JP2002356327A - 球形のナノサイズバナジウム酸化物粒子の製造方法 - Google Patents

球形のナノサイズバナジウム酸化物粒子の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球形かつナノサイズのバナジウム酸化物粒子
の製造方法を提供する。 【解決手段】 バナジウムイオン含有物質を溶解してバ
ナジウムイオン水溶液を得る段階(a)と、前記バナジ
ウムイオン水溶液に、極性非プロトン性有機溶媒および
グリコール類溶媒からなる群より選択される一以上の反
応溶媒を添加してこれらを混合する段階(b)と、得ら
れた混合物を熟成させる段階(c)とを含むことを特徴
とするバナジウム酸化物粒子の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球形かつナノサイ
ズのバナジウム酸化物粒子の製造方法に関し、より詳細
には、ゾル−ゲル法を利用して数十nmの平均粒度を有
する球形のバナジウム酸化物粒子を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、機能性材料にナノサイズの粒子を
使用することによって、既存材料の特性を改善しつつ新
しい性質を発現させようとする試みが活発である。
【0003】また、電子部品がますます高機能化かつ小
型化するにつれて、電子部品の素材として使われる原料
粒子の大きさはサブミクロン以下と小さくなってきてい
る。そこで、成形体の焼結添加粒子を均一に分布させる
ために、該粒子の粒度を微細化させる必要がある。一方
で、センサーとして使われる粒子の場合にも、粒度を小
さくして表面積を増加させることによって、センサーの
感度を高められることが報告されている。
【0004】このような微細化、ナノサイズ化が求めら
れる物質の一つとして、バナジウム酸化物粒子がある。
バナジウム酸化物粒子は、様々な機能性材料に適用する
ことができる物質である。さらにバナジウム酸化物粒子
は、電気化学的活性が大きいので、触媒、エレクトロク
ロミック素子、静電気防止コーティング素材、センサー
や二次電池の活物質として使用可能な物質である。
【0005】実際に、近年、従来のマイクロサイズのバ
ナジウム酸化物粒子の代わりに、ナノサイズのリボン形
のバナジウム酸化物粒子を二次電池の活物質として利用
することによって、二次電池の放電性能を大きく向上さ
せ得ることが報告されている。
【0006】従って、ナノサイズのバナジウム酸化物粒
子は、二次電池の活物質だけではなく、触媒、エレクト
ロクロミック素子、静電気防止コーティング素材、およ
びセンサー用活物質に適用することによって、それらの
性能を改善することが期待される。
【0007】このような用途において、バナジウム酸化
物粒子の混合、分散、成形工程を容易にするには、粒子
の形をほぼ球形にすることが必要である。従って、ナノ
サイズを有するバナジウム酸化物粒子を商業的に適用す
るために、選択的にかつ経済的にナノサイズを有するバ
ナジウム酸化物粒子が得られる合成法を開発することが
必要である。
【0008】一般的に、バナジウム酸化物粒子は、固相
法、液相法及び気相法で製造することができる。このう
ち固相法は、アンモニウムバナジン酸塩を400〜60
0℃で熱分解してバナジウム酸化物粒子を得る方法であ
り、比較的製造しやすいという長所がある。しかしこの
方法によれば、バナジウム酸化物粒子の形状が不規則で
あり、粒子の大きさが数μm以上と比較的大きいという
短所がある。
【0009】液相法によってバナジウム酸化物を製造す
れば、製造工程が単純で粒子の大きさ、結晶相および比
表面積を効率的に調節できるという長所がある。しか
し、最終的に得られる粒子の形状が板状またはリボン状
に制限されてしまい、球形の粒子を製造し難いという短
所がある。
【0010】気相法は、エネルギー源の種類によってレ
ーザーまたはプラズマを利用した合成方法に分けられ
る。ところが、このような気相法によってバナジウム酸
化物を製造する場合、製造工程を制御し難く、液相法や
固相法に比べて非経済的であるという短所がある。
【0011】さらに粒度が100μm以下(約30μ
m)のバナジウム酸化物粒子を得る方法としては、五酸
化バナジウムと揮発性成分とからなる混合物で小さな水
滴を形成した後、この水滴を熱いガスと接触させて揮発
性成分を蒸発させる方法(米国特許第5,326,54
5号)、五酸化バナジウムと揮発性成分とからなる混合
物を凍結乾燥する方法などが開示されている。
【0012】しかしながら、球形かつナノサイズ特性を
満足させるバナジウム酸化物粒子を経済的に製造できる
方法は、今のところ開発されていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、球形
かつナノサイズのバナジウム酸化物粒子を経済的に製造
する方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明者等は、ゾル−ゲル法を利用したバナジウム粒
子製造時に、反応溶媒として、水と、極性非プロトン性
有機溶媒またはグリコール類溶媒との混合溶媒を利用す
ることによって、粒子の形状が球形でありかつナノレベ
ルの平均粒度を有するバナジウム酸化物粒子を経済的に
得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0015】従って本発明は、バナジウムイオン含有物
質を溶解してバナジウムイオン水溶液を得る段階(a)
と、前記バナジウムイオン水溶液に、極性非プロトン性
有機溶媒およびグリコール類溶媒からなる群より選択さ
れる一以上の反応溶媒を添加してこれらを混合する段階
(b)と、得られた混合物を熟成させる段階(c)とを
含むことを特徴とするバナジウム酸化物粒子の製造方法
である。
【0016】さらに本発明は、前記極性非プロトン性有
機溶媒は、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホアミドおよびピ
リジンからなる群より選択される一以上であり、前記グ
リコール類溶媒は、エチレングリコール、プロピレング
リコールおよびブチレングリコールからなる群より選択
される一以上であることを特徴とする、前記製造方法で
ある。
【0017】さらに本発明は、前記反応溶媒の含有量
は、バナジウムイオン水溶液と反応溶媒との総体積中、
60〜98体積%であることを特徴とする、前記製造方
法である。
【0018】さらに本発明は、段階(a)において、前
記バナジウムイオン水溶液中のバナジウムイオンの濃度
は、0.01〜0.5Mであることを特徴とする、前記
製造方法である。
【0019】さらに本発明は、段階(a)において、前
記バナジウムイオン含有物質は、過酸化水素水または酸
水溶液に溶解させることを特徴とする、前記製造方法で
ある。
【0020】さらに本発明は、前記酸水溶液は、塩酸、
硝酸または硫酸であることを特徴とする、前記製造方法
である。
【0021】さらに本発明は、前記過酸化水素水の過酸
化水素含有量、または、酸水溶液の酸含有量は、バナジ
ウムイオン含有物質に対し質量比で0.5〜5倍である
ことを特徴とする、前記製造方法である。
【0022】さらに本発明は、段階(c)において、熟
成温度が、0℃以上、バナジウムイオン水溶液および反
応溶媒のうち沸点がより高い物質の沸点以下の温度の範
囲であり、熟成時間が0.5〜100時間であることを
特徴とする、前記製造方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】まず本発明の原理について詳述す
る。
【0024】ゾル−ゲル法において、粒子の生成は、
(1)加水分解と縮合反応とを通じて核が生成される段
階と、(2)核が成長して最終粒子になる段階と、に分
けられている。この時、最終粒子の形状、大きさ、大き
さの分布は、核の生成および成長段階中の様々な要因に
よって影響される。従って、このような要因を適切に調
節することによって、所望の形状、大きさ、大きさの分
布を有する粒子を得ることができる。
【0025】ゾル−ゲル法において、上記(2)の段階
が、核の結晶面の選択に大きな影響を及ぼすことが知ら
れている。すなわち、上記(2)の段階を制御すること
によって、所望の結晶面を有する粒子を生成することが
できる。反応溶媒に溶解させた物質を想定して説明する
と、上記(2)の段階で、該物質の一つの結晶方位面
が、他の結晶方位面と比較して、接触する反応溶媒との
界面エネルギーが最も低い場合、系全体のエネルギーを
低めるためにその方位面が優先的に成長し、他の方位面
の成長が抑制される。従って、このような場合に得られ
る最終粒子は、反応溶媒と最も低い界面エネルギーを有
する方位面で取り囲まれた形になってしまい、球状には
ならない。
【0026】すなわち、上記(2)段階において、物質
の全ての結晶方位面に対する溶媒の界面エネルギーが同
じになれば、結晶の成長が全方向で起きるため球形の粒
子が生成され得る。従って、既存のゾル−ゲル法を含む
液相法においてバナジウム酸化物粒子の形状を球形にす
るためには、バナジウム酸化物の全結晶方位面に対する
反応溶媒の界面エネルギーを同一に維持することが必要
である。
【0027】物質の結晶方位面に対する反応溶媒の界面
エネルギーを調節する方法としては、物質の結晶方位面
に界面活性剤を吸着させることによって、物質の結晶方
位面と溶媒の界面エネルギーを変える方法、および、反
応溶媒の種類を変えることによって物質の結晶方位面と
溶媒の界面エネルギーを変える方法がある。
【0028】そこで本発明では、後者の反応溶媒の種類
を工夫することによって、バナジウム酸化物粒子の形状
および粒度を調節する方法を開発した。すなわち本発明
は、反応溶媒として、水と、極性非プロトン性有機溶媒
またはグリコール類溶媒と、の混合溶媒を使用すること
によって、球形かつナノサイズのバナジウム酸化物粒子
を製造することを特徴とするものである。本発明におい
てこのような混合溶媒は、バナジウムイオン含有物質を
溶解したバナジウムイオン水溶液に含まれる水と、極性
非プロトン性有機溶媒またはグリコール類溶媒と、が混
合されることによって構成される。
【0029】以下、ゾル−ゲル法を利用した本発明のバ
ナジウム酸化物粒子製造方法を説明する。
【0030】まず、バナジウムイオン含有物質を溶解し
てバナジウムイオン水溶液を得る段階(a)について説
明する。
【0031】本発明においてバナジウムイオン含有物質
を溶解させる物質としては、バナジウムイオン含有物質
を良好に溶解させてバナジウムイオン水溶液を製造し得
る物質であればいずれも使用可能であるが、なかでも過
酸化水素水または酸水溶液が、バナジウムイオン含有物
質の溶解性に優れるため好ましい。上記酸水溶液は、各
種酸水溶液、特に強酸が好ましく使用できる。なかで
も、塩酸、硝酸または硫酸が、バナジウムイオン含有物
質の溶解性に優れるため好ましい。
【0032】例を挙げれば、バナジウムイオン含有水溶
液として五酸化バナジウムを用いる場合、過酸化水素水
に溶解させることが好ましい。過酸化水素水はバナジウ
ムイオン含有物質の溶解性に優れ、かつ残留イオンが生
じないため、製造工程を容易にすることができる。
【0033】本発明で用いられる過酸化水素水の過酸化
水素の含有量は、通常30〜50質量%であり特に制限
されないが、具体的な例として、30質量%、30〜3
2質量%、35質量%または50質量%ものもが好まし
く選択される。
【0034】本発明で用いられる酸水溶液中の酸の含有
量は、酸の種類により適宜選択されることが好ましく特
には限定されないが、詳細に説明すれば、塩酸の場合、
一般的には20〜40質量%の塩化水素水溶液であり、
特に20質量%、37質量%または38質量%のものが
好適である。また硝酸の場合は、一般的に60〜90質
量%の水溶液であり、特に70質量%、90質量%のも
のが好適である。例えば硫酸の場合、一般的には90〜
98質量%の水溶液であり、特に95〜98%であるこ
とが好ましく、最も好ましくは98質量%である。また
より濃度の低い希硫酸も使用可能である。
【0035】またバナジウムイオン水溶液中で、上記過
酸化水素水の過酸化水素含有量または酸水溶液の酸含有
量が、バナジウムイオン含有物質に対し質量比で0.5
〜5倍であることが、バナジウムイオン含有物質を完全
に溶解できるため好ましい。これらの含有量がバナジウ
ムイオン含有物質に対して0.5倍未満の場合、バナジ
ウムイオン含有物質を完全に溶解できない恐れがあり、
一方で5倍を超過する場合、溶解されるバナジウムイオ
ンの濃度が水溶液中で落ち、かつ経済面で不利である恐
れがある。
【0036】本発明で用いられるバナジウムイオン含有
物質としては、バナジウムイオンを提供し得るものであ
ればよく、好ましくは五酸化バナジウム(V25)であ
る。
【0037】本発明において、バナジウムイオン含有物
質とそれを溶解させる物質とを、これらを用いて得られ
るバナジウムイオン水溶液中のバナジウムイオンの濃度
が0.01〜0.5Mになるような量で混合させること
が好ましい。ここでバナジウムイオンの濃度が0.01
M未満の場合には、バナジウムイオン水溶液中でバナジ
ウム酸化物粒子の形成が良好に行われなくなる恐れがあ
り、0.5Mを超過する場合には経済面で不利である恐
れがある。
【0038】次に、バナジウムイオン水溶液に、極性非
プロトン性有機溶媒およびグリコール類溶媒からなる群
より選択される一以上の反応溶媒を添加してこれらを混
合する段階(b)について説明する。
【0039】本発明で用いられる極性非プロトン性有機
溶媒とは、プロトンを解離しにくい非プロトン性であり
かつ極性を有する有機溶媒のことである。このような有
機溶媒として、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、
N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホア
ミド(化学式:[(CH32N]3P(O))、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、プ
ロピレンカーボネートなどが挙げられ、なかでも好まし
くは、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチル
アセトアミド、ヘキサメチルホスホアミド、ピリジン、
または、その混合物である。
【0040】また、グリコール類溶媒としては、分子内
にグリコール構造を含む物質であり溶媒として作用する
ものであればいずれも使用可能であるが、好ましくは、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、またはその混合物が挙げられ、いずれも好
ましく用いられる。
【0041】上記極性非プロトン性有機溶媒またはグリ
コール類溶媒の含有量は、バナジウムイオン水溶液と上
記溶媒との総体積に対して、60〜98体積%であるこ
とが好ましい。上記溶媒の含有量が60体積%未満の場
合、バナジウム酸化物粒子の形状が所望の球状になり難
くなる恐れがあり、一方98体積%を超過する場合、バ
ナジウムイオンの濃度が低くなって経済面で不利益が生
じる恐れがある。
【0042】次に、得られた混合物を熟成させる段階
(c)について説明する。
【0043】この段階で得られた混合物とは、バナジウ
ムイオン水溶液と極性非プロトン性有機溶媒との混合
物、バナジウムイオン水溶液とグリコール類溶媒の混合
物、または、バナジウムイオン水溶液と極性非プロトン
性有機溶媒およびグリコール類溶媒との混合物、であ
る。当該混合物を熟成させることによって、球状かつナ
ノサイズのバナジウム酸化物粒子が得られる。
【0044】上記熟成について説明する。熟成温度は、
0℃以上、バナジウムイオン水溶液と溶媒とのうち沸点
がより高い物質の沸点以下の温度の範囲に調節されるこ
とが好ましい。ここで熟成温度が0℃未満の場合、バナ
ジウム酸化物粒子の生成反応が遅すぎるかまたは全く生
じない恐れがあり、一方で、バナジウムイオン水溶液と
溶媒とのうち沸点がより高い物質の沸点以下の温度を超
過する場合、混合物から溶媒または水が過度に蒸発し、
このような蒸発を抑制するために熱水合成反応器が必要
になり、工程が煩雑になる恐れがある。
【0045】さらに、熟成時間は、0.5〜100時間
に調節されることが好ましい。ここで熟成時間が0.5
時間未満の場合、バナジウム酸化物粒子が十分に生成さ
れない恐れがあり、100時間を超過する場合、製造工
程時間が長くなり経済的に不利益が生じる恐れがある。
【0046】このようにして得られた混合物を熟成させ
ることによって、混合物中にバナジウム酸化物粒子の沈
殿が形成される。熟成終了後、得られた沈殿をろ過で回
収して、乾燥することによって、バナジウム酸化物粒子
を得ることができる。
【0047】上述した製造方法によれば、粒子の形状が
球形で、かつ平均粒度が数十nm、特に30〜80nm
のバナジウム酸化物粒子を経済的に得ることができる。
【0048】
【実施例】<実施例1>蒸溜水150mlが入ったビー
カーに、顆粒状の結晶性五酸化バナジウム(純度:9
9.6%)4.5728gを投入し、ここに30質量
(w/v)%過酸化水素水25mlを添加し、五酸化バ
ナジウム粉末が完全に溶解されるまで混合した。その
後、得られた混合物の総体積が200mlになるように
蒸溜水を添加し、バナジウムイオンの濃度が0.5Mの
バナジウムイオン水溶液を得た。
【0049】上記バナジウムイオン水溶液40mlをN
−メチル−2−ピロリドン160mlが入っている反応
容器に添加してこれを混合した。次いで、反応容器の栓
を閉じて、80℃に維持された恒温槽で12時間、得ら
れた混合物を熟成させた。
【0050】熟成後、上記混合物中に形成された沈殿物
をろ過し、これを60℃に調節された乾燥炉で24時間
乾燥させることによって、五酸化バナジウム粒子を製造
した。
【0051】実施例1によって製造された五酸化バナジ
ウム粒子の走査電子顕微鏡写真およびX線回折パターン
を図1および図2に示す。
【0052】図1の走査電子顕微鏡分析結果を参照すれ
ば、実施例1によって製造された五酸化バナジウム粒子
は平均粒度が約40nmの球形粒子であることを確認で
きた。そして図2のX線回折パターン結果を参照すれ
ば、実施例1によって製造された五酸化バナジウム粒子
は非晶質状態であることがわかった。
【0053】また、実施例1によって製造された五酸化
バナジウム粒子を、誘導結合プラズマ発光分光分析装置
を用いてバナジウムおよび酸素の含有量比を測定した。
測定結果、バナジウムおよび酸素のモル比はほぼ2:5
であった。
【0054】<実施例2>バナジウムイオン水溶液中の
バナジウムイオン濃度が0.2Mであることを除いて
は、実施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を製
造し、その物性を評価した。
【0055】評価結果によれば、実施例2によって製造
された五酸化バナジウム粒子の平均粒度は約40nmで
あり、球形かつ非晶質状態であることがわかった。
【0056】<実施例3>バナジウムイオン水溶液中の
バナジウムイオン濃度が0.1Mであることを除いて
は、実施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を製
造し、その物性を評価した。
【0057】評価結果によれば、実施例3によって製造
された五酸化バナジウム粒子の平均粒度は約35nmで
あり、球形かつ非晶質状態であることがわかった。
【0058】<実施例4>バナジウムイオン水溶液中の
バナジウムイオン濃度が0.01Mであることを除いて
は、実施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を製
造し、その物性を評価した。
【0059】評価結果によれば、実施例4によって製造
された五酸化バナジウム粒子の平均粒度は約30nmで
あり、球形かつ非晶質状態であることがわかった。
【0060】<実施例5>N−メチル−2−ピロリドン
の代わりにN,N−ジメチルアセトアミドを使用したこ
とを除いては、実施例1と同様の方法で五酸化バナジウ
ム粒子を製造し、その物性を評価した。
【0061】実施例5によって製造された五酸化バナジ
ウム粒子の走査電子顕微鏡写真を図3に示した。図3を
参照すれば、五酸化バナジウム粒子の平均粒度は約80
nmであり、球形かつ結晶状態であることがわかった。
【0062】<実施例6>N−メチル−2−ピロリドン
の代わりにヘキサメチルホスホアミドを使用したことを
除いては、実施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒
子を製造した。
【0063】実施例6によって製造された五酸化バナジ
ウム粒子の走査電子顕微鏡写真を図4に示した。図4を
参照すれば、五酸化バナジウム粒子の平均粒度は約40
nmであり、球形かつ結晶状態であることがわかった。
【0064】<実施例7>N−メチル−2−ピロリドン
の代わりにピリジンを使用したことを除いては、実施例
1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を製造した。
【0065】実施例7によって製造された五酸化バナジ
ウム粒子の走査電子顕微鏡写真を図5に示した。図5を
参照すれば、実施例7によって製造された五酸化バナジ
ウム粒子は平均粒度40nmの球形粒子であることがわ
かった。球形粒子と共に針状の粒子が共に生成された
が、その量は50%以下であった。
【0066】<実施例8>N−メチル−2−ピロリドン
の代わりにエチレングリコールを使用したことを除いて
は、実施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を製
造した。
【0067】実施例8によって製造された五酸化バナジ
ウム粒子の走査電子顕微鏡写真を図6に示した。図6を
参照すれば、五酸化バナジウム粒子の平均粒度は約80
nmであり、球形かつ非晶質状態であることがわかっ
た。
【0068】<実施例9>バナジウムイオン水溶液およ
びN−メチル−2−ピロリドンの含有量が、それぞれ4
mlおよび196mlに変更されたことを除いては、実
施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を製造し、
その物性を評価した。
【0069】評価結果によれば、五酸化バナジウム粒子
の平均粒度は約30nmであり、球形かつ非晶質状態で
あることがわかった。
【0070】<実施例10>バナジウムイオン水溶液お
よびN−メチル−2−ピロリドンの含有量がそれぞれ6
0mlおよび140mlに変更されたことを除いては、
実施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を製造
し、その物性を評価した。
【0071】評価結果によれば、五酸化バナジウム粒子
の平均粒度は約40nmであり、球形かつ非晶質状態で
あることがわかった。
【0072】<実施例11>バナジウムイオン水溶液お
よびN−メチル−2−ピロリドンの含有量がそれぞれ8
0mlおよび120mlに変更されたことを除いては、
実施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を製造
し、その物性を評価した。
【0073】評価結果によれば、五酸化バナジウムの平
均粒度は約40nmであり、球形かつ非晶質状態である
ことがわかった。
【0074】<実施例12>熟成温度を20℃にしたこ
とを除いては、実施例1と同様の方法で五酸化バナジウ
ム粒子を製造し、その物性を評価した。
【0075】評価結果によれば、五酸化バナジウム粒子
の平均粒度は約40nmであり、球形かつ非晶質状態で
あることがわかった。
【0076】<実施例13>バナジウムイオン水溶液の
製造時に30質量%過酸化水素水25mlの代わりに9
8質量%硫酸25mlを使用したことを除いては、実施
例1と同様の方法によって五酸化バナジウム粒子を製造
し、その物性を評価した。
【0077】評価結果によれば、五酸化バナジウム粒子
の平均粒度は約40nmであり、球形かつ非晶質状態で
あることがわかった。
【0078】<実施例14>N−メチル−2−ピロリド
ンの代わりにプロピレングリコールを使用したことを除
いては、実施例1と同様の方法によって五酸化バナジウ
ム粒子を製造し、その物性を評価した。
【0079】評価結果によれば、五酸化バナジウム粒子
の平均粒度は約40nmであり、球形かつ非晶質状態で
あることがわかった。
【0080】<比較例1>有機溶媒の代わりに水を使用
したことを除いては、実施例1と同様の方法で五酸化バ
ナジウム粒子を製造し、その物性を評価した。
【0081】比較例1によって製造された五酸化バナジ
ウム粒子の走査電子顕微鏡写真およびX線回折パターン
を、それぞれ図7および8に示した。
【0082】図7の走査電子顕微鏡写真分析結果から、
比較例1によって製造された五酸化バナジウム粒子はリ
ボン状の粒子形状であることがわかった。さらに図8の
X線回折分析結果から、結晶状態であることがわかっ
た。
【0083】<比較例2>熟成を実施しないことを除い
ては、実施例1と同様の方法で五酸化バナジウム粒子を
製造したところ、結晶が成長せず、五酸化バナジウム粒
子を得ることができなかった。
【0084】実施例1〜14ならびに比較例1および2
で製造された五酸化バナジウム粒子の実験条件を表1に
まとめて示し、実施例1〜14ならびに比較例1および
2で製造された五酸化バナジウム粒子の物性測定結果を
要約して表2に示した。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】表2から、実施例1〜14によれば、平均
粒度が30〜80nmで、粒子の形状が球形である五酸
化バナジウムが得られることがわかる。一方、有機溶媒
の代わりに水を使用した比較例1の場合は、リボン状の
五酸化バナジウム粒子しか得られなかった。
【0088】以上、本発明のゾル−ゲル法を利用したバ
ナジウム酸化物粒子の製造方法を、五酸化バナジウムを
用いた場合を例にとって説明したが、もちろん、五酸化
バナジウム以外のバナジウム酸化物でも、球形かつナノ
サイズ特性を満足させるバナジウム酸化物粒子を得るこ
とができる。
【0089】以上、本発明について実施例を参考して説
明したが、これは例示的なものに過ぎず、本発明に属す
る技術分野の通常の知識を有する者であればこれより多
様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点
を理解できる。従って本発明の真の技術的保護範囲は特
許請求の範囲の技術的思想により決定されるべきであ
る。
【0090】
【発明の効果】本発明は、ゾル−ゲル法を利用したバナ
ジウム酸化物粒子製造時に、反応溶媒として、水と、極
性非プロトン性有機溶媒またはグリコール類溶媒との混
合溶媒を利用することによって、粒子の形状が球形であ
り、かつナノレベルの平均粒度を有するバナジウム酸化
物粒子を経済的に得ることができる、というものであ
る。本発明の方法は、バナジウム酸化物粒子のなかで
も、機能性材料、触媒、エレクトロクロミック素子、静
電気防止コーティング素材、センサーや二次電池の活物
質として特に有用性の高い五酸化バナジウムからなる球
状かつナノサイズの粒子を、経済的に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1によって製造された五酸化バナジウ
ム粒子の走査電子顕微鏡写真である。
【図2】 実施例1によって製造された五酸化バナジウ
ム粒子のX線回折パターンを示すグラフである。
【図3】 実施例5によって製造された五酸化バナジウ
ム粒子の走査電子顕微鏡写真である。
【図4】 実施例6によって製造された五酸化バナジウ
ム粒子の走査電子顕微鏡写真である。
【図5】 実施例7によって製造された五酸化バナジウ
ム粒子の走査電子顕微鏡写真である。
【図6】 実施例8によって製造された五酸化バナジウ
ム粒子の走査電子顕微鏡写真である。
【図7】 比較例1によって製造された五酸化バナジウ
ム粒子の走査電子顕微鏡写真である。
【図8】 比較例1によって製造された五酸化バナジウ
ム粒子のX線回折パターンを示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 劉 ▲とく▼ 榮 大韓民国京畿道水原市八達区梅灘3洞1162 番地 林光アパート1棟602号 (72)発明者 金 ▲びん▼ ▲そく▼ 大韓民国ソウル特別市江南区三成2洞10− 17番地302号 Fターム(参考) 4G048 AA02 AB01 AB02 AC06 AD04 AE05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バナジウムイオン含有物質を溶解してバ
    ナジウムイオン水溶液を得る段階(a)と、 前記バナジウムイオン水溶液に、極性非プロトン性有機
    溶媒およびグリコール類溶媒からなる群より選択される
    一以上の反応溶媒を添加してこれらを混合する段階
    (b)と、 得られた混合物を熟成させる段階(c)とを含むことを
    特徴とするバナジウム酸化物粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記極性非プロトン性有機溶媒は、N−
    メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミ
    ド、ヘキサメチルホスホアミドおよびピリジンからなる
    群より選択される一以上であり、 前記グリコール類溶媒は、エチレングリコール、プロピ
    レングリコールおよびブチレングリコールからなる群よ
    り選択される一以上であることを特徴とする、請求項1
    に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記反応溶媒の含有量は、バナジウムイ
    オン水溶液と反応溶媒との総体積中、60〜98体積%
    であることを特徴とする、請求項1または2に記載の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 段階(a)において、前記バナジウムイ
    オン水溶液中のバナジウムイオンの濃度は、0.01〜
    0.5Mであることを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 段階(a)において、前記バナジウムイ
    オン含有物質は、過酸化水素水または酸水溶液に溶解さ
    せることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に
    記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記酸水溶液は、塩酸、硝酸または硫酸
    であることを特徴とする、請求項5に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記過酸化水素水の過酸化水素含有量、
    または、酸水溶液の酸含有量は、バナジウムイオン含有
    物質に対し質量比で0.5〜5倍であることを特徴とす
    る、請求項5または6に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 段階(c)において、熟成温度が、0℃
    以上、バナジウムイオン水溶液および反応溶媒のうち沸
    点がより高い物質の沸点以下の温度の範囲であり、熟成
    時間が0.5〜100時間であることを特徴とする、請
    求項1〜7のいずれか一項に記載の製造方法。
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