JP2002362417A - フロントエンドパネル - Google Patents
フロントエンドパネルInfo
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- JP2002362417A JP2002362417A JP2001176135A JP2001176135A JP2002362417A JP 2002362417 A JP2002362417 A JP 2002362417A JP 2001176135 A JP2001176135 A JP 2001176135A JP 2001176135 A JP2001176135 A JP 2001176135A JP 2002362417 A JP2002362417 A JP 2002362417A
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フロントエンドパネルの機械的強度を確保し
つつ、フロントエンドパネルの軽量化及び製造原価低減
を図る。 【解決手段】 パネル400のうち、エンジンを支持す
るためのセンターメンバーが締結される中央締結部42
1を、中央締結部421以外の部位であって中央締結部
421近傍の部位(下方側梁部材420のうち中央締結
部421以外の部位)より機械的強度が高くなるように
構成し、かつ、パネル400全体をアルミダイカストと
する。これにより、パネル400の機械的強度を確保し
つつ、パネル400の軽量化及び製造原価低減を図るこ
とができる。
つつ、フロントエンドパネルの軽量化及び製造原価低減
を図る。 【解決手段】 パネル400のうち、エンジンを支持す
るためのセンターメンバーが締結される中央締結部42
1を、中央締結部421以外の部位であって中央締結部
421近傍の部位(下方側梁部材420のうち中央締結
部421以外の部位)より機械的強度が高くなるように
構成し、かつ、パネル400全体をアルミダイカストと
する。これにより、パネル400の機械的強度を確保し
つつ、パネル400の軽量化及び製造原価低減を図るこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両前端部にて車
両ボディに固定されて走行用エンジンを支持するセンタ
ーメンバーが締結されるフロントエンドパネルに関する
ものである。
両ボディに固定されて走行用エンジンを支持するセンタ
ーメンバーが締結されるフロントエンドパネルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
な(中型クラス)のFF(エンジン前置き・前輪駆動)
方式の車両では、図4に示すように、フロントエンドパ
ネル400と車両ボディ(ダッシュパネル)600とを
渡すように延びるセンターメンバー500及び車両ボデ
ィ(フェンダパネル、サイドメンバー)610によりエ
ンジンを支持している。このため、フロントエンドパネ
ルのうちセンターメンバーが締結される締結部には、エ
ンジンの荷重により比較的大きな応力が発生する。な
お、図4(a)では、理解を容易にするためシュラウド
を省略している。
な(中型クラス)のFF(エンジン前置き・前輪駆動)
方式の車両では、図4に示すように、フロントエンドパ
ネル400と車両ボディ(ダッシュパネル)600とを
渡すように延びるセンターメンバー500及び車両ボデ
ィ(フェンダパネル、サイドメンバー)610によりエ
ンジンを支持している。このため、フロントエンドパネ
ルのうちセンターメンバーが締結される締結部には、エ
ンジンの荷重により比較的大きな応力が発生する。な
お、図4(a)では、理解を容易にするためシュラウド
を省略している。
【0003】これに対して、特許第2931605号明
細書に記載の発明では、フロントパネルを樹脂製とする
とともに、締結部等の大きな荷重が作用する部位に、鉄
をプレス成形した補給部材を埋め込むことによりフロン
トエンドパネルの機械的強度を確保しつつ、フロントエ
ンドパネルの軽量化及び生産性の向上を図っている。
細書に記載の発明では、フロントパネルを樹脂製とする
とともに、締結部等の大きな荷重が作用する部位に、鉄
をプレス成形した補給部材を埋め込むことによりフロン
トエンドパネルの機械的強度を確保しつつ、フロントエ
ンドパネルの軽量化及び生産性の向上を図っている。
【0004】しかし、上記の発明では、フロントエンド
パネルを成形するための樹脂成形用金型及び補強部材を
プレス成形するためのプレス金型を必要とする上に、樹
脂成形用金型の型空間(キャビティ)内に補強部材を設
置するための金型調整を必要とするので、設備投資額が
増大する上に、フロントエンドパネル成形時の製造工数
(製造時間)を低減することが難しい。
パネルを成形するための樹脂成形用金型及び補強部材を
プレス成形するためのプレス金型を必要とする上に、樹
脂成形用金型の型空間(キャビティ)内に補強部材を設
置するための金型調整を必要とするので、設備投資額が
増大する上に、フロントエンドパネル成形時の製造工数
(製造時間)を低減することが難しい。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、フロントエンド
パネルの機械的強度を確保しつつ、フロントエンドパネ
ルの軽量化及び製造原価低減を図ることを目的とする。
パネルの機械的強度を確保しつつ、フロントエンドパネ
ルの軽量化及び製造原価低減を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、車両前端部
にて車両ボディに固定され、少なくとも走行用エンジン
(E/G)を支持するセンターメンバー(500)が締
結されるパネル本体(400)からなるフロントエンド
パネルであって、パネル本体(400)は、アルミニウ
ム材をダイカスト法にて成形することにより製造されて
おり、さらに、パネル本体(400)のうちセンターメ
ンバー(500)が締結される締結部(421)は、締
結部(421)以外の部位であって締結部(421)近
傍の部位より機械的強度が高くなるように構成されてい
ることを特徴とする。
成するために、請求項1に記載の発明では、車両前端部
にて車両ボディに固定され、少なくとも走行用エンジン
(E/G)を支持するセンターメンバー(500)が締
結されるパネル本体(400)からなるフロントエンド
パネルであって、パネル本体(400)は、アルミニウ
ム材をダイカスト法にて成形することにより製造されて
おり、さらに、パネル本体(400)のうちセンターメ
ンバー(500)が締結される締結部(421)は、締
結部(421)以外の部位であって締結部(421)近
傍の部位より機械的強度が高くなるように構成されてい
ることを特徴とする。
【0007】これにより、パネル本体(400)の機械
的強度を確保しつつ、パネル本体(400)の軽量化を
図ることができる。
的強度を確保しつつ、パネル本体(400)の軽量化を
図ることができる。
【0008】また、パネル本体(400)全体を金属製
としているので、パネル本体(400)の成形時に鉄製
の補強部材をパネル本体(400)内に埋め込む(イン
サート成形)する必要がないので、パネル本体(40
0)の成形時の製造工数(製造時間)を低減することが
できる。
としているので、パネル本体(400)の成形時に鉄製
の補強部材をパネル本体(400)内に埋め込む(イン
サート成形)する必要がないので、パネル本体(40
0)の成形時の製造工数(製造時間)を低減することが
できる。
【0009】したがって、本発明によれば、パネル本体
(400)、すなわちフロントエンドパネルの機械的強
度を確保しつつ、パネル本体(400)、すなわちフロ
ントエンドパネルの軽量化及び製造原価低減を図ること
ができる。
(400)、すなわちフロントエンドパネルの機械的強
度を確保しつつ、パネル本体(400)、すなわちフロ
ントエンドパネルの軽量化及び製造原価低減を図ること
ができる。
【0010】請求項2に記載の発明では、車両前端部に
て車両ボディに固定され、少なくとも走行用エンジン
(E/G)を支持するセンターメンバー(500)が締
結されるパネル本体(400)からなるフロントエンド
パネルであって、パネル本体(400)は、上方側に位
置して水平方向に延びる上方側梁部材(410)、下方
側に位置して水平方向に延びてセンターメンバー(50
0)が締結される締結部(421)が設けられた下方側
梁部材(420)、及び上下方向に延びて両梁部材(4
10、420)を連結する支柱部(430)を有して構
成されているとともに、これらの部材(410〜44
0)は、アルミニウム材をダイカスト法にて成形するこ
とにより一体成形されており、さらに、締結部(42
1)は、下方側梁部材(420)のうち締結部(42
1)以外の部位に比べて機械的強度が高くなるように構
成されていることを特徴とする。
て車両ボディに固定され、少なくとも走行用エンジン
(E/G)を支持するセンターメンバー(500)が締
結されるパネル本体(400)からなるフロントエンド
パネルであって、パネル本体(400)は、上方側に位
置して水平方向に延びる上方側梁部材(410)、下方
側に位置して水平方向に延びてセンターメンバー(50
0)が締結される締結部(421)が設けられた下方側
梁部材(420)、及び上下方向に延びて両梁部材(4
10、420)を連結する支柱部(430)を有して構
成されているとともに、これらの部材(410〜44
0)は、アルミニウム材をダイカスト法にて成形するこ
とにより一体成形されており、さらに、締結部(42
1)は、下方側梁部材(420)のうち締結部(42
1)以外の部位に比べて機械的強度が高くなるように構
成されていることを特徴とする。
【0011】これにより、パネル本体(400)の機械
的強度を確保しつつ、パネル本体(400)の軽量化を
図ることができる。
的強度を確保しつつ、パネル本体(400)の軽量化を
図ることができる。
【0012】また、パネル本体(400)全体を金属製
としているので、パネル本体(400)の成形時に鉄製
の補強部材をパネル本体(400)内に埋め込む(イン
サート成形)する必要がないので、パネル本体(40
0)の成形時の製造工数(製造時間)を低減することが
できる。
としているので、パネル本体(400)の成形時に鉄製
の補強部材をパネル本体(400)内に埋め込む(イン
サート成形)する必要がないので、パネル本体(40
0)の成形時の製造工数(製造時間)を低減することが
できる。
【0013】したがって、本発明によれば、パネル本体
(400)、すなわちフロントエンドパネルの機械的強
度を確保しつつ、パネル本体(400)、すなわちフロ
ントエンドパネルの軽量化及び製造原価低減を図ること
ができる。
(400)、すなわちフロントエンドパネルの機械的強
度を確保しつつ、パネル本体(400)、すなわちフロ
ントエンドパネルの軽量化及び製造原価低減を図ること
ができる。
【0014】なお、請求項3に記載の発明のごとく、締
結部(421)の肉厚を厚くすることにより機械的強度
を高めてもよいまた、請求項4に記載の発明のごとく、
締結部(421)に補強用のリブ(423)を設けるこ
とにより機械的強度を高めてもよい。
結部(421)の肉厚を厚くすることにより機械的強度
を高めてもよいまた、請求項4に記載の発明のごとく、
締結部(421)に補強用のリブ(423)を設けるこ
とにより機械的強度を高めてもよい。
【0015】請求項5に記載の発明では、パネル本体
(400)には、車両用ラジエータ(100)とラジエ
ータ(100)に冷却風を送風するファン(200)と
の隙間を覆うことによりファン(200)によって誘起
された空気流がラジエータ(100)を迂回することを
抑制するシュラウド(450)が一体形成されているこ
とを特徴とする。
(400)には、車両用ラジエータ(100)とラジエ
ータ(100)に冷却風を送風するファン(200)と
の隙間を覆うことによりファン(200)によって誘起
された空気流がラジエータ(100)を迂回することを
抑制するシュラウド(450)が一体形成されているこ
とを特徴とする。
【0016】これにより、シュラウド(450)をパネ
ル本体(400)の強度部材として機能させることが可
能であるので、パネル本体(400)に別途、補強を施
すことなく、必要な機械的強度を確保することができ
る。したがって、シュラウドが装着された状態における
パネル本体(400)の軽量化を図りつつ、パネル本体
(400)の機械的強度及び剛性を高めることができ
る。
ル本体(400)の強度部材として機能させることが可
能であるので、パネル本体(400)に別途、補強を施
すことなく、必要な機械的強度を確保することができ
る。したがって、シュラウドが装着された状態における
パネル本体(400)の軽量化を図りつつ、パネル本体
(400)の機械的強度及び剛性を高めることができ
る。
【0017】また、シュラウド(450)が一体化され
ているので、シュラウドを別途、フロントエンドパネル
に組み付ける場合に比べて、車両の組み付け工数(組み
立て時間)を削減すことができる。
ているので、シュラウドを別途、フロントエンドパネル
に組み付ける場合に比べて、車両の組み付け工数(組み
立て時間)を削減すことができる。
【0018】ところで、シュラウドをパネル本体(40
0)に一体形成すると、後述する図1に示すように、そ
の形状が複雑になるので、プレス加工にてパネル本体
(400)を成形することは非常に難しい。
0)に一体形成すると、後述する図1に示すように、そ
の形状が複雑になるので、プレス加工にてパネル本体
(400)を成形することは非常に難しい。
【0019】これに対して、本発明では、ダイカスト法
にてパネル本体(400)を成形しているので、シュラ
ウド(450)が一体成形されたパネル本体(400)
を容易に成形(製造)することができる。
にてパネル本体(400)を成形しているので、シュラ
ウド(450)が一体成形されたパネル本体(400)
を容易に成形(製造)することができる。
【0020】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本実施形態に係るフロント
エンドパネル(以下、パネルと略す。)400を示す斜
視図であり、このパネル(パネル本体)400には、図
2に示すように、車両走行用のエンジン(内燃機関)E
/Gの冷却水を冷却するラジエータ100、ラジエータ
100に冷却風を送風するファン200、及びファン2
00を駆動する電動モータ(駆動手段)300、並びに
エンジンE/Gを支持するためのセンターメンバー50
0(図4参照)等が組み付けられる。
エンドパネル(以下、パネルと略す。)400を示す斜
視図であり、このパネル(パネル本体)400には、図
2に示すように、車両走行用のエンジン(内燃機関)E
/Gの冷却水を冷却するラジエータ100、ラジエータ
100に冷却風を送風するファン200、及びファン2
00を駆動する電動モータ(駆動手段)300、並びに
エンジンE/Gを支持するためのセンターメンバー50
0(図4参照)等が組み付けられる。
【0022】なお、図1はパネル400を裏面側(エン
ジンE/G側)から見た斜視図であり、ラジエータ10
0、ファン200、電動モータ300及びエンジンE/
Gは、図2に示すように、車両前方側から冷却風(空気
流れ)に沿って直列に並んでいる。
ジンE/G側)から見た斜視図であり、ラジエータ10
0、ファン200、電動モータ300及びエンジンE/
Gは、図2に示すように、車両前方側から冷却風(空気
流れ)に沿って直列に並んでいる。
【0023】そして、パネル400は、図1に示すよう
に、上方側に位置して水平方向に延びる上方側梁部材
(アッパビーム)410、下方側に位置して水平方向に
延びる下方側梁部材(ロアビーム)420、上下方向に
延びて両梁部材410、420を連結する支柱部(ピラ
ー)430、及びヘッドライト(図示せず。)が組み付
けられライトステー440等を有して構成されたもであ
り、これらの部材410〜440は、アルミニウム材を
ダイカスト法にて成形することにより一体成形にて製造
されている。
に、上方側に位置して水平方向に延びる上方側梁部材
(アッパビーム)410、下方側に位置して水平方向に
延びる下方側梁部材(ロアビーム)420、上下方向に
延びて両梁部材410、420を連結する支柱部(ピラ
ー)430、及びヘッドライト(図示せず。)が組み付
けられライトステー440等を有して構成されたもであ
り、これらの部材410〜440は、アルミニウム材を
ダイカスト法にて成形することにより一体成形にて製造
されている。
【0024】そしてさらに、本実施形態では、ファン2
00を回転可能に支持するとともに、ファン200とラ
ジエータ100との隙間を覆うことによりファン200
によって誘起された空気流がラジエータ100を迂回す
ることを抑制するシュラウド450がパネル400に一
体形成されている。
00を回転可能に支持するとともに、ファン200とラ
ジエータ100との隙間を覆うことによりファン200
によって誘起された空気流がラジエータ100を迂回す
ることを抑制するシュラウド450がパネル400に一
体形成されている。
【0025】ところで、460はパネル400を車両ボ
ディのサイドメンバー(図示せず。)にボルト等の締結
手段により固定するための側面締結部である。そして、
下方側梁部材420の長手方向略中央部には、センター
メンバー(図4参照)500を締結固定するための中央
締結部(図1の○で囲まれた領域)421が設けられて
いる。
ディのサイドメンバー(図示せず。)にボルト等の締結
手段により固定するための側面締結部である。そして、
下方側梁部材420の長手方向略中央部には、センター
メンバー(図4参照)500を締結固定するための中央
締結部(図1の○で囲まれた領域)421が設けられて
いる。
【0026】なお、本実施形態では、センターメンバー
500はボルト等の脱着可能な締結手段により下方側梁
部材420(パネル400)に締結固定されるため、中
央締結部421には、図3に示すように、ボルトを装着
するための穴(雌ねじ)4222が設けられいる。
500はボルト等の脱着可能な締結手段により下方側梁
部材420(パネル400)に締結固定されるため、中
央締結部421には、図3に示すように、ボルトを装着
するための穴(雌ねじ)4222が設けられいる。
【0027】そして、本実施形態では、中央締結部42
1の機械的強度(曲げ剛性、剪断耐力、捻り剛性等)
が、下方側梁部材420のうち中央締結部421以外の
部位の機械的強度に比べて高くなるように、図3に示す
ように、中央締結部421の肉厚を下方側梁部材420
のうち中央締結部421以外の部位の機械的強度に比べ
て厚くするとともに、図1に示すように、中央締結部4
21に他の部位に比べて多数本の補強用のリブ(板状の
補強部)423を設け、かつ、これらのリブ423によ
りトラス構造を構成している。
1の機械的強度(曲げ剛性、剪断耐力、捻り剛性等)
が、下方側梁部材420のうち中央締結部421以外の
部位の機械的強度に比べて高くなるように、図3に示す
ように、中央締結部421の肉厚を下方側梁部材420
のうち中央締結部421以外の部位の機械的強度に比べ
て厚くするとともに、図1に示すように、中央締結部4
21に他の部位に比べて多数本の補強用のリブ(板状の
補強部)423を設け、かつ、これらのリブ423によ
りトラス構造を構成している。
【0028】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
べる。
【0029】本実施形態によれば、パネル400のうち
センターメンバー500が締結される中央締結部421
は、中央締結部421以外の部位であって中央締結部4
21近傍の部位(本実施形態では、下方側梁部材420
のうち中央締結部421以外の部位)より機械的強度が
高くなるように構成され、かつ、パネル400全体をア
ルミニウム製としているので、パネル400の機械的強
度を確保しつつ、パネル400の軽量化を図ることがで
きる。
センターメンバー500が締結される中央締結部421
は、中央締結部421以外の部位であって中央締結部4
21近傍の部位(本実施形態では、下方側梁部材420
のうち中央締結部421以外の部位)より機械的強度が
高くなるように構成され、かつ、パネル400全体をア
ルミニウム製としているので、パネル400の機械的強
度を確保しつつ、パネル400の軽量化を図ることがで
きる。
【0030】また、パネル400全体を金属製としてい
るので、パネル400の成形時に鉄製の補強部材をパネ
ル400内に埋め込む(インサート成形)する必要がな
いので、パネル400の成形時の製造工数(製造時間)
を低減することができる。
るので、パネル400の成形時に鉄製の補強部材をパネ
ル400内に埋め込む(インサート成形)する必要がな
いので、パネル400の成形時の製造工数(製造時間)
を低減することができる。
【0031】したがって、本実施形態によれば、パネル
400の機械的強度を確保しつつ、パネル400の軽量
化及び製造原価低減を図ることができる。
400の機械的強度を確保しつつ、パネル400の軽量
化及び製造原価低減を図ることができる。
【0032】また、シュラウド450をパネル400に
一体形成しているので、シュラウド450をパネル40
0の強度部材として機能させることが可能であるので、
パネル400に別途、補強を施すことなく、必要な機械
的強度を確保することができる。したがって、シュラウ
ドが装着された状態におけるパネル400の軽量化を図
りつつ、パネル400の機械的強度及び剛性を高めるこ
とができる。
一体形成しているので、シュラウド450をパネル40
0の強度部材として機能させることが可能であるので、
パネル400に別途、補強を施すことなく、必要な機械
的強度を確保することができる。したがって、シュラウ
ドが装着された状態におけるパネル400の軽量化を図
りつつ、パネル400の機械的強度及び剛性を高めるこ
とができる。
【0033】また、シュラウド450が一体化されてい
るので、シュラウドを別途、パネル400に組み付ける
場合に比べて、車両の組み付け工数(組み立て時間)を
削減すことができる。
るので、シュラウドを別途、パネル400に組み付ける
場合に比べて、車両の組み付け工数(組み立て時間)を
削減すことができる。
【0034】ところで、シュラウド452をパネル40
0に一体形成すると、図1に示すように、その形状が複
雑になるので、プレス加工にてパネル400を成形する
ことは非常に難しい。
0に一体形成すると、図1に示すように、その形状が複
雑になるので、プレス加工にてパネル400を成形する
ことは非常に難しい。
【0035】これに対して、本実施形態では、ダイカス
ト法にてパネル400を成形しているので、シュラウド
450が一体成形されたパネル400を容易に成形(製
造)することができる。
ト法にてパネル400を成形しているので、シュラウド
450が一体成形されたパネル400を容易に成形(製
造)することができる。
【0036】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、シュラウド450をパネル400に一体成形した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、両者40
0、450を別体としてもよい。
は、シュラウド450をパネル400に一体成形した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、両者40
0、450を別体としてもよい。
【0037】また、上述の実施形態では、中央締結部4
21の機械的強度が、下方側梁部材420のうち中央締
結部421以外の部位の機械的強度に比べて高くなるよ
うに、中央締結部421の肉厚を下方側梁部材420の
うち中央締結部421以外の部位の機械的強度に比べて
厚くするとともに、中央締結部421に他の部位に比べ
て多数本の補強用のリブ423を設けたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、肉厚のみを厚く
する、リブ423の数のみ増やす、又は断面二次モーメ
ントが大きくなるような断面形状とする等してもよい。
21の機械的強度が、下方側梁部材420のうち中央締
結部421以外の部位の機械的強度に比べて高くなるよ
うに、中央締結部421の肉厚を下方側梁部材420の
うち中央締結部421以外の部位の機械的強度に比べて
厚くするとともに、中央締結部421に他の部位に比べ
て多数本の補強用のリブ423を設けたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、肉厚のみを厚く
する、リブ423の数のみ増やす、又は断面二次モーメ
ントが大きくなるような断面形状とする等してもよい。
【0038】また、上述の実施形態では、センターメン
バー500をボルトにて締結したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、その他の締結(接合)手段であ
ってもよい。
バー500をボルトにて締結したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、その他の締結(接合)手段であ
ってもよい。
【図1】本発明の実施形態に係るフロントエンドパネル
の斜視図である、
の斜視図である、
【図2】本発明の実施形態に係るフロントエンド構造を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るフロントエンドパネル
の下方側梁部材の正面図(エンジン側から見た図)であ
る。
の下方側梁部材の正面図(エンジン側から見た図)であ
る。
【図4】エンジンの搭載状態の示す模式図である。
400…フロンエンドパネル、410…上方側梁部材、
420…下方側梁部材、421…中央締結部。
420…下方側梁部材、421…中央締結部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 智之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 長坂 猛 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 日比 靖 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 高木 博己 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3D003 AA01 AA04 AA08 AA11 AA18 BB01 CA04 DA03 DA04 3D038 AA10 AB01 AC01 AC14 AC15
Claims (5)
- 【請求項1】 車両前端部にて車両ボディに固定され、
少なくとも走行用エンジン(E/G)を支持するセンタ
ーメンバー(500)が締結されるパネル本体(40
0)からなるフロントエンドパネルであって、 前記パネル本体(400)は、アルミニウム材をダイカ
スト法にて成形することにより製造されており、 さらに、前記パネル本体(400)のうち前記センター
メンバー(500)が締結される締結部(421)は、
前記締結部(421)以外の部位であって前記締結部
(421)近傍の部位より機械的強度が高くなるように
構成されていることを特徴とするフロントエンドパネ
ル。 - 【請求項2】 車両前端部にて車両ボディに固定され、
少なくとも走行用エンジン(E/G)を支持するセンタ
ーメンバー(500)が締結されるパネル本体(40
0)からなるフロントエンドパネルであって、 前記パネル本体(400)は、上方側に位置して水平方
向に延びる上方側梁部材(410)、下方側に位置して
水平方向に延びて前記センターメンバー(500)が締
結される締結部(421)が設けられた下方側梁部材
(420)、及び上下方向に延びて両梁部材(410、
420)を連結する支柱部(430)を有して構成され
ているとともに、これらの部材(410〜440)は、
アルミニウム材をダイカスト法にて成形することにより
一体成形されており、 さらに、前記締結部(421)は、前記下方側梁部材
(420)のうち前記締結部(421)以外の部位に比
べて機械的強度が高くなるように構成されていることを
特徴とするフロントエンドパネル。 - 【請求項3】 前記締結部(421)は、肉厚を厚くす
ることにより機械的強度が高められていることを特徴と
する請求項1又は2に記載のフロントエンドパネル。 - 【請求項4】 前記締結部(421)は、補強用のリブ
(423)を設けることにより機械的強度が高められて
いることを特徴とする請求項1又は2に記載のフロント
エンドパネル。 - 【請求項5】 前記パネル本体(400)には、車両用
ラジエータ(100)と前記ラジエータ(100)に冷
却風を送風するファン(200)との隙間を覆うことに
より前記ファン(200)によって誘起された空気流が
前記ラジエータ(100)を迂回することを抑制するシ
ュラウド(450)が一体形成されていることを特徴と
する請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両のフ
ロントエンド構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001176135A JP2002362417A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | フロントエンドパネル |
US10/132,495 US6708790B2 (en) | 2001-04-26 | 2002-04-25 | Front-end structure of a vehicle |
DE10218532A DE10218532A1 (de) | 2001-04-26 | 2002-04-25 | Frontkonstruktion eines Fahrzeugs |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001176135A JP2002362417A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | フロントエンドパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=19017169
Family Applications (1)
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002362417A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104015607A (zh) * | 2014-06-09 | 2014-09-03 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车散热器安装结构 |
JP2015054587A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | トヨタ自動車株式会社 | サスペンションタワープレート及びサスペンションタワー |
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-
2001
- 2001-06-11 JP JP2001176135A patent/JP2002362417A/ja active Pending
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