JP2002356858A - 基 礎 - Google Patents
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- JP2002356858A JP2002356858A JP2001161643A JP2001161643A JP2002356858A JP 2002356858 A JP2002356858 A JP 2002356858A JP 2001161643 A JP2001161643 A JP 2001161643A JP 2001161643 A JP2001161643 A JP 2001161643A JP 2002356858 A JP2002356858 A JP 2002356858A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工期を短縮することができるとともに、省力
化及び施工費用を低減し、高品質及び高精度の施工を可
能とする基礎を提供する。 【解決手段】 現場打ちコンクリートである底盤部F
と、プレキャストコンクリート部材から形成されており
前記底盤部に立設している立上部O,Iと、から構成さ
れている基礎Kとした。
化及び施工費用を低減し、高品質及び高精度の施工を可
能とする基礎を提供する。 【解決手段】 現場打ちコンクリートである底盤部F
と、プレキャストコンクリート部材から形成されており
前記底盤部に立設している立上部O,Iと、から構成さ
れている基礎Kとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種構造物の基礎
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、構造物の基礎は底盤部と、前
記底盤部に立設しており基礎梁の役割を果たす立上部と
から構成されており、通常、いわゆる水平・垂直分離打
設工法で施工されている。例えば、この水平・垂直分離
打設工法を用いて、戸建て住宅に使用する程度の小規模
な基礎を構築する場合には、以下の各工程の作業を行
う。
記底盤部に立設しており基礎梁の役割を果たす立上部と
から構成されており、通常、いわゆる水平・垂直分離打
設工法で施工されている。例えば、この水平・垂直分離
打設工法を用いて、戸建て住宅に使用する程度の小規模
な基礎を構築する場合には、以下の各工程の作業を行
う。
【0003】(1)捨てコンクリート打設工程 床付け地盤面まで地盤を掘削し、必要に応じて敷砂利地
業を行った後に捨てコンクリートを打設して養生を行
う。
業を行った後に捨てコンクリートを打設して養生を行
う。
【0004】(2)底盤部コンクリート打設工程 配筋や型枠位置の基準となる地墨を出し、底盤部の配筋
と立上り鉄筋の配筋を行った後に、建物外周部用の型枠
を設置し、底盤部のコンクリートを打設して養生を行
う。
と立上り鉄筋の配筋を行った後に、建物外周部用の型枠
を設置し、底盤部のコンクリートを打設して養生を行
う。
【0005】(3)立上部コンクリート打設工程 底盤部の上部に立上部の墨出しを行った後、立上部の配
筋を行い、型枠を立上部の両側に設置する。そして、両
側の型枠で挟まれた領域にコンクリートを打設して養生
を行うことにより、立上部の構築を行う。
筋を行い、型枠を立上部の両側に設置する。そして、両
側の型枠で挟まれた領域にコンクリートを打設して養生
を行うことにより、立上部の構築を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記水平・垂
直分離打設工法を採用した場合には、底盤部と立上部と
を分けて二段階でコンクリートを打設するため、養生、
墨出し及び配筋が複数の工程に分かれて行われる。その
ため、小規模な基礎を構築する場合であっても、工事の
完了までに最低でも5日程度を要し、仕事量に比較して
人工を要するために不経済であった。
直分離打設工法を採用した場合には、底盤部と立上部と
を分けて二段階でコンクリートを打設するため、養生、
墨出し及び配筋が複数の工程に分かれて行われる。その
ため、小規模な基礎を構築する場合であっても、工事の
完了までに最低でも5日程度を要し、仕事量に比較して
人工を要するために不経済であった。
【0007】本発明は、前記の問題点を解決するために
なされたものであり、工期を短縮することができるとと
もに、省力化及び施工費用を低減し、高品質及び高精度
の施工を可能とする基礎を提供することを目的としてい
る。
なされたものであり、工期を短縮することができるとと
もに、省力化及び施工費用を低減し、高品質及び高精度
の施工を可能とする基礎を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の基礎は、現場打ちコンクリートである底盤
部と、プレキャストコンクリート部材(以下、「PCa
部材」という)から形成されており前記底盤部に立設し
ている立上部と、から構成されていることを特徴として
いる。
に、本発明の基礎は、現場打ちコンクリートである底盤
部と、プレキャストコンクリート部材(以下、「PCa
部材」という)から形成されており前記底盤部に立設し
ている立上部と、から構成されていることを特徴として
いる。
【0009】本発明の基礎によれば、立上部が予め工場
等で製作されているPCa部材であることから、施工現
場において、立上部のコンクリートを打設する必要がな
いため、工期を短縮することができるとともに、省力
化、高精度の施工及び施工費用の低減が可能となり、さ
らに、立上部の品質を向上させることができる。
等で製作されているPCa部材であることから、施工現
場において、立上部のコンクリートを打設する必要がな
いため、工期を短縮することができるとともに、省力
化、高精度の施工及び施工費用の低減が可能となり、さ
らに、立上部の品質を向上させることができる。
【0010】また、前記基礎において、前記立上部は、
その底面部から突出している底部定着筋部を有してお
り、前記底部定着筋部は、前記立上部の長手方向に配筋
されている主鉄筋と、前記主鉄筋を囲繞し、前記立上部
に埋設されている肋筋とを備えるとともに、前記底盤部
に定着されているものであってもよい。
その底面部から突出している底部定着筋部を有してお
り、前記底部定着筋部は、前記立上部の長手方向に配筋
されている主鉄筋と、前記主鉄筋を囲繞し、前記立上部
に埋設されている肋筋とを備えるとともに、前記底盤部
に定着されているものであってもよい。
【0011】さらに、前記立上部は、その前面部から突
出している定着鉄筋を備えており、前記定着鉄筋が、前
記底盤部における主鉄筋と接合されているものであって
もよい。
出している定着鉄筋を備えており、前記定着鉄筋が、前
記底盤部における主鉄筋と接合されているものであって
もよい。
【0012】本発明によれば、適用される位置により、
立上部と底盤部との接合部の構成を適切に変化させるこ
とにより、工期を短縮することができるとともに、省力
化、高精度の施工及び施工費用の低減が可能な構造とす
ることができる。
立上部と底盤部との接合部の構成を適切に変化させるこ
とにより、工期を短縮することができるとともに、省力
化、高精度の施工及び施工費用の低減が可能な構造とす
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の基礎の好適な一形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形
態における基礎Kはべた基礎とし、構造物の外周部に相
当する立上部O(以下、「外側PCa立上部」という場
合がある)と、構造物の内側部に相当する立上部I(以
下、「内側PCa立上部」という場合がある)を構成す
る要素に関し、特に区別を要しない場合については同一
の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
いて、図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形
態における基礎Kはべた基礎とし、構造物の外周部に相
当する立上部O(以下、「外側PCa立上部」という場
合がある)と、構造物の内側部に相当する立上部I(以
下、「内側PCa立上部」という場合がある)を構成す
る要素に関し、特に区別を要しない場合については同一
の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
【0014】[基礎の構成]図1に示すように、本発明
の基礎Kは、底盤部Fと、当該底盤部Fに立設している
立上部O,I(以下、「PCa立上部」という)とから
構成されている。
の基礎Kは、底盤部Fと、当該底盤部Fに立設している
立上部O,I(以下、「PCa立上部」という)とから
構成されている。
【0015】底盤部Fは、所望の強度を有するように所
定の配筋(X,Y両方向に設けられている主鉄筋12,
13を図示)が行われており、所定幅かつ所定長で形成
されている現場打ちの鉄筋コンクリート構造の部位であ
り、必要に応じて行われる地業5と捨てコンクリート6
上に形成されている。
定の配筋(X,Y両方向に設けられている主鉄筋12,
13を図示)が行われており、所定幅かつ所定長で形成
されている現場打ちの鉄筋コンクリート構造の部位であ
り、必要に応じて行われる地業5と捨てコンクリート6
上に形成されている。
【0016】PCa立上部O,Iは、予め工場等で製造
されている、所定寸法である略矩形形状のPCa板
O’,I’(PCa部材)を長手方向に接合することに
より形成されており、当該PCa立上部O,Iは底盤部
Fに固着されている。このPCa板O’,I’は、外側
PCa立上部Oと内側PCa立上部Iに使用されるもの
とはその形状等が異なっている。外側PCa立上部Oの
PCa板O’は、所望の強度を有するように所定の配筋
(長手方向に設けられている上下の主鉄筋22と補助筋
22’’、及び、当該主鉄筋22の周囲に配置されてい
るスターラップ23を図示)が行われている。なお、こ
のスターラップ23は、後記コッタ部30に突出して矩
形形状の鉄筋枠を形成するように配筋されている。
されている、所定寸法である略矩形形状のPCa板
O’,I’(PCa部材)を長手方向に接合することに
より形成されており、当該PCa立上部O,Iは底盤部
Fに固着されている。このPCa板O’,I’は、外側
PCa立上部Oと内側PCa立上部Iに使用されるもの
とはその形状等が異なっている。外側PCa立上部Oの
PCa板O’は、所望の強度を有するように所定の配筋
(長手方向に設けられている上下の主鉄筋22と補助筋
22’’、及び、当該主鉄筋22の周囲に配置されてい
るスターラップ23を図示)が行われている。なお、こ
のスターラップ23は、後記コッタ部30に突出して矩
形形状の鉄筋枠を形成するように配筋されている。
【0017】図2及び図3に示すように、PCa板O’
の両側面部には、平面視で台形形状である切込部25の
存在により、その幅厚が略半分になっているジョイント
部26が形成されている。このジョイント部26は、長
手方向に隣接するPCa板O’同士を強固に接合するた
めに、設けられているものである。
の両側面部には、平面視で台形形状である切込部25の
存在により、その幅厚が略半分になっているジョイント
部26が形成されている。このジョイント部26は、長
手方向に隣接するPCa板O’同士を強固に接合するた
めに、設けられているものである。
【0018】前記隣接するPCa板O’は、ジョイント
部26同士を当接させ、双方の切込部25から形成され
る部位が平面視で等脚台形となるように配置されている
(以下、隣接するPCa板O’における2つの切込部2
5から形成される等脚台形部を「コッタ部30」とい
う)。このコッタ部30には、PCa板O’に配筋され
ている主鉄筋22と平行に、上下の接合筋32が配筋さ
れている。なお、接合筋32は、予めPCa板O’に定
着されているスターラップ23の上端部及び下端部に、
後から配筋することになる。(符号34は、スターラッ
プ23を接合するための継手部材34である。)そし
て、隣接するジョイント部26の接合面とコッタ部30
には充填材が充填されており、隣接するPCa板O’が
一体となるように接合されている。
部26同士を当接させ、双方の切込部25から形成され
る部位が平面視で等脚台形となるように配置されている
(以下、隣接するPCa板O’における2つの切込部2
5から形成される等脚台形部を「コッタ部30」とい
う)。このコッタ部30には、PCa板O’に配筋され
ている主鉄筋22と平行に、上下の接合筋32が配筋さ
れている。なお、接合筋32は、予めPCa板O’に定
着されているスターラップ23の上端部及び下端部に、
後から配筋することになる。(符号34は、スターラッ
プ23を接合するための継手部材34である。)そし
て、隣接するジョイント部26の接合面とコッタ部30
には充填材が充填されており、隣接するPCa板O’が
一体となるように接合されている。
【0019】なお、このジョイント部26には、高さ方
向に通常2箇所程度、その壁面形状に沿って水平態に、
せん断キー27が付設されている。
向に通常2箇所程度、その壁面形状に沿って水平態に、
せん断キー27が付設されている。
【0020】また、外側PCa立上部Oと底盤部Fとの
接合部は、側面視で台形形状を呈している外側PCa立
上部Oの凹部O1と、底盤部Fの凸部F1が嵌合した状
態で強固に接合されている(図1参照)。すなわち、側
面視で、この外側PCa立上部Oの凹部O1における短
手方向には(立上部Oの正面部)、定着鉄筋24が突出
しており、当該定着鉄筋24が、前記底盤部Fの凸部F
1の主鉄筋12と継手部材14により接合されている。
接合部は、側面視で台形形状を呈している外側PCa立
上部Oの凹部O1と、底盤部Fの凸部F1が嵌合した状
態で強固に接合されている(図1参照)。すなわち、側
面視で、この外側PCa立上部Oの凹部O1における短
手方向には(立上部Oの正面部)、定着鉄筋24が突出
しており、当該定着鉄筋24が、前記底盤部Fの凸部F
1の主鉄筋12と継手部材14により接合されている。
【0021】また、内側PCa立上部Iは、長手方向に
配筋されている上部の主鉄筋22と、前記主鉄筋22を
囲繞するとともに、前記PCa立上部Iに埋設されてお
り、その底面部から突出している肋筋23をコンクリー
トにより一体化したPCa板I’を接合することにより
形成されている。このPCa板I’は、その底面部から
突出している底部定着筋部I1を有している(隣接する
PCa板I’の接合部の構造は、外側PCa立上部Oの
構造と同様)。底部定着筋部I1は、前記肋筋23と、
当該肋筋23に囲繞されているPCa立上部Iの長手方
向に配筋されている主鉄筋22’とから形成されてい
る。そして、底部定着筋部I1の主鉄筋22’は、底盤
部Fの主鉄筋13と同方向になるように配置され、当該
底盤部Fに埋設された状態でコンクリート11に定着さ
れることにより一体となっている。
配筋されている上部の主鉄筋22と、前記主鉄筋22を
囲繞するとともに、前記PCa立上部Iに埋設されてお
り、その底面部から突出している肋筋23をコンクリー
トにより一体化したPCa板I’を接合することにより
形成されている。このPCa板I’は、その底面部から
突出している底部定着筋部I1を有している(隣接する
PCa板I’の接合部の構造は、外側PCa立上部Oの
構造と同様)。底部定着筋部I1は、前記肋筋23と、
当該肋筋23に囲繞されているPCa立上部Iの長手方
向に配筋されている主鉄筋22’とから形成されてい
る。そして、底部定着筋部I1の主鉄筋22’は、底盤
部Fの主鉄筋13と同方向になるように配置され、当該
底盤部Fに埋設された状態でコンクリート11に定着さ
れることにより一体となっている。
【0022】[基礎の構築方法]本発明の基礎Kの構築
は、(1)捨てコンクリート打設工程、(2)立上部設
置工程及び(3)底盤部打設工程の各工程により行われ
る。
は、(1)捨てコンクリート打設工程、(2)立上部設
置工程及び(3)底盤部打設工程の各工程により行われ
る。
【0023】(1)捨てコンクリート打設工程 本工程は、以下の立上部設置工程及び底盤部打設工程を
行うための準備工程であり、床付け地盤面まで地盤Gの
掘削をし、必要に応じて地業5を行った後に捨てコンク
リート6を打設して養生を行う作業を行う工程である。
行うための準備工程であり、床付け地盤面まで地盤Gの
掘削をし、必要に応じて地業5を行った後に捨てコンク
リート6を打設して養生を行う作業を行う工程である。
【0024】(2)立上部設置工程 本工程は、捨てコンクリート6上において、長手方向に
複数枚のPCa板O’,I’を立て込み、PCa立上部
O,Iを形成する作業を行う工程である。
複数枚のPCa板O’,I’を立て込み、PCa立上部
O,Iを形成する作業を行う工程である。
【0025】(3)底盤部打設工程 本工程は、底盤部Fにコンクリート11を打設すること
により、PCa立上部O,Iと底盤部Fを一体化して、
基礎Kを完成させる作業を行う工程である。まず、PC
a板O’,I’を建て込み、底盤部Fに相当する部位
に、主鉄筋12,13等の所定の配筋をした後に型枠
(図示せず)を設置し、底盤部Fのコンクリート11を
打設して、前記各PCa板I’と底盤部Fを一体化す
る。そして、隣接するPCa板O’,I’の相互を接合
するためにコッタ部30における配筋を行い、接合部位
の周囲に型枠(図示せず)を設置した後に充填材を注入
し、長手方向に連続した基礎Kを構築する。
により、PCa立上部O,Iと底盤部Fを一体化して、
基礎Kを完成させる作業を行う工程である。まず、PC
a板O’,I’を建て込み、底盤部Fに相当する部位
に、主鉄筋12,13等の所定の配筋をした後に型枠
(図示せず)を設置し、底盤部Fのコンクリート11を
打設して、前記各PCa板I’と底盤部Fを一体化す
る。そして、隣接するPCa板O’,I’の相互を接合
するためにコッタ部30における配筋を行い、接合部位
の周囲に型枠(図示せず)を設置した後に充填材を注入
し、長手方向に連続した基礎Kを構築する。
【0026】このように本発明Kによれば、立上部が予
め工場等で製作されているプレキャスト部材であること
から、施工現場において、立上部のコンクリートを打設
する必要がなく、PCa板O’,I’を建て込んだ後に
底盤部Fのコンクリート11を打設することにより基礎
Kを構築することができる。そのため、施工設備や材料
等が無駄にならず施工費用を低減させることができると
ともに、施工期間を短縮させることができる(最短で3
日程度)。また、立上部をPCa板O’,I’(プレキ
ャストコンクリート部材)としたことにより、その品質
を向上させることができ、基礎Kの耐久性等を高めるこ
とができる。
め工場等で製作されているプレキャスト部材であること
から、施工現場において、立上部のコンクリートを打設
する必要がなく、PCa板O’,I’を建て込んだ後に
底盤部Fのコンクリート11を打設することにより基礎
Kを構築することができる。そのため、施工設備や材料
等が無駄にならず施工費用を低減させることができると
ともに、施工期間を短縮させることができる(最短で3
日程度)。また、立上部をPCa板O’,I’(プレキ
ャストコンクリート部材)としたことにより、その品質
を向上させることができ、基礎Kの耐久性等を高めるこ
とができる。
【0027】以上、本発明について、好適な実施形態の
一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限
られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能であることは言
うまでもない。特に、基礎はべた基礎に限定されるもの
ではなく、布基礎等にも使用することができる。また、
プレキャスト部材の形状、寸法等についても、何ら制限
はない。なお、PCa立上部の定着鉄筋と底盤部の主鉄
筋との接合方法には制限はなく、重ね継手、機械的継手
或いは溶接継手等、いずれの方法を用いるものであって
も良い。
一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限
られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能であることは言
うまでもない。特に、基礎はべた基礎に限定されるもの
ではなく、布基礎等にも使用することができる。また、
プレキャスト部材の形状、寸法等についても、何ら制限
はない。なお、PCa立上部の定着鉄筋と底盤部の主鉄
筋との接合方法には制限はなく、重ね継手、機械的継手
或いは溶接継手等、いずれの方法を用いるものであって
も良い。
【0028】
【発明の効果】本発明の基礎を使用することにより、工
期を短縮することができるとともに、省力化及び施工費
用を低減し、高品質及び高精度の施工が可能となる。
期を短縮することができるとともに、省力化及び施工費
用を低減し、高品質及び高精度の施工が可能となる。
【図1】本発明の基礎を示す側断面図である。
【図2】本発明の基礎における立上部の平断面図であ
る。
る。
【図3】(a)は、立上部を切込部と反対側から見た断
面図であり、(b)は、立上部を切込部側からみた断面
図である。
面図であり、(b)は、立上部を切込部側からみた断面
図である。
K 基礎 F 底盤部 O,I 立上部 O’,I’PCa板(プレキャストコンクリート部材) I1 底部定着筋部 11 コンクリート 25 切込部 26 ジョイント部 30 コッタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 映二 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2D046 BA01 BA24 BA32 2E164 AA02 BA11 BA34
Claims (3)
- 【請求項1】 現場打ちコンクリートである底盤部と、
プレキャストコンクリート部材から形成されており前記
底盤部に立設している立上部と、から構成されているこ
とを特徴とする基礎。 - 【請求項2】 前記立上部は、その底面部から突出して
いる底部定着筋部を有しており、 前記底部定着筋部は、前記立上部の長手方向に配筋され
ている主鉄筋と、 前記主鉄筋を囲繞し、前記立上部に埋設されている肋筋
とを備えるとともに、前記底盤部に定着されていること
を特徴とする請求項1に記載の基礎。 - 【請求項3】 前記立上部は、その前面部から突出して
いる定着鉄筋を備えており、 前記定着鉄筋が、前記底盤部における主鉄筋と接合され
ていることを特徴とする請求項1に記載の基礎。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001161643A JP2002356858A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 基 礎 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001161643A JP2002356858A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 基 礎 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002356858A true JP2002356858A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=19004886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001161643A Pending JP2002356858A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 基 礎 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002356858A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010203215A (ja) * | 2009-02-28 | 2010-09-16 | J Kenchiku Syst Kk | 耐圧版式グリッドポスト基礎における外周地中梁、内部地中梁及びポストの形成方法 |
JP2020125681A (ja) * | 2016-03-29 | 2020-08-20 | ミサワホーム株式会社 | 基礎用立ち上がり部材 |
JP2022025613A (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-10 | 株式会社Wasc基礎地盤研究所 | 基礎及び基礎の施工方法 |
-
2001
- 2001-05-30 JP JP2001161643A patent/JP2002356858A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010203215A (ja) * | 2009-02-28 | 2010-09-16 | J Kenchiku Syst Kk | 耐圧版式グリッドポスト基礎における外周地中梁、内部地中梁及びポストの形成方法 |
JP2020125681A (ja) * | 2016-03-29 | 2020-08-20 | ミサワホーム株式会社 | 基礎用立ち上がり部材 |
JP2022025613A (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-10 | 株式会社Wasc基礎地盤研究所 | 基礎及び基礎の施工方法 |
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