JP6886272B2 - テーブル - Google Patents

テーブル Download PDF

Info

Publication number
JP6886272B2
JP6886272B2 JP2016216863A JP2016216863A JP6886272B2 JP 6886272 B2 JP6886272 B2 JP 6886272B2 JP 2016216863 A JP2016216863 A JP 2016216863A JP 2016216863 A JP2016216863 A JP 2016216863A JP 6886272 B2 JP6886272 B2 JP 6886272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
legs
end frame
bracket
inner position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016216863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018075048A (ja
Inventor
貴司 小笠原
貴司 小笠原
太一 渡邊
太一 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Corp
Original Assignee
Itoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Corp filed Critical Itoki Corp
Priority to JP2016216863A priority Critical patent/JP6886272B2/ja
Publication of JP2018075048A publication Critical patent/JP2018075048A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6886272B2 publication Critical patent/JP6886272B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

本願発明は、棒状の支柱を有する脚で支持されたテーブルに関するものであり、その複数台を左右に連結できる構造に特徴を有している。
平面視四角形の天板を棒状の脚で支持してなるテーブルにおいて、複数台を左右に連結することは広く行われている。そして、四角形のテーブルでは、天板の四隅に脚を配置していることが多いが、テーブルを単に左右に並べて連結しただけであると、天板同士の当接部の外側において人が椅子を使用して腰掛けた場合、当接部の脚が人の足の邪魔になって、椅子を引いた状態でテーブルを使用することができず、このため使い勝手が悪いという問題がある。
そこで、特許文献1には、天板の下面に、脚を外側寄りに配置した状態で固定する第1脚取付部と、脚を内側に配置した状態で固定する第2脚取付部とを設けて、連結時には脚を第2脚取付部に付け替えることにより、連結されたテーブルの当接部に椅子を設置して人が腰掛けたときには、椅子を引いた状態でテーブルを使用できるようにした構成が開示されている。
また、他の公知例としての特許文献2には、左右2つのテーブルを連結するにおいて、左右2つの天板に跨がった状態で脚を配置して、1つの脚を2つの天板に固定するようにした構成が開示されている。従って、特許文献2では、脚が天板同士の連結部材に兼用されている。
特開2004−57345号公報 実開昭62−20524号のマイクロフィルム
特許文献1では、脚は天板の側面に沿って位置を変更するだけであり、連結した状態で、各テーブルの脚はそれぞれの天板の下方に隠れている。従って、左右の天板の連結は連結金具のみで行っており、連結金具は天板の前部と後部とに配置している。しかし、この連結態様では、左右の天板の第2脚取付部に取り付けた脚が正確に調節されていないと、左右の天板の間に段差が生じて見た目が悪くなりやすいという問題がある。
また、床に張られたカーペットにテーブルを配置している場合、左右の天板の高さを揃えていても、片方の天板に重い物品を載せると、当該機器を載せたテーブルの脚が少し沈み込んで、左右の天板の間に段差が生じてしまうことも懸念される。この点については、天板の内側にも連結部材を配置して、天板を前後両端寄り部位と内部とで連結したらよいといえるが、これでは連結部材の数が増えるため部材管理の手間が増大する等の問題が生じる。
この点、特許文献2の構成では、脚が左右の天板に跨がって配置されているため、左右の天板は常に高さが揃えられており、片方のテーブルに重い物品を載せても天板間に段差が生じることはない。しかも、脚を連結部材に兼用するものであるため、連結部材の個数の増大も防止できる。
さて、各天板の側縁部は2本ずつの脚で支持されているので、左右の天板を連結して2本ずつの脚を内側にずらすと、特許文献2のように脚の支柱が左右天板の当接部の真下に位置した構成では、脚支柱が天板の当接線に沿って1列に並ぶことになる。すると、床の狭い箇所に脚支柱が集中的に載ってしまって、安定性が悪くなるおそれがある。また、ブラケットに支柱を設けた脚の場合は、特許文献1に図示されているように、支柱の軸心とブラケットの中心とがずれていることが多いが、このような形態の脚では、天板同士の合わせ面の箇所に支柱を一列に並べることが厄介になる虞れがある。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明のテーブルは、
平面視直線の側面を有する天板と、前記天板を支持する複数の脚とを有しており、
前記各脚は、前記天板の下面に重なるブラケットと、前記ブラケットに取付けられた下向きの支柱とを有しており、
前記脚は、前記天板の側面に沿って離反した外側位置と内側位置とに付け替え可能であり、前記脚を内側位置に配置すると、2枚の天板をその側面同士が重なる状態に左右に連結したとき、左右の天板同士の当接部の外側に人が腰掛けて天板を使用できるようになっている
いう基本構成である。
そして、請求項1の発明では、上記基本構成において、
前記脚は、外側位置では平面視で全て天板で隠れるように配置されて、内側位置では、支柱は天板の下方に隠れてブラケットの一部は天板の側面の外側に露出するように配置されており、
前記脚を内側位置に配置した2枚の天板が、その側面を互いに当接させて左右に並設した状態で、各脚のブラケットにて左右の天板がボルトで連結されるようになっている
という構成が付加されている。
請求項2の発明は、請求項1において、
前記天板の下面のうち前記側面に近い部位に、前記側面と平行に延びるエンドフレームが配置されており、
前記脚を内側位置に配置した2枚の天板が、その側面を互いに重ねて左右に並設した状態で、一方の天板における脚のブラケットが他方の天板におけるエンドフレームの側面当接するようになっており、かつ、それらブラケットとエンドフレームとに形成された嵌合部が嵌まり合っている
という構成になっている。
請求項3の発明は、請求項2において、
前記ブラケットの嵌合部は角形の係合突起である一方、前記エンドフレームの嵌合部は角形の係合穴であり、脚を内側位置に配置した状態で、前記係合突起と支柱とは、前記天板の側面の長手方向である前後方向にずれている
という構成になっている。
請求項4の発明は、請求項3において、
前記ブラケットは平面視四角形の基部を有していて、前記基部における1つのコーナー部に前記支柱を設けており、
前記脚は、外側位置に配置された状態では、ブラケットの基部の1つの辺が天板の側面と平行になった姿勢で前記支柱が天板のコーナー部に位置しており、そして、前記ブラケットの基部のうち前記支柱の対角方向に位置したコーナー部に設けた突部が、前記エンドフレームの端部に嵌まり込んでいる一方、
前記脚を内側位置に配置した状態では、前記脚は、外側位置の姿勢から90度水平旋回して前記突部を外向きにした姿勢に配置されており、前記突部の先端面に前記係合突起が突設されている
という構成になっている。
請求項5の発明は、請求項〜4のうちのいずれかにおいて、
前記エンドフレームには、天板の下面に重なる上向きの台座部がその長手方向に飛び飛びで複数個形成れており、このため、天板とエンドフレームとの間には、前記台座部の箇所を除いて隙間が空いており、
前記脚を内側位置に配置した天板連結状態では、左右天板の前後端部は、前記エンドフレームと天板との間に嵌まり込む上水平部を有する逆L形で左右長手の連結金具によって連結されるようになっている一方、
前記脚を外側位置に配置した非連結状態では、前記連結金具は、前後長手の姿勢にして上水平部をエンドフレームと天板との間の隙間嵌め込んだ状態で、前記天板の内部側に配置されている
という構成になっている。
請求項1の発明は、左右の天板は内側位置においても高さが揃えられるが、脚を使用して連結するものであるため、連結金具の個数を増大させることなく、左右の天板を同一面状に維持できる。そして、脚の支柱はそれぞれの天板の下方に位置しており、左右の天板に跨がって配置されるのはブラケットのみであるため、ブラケットの中心と支柱の軸心とがずれたタイプの脚についても容易に適用できる。従って、汎用性に優れている。
また、左右の天板の下方にそれぞれ支柱が配置されているため、支柱を一列に配置する場合に比べて床の広い面積で支柱の群を支えることができる。このため、テーブルの安定性の向上にも貢献できる。
さて、連結可能タイプのテーブルでは、天板の下面に予め雌ねじ穴(通常は鬼目ナット)を設けておいて、ブラケットに挿通したボルトを天板の雌ねじ穴にねじ込む構成が普通であり、本願発明のようにブラケットが左右の天板に跨がっている場合は、ボルトは左右の天板にそれぞれねじ込まれる。従って、ブラケットは、ボルト挿通穴が左右天板の雌ねじ穴と一致するように正確に位置決めされている必要がある。
この点、請求項2の構成を採用すると、各ブラケットが(各脚が)相手テーブルのエンドフレームで位置決めされるため、組み立てを的確に行える利点がある。また、エンドフレームは天板の撓みを防止する補強部材としての役割も有するため、テーブル全体の剛性も向上できる。
ブラケットとエンドフレームとの嵌合部は様々な組み合わせが考えられるが、請求項3のように、ブラケットに係合突起を設けてエンドフレームに係合穴を設けると、簡単な構造で加工も容易になる。つまり、ブラケットはダイキャスト品や樹脂成形品が使用されているのが普通であるため、係合突起は成形によって手間なく形成される一方、エンドフレームは金属型材を使用するのが普通であり、係合穴の加工は簡単に行える。
連結状態において、支柱と係合突起とを前後方向の同じ位置に位置させる(左右一文字状に並べる)ことも可能であるが、ブラケットの面積は支柱の平面積よりも大きいのが普通であるため(そうでないと、ブラケットを天板に強固に固定できない)、連結状態で支柱と係合突起とが左右一直線に並んでいると、前後に隣り合った脚の間隔を詰めにくい場合がある。
これに対して請求項3のように、内側位置において支柱と係合突起とを前後方向にずらすと、ブラケットに十分な大きさを確保しつつ、連結状態で、前後の脚のブラケットを互いに噛み合うような状態にできるため、設計の自由性を高くできる。
請求項4の構成を採用すると、脚を外側位置に配置した状態では、ブラケットの突部がエンドフレームの端部に嵌入しているため、外側位置でも脚を正確に位置決めできると共に、エンドフレームとブラケットとを一体化してテーブルの剛性を向上できる。
本願発明では、脚を利用して左右の天板を連結できるが、脚は内側に位置しているので、左右の天板は外側寄り部位(前後両端部)についても連結金具で連結するのが好ましい。この場合に使用する連結金具は、テーブルを非連結状態で使用するとき(テーブルを単体で使用するとき)は不要であり、従って、不使用時にはどこかに格納しておくことになる。
この点、請求項5では、エンドフレームと天板との間の隙間を利用して連結金具を格納できるため、連結状態で即座に取り出しできるように即応性に優れたものとすることができるし、紛失の問題もない。なお、エンドフレームと天板との間の隙間は、ケーブル類の挿通空間に利用することも可能である。
実施形態に係るテーブルを示しており、(A)は全体の斜視図、(B)分離斜視図である。 三連に連結した状態の図であり、(A)は全体の斜視図、(B)は分離斜視図、(C)は分離平面図である。 (A)天板を仮想線で表示した平面図、(B)は骨組みの部分的な斜視図である。 (A)は脚の分離斜視図、(B)はブラケットを下方から見た斜視図、(C)は脚とエンドフレームとの分離斜視図である。 (A)は脚とエンドフレームとの分離斜視図、(B)はブラケットとエンドフレームとの連結部を下方から見た斜視図、(C)はブラケットとエンドフレームとの裏返した状態の分離斜視図である。 非連結と連結時とにおける脚の位置と姿勢とを示す平面図である。 (A)は連結金具と骨組みとの分離斜視図、(B)は連結時におけるブラケットとエンドフレームとの関係示す分離斜視図、(C)はブラケットの斜視図である。 (A)は連結時におけるエンドフレームと連結金具との分離斜視図、(B)は非連結状態での骨組みの部分平面図、(C)は連結状態での部分的な平面図である。 図8(B)のIX-IX 視断面図である。 他の実施形態のテーブルを示す図で、(A)は全体の斜視図、(B)は骨組みの平面図である。
(1).テーブルの概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、連結されたテーブルの並び方向を左右方向、これと直交した方向を前後方向と定義している。
図1〜9に示す長方形のテーブルの場合は、短手側面を当接させて連結するので、長手方向(間口方向)が左右方向で短手(幅方向)が前後方向になる。念のため、図1に方向を明示している。図10のような正方形のテーブルの場合は、どのように連結するかは一定していないので、任意の平行な2辺の方向が左右方向で、これと直交した方向が前後方向になる。
既述のとおり、図1〜9に示すテーブルは長方形の仕様であり、平面視長方形の天板1と、これを支える4本の脚2とを有している。脚2は、天板1のコーナー部に位置した外側位置と、天板1の一側面に沿って内側に位置した内側位置との2か所に付け替え可能であり、互いに重なった箇所において脚2を内側位置に配置することにより、テーブル同士を連結できる。
天板1は木製であり、例えば図1(B)に示すように、天板1の下面には、短辺の近くに配置された前後長手のエンドフレーム3と、左右のエンドフレーム3の間に配置された左右長手の補強桟4とが重ねられており、エンドフレーム3が、(図3(B)参照)に示すボルト5で固定されている(エンドフレーム3と補強桟4との両方を天板1に固定してもよい。)。
補強桟4とエンドフレーム3とは、溶接によって固定されていてもよいし、ボルトで固定してもよい。ボルトで固定する場合は、例えば、エンドフレーム3に、補強桟4の内部に嵌入する角形のボス体を横向きに突設して、補強桟4に下方から挿通したボルトを補強桟4にねじ込む方式を採用することが可能であり、この場合は、補強桟4とエンドフレーム3とを強固に固定できる。
補強桟4とエンドフレーム3と脚2によって、テーブルの骨組みが構成されている。天板1は木製のものを使用しているが、スチール製のものを使用したり、紙製等の軽量コア部材の上下両面に金属板(スチール板)を接着した積層品を使用したりすることも可能である。
天板1の中心線に沿った部位の左右2か所には、平面視四角形(正方形)の配線穴6が空いている。図10の例で示すように、天板1の前後中間部には、センターパネル7を立設することができる。センターパネル7は、配線穴6に取り付けたロッドを使用して取り付けられる。
(2).脚の構造
例えば図4に示すように、脚2は、天板1の下面に固定されるブラケット8と、ブラケット8に取り付けた支柱9とで構成されている。ブラケット8は、例えばアルミを材料にしたダイキャスト品であり(樹脂の成形品でもよい)、平面視正方形の基部8aを有している。
そして、基部8aの1つのコーナー部の箇所に、平面視正方形の支柱取り付け部10を一体に設けて、支柱取り付け部10に設けた角形の下向きボス11に、角管状の支柱9を下方から嵌め込んでいる。支柱取り付け部10の1つの対角線と基部8aの1つの対角線とが重なっており、基部8aの外周の一つの仮想コーナーが、支柱取り付け部10の中心になっている。従って、支柱取り付け部10は、部分的に基部8aからはみ出た状態になっている。
下向きボス11は上向きに開口した箱状の形態を成しており、内部にはボルト受け座12(図4(A)参照)を設けて、ボルト受け座12に、上下に開口した2つのボルト挿通穴13を形成している。他方、支柱9の内部のうちその上部には、角形のナット板14が溶接によって固定されており、下向きボス11の下面がナット板14に重なっている。そして、図4(A)のとおり、ボルト受け座12に上から挿通したボルト15をナット板14の雌ねじ穴14aにねじ込むことにより、支柱9がブラケット8に固定されている。
図4(B)C)に明示するように、ブラケット8の基部8aには、下向きボス11と繋がった下向きの脊梁部16が形成されており、これにより、ブラケット8としての強度が確保されて、支柱9を偏心して設けても大きな荷重を支え得るようになっている。脊梁部16が下向きボス11と繋がっているため、支柱9の上部には、脊梁部16との干渉を回避する切欠き17が形成されている。脊梁部16は、上向きに開口した溝形になっており、中心線に沿って補強リブ18が形成されている。また、ブラケット8のうち脊梁部16を挟んだ両側はフランジの状態になっている。
ブラケット8における基部8aのうち、中心を挟んで支柱取り付け部10と反対側のコーナー部には、エンドフレーム3に外から嵌まり込む略角形の突部19が一体に形成されている。突部19はエンドフレーム3と同じ方向に向いているので、基部8aの対角方向ではなくて、基部8aを構成する1つの辺と直交した方向に向いている。
天板1は4本の脚2で支持されるが、前後の脚2は支柱9とブラケット8との位置関係が前後逆になっているので、脚2は、突部19の向きが平面視で90度相違した2種類が使用されている。また、突部19は、例えば図4に示すように、基部8aに繋がった第1部分19aと、第1部分19aから突出した第2部分19bとの2段式になっており、第2部分19bがエンドフレーム3に嵌まり込むようになっている。従って、第2部分19bは第1部分よりも僅かに(エンドフレーム3の厚さ分だけ)小さくなっている。
第1部分19aと基部8aとの間には、若干の寸法の段差が生じている。従って、エンドフレーム3と天板1との間には、若干の(数mmの)間隔が空いている。なお、図7(B)及び図8(A)(B)に示すブラケット8では、第1部分19aと基部8aとは同じ高さになっている。従って、図4,図5に示したものとは少し形態が相違しているが、いずれであってもよい。
図4(B)に示すように、突部19は、上面と下面とに溝を形成して中間板部20を有するH形の形態を成しており、中間板部19cに、上下に貫通した通し穴20を空けている。エンドフレーム3と突部19とに下方からボルト21を挿通し、このボルト21を、天板1に設けた雌ねじ穴(鬼目ナット)にねじ込むことにより、エンドフレーム3と突部19とが天板1に固定されている。図4(C)や図5(B)(C)に示すように、エンドフレーム3における下面部の端部には、突部19の中間板部19cに重なるランド部22を形成している。
(3).ブラケットと天板との締結構造
例えば図4に示すように、ブラケット8には、ボルト挿通穴23〜26が空いている。すなわち、ブラケット8には、外側位置と内側位置との両方において天板1への固定に使用される第1ボルト挿通穴23と、脚2を外側位置に配置した状態での天板1への固定に使用される第2ボルト挿通穴24と、脚2を内側位置に配置したときに天板1への固定に使用される第3及び第4のボルト挿通穴25,26とが上下に開口して空けられている。各ボルト挿通穴23〜26の下部には、ボルトの頭が嵌まる座繰り穴を形成している。
第1ボルト挿通穴23は、基部8aの略中央部に形成されている。他方、第2ボルト挿通穴24は、脊梁部16の中心線上の位置で突部19に寄った1つのコーナー部と、脊梁部16の中心線を挟んで2つのコーナー部の箇所との合計3か所に形成されている。従って、外側位置では、脚2のブラケット8は4本のボルト27(図4(A)参照)で天板1に固定される。これに伴って、天板1の各コーナー部には、4つずつの雌ねじ穴(鬼目ナット)を設けており、これが、外側位置脚固定部となっている。
第3ボルト挿通穴25と第4ボルト挿通穴25とは、基部8aのうち突部19の側に位置した2つの辺の内側に設けている。第3ボルト挿通穴25と第4ボルト挿通穴26とは、いずれか一方が使用される。1つのブラケット8に第3ボルト挿通穴25と第4ボルト挿通穴26を形成していることにより、4本の脚2は2種類で足りている。
例えば図3(B)や図4(C)に示すように、エンドフレーム3の上面には、台錘状の上向き台座部28が飛び飛びで複数個膨出形成されており、この台座部28がボルト5で天板1に固定されている。従って、天板1とエンドフレーム3との間には、台座部28の突出高さと同じ寸法の隙間が空いている。なお、エンドフレーム3の上面に板材(スペーサ)を溶接等で固定しても、エンドフレーム3と天板1との間に隙間を空けることができる。
図5(B)(C)に示すように、エンドフレーム3のうち各台座部28の下方部には大きな穴30が空いており、この穴30に、上下に開口した樹脂製の筒体31を装着している。従って、天板1への固定作業において、ボルト5エンドフレーム3の内部に入り込むことがない。
つまり、筒体31がないと、台座部28をボルト5で天板1に固定するにおいて、ボルト5が誤ってエンドフレーム3の内部に倒れ込んでしまって、取り出し不能になってしまう場合があるが、筒体31を装着すると、ボルト5がエンドフレーム3の内部に倒れ込むことを確実に防止できるのである。筒体31は、その弾性に抗して穴30に嵌め込むようになっており、嵌め込んだ後は、戻り変形して爪が穴30の縁に引っ掛かり、脱落不能に
保持される。筒体31の上端に、ボルト5の座面が重なる座金部を形成してもよい。
(4).テーブルの連結
図6及び図8(A)(C)では、テーブルを左右に連結した状態を表示している。テーブル同士を連結するときは、天板1同士が当接する一側面1aと他側面1bの箇所に位置した脚2を内側位置にずらす。脚2は、内側位置では、突部19が相手のテーブルに向かう姿勢になる。従って、外側位置と内側位置とでは、脚2は姿勢が平面視で90度相違する。
図6を基準にして、便宜的に、紙面の下側を手前、上側を後ろとして説明すると、右の天板1では、外側位置において手前に配置していた脚2は、外側位置から反時計回りに90度水平旋回させて、内側位置のうちの後ろ側に配置され、外側位置において後ろに位置していた脚2は、外側位置の姿勢から時計回りに90度水平旋回させて、内側位置での手前側に配置され、そして、両者とも、支柱取り付け部10を右の天板1のエンドフレーム3の側面に近接させて、突部19は、左の天板1におけるエンドフレーム3の側面に当接させている。
他方、図6おいて左に位置した天板1では、外側位置において手前に配置していた脚2は、外側位置から時計回りに90度水平旋回させて、内側位置のうちの手前側に配置され、外側位置において後ろに位置していた脚2は、外側位置の姿勢から反時計回りに90度水平旋回させて、内側位置での後ろ側に配置され、そして、両者とも、支柱取り付け部10を左の天板1のエンドフレーム3の側面に近接させて、突部19の先端は、右の天板1におけるエンドフレーム3の側面に当接させている。
そして、図7(B)に示すように、各脚2の突部19の先端には、脚2の嵌合部として、中央部に角形の係合突起32が形成されている一方、エンドフレーム3には、エンドフレーム3の嵌合部として、係合突起32が回転不能に嵌合する係合穴33が空いており、両者を嵌合させることにより、各ブラケット8エンドフレーム3との位置決めが行われている。
ブラケット8の突部19には、その中心部に水平姿勢の雌ねじ穴34が空いており、エンドフレーム3に挿通した水平姿勢のボルト35(図8(A)参照)を雌ねじ穴34にねじ込むことにより、エンドフレーム3とブラケット8とが固定されている。
脚2を内側位置に配置した状態では、各ブラケット8は左右の天板1にボルト5で固定されるが、支柱取り付け部10と突部19とが左右に並んでいるので、左右天板1の固定は、第1ボルト挿通穴23と第3ボルト挿通穴25とを使用して行われる。左右の天板1を1本ずつのボルト5で固定する場合、第4ボルト挿通穴26と1つの第2ボルト挿通穴24とを使用することも可能である。この場合は、天板1には、第4ボルト挿通穴26と1つの第2ボルト挿通穴24とに対応した雌ねじ穴を設けている。従って、第4ボルト挿通穴26は予備的なものである。なお、1つのブラケット8を4本のボルト5で固定することも可能である。
図6から理解できるように、各脚2は、内側位置においては係合突起32と支柱9とが前後方向にずれている(外側位置では、両者は左右方向にずれている。)。ブラケット8の基部8aを正方形に形成しつつ、係合突起32と支柱9とを前後方向にずらすことにより、前後に重なった一対ずつの脚2を互いに近づけることができる。このため、一対の脚2の支柱9を左右一直線状に並べて配置できる。その結果、テーブルの安定性を向上できる。
なお、テーブル同士の連結位置では、2本の脚2がセットになっており、前後のセットの間にある程度の間隔を空けているが、これは、天板1の支持安定性を確保するためである。いずれにしても、脚2と天板1の前後縁との間には相当の間隔か空いているので、人が連結部の箇所に椅子を配置して普通に腰掛けた場合、足が脚2の支柱9に当たることはない。従って、使い勝手がよい。
また、脚2の群の手前と後ろとに大きな間隔が空いているので、ワゴンを配置することも可能である。この場合、ワゴンは全体を天板1の下方に隠してもよいし、部分的に天板1の外側にはみ出してもよい。全体が隠れるか一部がはみ出るかは、ワゴンの奥行きの大きさに依存している。
例えば図8に明瞭に示すように、左右に並設された天板1は、その前部と後部とが連結金具36によって連結されている。連結金具36は、上水平部36aと垂直部とを有する逆L字形であり、外側からカバー37が装着されている。カバー37は連結金具36にビスで固定されている。連結金具36の上水平部36aをエンドフレーム3の端部と天板1との間の隙間に差し込んで、ボルト21により、連結金具36の端部とエンドフレーム3とが天板1に固定されている。連結金具36の端部の固定は、外側位置においてブラケット8の突部19の固定に使用していたボルト21がそのまま使用されている。
連結金具36は、非連結状態では使用しない。そこで、本実施形態では、連結金具36は、不使用時には天板1の下面部のうち、エンドフレーム3の外側面に沿わせた部位に格納している。すなわち、図7(A)や図8(B)に示すように、エンドフレーム3の前後中間位置において、連結金具36の上水平部36aを天板1とエンドフレーム3との間の隙間に差し込むことにより、連結金具36を天板1の短手側縁部に格納している。
エンドフレーム3は天板1の側面1a,1bに近い部位に配置しているので、連結金具36が人目に触れる可能性があるが、連結金具36にはカバー37を設けているので、人目に触れても美観を悪化させることはない。なお、連結金具36は、エンドフレーム3の側面にビス等で固定しておいてもよいし、カバー37に設けた縁片37aをエンドフレーム3と天板1とに弾性的に突っ張らせることにより、容易に脱落しない状態に保持してもよい。連結金具35は前後に隣り合った2つの台座28の間に配置されている。従って、ビス止めしなくても前後方向にずれて脱落することはない。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、前後の補強桟の左右端面を外向きに開口した姿勢にして、ブラケットに形成した突部を補強桟に嵌合させてもよい。従って、この場合は、外側位置では突部は左右方向に向いている。脚は、外側位置と内側位置とで必ず姿勢を90度水平旋回させる必要はなく、単に前後移動させて付け替えることも可能である。
本願発明は、実際にテーブルに具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 天板
1a 一側面
1b 他側面
2 脚
3 エンドフレーム
4 補強桟
8 ブラケット
8a 基部
9 支柱
10 支柱取り付け部
11 下向きボス
19 突部
23〜26 ボルト挿通穴
28 台座部
32 係合突起
33 係合穴
36 連結金具

Claims (5)

  1. 平面視直線の側面を有する天板と、前記天板を支持する複数の脚とを有しており、
    前記各脚は、前記天板の下面に重なるブラケットと、前記ブラケットに取付けられた下向きの支柱とを有しており、
    前記脚は、前記天板の側面に沿って離反した外側位置と内側位置とに付け替え可能であり、前記脚を内側位置に配置すると、2枚の天板をその側面同士が重なる状態に左右に連結したとき、左右の天板同士の当接部の外側に人が腰掛けて天板を使用できるようになっている構成であって、
    前記脚は、外側位置では平面視で全て天板で隠れるように配置されて、内側位置では、支柱は天板の下方に隠れてブラケットの一部は天板の側面の外側に露出するように配置されており、
    前記脚を内側位置に配置した2枚の天板が、その側面を互いに当接させて左右に並設した状態で、各脚のブラケットにて左右の天板がボルトで連結されるようになっている、
    テーブル。
  2. 前記天板の下面のうち前記側面に近い部位に、前記側面と平行に延びるエンドフレームが配置されており、
    前記脚を内側位置に配置した2枚の天板が、その側面を互いに重ねて左右に並設した状態で、一方の天板における脚のブラケットが他方の天板におけるエンドフレームの側面当接するようになっており、かつ、それらブラケットとエンドフレームとに形成された嵌合部が嵌まり合っている、
    請求項1に記載したテーブル。
  3. 前記ブラケットの嵌合部は角形の係合突起である一方、前記エンドフレームの嵌合部は角形の係合穴であり、脚を内側位置に配置した状態で、前記係合突起と支柱とは、前記天板の側面の長手方向である前後方向にずれている、
    請求項2に記載したテーブル。
  4. 前記ブラケットは平面視四角形の基部を有していて、前記基部における1つのコーナー部に前記支柱を設けており、
    前記脚は、外側位置に配置された状態では、ブラケットの基部の1つの辺が天板の側面と平行になった姿勢で前記支柱が天板のコーナー部に位置しており、そして、前記ブラケットの基部のうち前記支柱の対角方向に位置したコーナー部に設けた突部が、前記エンドフレームの端部に嵌まり込んでいる一方、
    前記脚を内側位置に配置した状態では、前記脚は、外側位置の姿勢から90度水平旋回して前記突部を外向きにした姿勢に配置されており、前記突部の先端面に前記係合突起が突設されている、
    請求項3に記載したテーブル。
  5. 前記エンドフレームには、天板の下面に重なる上向きの台座部がその長手方向に飛び飛びで複数個形成れており、このため、天板とエンドフレームとの間には、前記台座部の箇所を除いて隙間が空いており、
    前記脚を内側位置に配置した天板連結状態では、左右天板の前後端部は、前記エンドフレームと天板との間に嵌まり込む上水平部を有する逆L形で左右長手の連結金具によって連結されるようになっている一方、
    前記脚を外側位置に配置した非連結状態では、前記連結金具は、前後長手の姿勢にして上水平部をエンドフレームと天板との間の隙間嵌め込んだ状態で、前記天板の内部側に配置されている、
    請求項〜4のうちのいずれかに記載したテーブル。
JP2016216863A 2016-11-07 2016-11-07 テーブル Active JP6886272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216863A JP6886272B2 (ja) 2016-11-07 2016-11-07 テーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216863A JP6886272B2 (ja) 2016-11-07 2016-11-07 テーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018075048A JP2018075048A (ja) 2018-05-17
JP6886272B2 true JP6886272B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=62149528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016216863A Active JP6886272B2 (ja) 2016-11-07 2016-11-07 テーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6886272B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5988077A (en) * 1998-12-08 1999-11-23 Jofco Incorporated Convertible table leg apparatus
JP4393372B2 (ja) * 2004-12-27 2010-01-06 株式会社ナイキ テーブルの脚部取付構造
JP5986366B2 (ja) * 2011-10-28 2016-09-06 株式会社イトーキ テーブル及びこれに使用する脚装置
JP6580827B2 (ja) * 2014-12-24 2019-09-25 株式会社オカムラ 天板付き家具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018075048A (ja) 2018-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6195593B2 (ja) 組合せ式家具
KR101531812B1 (ko) 조립형 테이블
JP2004159799A (ja) 連結机
JP7064311B2 (ja) テーブル
JP6886272B2 (ja) テーブル
JP5516517B2 (ja) 机上パネルの取付装置
JP6580827B2 (ja) 天板付き家具
JP5670702B2 (ja) 間仕切構成体
JP2006081922A (ja) 机における収納装置
JP4749853B2 (ja) 組立式デスク
JP2008079784A (ja) サイドパネル付き机
KR101614834B1 (ko) 장식 가구용 접이식 패널
JP7320916B2 (ja) ソファシステム
JP6582346B2 (ja) 上板付き什器における支持体と上板との連結構造及び上板付き什器システム
JP2008067820A (ja) ベッド装置
JP6178260B2 (ja) 組立式デスク
JP4291031B2 (ja) 連結デスク等における仕切パネルの取付構造
JP3811612B2 (ja) 机における支柱装置
JP7468243B2 (ja) デスク
JP6996927B2 (ja) テーブル
JP6855260B2 (ja) 接続構造および什器
JP4905177B2 (ja) 机システム
JP4946324B2 (ja) 収納棚における仕切装置
KR102605623B1 (ko) 조립이 편리한 가구프레임 조립체
JP4459785B2 (ja) 幕板の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6886272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150