JP3769097B2 - 木造建築物および木造建築物の施工方法 - Google Patents
木造建築物および木造建築物の施工方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、気密性および構造強度を高めるパネル材およびそのパネル材を用いた木造建築物の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパネル材および木造建築物の施工方法としては、特公平7−54015号公報に示すものがある。すなわち、合板の室内面に密閉用フィルムを介してパネル下地枠を添着し、合板の室外面に断熱板を添着してパネル材が構成され、このパネル材のパネル下地枠を壁面用フレームの開口部に嵌合して木造建築物を施工するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、施工の際、密閉用フィルムを介して合板を壁面用フレームに釘で固定して密閉性を確保するため、密閉用フィルムと壁面用フレームとの間に隙間ができないよう釘打ち箇所を多くしなければならず、施工に手数がかかるという問題点があった。また、従来の技術では、合板を壁面用フレームに釘で固定するとともに、壁面用フレームの内側にパネル下地枠を嵌合して構造強度が得られているが、パネル下地枠のような枠体は内側方向への力に弱いため、大地震に対しては強度が不十分のおそれがあるという問題点があった。さらに、断熱板が柱の厚みより外側に張り出しているため、施工される木造建築物の壁厚が厚くなり、その分、活用スペースを取られるという問題点があった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、気密性および構造強度を高めるとともに、壁厚、床厚または天井厚を薄くして活用スペースを広げることができるパネル材および木造建築物の施工方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の本発明に係る木造建築物は、土台、根太、柱または梁により格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物であって、前記枠組みは枠組み開口を包囲する全体が矩形状のシート保持溝を室外側に有し、前記枠組みの内側に前記枠組み開口を塞ぐよう固定された板材と、前記板材および前記枠組みに沿って前記枠組み開口を室外側から覆い、少なくとも前記シート保持溝の位置まで延びる気密性シートと、前記気密性シートを挟んで前記シート保持溝全体に嵌合し、前記気密性シートを固定する嵌合部材と、前記枠組み開口の内側に室外側から収容される板状断熱材とを、有することを特徴とする。板材と気密性シートと嵌合部材と板状断熱材とは、パネル材を構成する。
【0006】
パネル材は、壁材、床材または天井材に用いられてもよい。気密性シートは、アルミ箔と合成樹脂とを張り合わせたもの、合成樹脂単体、ゴム、その他、気密性を有する材質であれば、いかなる材質から成ってもよい。気密性シートは、片面または両面が粘着性を有することが好ましい。板状断熱材は、枠組み開口の内側に嵌合しても、気密性シートに接着してもよい。板状断熱材は、側面周囲にフランジを有して、フランジで枠組み開口に釘または接着剤で固定してもよい。嵌合部材は、枠組みより室外側に突出して、下地材を兼ねることが好ましい。パネル材が壁材に用いられる場合、枠組み上部または下部の嵌合部材は、凹凸を有して、枠組みより室外側に突出する釘打ち部と枠組みと平坦な空気流通部とを形成してもよい。なお、本明細書中で、「梁」の概念には、桁を含む。また、「柱」の概念には、支柱、間柱、束を含む。
【0007】
請求項1の本発明に係る木造建築物は、気密性シートを介して嵌合部材がシート保持溝に嵌合し、気密性シートの周囲の気密性を確実に保つ。板材は、枠組みの内側で枠組み開口を塞ぐよう固定され、枠組みの内側方向への力に対して強度を高める。板状断熱材は、枠組み開口の内側に収まり、壁厚、床厚または天井厚に影響を与えない。板状断熱材は、枠組み開口の内側にあって構造の強度を高めるのにも役立つ。
【0008】
請求項2の本発明に係る木造建築物では、請求項1の木造建築物において、前記枠組みは内側に全体が矩形状の板材保持溝を有し、前記板材は前記板材保持溝に気密性パッキン材を介して嵌合しており、前記板材の室内側に前記枠組みに嵌合する木枠が設けられていることを、特徴とする。
【0009】
板材保持溝は、枠組みの1対の対向面で一端まで通じていることが好ましい。この場合、板材保持溝に気密性パッキン材を張り付けておき、枠組みの1辺が開いた状態で1対の対向面の板材保持溝に一端から板材を差し込んで嵌合させることができ、板材の固定が容易になる。気密性パッキン材は、片面または両面が粘着性を有することが好ましい。木枠は、内側に補強材を有することが好ましい。
【0010】
請求項2の本発明に係る木造建築物は、板材を板材保持溝に嵌合させることにより、板材の固定が容易になるとともに、構造強度が高められる。気密性パッキン材は、板材と枠組みとの間の気密性を高めるとともに、板材保持溝と板材との寸法誤差を吸収する。木枠は、室内側の下地材になるとともに、構造強度を高める。
【0011】
請求項3の本発明に係る木造建築物では、土台、根太、柱または梁により格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の木造建築物であって:前記枠組みは枠組み開口を包囲する全体が矩形状のシート保持溝を室外側に有し、内側に全体が矩形状の板材保持溝を有し;前記シート保持溝と前記板材保持溝との間を覆う気密性シートと;前記枠組みの内側で前記枠組み開口を塞ぐよう前記気密性シートの上から気密性パッキン材を介して前記板材保持溝に嵌合する気密性板材と;前記気密性シートを挟んで前記シート保持溝全体に嵌合し、前記気密性シートを固定する嵌合部材と;前記枠組み開口の内側に室外側から収容される板状断熱材とを;有することを特徴とする。
【0012】
請求項3の本発明に係る木造建築物は、気密性シートを介して嵌合部材がシート保持溝に嵌合し、気密性シートの周囲の気密性を確実に保つ。気密性板材は、枠組み開口を塞いで気密性シートと連続し、室内側の気密性を保つ。気密性板材を板材保持溝に嵌合させることにより、気密性板材の固定が容易になるとともに、構造強度が高められる。気密性パッキン材は、気密性板材と枠組みとの間の気密性を高めるとともに、板材保持溝と気密性板材との寸法誤差を吸収する。気密性板材は、枠組みの内側で枠組み開口を塞ぐよう固定され、枠組みの内側方向への力に対して強度を高める。板状断熱材は、枠組み開口の内側に収まり、壁厚、床厚または天井厚に影響を与えない。板状断熱材は、枠組み開口の内側にあって構造の強度を高めるのにも役立つ。なお、気密性パッキン材は、シート保持溝と気密性シートとの間に設けられても、シート保持溝と気密性板材との間に設けられてもよい。
【0013】
請求項4の本発明に係る木造建築物の施工方法は、土台、根太、柱または梁により格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の施工方法であって、前記枠組みは、枠組み開口を包囲する全体が矩形状のシート保持溝を室外側に有し、内側に全体が矩形状の板材保持溝を有し;前記枠組みの内側で前記枠組み開口を塞ぐよう気密性パッキン材を介して前記板材保持溝に板材を嵌合させる工程と;前記板材および前記枠組みに沿って少なくとも前記シート保持溝の位置まで延びる気密性シートで前記枠組み開口を室外側から覆う工程と;前記気密性シートを挟んで嵌合部材を前記シート保持溝全体に嵌合して前記気密性シートを固定する工程と;前記枠組み開口の内側に室外側から板状断熱材を収容する工程とを;有することを特徴とする。
【0014】
請求項4の本発明に係る木造建築物の施工方法では、前述のパネル材を用いて簡単かつ効率的に壁、床または天井を作ることができる。施工される木造建築物は、気密性および構造強度が高められるとともに、壁厚、床厚または天井厚を薄くして活用スペースを広げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の第1形態を示している。
図1および図2に示すように、パネル材10は、柱11および梁12により格子状に組まれた枠組み13を有する木造建築物で用いられる。枠組み13は、枠組み開口14を包囲するシート保持溝15を室外側の面の中央に有する。シート保持溝15は、全体が矩形状である。また、枠組み13は、内側に全体が矩形状の板材保持溝16を有する。パネル材10は、板材20と、気密性シート21と、嵌合部材22,23と、板状断熱材24と、気密性パッキン材25と、木枠26とを有する。
【0016】
図3に示すように、板材20は、矩形状を有し、室内側の面に格子状の木枠26が固定されている。図1の拡大図(A)に示すように、板材20は、枠組み13の内側で気密性パッキン材25を介して板材保持溝16に嵌合される。気密性パッキン材25は、スポンジ層を有する両面粘着テープから成る。板材20を板材保持溝16に嵌合する際には、予め板材保持溝16に気密性パッキン材25を詰め、張り付けておく。板材20は、枠組み13を開いた状態で板材保持溝16に差し込んで嵌合される。板材20の嵌合後、枠組み13は矩形状に閉じて組み立てられる。板材20は、枠組み開口14を完全に塞ぐよう枠組み13に固定される。木枠26は、枠組み13に接してその内側に嵌合される。
【0017】
気密性シート21は、0.1〜1ミリ程度の厚さの両面粘着シートから成り、矩形状に切断される。気密性シート21は、気密性および防湿性を有している。なお、気密性シート21は、粘着性を有しなくてもよく、ポリプロピレンシート、ポリエチレンシート、薄手のゴムシートなどから成ってもよい。気密性シート21は、板材20および枠組み13に沿って枠組み開口14を室外側から覆い、板材20および枠組み13に張り付けられる。図1の拡大図(B)に示すように、気密性シート21は、シート保持溝15の位置まで延び、シート保持溝15の底で隣の枠組み13の気密性シート21と重なり合う。
【0018】
図2に示すように、嵌合部材22は、細長い木材から成り、中央に突条27を有する。嵌合部材22は、枠組み13の柱11に取り付けられる。嵌合部材22の突条27は、気密性シート21を挟んでシート保持溝15の全体に嵌合し、気密性シート21を固定する。嵌合部材22は、通気胴縁または下地材として用いられる。嵌合部材23は、細長い木材から成り、枠組み13の土台および梁12に取り付けられる。嵌合部材23は、図2(A)、(B)に示すように、室外側の面に複数の凹凸28を有する。凹凸28は、低い面28aが枠組み13と平坦で、高い面28bが嵌合部材22と同じ高さを有する。嵌合部材23の凹凸28により、板材20より室外側に空気流通孔29が形成される。
【0019】
板状断熱材24は、側面周囲にフランジ24aを有する。板状断熱材24は、フランジ24aを枠組み13の縁に沿わせて、枠組み開口14の内側に室外側から嵌合され、その内側に収容される。板状断熱材24は、気密性シート21に張り付けられる。さらに、板状断熱材24は、フランジ24aで枠組み開口14に釘または接着剤で固定される。
【0020】
次に作用を説明する。
パネル材10は、板材20を板材保持溝16に嵌合させることにより、釘等で固定する場合に比べて板材20の固定が容易になるとともに、構造強度が高められる。パネル材10は、気密性シート21を介して嵌合部材22,23がシート保持溝15に嵌合し、気密性シート21の周囲の気密性を確実に保つ。気密性パッキン材25は、板材20と枠組み13との間の気密性を高めるとともに、板材保持溝16と板材20との寸法誤差を吸収する。板材20は、枠組み13の内側で枠組み開口14を塞ぐよう固定され、枠組み13の内側方向への力に対して強度を高める。
【0021】
板状断熱材24は、枠組み開口14の内側に収まり、壁厚、床厚または天井厚に影響を与えない。その分、床面積を広くしたり、天井高さを高くしたりすることができる。板状断熱材24は、枠組み開口14の内側にあって構造の強度を高めるのにも役立つ。木枠26は、室内側の下地材になるとともに、構造強度を高める。パネル材10で床を施工する場合には、パネル材10の上に乗って作業をすることにより、作業性を向上させることができる。こうしてできた床および壁に内装および外装を行えば、簡単かつ効率的に壁、床または天井を作ることができる。施工される木造建築物は、気密性および構造強度が高められるとともに、壁厚、床厚または天井厚を薄くして活用スペースを広げることができる。
【0022】
次に、本発明の実施の第2形態について説明する。
図4は、本発明の実施の第2形態を示している。
実施の第2形態のパネル材は、実施の第1形態のパネル材と同様に、土台、根太、柱または梁により格子状に組まれた枠組み13を有する木造建築物で用いられる。枠組み13は、実施の第1形態の枠組みと同様に、枠組み開口14を包囲する矩形状のシート保持溝を室外側に有する。また、枠組み13は、内側に全体が矩形状の板材保持溝16を有する。パネル材は、気密性シート31と、嵌合部材と、気密性板材32と、板状断熱材と、気密性パッキン材33と、木枠とを有する。パネル材の嵌合部材、板状断熱材および木枠は、実施の第1形態のパネル材のものと同様の構成を有し、重複した説明を省略する。
【0023】
気密性シート31は、シート保持溝の底と板材保持溝16の底まで延び、シート保持溝と板材保持溝16との間を覆う。嵌合部材は、気密性シート31を挟んでシート保持溝全体に嵌合し、気密性シート31を固定する。気密性板材32は、実施の第1形態の板材と同様に矩形状を有するが、気密性および防湿性を有している。気密性板材32は、枠組み13の内側で枠組み開口14を塞ぐよう気密性シート31の上から気密性パッキン材33を介して板材保持溝16に嵌合される。気密性板材32は、枠組み13を開いた状態で板材保持溝16に差し込んで嵌合される。気密性板材32の嵌合後、枠組み13は矩形状に閉じて組み立てられる。気密性板材32は、枠組み開口14を完全に塞ぐよう枠組み13に固定される。板状断熱材は、実施の第1形態の板状断熱材と同様に、枠組み開口14の内側に室外側から嵌合され、その内側に収容される。
【0024】
次に、作用について説明する。
パネル材は、気密性シート31を介して嵌合部材がシート保持溝に嵌合し、気密性シート31の周囲の気密性を確実に保つ。気密性シート31は、実施の第1形態の気密性シートに比べて面積が小さく、使用量が少なくて済むので、材料費を安くすることができる。気密性板材32は、枠組み開口14を塞いで気密性シート31と連続し、室内側の気密性を保つ。気密性板材32を板材保持溝16に嵌合させることにより、気密性板材32の固定が容易になるとともに、構造強度が高められる。気密性パッキン材33は、気密性板材32と枠組み13との間の気密性を高めるとともに、板材保持溝16と気密性板材32との寸法誤差を吸収する。気密性板材32は、枠組み13の内側で枠組み開口14を塞ぐよう固定され、枠組み13の内側方向への力に対して強度を高める。板状断熱材は、枠組み開口14の内側に収まり、壁厚、床厚または天井厚に影響を与えない。板状断熱材は、枠組み開口14の内側にあって構造の強度を高めるのにも役立つ。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る木造建築物および木造建築物の施工方法によれば、気密性シートを介して嵌合部材がシート保持溝に嵌合するので、気密性を高めることができ、また、板材が枠組みの内側に固定されるので構造強度が高められ、さらに、板状断熱材が枠組み開口の内側に収まっているので、壁厚、床厚または天井厚を薄くし、活用スペースを広げることができる。
【0026】
特に、請求項2の本発明に係る木造建築物は、板材が板材保持溝に嵌合しているので、板材の固定が容易でかつ構造強度をさらに高めることができる。
【0027】
特に、請求項3の本発明に係る木造建築物は、気密性シートの使用量を少なくして、材料費を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態のパネル材の施工の際の分解断面図および要部拡大図である。
【図2】図1のパネル材の(A)室外側から見た背面図、柱および梁の断面図および(B)嵌合部材の斜視図である。
【図3】図1のパネル材の板材および木枠を室内側から見た正面図である。
【図4】本発明の実施の第2形態のパネル材の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 パネル材
13 枠組み
14 枠組み開口
15 シート保持溝
16 板材保持溝
20 板材
21 気密性シート
22,23 嵌合部材
24 板状断熱材
25 気密性パッキン材
26 木枠
Claims (4)
- 土台、根太、柱または梁により格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物であって、
前記枠組みは枠組み開口を包囲する全体が矩形状のシート保持溝を室外側に有し、
前記枠組みの内側に前記枠組み開口を塞ぐよう固定された板材と、
前記板材および前記枠組みに沿って前記枠組み開口を室外側から覆い、少なくとも前記シート保持溝の位置まで延びる気密性シートと、
前記気密性シートを挟んで前記シート保持溝全体に嵌合し、前記気密性シートを固定する嵌合部材と、
前記枠組み開口の内側に室外側から収容される板状断熱材とを、
有することを特徴とする木造建築物。 - 前記枠組みは内側に全体が矩形状の板材保持溝を有し、前記板材は前記板材保持溝に気密性パッキン材を介して嵌合しており、前記板材の室内側に前記枠組みに嵌合する木枠が設けられていることを、特徴とする請求項1記載の木造建築物。
- 土台、根太、柱または梁により格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物であって、
前記枠組みは枠組み開口を包囲する全体が矩形状のシート保持溝を室外側に有し、内側に全体が矩形状の板材保持溝を有し、
前記シート保持溝と前記板材保持溝との間を覆う気密性シートと、
前記枠組みの内側で前記枠組み開口を塞ぐよう前記気密性シートの上から気密性パッキン材を介して前記板材保持溝に嵌合する気密性板材と、
前記気密性シートを挟んで前記シート保持溝全体に嵌合し、前記気密性シートを固定する嵌合部材と、
前記枠組み開口の内側に室外側から収容される板状断熱材とを、
有することを特徴とする木造建築物。 - 土台、根太、柱または梁により格子状に組まれた枠組みを有する木造建築物の施工方法であって、前記枠組みは、枠組み開口を包囲する全体が矩形状のシート保持溝を有し、内側に全体が矩形状の板材保持溝を有し、
前記枠組みの内側で前記枠組み開口を塞ぐよう気密性パッキン材を介して前記板材保持溝に板材を嵌合させる工程と、
前記板材および前記枠組みに沿って少なくとも前記シート保持溝の位置まで延びる気密性シートで前記枠組み開口を室外側から覆う工程と、
前記気密性シートを挟んで嵌合部材を前記シート保持溝全体に嵌合して前記気密性シートを固定する工程と、
前記枠組み開口の内側に室外側から板状断熱材を収容する工程とを、
有することを特徴とする木造建築物の施工方法。
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