JP2002361998A - 電極パターンの印刷方法 - Google Patents

電極パターンの印刷方法

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JP2002361998A
JP2002361998A JP2001169523A JP2001169523A JP2002361998A JP 2002361998 A JP2002361998 A JP 2002361998A JP 2001169523 A JP2001169523 A JP 2001169523A JP 2001169523 A JP2001169523 A JP 2001169523A JP 2002361998 A JP2002361998 A JP 2002361998A
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JP
Japan
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printing plate
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electrode pattern
roll
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JP2001169523A
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English (en)
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Masayuki Kamiyoshiya
雅之 上美谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ひげ状の欠陥を生ぜしめることなくガラス基板
上に電極パターンを印刷する方法を提供する。 【解決手段】導電性粉体と焼成除去可能な有機成分を少
なくとも含有する導体インキを用いてガラス基板上にオ
フセット印刷法により電極パターンを印刷する電極パタ
ーンの印刷方法において、印刷版2として水無し版を用
い、この印刷版2に導体インキを充填した後、前記印刷
版2のシリコーンゴム膜2aの表面張力よりも高い表面
張力を有するシリコーンゴム膜を有するシリコーンロー
ル19が前記導体インキを充填した印刷版の表面上を転
がることにより印刷版のインキ充填部4からひげ状に飛
び出すひげ欠陥5を取り去り、しかる後ブランケットロ
ールに導体インキを転移させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電極パターンの印刷
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子回路や画像表示装置等におけ
る電極の微細パターンの形成は、より高い精度で、か
つ、低い製造コストで実施可能であることが要求されて
いる。
【0003】従来、微細な電極パターンの形成方法とし
て、導電性粉体を含有するパターン形成用ペーストを用
いてスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法によりパ
ターンを形成した後、焼成して電極パターンを形成する
方法がある。しかしながら、スクリーン印刷法による電
極パターン形成では、スクリーン印刷版を構成するメッ
シュ材料の伸びによる印刷精度の限界があり、また、形
成したパターンにメッシュ目が生じたりパターンのにじ
みが発生し、電極パターンのエッジ精度が低いという問
題がある。また、フォトリソグラフィ法は、高精度の電
極パターンの形成が可能であるものの、製造工程が複雑
であり、且つ、材料ロスが多く、製造コストの低減に限
界があった。
【0004】このため、工程が簡単で量産性を有するオ
フセット印刷法を用いることによる微細電極パターン形
成の低コスト化が試みられている。このオフセット印刷
法では、導電性粉体を含有した導体インキを凹版或いは
平版の印刷版に供給し、印刷版上のインキパターンをブ
ランケットを介して基板上に転移させ、その後、焼成し
て有機成分を分解し、揮発させることによって電極パタ
ーンが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする画題】しかしながら、上記し
たようなオフセット印刷機を用いてオフセット印刷法に
よりガラス基板上に約5〜20μm 程度に厚盛り印刷し
た後焼成して2〜10μm の電極パターンを形成しよう
とすると次のような問題が生ずる。
【0006】即ち、インキ充填ロールから印刷版(水無
しオフセット版)にインキが充填される過程でインキの
凝集破壊により水無し版上にひげ状の欠陥が発生する。
そのために図1に示すように印刷版2の基体2b上に形
成されたシリコーンゴム膜2a上にインキ充填部から外
へひげ状に突き出すひげ状の欠陥5が発生する。このひ
げ状の欠陥は印刷物のひげ状の欠陥となる。尚、図1に
おいて6はインキ受理層を示す。
【0007】本発明の課題はひげ状の欠陥を生ぜしめる
ことなくガラス基板上に電極パターンを印刷する方法を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
上記の課題を解決するもので、導電性粉体と焼成除去可
能な有機成分を少なくとも含有する導体インキを用いて
ガラス基板上にオフセット印刷法により電極パターンを
印刷する電極パターンの印刷方法において、印刷版とし
て水無し版を用い、この印刷版に導体インキを充填した
後、前記印刷版のシリコーンゴム膜の表面張力よりも高
い表面張力を有するシリコーンゴム膜を有するシリコー
ンロールが前記導体インキを充填した印刷版の表面上を
転がることにより印刷版のインキ充填部からひげ状に飛
び出すひげ欠陥を取り去り、しかる後ブランケットロー
ルに導体インキを転移させることを特徴とする。
【0009】本発明の方法によれば、印刷版のシリコー
ンゴム膜の表面張力よりも高い表面張力を有するシリコ
ーンゴム膜を有するシリコーンロールが導体インキを充
填した印刷版の表面上を転がることにより印刷版のイン
キ充填部からひげ状に飛び出すひげ欠陥を取り去り、一
方印刷版のインキ充填部に充填されたインキはシリコー
ンロールに取られることはなく、その結果、ひげ状欠陥
を生ぜしめることなくガラス基板上に電極パターンを印
刷することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図2及び図3は本発明の方法に用
いるオフセット印刷機を示し、図2は略平面図を示し、
図3は略側面図である。オフセット印刷機11は、基台
12と、該基台12上に所定の間隔をおいて配置された
印刷定盤13及び印刷版盤14と、前記基台12上に平
行に敷設された2本のガイドレール15と、図示しない
移動機構によりガイドレール15,15上を移動可能な
印刷ヘッド16を備える。
【0011】印刷ヘッド16には、上下に移動可能なブ
ランケットロール17と、複数の充填ロール群18を備
える。またブランケットロール17と充填ロール群18
の間に従来の印刷装置にはないシリコーンロール19が
設けられている。このシリコーンロール19は印刷版の
シリコーンゴム膜の表面張力よりも高い表面張力を有す
るシリコーンゴム膜を有するものである。一方基台12
にはインキを供給する供給インキングロール群20と導
体インキを蓄えるインキブレード21が設けられてい
る。
【0012】このオフセット印刷機11では、被印刷体
であるガラス基板22が印刷定盤13に載置され、印刷
版2が印刷版盤14に載置される。そして、印刷ヘッド
16は、先ず、ガイドレール15,15上を供給インキ
ングロール群20の方へ、充填ロール群18が供給イン
キングロール群20に対峙する位置に移動する。そして
両ロール群18,20が対峙した位置で、供給インキン
グロール群20から充填ロール群18にインキが供給さ
れる。次に、印刷ヘッド16はガイドレール15、15
上を印刷版盤14に向かって移動し、充填ロール群18
のロールから印刷版2にインキが充填される。次いで図
4に示すようにシリコーンロール19が印刷版2の表面
上を転がることにより印刷版2のインキ充填部4から突
き出たひげ状の欠陥5は除かれる。このときインキ充填
部の下にはウレタン系樹脂、ジアゾ系物質を含むインキ
受理層が存在することによりインキ充填部のインキはイ
ンキ受理層により保持され、インキはシリコーンロール
に取られることはない。
【0013】ひげ状の欠陥が取り除かれた後、印刷ヘッ
ド16はガイドレール15、15上を基台12の供給イ
ンキングロール群20側に戻り、再び、充填ロール群1
8に供給インキングロール群20からインキが供給され
る。この間、ブランケット17は印刷版2に接触しない
ように上昇した位置にある。
【0014】次に、ブランケットロール17を印刷位置
に降下させた状態で印刷ヘッド16が印刷定盤13に向
かって移動する。そして、印刷ヘッド16が印刷版盤1
4を通過するときに、印刷版2の画像部上のインキがブ
ランケット17に転移し、同時に、充填ロール群18の
ロールによって印刷版2にインキが充填される。印刷ヘ
ッド16は更に印刷定盤13に向かって移動し、印刷定
盤13に載置された被印刷体であるガラス基板22へブ
ランケットロール17からインキが転移される。その
後、印刷ヘット16は供給インキングロール群20のほ
うに戻る。
【0015】以上のようにガラス基板上にはひげ状の欠
陥のない微細電極パターンが形成される。
【0016】以下に実施例をあげて本発明につき説明す
る。
【0017】(実施例1)下記組成の導体インキを調製
した。導体インキの組成 ・銀粉体 … 77.5重量部 (タップ密度4.5g/cm2 、被表面積2.4m2、 平均粒径0.3μm ) ・ガラスフリット(Bi2O3 系ガラス) … 2.5重量部 (熱膨張係数81×10-7/℃ 軟化点525℃、平均粒径0.9μm) ・樹脂 … 20 重量部 (アリルエーテル−無水マレイン酸−スチレン共重合体)
【0018】次に図2及び図3に示す印刷ヘッドを備え
るオフセット印刷機を用い、且つブランケットロールと
してシリコーンゴム系ブランケットを装着し、シリコー
ンロールとして印刷版のシリコーンゴム膜の表面張力よ
りも高い表面張力を有するシリコーンゴム膜を有するシ
リコーンロールを用いた。調製した上記の導体インキを
充填後に印刷版の表面上をシリコーンロールが転がるこ
とによりひげ状の欠陥及び印刷版のシリコーンゴム膜上
に付着するものを取り除いた後にブランケットからガラ
ス基板(ソーダガラス、360mm×450mm、厚さ2.
1mm) に下記の印刷条件でパターン印刷を行った。
【0019】
【0020】印刷後にガラス基板上に形成された印刷物
についてひげ状パターンの欠陥の個数を調べたところ3
60mm×450mmの面積あたり2個しかひげ状の欠陥は
検出されなかった。
【0021】(比較例)実施例と同様にして但しシリコ
ーンロールを用いずに印刷を行った。印刷後にガラス基
板上に形成された印刷物についてひげ状パターンの欠陥
の個数を調べたところ360mm×450mmの面積あたり
427個のひげ状の欠陥が検出された。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り、導電性粉体と焼成除去可能な有機成分を少なくとも
含有する導体インキを用いてガラス基板上にオフセット
印刷法により電極パターンを印刷する電極パターンの印
刷方法において、印刷版として水無し版を用い、この印
刷版に導体インキを充填した後、前記印刷版のシリコー
ンゴム膜の表面張力よりも高い表面張力を有するシリコ
ーンゴム膜を有するシリコーンロールが前記導体インキ
を充填した印刷版の表面上を転がることにより印刷版の
インキ充填部からひげ状に飛び出すひげ欠陥を取り去
り、しかる後ブランケットロールに導体インキを転移さ
せることにより、ひげ状の欠陥を生ぜしめることなくガ
ラス基板上に電極パターンを印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷版にひげ状の欠陥が生じた状態を示す略図
である。
【図2】本発明の方法において使用する印刷機の略平面
図である。
【図3】本発明の方法において使用する印刷機の略側面
図である。
【図4】シリコーンロールが印刷版の表面上を転がって
ひげ状欠陥を取り除く過程を示す断面図である。
【符号の説明】
11 オフセット印刷機 12 基台 13 印刷定盤 14 印刷版盤 15 ガイドレール 16 印刷ヘッド 17 ブランケットロール 18 充填ロール群 19 シリコーンロール 20 供給インキングロール群 21 インキブレード 22 ガラス基板 2 印刷版 2a シリコーンゴム膜 2b 基板 4 インキ充填部 5 ひげ状の欠陥 6 インキ受理層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性粉体と焼成除去可能な有機成分を
    少なくとも含有する導体インキを用いてガラス基板上に
    オフセット印刷法により電極パターンを印刷する電極パ
    ターンの印刷方法において、印刷版として水無し版を用
    い、この印刷版に導体インキを充填した後、前記印刷版
    のシリコーンゴム膜の表面張力よりも高い表面張力を有
    するシリコーンゴム膜を有するシリコーンロールが前記
    導体インキを充填した印刷版の表面上を転がることによ
    り印刷版のインキ充填部からひげ状に飛び出すひげ欠陥
    を取り去り、しかる後ブランケットロールに導体インキ
    を転移させることを特徴とする電極パターンの印刷方
    法。
JP2001169523A 2001-06-05 2001-06-05 電極パターンの印刷方法 Withdrawn JP2002361998A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10455696B2 (en) 2013-09-06 2019-10-22 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Electrically conducting assemblies
US10506710B1 (en) 2013-09-06 2019-12-10 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Electrically conducting assemblies

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