いられても、天井材または床
材として用いられてもよいが、内装下地用パネルとして
用いることが好ましい。熱線反射フィルムは、矩形状の
板材と4辺が平行の矩形状であることが好ましい。
【0007】本発明に係る断熱性パネルでは、前記熱線
反射フィルムは周囲が前記板材の4辺より外側に出てい
てもよい。この構成では、2枚を隣合わせて張り付ける
とき、一方の断熱性パネルの外側に出ている熱線反射フ
ィルムを内側に折り返し、その上に他方の断熱性パネル
の外側に出ている熱線反射フィルムを重ねるようにす
る。これにより、各断熱性パネルの接合部分の隙間が気
密性の熱線反射フィルムで塞がれ、気密性を高めること
ができる。この場合、2枚を隣合わせて張り付けると
き、隣合わせる断熱性パネルの向きを気にする必要がな
く、張り付けを容易にすることができる。熱線反射フィ
ルムの板材の外側に出ている部分には、板材側の面に粘
着剤が付着されて粘着剤が剥離シートで保護されていて
もよい。熱線反射フィルムは、電磁波シールド材から成
ってもよい。
【0008】本発明に係る断熱構造は、2本の角材と、
内側板と、外側板とを有し、各角材は間隔をあけて互い
に対向し、対向する内面に長さ方向に沿って伸びる溝を
有し、前記内側板は室内面全体に熱線反射フィルムが張
り付けられて各角材の各溝に嵌合され、前記外側板は室
外面全体に熱線反射フィルムが張り付けられ、前記内側
板と間隔をあけて対向して各角材に固定されていること
を、特徴とする。
【0009】本発明に係る断熱構造では、内側板が各角
材の溝に嵌合されているため、強度が高くなっている。
内側板と外側板とは、互いに対向する面に熱線反射フィ
ルムが張り付けられているため、輻射熱を互いに反射し
合って断熱効果を高める。内側板と外側板とは、間隔を
あけて対向しているため、空間を挟んで輻射熱を反射し
合い、断熱効果をより高めることができる。
【0010】本発明に係る断熱構造は、壁構造であって
も天井構造であってもよい。各溝には、気密性を高める
ため、パッキン材が設けられていてもよい。熱線反射フ
ィルムは、気密性を有することが好ましい。この場合、
内側板または外側板が水に弱い石膏ボードから成ると
き、熱線反射フィルムにより、結露などによる水から内
側板または外側板を保護することができる。外側板は、
前述の本発明に係る断熱性パネルから成ることが好まし
い。
【0011】本発明に係る断熱構造では、前記熱線反射
フィルムは前記外側板の隣合う2つの辺より外側に出て
いてもよい。この場合、熱線反射フィルムの板材の外側
に出ている部分には、板材側の面に粘着剤が付着されて
粘着剤が剥離シートで保護されていてもよい。熱線反射
フィルムは、電磁波シールド材から成ってもよい。この
場合、内側板と外側板とで電磁波シールド材を二重に設
けることにより、電磁波障害をより効果的に防止するこ
とができる。
【0012】内側板および外側板は、合成樹脂板、木
板、石膏ボード(プラスターボード)その他いかなる板
材から成ってもよい。熱線反射フィルムは、内側板また
は外側板にアルミ箔を張り付けて成っても、内側板また
は外側板に金属をコーティングして成ってもよい。2本
の角材は、土台、根太、胴縁材、柱または梁により格子
状に組まれる枠組みの一部を構成することが好ましい。
なお、本明細書中で、「梁」の概念には、桁を含む。ま
た、「柱」の概念には、支柱、間柱、束を含む。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図3は、本発明の第1
乃至第3の実施の形態を示している。図1は、本発明の
第1の実施の形態の断熱性パネルを示している。図1
(A)に示すように、断熱性パネル10は、矩形状の板
材11の片面全体に気密性の熱線反射フィルム12が張
り付けられて成っている。熱線反射フィルム12は、板
材11より大きく、板材11と4辺が平行の矩形状であ
り、板材11の隣合う2つの辺11a,11bより2辺
12a,12bが外側に出ている。熱線反射フィルム1
2は、可撓性を有する。
【0014】図1(B)に示すように、断熱性パネル1
0は、2枚を隣合わせて張り付けるとき、一方の断熱性
パネル(図1(B)で右側)10の外側に出ている熱線
反射フィルム12を他方の断熱性パネル(図1(B)で
左側)10の外側に出ていない熱線反射フィルム12の
上に重ねるようにする。これにより、各断熱性パネル1
0の接合部分の隙間Aが気密性の熱線反射フィルム12
で塞がれ、気密性を高めることができる。断熱性パネル
10は、熱線反射フィルム12が外側に出ている側11
a,11bと外側に出ていない側11c,11dとを隣
合わせるようにして連続して張り付けることにより、全
体の気密性を高めることができる。
【0015】図2は、本発明の第2の実施の形態の断熱
性パネルを示している。図2(A)に示すように、断熱
性パネル20は、矩形状の板材21の片面全体に気密性
の熱線反射フィルム22が張り付けられて成っている。
熱線反射フィルム22は、板材21より大きく、板材2
1と4辺22aが平行の矩形状であり、板材21の4辺
21aより周囲の4辺が外側に出ている。熱線反射フィ
ルム22は、可撓性を有する。
【0016】図2(B)に示すように、断熱性パネル2
0では、2枚を隣合わせて張り付けるとき、一方の断熱
性パネル(図1(B)で左側)20の外側に出ている熱
線反射フィルム22を内側に折り返し、その上に他方の
断熱性パネル(図1(B)で右側)20の外側に出てい
る熱線反射フィルム22を重ねるようにする。これによ
り、各断熱性パネル20の接合部分の隙間Bが気密性の
熱線反射フィルム22で塞がれ、気密性を高めることが
できる。この場合、2枚を隣合わせて張り付けるとき、
隣合わせる断熱性パネル20の向きを気にする必要がな
く、張り付けを容易にすることができる。断熱性パネル
20は、隣合わせに連続して張り付けることにより、全
体の気密性を高めることができる。
【0017】図3は、本発明の第3の実施の形態の断熱
構造を示している。図3に示すように、断熱構造が、2
本の角材31と、内側板32と、外側板33と、断熱板
34とを有する。各角材31は、土台または根太、柱お
よび梁から成る4本の枠材により格子状に組まれた枠組
みの柱を構成する。各角材31は間隔をあけて互いに対
向し、対向する内面に長さ方向に沿って両端まで伸びる
溝31aを有する。なお、図3で、左側が室内側で、右
側が室外側である。
【0018】内側板32は、矩形状であって、室内面全
体に気密性の熱線反射フィルム35が張り付けられてい
る。内側板32は、代表的に木製の板から成る。内側板
32は、側縁32aが各角材31の各溝31aに嵌合さ
れている。各溝31aと各角材31との間には、気密性
を高めるため、パッキン材が設けられている。外側板3
3は、矩形状であって、室外面全体に気密性の熱線反射
フィルム36が張り付けられている。外側板33は、代
表的に石膏ボードから成る。外側板33は、内側板32
と間隔をあけて平行に対向して各角材31に室内側から
固定されている。内側板32および外側板33は、枠組
みの開口Cを塞いでいる。熱線反射フィルム36は、外
側板33より大きく、外側板33と4辺が平行の矩形状
であり、外側板33の隣合う2つの辺より2辺が外側に
出ている。枠組みの内側には、室外側から内側板32に
接するように断熱板34が嵌め込まれている。
【0019】断熱構造を施工する場合には、まず、枠組
みの土台または根太に柱を構成する角材31の一方を固
定した状態で、それらに内側板32の下部および一方の
側部を取り付ける。次に、もう一方の角材31を土台ま
たは根太および内側板32の他方の側部に取り付け、最
後に梁を2本の角材31および内側板32の上部に取り
付ける。このように、枠組みを組み立てる際に、内側板
32は枠組みに取り付けられる。
【0020】次に作用を説明する。断熱構造では、内側
板32が各角材31の溝31aに嵌合されているため、
強度が高くなっている。内側板32と外側板33とは、
互いに対向する面に熱線反射フィルム22が張り付けら
れているため、輻射熱を互いに反射し合って断熱効果を
高める。内側板32と外側板33とは、間隔をあけて対
向しているため、空間を挟んで輻射熱を反射し合い、断
熱効果をより高めることができる。外側板33は石膏ボ
ードから成るため一般的に水に弱い性質を有するが、気
密性の熱線反射フィルム22により、結露などによる水
から外側板33を保護することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る断熱性パネルによれば、気
密性が高い断熱性パネルを得ることができる。本発明に
係る断熱構造によれば、断熱効果が高い断熱構造を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の断熱性パネルの
(A)正面図、(B)2枚を隣合わせて配置した状態の
断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の断熱性パネルの
(A)正面図、(B)2枚を隣合わせて配置した状態の
断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の断熱構造の断面図
である。
【符号の説明】
10,20 断熱性パネル 11,21 板材 12,22 熱線反射フィルム 31 角材 32 内側板 33 外側板 34 断熱板 35 熱線反射フィルム 36 熱線反射フィルム
フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DD01 DD02 FA10 GA12 GA23 HA03 HB01 HC02 HD11 LA09 2E110 AA02 AB03 AB04 AB23 BA02 BA12 DA03 DA22 GA32W GA33X 2E162 CA16 CB21 CC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の板材の片面全体に気密性の熱線反
    射フィルムが張り付けられており、前記熱線反射フィル
    ムは前記板材の隣合う2つの辺より外側に出ていること
    を、特徴とする断熱性パネル。
  2. 【請求項2】前記熱線反射フィルムは周囲が前記板材の
    4辺より外側に出ていることを、特徴とする請求項1記
    載の断熱性パネル。
  3. 【請求項3】2本の角材と、内側板と、外側板とを有
    し、 各角材は間隔をあけて互いに対向し、対向する内面に長
    さ方向に沿って伸びる溝を有し、 前記内側板は室内面全体に熱線反射フィルムが張り付け
    られて各角材の各溝に嵌合され、 前記外側板は室外面全体に熱線反射フィルムが張り付け
    られ、前記内側板と間隔をあけて対向して各角材に固定
    されていることを、 特徴とする断熱構造。
  4. 【請求項4】前記熱線反射フィルムは前記外側板の隣合
    う2つの辺より外側に出ていることを、特徴とする請求
    項3記載の断熱構造。
JP2001170191A 2001-06-05 2001-06-05 断熱性パネルおよび断熱構造 Pending JP2002364094A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275610A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Chiyoda Technol Corp 放射線遮蔽パネル装置
JP2007182719A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Toyota Motor Corp 建物の空間区画構造

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