JP3064646U - ユニット家具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各単位家具１を自由なレイアウトで組合せて
設置することができるユニット家具を提供する。 【解決手段】 複数の単位家具１，１を、上下に積上可
能なユニット家具に於て、単位家具１の底板２の４角部
に４個の孔２ａを配設する。単位家具１の天板３に、底
板２の４角部に配設された４個の孔２ａの内の２個の孔
２ａ，２ａに対応する位置に、２個の孔３ａ，３ａを配
設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ユニット家具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のユニット家具は、所定の組合せにて組立てられるので、複数の単位家具 を上下に積上げる場合、上下単位家具の接触面───すなわち、下側単位家具の 上面及び上側単位家具の下面───のうち一方にダボ（突出子）を、他方の対応 する位置にダボ孔（挿入孔）を設けて、それらを嵌合させて位置ずれを防ぎ、設 置していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、ダボ（突出子）とダボ孔（挿入孔）とは接触面の所定位置にしか設け られておらず、各単位家具を自由なレイアウトで組合せて設置することはできな かった。 そこで、本考案は、各単位家具を自由に組合せて設置することができるユニッ ト家具を提供することを目的とする。また、単位家具単体でも、豪華に見せたり 、移動可能とすることができるユニット家具を提供することを他の目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために、本考案に係るユニット家具は、複数の単位家具 を、上下に積上可能なユニット家具に於て、上記単位家具の底板の４角部に４個 の孔を配設し、かつ、上記単位家具の天板に、上記４個の孔の内の２個の孔に対 応する位置に２個の孔を配設したものである。

【０００５】 また、複数の単位家具を、上下に積上可能なユニット家具に於て、上記単位家 具の底板の４角部に４個の孔を配設し、かつ、上記単位家具の天板に、上記４個 の孔の内の後端側の２個の孔に対応する位置に２個の孔を配設したものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を示す図面に基づき、本考案を詳説する。

【０００７】 図１は、本考案の第１の実施の形態を示し、このユニット家具は、２個の単位 家具１，１が上下に積上げられている。単位家具１は、底板２と天板３とを備え る。

【０００８】 図２は、底板２の平面図を示し、４角部に４個の孔２ａ…が配設される。図３ は、天板３の平面図を示し、底板２の４個の孔２ａ…の内の２個の孔に対応する 位置に２個の孔３ａ，３ａが配設される。すなわち、底板２の後端側の２個の孔 ２ａ，２ａに対応する位置に２個の孔３ａ，３ａが配設される。

【０００９】 このユニット家具の組立て方法を説明する。 まず、図４に示すように、上下単位家具１，１を積上げる。このとき、図５に 示すように、底板２の後端側の孔２ａと、天板３の後端側の孔３ａとが、同一軸 心上に対応する。この上下一対の孔２ａ，孔３ａの上下からボルト４とナット５ を挿通し、相互に螺合して、上下単位家具１，１を連結状に固定する。 なお、単位家具を積上げないで設置するときは、天板３の孔３ａ，３ａに盲キ ャップ（図示省略）を嵌合させれば、外観を良くすることができる。

【００１０】 各単位家具は、上述のように、底板２に孔２ａ…を、天板３に孔３ａ，３ａを 有するので、図６及び図７に示すように、種々の単位家具１…を自由なレイアウ トにて組合わせて、ユニット家具とすることができる。

【００１１】 図７は、６個の単位家具１…を相互にボルト４とナット５…（図５参照）にて 連結したものである。すなわち、単位家具１…を上下に上述の如く連結するとと もに、さらに、左右側板にも、少なくとも２個の相互に対応する位置に孔（図示 省略）を設け、ボルト４とナット５…にて隣接する単位家具１，１を連結したも のである。

【００１２】 単位家具１は、１個───すなわち、単体───で使用することもできる。す なわち、図８及び図９に示すように、底板２の孔２ａには、ネジ部６ａを上部に 有する脚６が、ネジ部６ａをナット５と螺合することにより、取付けられる。脚 ６…を取付けることにより、床に直接単位家具１を設置する場合と比較して、外 観を良くすることができる。

【００１３】 また、図10及び図11に示すように、底板２の孔２ａには、上部にネジ部７ａを 有するキャスタ７を、ネジ部７ａをナット５と螺合することにより取付け、単位 家具１を容易に移動可能とすることもできる。

【００１４】 なお、本考案は、設計変更可能であって、底板２に６個の孔２ａ…を配設し、 天板３に、上記６個の孔２ａ…の内の３個の孔２ａ…に対応する位置に３個の孔 ３ａ…を配設するも良い。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は、上述の如く構成されるので、以下に記載する効果を奏する。

【００１６】 （請求項１によれば）各単位家具を自由なレイアウトで組合せて設置すること ができる。また、単位家具１単体でも、脚６…を付設して豪華に見せたり、キャ スタ７…を付設して、移動自在として使用することができる。

【００１７】 （請求項２によれば）天板３のうち、底板２の４角部に配設された４個の孔２ ａ…の内の後端側の２個の孔２ａ，２ａに対応する位置に、２個の孔３ａ，３ａ を配設したので、天板３の孔３ａ，３ａが目立たず、外観を良くすることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の一形態を示す斜視図である。

【図２】平面図である。

【図３】平面図である。

【図４】説明図である。

【図５】要部断面図である。

【図６】正面図である。

【図７】正面図である。

【図８】説明図である。

【図９】一部断面で示した要部拡大図である。

【図10】説明図である。

【図11】一部断面で示した要部拡大図である。

【符号の説明】

１ 単位家具 ２ 底板 ２ａ 孔 ３ 天板 ３ａ 孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の単位家具１…を、上下に積上可能
   なユニット家具に於て、上記単位家具１の底板２の４角
   部に４個の孔２ａ…を配設し、かつ、上記単位家具１の
   天板３に、上記４個の孔２ａ…の内の２個の孔２ａ，２
   ａに対応する位置に２個の孔３ａ，３ａを配設したこと
   を特徴とするユニット家具。
2. 【請求項２】 複数の単位家具１…を、上下に積上可能
   なユニット家具に於て、上記単位家具１の底板２の４角
   部に４個の孔２ａ…を配設し、かつ、上記単位家具１の
   天板３に、上記４個の孔２ａ…の内の後端側の２個の孔
   ２ａ，２ａに対応する位置に２個の孔３ａ，３ａを配設
   したことを特徴とするユニット家具。