JP2873444B2 - 建築用パネル - Google Patents
建築用パネルInfo
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- JP2873444B2 JP2873444B2 JP8075944A JP7594496A JP2873444B2 JP 2873444 B2 JP2873444 B2 JP 2873444B2 JP 8075944 A JP8075944 A JP 8075944A JP 7594496 A JP7594496 A JP 7594496A JP 2873444 B2 JP2873444 B2 JP 2873444B2
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Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、建築用パネルに係
り、特に、気密，断熱の住宅等の建物を構成する建築用
パネルに関する。
り、特に、気密，断熱の住宅等の建物を構成する建築用
パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、住宅等の建物を構築する際、工期
の短縮を図るために、壁，床，屋根，天井等をパネル化
し、このパネルを接合して構築するだけで、ある程度建
物の骨格が完成するようにした工法が普及してきてい
る。また、近年の住宅においては、できるだけ、気密性
及び断熱性を高くして、居住性を高めることも行なわれ
ており、従来においては、上記のパネルを、予め、気
密，断熱性を付与して製造し、これに対応させるように
している。
の短縮を図るために、壁，床，屋根，天井等をパネル化
し、このパネルを接合して構築するだけで、ある程度建
物の骨格が完成するようにした工法が普及してきてい
る。また、近年の住宅においては、できるだけ、気密性
及び断熱性を高くして、居住性を高めることも行なわれ
ており、従来においては、上記のパネルを、予め、気
密，断熱性を付与して製造し、これに対応させるように
している。
【０００３】従来、この種の建築用パネルとしては、例
えば、図６に示すように、他のパネルと接続させられる
側端面１ａを有した周囲枠１と、周囲枠１内に充填させ
られて設けられる発泡スチロール等の断熱材２と、断熱
材２の室内及び室外側に設けられる内装パネル３及び外
装パネル４とを備え、内装パネル３に該内装パネル３を
介して断熱材２を覆い水密及び気密性の防湿シート５を
被覆して形成されているものがある。
えば、図６に示すように、他のパネルと接続させられる
側端面１ａを有した周囲枠１と、周囲枠１内に充填させ
られて設けられる発泡スチロール等の断熱材２と、断熱
材２の室内及び室外側に設けられる内装パネル３及び外
装パネル４とを備え、内装パネル３に該内装パネル３を
介して断熱材２を覆い水密及び気密性の防湿シート５を
被覆して形成されているものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の建築用パネルにおいては、防湿シート５によっ
て、気密性が確保されてはいるが、室内側の音が反射し
易く、そのため、吸音性に劣るという問題があった。本
発明は、このような実情に鑑みて為されたもので、気密
性を損なうことなく、吸音性の向上を図った建築用パネ
ルを提供することを目的とする。
従来の建築用パネルにおいては、防湿シート５によっ
て、気密性が確保されてはいるが、室内側の音が反射し
易く、そのため、吸音性に劣るという問題があった。本
発明は、このような実情に鑑みて為されたもので、気密
性を損なうことなく、吸音性の向上を図った建築用パネ
ルを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、建物を構成するパネル
であって、他のパネルと接合させられる側端面を有した
周囲枠と、該周囲枠内に設けられる断熱材と、該断熱材
を覆い水密及び気密性の防湿シートとを備えた建築用パ
ネルにおいて、室内側に凹所が形成されるように周囲枠
の厚さよりも小さい幅に上記断熱材を設け、当該断熱材
の室内側の面に沿って上記防湿シートを張設し、該防湿
シートの室内側の上記凹所内に吸音部材を設けた構成と
している。
るための本発明の技術的手段は、建物を構成するパネル
であって、他のパネルと接合させられる側端面を有した
周囲枠と、該周囲枠内に設けられる断熱材と、該断熱材
を覆い水密及び気密性の防湿シートとを備えた建築用パ
ネルにおいて、室内側に凹所が形成されるように周囲枠
の厚さよりも小さい幅に上記断熱材を設け、当該断熱材
の室内側の面に沿って上記防湿シートを張設し、該防湿
シートの室内側の上記凹所内に吸音部材を設けた構成と
している。
【０００６】そして、必要に応じ、上記防湿シートの他
のパネルとの接合部側に耳部を設けた構成としている。
そしてまた、必要に応じ、上記吸音部材を覆う通気性の
内装パネルを設けた構成としている。また、必要に応
じ、上記周囲枠内に補強梁材を設けた構成としている。
更に、必要に応じ、室外側に外装パネルを設けた構成と
している。更にまた、上記外装パネルの外側に壁板が張
設される胴縁を複数並設し、該胴縁間に断熱材を設けた
構成としている。
のパネルとの接合部側に耳部を設けた構成としている。
そしてまた、必要に応じ、上記吸音部材を覆う通気性の
内装パネルを設けた構成としている。また、必要に応
じ、上記周囲枠内に補強梁材を設けた構成としている。
更に、必要に応じ、室外側に外装パネルを設けた構成と
している。更にまた、上記外装パネルの外側に壁板が張
設される胴縁を複数並設し、該胴縁間に断熱材を設けた
構成としている。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る建築用パネルを説明する。図１乃至
図４には、本発明の実施の形態に係る建築用パネルＰを
示している。この建築用パネルＰは、建物の壁部を構成
するパネルである。建築用パネルＰにおいて、１０は他
のパネルＰと接続させられる側端面１０ａを有した矩形
枠状の木製の周囲枠である。１１は周囲枠１０内に設け
られた木製の補強梁材であって、例えば、左右の周囲枠
１０を構成する部材と平行に複数本設けられている。
の実施の形態に係る建築用パネルを説明する。図１乃至
図４には、本発明の実施の形態に係る建築用パネルＰを
示している。この建築用パネルＰは、建物の壁部を構成
するパネルである。建築用パネルＰにおいて、１０は他
のパネルＰと接続させられる側端面１０ａを有した矩形
枠状の木製の周囲枠である。１１は周囲枠１０内に設け
られた木製の補強梁材であって、例えば、左右の周囲枠
１０を構成する部材と平行に複数本設けられている。
【０００８】１２は周囲枠１０内に設けられる断熱材で
あり、例えば、イソシアヌレート，発泡スチロール，発
泡ウレタン等の材料で構成されている。この断熱材１２
は、室内側に凹所１３が形成されるように周囲枠１０の
厚さＤよりも小さい幅Ｄ１になるように設けられてい
る。
あり、例えば、イソシアヌレート，発泡スチロール，発
泡ウレタン等の材料で構成されている。この断熱材１２
は、室内側に凹所１３が形成されるように周囲枠１０の
厚さＤよりも小さい幅Ｄ１になるように設けられてい
る。
【０００９】１４は断熱材１２を覆い水密及び気密性の
防湿シートであって、断熱材１２の室内側の面に沿って
張設されている。防湿シート１４としては、例えば、厚
さ１ｍｍ程度の板紙にアルミコーティングをしたもの、
厚さ１ｍｍ程度の板紙にアルミ泊を貼ったもの、あるい
は、ビニールシートやアルミ箔シート等が用いられる。
防湿シート１４の左右端には、周囲枠１０の外側に向け
て延設されており、他のパネルとの接合部を覆うための
耳部１５が設けられている。
防湿シートであって、断熱材１２の室内側の面に沿って
張設されている。防湿シート１４としては、例えば、厚
さ１ｍｍ程度の板紙にアルミコーティングをしたもの、
厚さ１ｍｍ程度の板紙にアルミ泊を貼ったもの、あるい
は、ビニールシートやアルミ箔シート等が用いられる。
防湿シート１４の左右端には、周囲枠１０の外側に向け
て延設されており、他のパネルとの接合部を覆うための
耳部１５が設けられている。
【００１０】２０は防湿シート１４の室内側の凹所１３
内に設けられた吸音部材であって、例えば、グラスウー
ル，セルロースファイバ等で構成されている。２１は吸
音部材２０を覆う通気性の内装パネルであって、周囲枠
１０に対して、左右いずれか一方側にずれて、釘等で止
着されている。即ち、内装パネル２１の一側縁２１ａは
周囲枠１０を構成する部材よりも突出し、他側縁２１ｂ
は周囲枠１０を構成する部材よりも内側に位置し、パネ
ルＰ同士が接合された状態では、隣り合う内装パネル２
１同士が連設するように、その寸法が定められている。
内に設けられた吸音部材であって、例えば、グラスウー
ル，セルロースファイバ等で構成されている。２１は吸
音部材２０を覆う通気性の内装パネルであって、周囲枠
１０に対して、左右いずれか一方側にずれて、釘等で止
着されている。即ち、内装パネル２１の一側縁２１ａは
周囲枠１０を構成する部材よりも突出し、他側縁２１ｂ
は周囲枠１０を構成する部材よりも内側に位置し、パネ
ルＰ同士が接合された状態では、隣り合う内装パネル２
１同士が連設するように、その寸法が定められている。
【００１１】２２は室外側に設けられる外装パネルであ
って、上記内装パネル２１と同様に、周囲枠１０に対し
て、左右いずれか一方側にずれて、釘等で止着されてい
る。即ち、外装パネル２２の一側縁２２ａは周囲枠１０
を構成する部材よりも突出し、他側縁２２ｂは周囲枠１
０を構成する部材よりも内側に位置し、パネルＰ同士が
接合された状態では、隣り合う外装パネル２２同士が連
設するように、その寸法が定められている。
って、上記内装パネル２１と同様に、周囲枠１０に対し
て、左右いずれか一方側にずれて、釘等で止着されてい
る。即ち、外装パネル２２の一側縁２２ａは周囲枠１０
を構成する部材よりも突出し、他側縁２２ｂは周囲枠１
０を構成する部材よりも内側に位置し、パネルＰ同士が
接合された状態では、隣り合う外装パネル２２同士が連
設するように、その寸法が定められている。
【００１２】また、外装パネル２２の外側には、壁板
（図示せず）が張設される複数の胴縁２３が釘等で並設
されており、また、この胴縁２３間にも、上記と同様の
断熱材２４が設けられている。
（図示せず）が張設される複数の胴縁２３が釘等で並設
されており、また、この胴縁２３間にも、上記と同様の
断熱材２４が設けられている。
【００１３】次に、この建築用パネルＰの製造工程につ
いて説明する。図２（ａ）に示すように、予め、周囲枠
１０を作成し、この周囲枠１０に外装パネル２２を打ち
付ける。次に、図２（ａ）（ｂ）に示すように、防湿シ
ート１４の付設部位と同位に位置する鉄板等のボード３
０を配設し、この状態で、断熱材１２を充填機等により
吹き出し充填する。その後、図３（ａ）に示すように、
ボード３０を取り外し、防湿シート１４を接着剤で貼着
する。尚、防湿シート１４が上記の厚さ１ｍｍ程度の板
紙にアルミコーティングをしたもの等ある程度硬質のも
のである場合には、ボード３０を使用せずに、直接防湿
シート１４を付設しておいて、これに断熱材１２を充填
するようにしても良い。次に、図３（ｂ）に示すよう
に、凹所１３に吸音部材２０を充填する。それから、図
３（ｃ）に示すように、内装パネル２１を打ち付ける。
また、外装パネル２２に胴縁２３を打ち付け、上記と同
様に断熱材１２を充填する。
いて説明する。図２（ａ）に示すように、予め、周囲枠
１０を作成し、この周囲枠１０に外装パネル２２を打ち
付ける。次に、図２（ａ）（ｂ）に示すように、防湿シ
ート１４の付設部位と同位に位置する鉄板等のボード３
０を配設し、この状態で、断熱材１２を充填機等により
吹き出し充填する。その後、図３（ａ）に示すように、
ボード３０を取り外し、防湿シート１４を接着剤で貼着
する。尚、防湿シート１４が上記の厚さ１ｍｍ程度の板
紙にアルミコーティングをしたもの等ある程度硬質のも
のである場合には、ボード３０を使用せずに、直接防湿
シート１４を付設しておいて、これに断熱材１２を充填
するようにしても良い。次に、図３（ｂ）に示すよう
に、凹所１３に吸音部材２０を充填する。それから、図
３（ｃ）に示すように、内装パネル２１を打ち付ける。
また、外装パネル２２に胴縁２３を打ち付け、上記と同
様に断熱材１２を充填する。
【００１４】このように形成された建築用パネルＰを組
み付けるときは、順次所定部位に構築していく。このと
き、図４に示すように、隣り合う周囲枠１０同士が連設
されるとともに、内装パネル２１及び外装パネル２２同
士が連設される。そして、例えば、耳部１５を該耳部１
５同士を接合させて内装パネル２１に沿って折り曲げ、
更に、テープ３１等を上から貼着する。これにより、耳
部１５がなく単にテープのみで接合部を塞ぐ場合に比較
して、耳部１５を折り曲げている分、パネルＰとパネル
Ｐとの接合部が密封させられるので、気密を確実に確保
できる。また、この場合、建築用パネルＰは、内装パネ
ル２１，外装パネル２２及び胴縁２３を予め備えている
ので、現場での内装及び外装工事に要する時間が短縮化
され、施工効率が大幅に向上させられる。尚、建築用パ
ネルＰの組み付けが終ったならば、その後、胴縁２３に
壁板を打ち付け、内装パネル２１に壁紙や装飾パネルを
貼る等して仕上げを行なう。
み付けるときは、順次所定部位に構築していく。このと
き、図４に示すように、隣り合う周囲枠１０同士が連設
されるとともに、内装パネル２１及び外装パネル２２同
士が連設される。そして、例えば、耳部１５を該耳部１
５同士を接合させて内装パネル２１に沿って折り曲げ、
更に、テープ３１等を上から貼着する。これにより、耳
部１５がなく単にテープのみで接合部を塞ぐ場合に比較
して、耳部１５を折り曲げている分、パネルＰとパネル
Ｐとの接合部が密封させられるので、気密を確実に確保
できる。また、この場合、建築用パネルＰは、内装パネ
ル２１，外装パネル２２及び胴縁２３を予め備えている
ので、現場での内装及び外装工事に要する時間が短縮化
され、施工効率が大幅に向上させられる。尚、建築用パ
ネルＰの組み付けが終ったならば、その後、胴縁２３に
壁板を打ち付け、内装パネル２１に壁紙や装飾パネルを
貼る等して仕上げを行なう。
【００１５】このように、構築された建築用パネルＰに
おいては、室内側に吸音部材２０が設けられたので、室
内側の音を良く吸収することができ、そのため、室内の
反響を抑制することができ、より快適な空間が提供され
る。また、室内の湿気が外部に漏れ出ようとしても、防
湿シート１４で遮断されるので、気密が保持される。特
に、パネルＰとパネルＰとの接合部が密封させられるの
で、気密を確実に確保できる。そのため、パネルＰ内で
の結露が防止され、パネルＰの耐久性を向上させること
ができる。
おいては、室内側に吸音部材２０が設けられたので、室
内側の音を良く吸収することができ、そのため、室内の
反響を抑制することができ、より快適な空間が提供され
る。また、室内の湿気が外部に漏れ出ようとしても、防
湿シート１４で遮断されるので、気密が保持される。特
に、パネルＰとパネルＰとの接合部が密封させられるの
で、気密を確実に確保できる。そのため、パネルＰ内で
の結露が防止され、パネルＰの耐久性を向上させること
ができる。
【００１６】図５（ａ）（ｂ）には、別の実施の形態に
係る建築用パネルＰを示している。この建築用パネルＰ
は、上記と略同様に構成されるが、上記と異なって、耳
部１５がアルミ箔テープに粘着剤１５ａを塗布した防湿
粘着テープで構成されている。即ち、図５（ａ）に示す
ように、防湿シート１４の左右端を内装パネル２１の左
右端と面一にし、この防湿シート１４の左右端に、予
め、防湿粘着テープからなる耳部１５を貼着して建築用
パネルＰを製造する。そして、図５（ｂ）に示すよう
に、建築用パネルＰを組み付けるときは、隣り合う周囲
枠１０同士を連設し、例えば、耳部１５を該耳部１５の
粘着剤１５ａのない側同士を接合させて内装パネル２１
に沿って折り曲げ、粘着剤１５ａ側を内装パネル２１に
貼着し、更に、テープ３２等を耳部１５の上から貼着す
る。これにより、耳部１５がなく単にテープのみで接合
部を塞ぐ場合に比較して、耳部１５を折り曲げている
分、パネルＰとパネルＰとの接合部が密封させられるの
で、気密を確実に確保できる。他の作用，効果について
は上記と同様である。
係る建築用パネルＰを示している。この建築用パネルＰ
は、上記と略同様に構成されるが、上記と異なって、耳
部１５がアルミ箔テープに粘着剤１５ａを塗布した防湿
粘着テープで構成されている。即ち、図５（ａ）に示す
ように、防湿シート１４の左右端を内装パネル２１の左
右端と面一にし、この防湿シート１４の左右端に、予
め、防湿粘着テープからなる耳部１５を貼着して建築用
パネルＰを製造する。そして、図５（ｂ）に示すよう
に、建築用パネルＰを組み付けるときは、隣り合う周囲
枠１０同士を連設し、例えば、耳部１５を該耳部１５の
粘着剤１５ａのない側同士を接合させて内装パネル２１
に沿って折り曲げ、粘着剤１５ａ側を内装パネル２１に
貼着し、更に、テープ３２等を耳部１５の上から貼着す
る。これにより、耳部１５がなく単にテープのみで接合
部を塞ぐ場合に比較して、耳部１５を折り曲げている
分、パネルＰとパネルＰとの接合部が密封させられるの
で、気密を確実に確保できる。他の作用，効果について
は上記と同様である。
【００１７】
【実施例】実施例に係る建築用パネルＰは、図２（ａ）
に示すように、縦Ｌ１＝２７００ｍｍ，横Ｌ２＝９１０
ｍｍの大きさで、図１に示すように、各部の幅を、周囲
枠１０の厚さＤ＝８８ｍｍ，凹所１３の幅Ｄ１＝４４ｍ
ｍ，内装パネル２１の幅Ｄ２＝１２ｍｍ，外装パネル２
２の幅Ｄ３＝１２ｍｍ，胴縁２３の幅Ｄ４＝５０ｍｍと
している。
に示すように、縦Ｌ１＝２７００ｍｍ，横Ｌ２＝９１０
ｍｍの大きさで、図１に示すように、各部の幅を、周囲
枠１０の厚さＤ＝８８ｍｍ，凹所１３の幅Ｄ１＝４４ｍ
ｍ，内装パネル２１の幅Ｄ２＝１２ｍｍ，外装パネル２
２の幅Ｄ３＝１２ｍｍ，胴縁２３の幅Ｄ４＝５０ｍｍと
している。
【００１８】尚、上記実施の形態において、建築用パネ
ルＰの材質や寸法は、上述したものに限定されるもので
はなく、適宜変更して差し支えない。
ルＰの材質や寸法は、上述したものに限定されるもので
はなく、適宜変更して差し支えない。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建築用パ
ネルによれば、室内側に吸音部材が設けられたので、室
内側の音を良く吸収することができ、そのため、室内の
反響を抑制することができ、より快適な空間を提供する
ことができる。また、室内の湿気が外部に漏れ出ようと
しても、防湿シートで遮断できるので、気密を保持する
ことができ、パネル内での結露を抑止して、パネルの耐
久性を向上させることができる。
ネルによれば、室内側に吸音部材が設けられたので、室
内側の音を良く吸収することができ、そのため、室内の
反響を抑制することができ、より快適な空間を提供する
ことができる。また、室内の湿気が外部に漏れ出ようと
しても、防湿シートで遮断できるので、気密を保持する
ことができ、パネル内での結露を抑止して、パネルの耐
久性を向上させることができる。
【００２０】また、防湿シートの他のパネルとの接合部
側に耳部を設けた場合には、パネルとパネルとの接合部
をこの耳部を用いて塞ぐことができるので、気密を確実
に保持することができ、より一層パネル内での結露を抑
止して、パネルの耐久性を向上させることができる。
側に耳部を設けた場合には、パネルとパネルとの接合部
をこの耳部を用いて塞ぐことができるので、気密を確実
に保持することができ、より一層パネル内での結露を抑
止して、パネルの耐久性を向上させることができる。
【００２１】更に、吸音部材を覆う通気性の内装パネル
を設けた場合には、内装パネルを予め工場等で設けるこ
とができることになるので、現場での内装工事に要する
時間を短縮化でき、施工効率を大幅に向上させることが
できるとともに、外観品質を向上させることができる。
更にまた、周囲枠内に補強梁材を設けた場合には、パネ
ルの強度を高めることができ、耐久性の向上を図ること
ができる。
を設けた場合には、内装パネルを予め工場等で設けるこ
とができることになるので、現場での内装工事に要する
時間を短縮化でき、施工効率を大幅に向上させることが
できるとともに、外観品質を向上させることができる。
更にまた、周囲枠内に補強梁材を設けた場合には、パネ
ルの強度を高めることができ、耐久性の向上を図ること
ができる。
【００２２】また、室外側に外装パネルを設けた場合に
は、外装パネルを予め工場等で設けることができること
になるので、現場での外装工事に要する時間を短縮化で
き、施工効率を大幅に向上させることができる。更に、
外装パネルの外側に壁板が張設される胴縁を複数並設
し、この胴縁間に断熱材を設けた場合には、同様に現場
での外装工事に要する時間を短縮化でき、施工効率を大
幅に向上させることができるとともに、断熱効果をより
一層向上させることができるという効果がある。
は、外装パネルを予め工場等で設けることができること
になるので、現場での外装工事に要する時間を短縮化で
き、施工効率を大幅に向上させることができる。更に、
外装パネルの外側に壁板が張設される胴縁を複数並設
し、この胴縁間に断熱材を設けた場合には、同様に現場
での外装工事に要する時間を短縮化でき、施工効率を大
幅に向上させることができるとともに、断熱効果をより
一層向上させることができるという効果がある。
【図１】本発明の実施の形態に係る建築用パネルの構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】本発明の実施の形態に係る建築用パネルの製造
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図３】本発明の実施の形態に係る建築用パネルの製造
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図４】本発明の実施の形態に係る建築用パネルの組付
け状態を示す断面図である。
け状態を示す断面図である。
【図５】本発明の別の実施の形態に係る建築用パネルの
構成を示す組付け前の断面図（ａ）及び組付け後の断面
図（ｂ）である。
構成を示す組付け前の断面図（ａ）及び組付け後の断面
図（ｂ）である。
【図６】従来の建築用パネルの一例を示す斜視図であ
る。
る。
Ｐ 建築用パネル １０ 周囲枠 １０ａ 側端面 １１ 補強梁材 １２ 断熱材 １３ 凹所 １４ 防湿シート １５ 耳部 ２０ 吸音部材 ２１ 内装パネル ２２ 外装パネル ２３ 胴縁 ２４ 断熱材 ３０ ボード ３１ テープ ３２ テープ
Claims (6)
- 【請求項１】 建物を構成するパネルであって、他のパ
ネルと接合させられる側端面を有した周囲枠と、該周囲
枠内に設けられる断熱材と、該断熱材を覆い水密及び気
密性の防湿シートとを備えた建築用パネルにおいて、室
内側に凹所が形成されるように周囲枠の厚さよりも小さ
い幅に上記断熱材を設け、当該断熱材の室内側の面に沿
って上記防湿シートを張設し、該防湿シートの室内側の
上記凹所内に吸音部材を設けたことを特徴とする建築用
パネル。 - 【請求項２】 上記防湿シートの他のパネルとの接合部
側に耳部を設けたことを特徴とする請求項１記載の建築
用パネル。 - 【請求項３】 上記吸音部材を覆う通気性の内装パネル
を設けたことを特徴とする請求項１または２記載の建築
用パネル。 - 【請求項４】 上記周囲枠内に補強梁材を設けたことを
特徴とする請求項１，２または３記載の建築用パネル。 - 【請求項５】 室外側に外装パネルを設けたことを特徴
とする請求項１，２，３または４記載の建築用パネル。 - 【請求項６】 上記外装パネルの外側に壁板が張設され
る胴縁を複数並設し、該胴縁間に断熱材を設けたことを
特徴とする請求項５記載の建築用パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8075944A JP2873444B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 建築用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8075944A JP2873444B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 建築用パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09268669A JPH09268669A (ja) | 1997-10-14 |
| JP2873444B2 true JP2873444B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=13590855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8075944A Expired - Fee Related JP2873444B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 建築用パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2873444B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1996
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