JP2002355943A - オフセット印刷機 - Google Patents

オフセット印刷機

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JP2002355943A
JP2002355943A JP2001166183A JP2001166183A JP2002355943A JP 2002355943 A JP2002355943 A JP 2002355943A JP 2001166183 A JP2001166183 A JP 2001166183A JP 2001166183 A JP2001166183 A JP 2001166183A JP 2002355943 A JP2002355943 A JP 2002355943A
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JP
Japan
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roller
ink
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roller group
printing press
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JP2001166183A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kamiyoshiya
雅之 上美谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚盛り印刷するという条件下でインキの膜厚
の均一化をはかることができるオフセット印刷機を提供
する。 【解決手段】 オフセット印刷機は、インキを供給する
ディスペンサーと該ディスペンサーからインキの供給を
受ける元ローラーと、印刷ヘッドに取り付けられたキャ
リッジ側のインキングローラー群並びに印刷機本体に取
り付けられた本体側のインキングローラー群を備え、キ
ャリッジ側のインキングローラーは充填ローラーを含
み、本体側のインキングローラーは前記充填ローラーに
インキを供給するための供給シリンダーと揺動可能な練
ローラー群を含み、該練ローラー群を印刷時には供給シ
リンダーに接触する位置に移動させ、被印刷体の印刷機
への供給時並びに印刷機からの排出時には、元ローラー
に接触する位置に移動させる手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフセット印刷機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子回路や画像表示装置等におけ
る電極の微細なパターン形成は、より高い精度で、か
つ、低い製造コストで実施可能であることが要求されて
いる。
【0003】従来、微細な電極パターンの形成方法とし
て、導電性粉体を含有するパターン形成用ペーストを用
いてスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法によりパ
ターンを形成した後、焼成して電極パターンを形成する
方法がある。しかしながら、スクリーン印刷法による電
極パターン形成では、スクリーン印刷版を構成するメッ
シュ材料の伸びによる印刷精度の限界があり、また、形
成したパターンにメッシュ目が生じたりパターンのにじ
みが発生し、電極パターンのエッジ精度が低いという問
題がある。また、フォトリソグラフィ法は、高精度の電
極パターンの形成が可能であるものの、製造工程が複雑
であり、且つ、材料ロスが多く、製造コストの低減に限
界があった。
【0004】このため、工程が簡単で量産性を有するオ
フセット印刷法を用いることによる微細電極パターン形
成の低コスト化が試みられている。このオフセット印刷
法では、導電性粉体を含有した導体インキを凹版或いは
平版の印刷版に供給し、印刷版上のインキパターンをブ
ランケットを介して基板上に転移させ、その後、焼成し
て有機成分を分解し、揮発することによって電極パター
ンが形成される。
【0005】図1及び図2は従来のオフセット印刷機の
一例を示し、図1は略平面図、図2は略側面図である。
オフセット印刷機11は、基台12と、該基台12上に
所定の間隔をおいて配置された印刷定盤13及び印刷版
盤14と、前記基台12上に平行に敷設された2本のガ
イドレール15と、図示しない移動機構によりガイドレ
ール15,15上を移動可能な印刷ヘッド16とを備え
る。
【0006】印刷ヘッド16には、上下に移動可能なブ
ランケットローラー17と、第1のインキングローラー
群18が備えられている。第1のインキングローラー群
18は印刷版にインキを供給する充填ローラー18a、
揺動ローラー18bを含む。一方基台12には第2のイ
ンキングローラー群19と導体インキを蓄えるインキブ
レード20が設けられている。第2のインキングローラ
ー群19は、インキブレード20からのインキを出すイ
ンキ出しローラー、ローラーの回転方向に揺動する揺動
ローラー等を含む。
【0007】このオフセット印刷機11では、被印刷体
であるガラス基板21が印刷定盤13に設置され、印刷
版22が印刷版盤14に装着される。そして、印刷ヘッ
ド16は、まず、ガイドレール15,15上を第2のイ
ンキングローラー群19の方へ、第1のインキングロー
ラー18が第2のインキングローラー群に対峙する位置
に移動する。そして両インキングローラー群が対峙した
位置で、第2のインキングローラー群19からインキが
印刷ヘッド16の第1のインキングローラー群18の充
填ローラー18aに供給される。次に、印刷ヘッド16
はガイドレール15,15上を印刷版盤14に向かって
移動し、充填ローラー18aから印刷版22にインキが
充填される。その後、印刷ヘッド16はガイドレール1
5,15上を第2のインキングローラー群19側に戻
り、再び、充填ローラー18aに第2のインキングロー
ラー群19からインキが供給される。この間、ブランケ
ット17は印刷版22に接触しないように上昇した位置
にある。
【0008】次に、ブランケットローラー17を印刷位
置に降下させた状態で印刷ヘッド16が印刷定盤13に
向かって移動する。そして、印刷ヘッド16が印刷版盤
14を通過するときに、印刷版22の画線部上のインキ
がブランケットローラー17に転移し、同時に、充填ロ
ーラー18aによって印刷版22に新たにインキが充填
される。印刷ヘッド16は更に印刷定盤13に向かって
移動し、印刷定盤13に載置された被印刷体であるガラ
ス基板21へブランケットローラー17からインキが転
移される。その後、印刷ヘッド16は第2のインキング
ローラー群19のほうに戻る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなオフセット印刷機を用いてオフセット印刷法に
よりガラス基板上に約5〜20μm 程度に厚盛り印刷し
た後焼結して2〜10μm の電極パターンを形成しよう
とすると下記のような問題が発生する。
【0010】インキブレードによる供給だと対角PDP
(プラズマディスプレイパネル)といった対角40°以
上の大面積の印刷パターンの面内のインキの膜厚のばら
つきが大きく、厚盛り印刷をするという条件下ではイン
キの膜厚の均一化は困難である。
【0011】本発明の目的は厚盛り印刷をするという条
件下でインキの膜厚の均一化をはかることができるオフ
セット印刷機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記のオフセット印刷機に関する課題を解決するも
ので、インキを供給するディスペンサーと該ディスペン
サーからインキの供給を受ける元ローラーと、印刷ヘッ
ドに取り付けられたキャリッジ側のインキングローラー
群並びに印刷機本体に取り付けられた本体側のインキン
グローラー群を備え、キャリッジ側のインキングローラ
ーは充填ローラーを含み、本体側のインキングローラー
は前記充填ローラーにインキを供給するための供給シリ
ンダーと揺動可能な練ローラー群を含み、該練ローラー
群を印刷時には供給シリンダーに接触する位置に移動さ
せ、被印刷体の印刷機への供給時並びに印刷機からの排
出時には、元ローラーに接触する位置に移動させる手段
を備えることを特徴とする。本発明によれば、インキブ
レードに代えてディスペンサーを用いることにより対角
40°以上の大面積の印刷パターンの面内のインキ膜厚
のばらつきを小さくし、且つ練りローラー群を供給シリ
ンダーから切り離して単独で回転させてインキを良く練
り、あらかじめ良く練った高粘度インキを高速且つ均一
に供給シリンダーを介して充填ローラーに供給し、大面
積の印刷パターンにおけるインキの膜厚の均一化をはか
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明について
詳細に説明する。
【0014】図3は本発明のオフセット印刷機のインキ
ングローラー群を示す。オフセット印刷機は、インキを
供給するディスペンサー31とディスペンサー31から
インキの供給を受ける元ローラー(ゴム製)32と、印
刷ヘッドに取り付けられたキャリッジ側のインキングロ
ーラー群(第1のインキングローラー群)並びに印刷機
本体に取り付けられた本体側のインキングローラー群
(第2のインキングローラー群)を備える。キャリッジ
側のインキングローラー群は充填ローラー(ゴム製)3
3,34を含み、本体側のインキングローラーは前記充
填ローラー33、34にインキを供給するための供給シ
リンダー(鉄製)40と揺動可能な練ローラー(ゴム
製)群37,38、39を含み、該練ローラー群37、
38、39を印刷時には一供給シリンダー40に接触す
る位置に移動させ、被印刷体(ガラス基板)の印刷機へ
の供給時並びに印刷機からの排出時には、元ローラー3
2に接触する位置に移動させる手段を備える。
【0015】またキャリッジ側のインキングローラー群
は更に各充填ローラー33、34に接触する揺動ローラ
ー(エボナイト製)35と各揺動ローラー35に接触す
るライダーローラー(ゴム製)36を含む。
【0016】また本体側のインキングローラー群は更に
供給シリンダー40間に位置する複数の中間ローラー
(ゴム製)41、42を含む。
【0017】上記した構成以外の構成は従来のオフセッ
ト印刷機における構成と同様である。
【0018】次に上記した本発明に係る印刷機を用いて
印刷を行った実施例をあげる。 (実施例1)下記組成の導体インキを調製した。導体インキの組成 ・銀粉体 … 77.5重量部 (タップ密度4.5g/cm2 、被表面積2.4m2、 平均粒径0.3μm ) ・ガラスフリット(Bi2O3 系ガラス) … 2.5重量部 (熱膨張係数81×10-7/℃、ガラス転移温度460℃ 軟化点525℃、平均粒径0.9μm ) ・樹脂 … 20 重量部 (アリルエーテル−無水マレイン酸−スチレン共重合体)
【0019】次に本発明のオフセット印刷機を用い、調
製した上記の導体インキを用いてガラス基板(ソーダガ
ラス、1,050mm×650mm、厚さ2.8mm)に下記
の印刷条件でパターン印刷を行い、その後、580℃で
10分間焼成して電極パターンを形成した。
【0020】印刷条件 印刷速度 : 500mm/秒 印圧 : 0.2mm 印刷回数 : 2回 使用印刷版 : 東レ(株)製水無し版(DG−2)
(画線部の幅50μm )
【0021】その結果、膜厚10μm 、印刷パターンの
面内のインキ膜厚ばらつき±1μmの電極パターンを得
ることができた。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るオフセット印刷機は、インキを供給するディスペンサ
ーと該ディスペンサーからインキの供給を受ける元ロー
ラーと、印刷ヘッドに取り付けられたキャリッジ側のイ
ンキングローラー群並びに印刷機本体に取り付けられた
本体側のインキングローラー群を備え、キャリッジ側の
インキングローラーは充填ローラーを含み、本体側のイ
ンキングローラーは前記充填ローラーにインキを供給す
るための供給シリンダーと揺動可能な練ローラー群を含
み、該練ローラー群を印刷時には供給シリンダーに接触
する位置に移動させ、被印刷体の印刷機への供給時並び
に印刷機からの排出時には、元ローラーに接触する位置
に移動させる手段を備え、被印刷体(ガラス基板)の給
排時には練ローラーは供給ローラーから分離され、元ロ
ーラーに接触する位置に移動され、インキは良く練られ
る。そして印刷時には良く練られたインキのついた練ロ
ーラーは供給ローラーに接触せしめられ、良く練られた
インキが供給ローラーを介して充填ローラーに供給され
る。このように、インキブレードに代えてディスペンサ
ーを用いることにより対角40°以上の大面積の印刷パ
ターンの面内のインキ膜厚のばらつきを小さくし、且つ
練りローラー群を供給シリンダーから切り離して単独で
回転させてインキを良く練り、あらかじめ良く練った高
粘度インキを高速且つ均一に供給シリンダーを介して充
填ローラーに供給し、大面積の印刷パターンにおけるイ
ンキの膜厚の均一化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオフセット印刷機の略平面図である。
【図2】図1に示すオフセット印刷機の略側面図であ
る。
【図3】本発明のオフセット印刷機のインキングローラ
ー群の構成を示す略図である。
【符号の説明】
11 オフセット印刷機 12 基台 13 印刷定盤 14 印刷版盤 15 ガイドレール 17 ブランケット 18 第1のインキングローラー群 18a 充填ローラー 18b 揺動ローラー 19 第2のインキングローラー群 20 ブレード 21 ガラス基板 22 印刷版 31 ディスペンサー 32 元ローラー 33、34 充填ローラー 35 揺動ローラー 36 ライダーローラー 37、38,39 練ローラー 40 供給ローラー 41,42 中間ローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキを供給するディスペンサーと該デ
    ィスペンサーからインキの供給を受ける元ローラーと、
    印刷ヘッドに取り付けられたキャリッジ側のインキング
    ローラー群並びに印刷機本体に取り付けられた本体側の
    インキングローラー群を備え、キャリッジ側のインキン
    グローラーは充填ローラーを含み、本体側のインキング
    ローラーは前記充填ローラーにインキを供給するための
    供給シリンダーと揺動可能な練ローラー群を含み、該練
    ローラー群を印刷時には供給シリンダーに接触する位置
    に移動させ、被印刷体の印刷機への供給時並びに印刷機
    からの排出時には、元ローラーに接触する位置に移動さ
    せる手段を備えることを特徴とするオフセット印刷機。
  2. 【請求項2】 キャリッジ側のインキングローラー群は
    更に各充填ローラーに接触する揺動ローラーと各揺動ロ
    ーラーに接触するライダーローラーを含むことを特徴と
    する請求項1に記載のオフセット印刷機。
  3. 【請求項3】 本体側のインキングローラー群は更に供
    給シリンダー間に位置する複数の中間ローラーを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載のオフセット印刷機。
JP2001166183A 2001-06-01 2001-06-01 オフセット印刷機 Withdrawn JP2002355943A (ja)

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