JP2997565B2 - 断熱パネル - Google Patents

断熱パネル

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JP2997565B2
JP2997565B2 JP13902891A JP13902891A JP2997565B2 JP 2997565 B2 JP2997565 B2 JP 2997565B2 JP 13902891 A JP13902891 A JP 13902891A JP 13902891 A JP13902891 A JP 13902891A JP 2997565 B2 JP2997565 B2 JP 2997565B2
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紀寿 鳥井原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小屋裏を利用した2階建
てスタイルの3層住宅等の天井に断熱材として施工する
断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の断熱パネルの施工においては、現
場において施工者による断熱材の手詰め作業により行わ
れていた。しかし、施工者の手詰め作業によって生じる
施工状態のバラツキにより、断熱材の断熱性能が大きく
左右され、たとえ施工者が十分慎重に断熱材の施工を行
ったとしても、手詰め作業では計算通りの断熱性能を期
待することができず、計算値の6割程度の断熱性能しか
引き出すことができなかったのである。以上のように天
井の断熱材の施工は、現場での手詰め作業により行われ
ており、本発明のごとく、工場で仕上げて現場に搬送す
るような天井断熱パネルは存在しなかったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の天井に施工する
断熱材の断熱性能では、高い断熱性能を要求する小屋裏
を利用した2階建てスタイルの3層住宅の天井の断熱材
として対応できないのである。そこで前記3層住宅の天
井の断熱材を構成する為には、断熱材をパネル化するこ
とにより従来の施工状態のバラツキによる断熱性能の低
下を減少させ、パネルの厚みを上げることなく断熱材の
熱貫流率K=0.30程度の高い断熱性能を確保し、不
熱化、軽量化を図り運搬時にはかさばらないように柔軟
性を備え、パネル施工部に梁などがあっても施工を行う
ことができるようにする必要がある。しかし、従来のル
ーフウォール厚み29mmの内壁枠と同様のパネルを用
いて前記の熱貫流率K=0.30を実現しようとする
と、該内壁枠は熱貫流率K=1.18であるので重量、
体積共に該内壁枠の4倍になるのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決する手段として天井断熱パネルを以下の如く構成し
たのである。即ち、住宅の壁部や屋根裏に敷設する断熱
パネルにおいて、断熱材をパネル枠の室内側と室外側に
分けて取付けるようにし、該パネル枠内側断熱材として
ロックウールを充填し、該パネル枠内側断熱材の室内側
面には防湿フィルムを貼り、該パネル枠外側断熱材とし
てグラスウールを配置し、該パネル枠外側断熱材の室外
側表面にはアルミ蒸着フィルム仕上げをし、パネル枠の
パネル取付部には、該パネル枠外側断熱材を敷設しない
ものである。
【0005】
【作用】天井断熱パネルにおいて、断熱材はパネル枠1
の室内側11と室外側12に分かれている。室内側11
のパネル枠内側断熱材はロックウール2を用いている。
該ロックウール2は天井断熱パネルの不燃料化を図り、
該ロックウール2はグラスウール3に比べ強度があるの
で、断熱材の室内側11への膨張を防止している。該ロ
ックウール2の室内側11には、防湿フィルム4を貼り
該防湿フィルム4は室内側2を気密し、断熱材の段落を
防止している。室外側12のパネル枠外側断熱材はグラ
スウール3を用いている。
【0006】該グラスウール3を軽くて柔らかい繊維糸
断熱材であるので、天井断熱パネルの軽量化を図り、天
井断熱パネルを数枚ごとに圧縮梱包し運搬輸送すること
ができ、また挟小部での天井断熱パネルの施工を容易に
行うことができるのである。該グラスウール3の室外側
12表面はアルミ蒸着フィルム5仕上げをし該アルミ蒸
着フィルム5は輻射断熱を行っている。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の天井断熱パネルPの斜視図、図2は図1のA−A線
断面図、図3は同じくB−B線断面図、図4は天井断熱
パネルPとパネル施工部8の斜視図、図5は天井断熱パ
ネルPとパネル取付け用野縁6の断面図、図6は天井断
熱パネルPをパネル取付け用野縁6と梁9の断面図、図
7は2階建てスタイルの3層住宅の縦断面図である。
【0008】本発明の天井断熱パネルPは断熱材をパネ
ル化することにより高い断熱性能を確保し、図7に示す
小屋裏を利用した2階建てスタイルの3層住宅の屋根裏
部屋16における高い断熱性能を要求する天井の断熱材
として対応できるようにしたのである。
【0009】図1、図2、図3において、断熱材はパネ
ル枠1の室内側12室外側11に分かれ、該パネル枠
1の室内側12にはパネル枠内断熱材としてロックウー
ル2を充填し、該パネル枠1の室外側11にはパネル枠
断熱材として、グラスウール3タッカー止めしてい
る。前記パネル枠内断熱材の室内側12には防湿フィル
ム4を貼り該防湿フィルム4によって室内側12をほぼ
完全に気密し、また断熱材の脱落を防止している。前記
パネル枠外断熱材の室外側11表面には、グラスウール
3をタッカー止めしやすいように通気孔のあるアルミ蒸
着フィルム5仕上げをし該アルミ蒸着フィルムによっ
て幅射断熱を行っている。
【0010】ロックウール2は天井断熱パネルPの不燃
化を図り、該ロックウール2はグラスウール3に比べ強
度があるので天井断熱パネルPの室内側12へのふくら
みを防止している。グラスウール3は軽くて柔らかい繊
維系断熱材であるので天井断熱パネルPの軽量化を図
り、また天井断熱パネルPを枚数ごとに圧縮梱包して運
搬時にはかさばらないようにしている。天井断熱パネル
Pの寸法は1m×1.3mであり、重量は7.5kgで
あり、熱貫流率はK=0.30〜0.40である。ま
た、ロックウール2の厚みは38mmであり、グラスウ
ール3の厚みは100mmである。そして、天井断熱パ
ネルPは1枚あたり60mmぐらいまで圧縮することが
できる。
【0011】図4、図5において、屋根裏部屋16にあ
る天井のパネル施工部8には桁梁18と同じ桁方向のパ
ネル取付け用野縁6が合掌梁17に取付けてあり、該パ
ネル取付用野縁6には、天井断熱パネルPのパネル枠外
断熱材が貼ってないパネル取付部1aを釘止め7する。
該釘止め7によって天井断熱パネルPがパネル施工部8
に施工されるのである。また、パネル施工部8における
図6に示す梁9などがある挟小部位にも天井断熱パネル
Pはグラスウール3の柔軟性によって施工することがで
きるのである。本実施例においては、天井断熱パネルP
について説明したが、通常の壁面の断熱パネルとしても
使用出来ることは勿論である。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の天井断熱パネルを
構成したことにより、次のような効果を奏するものであ
る。すなわち、断熱材をパネル化し、工場にて精密に大
量生産することにより、従来の施工者の手詰め作業によ
る施工状態のバラツキが減少し、パネルの厚みを上げる
ことなく高断熱性能を確保することが出来るのである。
また、パネル枠内側断熱材としてロックウール2を用
い、パネル枠外側断熱材としてグラスウール3を用いる
ことにより、従来の内壁枠を用いる場合のパネルの重量
の増加やパネルのかさばりを解消し、パネル施工部8に
梁9などがあっても、該グラスウール3の柔軟性により
容易に施工することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井断熱パネルPの斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】同じくB−B線断面図。
【図4】天井断熱パネルPとパネル施工部8の斜視図。
【図5】天井断熱パネルPとパネル取付用野縁6の断面
図。
【図6】天井断熱パネルPとパネル取付用野縁6と梁9
の断面図。
【図7】2階建てスタイルの3層住宅の縦断面図。
【符号の説明】
1 パネル枠 2 ロックウール 3 グラスウール 4 防湿フィルム 5 アルミ蒸着フィルム P 天井断熱パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/80

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の壁部や屋根裏に敷設する断熱パネ
    ルにおいて、断熱材をパネル枠の室内側と室外側に分け
    て取付けるようにし、該パネル枠内側断熱材としてロッ
    クウールを充填し、該パネル枠内側断熱材の室内側面に
    は防湿フィルムを貼り、該パネル枠外側断熱材としてグ
    ラスウールを配置し、該パネル枠外側断熱材の室外側表
    面にはアルミ蒸着フィルム仕上げをし、パネル枠のパネ
    ル取付部には、該パネル枠外側断熱材を敷設しないこと
    を特徴とする断熱パネル。
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JP2839230B2 (ja) * 1994-07-19 1998-12-16 旭ファイバーグラス株式会社 屋根用断熱材及び屋根の断熱構造
JP2001348989A (ja) * 2000-06-09 2001-12-21 Asahi Fiber Glass Co Ltd 低放射率天井材

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