JP2002362435A - 車両用ドライブレコーダおよびそのデータ読出装置 - Google Patents

車両用ドライブレコーダおよびそのデータ読出装置

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JP2002362435A
JP2002362435A JP2001166388A JP2001166388A JP2002362435A JP 2002362435 A JP2002362435 A JP 2002362435A JP 2001166388 A JP2001166388 A JP 2001166388A JP 2001166388 A JP2001166388 A JP 2001166388A JP 2002362435 A JP2002362435 A JP 2002362435A
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volatile memory
vehicle data
data
drive recorder
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JP2001166388A
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Takashi Maeda
崇 前田
Koji Fujioka
宏司 藤岡
Takanori Matsunaga
隆徳 松永
Toshinori Matsui
俊憲 松井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D41/00Fittings for identifying vehicles in case of collision; Fittings for marking or recording collision areas

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗証システムを設けることなく、第三者に対
するセキュリティ機能を確保した車両用ドライブレコー
ダを得る。 【解決手段】 車両に関する各種の車両データを常時記
録する揮発性メモリ102と、車両の衝突を検出する衝
突検出手段120と、車両の衝突前、衝突時または衝突
後に、揮発性メモリ102内の車両データを転送する転
送手段と、転送された車両データを記録保持する不揮発
性メモリ104とを備え、転送手段は、暗号化手段10
3を含み、暗号化手段103は、車両データを暗号化
し、不揮発性メモリ104は、暗号化された車両データ
を記録保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行中の車両に
関する車両データを記録しておき、事故発生後に車両デ
ータの記録情報を再現することにより事故原因などを解
析するためのドライブレコーダに関し、特にセキュリテ
ィ保証を確保した車両用ドライブレコーダに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両衝突時における各種車両
データを記録保持する車両用ドライブレコーダ(以下、
単に「ドライブレコーダ」ともいう)は、よく知られて
いる。
【0003】たとえば、特開平9−123876号公報
には、走行中に車両データを一定時間にわたって記録す
る記録部と、車両の所有者(または運転者)に固有の第
1の暗証コード、公的機関にのみ保管される第2の暗証
コード、および、入力された暗証コードに応じて、デー
タの書込み、読み出し、および消去を許可する暗証シス
テムと、を備えた車両用ドライブレコーダが示されてい
る。
【0004】上記公報に記載された従来の車両用ドライ
ブレコーダにおいては、走行中に車両データを記録部に
記録し、車両衝突時に記録を終了し、記録の複製を事故
記録として保持する。
【0005】そして、事故後においては、ドライブレコ
ーダに第2の暗証コードを入力し、ドライブレコーダ内
の暗証システムにより第2の暗証コードの照合を行い、
入力された暗証コードとドライブレコーダに保持された
暗証コードとが一致した場合に限り、記録保持された車
両データの読み出しおよび消去が可能となる。
【0006】これにより、車両用ドライブレコーダに記
録されたデータへの不正アクセスを防止し、セキュリテ
ィを保証している。
【0007】この場合、記録される車両データ自体には
セキュリティ対策の処理が施されていないので、第三者
に対してデータを隠蔽してセキュリティを保証するため
には、ドライブレコーダへの第2の暗証コードの入力お
よびその照合が必要となる。
【0008】また、データを記録した車両や運転者の身
元を保証し、第三者による改ざんを防止してセキュリテ
ィを保証するためには、ドライブレコーダへの暗証コー
ドの入力およびその照合が必要であり、ドライブレコー
ダ本体に入力および照合用の暗証システムを設ける必要
がある。
【0009】したがって、ドライブレコーダ本体に、暗
証コード入力機能および暗証コード照合機能を有する暗
証システムを設ける必要があり、装置全体が高価にな
る。また、ドライブレコーダ内の暗証システムが必要と
なるので、記録部を着脱可能とした場合には、セキュリ
ティを補償することができない。
【0010】また、ドライブレコーダ本体に暗証システ
ムが必要となるので、たとえば事故を起こした車両につ
いて、事故前の記録データから車両挙動の解析を行う場
合、ドライブレコーダに解析装置を接続して、ドライブ
レコーダに暗証コードを入力して記録データを読み出す
必要があり、取り扱いが不便である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用ドライブ
レコーダは以上のように、記録される車両データ自体に
セキュリティ対策の処理が施されていないので、セキュ
リティを保証するためには、車両用ドライブレコーダ本
体に、暗証コードの入力機能および照合機能を有する暗
証システムを設ける必要があり、装置が高価になってし
まうという問題点があった。
【0012】また、暗証システムが必要になることか
ら、記録部を着脱可能とした場合に、セキュリティが補
償されないという問題点があった。
【0013】また、事故発生後に事故前の記録データか
ら車両挙動を解析する場合、車両用ドライブレコーダの
みならず、車両用ドライブレコーダに接続される解析装
置が必要となり、取り扱いが不便であるという問題があ
った。
【0014】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、暗証コードの入力および照合用
の暗証システムを車両用ドライブレコーダ側に設けるこ
となく、第三者に対するセキュリティ機能を確保するこ
とのできる車両用ドライブレコーダを得ることを目的と
する。
【0015】また、この発明は、暗証システムを車両用
ドライブレコーダ側に備えることなく、データを記録し
た車両や運転者の身元保証や第三者による改ざん検知な
どのセキュリティ機能を保証することのできる車両用ド
ライブレコーダを得ることを目的とする。
【0016】また、この発明は、車両データを記録した
不揮発性メモリを着脱可能とした車両用ドライブレコー
ダを用いて、記録データから車両の挙動解析を行う段階
において、容易に取り扱うことができる記録データ読出
装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用ド
ライブレコーダは、車両に関する各種の車両データを常
時記録する揮発性メモリと、車両の衝突を検出する衝突
検出手段と、車両の衝突前、衝突時または衝突後に、揮
発性メモリ内の車両データを転送する転送手段と、転送
された車両データを記録保持する不揮発性メモリとを備
えた車両用ドライブレコーダにおいて、転送手段は、暗
号化手段を含み、暗号化手段は、車両データを暗号化
し、不揮発性メモリは、暗号化された車両データを記録
保持するものである。
【0018】また、この発明に係る車両用ドライブレコ
ーダは、車両に関する各種の車両データを常時記録する
揮発性メモリと、車両の衝突を検出する衝突検出手段
と、車両の衝突前、衝突時または衝突後に、揮発性メモ
リ内の車両データを転送する転送手段と、転送された車
両データを記録保持する不揮発性メモリとを備えた車両
用ドライブレコーダにおいて、転送手段は、暗号化手段
を含み、暗号化手段は、公開鍵方式の暗号化技術を用い
て、車両データにディジタル署名を施し、不揮発性メモ
リは、ディジタル署名の施された車両データを記録保持
するものである。
【0019】また、この発明に係る車両用ドライブレコ
ーダは、車両に関する各種の車両データを常時記録する
揮発性メモリと、車両の衝突を検出する衝突検出手段
と、車両の衝突前、衝突時または衝突後に、揮発性メモ
リ内の車両データを転送する転送手段と、転送された車
両データを記録保持する不揮発性メモリとを備えた車両
用ドライブレコーダにおいて、暗号化手段をさらに備
え、暗号化手段は、車両データを暗号化し、揮発性メモ
リは、暗号化された車両データを常時記録するものであ
る。
【0020】また、この発明に係る車両用ドライブレコ
ーダは、車両に関する各種の車両データを常時記録する
揮発性メモリと、車両の衝突を検出する衝突検出手段
と、車両の衝突前、衝突時または衝突後に、揮発性メモ
リ内の車両データを転送する転送手段と、転送された車
両データを記録保持する不揮発性メモリとを備えた車両
用ドライブレコーダにおいて、暗号化手段をさらに備
え、暗号化手段は、公開鍵方式の暗号化技術を用いて、
車両データにディジタル署名を施し、揮発性メモリは、
ディジタル署名の施された車両データを常時記録するも
のである。
【0021】また、この発明に係る車両用ドライブレコ
ーダは、不揮発性メモリを車両に着脱可能に接続する接
続手段を備えたものである。
【0022】また、この発明に係る車両用ドライブレコ
ーダのデータ読出装置は、接続手段から取り外された不
揮発性メモリが着脱可能に挿入される接続口と、不揮発
性メモリに記録された車両データを読み出す読出手段
と、不揮発性メモリから読み出された車両データを復号
化する復号化手段と、復号化された車両データを記録す
る記録媒体とを備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1について図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1はこの発明の実施の形態1による車両用ドライ
ブレコーダを示すブロック図である。
【0024】図1において、CPU101は、各種セン
サ(後述する)からの検出情報に基づいて、車両用ドラ
イブレコーダ全体の動作を制御する。CPU101に
は、RAM102および暗号化LSI103が接続され
ており、暗号化LSI103には、メモリカード104
が接続されている。
【0025】RAM102は、各種センサの検出情報
(検出値)を常時記録する揮発性メモリとして機能す
る。暗号化LSI103は、入力されたデータを暗号化
して出力するための暗号化手段として機能する。メモリ
カード104は、車両用ドライブレコーダ本体から着脱
可能な不揮発性メモリとして機能する。
【0026】CPU101に接続される各種センサとし
ては、ヨーレートセンサ110、横Gセンサ111、前
後Gセンサ112、車輪速センサ113、GPS11
4、エアバッグ120などが含まれる。
【0027】車輪速センサ113は、車両の4つの車輪
にそれぞれ設けられている。エアバッグ120は、作動
時に作動信号を出力し、衝突事故の発生を検出するため
の衝突検出手段として機能する。
【0028】図1内のCPU101は、暗号化LSI1
03と関連して、データ転送手段を構成しており、車両
の衝突前、衝突時または衝突後にRAM102内の車両
データをメモリカード104に転送する。
【0029】したがって、メモリカード104は、暗号
化された車両データを記録保持するようになっている。
次に、図2のフローチャートを参照しながら、図1に示
したこの発明の実施の形態1による車両用ドライブレコ
ーダの動作について説明する。
【0030】まず、車両が走行を開始すると、各種セン
サ110〜114からの検出情報は、CPU101を介
して時系列的にRAM102に記録される(ステップS
201)。
【0031】続いて、エアバック120が作動した(C
PU101にエアバッグ120の作動信号が入力され
た)か否かを判定し(ステップS202)、エアバッグ
120が非作動(すなわち、no)と判定されれば、ス
テップS201に戻って記録を続ける。
【0032】つまり、通常走行を継続している間は、最
新の数10秒の各種センサデータを残しながら、RAM
102内の車両データ内容が更新されていく。
【0033】一方、CPU101がエアバック120の
作動信号を検出し、ステップS202において、エアバ
ッグ120が作動(すなわち、yes)と判定されれ
ば、CPU101は、RAM102の更新を停止する
(ステップS203)。
【0034】続いて、CPU101は、RAM102内
に記録された各種センサのデータを暗号化LSI103
に転送し、車両データに暗号化を施す(ステップS20
4)。このとき、データ暗号化は、たとえば、公開鍵方
式の暗号技術などを用いて行われる。
【0035】次に、暗号化LSI103は暗号化を施し
た車両データをメモリカード104に転送して、記録保
持する(ステップS205)。こうして、メモリカード
104へのデータ書込みが終了した時点で、図2の処理
ルーチンを終了して、車両用ドライブレコーダは動作を
停止する。
【0036】このように、車両の各種センサデータ(車
両データ)は、事故発生前の数10秒の期間にわたっ
て、暗号化されてメモリカード104に記録される。こ
のとき、車両データ自体が暗号化されているので、メモ
リカード104を車両用ドライブレコーダ本体から取り
外しても、適切な復号化手段を使用しない限り、メモリ
カード104内の記録データを読み出すことはできな
い。
【0037】したがって、車両データの第三者への漏洩
を防止することができ、記録データのセキュリティを確
実に保証することができる。また、車両データに暗号化
処理を施すことにより、車両用ドライブレコーダへの暗
証コードの入力が不要となるので、入力機能および照合
機能を有する暗証システムを設けることなくセキュリテ
ィ保証を確保でき、安価に装置を構成することができ
る。
【0038】さらに、メモリカード104を車両に着脱
可能に接続する接続手段を設けたので、メモリカード1
04の取り扱いが容易となる。
【0039】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、CPU101とメモリカード104との間に暗号化
LSI103を介在させたが、CPU101とRAM1
02との間に暗号化LSI103を介在させてもよい。
【0040】図3はCPU101とRAM102との間
に暗号化LSI103を介在させたこの発明の実施の形
態2による車両用ドライブレコーダを示すブロック図で
ある。図3において、前述(図1参照)と同様のものに
ついては、同一符号を付して詳述を省略する。
【0041】この場合、暗号化LSI103がCPU1
01とRAM102との間に介在され、メモリカード1
04がCPU101に直接接続されたことのみが、前述
と異なる。
【0042】すなわち、暗号化LSI103は、入力さ
れた車両データを暗号化してRAM102に出力し、R
AM102は、暗号化された車両データを常時記録す
る。
【0043】次に、図4のフローチャートを参照しなが
ら、図3に示したこの発明の実施の形態2による車両用
ドライブレコーダの動作について説明する。図4におい
て、各ステップS401、S403およびS404は、
前述(図2参照)の各ステップS204、S202およ
びS203にそれぞれ対応する。
【0044】まず、車両が走行を開始すると、前述(図
2内のステップS204)と同様に、各種センサ110
〜114の検出情報は、CPU101を介して暗号化L
SI103に転送され、暗号化される(ステップS40
1)。
【0045】続いて、RAM102は、暗号化LSI1
03によって暗号化された車両データを時系列的に記録
する(ステップS402)。次に、エアバック120が
作動したか否かを判定し(ステップS403)、作動し
ていない(すなわち、no)と判定されれば、ステップ
S403に戻って記録を続ける。
【0046】一方、ステップS403において、エアバ
ッグ120が作動した(すなわち、yes)と判定され
れば、CPU101は、RAM102の更新を停止し
(ステップS404)、RAM102内に記録された暗
号化された車両データをメモリカード104に転送する
(ステップS405)。
【0047】こうして、メモリカード104へのデータ
書込みが終了した時点で、図4の処理ルーチンを終了
し、車両用ドライブレコーダは動作を停止する。
【0048】この場合も、事故発生前の数10秒の車両
データは、暗号化されてメモリカード104に記録され
ており、データ自体が暗号化されているので、メモリカ
ード104を車両用ドライブレコーダ本体から取り外し
ても、適切な復号化手段を使用しない限り、車両データ
を読み出すことはできない。
【0049】したがって、前述と同様に、各種車両デー
タの第三者への漏洩を防止することができ、記録データ
のセキュリティを確実に保証することができる。また、
暗証システムが不要となるので、安価に装置を構成する
ことができる。
【0050】実施の形態3.なお、上記実施の形態1、
2では、ステップS202(図2)またはS402(図
4)において公開鍵方式により暗号化したが、公開鍵方
式の暗号化技術を用いて、ディジタル署名を車両データ
に施してもよい。
【0051】この場合、車両や運転者に固有の非公開鍵
を用いて車両データを暗号化し、さらに、たとえば、事
故発生後に記録データを参照して事故原因の解析を行う
ための公的機関の公開する公開鍵を用いて、二重に暗号
化を行う。
【0052】すなわち、図1内の暗号化LSI103に
て、公開鍵方式の暗号化技術を用いて車両データにディ
ジタル署名を施し、ディジタル署名の施された車両デー
タをメモリカード104に記録保持する。
【0053】または、図3内の暗号化LSI103に
て、公開鍵方式の暗号化技術を用いて車両データにディ
ジタル署名を施し、ディジタル署名の施された車両デー
タをRAM102に常時記録する。
【0054】このようなディジタル署名を施すことによ
り、車両データは複雑に暗号化されるので、第三者への
漏洩をさらに確実に防止することができる。また、車両
データを記録した車両や運転者の特定か可能となるう
え、第三者による改ざんの検知が可能となる。
【0055】また、車両データにディジタル署名を施す
ことによって、データが記録された車両や運転者の身元
保証や第三者による改ざんの検知に対するセキュリティ
を保証するので、車両用ドライブレコーダへの暗証コー
ドの入力が不要となり、暗証システムを設けることなく
セキュリティ保証を確保でき、安価に装置を構成するこ
とができる。
【0056】実施の形態4.なお、上記実施の形態1で
は、事故発生後におけるメモリカード(不揮発性メモ
リ)内のデータ読出装置について特に言及しなかった
が、以下のように構成してもよい。
【0057】以下、メモリカードのデータ読出装置を具
体化したこの発明の実施の形態4について説明する。図
5はこの発明の実施の形態4による車両用ドライブレコ
ーダのデータ読出装置を示すブロック図であり、データ
読出装置が車両挙動解析機能を有する場合を示してい
る。
【0058】図5において、メモリカード510は、前
述(図1、図3参照)の車両用ドライブレコーダから取
り外された状態を示しており、データ読出装置を構成す
る車両挙動解析装置501に接続される状態を示してい
る。
【0059】車両挙動解析装置501は、接続手段から
取り外されたメモリカード510が着脱可能に挿入され
る接続口502と、メモリカード510との間で車両デ
ータを授受するためのI/O部503と、暗号化された
車両データを復号化する復号化処理S/W504と、車
両データを記録および参照するための記録媒体505
と、車両データを利用して車両挙動解析を行う車両挙動
解析S/W506とを備えている。
【0060】次に、図5に示したこの発明の実施の形態
4による車両用ドライブレコーダのデータ読出装置によ
る動作について説明する。まず、メモリカード510が
接続口502に挿入されると、車両挙動解析装置501
は、データ読出手段を構成するI/O部503を介し
て、メモリカード510から暗号化された車両データを
読み込む。
【0061】続いて、車両挙動解析装置501内の復号
化処理S/W504は、読み込まれた車両データの復号
化を行う。このとき、車両データの復号化は、たとえば
車両用ドライブレコーダにて前述の公開鍵を用いて暗号
化されたデータの場合、公開鍵に対応する非公開鍵を用
いることで可能となる。
【0062】次に、復号化処理S/W504は、復号化
された車両データを記録媒体505に記録保存する。以
下、車両挙動解析装置501内の車両挙動解析S/W5
06は、記録媒体505に記録された車両データを用い
て、事故時の車両挙動の解析を行うことができる。
【0063】この場合、メモリーカード510を車両挙
動解析装置501の接続口502にに接続することのみ
で、復号化された車両データが記録媒体505に記録さ
れるので、極めて容易な取り扱いにより、記録媒体50
5に記録された車両データから車両の挙動解析を行うこ
とができる。
【0064】また、暗号処理された車両データを記録し
たメモリカード510を車両挙動解析装置(データ読出
装置)501に接続するのみでデータ読出が可能なの
で、車両データから車両の挙動解析を行う段階におい
て、取り扱いの容易な車両用ドライブレコーダのデータ
読出装置を構成することができる。
【0065】さらに、メモリカード104に記録された
車両データ自身に暗号化処理が施されているので、適切
な復号化手段(復号化処理S/W504)を用いない限
りはデータ読取りが不可能であり、メモリカード510
を車両用ドライブレコーダ本体から着脱可能に構成して
も、確実にセキュリティを保証することができる。
【0066】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、車両に
関する各種の車両データを常時記録する揮発性メモリ
と、車両の衝突を検出する衝突検出手段と、車両の衝突
前、衝突時または衝突後に、揮発性メモリ内の車両デー
タを転送する転送手段と、転送された車両データを記録
保持する不揮発性メモリとを備えた車両用ドライブレコ
ーダにおいて、転送手段は、暗号化手段を含み、暗号化
手段は、車両データを暗号化し、不揮発性メモリは、暗
号化された車両データを記録保持するようにしたので、
暗証コードの入力および照合用の暗証システムを車両用
ドライブレコーダ側に設けることなく、第三者に対する
セキュリティ機能を確保することのできる車両用ドライ
ブレコーダが得られる効果がある。
【0067】また、この発明によれば、車両に関する各
種の車両データを常時記録する揮発性メモリと、車両の
衝突を検出する衝突検出手段と、車両の衝突前、衝突時
または衝突後に、揮発性メモリ内の車両データを転送す
る転送手段と、転送された車両データを記録保持する不
揮発性メモリとを備えた車両用ドライブレコーダにおい
て、転送手段は、暗号化手段を含み、暗号化手段は、公
開鍵方式の暗号化技術を用いて、車両データにディジタ
ル署名を施し、不揮発性メモリは、ディジタル署名の施
された車両データを記録保持するようにしたので、暗証
システムを車両用ドライブレコーダ側に備えることな
く、データを記録した車両や運転者の身元保証や第三者
による改ざん検知などのセキュリティ機能を保証するこ
とのできる車両用ドライブレコーダが得られる効果があ
る。
【0068】また、この発明によれば、車両に関する各
種の車両データを常時記録する揮発性メモリと、車両の
衝突を検出する衝突検出手段と、車両の衝突前、衝突時
または衝突後に、揮発性メモリ内の車両データを転送す
る転送手段と、転送された車両データを記録保持する不
揮発性メモリとを備えた車両用ドライブレコーダにおい
て、暗号化手段をさらに備え、暗号化手段は、車両デー
タを暗号化し、揮発性メモリは、暗号化された車両デー
タを常時記録するようにしたので、暗証コードの入力お
よび照合用の暗証システムを車両用ドライブレコーダ側
に設けることなく、第三者に対するセキュリティ機能を
確保することのできる車両用ドライブレコーダが得られ
る効果がある。
【0069】また、この発明によれば、車両に関する各
種の車両データを常時記録する揮発性メモリと、車両の
衝突を検出する衝突検出手段と、車両の衝突前、衝突時
または衝突後に、揮発性メモリ内の車両データを転送す
る転送手段と、転送された車両データを記録保持する不
揮発性メモリとを備えた車両用ドライブレコーダにおい
て、暗号化手段をさらに備え、暗号化手段は、公開鍵方
式の暗号化技術を用いて、車両データにディジタル署名
を施し、揮発性メモリは、ディジタル署名の施された車
両データを常時記録するようにしたので、暗証システム
を車両用ドライブレコーダ側に備えることなく、データ
を記録した車両や運転者の身元保証や第三者による改ざ
ん検知などのセキュリティ機能を保証することのできる
車両用ドライブレコーダが得られる効果がある。
【0070】また、この発明によれば、不揮発性メモリ
を車両に着脱可能に接続する接続手段を備えたので、不
揮発性メモリの取り扱いが容易な車両用ドライブレコー
ダが得られる効果がある。
【0071】また、この発明によれば、接続手段から取
り外された不揮発性メモリが着脱可能に挿入される接続
口と、不揮発性メモリに記録された車両データを読み出
す読出手段と、不揮発性メモリから読み出された車両デ
ータを復号化する復号化手段と、復号化された車両デー
タを記録する記録媒体とを備えたので、不揮発性メモリ
を着脱可能とした車両用ドライブレコーダを用いて、車
両の挙動解析を行う段階において容易に取り扱うことの
できる車両用ドライブレコーダのデータ読出装置が得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車両用ドライ
ブレコーダを示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による車両用ドライ
ブレコーダの動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による車両用ドライ
ブレコーダを示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による車両用ドライ
ブレコーダの動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態4による車両用ドライ
ブレコーダのデータ読出装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 CPU、102 RAM(揮発性メモリ)、1
03 暗号化LSI(暗号化手段)、104、510
メモリカード(不揮発性メモリ)、120 エアバッグ
(衝突検出手段)、501 車両挙動解析装置(データ
読出装置)、502 接続口、503 I/O部(読出
手段)、504 復号化処理S/W(復号化手段)、5
05 記録媒体、506 車両挙動解析S/W。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 隆徳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松井 俊憲 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA02 KA12 KA35 YA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に関する各種の車両データを常時記
    録する揮発性メモリと、 前記車両の衝突を検出する衝突検出手段と、 前記車両の衝突前、衝突時または衝突後に、前記揮発性
    メモリ内の車両データを転送する転送手段と、 転送された前記車両データを記録保持する不揮発性メモ
    リとを備えた車両用ドライブレコーダにおいて、 前記転送手段は、暗号化手段を含み、 前記暗号化手段は、前記車両データを暗号化し、 前記不揮発性メモリは、暗号化された前記車両データを
    記録保持することを特徴とする車両用ドライブレコー
    ダ。
  2. 【請求項2】 車両に関する各種の車両データを常時記
    録する揮発性メモリと、 前記車両の衝突を検出する衝突検出手段と、 前記車両の衝突前、衝突時または衝突後に、前記揮発性
    メモリ内の車両データを転送する転送手段と、 転送された前記車両データを記録保持する不揮発性メモ
    リとを備えた車両用ドライブレコーダにおいて、 前記転送手段は、暗号化手段を含み、 前記暗号化手段は、公開鍵方式の暗号化技術を用いて、
    前記車両データにディジタル署名を施し、 前記不揮発性メモリは、ディジタル署名の施された前記
    車両データを記録保持することを特徴とする車両用ドラ
    イブレコーダ。
  3. 【請求項3】 車両に関する各種の車両データを常時記
    録する揮発性メモリと、 前記車両の衝突を検出する衝突検出手段と、 前記車両の衝突前、衝突時または衝突後に、前記揮発性
    メモリ内の車両データを転送する転送手段と、 転送された前記車両データを記録保持する不揮発性メモ
    リとを備えた車両用ドライブレコーダにおいて、 暗号化手段をさらに備え、 前記暗号化手段は、前記車両データを暗号化し、 前記揮発性メモリは、暗号化された前記車両データを常
    時記録することを特徴とする車両用ドライブレコーダ。
  4. 【請求項4】 車両に関する各種の車両データを常時記
    録する揮発性メモリと、 前記車両の衝突を検出する衝突検出手段と、 前記車両の衝突前、衝突時または衝突後に、前記揮発性
    メモリ内の車両データを転送する転送手段と、 転送された前記車両データを記録保持する不揮発性メモ
    リとを備えた車両用ドライブレコーダにおいて、 暗号化手段をさらに備え、 前記暗号化手段は、公開鍵方式の暗号化技術を用いて、
    前記車両データにディジタル署名を施し、 前記揮発性メモリは、ディジタル署名の施された前記車
    両データを常時記録することを特徴とする車両用ドライ
    ブレコーダ。
  5. 【請求項5】 前記不揮発性メモリを前記車両に着脱可
    能に接続する接続手段を備えたことを特徴とする請求項
    1から請求項4までのいずれかに記載の車両用ドライブ
    レコーダ。
  6. 【請求項6】 前記接続手段から取り外された前記不揮
    発性メモリが着脱可能に挿入される接続口と、 前記不揮発性メモリに記録された車両データを読み出す
    読出手段と、 前記不揮発性メモリから読み出された前記車両データを
    復号化する復号化手段と、 復号化された前記車両データを記録する記録媒体とを備
    えたことを特徴とする請求項5に記載の車両用ドライブ
    レコーダのデータ読出装置。
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