JP4166396B2 - 壁構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木造建築物の壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパネル材および木造建築物の壁構造としては、特開平11−22069号公報に示すものがある。すなわち、枠組みの内側にパネル材保持溝を設け、パネル材がパネル材保持溝に嵌合されて枠組みの開口を塞ぎ、パッキン材がパネル材の周縁と枠組みとの間に気密を保持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパネル材および木造建築物の壁構造では、パネル材で枠組みの開口を塞いだ後、内壁材および外壁材を張り付ける必要があり、壁の施工に手数がかかるという問題点があった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、壁の施工が容易な壁構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の関連技術の断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記枠体の前記平板と反対側の面に固定された内壁材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材とを、有することを特徴とする。枠体は、四辺を平板の四辺とそれぞれ平行にして設けられていることが好ましい。また、枠体は、定型性断熱材と平板を挟んで外周の位置が一致していることが好ましい。
【0006】
本発明の第2の関連技術の断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材と、前記平板との間で前記定型性断熱材を挟むよう前記胴縁材に固定された外壁材とを、有することを特徴とする。
【0007】
本発明の第3の関連技術の断熱性パネルは、本発明の第1または第2の関連技術の断熱性パネルにおいて、前記平板の周縁を包囲するよう設けられたパッキン材を有し、前記胴縁材は固定部と押さえ部とを有し、前記固定部は前記平板を介して前記補強材に固定されて前記定型性断熱材の一端に隣接し、前記押さえ部は前記固定部に垂直に設けられて前記平板との間で前記定型性断熱材の一端側側部を覆うことを、特徴とする。
【0008】
この場合、パッキン材は、平板の周縁で気密性を保つことにより冬季の結露を防止する。また、胴縁材により壁材の下地材として外壁材の固定を容易にするとともに、定型性断熱材の一端側側部を覆うことにより熱欠損を防止することができる。なお、定型性断熱材の周縁を包囲するよう断熱材側パッキン材を設けてもよい。この場合、断熱材側パッキン材が定型性断熱材の周縁で気密性を保つことにより、夏季の結露を防止することができる。また、断熱材側パッキン材は、定型性断熱材が経年変化などにより収縮したとき、その収縮を吸収して断熱性を確保する。断熱材側パッキン材は、運搬の際、定型性断熱材が割れたり欠けたりしないよう保護する役割も有する。
【0009】
本発明の第4の関連技術の本発明に係る断熱性パネルは、本発明の第1、第2または第3の関連技術の断熱性パネルにおいて、前記平板は周縁を前記枠体より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定され、前記定型性断熱材は前記平板の周縁に対し内側に間隙をあけて設けられていることを、特徴とする。
【0010】
請求項の本発明に係る壁構造は、格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の壁構造であって、断熱性パネルを有し、前記断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記枠体の前記平板と反対側の面に固定された内壁材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材とを有し、前記枠組みは側部内面にそれぞれ両端まで伸びるパネル保持溝を有し、前記内壁材が室内側に向けられ、前記平板は両側端が前記パネル保持溝に嵌合されて枠組み開口を塞ぎ、前記枠組みに前記内壁材の縁部を覆う化粧材が設けられていることを、特徴とする。
【0011】
請求項の本発明に係る壁構造は、格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の壁構造であって、断熱性パネルを有し、前記断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材と、前記平板との間で前記定型性断熱材を挟むよう前記胴縁材に固定された外壁材とを有し、前記枠組みは側部内面にそれぞれ両端まで伸びるパネル保持溝を有し、前記外壁材が室外側に向けられ、前記平板は両側端が前記パネル保持溝に嵌合されて枠組み開口を塞ぎ、前記枠組みに前記外壁材の縁部を覆う化粧材が設けられていることを、特徴とする。
【0012】
請求項の本発明に係る壁構造は、格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の壁構造であって、断熱性パネルを有し、前記断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記枠体の前記平板と反対側の面に固定された内壁材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材とを有し、前記平板との間で前記定型性断熱材を挟むよう前記胴縁材に固定された外壁材を有し、前記平板の周縁を包囲するよう設けられたパッキン材を有し、前記胴縁材は固定部と押さえ部とを有し、前記固定部は前記平板を介して前記補強材に固定されて前記定型性断熱材の一端に隣接し、前記押さえ部は前記固定部に垂直に設けられて前記平板との間で前記定型性断熱材の一端側側部を覆っており、前記枠組みは側部内面にそれぞれ両端まで伸びるパネル保持溝を有し、前記内壁材が室内側に前記外壁材が室外側に向けられ、前記平板は両側端が前記パッキン材とともに前記パネル保持溝に嵌合されて枠組み開口を塞ぎ、前記パッキン材は前記枠組みに密着して前記枠組み開口を塞ぎ、前記枠組みに前記内壁材および前記外壁材の縁部を覆う化粧材が設けられていることを、特徴とする。
【0013】
請求項の本発明に係る壁構造は、格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の壁構造であって、断熱性パネルを有し、前記断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記枠体の前記平板と反対側の面に固定された内壁材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材とを有し、前記平板との間で前記定型性断熱材を挟むよう前記胴縁材に固定された外壁材を有し、前記平板は周縁を前記枠体より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定され、前記定型性断熱材は前記平板の周縁に対し内側に間隙をあけて設けられており、前記枠組みは両側内面内周に環状のパネル保持溝を有し、前記内壁材が室内側に前記外壁材が室外側に向けられ、前記平板は周縁が前記パネル保持溝に嵌合されて枠組み開口を塞ぎ、前記枠組みに前記内壁材および前記外壁材の縁部を覆う化粧材が設けられていることを、特徴とする。
【0014】
断熱性パネルは、壁材のほか、床材または天井材に用いられてもよい。平板には、気密性シートが貼られていてもよい。この場合、気密性シートは、アルミ箔と合成樹脂とを張り合わせたもの、合成樹脂単体、ゴム、その他、気密性を有する材質であれば、いかなる材質から成ってもよい。パッキン材は、外面に剥離テープを有することが好ましい。剥離テープは、パネル保持溝に嵌合する際、それらとの滑りを良くし、嵌合を容易にする。パッキン材には、例えばEPDMなどの材質を用いることができる。枠組みは、例えば、土台、根太、胴縁材、柱または梁により格子状に組まれる。なお、本明細書中で、「梁」の概念には、桁を含む。また、「柱」の概念には、支柱、間柱、束を含む。
【0015】
本発明の第1乃至第4の関連技術の断熱性パネルは、格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物で使用される。枠組みは、側部内面にそれぞれ両端まで伸びるパネル保持溝を有する。断熱性パネルは、内壁材を室内側に向けるかまたは外壁材を室外側に向けて、枠組み開口を塞ぐよう枠組みの内側に嵌合される。平板は、両側端がパネル保持溝に嵌合される。平板は、枠組みの内側に嵌合されて枠組みの内側方向への力に対して強度を高める。パッキン材は、枠組みから平板に振動が伝わるのを防ぐとともに、平板と枠組みとの寸法誤差を吸収する。定型性断熱材は、断熱性を付与する。胴縁材は、外壁材の固定を容易にする。断熱性パネルは、内壁材または外壁材を有するので、枠組みの開口を塞ぐと同時に内壁材または外壁材が設けられ、施工を容易にすることができる。なお、断熱性パネルは、内壁材および外壁材の両方を有していてもよい。この場合、施工をさらに容易にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の形態を示している。
図1に示すように、木造建築物の壁構造は、土台または根太、柱および梁から成る4本の枠材により格子状に組まれた枠組み1を有する。枠組み1は、側部の柱の内面にそれぞれ両端まで伸びるパネル保持溝を有する。
【0017】
木造建築物の壁構造は、断熱性パネル10を有する。図1に示すように、断熱性パネル10は、矩形状の平板11と、平板側パッキン材12と、矩形状の定型性断熱材13と、断熱材側パッキン材14と、枠体15と、補強材16a,16bと、胴縁材17と、枠体側断熱材18と、内壁材19と、外壁材20とを有する。平板11は、両面に気密性シートが張り付けられており、気密性を有する。平板側パッキン材12および断熱材側パッキン材14は、幅10ミリ、厚さ10ミリ程度の粘着性テープから成り、気密性およびクッション性を有する。平板側パッキン材12および断熱材側パッキン材14は、一方の面に剥離テープが張り付けられている。
【0018】
平板側パッキン材12は、平板11の周縁を包囲するよう設けられ、平板11の周縁に張り付けられている。定型性断熱材13は、平板11と同じ高さで、平板11より短い幅を有する。定型性断熱材13は、四辺を平板11の四辺とそれぞれ平行にして平板11の両側端11aに対し内側に間隙をあけて、枠体15と反対側となる平板11の一方の面に張り付けられている。
【0019】
断熱材側パッキン材14は、定型性断熱材13の周縁を包囲するよう設けられ、定型性断熱材13の周縁に張り付けられている。断熱材側パッキン材14は、平板側パッキン材12との間に間隔をおくよう平板11と反対側の端部の周縁に設けられている。これにより、運搬の際に定型性断熱材14を衝撃から保護しやすくなるとともに、平板側パッキン材12と断熱材側パッキン材14との間に空気層が形成され、断熱性を高めることができる。
【0020】
図2および図3に示すように、枠体15は、矩形状であって、2本の竪材15aと2本の横材15bと補強材16a,16bとから成っている。平板11は、枠体15の片面に枠体開口15cを塞ぐよう固定されている。枠体15は、四辺を平板11の四辺とそれぞれ平行にして設けられている。平板11は、両側端を枠体15の各竪材15aより外側に突出させて枠体15の片面に設けられている。枠体15は、定型性断熱材14と平板11を挟んで外周の位置が一致している。
【0021】
補強材16aは、各竪材15aと平行であって平板11に接して両端が各横材15bに固定されている。補強材16bは、各横材15bと平行であって平板11に接して両端が各竪材15aに固定されている。胴縁材17は、平板11の一方の面に補強材16aの反対側で固定されている。胴縁材17は、固定部17aと押さえ部17bとを一体的に有する。固定部17aは、平板11を介して補強材16aに固定されて定型性断熱材14の一端に隣接している。押さえ部17bは固定部17aに垂直に設けられて平板11との間で定型性断熱材14の一端側側部14aを覆っている。枠体側断熱材18は、枠体15の内部に設けられている。この場合、胴縁材17により壁材の下地材として壁材の固定を容易にするとともに、定型性断熱材14の一端側側部14aを覆うことにより熱欠損を防止することができる。
【0022】
内壁材19は、枠体15の平板11と反対側の面に固定されている。内壁材19は、枠体15と同じ大きさを有し、枠体15に周囲が一致するよう固定されている。外壁材20は、平板11との間で定型性断熱材14を挟むよう胴縁材17の押さえ部17bに固定されている。外壁材20は、枠体15より大きく、枠体15より周縁を突出させて押さえ部17bに固定されている。外壁材20と定型性断熱材14との間には、通風性をもたせるために間隙が形成される。
【0023】
壁構造では、断熱性パネル10の内壁材9が室内側に外壁材20が室外側に向けられている。竪材15aの室外側の面には、押さえ部17bと同じ厚さの板材15dが固定されている。図1に示すように、平板11は、両側端11aが平板側パッキン材12とともにパネル保持溝に嵌合されて枠組み開口4aを塞いでいる。平板側パッキン材12および断熱材側パッキン材14は、枠組み1に密着して枠組み開口4aを塞いでいる。壁構造は、化粧材21,22を有する。化粧材21,22は、それぞれ内壁材19および外壁材20の縁部を覆うように枠組み1に設けられる。
【0024】
壁構造を施工する場合には、まず、枠組み1の土台または根太に柱の一方を固定した状態で、それらに断熱性パネル10の下部および一方の側部を取り付ける。次に、もう一方の柱2を土台または根太および断熱性パネル10の他方の側部に取り付け、最後に梁を2本の柱および断熱性パネル10の上部に取り付ける。このように、枠組み1を組み立てる際に、断熱性パネル10は取り付けられる。内壁材19は、枠組み開口4aの外側に設けられる。そして、枠組み1に化粧材21,22が設けられる。
【0025】
次に作用を説明する。
図1に示すように、断熱性パネル10は、格子状に組まれた枠組み1を有する木造建築物で使用される。木造建築物の壁構造は、複数の断熱性パネル10を土台または根太、柱または梁から成る4本の枠材で囲むことにより施工することができる。断熱性パネル10は、内壁材19を室内側に外壁材20を室外側に向け、枠組み開口4aを塞ぐよう枠組み1の内側に嵌合される。平板側パッキン材12および断熱材側パッキン材14は、枠組み1の内面に密着させる。平板11は、枠組み1の内側に嵌合されて枠組み1の内側方向への力に対して強度を高める。
【0026】
平板側パッキン材12は、平板11の周縁で気密性を保つことにより冬季の結露を防止する。断熱材側パッキン材14は、定型性断熱材13の周縁で気密性を保つことにより夏季の結露を防止する。平板側パッキン材12および断熱材側パッキン材14は、枠組み1から平板11および定型性断熱材13に振動が伝わるのを防ぐとともに、平板11および定型性断熱材13と枠組み1との寸法誤差を吸収する。断熱材側パッキン材14は、運搬の際、定型性断熱材13が割れたり欠けたりしないよう保護する役割も有する。定型性断熱材13は、断熱性を付与する。胴縁材17は、外壁材20の固定を容易にする。断熱性パネル10は、内壁材19および外壁材20を有するので、枠組み開口4aを塞ぐと同時に内壁材19および外壁材20が設けられ、施工を容易にすることができる。
【0027】
なお、定型性断熱材13は、四辺を平板11の四辺とそれぞれ平行にして平板11の周縁に対し間隙をあけて平板11の一方の面に設けられていてもよい。この場合、木造建築物の壁構造は、枠組み1の両側内面内周に環状のパネル保持溝を有するようにし、平板11の周縁を平板側パッキン材12とともにパネル保持溝に嵌合する。
【0028】
また、図4に示すように、内壁材19は、枠組み開口4aの内側に設けられてもよい。平板11には、竪材15aの反対側に胴縁材23を固定してもよい。胴縁材23は、胴縁材22と同様に固定部23aと押さえ部23bとを有する。固定部23aは、平板11を介して竪材15aに固定されて定型性断熱材13の一端に隣接する。押さえ部23bは、固定部23aに垂直に設けられて平板11との間で定型性断熱材13の一端側側部を覆う。外壁材20は、押さえ部23bに固定されている。
【0029】
なお、化粧材22は、板材15dを一体的に有していてもよい。断熱材側パッキン材14および枠体側断熱材18は、製造コストを下げるため、省略してもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る壁構造によれば、内壁材または外壁材の取付けが容易で、壁の施工を容易にすることができる。また、運搬の際、定型性断熱材が割れたり欠けたりしないよう保護することができる。さらに、木造建築物の枠組みの内側方向への力に対して強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の壁構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の壁構造の断熱性パネルの枠体を示す正面図である。
【図3】 図1の枠体を示す側面図である。
【図4】 図1の壁構造の変形例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 枠組み
10 断熱性パネル
11 平板
12 平板側パッキン材
13 定型性断熱材
14 断熱材側パッキン材
15 枠体
16 補強材
17 胴縁材
18 枠体側断熱材
19 内壁材
20 外壁材
21 化粧材

Claims (4)

  1. 格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の壁構造であって、
    断熱性パネルを有し、
    前記断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記枠体の前記平板と反対側の面に固定された内壁材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材とを有し、
    前記枠組みは側部内面にそれぞれ両端まで伸びるパネル保持溝を有し、前記内壁材が室内側に向けられ、前記平板は両側端が前記パネル保持溝に嵌合されて枠組み開口を塞ぎ、前記枠組みに前記内壁材の縁部を覆う化粧材が設けられていることを、
    特徴とする壁構造。
  2. 格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の壁構造であって、
    断熱性パネルを有し、
    前記断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材と、前記平板との間で前記定型性断熱材を挟むよう前記胴縁材に固定された外壁材とを有し、
    前記枠組みは側部内面にそれぞれ両端まで伸びるパネル保持溝を有し、前記外壁材が室外側に向けられ、前記平板は両側端が前記パネル保持溝に嵌合されて枠組み開口を塞ぎ、前記枠組みに前記外壁材の縁部を覆う化粧材が設けられていることを、
    特徴とする壁構造。
  3. 格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の壁構造であって、
    断熱性パネルを有し、
    前記断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記枠体の前記平板と反対側の面に固定された内壁材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材とを有し、
    前記平板との間で前記定型性断熱材を挟むよう前記胴縁材に固定された外壁材を有し、前記平板の周縁を包囲するよう設けられたパッキン材を有し、前記胴縁材は固定部と押さえ部とを有し、前記固定部は前記平板を介して前記補強材に固定されて前記定型性断熱材の一端に隣接し、前記押さえ部は前記固定部に垂直に設けられて前記平板との間で前記定型性断熱材の一端側側部を覆っており、前記枠組みは側部内面にそれぞれ両端まで伸びるパネル保持溝を有し、前記内壁材が室内側に前記外壁材が室外側に向けられ、前記平板は両側端が前記パッキン材とともに前記パネル保持溝に嵌合されて枠組み開口を塞ぎ、前記パッキン材は前記枠組みに密着して前記枠組み開口を塞ぎ、前記枠組みに前記内壁材および前記外壁材の縁部を覆う化粧材が設けられていることを、
    特徴とする壁構造。
  4. 格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の壁構造であって、
    断熱性パネルを有し、
    前記断熱性パネルは、2本の竪材と、2本の横材と、各竪材と平行であって両端が各横 材に固定された補強材とから成る矩形状の枠体と、両側端を前記枠体の各竪材より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定された矩形状の平板と、前記平板の前記枠体と反対側の面に設けられた矩形状の定型性断熱材と、前記枠体の前記平板と反対側の面に固定された内壁材と、前記平板に前記補強材の反対側で固定された胴縁材とを有し、
    前記平板との間で前記定型性断熱材を挟むよう前記胴縁材に固定された外壁材を有し、前記平板は周縁を前記枠体より外側に突出させて前記枠体の片面に枠体開口を塞ぐよう固定され、前記定型性断熱材は前記平板の周縁に対し内側に間隙をあけて設けられており、前記枠組みは両側内面内周に環状のパネル保持溝を有し、前記内壁材が室内側に前記外壁材が室外側に向けられ、前記平板は周縁が前記パネル保持溝に嵌合されて枠組み開口を塞ぎ、前記枠組みに前記内壁材および前記外壁材の縁部を覆う化粧材が設けられていることを、
    特徴とする壁構造。
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