JP2002363064A - 皮膚洗浄料 - Google Patents
皮膚洗浄料Info
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Abstract
肌感触にも優れた皮膚洗浄料を提供する。 【解決手段】炭素数が1〜24であるアルキル基、また
は炭素数3〜24のアルケニル基で、その平均置換数が
1〜8であるトレハロースのアルキルエーテル体及び/
又はトレハロースのアルケニルエーテル体と、トレハロ
ースを含有することを特徴とする皮膚洗浄料。
Description
感触に優れ、洗浄後の肌感触にも優れることを特徴とす
る皮膚洗浄料に関する。
は、特開平8−157491号公報にあるように化粧料
に配合することは公知である。
には、トレハロースのアルキルエーテル体、アルケニル
エーテル体の化粧品における配合特性については報告が
ない。一方、安全性、使用時の感触、洗浄後の肌感触に
満足できる皮膚洗浄料は少なかった。
1〜24であるアルキル基、または炭素数3〜24のア
ルケニル基で、その平均置換数が1〜8であるトレハロ
ースのアルキルエーテル及び/又はトレハロースのアル
ケニルエーテル体(以下、「トレハロースアルキルエー
テル体」という)がpHや熱安定性に優れていることに
注目し、化粧料への配合特性について検討を行った結
果、トレハロースアルキルエーテル体と共にトレハロー
スを配合することで安全性に優れ、使用時の感触に優
れ、洗浄後の肌感触にも優れた皮膚洗浄料が得られるこ
とを見出し本発明を完成した。
あるアルキル基、または炭素数3〜24のアルケニル基
で、その平均置換数が1〜8であるトレハロースのアル
キルエーテル体及び/又はトレハロースのアルケニルエ
ーテル体と、トレハロースを含有することを特徴とする
皮膚洗浄料である。
ミコースとも呼ばれ、グルコースを構成糖とする非還元
性糖質であり、1−O−α−D−グルコピラノシル−α
−D−グルコピラノシドが該当する。本発明で合成に用
いるトレハロースは無水物を用いることが好ましい。本
発明で、製剤に配合するトレハロースは無水物でも水和
物を用いても、またトレハロースアルキルエーテル体と
の混合物として配合しても構わない。
のアルキルエーテル体、またはアルケニルエーテル体と
は、トレハロースが有する8個の水酸基の全部または一
部の水酸基の酸素原子を介して、炭素数1〜24のアル
キル基、炭素数3〜24のアルケニル基(不飽和結合を
有する脂肪族基)がエーテル化置換されたものであり、
好ましくは炭素数6〜20のアルキル基、アルケニル基
でエーテル化置換されたもので、その平均置換数が1〜
8での範囲にあるものが使用可能であるが、該エーテル
誘導体はべたつき感の改善やうるおい感の付与などの感
触調整剤として用いる以外に、平均置換数が0.2〜
1.2の範囲にある場合には、界面活性作用を有するた
め、界面活性剤としても利用できるので好ましい、平均
置換数が1.0未満であることは非置換のトレハロース
を含む未精製のものを意味する。また、平均置換数が
1.2以上では、アルキル鎖長やアルケニル鎖長にもよ
るが乳化剤から油剤としての性質を示す。そして、平均
置換数が増えるに従って固形油の特性を示すようにな
る。本発明では、トレハロースのアルキルエーテル体や
アルケニルエーテル体を油剤として用いる場合には、液
状油であっても固形油であっても剤形の特性によって選
択して使用可能である。本発明では、炭素数が1〜24
の範囲で、直鎖状、分岐状のアルキル基、炭素数3〜2
4のアルケニル基が置換されるが、特に炭素数6〜20
であると、界面活性剤、油剤などとしての作用を顕著に
得ることができる。なお、置換基の数は、例えばプロト
ンNMR(各磁気共鳴スペクトル)を用いて測定するこ
とができる。
スのアルキルエーテル体、アルケニルエーテル体を得る
方法としては、後記の実施例で詳細に示すが、例えば
(1)プロピレングリコールなどの反応溶媒中で、ナト
リウムメトキシドなどのアルカリ、ステアリン酸ナトリ
ウムなどの界面活性剤の存在下、ここに置換数に応じた
量の炭素数1〜24のアルキルブロマイド、アルキルク
ロライドなどのアルキルハライド、または炭素数3〜2
4のアルケニルブロマイド、アルケニルクロライドなど
のアルケニルハライドを反応させエーテル誘導体を製造
する方法、(2)ジメチルスルホキシド、N,N-ジメチ
ルホルムアミドなどの非プロトン系溶媒中で、水素化ナ
トリウムやナトリウムメトキシドなどを用いてトレハロ
ースの水酸基をアルコキシドにし、ここに置換数に応じ
た量の炭素数1〜24のアルキルブロマイド、アルキル
クロライドなどのアルキルハライド、または炭素数3〜2
4のアルケニルブロマイド、アルケニルクロライドなど
のアルケニルハライドを反応させエーテル誘導体を製造
する方法、(3)ジメチルスルホキシド、N−メチルピ
ロリジノンなどの非プロトン系溶媒を用い、ここに置換
数に応じた量の炭素数1〜24のアルキルハライド及び
/又は炭素数3〜24のアルケニルハライドとトレハロ
ースを、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化カル
シウム、もしくはナトリウムメトキシドなどのナトリウ
ムアルコキシド等のアルカリと共に、好ましくは高い反
応収率が得られるアルカリである水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムと共に加えて反応させエーテル誘導体を製
造する方法などが挙げられるが、特に(3)の製造方法
は収率が良く、かつ使用する原料として汎用原料が使用
でき、コストを低くできることから好ましい。すべての
方法で、さらに反応時にアルゴンや窒素などの不活性ガ
スを用いることが好ましい。また、この際のアルキルエ
ーテル化、アルケニルエーテル化の状況は得られた合成
物をカラムで分離した後、プロトンNMRを用いて分析
することが好ましい。
法では反応温度は70〜150℃が好ましく、反応時間
としては例えば120℃で1〜8時間、(2)の方法で
は反応温度は好ましくは20〜100℃、反応時間とし
ては例えば45℃で5〜60時間、(3)の方法では反
応温度は好ましくは60〜150℃、反応時間としては
例えば100℃で1〜8時間が好適である。原料比率と
しては、トレハロース1当量に対して、アルキルハライ
ド又はアルケニルハライド0.5〜6当量が好ましい。
反応が終了した溶液は、反応溶媒を減圧・加温条件等で
除去し、残渣を(1)酢酸エチル、トルエンなどエーテ
ル誘導体があまり溶解しない溶剤を添加して沈澱化させ
る、(2)シリカゲルなどを充填したカラムを用い、不
純物を除去する方法により精製することができる。未反
応のトレハロースは前記(2)の方法で除去できる他、
イソプロパノールなどエーテル誘導体が溶解しトレハロ
ースが溶解しない溶剤を用いて分離除去することができ
る。必要により反応副生成物の塩を脱塩樹脂等で除去す
ることができる。
ルキルエーテル体及び/又はトレハロースのアルケニル
エーテル体を配合する際の配合割合は、洗浄料の総量に
対して、0.01〜60質量%が好ましく、さらに好ま
しくは0.1〜40質量%が挙げられる。特に界面活性
剤として用いる場合には、0.1〜40質量%が効果の
上から好ましく、また油剤として用いる場合には、0.
5〜20質量%が感触的に好ましく、感触調整剤として
用いる場合には、0.1〜30質量%が好ましい。トレ
ハロースのアルキルエーテル体は1種以上を組み合わせ
て使用することもできる。また、トレハロースの配合割
合としては、無水物に換算して洗浄料の総量に対して、
0.01〜40質量%が好ましい。
外に、通常皮膚化粧料に用いられる顔料、色素、油剤、
界面活性剤、増粘剤、防菌防腐剤、香料、保湿剤、塩
類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整
剤、生理活性成分等の各種成分を使用することができ
る。
合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられ
る。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、ひきしめ剤、保湿
剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温
感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩
和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。
その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生
薬成分が特に好ましい。
または2種以上配合することが好ましい。例えば、アシ
タバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテ
アエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキ
ス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウコンエキス、
ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキ
ス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オオムギエキ
ス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オラン
ダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、加水分
解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カ
シスエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カワラ
ヨモギエキス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエ
キス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエ
キス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、
グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレ
ラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキ
ス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、
コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモ
エキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出
液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、
サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、
ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエ
キス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウ
ブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウ
キズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワ
トコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハ
ッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキ
ュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウ
エキス、タイムエキス、チガヤエキス、チンピエキス、
トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキ
ス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納
豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエ
キス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキ
ス、蜂蜜、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビ
サボロール、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、
ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウ
エキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、
ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキ
ス、ホップエキス、マツエキス、ミズバショウエキス、
ムクロジエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユ
ーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイ
ニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レタス
エキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキ
ス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を
挙げることができる。
ム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラ
スチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体
高分子、グリシン、ヴァリン、ロイシン、イソロイシ
ン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、アルギニ
ン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチ
ン、システイン、メチオニン、トリプトファン等のアミ
ノ酸、エストラジオール、エテニルエストラジオールな
どのホルモン、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロ
リドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの
保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロー
ル、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、
ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチ
ルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロ
コルチゾン、アラントイン、トラネキサム酸、アズレン
等の抗炎症剤、ビタミンA,B2,B6,D,K,パン
トテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ア
ラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテー
ト、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活
性成分、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細
胞賦活剤、γ−オリザノールなどの血行促進剤、レチノ
ール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、セファランチ
ン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオー
ル、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、ニコチ
ン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D
−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチ
ルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメ
チルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラ
ジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、
塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリ
チル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルア
ミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリ
ル、l−メントール、カンフルなどの清涼剤等が挙げら
れる。
マニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ
油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロ
ウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、
硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽
油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロ
ウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ
油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、ター
トル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモ
ロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚
芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒ
マシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステ
ル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ
油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実
油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、
ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、
羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリ
ン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリ
ン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシ
ル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリ
ンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレン
グリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテ
ル、卵黄油等;炭化水素油として、オゾケライト、スク
ワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィ
ンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブ
チレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、
エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸
(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコ
ール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、
ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデ
シルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリル
アルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノ
ール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデ
シノール、コレステロール、フィトステロール、POE
コレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエ
ーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリル
エーテル(セラキルアルコール)等;エステル油として
は、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシル
デシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノ
イソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソノナン
酸イソノニル、イソステアリン酸イソセチル、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチル
ヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸
セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプ
ロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリ
トール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエス
テル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシ
ル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリ
コール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキ
シル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリ
ン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイ
ソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸
セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、
パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘ
キシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、
12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタ
エリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロ
ピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2
−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチル
オクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリ
ン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2
−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリ
ル等;グリセライド油としては、アセトグリセリル、ト
リイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グ
リセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステ
アリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グ
リセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸
イソステアリン酸ジグリセリル等が挙げられる。
アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソ
ルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール
等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、
ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パ
ラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカ
ルバニリド、トリクロサン、感光素、フェノキシエタノ
ール等がある。
リコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、
ソルビトール、マルビトール、ラフィノース、キシリト
ール、マンニトール、ヒアルロン酸およびその塩、ポリ
エチレングリコール、ポリグリセリン等のグリコール
類、多価アルコール類および多糖類等が挙げられる。こ
れらは単独でまたは2種以上を混合して用いることが好
ましい。
のであれば特に制限はない。本発明では特にスクラブ
剤、球状、板状、不定形状の樹脂粉末も好ましく用いら
れる。また、酸化チタン、特にアナターゼ型の酸化チタ
ンも製剤の透明感のある白色を得るのに好ましい。樹脂
粉末の種類としては、ナイロン、シリコーンエラスマ
ー、アクリル系、スチレン系、ウレタン系の樹脂が好ま
しい。
剤としては、例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性
界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤を
用いることができる。より詳しくは脂肪酸石鹸、α−ア
シルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルア
リルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルア
ミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸
塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミ
ノ酸塩、スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン
酸エステル等のアニオン性界面活性剤、塩化アルキルト
リメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアン
モニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩
化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステ
アリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチル
ベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモ
ニウム等のカチオン性界面活性剤、ラウリン酸アルカノ
ールアミド、POEソルビタン脂肪酸エステル、POE
グリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、ポ
リエーテル変性シリコーン等のノニオン性界面活性剤、
カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタ
イン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベ
タイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、
イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等の両性界面活
性剤が挙げられる。また、サポニン、糖系界面活性剤等
の天然系界面活性剤を用いることもできる。
エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイ
ズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体
(レジン28−1310、NSC社製)、酢酸ビニル/
クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28−2
930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン
酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、
t−ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリ
ル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロ
リドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重
合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルア
セテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BA
SF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピ
ロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社
製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビ
フレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリル
アミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、
ビニルアセテート/ブチルマレアート/イソボルニルア
クリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、
カルボキシビニルポリマー(カーボポール、B.F.G
OODRICH社製)、架橋型ポリアクリル酸(ペミュ
レン、BF GOODRICH社製)などのアニオン性
高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリエー
ト重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社
製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸
ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル
共重合体(AMPHOMER、NSC社製)などの両性
高分子化合物や、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエ
チルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、IS
P社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニ
ルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)な
どのカチオン性高分子化合物や、ポリビニルピロリドン
(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン
/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社
製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタク
リレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、
ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルア
ミノエチルメタクレレート共重合体(コポリマーVC7
13、ISP社製)などのノニオン性高分子化合物など
がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン
及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウ
ム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖
類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペ
クチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビア
ゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガ
ム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼ
イン、カードラン、ジェランガム、デキストランなどの
天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
用、全身用、局所用の洗浄料が挙げられる。皮膚洗浄料
の例としては、洗顔料、メイク落とし、リップクレンジ
ング、クレンジング料、ボデイシャンプー、石鹸などが
挙げられるがこれに限定されるものではない。また、皮
膚洗浄料の形態としては、液状、ジェル状、クリーム
状、泡状、シート状などが挙げられる。さらに外観が透
明であっても白濁などで不透明であっても構わない。
を具体的に説明する。また、実施例および比較例で得ら
れた皮膚洗浄料についての官能評価方法を以下に示す。
ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが
重複する場合もある)、下記に示す評価基準に従って評
価を行い、全パネラーの合計点数を以って評価結果とし
た。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が
高いことを示す(満点:50点)。尚、評価項目として
は、泡立ちが良い、濯ぎが速い、洗い上がりがつっぱら
ない、洗浄力が高いの4つの項目について評価した。
た製剤について、室温及び高温(45℃)低温(5℃)
にて2ヶ月間保存し、外観(色、分離、沈殿など)を製
造直後との変化を目視にて観察した。変化が生じたもの
に関して変化の状態をそれぞれ示した。
シルエーテル体の合成) 内部を減圧にて乾燥させた200ml容ナスフラスコ
に、ステアリン酸ナトリウム1.53g、トレハロース
(無水和物)3.42g、プロピレングリコール(モレ
キュラーシーブにて乾燥させたもの)20ml、1−ブ
ロモドデカン4.79ml、ナトリウムメトキシド1.
08gを加え、アルゴン雰囲気下、120℃で3時間攪
拌した。反応溶液を減圧下で130℃まで加温してプロ
ピレングリコール等の大部分を除去した後、残渣にイソ
プロパノールを加え90℃で2時間還流させた。懸濁溶
液を濾過後、濾液を濃縮しシリカゲルフラッシュクロマ
トグラフィーにて精製して白色結晶412mgを得た。
本標品を重水に溶解させプロトンNMRを測定したとこ
ろ、トレハロース分子の8個の水酸基のいずれか1個の
水酸基にドデシル基がエーテル結合で結合されたトレハ
ロースのドデシルエーテル体であることを確認した。
シルエーテル体の合成) 絶乾させた200ml容ナスフラスコに水素化ナトリウ
ム200mg、ジメチルスルホキシド10mlを加えた
後、ジメチルスルホキシド12mlに溶解させたトレハ
ロース(無水和物)1.71gを加えた。3時間後均一
になった溶液にジメチルスルホキシド12mlに溶解さ
せたトレハロース(無水和物)1.71gを加えた後に
1−ブロモドデカン1.2mlを徐々に滴下し45℃で
43.5時間攪拌した。反応溶液にn−ヘキサンとメタ
ノールを加え抽出を行い、メタノール相を減圧下110
℃まで加温しながら、メタノール及びジメチルスルホキ
シドの大部分を除去した。残渣にイソプロパノールを加
え90℃で4時間還流させた後、濾過を行った。濾液を
濃縮後、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにて
精製してクリーム色結晶1.535gを得た。ドテシル
基の置換数は1〜4であった。
シルエーテル体の合成) 下記反応方法に従い、表1の如く使用アルカリ、その使
用量及び1−クロロドデカン、その使用量を変化させて
ドデシルトレハロースの合成を試みた。トレハロース
(無水和物)342mgとジメチルスルホキシド5ml
を反応容器内に加え、100℃で30分攪拌した後に、
アルゴン雰囲気下、各アルカリ及び1−クロロドデカン
を加え100℃で3時間攪拌を行った。反応後溶液のト
レハロース含量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
にて定量し、トレハロースの反応率を算出した。結果は
表1の通りである。KOH、NaOHはペレット状のも
のを乳鉢で軽く粉砕して使用した。
シルエーテル体の合成) 実施例3では1-クロロドデカンを使用したが、1−ブロ
モドデカンを使用しても多少反応率は低下するが目的と
するトレハロースのドデシルエーテル体を合成すること
ができる。トレハロース(無水和物)342mgとジメ
チルスルホキシド5mlを反応容器内に加え、100℃
で30分攪拌した後に、アルゴン雰囲気下、表2に示す
水酸化カリウム及び1−ブロモドデカンを加え100℃
で3時間攪拌を行った。反応後溶液のトレハロース含量
を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にて定量し、ト
レハロースの反応率を算出した。結果は表2の通りであ
る。
シルエーテル体の合成) 実施例3では溶媒としてジメチルスルホキシドを使用し
たが、他の極性有機溶媒を使用してもわずかではあるが
目的とするトレハロースのドデシルエーテル体を合成す
ることができる。トレハロース(無水和物)342mg
と表3に示す溶媒5mlを反応容器内に加え100℃で
30分攪拌した後に、アルゴン雰囲気下、水酸化カリウ
ム84mg (1.5mmol) 及び1−クロロドデカン
118μl(0.5mmol) を加え100℃で3時間
攪拌を行った。反応後溶液のトレハロース含量を高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)にて定量し、トレハロー
スの反応率を算出した。結果は表3の通りである。
キルエーテル体の合成) これまではトレハロースのドデシルエーテル化について
であったが、他のアルキルエーテル体も同じく合成する
ことができる。トレハロース(無水和物)342mgと
ジメチルスルホキシド5mlを反応容器内に加え、10
0℃で30分攪拌した後に、アルゴン雰囲気下、水酸化
カリウム84mg (1.5mmol) 及び表4に示すア
ルキルクロライド0.5mmolを加え100℃で3時
間攪拌を行った。反応後溶液のトレハロース含量を高速
液体クロマトグラフィー(HPLC)にて定量し、トレハロ
ースの反応率を算出した。結果は表4の通りである。
シルエーテル体の合成) アルゴンガスで内部を乾燥させた1l容ナスフラスコに
トレハロース34.23g、ジメチルスルホキシド30
0mlを加え、アスピレーターで減圧下90℃で攪拌し
た。1時間後減圧を解き(内部をアルゴンガスで置
換)、水酸化カリウム(乳鉢で軽く粉砕したもの)1
6.83g、1−クロロドデカン47.1mlを加えア
ルゴン雰囲気下100℃で3時間攪拌した。反応終了
後、反応溶液を真空ポンプで減圧下、バス温125℃ま
で昇温させて溶媒等を除去し、残渣にメタノール200
ml程度を加え一晩静置した。バス温70℃にて固形物
となった残渣を懸濁させてこれを濾過。濾別物として薄
褐色固体(M)13.81gを得た。この固体にはトレ
ハロースのドデシルエーテル体はほとんど含まれていな
かった。濾液をある程度濃縮し、これに酢酸エチル約7
00mlを加え一晩沈澱化。沈澱を濾別して減圧乾燥
後、薄褐色固体(D)15.06gを得た。また、濾液
を濃縮し、n−ヘキサン+メタノールで抽出。メタノー
ル相を濃縮後、シリカゲルフラッシュカラムを用いて精
製を行った。薄層クロマトグラフィー(TLC)で複数の
スポットがあり、これらを分離することができず、大ま
かに以下の3画分に分けた(Aから極性の低い順)。 (A)茶色オイル:重量不明(TLCよりジメチルスルホキ
シドがかなり混入していたため減圧条件で除去した) (B)薄黄色結晶:6.896g (C)薄黄色結晶:7.795g 上記(A)〜(D)について未反応の水酸基を無水酢酸、
ピリジン、4-ジメチルアミノピリジンを適宜使用してア
セチル化し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー
にて精製を行った後に、メタノール、ナトリウムメトキ
シドを適宜使用して脱アセチル化を行い、表5で示すト
レハロースのドデシルエーテル体を得た((A')〜
(D'))。各試料の重量、トレハロース含量、ドデシル
基の置換度を表5に示す。
ルエーテル体の合成例) 反応容器であるナスフラスコにトレハロース無水和物3
42mg、ジメチルスルホキシド5mlを加え、アルゴ
ン雰囲気下100℃で30分攪拌した後、水酸化ナトリ
ウム(ペレット状のものを乳鉢で軽く粉砕)100m
g、ジエチル硫酸327μlを加え、アルゴン雰囲気下
100℃で3時間攪拌した。反応溶液を室温になるまで
放冷した後、アンモニア水500μlを加え2時間攪拌
した。該溶液をセライト濾過し、溶液を濃縮後水を加
え、溶液のラフィノース含量を高速液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)にて定量し、トレハロースの反応率を算出
したところ、反応率は98.5%であった。また、本標
品を重水に溶解させプロトンNMRを測定したところ、
トレハロース分子の8個の水酸基のいずれか1個の水酸
基にエチル基がエーテル結合で結合されたトレハロース
のエチルエーテル体(エチル化トレハロース)であるこ
とを確認した。
ルエーテル体の合成) 反応容器にトレハロース二水和物、アルカリ水溶液5m
lを加え、80℃で1時間攪拌後(条件5は室温)、硫
酸ジエチルを徐々に滴下し18時間攪拌した。室温まで
放冷した後アンモニア水(28%)を加え2時間攪拌。
溶液を中和後濾過。濾液をアシライザーを用いて脱塩し
てHPLC分析に供し、未反応のトレハロースを定量してこ
れよりトレハロースの反応率を求めた。また、溶液を凍
結乾燥後、1H−NMR測定を行いエチル基の平均置換
数を算出した。その結果を表6に示す。
キルエーテル体を用いて下記皮膚洗浄料を調製した。
レハロースのアルキルエーテル体としては合成例1で製
造したトレハロースのドデシルエーテル体を用いた。
尚、配合量の単位としては質量%である。
する。 (b):成分(4)と成分(11)の一部を約80℃に
て均一に溶解する。 (c):成分(5)〜成分(10)と成分(11)の残
部を約80℃にて均一に溶解する。 (a)に(b)を加え中和した後、(c)を加え、約3
0℃まで冷却後、容器に充填してクリームソープを得
た。
性) 下記の処方と製造方法に従いクリームソープ(弱酸性)
を得た。トレハロースのアルキルエーテル体としては、
合成例2で製造したトレハロースのドデシルエーテル体
を用いた。
80℃にて混合溶解する。溶解後、成分(8)〜(1
0)及び(11)の残部を加え、約30℃まで攪拌しな
がら冷却し、pH6.0のクリームソープを得た。
の代わりに精製水を用いた他は全て実施例10と同様に
して製品を得た。
いた他は全て実施例10と同様にして製品を得た。
のかわりにトレハロースのラウリン酸エステル体を用い
た他は全て実施例10と同様にして製品を得た。
に示す。
と比べて官能特性と経時安定性に優れていることが判
る。特に本発明は、泡立ちなど使用時の感触と洗い上が
りの感触に優れていることがわかり、また本発明の実施
例は洗い上がりのぬるつきもなかった。
〜24であるアルキル基、または炭素数3〜24のアル
ケニル基で、その平均置換数が1〜8であるトレハロー
スのアルキルエーテル体及び/又はトレハロースのアル
ケニルエーテル体とトレハロースを含有することで安全
性に優れ、使用時の感触に優れ、洗浄後の肌感触にも優
れた皮膚洗浄料が得られることは明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 炭素数が1〜24であるアルキル基、ま
たは炭素数3〜24のアルケニル基で、その平均置換数
が1〜8であるトレハロースのアルキルエーテル体及び
/又はトレハロースのアルケニルエーテル体と、トレハ
ロースを含有することを特徴とする皮膚洗浄料。
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