JP4625595B2 - 皮膚洗浄料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、安全性、使用時の感触に優れ、洗浄後の肌感触にも優れることを特徴とする皮膚洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トレハロースのアルキル誘導体は、特開平8−157491号公報にあるように化粧料に配合することは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同公報には、トレハロースのアルキルエーテル体、アルケニルエーテル体の化粧品における配合特性については報告がない。一方、安全性、使用時の感触、洗浄後の肌感触に満足できる皮膚洗浄料は少なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明人らは、炭素数が1〜24であるアルキル基、または炭素数3〜24のアルケニル基で、その平均置換数が1〜8であるトレハロースのアルキルエーテル及び/又はトレハロースのアルケニルエーテル体(以下、「トレハロースアルキルエーテル体」という)がpHや熱安定性に優れていることに注目し、化粧料への配合特性について検討を行った結果、トレハロースアルキルエーテル体と共にトレハロースを配合することで安全性に優れ、使用時の感触に優れ、洗浄後の肌感触にも優れた皮膚洗浄料が得られることを見出し本発明を完成した。
【0005】
すなわち、本発明は、炭素数が1〜24であるアルキル基、または炭素数3〜24のアルケニル基で、その平均置換数が1〜8であるトレハロースのアルキルエーテル体及び/又はトレハロースのアルケニルエーテル体と、トレハロースを含有することを特徴とする皮膚洗浄料である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明におけるトレハロースは、ミコースとも呼ばれ、グルコースを構成糖とする非還元性糖質であり、1−O−α−D−グルコピラノシル−α−D−グルコピラノシドが該当する。本発明で合成に用いるトレハロースは無水物を用いることが好ましい。本発明で、製剤に配合するトレハロースは無水物でも水和物を用いても、またトレハロースアルキルエーテル体との混合物として配合しても構わない。
【0007】
本発明の皮膚洗浄料で用いるトレハロースのアルキルエーテル体、またはアルケニルエーテル体とは、トレハロースが有する8個の水酸基の全部または一部の水酸基の酸素原子を介して、炭素数1〜24のアルキル基、炭素数3〜24のアルケニル基(不飽和結合を有する脂肪族基)がエーテル化置換されたものであり、好ましくは炭素数6〜20のアルキル基、アルケニル基でエーテル化置換されたもので、その平均置換数が1〜8での範囲にあるものが使用可能であるが、該エーテル誘導体はべたつき感の改善やうるおい感の付与などの感触調整剤として用いる以外に、平均置換数が0.2〜1.2の範囲にある場合には、界面活性作用を有するため、界面活性剤としても利用できるので好ましい、平均置換数が1.0未満であることは非置換のトレハロースを含む未精製のものを意味する。また、平均置換数が1.2以上では、アルキル鎖長やアルケニル鎖長にもよるが乳化剤から油剤としての性質を示す。そして、平均置換数が増えるに従って固形油の特性を示すようになる。本発明では、トレハロースのアルキルエーテル体やアルケニルエーテル体を油剤として用いる場合には、液状油であっても固形油であっても剤形の特性によって選択して使用可能である。本発明では、炭素数が1〜24の範囲で、直鎖状、分岐状のアルキル基、炭素数3〜24のアルケニル基が置換されるが、特に炭素数6〜20であると、界面活性剤、油剤などとしての作用を顕著に得ることができる。
なお、置換基の数は、例えばプロトンNMR(各磁気共鳴スペクトル)を用いて測定することができる。
【0008】
本発明の皮膚洗浄料において、トレハロースのアルキルエーテル体、アルケニルエーテル体を得る方法としては、後記の実施例で詳細に示すが、例えば(1)プロピレングリコールなどの反応溶媒中で、ナトリウムメトキシドなどのアルカリ、ステアリン酸ナトリウムなどの界面活性剤の存在下、ここに置換数に応じた量の炭素数1〜24のアルキルブロマイド、アルキルクロライドなどのアルキルハライド、または炭素数3〜24のアルケニルブロマイド、アルケニルクロライドなどのアルケニルハライドを反応させエーテル誘導体を製造する方法、(2)ジメチルスルホキシド、N,N-ジメチルホルムアミドなどの非プロトン系溶媒中で、水素化ナトリウムやナトリウムメトキシドなどを用いてトレハロースの水酸基をアルコキシドにし、ここに置換数に応じた量の炭素数1〜24のアルキルブロマイド、アルキルクロライドなどのアルキルハライド、または炭素数3〜24のアルケニルブロマイド、アルケニルクロライドなどのアルケニルハライドを反応させエーテル誘導体を製造する方法、(3)ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリジノンなどの非プロトン系溶媒を用い、ここに置換数に応じた量の炭素数1〜24のアルキルハライド及び/又は炭素数3〜24のアルケニルハライドとトレハロースを、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化カルシウム、もしくはナトリウムメトキシドなどのナトリウムアルコキシド等のアルカリと共に、好ましくは高い反応収率が得られるアルカリである水酸化ナトリウム、水酸化カリウムと共に加えて反応させエーテル誘導体を製造する方法などが挙げられるが、特に(3)の製造方法は収率が良く、かつ使用する原料として汎用原料が使用でき、コストを低くできることから好ましい。すべての方法で、さらに反応時にアルゴンや窒素などの不活性ガスを用いることが好ましい。また、この際のアルキルエーテル化、アルケニルエーテル化の状況は得られた合成物をカラムで分離した後、プロトンNMRを用いて分析することが好ましい。
【0009】
また、製造時の条件としては、(1)の方法では反応温度は70〜150℃が好ましく、反応時間としては例えば120℃で1〜8時間、(2)の方法では反応温度は好ましくは20〜100℃、反応時間としては例えば45℃で5〜60時間、(3)の方法では反応温度は好ましくは60〜150℃、反応時間としては例えば100℃で1〜8時間が好適である。原料比率としては、トレハロース1当量に対して、アルキルハライド又はアルケニルハライド0.5〜6当量が好ましい。反応が終了した溶液は、反応溶媒を減圧・加温条件等で除去し、残渣を(1)酢酸エチル、トルエンなどエーテル誘導体があまり溶解しない溶剤を添加して沈澱化させる、(2)シリカゲルなどを充填したカラムを用い、不純物を除去する方法により精製することができる。未反応のトレハロースは前記(2)の方法で除去できる他、イソプロパノールなどエーテル誘導体が溶解しトレハロースが溶解しない溶剤を用いて分離除去することができる。必要により反応副生成物の塩を脱塩樹脂等で除去することができる。
【0010】
本発明の皮膚洗浄料に、トレハロースのアルキルエーテル体及び/又はトレハロースのアルケニルエーテル体を配合する際の配合割合は、洗浄料の総量に対して、0.01〜60質量%が好ましく、さらに好ましくは0.1〜40質量%が挙げられる。特に界面活性剤として用いる場合には、0.1〜40質量%が効果の上から好ましく、また油剤として用いる場合には、0.5〜20質量%が感触的に好ましく、感触調整剤として用いる場合には、0.1〜30質量%が好ましい。トレハロースのアルキルエーテル体は1種以上を組み合わせて使用することもできる。また、トレハロースの配合割合としては、無水物に換算して洗浄料の総量に対して、0.01〜40質量%が好ましい。
【0011】
本発明の皮膚洗浄料では、上記の各成分以外に、通常皮膚化粧料に用いられる顔料、色素、油剤、界面活性剤、増粘剤、防菌防腐剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、生理活性成分等の各種成分を使用することができる。
【0012】
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、ひきしめ剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が特に好ましい。
【0013】
本発明では、これらの生理活性成分を1種または2種以上配合することが好ましい。例えば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カシスエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0014】
また、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、グリシン、ヴァリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン、システイン、メチオニン、トリプトファン等のアミノ酸、エストラジオール、エテニルエストラジオールなどのホルモン、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン、アラントイン、トラネキサム酸、アズレン等の抗炎症剤、ビタミンA,B2,B6,D,K,パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ−オリザノールなどの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、l−メントール、カンフルなどの清涼剤等が挙げられる。
【0015】
油剤の例としては、例えばアボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等;炭化水素油として、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテル(セラキルアルコール)等;エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソノナン酸イソノニル、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル等が挙げられる。
【0016】
防菌防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、感光素、フェノキシエタノール等がある。
【0017】
また、保湿剤としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルビトール、ラフィノース、キシリトール、マンニトール、ヒアルロン酸およびその塩、ポリエチレングリコール、ポリグリセリン等のグリコール類、多価アルコール類および多糖類等が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることが好ましい。
【0018】
顔料としては、皮膚洗浄料に使用されるものであれば特に制限はない。本発明では特にスクラブ剤、球状、板状、不定形状の樹脂粉末も好ましく用いられる。また、酸化チタン、特にアナターゼ型の酸化チタンも製剤の透明感のある白色を得るのに好ましい。樹脂粉末の種類としては、ナイロン、シリコーンエラスマー、アクリル系、スチレン系、ウレタン系の樹脂が好ましい。
【0019】
本発明の皮膚洗浄剤で用いられる界面活性剤としては、例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤を用いることができる。より詳しくは脂肪酸石鹸、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等のアニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤、ラウリン酸アルカノールアミド、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコーン等のノニオン性界面活性剤、カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等の両性界面活性剤が挙げられる。また、サポニン、糖系界面活性剤等の天然系界面活性剤を用いることもできる。
【0020】
増粘剤の例としては、例えば、アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28−1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28−2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、t−ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレアート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、B.F.GOODRICH社製)、架橋型ポリアクリル酸(ペミュレン、BF GOODRICH社製)などのアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリエート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)などの両性高分子化合物や、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)などのカチオン性高分子化合物や、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクレレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)などのノニオン性高分子化合物などがある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストランなどの天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
【0021】
本発明の皮膚洗浄料としては、顔用、頭髪用、全身用、局所用の洗浄料が挙げられる。皮膚洗浄料の例としては、洗顔料、メイク落とし、リップクレンジング、クレンジング料、ボデイシャンプー、石鹸などが挙げられるがこれに限定されるものではない。また、皮膚洗浄料の形態としては、液状、ジェル状、クリーム状、泡状、シート状などが挙げられる。さらに外観が透明であっても白濁などで不透明であっても構わない。
【0022】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって、本発明を具体的に説明する。
また、実施例および比較例で得られた皮膚洗浄料についての官能評価方法を以下に示す。
【0023】
[官能特性評価]
専門パネラーを評価品目ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、下記に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの合計点数を以って評価結果とした。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が高いことを示す(満点:50点)。尚、評価項目としては、泡立ちが良い、濯ぎが速い、洗い上がりがつっぱらない、洗浄力が高いの4つの項目について評価した。
【0024】
Figure 0004625595
【0025】
[安定性評価]
実施例および比較例で得られた製剤について、室温及び高温(45℃)低温(5℃)にて2ヶ月間保存し、外観(色、分離、沈殿など)を製造直後との変化を目視にて観察した。変化が生じたものに関して変化の状態をそれぞれ示した。
【0026】
実施例1(合成例1:トレハロースのドデシルエーテル体の合成)
内部を減圧にて乾燥させた200ml容ナスフラスコに、ステアリン酸ナトリウム1.53g、トレハロース(無水和物)3.42g、プロピレングリコール(モレキュラーシーブにて乾燥させたもの)20ml、1−ブロモドデカン4.79ml、ナトリウムメトキシド1.08gを加え、アルゴン雰囲気下、120℃で3時間攪拌した。
反応溶液を減圧下で130℃まで加温してプロピレングリコール等の大部分を除去した後、残渣にイソプロパノールを加え90℃で2時間還流させた。懸濁溶液を濾過後、濾液を濃縮しシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにて精製して白色結晶412mgを得た。本標品を重水に溶解させプロトンNMRを測定したところ、トレハロース分子の8個の水酸基のいずれか1個の水酸基にドデシル基がエーテル結合で結合されたトレハロースのドデシルエーテル体であることを確認した。
【0027】
実施例2(合成例2:トレハロースのドデシルエーテル体の合成)
絶乾させた200ml容ナスフラスコに水素化ナトリウム200mg、ジメチルスルホキシド10mlを加えた後、ジメチルスルホキシド12mlに溶解させたトレハロース(無水和物)1.71gを加えた。3時間後均一になった溶液にジメチルスルホキシド12mlに溶解させたトレハロース(無水和物)1.71gを加えた後に1−ブロモドデカン1.2mlを徐々に滴下し45℃で43.5時間攪拌した。
反応溶液にn−ヘキサンとメタノールを加え抽出を行い、メタノール相を減圧下110℃まで加温しながら、メタノール及びジメチルスルホキシドの大部分を除去した。残渣にイソプロパノールを加え90℃で4時間還流させた後、濾過を行った。濾液を濃縮後、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにて精製してクリーム色結晶1.535gを得た。ドテシル基の置換数は1〜4であった。
【0028】
実施例3(合成例3:トレハロースのドデシルエーテル体の合成)
下記反応方法に従い、表1の如く使用アルカリ、その使用量及び1−クロロドデカン、その使用量を変化させてドデシルトレハロースの合成を試みた。トレハロース(無水和物)342mgとジメチルスルホキシド5mlを反応容器内に加え、100℃で30分攪拌した後に、アルゴン雰囲気下、各アルカリ及び1−クロロドデカンを加え100℃で3時間攪拌を行った。反応後溶液のトレハロース含量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にて定量し、トレハロースの反応率を算出した。結果は表1の通りである。KOH、NaOHはペレット状のものを乳鉢で軽く粉砕して使用した。
【0029】
【表1】
Figure 0004625595
【0030】
実施例4(合成例4:トレハロースのドデシルエーテル体の合成)
実施例3では1-クロロドデカンを使用したが、1−ブロモドデカンを使用しても多少反応率は低下するが目的とするトレハロースのドデシルエーテル体を合成することができる。トレハロース(無水和物)342mgとジメチルスルホキシド5mlを反応容器内に加え、100℃で30分攪拌した後に、アルゴン雰囲気下、表2に示す水酸化カリウム及び1−ブロモドデカンを加え100℃で3時間攪拌を行った。反応後溶液のトレハロース含量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にて定量し、トレハロースの反応率を算出した。結果は表2の通りである。
【0031】
【表2】
Figure 0004625595
【0032】
実施例5(合成例5:トレハロースのドデシルエーテル体の合成)
実施例3では溶媒としてジメチルスルホキシドを使用したが、他の極性有機溶媒を使用してもわずかではあるが目的とするトレハロースのドデシルエーテル体を合成することができる。トレハロース(無水和物)342mgと表3に示す溶媒5mlを反応容器内に加え100℃で30分攪拌した後に、アルゴン雰囲気下、水酸化カリウム84mg (1.5mmol) 及び1−クロロドデカン118μl(0.5mmol) を加え100℃で3時間攪拌を行った。反応後溶液のトレハロース含量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にて定量し、トレハロースの反応率を算出した。結果は表3の通りである。
【0033】
【表3】
Figure 0004625595
【0034】
実施例6(合成例6:トレハロースのアルキルエーテル体の合成)
これまではトレハロースのドデシルエーテル化についてであったが、他のアルキルエーテル体も同じく合成することができる。
トレハロース(無水和物)342mgとジメチルスルホキシド5mlを反応容器内に加え、100℃で30分攪拌した後に、アルゴン雰囲気下、水酸化カリウム84mg (1.5mmol) 及び表4に示すアルキルクロライド0.5mmolを加え100℃で3時間攪拌を行った。反応後溶液のトレハロース含量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にて定量し、トレハロースの反応率を算出した。結果は表4の通りである。
【0035】
【表4】
Figure 0004625595
【0036】
実施例7(合成例7:トレハロースのドデシルエーテル体の合成)
アルゴンガスで内部を乾燥させた1l容ナスフラスコにトレハロース34.23g、ジメチルスルホキシド300mlを加え、アスピレーターで減圧下90℃で攪拌した。1時間後減圧を解き(内部をアルゴンガスで置換)、水酸化カリウム(乳鉢で軽く粉砕したもの)16.83g、1−クロロドデカン47.1mlを加えアルゴン雰囲気下100℃で3時間攪拌した。
反応終了後、反応溶液を真空ポンプで減圧下、バス温125℃まで昇温させて溶媒等を除去し、残渣にメタノール200ml程度を加え一晩静置した。バス温70℃にて固形物となった残渣を懸濁させてこれを濾過。濾別物として薄褐色固体(M)13.81gを得た。この固体にはトレハロースのドデシルエーテル体はほとんど含まれていなかった。
濾液をある程度濃縮し、これに酢酸エチル約700mlを加え一晩沈澱化。沈澱を濾別して減圧乾燥後、薄褐色固体(D)15.06gを得た。また、濾液を濃縮し、n−ヘキサン+メタノールで抽出。メタノール相を濃縮後、シリカゲルフラッシュカラムを用いて精製を行った。薄層クロマトグラフィー(TLC)で複数のスポットがあり、これらを分離することができず、大まかに以下の3画分に分けた(Aから極性の低い順)。
(A)茶色オイル:重量不明(TLCよりジメチルスルホキシドがかなり混入していたため減圧条件で除去した)
(B)薄黄色結晶:6.896g
(C)薄黄色結晶:7.795g
上記(A)〜(D)について未反応の水酸基を無水酢酸、ピリジン、4-ジメチルアミノピリジンを適宜使用してアセチル化し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにて精製を行った後に、メタノール、ナトリウムメトキシドを適宜使用して脱アセチル化を行い、表5で示すトレハロースのドデシルエーテル体を得た((A')〜(D'))。各試料の重量、トレハロース含量、ドデシル基の置換度を表5に示す。
【0037】
【表5】
Figure 0004625595
【0038】
実施例8(合成例8:トレハロースのエチルエーテル体の合成例)
反応容器であるナスフラスコにトレハロース無水和物342mg、ジメチルスルホキシド5mlを加え、アルゴン雰囲気下100℃で30分攪拌した後、水酸化ナトリウム(ペレット状のものを乳鉢で軽く粉砕)100mg、ジエチル硫酸327μlを加え、アルゴン雰囲気下100℃で3時間攪拌した。
反応溶液を室温になるまで放冷した後、アンモニア水500μlを加え2時間攪拌した。該溶液をセライト濾過し、溶液を濃縮後水を加え、溶液のラフィノース含量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にて定量し、トレハロースの反応率を算出したところ、反応率は98.5%であった。
また、本標品を重水に溶解させプロトンNMRを測定したところ、トレハロース分子の8個の水酸基のいずれか1個の水酸基にエチル基がエーテル結合で結合されたトレハロースのエチルエーテル体(エチル化トレハロース)であることを確認した。
【0039】
実施例9(合成例9:トレハロースのエチルエーテル体の合成)
反応容器にトレハロース二水和物、アルカリ水溶液5mlを加え、80℃で1時間攪拌後(条件5は室温)、硫酸ジエチルを徐々に滴下し18時間攪拌した。室温まで放冷した後アンモニア水(28%)を加え2時間攪拌。溶液を中和後濾過。濾液をアシライザーを用いて脱塩してHPLC分析に供し、未反応のトレハロースを定量してこれよりトレハロースの反応率を求めた。また、溶液を凍結乾燥後、1H−NMR測定を行いエチル基の平均置換数を算出した。その結果を表6に示す。
【0040】
【表6】
Figure 0004625595
【0041】
上記実施例で得られたトレハロースのアルキルエーテル体を用いて下記皮膚洗浄料を調製した。
【0042】
実施例10 顔用クリームソープ
下記の処方と製造方法に従いクリームソープを得た。トレハロースのアルキルエーテル体としては合成例1で製造したトレハロースのドデシルエーテル体を用いた。尚、配合量の単位としては質量%である。
【0043】
Figure 0004625595
【0044】
[製造方法]
(a):成分(1)〜(3)を約80℃にて均一に溶解する。
(b):成分(4)と成分(11)の一部を約80℃にて均一に溶解する。
(c):成分(5)〜成分(10)と成分(11)の残部を約80℃にて均一に溶解する。
(a)に(b)を加え中和した後、(c)を加え、約30℃まで冷却後、容器に充填してクリームソープを得た。
【0045】
実施例11 顔用クリームソープ(弱酸性)
下記の処方と製造方法に従いクリームソープ(弱酸性)を得た。トレハロースのアルキルエーテル体としては、合成例2で製造したトレハロースのドデシルエーテル体を用いた。
【0046】
Figure 0004625595
【0047】
[製造方法]
(a):成分(1)〜(7)と成分(11)の一部を約80℃にて混合溶解する。溶解後、成分(8)〜(10)及び(11)の残部を加え、約30℃まで攪拌しながら冷却し、pH6.0のクリームソープを得た。
【0048】
比較例1
実施例10においてトレハロースのドデシルエーテル体の代わりに精製水を用いた他は全て実施例10と同様にして製品を得た。
【0049】
比較例2
実施例10においてトレハロースの代わりに精製水を用いた他は全て実施例10と同様にして製品を得た。
【0050】
比較例3
実施例10においてトレハロースのドデシルエーテル体のかわりにトレハロースのラウリン酸エステル体を用いた他は全て実施例10と同様にして製品を得た。
【0051】
各実施例および各比較例の評価結果を下記に示す。
【0052】
Figure 0004625595
【0053】
Figure 0004625595
【0054】
上記の結果より、本発明の実施例は比較例と比べて官能特性と経時安定性に優れていることが判る。特に本発明は、泡立ちなど使用時の感触と洗い上がりの感触に優れていることがわかり、また本発明の実施例は洗い上がりのぬるつきもなかった。
【0055】
【発明の効果】
以上のことから、本発明は、炭素数が1〜24であるアルキル基、または炭素数3〜24のアルケニル基で、その平均置換数が1〜8であるトレハロースのアルキルエーテル体及び/又はトレハロースのアルケニルエーテル体とトレハロースを含有することで安全性に優れ、使用時の感触に優れ、洗浄後の肌感触にも優れた皮膚洗浄料が得られることは明らかである。

Claims (1)

  1. トレハロース分子の8個の水酸基のいずれか1個の水酸基にドデシル基がエーテル結合で結合されたトレハロースのドデシルエーテル体と、トレハロースを含有することを特徴とする皮膚洗浄料。
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