JP2002360363A - 家具における脚部の連結装置 - Google Patents

家具における脚部の連結装置

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JP2002360363A JP2001172030A JP2001172030A JP2002360363A JP 2002360363 A JP2002360363 A JP 2002360363A JP 2001172030 A JP2001172030 A JP 2001172030A JP 2001172030 A JP2001172030 A JP 2001172030A JP 2002360363 A JP2002360363 A JP 2002360363A
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朋彦 田阪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具の脚部の端部を保護すべき端カバー体を
利用して、隣接する脚部同士を簡単に連結できる連結装
置とし、端カバー体を2つの用途に兼用できるようにす
る。 【解決手段】 家具における脚部4の端部4aに、端カ
バー体11を装着するための支持板9を突出させて設
け、該支持板9にはその突出方向と交差する方向に所定
間隔隔て一対の係合ピン10、10を上向き突設し、各
端カバー体11の内径部には、前記一対の係合ピン1
0、10に対して上方向から着脱可能な孔状係合部1
2、12を備え、連結すべき2つの端部4a,4aの支
持板9、9同士を隣接させて、その2つの支持板の上面
間に2つの端カバー体11、11を跨いだ状態で、当該
2つの支持板における相対向する位置の係合ピン10、
10に、一対の孔状係合部12、12を嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具における脚部
の連結装置に係り、より詳しくは、テーブル、椅子、サ
ービスコア等における脚部の先端を保護できると共に該
脚部の先端間を連結できる連結装置の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開平6−34542号
公報には、机を横並びさせて、その隣接する一方の机に
おける脚体の底面に連結板の基端を固定し、該連結板の
先端部を側方に突出させ、該先端部を前記隣接する他方
の机の脚体の下面に当接させることにより、前記一方の
机における脚体が浮き上がることを防止する構成が提案
されている。
【0003】また、実開昭61−129549号公報で
は、左右に隣接する椅子のうち一方の椅子の脚体の外側
面に、頭部を備えた雄連結体を突設し、他方の椅子の脚
体の外側面には、前記雄連結体の頭部に上方から被嵌係
合する係合溝を備えた雌連結体を設けた構成が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記前
者の構成では、単に一方の脚部の浮き上がりを他方の脚
部、ひいては机の重量で阻止しているだけであって、隣
接する机同士が横方向にずれるのを防止できないという
問題があった。前記後者の構成では、脚体の側部に外向
きに雄連結体及び雌連結体が各々突出しているので、そ
の突出部が他の家具等に衝突して傷つけるという問題が
あった。
【0005】本発明は、これらの従来の問題点を解決す
べくなされたものであって、隣接する家具同士を連結し
ない単独使用状態では、他の家具に当たっても傷付きを
発生させず、且つ連結するときに部品を全て使用でき
て、部品の紛失がないようにした家具における脚部の連
結装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の家具における脚部の連結装
置は、家具における脚部の端部に、端カバー体を装着す
るための支持板を突出させて設け、該支持板にはその突
出方向と交差する方向に所定間隔隔て一対の係合ピンを
上向き突設し、前記各端カバー体の内径部には、前記一
対の係合ピンに対して上方向から着脱可能な孔状係合部
を備え、連結すべき2つの脚部の支持板同士を隣接させ
たとき、該2つの支持板の上面間に前記各端カバー体を
跨いだ状態で、当該2つの支持板における相対向する位
置の係合ピンに前記各端カバー体における孔状係合部が
嵌合するように構成したものである。
【0007】他方、請求項2に記載の発明の家具におけ
る脚部の連結装置は、家具における脚部の端部に、端カ
バー体を装着するための支持板を突出させて設け、該支
持板にはその突出方向と交差する方向に所定間隔隔て一
対の係合孔を設け、前記各端カバー体の内径部には、前
記一対の係合孔に対して上方向から着脱可能な係合ピン
を下向きに突設させ、連結すべき2つの脚部の支持板同
士を隣接させたとき、該2つの支持板の上面間に前記各
端カバー体を跨いだ状態で、当該2つの支持板における
相対向する位置の係合孔に前記各端カバー体における係
合ピンが嵌合するように構成したものである。
【0008】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の家具における脚部の連結装置
において、前記端カバー体を前記脚部における一つの支
持板にのみ装着した状態において、前記脚部の端部から
の支持板の突出縁よりも端カバー体の外縁が突出してい
るように設定したものである。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の家具における脚部の連
結装置において、前記支持板を前記脚部の端部から突出
する姿勢と、前記端部と交差する方向に突出する姿勢と
に回動可能に構成したものである。
【0010】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載の家具における脚部の
連結装置において、前記各端カバー体は、少なくともそ
の外周壁が合成樹脂材または硬質ゴムにて形成されてい
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。 図1はテーブルにおける脚部の
先端部同士を連結する場合の斜視図、図2は側面図、図
3(a)は非連結状態の隣接した脚部の要部拡大側断面
図、図3(b)は図3(a)のIIIb−IIIb線矢視一部切
欠き平断面図、図4(a)は連結状態の隣接した脚部の
要部拡大側断面図、図4(b)は図4(a)のIVb −IV
b 線矢視一部切欠き平断面図、図5はテーブルにおける
端カバー体の支持板が回動する実施形態の斜視図、図6
(a)は連結状態を示す要部拡大側断面図、図6(b)
は支持板の回動状態を示す要部平面図、図7はサービス
コアの脚部に適用した斜視図、図8(a)は連結部の要
部拡大平面図、図8(b)はその側断面図、図8(c)
は単独状態の平面図、図9は椅子を横方向に連結する状
態の斜視図、図10は平面図、図11は端カバー体の他
の実施形態を示す側断面図である。
【0012】図1〜図4に示すように、家具の一例とし
てのテーブル1における脚体2は、脚柱3の下端に床面
5と略平行状に延びる脚部4とから構成されている。図
1及び図2の実施形態では、平面視略コ字状の脚部4の
長手方向中途部に2本の脚柱3、3が立設され、該2本
の脚柱33にて天板6が固定支持されている。脚部4の
うち、平面視で天板6の側縁6aに対して直交する方向
に延びる端部4a,4aには、図3(a)等に示すよう
に高さ調節(もしくは水平調節)のためのアジャスタ8
や図示しないキャスタを取付けする基板7が設けられ、
該基板7の先端を前記端部4a,4aから所定寸法(A
1+A2)だけ一体的に延ばして支持板9を設ける。な
お、この支持板9の幅寸法B1は、前記端部4aの幅寸
法B2より若干短く設定する。脚部4を合成樹脂材にて
形成する場合には、図3(a)等に示すように基板7を
下方からビス13にて固定するよう構成しても良い。
【0013】前記支持板9には、その突出方向に寸法A
1の距離で、それと直交する方向にはC1の距離だけ隔
て一対の係合ピン10、10を上向き突設する。実施例
では、支持板9及び各係合ピン10は金属製であり、係
合ピン10は丸軸状とする。
【0014】前記各端部4aを他の部品に衝突したとき
の傷付きから保護するための下向きキャップ状の端カバ
ー体11は、合成樹脂製または硬質(やや固いものを含
む)ゴム製であって、図3等に示すように、各支持板9
に載置可能で、且つ前記一対の係合ピン10、10に対
して上方から被嵌係合できる下向き筒状または孔状係合
部12、12が端カバー体11の内径部に一体成形され
ている。従って、前記一対の孔状係合部12、12の間
の距離と前記係合ピン10、10間の距離C1に等しく
なるように設定されている。また、前記各孔状係合部1
2の直径は係合ピン10の直径と等しくなるように設定
されている。
【0015】なお、前記端カバー体11の外周壁14の
対面は、前記各支持板9の上面に載るように形成される
と共に外周壁14の外面のうち少なくとも支持板9の突
出端9a側では当該突出端9aより若干外向きに突出し
ている。これにより、支持板9に被せた端カバー体11
は、脚部4の端部4aに他の物体が衝突するときの緩衝
体(バンパー)の役割を果たすことができる。
【0016】図3(a)及び図3(b)に示すように、
各孔状係合部12は筒状体の内径部に形成され、また、
外周壁14との間に空間を設けることで、端カバー体1
1の重量を大幅に軽減できると共に、緩衝体の機能を向
上させることができる。
【0017】そして、2つのテーブル1、1をその隣接
する脚部4a,4a同士の箇所で連結するには、まず、
各支持板9から端カバー体11を外す(図1参照)。次
いで、これらの端カバー体11を、その長手方向(平面
視において一対の孔状係合部12、12の配置方向(距
離C1の延びる方向)が隣接する支持板9、9の幅方向
(距離B2)と直交する方向になるように向きを変え、
各端カバー体11における一対の孔状係合部12、12
が、前記隣接する支持板9、9の上面に跨ぐようにし
て、各係合ピン10、10に被嵌係合させるのである
(図4(a)及び図4(b)参照)。つまり、隣接する
支持板9、9の上面間を跨いで、2つの端カバー体1
1、11にて連結するのである。
【0018】その場合、各端カバー体11の長手方向と
直交する外周壁14が、対向する脚部4、4の端部4
a、4aの端面に当接している状態にすると、前記対向
する端部4a、4aが平面視で一直線状から屈曲するよ
うな偏位に対して端カバー体11、11が抵抗すること
ができて、相隣接する端部4a、4aを平面視で一直線
状に保持する状態で連結できる。
【0019】また、隣接する2つの天板6、6の側縁6
a,6a同士が当接した状態で、前記4つの端カバー体
で相対向して隣接する支持板9,9、9,9を連結する
には、当該支持板9,9の突出端9a,9aが平面視で
前記側縁6a,6aと略同じ垂直面上に位置させること
が好ましい。
【0020】上述のように、連結すべき2つの支持板
9、9の箇所に対して2つの端カバー体11、11を用
いて連結すると、前記通常のバンパーとして使用してい
る端カバー体11を全て用いるから、用途変更に伴って
端カバー体11を紛失することを防止できる。
【0021】図5及び図6(a)、図6(b)に示す第
2実施形態では、テーブル1における脚体2は脚支柱3
の下端に天板6の側縁6aと平行状に脚部4を設け、該
脚部4の長手方向の両端部に、各支持板9を基板7に取
付けられたアジャスタ8又は図示しないキャスタのネジ
軸8aを中心にして水平回動可能に設ける。その場合、
支持板9の上面にナット15を固着し、該ナット15に
前記ネジ軸8aを螺合させることが好ましい。また、前
記各支持板9が脚部4の側方に突出する方向に回動した
とき、当該支持板9の突出方向が脚部4の長手方向に対
して平面視で90度(直交)となる位置で停止するよう
に、基板7にストッパー16を設け、該ストッパー16
にて前記回動した支持板9の側面に当接させることが好
ましい(図6(b)参照)。
【0022】この実施形態においては、通常のバンパー
として端カバー体11を用いるときには、各支持板9の
突出端9aを脚部4の長手方向に向かうようにし(図6
(b)の二点鎖線状態参照)。この状態で、各支持板9
における一対の係合ピン10,10に端カバー体11の
孔状係合部12を被嵌させると、該端カバー体11の外
周壁14のうちの一側が脚部4の長手方向と直交する壁
面と略平行状で隙間がほとんど無い状態に配置されるか
ら、端カバー体11の存在により支持板9は不用意に回
動しない。
【0023】隣接する脚部4、4同士を連結するには、
一旦、端カバー体11を支持板9から外し、支持板9、
9を各脚部4、4の長手方向と直交する方向に回動させ
(ず6(b)の実線状態参照)、この状態にて隣接する
支持板9、9の上面間に跨がらせた端カバー体11の一
対の孔状係合部12、12を前記隣接して上向き突設し
た係合ピン10、10に被嵌係合させるのである。この
ようにして連結したときも、前記第1実施形態における
と同様に、隣接する2つの脚部4、4の両端部同士を確
実に連結できると共に、前記通常のバンパーとして使用
している端カバー体11を全て用いるから、用途変更に
伴って端カバー体11を紛失することを防止できるので
ある。
【0024】図7及び図8(a)〜図8(c)に示す第
3実施形態は、家具の一例としての隣接するサービスコ
ア20、20における脚部部22、22の端部同士を連
結する場合であり、サービスコア20は、脚部22の長
手方向の略中央から立設した支柱21の高さ方向の中途
に棚板23を設け、該棚板23にOA機器等のサービス
機器を載せ、このサービスコア20を図示しない机天板
の側部や後方に配置することにより、机天板の面積が機
器により大きく占有されず、仕事がし易くなるようにし
たものである。該サービスコア20における脚部22に
も高さ調節のためのアジャスタ8又は図示しないキャス
タを備えている。
【0025】そして、脚部22の長手方向の端部に金属
板製の支持板24を突出させる。この支持板24の先端
部25は上向きに屈曲させてあり、支持板24の広幅面
には前記各実施形態と同じく一対の係合ピン10、10
を所定距離C1隔てて上向き突出させる。他方、合成樹
脂製またはゴム製の端カバー体26には、前記一対の係
合ピン10、10に被嵌係合する孔状係合部12、12
を備えた筒部27、27を下向き突設する。なお、端カ
バー体26は支持板24に載った状態で、当該端カバー
体26の外周壁の一部26aが前記先端部25の外面に
当接した状態になり、端カバー体26の位置ずれを防止
すると共に外周壁の一部26aが前記金属製の先端部2
5を外側から覆って、バンパーの機能を確実にすること
ができるのである。この実施形態でも、図8(a)及び
図8(b)に示すように、2つの脚部20、20の端部
同士を連結するには、各端カバー体26を外し、支持板
24、24の先端部25、25同士を当接させておき、
この2つの支持板24、24の上面を跨ぐように端カバ
ー体26、26の姿勢を変えてから、係合ピン10、1
0に筒部27、27を上から被嵌して、孔状係合部1
2、12に係合させるのである。この場合、前記2つの
当接した先端部25、25は各端カバー体26における
一対の筒部27、27の間の空間を通ることになり、先
端部25、25が邪魔にならず、確実に連結できるので
ある。
【0026】図9及び図10に示す第4実施形態では、
家具の一例としての椅子30における座体31を支持す
る脚体32のうち、床面5に載置する前後一対の脚部3
3、33が座体31の幅方向に延びている。この各脚部
33の左右両側端部に、前記各実施形態と同様に支持板
9、9を横外方向に突出させ、各支持板9の広幅面には
前後一対の係合ピン10、10を間隔C1にて上向き突
出させてある。この一対の係合ピン10、10に被嵌係
合する孔状係合部12、12を備えた合成樹脂製の端カ
バー体11にて支持板9の上面を覆うのである。
【0027】左右の椅子30、30を横方向に隣接させ
て連結するには、前記と同様に、各支持板9から端カバ
ー体11を一旦外した後、隣接する脚部33、33の端
部の支持板9、9をその先端部同士を対峙させ、両支持
板9、9の上面に跨いで端カバー体11を配置し、隣接
する係合ピン10、10に孔状係合部12、12を被嵌
係合させて、端カバー体11を介して連結するのであ
る。
【0028】この実施形態の場合も、各脚部33の左右
両側端から突出する支持板9、9の先端が、平面視にお
いて、座体31の横縁と略同じ位置になるように設定す
ることにより、連結した状態で、隣接する座体31、3
1の横縁がほぼ当接(隙間が発生しない)状態とするこ
とができる。
【0029】図11に示す端カバー体11では、金属製
の心体34に一対の筒部34a,34aを下向きに突設
し、各筒部34aの内径に孔状係合部12を穿設する前
記心体34の外周をゴム製または合成樹脂製のカバー部
35にて脱落不能に覆うように形成したものであり、こ
の構成によると、端カバー体による連結が強固にできる
のである。
【0030】前記各実施形態において、図示しないが、
金属板製または強度の高い合成樹脂製の支持板9(2
4)に前記距離C1にて孔状の係合部を穿設する一方、
端カバー体11(26)には、金属製または強度の大き
い一対の係合ピン10、10を前記と同じ間隔C1にて
下向き突設するように構成すれば、単独の家具の脚部端
部の支持板にバンパーとして、端カバー体を被せると
き、端カバー体側の係合ピンが支持板の孔状係合部に嵌
まって位置決めできるし、連結する場合も同様に、各端
カバー体における一対の係合ピンが、隣接する支持板の
孔状係合部に嵌まって離れ不能にできる。
【0031】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1に記載
の発明の家具における脚部の連結装置は、家具における
脚部の端部に、端カバー体を装着するための支持板を突
出させて設け、該支持板にはその突出方向と交差する方
向に所定間隔隔て一対の係合ピンを上向き突設し、前記
各端カバー体の内径部には、前記一対の係合ピンに対し
て上方向から着脱可能な孔状係合部を備え、連結すべき
2つの脚部の支持板同士を隣接させたとき、該2つの支
持板の上面間に前記各端カバー体を跨いだ状態で、当該
2つの支持板における相対向する位置の係合ピンに前記
各端カバー体における孔状係合部が嵌合するように構成
したものである。
【0032】他方、請求項2に記載の発明の家具におけ
る脚部の連結装置は、家具における脚部の端部に、端カ
バー体を装着するための支持板を突出させて設け、該支
持板にはその突出方向と交差する方向に所定間隔隔て一
対の係合孔を設け、前記各端カバー体の内径部には、前
記一対の係合孔に対して上方向から着脱可能な係合ピン
を下向きに突設させ、連結すべき2つの脚部の支持板同
士を隣接させたとき、該2つの支持板の上面間に前記各
端カバー体を跨いだ状態で、当該2つの支持板における
相対向する位置の係合孔に前記各端カバー体における係
合ピンが嵌合するように構成したものである。
【0033】上記いずれの発明においても、家具を単独
で使用している場合には、脚部の端部に突出した支持板
に端カバー体を被嵌することで、一対の係合ピンが一対
の孔状係合部に嵌まって位置ずれしない。また、他の物
品との衝突の際に、脚部を傷つけないように端カバー体
により脚部の端部が保護することができる。他方、隣接
する脚部同士を連結するには、対向して隣接する2つの
支持板の上面に跨がって端カバー体を載置し、この端カ
バー体における孔状係合部(係合ピン)と支持板におけ
る係合ピン(孔状係合部)とが嵌まり合い、端カバー体
を介して2つの支持板を離れ不能に簡単に連結できる。
さらに、2つの支持板が隣接する箇所に2つの端カバー
体を介して連結するから、連結時とバンパー時とで、端
カバー体の使用数に過不足がなくなり、不使用の端カバ
ー体が発生しないから紛失するという不都合が無くな
る。
【0034】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の家具における脚部の連結装置
において、前記端カバー体を前記脚部における一つの支
持板にのみ装着した状態において、前記脚部の端部から
の支持板の突出縁よりも端カバー体の外縁が突出してい
るように設定したものであるから、請求項1または請求
項2に記載の発明による効果に加えて、バンパーとして
端カバー体を使用しているときに、当該端カバー体の外
縁が支持板の突出縁より外に出ているから、支持板が金
属製であっても、端カバー体により保護できて、衝突時
に他の物品を傷つけることがないという効果を奏する。
【0035】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の家具における脚部の連
結装置において、前記支持板を前記脚部の端部から突出
する姿勢と、前記端部と交差する方向に突出する姿勢と
に回動可能に構成したものである。
【0036】この構成によれば、支持板の突出方向を変
更できることにより、端カバー体による隣接する脚部同
士の連結位置を変更できるから、都合の良い連結方向を
選択することができるという効果を奏する。
【0037】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載の家具における脚部の
連結装置において、前記各端カバー体は、少なくともそ
の外周壁が合成樹脂材または硬質ゴムにて形成されてい
るものであるので、他の物品との衝突時に相手の物品を
傷付けたり、衝突音が大きくなるという欠点を回避でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のテーブルにおける脚部の先端部
同士を連結する場合の斜視図である。
【図2】第1実施形態の側面図である。
【図3】(a)は非連結状態の隣接した脚部の要部拡大
側断面図、(b)は図3(a)のIIIb−IIIb線矢視一部
切欠き平断面図である。
【図4】(a)は連結状態の隣接した脚部の要部拡大側
断面図、(b)は図4(a)のIVb −IVb 線矢視一部切
欠き平断面図である。
【図5】第2実施形態のテーブルにおける端カバー体の
支持板が回動する実施形態の斜視図である。
【図6】(a)は連結状態を示す要部拡大側断面図、
(b)は支持板の回動状態を示す要部平面図である。
【図7】第3実施形態のサービスコアの脚部に適用した
斜視図である。
【図8】(a)は連結部の要部拡大平面図、(b)はそ
の側断面図、(c)は単独状態の平面図である。
【図9】第4実施形態の椅子を横方向に連結する状態の
斜視図である。
【図10】第4実施形態の平面図である。
【図11】端カバー体の他の実施形態を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 テーブル 2 脚体 4 脚部 4a 端部 7 基板 8 アジャスタ 9 支持板 10、10 係合ピン 11 端カバー体 12 孔状係合部 14 外周壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱 克典 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式 会社イトーキクレビオ内 (72)発明者 田阪 朋彦 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式 会社イトーキ内 (72)発明者 細江 勲夫 イタリア国 20144 ミラノ市 ヴィア ヴォゲーラ11 Fターム(参考) 3J024 AA04 BB04 CA13 CA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具における脚部の端部に、端カバー体
    を装着するための支持板を突出させて設け、該支持板に
    はその突出方向と交差する方向に所定間隔隔て一対の係
    合ピンを上向き突設し、前記各端カバー体の内径部に
    は、前記一対の係合ピンに対して上方向から着脱可能な
    孔状係合部を備え、連結すべき2つの脚部の支持板同士
    を隣接させたとき、該2つの支持板の上面間に前記各端
    カバー体を跨いだ状態で、当該2つの支持板における相
    対向する位置の係合ピンに前記各端カバー体における孔
    状係合部が嵌合するように構成したことを特徴とする家
    具における脚部の連結装置。
  2. 【請求項2】 家具における脚部の端部に、端カバー体
    を装着するための支持板を突出させて設け、該支持板に
    はその突出方向と交差する方向に所定間隔隔て一対の係
    合孔を設け、前記各端カバー体の内径部には、前記一対
    の係合孔に対して上方向から着脱可能な係合ピンを下向
    きに突設させ、連結すべき2つの脚部の支持板同士を隣
    接させたとき、該2つの支持板の上面間に前記各端カバ
    ー体を跨いだ状態で、当該2つの支持板における相対向
    する位置の係合孔に前記各端カバー体における係合ピン
    が嵌合するように構成したことを特徴とする家具におけ
    る脚部の連結装置。
  3. 【請求項3】 前記端カバー体を前記脚部における一つ
    の支持板にのみ装着した状態において、前記脚部の端部
    からの支持板の突出縁よりも端カバー体の外縁が突出し
    ているように設定したことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の家具における脚部の連結装置。
  4. 【請求項4】 前記支持板を前記脚部の端部から突出す
    る姿勢と、前記端部と交差する方向に突出する姿勢とに
    回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の家具における脚部の連結
    装置。
  5. 【請求項5】 前記各端カバー体は、少なくともその外
    周壁が合成樹脂材または硬質ゴムにて形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の家具における脚部の連結装置。
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