JP2002361071A - 真空デシケータ及び密閉部材 - Google Patents

真空デシケータ及び密閉部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密性の向上を図り、上蓋を開く際、加熱、
叩く等の操作を不要とし、装置損傷、破壊を排除して容
易に上蓋を開けることができる真空デシケータを提供す
ること。 【解決手段】 上面に摺り合せ面1bが設けられた開口
部1aを有するデシケータ本体1と、該デシケータ本体
1の開口部1aの摺り合せ面1bと密着する摺り合せ面
2bが設けられた上蓋2とを有する真空デシケータにお
いて、前記デシケータ本体1の開口部1aの摺り合せ面
1b及び前記上蓋2の摺り合せ面2bに塗布されたシリ
コーングリースの薄層4間に、2枚のテフロン(登録商
標)等のフッ素樹脂製シート3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺合わせ式の真空
デシケータの減圧状態を保持し、且つ蓋の固着を防止
し、開閉を容易に行うことができる真空デシケータや、
それに用いる密閉部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、減圧状態に保持したい物を収
納した後、吸引し、簡易に真空を保持する真空デシケー
タが知られている。このような真空デシケータは、図5
に示すように、開口部10aを有するデシケータ本体1
0と、デシケータ本体10の開口部10aを覆う上蓋1
1とからなり、真空中に保存したいものを開口部10a
により形成される開口からデシケータ本体10内部に収
納し、上蓋11をした後、吸引口11aに接続される吸
引装置(図示せず)により吸引し、簡易に真空又は減圧
雰囲気を維持する装置として真空デシケータが知られて
いた。このような従来の真空デシケータにおいては、真
空又は減圧雰囲気を維持するため、デシケータ本体10
の開口部10aの上面に、摺合わせ面10bを設け、ま
た、上蓋11のデシケータ本体10の摺合わせ面10b
に接触する部分に摺合わせ面11bを設け、この摺合わ
せ面10b、11bにワセリン等を塗布して気密性を確
保する方法や、O−リングを介して上蓋をして気密性を
確保すると共に、上蓋の取り外しを容易にする方法等が
知られていた。
【0003】しかしながら、摺合わせ面10b、11b
にワセリンを塗布した場合は、真空デシケータ内部のも
のを取り出す際に、吸引により摺合わせ面10b、11
bが固着し、デシケータ本体10と、上蓋11が容易に
離れず、特に外気温度が低い場合、ワセリンが硬くなり
ドライヤー等で暖めて柔らかくし、木槌などで蓋を叩い
て取り外すなどの方法を採っていた。このため、手数が
掛かる上、最悪の場合は、真空デシケータを損傷、破壊
してしまうこともあった。また、Oリングを使用した場
合は、O−リングを収容する溝をデシケータ本体10の
摺合わせ面10bに設けなければならないため、真空デ
シケータが高価なものになってしまった。
【0004】上記O−リングを使用するものとして、実
開昭58−89649号公報には、真空デシケータの本
体と上蓋との間にスペーサとO−リングとを装着した真
空デシケータが記載されており、O−リング収容溝をデ
シケータ本体の摺合わせ部分に設ける必要を排除し、廉
価に作製することができる真空デシケータが提示されて
いる。しかしながら、上記真空デシケータにおいては、
O−リングと併用されるスペーサがどのようなものか明
示されておらず、スペーサを具体的に作製することがで
きなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を解
消するためになされたものであって、気密性がよく長期
間に亘って真空又は減圧雰囲気を維持することができ、
真空又は減圧雰囲気を維持した後、上蓋を開く際に、加
熱や、叩く等の操作を行うことを不要とし、損傷するお
それがなく、上蓋を容易に取り外すことができる真空デ
シケータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、気密性がよ
く長期間に亘って減圧度を損なわず、かつ上蓋の開閉が
容易であり、既存の真空デシケータから簡単に作製しう
る真空デシケータについて鋭意研究し、デシケータの摺
合わせ面に塗布したシリコングリースの薄層間にテフロ
ン層を設けると、デシケータ内を減圧した場合、上蓋と
デシケータ本体とが密着し、テフロン層が圧縮されると
ともに、多少のシリコーングリースがテフロン層の周囲
に押し出され、この押し出されたシリコーングリースに
より、デシケータ内部がより高精度に気密に保持される
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、上面に摺り合わせ面が
設けられた開口部を有するデシケータ本体と、該デシケ
ータ本体の開口部の摺合わせ面と密着する摺合わせ面が
設けられた上蓋とを有する真空デシケータにおいて、前
記デシケータ本体の開口部の摺合わせ面及び前記上蓋の
摺合わせ面間に密閉部材が固着又は着脱自在に装着され
ていることを特徴とする真空デシケータに関する(請求
項1)。好ましくは、密閉部材が、デシケータ本体の開
口部の摺合わせ面及び/又は上蓋の摺合わせ面に塗布さ
れたグリースの薄層を介して設けられていることを特徴
とする請求項1記載の真空デシケータに関し(請求項
2)、密閉部材が、平滑な表面を有し、デシケータ本体
の開口部摺り合わせ面及び/又は上蓋の摺り合わせ面の
形状とほぼ同形又はそれよりも小さいことを特徴とする
請求項1又は2いずれか記載の真空デシケータに関し
(請求項3)、密閉部材が、フッ素樹脂製シートからな
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の真空
デシケータに関し(請求項4)、密閉部材が、2枚重ね
のフッ素樹脂製シートからなることを特徴とする請求項
4記載の真空デシケータに関する(請求項5)。
【0008】本発明は、上面に摺り合わせ面が設けられ
た開口部を有するデシケータ本体と、該デシケータ本体
の開口部の摺合わせ面と密着する摺合わせ面が設けられ
た上蓋とを有する真空デシケータの前記デシケータ本体
の開口部の摺合わせ面と前記上蓋の摺合わせ面間に配設
され、減圧時における前記真空デシケータの内部の減圧
度を損なわない程度の平滑な表面を有することを特徴と
する密閉部材に関する(請求項6)。好ましくは、開口
部摺り合わせ面及び/または上蓋摺り合わせ面の形状と
ほぼ同形又はそれよりも小さいことを特徴とする請求項
6記載の密閉部材に関し(請求項7)、フッ素樹脂製シ
ートからなることを特徴とする請求項6又は7記載の密
閉部材に関する(請求項8)。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の真空デシケータとして
は、上面に摺り合わせ面が設けられた開口部を有するデ
シケータ本体と、該デシケータ本体の開口部の摺合わせ
面と密着する摺合わせ面が設けられた上蓋とを有する真
空デシケータにおいて、前記デシケータ本体の開口部の
摺合わせ面及び前記上蓋の摺合わせ面間に密閉部材が固
着又は着脱自在に装着されているものであれば、特に限
定されるものではなく、好ましくは、密閉部材が、デシ
ケータ本体の開口部の摺合わせ面及び/又は上蓋の摺合
わせ面に塗布されたグリースの薄層を介して設けられて
いるものであり、密閉部材が、平滑な表面を有し、デシ
ケータ本体の開口部摺り合わせ面及び/又は上蓋の摺り
合わせ面の形状とほぼ同形又はそれよりも小さいものが
好ましく、密閉部材が、テフロン(商品名)等のフッ素
樹脂製シートからなるものが好ましく、更に好ましくは
2枚重ねのフッ素樹脂製シートからなることが好まし
い。
【0010】本発明の密閉部材は、上面に摺り合わせ面
が設けられた開口部を有するデシケータ本体と、該デシ
ケータ本体の開口部の摺合わせ面と密着する摺合わせ面
が設けられた上蓋とを有する真空デシケータの前記デシ
ケータ本体の開口部の摺合わせ面と前記上蓋の摺合わせ
面間に配設され、減圧時における前記真空デシケータの
内部の減圧度を損なわない程度の平滑な表面を有するも
のであれば、特に限定されるものではなく、好ましく
は、開口部摺り合わせ面及び/または上蓋摺り合わせ面
の形状とほぼ同形又はそれよりも小さいものであり、テ
フロン(商品名)等のフッ素樹脂製シートからなるもの
である。
【0011】本発明の真空デシケータによれば、デシケ
ータ本体開口部及び上蓋との摺合わせ面間に密閉部材が
固着又は着脱自在に設けられているため、デシケータ内
を減圧し、上蓋とデシケータ本体とに外気圧が負荷され
たとき、密閉部材が適度に圧縮されて気密性を保持する
ためパッキングとして作用し、グリースの薄層と協働し
て気密性を向上させることができ、特に、密閉部材がフ
ッ素樹脂製シートである場合は、シートが圧縮されるに
従い、多少のグリースがシートの周囲に押し出され、こ
の押し出されたグリースにより、デシケータ内部をより
高精度に保持することが可能になる上に、減圧状態を長
期間に亘って保持し、減圧度を損なわない。そして、真
空又は減圧状態を長期間に亘って維持した後も、容易に
上蓋を取り外すことができ、特に、フッ素樹脂製シート
を2枚使用した場合は、小さな力で簡単に開閉すること
ができ、作業性を著しく向上させることができる。
【0012】密閉部材は真空デシケータの開口部摺り合
わせ面や、上蓋摺り合わせ面の形状とほぼ同形又はそれ
よりも小さいものが好ましい。デシケータ本体の開口部
摺り合わせ面と、上蓋摺り合わせ面が押圧されたとき、
密閉部材が摺り合わせ面より大きいとグリースによる密
閉効果が低減するため、同形又はより小さいものが好ま
しい。
【0013】密閉部材としてフッ素樹脂製シートを使用
する場合、その厚さとしては、密封性や機械的強度性の
点から0.05〜0.2mm程度のものが好ましく、特
に0.1mm程度の厚さを有するものがより好ましい。
また、フッ素樹脂製シートの形状は特に制限されない
が、気密性や取外し容易性の点で、開口部と上蓋の摺合
わせ面の形状とほぼ同形のリング形状を好適に例示する
ことができ、この場合、1又は2以上の同心円状の連続
又は非連続の周溝を設けることもできる。
【0014】また、本発明に用いられるグリースとして
は、シリコーンを主成分とし、充填剤を添加してグリー
ス状にした低蒸気圧のシリコーングリースが好ましく、
難固着性のものが好ましい。また、シリコーングリース
の薄層は、開口部と上蓋の摺合わせ面の微小な凹凸を埋
める程度の量を使用して形成することが好ましい。この
ように形成されたシリコーングリースの薄層上には、フ
ッ素樹脂製シートを容易に貼着することができる。
【0015】本発明の真空デシケータの好ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。尚、図1は本発明の
真空デシケータの分解斜視図、図2は本発明の真空デシ
ケータの一部縦断面図、図3及び図4は本発明の真空デ
シケータに用いられるフッ素樹脂製シートの平面図であ
る。本発明の真空デシケータは、図1に示すように、デ
シケータ本体1と、デシケータ本体1の蓋である上蓋2
とから構成されている。デシケータ本体1は、真空又は
減圧雰囲気に維持する物品を収納する容器であり、下部
には、目皿1dが備えられ、上部には、収納物品を出し
入れする開口を形成する開口部1aが設けられ、開口部
1aの上蓋2と接触する部分は摺合わせ面1bとなって
いる。一方、上蓋2には、デシケータ本体1の開口部1
aと当接し、デシケータ本体1の開口部1aと同径リン
グ状の封止部2aが設けられ、かかる封止部2aのデシ
ケータ本体1の開口部1aの摺合わせ面1bに接触する
部分には、摺合わせ面2bが形成されている。また、上
蓋2には、吸引装置(図示せず)に接続される吸引口2
cが設けられている。
【0016】上記デシケータ本体1の摺合わせ面1b
と、上蓋2の摺合わせ面2bとには、図2に示すよう
に、それぞれシリコングリースの薄層4が塗布されてお
り、各々の薄層にはテフロン等のフッ素樹脂製シート3
がそれぞれ貼着されている。フッ素樹脂製シートとして
は、図1に示すように、摺合わせ面1b,2bとほぼ同
形のフッ素樹脂製シート3の他、図3に示すように、摺
合わせ面1b,2bにおける内周シート5aと外周シー
ト5bからなるフッ素樹脂製シートセット5や、図4に
示すように、摺合わせ面1b,2bとほぼ同形のフッ素
樹脂製シートに2つの同心円状の非連続周溝6aが設け
られた溝付のフッ素樹脂製シート6を用いることができ
る。また、溝付のフッ素樹脂製シート6の場合、その厚
みは溝なしのフッ素樹脂製シート3等の厚みよりも多少
厚いものとすることが好ましい。
【0017】このような真空デシケータの作用を説明す
る。デシケータ本体1の開口部1aの摺合わせ面1bに
シリコーングリースを薄く塗布してシリコーングリース
の薄層4を形成した後、フッ素樹脂製シート3を貼着す
る。一方、上蓋2の封止部2aの摺合わせ面2bにもシ
リコーングリースを薄く塗布してシリコーングリースの
薄層4を形成した後、フッ素樹脂製シート3を貼着す
る。デシケータ本体1に所定の物品を収納した後上蓋2
を被せ、デシケータ本体1と上蓋2にシリコーングリー
スの薄層4を介して貼着されたフッ素樹脂製シート3同
士を当接・接触させて密封する。その後、吸引口2cに
接続される吸引装置により吸引し、デシケータ内を減圧
雰囲気とする。このとき、デシケータ内の減圧により、
上蓋2とデシケータ本体1とが密着し、フッ素樹脂製シ
ート3が圧縮され、デシケータ内部を気密に維持するこ
とができる。特に、フッ素樹脂製シート3が圧縮され
て、多少のシリコーングリースがフッ素樹脂製シート3
の下からフッ素樹脂製シート3の周囲に押し出され、こ
の押し出されたシリコーングリースにより、デシケータ
内部の気密性がより高精度に維持される。
【0018】
【実施例】ガラス製真空デシケータのデシケータ本体及
び上蓋の摺合わせ面に、それぞれシリコーングリースを
薄く塗布し、シリコーングリースの薄層を形成した後、
厚さ0.1mmのテフロンシートから摺合わせ面の大き
さに合わせて作製した2枚のテフロンシートを、デシケ
ータ本体及び上蓋の摺合わせ面にそれぞれ塗布したシリ
コーングリースの薄層上に貼り付けた。次いで、デシケ
ータ本体に上蓋を被せ、テフロンシートの外周に付着し
ているシリコーングリースを拭き取った後、吸引装置に
よりデシケータ内を15Pa程度に減圧し、吸引口のコ
ックを閉じたところ、テフロンシートの外周に押し出さ
れた僅かなシリコーングリースを観察した。5日経過後
のデシケータ内の気圧を調べたところ、放置前の気圧と
同じく15Pa程度であった。その後、上蓋を取り外そ
うとした際、テフロンシート同士の接触面から上蓋とデ
シケータ本体とが簡単に離れ、取り外しが容易であるこ
とが確認できた。
【0019】
【発明の効果】本発明の真空デシケータによれば、気密
性がよく長期間に亘って真空又は減圧雰囲気を維持する
ことができ、真空又は減圧雰囲気を維持した後、上蓋を
開く際に、簡単に上蓋を開けることができ、作業性を著
しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空デシケータの分解斜視図である。
【図2】本発明の真空デシケータの一部縦断面図であ
る。
【図3】本発明の真空デシケータに用いられる他の態様
の密閉部材の平面図である。
【図4】本発明の真空デシケータに用いられる他の態様
の密閉部材の平面図である。
【図5】従来の真空デシケータの斜視図である。
【符号の説明】
1……デシケータ本体 1a……開口部 1b……摺合わせ面 2……上蓋 2a……封止部 2b……摺合わせ面 2c……吸引口 3……テフロン等のフッ素樹脂製シート(密閉部材) 4……シリコーングリースの薄層 5……フッ素樹脂製シートセット 6……溝付フッ素樹脂製シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に摺り合わせ面が設けられた開口部
    を有するデシケータ本体と、該デシケータ本体の開口部
    の摺合わせ面と密着する摺合わせ面が設けられた上蓋と
    を有する真空デシケータにおいて、前記デシケータ本体
    の開口部の摺合わせ面及び前記上蓋の摺合わせ面間に密
    閉部材が固着又は着脱自在に装着されていることを特徴
    とする真空デシケータ。
  2. 【請求項2】 密閉部材が、デシケータ本体の開口部の
    摺合わせ面及び/又は上蓋の摺合わせ面に塗布されたグ
    リースの薄層を介して設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の真空デシケータ。
  3. 【請求項3】 密閉部材が、平滑な表面を有し、デシケ
    ータ本体の開口部摺り合わせ面及び/又は上蓋の摺り合
    わせ面の形状とほぼ同形又はそれよりも小さいことを特
    徴とする請求項1又は2いずれか記載の真空デシケー
    タ。
  4. 【請求項4】 密閉部材が、フッ素樹脂製シートからな
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の真空
    デシケータ。
  5. 【請求項5】 密閉部材が、2枚重ねのフッ素樹脂製シ
    ートからなることを特徴とする請求項4記載の真空デシ
    ケータ。
  6. 【請求項6】 上面に摺り合わせ面が設けられた開口部
    を有するデシケータ本体と、該デシケータ本体の開口部
    の摺合わせ面と密着する摺合わせ面が設けられた上蓋と
    を有する真空デシケータの前記デシケータ本体の開口部
    の摺合わせ面と前記上蓋の摺合わせ面間に配設され、減
    圧時における前記真空デシケータの内部の減圧度を損な
    わない程度の平滑な表面を有することを特徴とする密閉
    部材。
  7. 【請求項7】 開口部摺り合わせ面及び/または上蓋摺
    り合わせ面の形状とほぼ同形又はそれよりも小さいこと
    を特徴とする請求項6記載の密閉部材。
  8. 【請求項8】 フッ素樹脂製シートからなることを特徴
    とする請求項6又は7記載の密閉部材。
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