JP2002358734A - データ再生装置に用いられるクロック調整装置、オフセット検出装置及びデータ再生装置 - Google Patents
データ再生装置に用いられるクロック調整装置、オフセット検出装置及びデータ再生装置Info
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Abstract
とのできるクロック調整装置を提供することである。 【解決手段】基準レベルを基準にした再生信号の立上が
りエッジでのサンプリング値の状態に基づいてクロック
の位相誤差量を検出する位相誤差検出手段と、オフセッ
ト量に基づいて上記位相誤差量検出手段にて用いられる
基準レベルを調整する基準レベル調整手段と、その位相
誤差量に基づいてクロックの位相調整を行位相調整手段
とを有し、上記オフセットの検出手段は、再生信号の立
下りエッジでのサンプリング値に基づいて監視エッジサ
ンプリング値を生成する監視サンプリング値生成手段
と、所定タイミングにて得られる監視エッジサンプリン
グ値を基準とした順次生成される監視エッジサンプリン
グ値の変化量をオフセット量として演算するオフセット
演算手段とを有するクロック調整装置。
Description
磁気ディスク装置等のデータ再生装置におけるクロック
調整装置に係り、詳しくは、記録媒体からの再生信号を
所定のクロックに同期してサンプリングし、そのサンプ
リング値に基づいて記録データを復元するようにしたデ
ータ再生装置に用いられる上記クロックの位相を調整す
るためのクロック調整装置に関する。
装置に用いることのできるオフセット検出装置に関す
る。
出装置が適用されるデータ再生装置に関する。
クは記録情報の高密度化が進み、その光磁気ディスクの
再生系におけるデータの転送レートの向上も図られてい
る。このように情報の高密度記録された光磁気ディスク
から高速、かつ高精度に情報再生を行なう方法として、
PRMLの記録再生方法が提案されている。
べきデータをパーシャルレスポンス(PR)波形の信号
にて光磁気ディスクに書込み、その光磁気ディスクから
の再生信号を所定のクロックに同期してサンプリング
し、そのサンプリング値から最尤(ML)復号アルゴリ
ズム(例えば、ビタビ復号アルゴリズム)に従って最も
確からしいデータの復元を行なう。
データ再生装置(例えば、光ディスク装置)では、記録
媒体、例えば、光磁気ディスクからの再生信号をクロッ
クに同期してサンプリングし、そのサンプリング値がパ
ーシャルレスポンス波形を特徴付ける値(例えば、PR
(1,1)波形の場合、ピーク値(2)、中心値(1)、
ボトム値(0))となるようにそのクロックの位相を調
整する必要がある。
えば、再生信号を所定のスライスレベルで二値化し、P
LL回路によりその二値化信号の立上がりエッジ(Lead
ingedge)または立下りエッジ(trailing edge)に同期
するようにクロックの位相調整を行なう。このような位
相調整装置によれば、再生信号の立上がりエッジまたは
立下りエッジに同期するようにクロックの位相調整がな
される。
信号の位相調整は、再生信号とクロックとの関係(例え
ば、再生信号の立上がりエッジの位相とクロックの位相
との関係)に基づいてクロックの位相誤差量を求め、そ
の位相誤差量がなくなるようにクロックの位相を調整す
る。従って、再生信号に局部的な歪み、あるいは、全体
的なレベル変動(エンベロープ変動)があると、安定し
た位相調整を行なうことができない。
位相調整を行なうことのできるクロック調整装置を提供
することである。
クロック調整装置に用いることのできるオフセット検出
装置を提供することである。
ット検出装置が適用されるデータ再送装置を提供するこ
とである。
るため、本発明は、請求項1に記載されるように、記録
媒体からの再生信号を所定のクロックに同期してサンプ
リングし、そのサンプリング値を用いてパーシャルレス
ポンスの記録規則に対応した最尤復号アルゴリズムに従
ってデータの復元を行なうデータ再生装置におけるクロ
ック調整装置において、基準レベルを基準にした再生信
号の第一のエッジでのサンプリング値の状態に基づいて
クロックの位相誤差量を検出する位相誤差検出手段と、
再生信号のオフセット量を検出するオフセット検出手段
と、該オフセット検出手段にて検出されたオフセット量
に基づいて上記位相誤差量検出手段にて用いられる基準
レベルを調整する基準レベル調整手段と、上記位相誤差
検出手段にて検出された位相誤差量に基づいてクロック
の位相調整を行なう位相調整手段とを有し、上記オフセ
ット検出手段は、再生信号の上記第一のエッジと反対側
のエッジとなる第二のエッジでのサンプリング値に基づ
いて監視エッジサンプリング値を生成する監視サンプリ
ング値生成手段と、所定タイミングにて得られる監視エ
ッジサンプリング値を基準とした上記監視サンプリング
値生成手段にて生成される監視エッジサンプリング値の
変化量をオフセット量として演算するオフセット演算手
段とを有するように構成される。
号の全体的なレベルが変動しても、そのオフセット量に
基づいて位相誤差検出手段での基準レベルが調整される
ので、より適正な位相誤差量を得ることができるように
なる。
る監視エッジサンプリング値の変化に基づいてオフセッ
ト量が演算されるので、デジタル的な処理にてそのオフ
セット量を得ることが可能となる。
リング値そのものであっても、複数のサンプリング値の
大まかなレベルを表すものであってもよい。サンプリン
グ値の急激な変動によってオフセット値が影響を受けな
いという観点からは、この監視エッジサンプリング値
は、複数のサンプリング値を平均化した値などそれらの
サンプリング値の大まかなレベル表すものであることが
好ましい。
エッジは、再生信号の立上がりエッジであり、上記第二
のエッジは、再生信号の立下りエッジであるように構成
することができる。
調整の初期段階から安定した位相調整ができるとう観点
から、本発明は、請求項3に記載されるように、上記各
クロック調整装置において、複数のサンプリング値の変
化の状態に基づいて位相誤差量を検出する手段と、該手
段にて検出された位相誤差量に基づいてクロックの位相
調整がなされた後に、上記位相誤差検出手段にて得られ
た位相誤差量に基づいてクロックの位相調整がなされる
ように、上記位相調整手段を制御する位相誤差切換え制
御手段を有するように構成できる。
明は、請求項4に記載されるように、記録媒体からの再
生信号を所定のクロックに同期してサンプリングし、そ
のサンプリング値を用いてパーシャルレスポンスの記録
規則に対応した最尤復号アルゴリズムに従ってデータの
復元を行なうデータ再生装置において上記再生信号のオ
フセットを検出するオフセット検出装置において、再生
信号の第一のエッジに位相調整されるクロックに同期し
て当該再生信号がサンプリングされる際に、該再生信号
の上記第一のエッジと反対側のエッジとなる第二のエッ
ジでのサンプリング値に基づいて監視エッジサンプリン
グ値を生成する監視サンプリング値生成手段と、所定タ
イミングにて得られる監視エッジサンプリング値を基準
とした上記サンプリング値生成手段にて生成される監視
エッジサンプリング値の変化量を再生信号のオフセット
量として演算するオフセット演算手段とを有するように
構成される。
め、本発明は、請求項5に記載されるように、記録媒体
からの再生信号の第一のエッジに位相調整されるクロッ
クに同期して当該再生信号をサンプリングし、そのサン
プリング値を用いてパーシャルレスポンスの記録規則に
対応した最尤復号アルゴリズムに従ってデータの復元を
行なう第一の処理部と、上記再生信号の上記第一のエッ
ジと反対側のエッジとなる第二のエッジに位相調整され
るクロックに同期して当該再生信号をサンプリングし、
そのサンプリング値を用いて上記最尤アルゴリズムに従
ってデータの復元を行なう第二の処理部とを有するデー
タ再生装置において、上記第一の処理部は、再生信号の
上記第二のエッジでのサンプリング値に基づいて監視エ
ッジサンプリング値を生成する監視サンプリング値生成
手段と、所定タイミングにて得られる監視エッジサンプ
リング値を基準とした上記サンプリング値生成手段にて
生成される監視エッジサンプリング値の変化量をオフセ
ット量として演算するオフセット演算手段と、該オフセ
ット演算手段にて得られたオフセット量を上記第二の処
理部に供給する手段とを有し、上記第一の処理部及び第
二の処理部が、上記再生信号及び上記オフセット量とに
基づいてデータの復元を行なうように構成される。
に基づいて説明する。
装置が適用されるデータ記録再生装置は、例えば、図1
に示すように構成される。この例は、記録媒体として光
磁気ディスクを使用する光ディスク装置である。
録媒体となる光磁気ディスク10、この光磁気ディスク
10を回転させるモータ11、このモータ11の駆動制
御を行うサーボ回路12を有している。また、この光デ
ィスク装置は、光学ヘッド13、ヘッドアンプ14、書
込み系20、再生系30、制御ユニット200及びイン
タフェース回路210を有している。
書込み系20及び再生系30を制御する。具体的には、
制御ユニット200は、光磁気ディスク10が一定速度
で回転するように駆動制御信号をサーボ回路12に供給
し、その駆動制御信号に基づいてサーボ回路12がモー
タ11を駆動させる。また、制御ユニット200は、外
部ユニット(PCなど)からインタフェース回路210
を介して入力されるデータを書込み系20に供給し、書
込み系20がそのデータに基づいて光学ヘッド13を制
御することにより光磁気ディスク10にデータの記録が
なされる。
による制御のもと、光学ヘッド13にて光磁気ディスク
10から読取られる信号をヘッドアンプ14を介して再
生信号として入力し、その再生信号から記録データの復
元を行なう。再生系30にて得られたデータは、制御に
ニット200に供給され、その制御ユニット200から
更にインタフェース回路210を介して外部ユニットに
供給される。
立下り処理部50を有する。立上がり処理部40は、再
生信号の立上がりエッジに同期したクロックに同期して
再生信号のサンプリングを行ない、そのサンプリング値
に基づいて記録データの復元を行なう。立下り処理部5
0は、再生信号の立下りエッジに同期したクロックに同
期して再生信号のサンプリングを行ない、そのサンプリ
ング値に基づいて記録データの復元を行なう。
ジタル変換回路(以下、ADCという)41、等化器
(以下、EQという)42、ビタビ復号器43、位相誤
差検出部44、デジタル・アナログ変換回路(以下、D
ACという)45及び位相調整発振ユニット46を有す
る。また、立下り処理部50も、上記立上がり処理部4
0と同様に、ADC51、EQ52、ビタビ復号器5
3、位相誤差検出部54、DAC55及び位相調整発振
ユニット56を有する。
ト46、56からのクロックに同期して変換動作を行
い、その変換動作により得られた値をサンプリング値と
して出力する。等化器42、52は、ADC41、51
からのサンプリング値に対してデジタル等化処理を施
す。ビタビ復号器43、53は、等化器42、52を介
して供給されるサンプリング値をビタビ復号アルゴリズ
ムに従って処理し、記録データとして最も確からしいデ
ータの復元を行なう。
Q42のそれぞれからのサンプリング値を順次入力し、
そのいずれかのサンプリング値を用いて後述するように
再生信号の立上がりエッジを基準とした位相誤差量を検
出する。また、位相誤差検出部55は、ADC51及び
EQ52のそれぞれからのサンプリング値を順次入力
し、そのいずれかのサンプリング値を用いて再生信号の
立下りエッジを基準とした位相誤差量を検出する。位相
誤差量検出部44、54にて検出されたクロックの位相
誤差量は、DAC45、55によって電圧レベル(アナ
ログ値)に変換される。位相調整発振ユニット46、5
6は、ループフィルタ(LF)及び電圧制御発信器(V
CO)を有し、DAC45、55からの位相誤差量に対
応した電圧レベルによりその位相誤差量を低減するよう
に所定の発振クロックの位相調整を行なう。位相調整発
振ユニット46にて再生信号の立上がりエッジに同期す
るように位相調整されたクロックが上述したように再生
信号のサンプリングを行なうADC41に供給される。
また、位相調整発振ユニット56にて再生信号の立下り
エッジに同期するように位相調整されたクロックがその
再生信号のサンプリングを行なうADC51に供給され
る。
44は、後述するように、再生信号のオフセット量を検
出している。このオフセット量は、当該位相誤差検出部
44における処理に用いられると共に、位相誤差検出部
44から立下り処理部50の位相誤差検出部54に供給
される。立下り処理部50の位相誤差検出部54は、そ
の供給されるオフセット量を用いて処理を行なう。
レベルの変動(エンベロープ変動)を表し、各位相誤差
検出部44、54は、そのオフセット量を用いて処理を
行なうことにより、再生信号の全体的なレベル変動が生
じても、安定的な位相誤差検出が行なえるようになって
いる。
50の各位相誤差検出部44及び54は、例えば、図2
に示すように構成される。
誤差検出部44は、第一の位相誤差演算回路61、中心
値計算回路62、加算器63、64、第二の位相誤差演
算回路65、エッジ検出回路66、出力制御回路67、
オフセット検出回路68及びゲイン調整回路69を有し
ている。
1から供給される連続する複数(例えば、3つ)のサン
プリング値の変化の状態に基いて再生信号のサンプリン
グタイミングを決めるクロックの位相誤差量を演算す
る。例えば、再生信号がPR(1,1)波形の2Tパター
ン(ピーク値(2)、中心値(1)、ボトム値(0)の
繰り返し)となる場合、図3に示すように、連続する3
つのサンプリング値の前2つYt-2とYt-1との差(Yt-
1−Yt-2)と、後2つYt-1とYtとの差(Yt−Yt-1)
とに基づいて位相誤差量を 位相誤差量=(Yt-1−Yt-2)×H1−(Yt−Yt-1)
×H2 H1=+1(Yt−Yt-1>0の場合) =0(Yt−Yt-1=0の場合) =−1(Yt−Yt-1<0の場合) H2=+1(Yt-1−Yt-2>0の場合) =0(Yt-1−Yt-2=0の場合) =−1(Yt-1−Yt-2<0の場合) に従って演算する。例えば、クロックが本来サンプリン
グされるべき位相(T、T-1、T-2)となる場合(位相ロ
ックの状態)、サンプリング値は図3の○印となり、 (YT-1−YT-2)=(YT−YT-1) であって、位相誤差量はゼロとなる。一方、図3に示す
▲印のようにサンプリング値が得られた場合、 Yt-1−Yt-2>0 … H2=+1 Yt−Yt-1>0 … H1=+1 |Yt-1−Yt-2|<|Yt−Yt-1| であって、位相誤差量は、 (Yt-1−Yt-2)−(Yt−Yt-1) となる。この位相誤差量は負の値となり、クロックは、
その位相誤差量の絶対値分だけ進んでいることになる。
算回路65にて使用する再生信号の固定中心値を計算す
る。この固定中心値は、例えば、所定期間に入力される
サンプリング値を平均化することにより得られる。再生
信号の波形の特徴に基づいて定められる中心値を固定中
心値として用いることもできる。
図4に示すように、再生信号の中心値とサンプリング値
との差を、そのサンプリング値を得たタイミング(位
相)と本来再生信号のエッジをサンプリングするタイミ
ング(位相)との間の位相誤差量として演算する。即
ち、図4に示すように、PR(1,1)波形の再生信号で
は、理想的には、その立上がりまたは立下りエッジにお
いて、その再生信号の中心値がサンプリング値として得
られる。従って、その中心値と実際に得られたサンプリ
ング値との差が、そのサンプリング値を得た位相(タイ
ミング)とその再生信号の立上がりエッジまたは立下り
エッジを本来サンプリングすべき位相(タイミング)と
の間の位相誤差量となる。
がりエッジにて得られたサンプリング値(○印参照)と
中心値との差は、再生信号の立上がりエッジでのクロッ
クの位相誤差量となる。また、再生信号の立下りエッジ
にて得られたサンプリング値(▲印参照)と中心値との
差は、再生信号の立下りエッジでのクロックの位相誤差
量となる。
ように複数のサンプリング値の変化の状態からクロック
の位相誤差量を演算する場合、再生信号の波形が対称的
で安定している場合には、精度の良い位相誤差量が得ら
れる。しかし、MSR媒体(超解像度の光磁気ディス
ク)からの再生信号のようにその立下り波形が歪むな
ど、再生信号波形が歪んでその非対称性が顕著になる
と、上述したように再生信号のサンプリング値の変化の
状態に基いて演算される位相誤差の精度が低下する。
に、再生信号の中心値を基準にして、サンプリング値と
その中心値との差を位相誤差量として求めるようにする
と、上記第一の位相誤差演算回路61のように複数のサ
ンプリング値の変化の状態に基いて位相誤差量を演算す
る場合に比べて、再生信号波形の局部的な歪みの影響を
受け難い。
(エンベロープ変動)する場合には、再生信号の固定的
な中心値を基準にして位相誤差量を演算するようにする
と、その位相誤差量の精度が低下する。例えば、図5に
示すように、再生信号の全体的なレベルがしだいに上昇
する場合、その中心値が上昇しているにもかかわらず、
固定的な中心値を基準にして演算される位相誤差量に基
づいて位相調整を行なうと、●印のように、その固定的
な中心値がサンプリングされるようにクロックの位相調
整がされてしまう。すると、本来再生信号(入力波形)
から得られるべきサンプリング値(△印)と、上記のよ
うなクロックに同期して得られるサンプリング値(●
印)との差が大きくなり、再生信号に対するクロックの
正確な位相調整(位相の引き込み)ができない。
は、オフセット検出回路68にて演算される再生信号の
オフセット量を上記固定的に定めた中心値に加算して得
られる新たな中心値に基づいて位相誤差量を演算するよ
うにしている。
れたオフセット量がゲイン調整回路69にて調整され、
そのゲイン調整されたオフセット量が制御ユニット20
0から供給される補正量(ゼロであってもよい)と加算
器64にて加算される。その加算器64から出力される
補正済みのオフセット量が中心値計算回路62からの固
定中心値と加算器63にて加算される。そして、加算器
63からからの出力値が新たな中心値として第二の位相
誤差演算回路65に供給される。
サンプリング値に基づいて再生信号の立上がりエッジと
立下りエッジを検出する。エッジ検出回路66からの立
ち上がりエッジの検出信号は出力制御回路67にイネー
ブル信号として供給される。この出力制御回路67は、
このイネーブル信号が有効になる毎(再生信号の立上が
りエッジが検出される毎)に、制御ユニット200から
の位相誤差切換え信号の状態に基づいて、第一の位相誤
差演算回路61からの位相誤差量及び第二の位相誤差量
演算回路65からの位相誤差量のいずれかを選択して出
力する。従って、出力制御回路67は、再生信号の立上
がりエッジが検出される毎に、位相誤差量(L系位相誤
差量)を出力する。
出される毎に上記出力制御回路67から出力される位相
誤差量に基づいてクロックの位相調整が行なわれる(図
1に示すDAC45及び位相調整発振ユニット46によ
り)ことにより、再生信号の立上がりエッジに同期した
クロックが上述したようにADC41に供給される。
回路68、ゲイン調整回路69及び出力制御回路67の
具体的な構成について説明する。
7に示すように構成される。
は、直列接続されたフリップフロップ81(1)、81
(2)、81(3)、立上がりエッジ検出ロジック回路
82及び立下りエッジ検出ロジック回路83を有する。
各フリップフロップ81(1)、81(2)、81
(3)は、直列に接続され、ADC41からのサンプリ
ング値が順次シフトされるようになっている。そして、
各フリップフロップ81(1)、81(2)、81
(3)にセットされたサンプリング値Yt、Yt1、Yt2
が上記立上がりエッジ検出ロジック回路82及び立下り
エッジ検出ロジック回路83に供給される。
各フリップフロップ81(1)、81(2)、81
(3)にセットされた連続する3つのサンプリング値Y
t、Yt1、Yt2に基づいて次のような条件に従って再生
信号の立上がりエッジを検出する。
エッジ検出ロジック回路82は、立上がりエッジ(L)
の検出信号を出力する。
Ytが、中心値より小さい値から中心値より大きい値ま
で順次単調に増加するときに、再生信号の立上がりエッ
ジが検出される。
算回路65に供給されるものと同じようにオフセット量
が加味された値であっても、中心値計算回路62にて演
算された固定中心値であってもよい。
ック回路83は、上記連続する3つのサンプリング値Y
t、Yt1、Yt2に基づいて次のような条件に基づいて再
生信号のエッジを検出する。
ッジ検出ロジック回路83は、立下りエッジ(T)の検
出信号を出力する。
Ytが、中心値より大きい値から中心値より小さい値ま
で順次単調に減少するときに、再生信号の立下りエッジ
が検出される。
に示すタイミングチャートのように動作する。図8にお
いて、ADC41が7ビット出力(0〜7f(16進表
表記)までの値を取り得る)の場合に、中心値を「40
hex(16進表記)」としている。
する。
プリング値Ytが得られると、そのサンプリング値Ytと
それより前のタイミングt−1、t−2にて既に得られ
ているサンプリング値Yt1、Yt2とにより、上記条件
(1)、(2)、(3)、(4)が満足されていれば、
そのタイミングtにて立上がりエッジ(L)の検出信号
が出力される。また、そのタイミングtにおいて上記条
件(5)、(6)、(7)、(8)が満足されていれ
ば、そのタイミングtにて立下りエッジ(T)の検出信
号が出力される。上記各検出信号は、上記対応する条件
が満足されている期間有効な状態を保持する。
される立上がりエッジの検出信号は、前述したように出
力制御回路67にイネーブル信号として供給され、その
立上がりエッジの反対側のエッジ(以下、反対エッジと
いう)である立下りエッジの検出信号は、オフセット検
出回路68に供給される。
下りエッジ(T)の検出信号が供給される毎に、ADC
41から供給されるサンプリング値に基づいてオフセッ
ト量を演算する。即ち、オフセット検出回路68は、再
生信号の立下りエッジにて得られるサンプリング値に基
づいてオフセット量を演算する。それは、図6に示すよ
うな原理に基づいている。
りエッジでのサンプリング値(●印参照)が中心値とな
るように位相調整のされたクロックに同期して再生信号
のサンプリングが行なわれる状態で、その再生信号の全
体的なレベルが上昇すると、各サンプリング値を得るた
めのクロックの位相は、その再生信号の波形に対して相
対的に進んだことになる。そのため、再生信号の全体的
なレベルの上昇に伴って、上記のように位相調整された
クロックにてサンプリングされる再生信号の立下りエッ
ジでのサンプリング値(○印)は順次大きくなる。この
立下りエッジでのサンプリング値の上昇は、再生信号の
上昇と対応することから、その再生信号の立下りエッジ
でのサンプリング値の変化分をオフセット量として用い
ることができる。
セット量を演算するオフセット検出回路68は、例え
ば、図9に示すように構成される。
8は、減算器91、除算器92、エッジ選択回路93、
加算器94、フリップフロップ(FF)95、96、9
7、アンド回路98、オア回路99、フリップフロップ
(FF)100及び減算器101を有している。
ング値からフリップフロップ95にセットされる値(後
述する移動平均値)を減じてその差分値を演算する。除
算器92は、減算器91から出力される差分値を予め設
定された平均個数にて除して、平均個数1個当たりの差
分値(以下、分割差分値という)を求める。エッジ選択
回路93は、上記エッジ検出回路66から立下りエッジ
(反対エッジ)の検出信号が供給されたときに、減算器
92からの分割差分値を加算器94に供給するゲート機
能を有する。即ち、再生信号の立下りエッジにて得られ
たサンプリング値に基づいて演算された上記分割差分値
が加算器94に供給される。
て供給される上記分割差分値とフリップフロップ95に
セットされた値(移動平均値)とを加算し、その加算値
を出力する。フリップフロップ95は加算器94からの
加算値を新たな移動平均値としてセットする。上記減算
器91、除算器92、エッジ選択回路93、加算器94
及びフリップフロップ95により、再生信号の立下りエ
ッジにて得られるサンプリング値の移動平均値が順次得
られる。
個数は、制御ユニット200が任意に設定することがで
きる。平均個数を多くすると、分割差分値が小さくな
り、1つのサンプリング値が移動平均値に与える影響が
小さくなる。即ち、再生信号の変化に対する応答性が良
くなる。また、平均個数を少なくすると、分割差分値が
大きくなり、1つのサンプリング値が移動平均値に与え
る影響が大きくなる。再生信号の変化に対する応答性が
悪くなる制御ユニット200からの位相誤差切換え信号
が入力するフリップフロップ96がフリップフロップ9
7に接続される。フリップフロップ96の出力及びフリ
ップフロップ97の反転出力がアンド回路98に供給さ
れ、そのアンド回路98の反転出力がクロックと共にオ
ア回路99に入力される。このような構成により、上記
位相誤差切換え信号が立ちあがったときに、オア回路9
9から1つのパルスが出力される。このオア回路99か
らのパルスの立上がりにて上記フリップフロップ95に
セットされた上記移動平均値がフリップフロップ100
にラッチされる。
述した第一の位相誤差演算回路61で得られる位相誤差
量から第二の位相誤差演算回路65で得られる位相誤差
量に切換える際に上記位相誤差切換え信号が立ち上げら
れるようにすると、その切換え時に上記フリップフロッ
プ95にセットされている再生信号の立下りエッジでの
サンプリング値の平均値(以下、基準立下りエッジレベ
ルという)がフリップフロップ100にラッチされる。
減算器101は、フリップフロップ95にセットされる
再生信号の立下りエッジでのサンプリング値の移動平均
値からフリップフロップ100にラッチされた上記基準
立下りエッジレベルを減じ、それらの差分値をオフセッ
ト量として出力する。
路68は、位相調整に使用されるべき位相誤差量が第二
の位相誤差演算回路65で得られる位相誤差量に切換え
られたときにラッチされた基準立下りエッジレベルとそ
れ以降に得られる立下りエッジでのサンプリング値(移
動平均値)との差分値をオフセット量として出力する。
即ち、第二の位相誤差演算回路65での位相誤差量が選
択される場合に、その第二の位相誤差演算回路65は、
再生信号の立下りエッジでのサンプリング値の変化分が
オフセット量として加味された中心値を用いて位相誤差
量を演算することになる。
図10に示すタイミングチャートのように動作する。
リップフロップ96の出力)が立ち上がった際に、立下
りエッジ(反対エッジ)でのサンプリング値の平均値
(フリップフロップ95の出力)「05」が基準立下り
エッジレベルとしてフリップフロップ100にセットさ
れる。それ以降においては、その立下りエッジでのサン
プリング値の平均値(フリップフロップ96の出力)
「05」、「06」、「06」、「07」、…が得られ
る毎に、その値と上記フリップフロップ100にラッチ
された基準立下りエッジレベル「05」との差分値「0
0」、「01」、「01」、「02」、…がオフセット
量として得られる。
エッジ選択回路93は、例えば、図11に示すように構
成される。
形が歪む場合(図12に示す入力波形Q参照)、図7に
示すエッジ検出回路66における立下り検出ロジック回
路83でのエッジ検出ロジックでは、再生信号の立下り
波形部分で2クロック連続してエッジを検出してしまう
場合がある。図11に示す構成のエッジ選択回路93
は、そのような場合であっても、立下り波形部分の単一
の立下りエッジでのサンプリング値だけが移動平均の対
象となるようにしている。
は、フリップフロップ931、932、933、935
及びエッジ選択ロジック回路934を有している。前述
したオフセット検出回路68における除算器92からの
分割差分値が、エッジ選択ロジック回路934にOF1信
号として直接入力されると共に、フリップフロップ93
1を介してそのエッジ選択ロジック回路934にOF0信
号として入力される。エッジ検出回路66からの立下り
エッジ(反対エッジ)の検出信号が、エッジ選択ロジッ
ク回路934にED0信号として直接入力されると共に、
フリップフロップ932を介してそのエッジ選択ロジッ
ク回路934にED1信号として入力され、更に、フリッ
プフロップ932及び933を介してエッジ選択ロジッ
ク回路934にED2信号として入力される。
択信号がエッジ選択ロジック回路934に入力される。
このモード選択信号は、以下の3つのモードのいずれか
を指定するための制御信号である。
路934は、次の条件に従って分割差分値を出力する。
ED0=0の場合(立下りエッジの検出信号が1クロック
分の場合)、 出力:OF1信号 (2)ED2=0、ED1=1のタイミングで、ED0=1の場
合(立下りエッジの検出信号が2クロック分の場合)、 (i) OF0≦OF1であれば、 出力:OF0信号 (ii) OF0>OF1であれば、 出力:OF1信号 (3)ED2=0、ED1=1以外のタイミング 出力:「0」 上記のようなモード1では、連続する2クロック分の立
下りエッジ(反対エッジ)の検出信号が供給された場合
((2)の場合)、サンプリング値の移動平均値に近い
ほうのサンプリング値を次の移動平均の対象にするよう
に、より小さい分割差分値が出力される。
路934は、次の条件に従って分割差分値を出力する。
下りエッジの検出信号が1クロック分、及び2クロック
分の双方の場合) 出力:OF1信号 (2)ED2=0、ED1=1以外のタイミング 出力:「0」 上記のようなモード2では、連続する2クロック分の立
下りエッジの検出信号が供給された場合((1)の場
合)、前のエッジ検出にて得られたサンプリング値を移
動平均値の対象にするようにOF1信号(分割差分値)が
出力される。
路934は、次の条件に従って分割差分値を出力する。
ED0=0の場合(立下りエッジの検出信号が1クロック
分の場合)、 出力:OF1 (2)ED2=0、ED1=1のタイミングで、ED0=1の場
合(立下りエッジの検出信号が2クロック分の場合)、 出力:OF0 (3)ED2=0、ED1=1以外のタイミング 出力:「0」 上記のようなモード3では、連続する2クロック分の立
下りエッジの検出信号が供給された場合((2)の場
合)、後のエッジ検出にて得られたサンプリング値を移
動平均値の対象とするようにOF0(分割差分値)が出力
される。
ック回路934から出力される分割差分値は、フリップ
フロップ935にセットされ、後段の加算器94(図9
参照)に供給される。
は、例えば、例えば、図12に示すタイミングチャート
のように動作する。
波形部分で2クロック連続して立下りエッジ(2つのエ
ッジ)が検出されると、その検出信号に基づいたエッジ
選択ロジック回路934への入力信号ED2、ED1、ED0
は、図12の(1)の部分のように変化する。また、エ
ッジ検出回路66にて再生信号の立下り波形部分で1つ
のエッジだけが検出されると、その検出信号に基づいた
エッジ選択ロジック回路934への入力信号ED2、ED1、
ED0は、図12の(2)の部分のように変化する。
れた場合、モード選択信号にてモード1が指定されてい
ると、図12の(1)の部分に示すように、その2つの
エッジの検出タイミングに除算器92から供給される分
割差分値「0f」(OF1)と「f5」(OF0)のうち小さ
い分割差分値「f5」(OF0)がエッジ選択回路93か
ら出力される。このようにより小さい分割差分値が出力
されることにより、加算器94にて得られる再生信号の
立下りエッジでのサンプリング値の移動平均値の変動が
大きくならず、上記再生信号の波形歪みによるオフセッ
ト量に対する影響がより小さくる。このため、より安定
したオフセット量を得ることができるようになる。
ッジが検出された場合、モード選択信号にてモード2が
指定されていると、上記2つの分割差分値「0f」(OF
1)と「f5」(OF0)のうち前のエッジ検出時でのサン
プリング値に対応した分割差分値「0f」(OF1)がエ
ッジ選択回路93から出力される。このように前のエッ
ジ検出時でのサンプリング値に対応した分割差分値が出
力されることにより、例えば、図13に示すように、
再生信号の立下り波形部分が持ち上がった場合、より正
しい立下りエッジでのサンプリング値に対応した分割差
分値を用いた移動平均が行なわれる。その結果、安定し
たオフセット量を得ることができる。
ッジが検出された場合、モード選択信号にてモード3が
指定されていると、上記2つの分割差分値のうち後のエ
ッジ検出時でのサンプリング値に対応した分割差分値
「f5」(OF0)がエッジ選択回路93から出力され
る。このように後のエッジ検出時でのサンプリング値に
対応した分割差分値が出力されることにより、例えば、
図13に示すように、再生信号の立下り波形が落ち込
んだ場合、より正しいエッジでのサンプリング値に対応
した分割差分値を用いた移動平均が行なわれる。その結
果、安定したオフセット量を得ることができる。
エッジが検出された場合、モード選択信号にてモード
1、モード2、モード3のいずれが選択されていても、
図12の(2)の部分に示すように、立下りエッジの検
出信号ED1のタイミングで、そのタイミングにて得られ
るサンプリング値に対応した分割差分値「00」(OF
1)がエッジ選択回路93から出力される。
られる再生信号波形の特徴に基づいて決めることができ
る。
ば、図14に示すように構成される。
は、定数乗算器111、112、113及びセレクタ1
14を有する。定数乗算器111は、オフセット検出器
68からのオフセット量に定数「2」を乗じ、その検出
オフセット量の2倍のオフセット量を出力する。定数乗
算器112は、そのオフセット量に定数「1」を乗じ、
その検出オフセット量と同じオフセット量(1倍のオフ
セット量)を出力する。定数乗算器113は、そのオフ
セット量に定数「1/2」を乗じ、その検出オフセット
量の1/2のオフセット量を出力する。セレクタ114
は制御ユニット200からのゲイン選択信号に従って、
上記2倍のオフセット量、1倍のオフセット量、1/2
のオフセット量のいずれかを選択し、最終的なオフセッ
ト量として加算器64に供給する(図3参照)。
ト検出回路68にて検出されたオフセット量とフィード
バックの遅れなどに応じて、最適なゲイン(2倍、1
倍、1/2倍)にて調整したオフセット量を上記第二の
位相誤差演算回路65にて利用できるようになる。
図15に示すように構成される。
は、選択回路131及びゲート回路132を有してい
る。選択回路131は、位相誤差切換え信号の状態に基
づいて第一の位相誤差演算回路61にて連続するサンプ
リング値から得られた位相誤差量及び第二の位相誤差演
算回路65にて再生信号の中心値を基準にして得られた
位相誤差量のいずれかを選択する。ゲート回路132
は、エッジ検出回路66からの立ち上がりエッジの検出
信号をイネーブル信号(EN)として入力し、この立ち
上がりエッジの検出信号が供給される毎に、上記選択回
路131にて選択された位相誤差量を出力する。
おける位相誤差検出部44の構成である。一方、図2に
おいて、立下り処理部50における位相誤差検出部54
は、第一の位相誤差演算回路71、中心計算回路72、
加算器73、74、第二の位相誤差演算回路75、エッ
ジ検出回路66及び出力回路77を有している。
1から供給される連続する複数(例えば、3つ)のサン
プリング値に基づいて、上記立上がり処理部40の位相
誤差検出部44における第一の位相誤差演算回路61と
同様のロジックに従って位相誤差量を演算する(図3参
照)。また、中心値計算回路72も、立上がり処理部4
0の位相誤差検出部44における中心値計算回路62と
同様の処理にて再生信号の固定中心値を計算する。
の位相誤差検出部44におけるオフセット検出回路68
からのオフセット量と制御ユニット200から供給され
る補正量(ゼロであってもよい)とを加算する。その加
算器74から出力される補正済みのオフセット量が、上
記立上がり処理部40の位相誤差検出部44での構成と
同様に、中心値計算回路72からの固定中心値と加算器
73にて加算される。そして、加算器73からの出力値
が新たな中心値として第二の位相誤差演算回路75に供
給される。
1からのサンプリング値と加算器73からの中心値を入
力し、上記立上がりエッジ処理部40の位相誤差検出部
44における第二の位相誤差演算回路65と同様の手法
にて位相誤差量を演算する(図4参照)。エッジ検出回
路76は、図7に示す構成と同様の構成(立上がりエッ
ジ検出ロジック回路82を除いてもよい)を有し、AD
C51からの連続する3つのサンプリング値の変化の状
態に基いて再生信号の立下りエッジを検出する(前述し
た条件(5)〜(8)に従う)。エッジ検出回路76か
らの再生信号の立下りエッジの検出信号は、出力制御回
路77にイネーブル信号として供給される。
同様の構成を有し、上記イネーブル信号が有効になる毎
(再生信号の立下りエッジが検出される毎)に、制御ユ
ニット200からの位相誤差切換え信号の状態に基づい
て、第一の位相誤差演算回路71からの位相誤差量及び
第二の位相誤差量演算回路75からの位相誤差量のいず
れかを選択して出力する。従って、出力制御回路77
は、再生信号の立下りエッジが検出される毎に、位相誤
差量(T系位相誤差量)を出力する。
されるごとに上記出力制御回路77か出力される位相誤
差量に基づいてクロックの位相調整が行なわれる(図1
に示すDAC55及び位相調整発振ユニット56)こと
により、再生信号の立下りエッジに同期したクロックが
上述したようにADC51に供給される。
相誤差検出部54における第二の位相誤差演算回路75
は、立ち上がりエッジ処理部40の位相誤差検出部44
にて得られるオフセット量を利用して位相誤差量を演算
している。しかし、このような構成に限られることな
く、立下りエッジ処理部50の位相誤差検出部54が上
記オフセット検出回路68と同様の構成(図9、図11
参照)となるオフセット検出回路を備えるようにしても
よい。この場合、立下りエッジ処理部50の位相誤差検
出部54は、再生信号の立下りエッジでの位相誤差量を
検出していることから、そのオフセット検出回路は、再
生信号の立下りエッジの反対側のエッジとなる立ち上が
りエッジでのサンプリング値(移動平均値)に基づいて
オフセット量を演算することになる。
誤差検出部54にオフセット検出回路を設けた場合、各
位相誤差検出部44、54のそれぞれが独立して検出さ
れるオフセット量を用いて位相誤差量を演算することが
できる。また、上記例(図2参照)とは逆に、立下りエ
ッジ処理部50の位相誤差検出部54に設けられたオフ
セット検出回路にて得られたオフセット量を立上がり処
理部40の位相誤差検出部44に供給することもでき
る。
6(a)、(b)に示すように、立下り波形が歪みによ
り立上がり波形に比べて緩やかに変化する場合、立下り
エッジにおけるクロックの位相誤変動に対するサンプリ
ング値の変動(図16(a)参照)は、立ち上がりエッ
ジにおけるクロックの位相変動に対するサンプリング値
の変動(図16(b)参照)より小さくなる。従って、
MSR媒体のような再生信号の特性を有する記録媒体を
想定した場合、前述した例のように、再生信号の立上が
りエッジに同期させるようにクロックの位相調整(第二
の位相誤差演算回路65)をしながら、その立下りエッ
ジでのサンプリング値に基づいてオフセット量を演算す
る場合(図16(a)の場合)のほうが、再生信号の立
下りエッジに同期させるようにクロックの位相調整(第
二の位相誤差演算回路75)をしながら、その立上がり
エッジでのサンプリング値に基づいてオフセットを演算
する場合(図16(b)の場合)より、安定したオフセ
ット量を得ることができる。
示すようなタイミングにて変化する位相誤差切換え信号
を各位相誤差検出部44、54に供給する。
は、第一の位相誤差演算回路61、71からの位相誤差
を選択し、複数のサンプリング値の変化状態から得られ
るその位相誤差量に基いてクロックの位相調整を行な
う。そして、ある程度クロックの位相が再生信号のエッ
ジ(立上がりエッジ及び立下りエッジ)の位相に近づい
た(引き込まれた)状態(あるいは、位相ロックされた
状態)で、位相誤差切換え信号を立ち上げる。これによ
り、クロックの位相が再生信号のエッジの位相にある程
度引き込まれた状態(あるいは、位相ロックされた状態
で)で、第二の位相誤差演算回路65、75からの位相
誤差が選択され、オフセット量を考慮した中心値(オフ
セット追従した固定レベル)を基準にした位相誤差量に
基づいてクロックの位相調整が開始される。
ッジでのサンプル値との差が大きいく、最大位相ずれが
発生している場合には、その中心値を基準にした位相誤
差量(最大位相ずれ)に基づいてクロックの位相を再生
信号のエッジの位相に引き込むことは困難である。位相
調整の初期段階では、再生信号の中心値とそのエッジで
のサンプリング値との差が比較的大きいので、上記のよ
うに、複数のサンプリング値の変化状態から得られる位
相誤差量に基いてクロックの位相調整を行なうことによ
り、クロックの位相を再生信号のエッジの位相に比較的
早く近づけることができる。このようにクロックの位相
が再生信号のエッジの位相にある程度引き込まれた状態
(あるいは、位相ロックされた状態)で、オフセット量
を加味した再生信号の中心値を基準にした位相誤差量に
基づいて位相調整が行なわれるので、再生信号が非対称
の波形を有し、更に、その全体的なレベルが変化して
も、位相調整の初期段階から安定したクロックの位相調
整が継続的にできるようになる。
られたオフセット量がクロックの位相調整に用いられて
いる。このオフセット量は、他の処理に用いることもで
きる。例えば、そのオフセット量を再生信号のサンプリ
ング値に反映させることもできる。この場合、立上がり
エッジ処理部40及び立下りエッジ処理部50は、例え
ば、図18に示すように構成される。なお、図18にお
いて、クロックの位相調整に係る回路は省略されてい
る。
0及び立下りエッジ処理部50は、前述した例(図1参
照)と同様にADC41、51及びビタビ復号器43、
52を有すると共に、減算器47、57を有する。ま
た、立上がりエッジ処理部40は、前述した例と略同様
の構成(図9及び図11参照)となるオフセット検出回
路68を有する。
セット量は、減算器47に供給される共に、立下りエッ
ジ処理部50の減算器57にも供給される。これら減算
器47、57は、ADC41、51から供給されるサン
プリング値から上記オフセット量を減じ、オフセット調
整されたサンプリング値を出力する。立上がり処理部4
0では、減算器47から出力されるオフセット調整され
たサンプリング値がオフセット回路68に供給されると
共にビタビ復号器43に供給される。
グで再生信号の立下りエッジでのサンプリング値の移動
平均値を基準レベルとしてラッチする(図9に示すフリ
ップフロップ100参照)。その後、オフセット検出器
68は、減算器47からの再生信号の立下りエッジでの
サンプリング値の移動平均値と上記ラッチされた基準レ
ベルとの差(図9に示す減算器101参照)をオフセッ
ト量として減算器47にフィードバックする。その結
果、減算器47からは、上記基準レベルががラッチされ
たタイミングから発生する再生信号の全体的なレベル変
動をオフセット値として実際のサンプリング値から差し
引いた値(オフセット調整されたサンプリング値)が出
力される。
れる上記と同様にオフセット調整されたサンプリング値
がビタビ復号器53に供給される。各ビタビ復号器4
3、53は、ビタビ復号アルゴリズムに従って上記オフ
セット調整されたサンプリング値の遷移状態から記録デ
ータとして最も確からしいデータを復元する。
立下りエッジ処理部50の構成により、上記各減算器か
らの出力(例えば、減算器47の出力)は、例えば、
図19に示すように、ADC41からの実際のサンプリ
ング値(○印参照)が再生信号の全体的なレベルの上昇
によりオフセットしていても、そのサンプリング値は上
記基準レベルがラッチされた際の再生信号波形に対応し
た値に(●印参照)なるように調整される。
算回路61、71では、再生信号の中心値と再生信号の
エッジでのサンプリング値との差に基づいて位相誤差量
を演算しているが、これに限られない。所定のクロック
位相において再生信号から本来サンプリングされるべき
値(レベル)が予め判っていれば、その値(レベル)
と、実際に得られたサンプリング値との差に基づいて位
相誤差を演算することができる。この場合、クロックの
位相が上記所定のクロック位相にロックされるように位
相調整されることになる。
す。
のクロックに同期してサンプリングし、そのサンプリン
グ値を用いてパーシャルレスポンスの記録規則に対応し
た最尤復号アルゴリズムに従ってデータの復元を行なう
データ再生装置におけるクロック調整装置において、基
準レベルを基準にした再生信号の第一のエッジでのサン
プリング値の状態に基づいてクロックの位相誤差量を検
出する位相誤差検出手段と、再生信号のオフセット量を
検出するオフセット検出手段と、該オフセット検出手段
にて検出されたオフセット量に基づいて上記位相誤差量
検出手段にて用いられる基準レベルを調整する基準レベ
ル調整手段と、上記位相誤差検出手段にて検出された位
相誤差量に基づいてクロックの位相調整を行なう位相調
整手段とを有し、上記オフセット検出手段は、再生信号
の上記第一のエッジと反対側のエッジとなる第二のエッ
ジでのサンプリング値に基づいて監視エッジサンプリン
グ値を生成する監視サンプリング値生成手段と、所定タ
イミングにて得られる監視エッジサンプリング値を基準
とした上記監視サンプリング値生成手段にて生成される
監視エッジサンプリング値の変化量をオフセット量とし
て演算するオフセット演算手段とを有するクロック調整
装置。
において、上記第一のエッジは、再生信号の立上がりエ
ッジであり、上記第二のエッジは、再生信号の立下りエ
ッジであるクロック調整装置。
調整装置において、上記オフセット演算手段にて得られ
たオフセット量を調整するオフセット調整手段を有し、
基準レベル調整手段は、該オフセット調整手段により調
整されたオフセット量に基づいて上記位相誤差量検出手
段にて用いられる基準レベルを調整するようにしたクロ
ック調整装置。
段にて得られたオフセット量に対して補正量(正、負の
値を取り得る)を加算するようにしても、また、そのオ
フセット量に所定の倍率を乗ずるようにしても、更に、
所定の関係式に従って調整するようにしてもよい。
ロック調整装置において、複数のサンプリング値の変化
の状態に基づいて位相誤差量を検出する手段と、該手段
にて検出された位相誤差量に基づいてクロックの位相調
整がなされた後に、上記位相誤差検出手段にて得られた
位相誤差量に基づいてクロックの位相調整がなされるよ
うに、上記位相調整手段を制御する位相誤差切換え制御
手段を有するクロック調整装置。
のクロックに同期してサンプリングし、そのサンプリン
グ値を用いてパーシャルレスポンスの記録規則に対応し
た最尤復号アルゴリズムに従ってデータの復元を行なう
データ再生装置において上記再生信号のオフセットを検
出するオフセット検出装置において、再生信号の第一の
エッジに位相調整されるクロックに同期して当該再生信
号がサンプリングされる際に、該再生信号の上記第一の
エッジと反対側のエッジとなる第二のエッジでのサンプ
リング値に基づいて監視エッジサンプリング値を生成す
る監視サンプリング値生成手段と、所定タイミングにて
得られる監視エッジサンプリング値を基準とした上記サ
ンプリング値生成手段にて生成される監視エッジサンプ
リング値の変化量を再生信号のオフセット量として演算
するオフセット演算手段とを有するオフセット検出装
置。
置において、上記監視サンプリング値生成手段は、複数
の第二のエッジでのサンプリング値の平均化して監視エ
ッジサンプリング値を生成する平均化手段を有するオフ
セット検出装置。
複数のサンプリング値の全体的な特徴が反映される監視
エッジサンプリング値が得られるものであればよい。
ト検出装置において、上記監視エッジサンプリング値生
成手段は、第二のエッジでのサンプリング値として2つ
のサンプリング値が連続して得られたときに、監視エッ
ジサンプリング値の生成に供すべきサンプリング値とし
てその2つのサンプリング値のいずれを選択するサンプ
リング値選択手段を有するオフセット検出装置。
置において、上記サンプリング値選択手段は、生成され
る監視エッジサンプリング値の変化がより小さくなるサ
ンプリング値を監視サンプリング値の生成に供すべきサ
ンプリング値として選択するようにしたオフセット検出
装置。
サンプリング値の移動平均値となる場合、その監視サン
プリング値により近いサンプリング値が選択される。
置において、上記サンプリング値選択手段は、より早い
タイミングで得られるサンプリング値を監視サンプリン
グ値の生成に供すべきサンプリング値として選択するよ
うにしたオフセット検出装置。
装置において、上記サンプリング値選択手段は、より遅
いタイミングで得られるサンプリング値を監視サンプリ
ング値の生成に供すべきサンプリング値として選択する
ようにしたオフセット検出装置。
一のエッジに位相調整されるクロックに同期して当該再
生信号をサンプリングし、そのサンプリング値を用いて
パーシャルレスポンスの記録規則に対応した最尤復号ア
ルゴリズムに従ってデータの復元を行なう第一の処理部
と、上記再生信号の上記第一のエッジと反対側のエッジ
となる第二のエッジに位相調整されるクロックに同期し
て当該再生信号をサンプリングし、そのサンプリング値
を用いて上記最尤アルゴリズムに従ってデータの復元を
行なう第二の処理部とを有するデータ再生装置におい
て、上記第一の処理部は、再生信号の上記第二のエッジ
でのサンプリング値に基づいて監視エッジサンプリング
値を生成する監視サンプリング値生成手段と、所定タイ
ミングにて得られる監視エッジサンプリング値を基準と
した上記サンプリング値生成手段にて生成される監視エ
ッジサンプリング値の変化量をオフセット量として演算
するオフセット演算手段と、該オフセット演算手段にて
得られたオフセット量を上記第二の処理部に供給する手
段とを有し、上記第一の処理部及び第二の処理部が、上
記再生信号及び上記オフセット量とに基づいてデータの
復元を行なうようにしたデータ再生装置。
置において、上記第一の処理部及び第二の処理部のそれ
ぞれは、上記オフセット量に基づいサンプリング値をオ
フセット調整するオフセット調整手段を有するデータ再
生装置。
ータ再生装置において、上記第一の処理部及び第二の処
理のそれぞれは、上記オフセット量に基づいて再生信号
をサンプリングするクロックの位相誤差量を検出する位
相誤差検出手段を有し、該位相誤差検出手段にて検出さ
れた位相誤差量に基づいてクロックの位相調整を行なう
ようにしたデータ再生装置。
路65、75は、位相誤差検出手段に対応し、オフセッ
ト検出回路68は、オフセット検出手段に対応し、加算
器63は、基準レベル調整手段に対応し、DAC45、
55、位相調整発振ユニット46、56は、位相調整手
段に対応する。
2、エッジ選択回路93、加算器94及びフリップフロ
ップ95は、監視サンプリング値生成手段に対応し、図
9に示すフリップフロップ96、97、100、アンド
回路98、オア回路99及び減算器101は、オフセッ
ト演算手段に対応する。
4は、オフセット調整手段(付記3参照)に対応する。
数のサンプリング値の変化に基づいて位相誤差量を検出
する手段に対応し、制御ユニット200からの位相誤差
切換え信号に基づいて動作する出力制御回路67、77
は、位相誤差切換え制御手段に対応する。
路934は、サンプリング値選択手段(付記7参照)に
対応する。
の処理部に対応し、立下りエッジ処理部は、第二の処理
部に対応し、立上がりエッジ処理部30の位相誤差量検
出部44のオフセット検出回路68からゲイン調整回路
69を介して立下りエッジ処理部の位相誤差検出部54
の加算器74に至る経路は、オフセット演算手段にて得
られたオフセット量を第二の処理部に供給する手段に対
応する。
ット調整手段(付記13参照)に対応する。
記載の本願発明によれば、再生信号の全体的なレベルが
変動しても、そのオフセット量に基づいて位相誤差検出
手段での基準レベルが調整されるので、より適正な位相
誤差量を得ることができるようになる。その結果、その
位相誤差量に基づいて安定した位相調整を行なうことの
できるクロック調整装置を実現することができる。
そのようなそのようなクロック調整装置に用いることの
できるオフセット検出装置を実現することができる。
そのオフセット検出装置が適用されるデータ再送装置を
実現することができる。
が適用されるデータ記録再生装置の構成例を示す図であ
る。
成例を示す図である。
量を求めるための原理を示す図である。
値との差から位相誤差量を求めるための原理を示す図で
ある。
変動)の一例を示す図である。
る。
ートである。
ャートである。
ャートである。
係を示す図である。
係を示す図である。
例を表すタイミングチャートである。
ある。
示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】記録媒体からの再生信号を所定のクロック
に同期してサンプリングし、そのサンプリング値を用い
てパーシャルレスポンスの記録規則に対応した最尤復号
アルゴリズムに従ってデータの復元を行なうデータ再生
装置におけるクロック調整装置において、 基準レベルを基準にした再生信号の第一のエッジでのサ
ンプリング値の状態に基づいてクロックの位相誤差量を
検出する位相誤差検出手段と、 再生信号のオフセット量を検出するオフセット検出手段
と、 該オフセット検出手段にて検出されたオフセット量に基
づいて上記位相誤差量検出手段にて用いられる基準レベ
ルを調整する基準レベル調整手段と、 上記位相誤差検出手段にて検出された位相誤差量に基づ
いてクロックの位相調整を行なう位相調整手段とを有
し、 上記オフセット検出手段は、 再生信号の上記第一のエッジと反対側のエッジとなる第
二のエッジでのサンプリング値に基づいて監視エッジサ
ンプリング値を生成する監視サンプリング値生成手段
と、 所定タイミングにて得られる監視エッジサンプリング値
を基準とした上記監視サンプリング値生成手段にて生成
される監視エッジサンプリング値の変化量をオフセット
量として演算するオフセット演算手段とを有するクロッ
ク調整装置。 - 【請求項2】請求項1記載のクロック調整装置におい
て、 上記第一のエッジは、再生信号の立上がりエッジであ
り、 上記第二のエッジは、再生信号の立下りエッジであるク
ロック調整装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載のクロック調整装置
において、 複数のサンプリング値の変化の状態に基づいて位相誤差
量を検出する手段と、 該手段にて検出された位相誤差量に基づいてクロックの
位相調整がなされた後に、上記位相誤差検出手段にて得
られた位相誤差量に基づいてクロックの位相調整がなさ
れるように、上記位相調整手段を制御する位相誤差切換
え制御手段を有するクロック調整装置。 - 【請求項4】記録媒体からの再生信号を所定のクロック
に同期してサンプリングし、そのサンプリング値を用い
てパーシャルレスポンスの記録規則に対応した最尤復号
アルゴリズムに従ってデータの復元を行なうデータ再生
装置において上記再生信号のオフセットを検出するオフ
セット検出装置において、 再生信号の第一のエッジに位相調整されるクロックに同
期して当該再生信号がサンプリングされる際に、該再生
信号の上記第一のエッジと反対側のエッジとなる第二の
エッジでのサンプリング値に基づいて監視エッジサンプ
リング値を生成する監視サンプリング値生成手段と、 所定タイミングにて得られる監視エッジサンプリング値
を基準とした上記サンプリング値生成手段にて生成され
る監視エッジサンプリング値の変化量を再生信号のオフ
セット量として演算するオフセット演算手段とを有する
オフセット検出装置。 - 【請求項5】記録媒体からの再生信号の第一のエッジに
位相調整されるクロックに同期して当該再生信号をサン
プリングし、そのサンプリング値を用いてパーシャルレ
スポンスの記録規則に対応した最尤復号アルゴリズムに
従ってデータの復元を行なう第一の処理部と、上記再生
信号の上記第一のエッジと反対側のエッジとなる第二の
エッジに位相調整されるクロックに同期して当該再生信
号をサンプリングし、そのサンプリング値を用いて上記
最尤アルゴリズムに従ってデータの復元を行なう第二の
処理部とを有するデータ再生装置において、 上記第一の処理部は、 再生信号の上記第二のエッジでのサンプリング値に基づ
いて監視エッジサンプリング値を生成する監視サンプリ
ング値生成手段と、 所定タイミングにて得られる監視エッジサンプリング値
を基準とした上記サンプリング値生成手段にて生成され
る監視エッジサンプリング値の変化量をオフセット量と
して演算するオフセット演算手段と、 該オフセット演算手段にて得られたオフセット量を上記
第二の処理部に供給する手段とを有し、 上記第一の処理部及び第二の処理部が、上記再生信号及
び上記オフセット量とに基づいてデータの復元を行なう
ようにしたデータ再生装置。
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