JP2002355283A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

Info

Publication number
JP2002355283A
JP2002355283A JP2001165342A JP2001165342A JP2002355283A JP 2002355283 A JP2002355283 A JP 2002355283A JP 2001165342 A JP2001165342 A JP 2001165342A JP 2001165342 A JP2001165342 A JP 2001165342A JP 2002355283 A JP2002355283 A JP 2002355283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice input
user
input means
voice
massage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001165342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4638080B2 (ja
Inventor
Akira Abeta
章 安部田
Hiroyuki Kuwahata
広幸 桑畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2001165342A priority Critical patent/JP4638080B2/ja
Publication of JP2002355283A publication Critical patent/JP2002355283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4638080B2 publication Critical patent/JP4638080B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な機能を備えた音声入力手段を設けたマ
ッサージ機を提供すること。 【解決手段】 本発明では、使用者の身体を支持するた
めの身体支持体にマッサージユニットを配設するととも
に、同マッサージユニットにマッサージユニットの動作
を制御するための制御ユニットを接続し、同制御ユニッ
トに音声入力手段を接続して、使用者が音声によって制
御ユニットに指示を与えられるべく構成し、しかも、音
声入力手段を身体支持体のいずれかの部位に埋設するこ
ととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマッサージ機としては、使用者の
身体を支持する身体支持体としての椅子の背もたれに沿
ってマッサージユニットを昇降可能に配設するととも
に、同マッサージユニットにマッサージユニットの動作
を制御するための制御ユニットを接続し、同制御ユニッ
トに操作ユニットとしてのリモコンを接続して、同リモ
コンから制御ユニットに各種の指示を与えられるように
構成していた。
【0003】かかる従来のマッサージ機のマッサージユ
ニットには、もみ玉を前後方向に揺動させることによっ
てたたき作動を行わせるためのタタキ機構と、もみ玉を
偏心回動させることによってもみ作動を行わせるための
モミ機構と、マッサージユニット自体を椅子の背もたれ
に沿って昇降させるための昇降機構とがそれぞれ配設さ
れていた。
【0004】そして、制御ユニットは、リモコンからの
使用者の指示に従って、昇降機構によってマッサージユ
ニットを昇降させることによりもみ玉を肩や背中や腰等
の所定の部位に移動させ、タタキ機構を駆動させること
によって所定部位をたたいたり、モミ機構を駆動させる
ことによって所定部位をもんだり、或いは、タタキ機構
とモミ機構とを同時に駆動させることによって所定部位
をたたきながらもんだり、更には、昇降機構の駆動も組
み合わせて肩から腰にかけて連続的にたたいたりもんだ
りするといった複数種類のマッサージ作動を行うように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
マッサージ機にあっては、上述したように複数種類のマ
ッサージ作動を行うことができるようになっており、マ
ッサージ機の使用に際しては使用者がリモコンを適宜操
作することによって複数種類のマッサージ作動から所望
のマッサージ作動を選択しなければならなかった。
【0006】そのため、リモコンには限られたスペース
内に多数の操作ボタンが設けられ、かかる多数の操作ボ
タンを組み合わせることによって、所定のマッサージ作
動を選択しなければならず、非常に操作が煩雑であり、
操作性が悪くなるおそれがあった。
【0007】かかる不具合を解消するためには、リモコ
ンに音声入力手段を内蔵させて、同音声入力手段を用い
て制御ユニットに各種の指示を与えられるようにするこ
ともできる。
【0008】しかし、リモコンに音声入力手段を内蔵さ
せた場合には、リモコンといった限られたスペース内に
音声入力手段を収容しなければならず、音声入力手段の
小型軽量化を図らなければならなくなり、それによっ
て、音声入力手段のコストが増大したり、或いは、音声
入力手段が有する機能を削除してコストの増大を防止し
ながら小型軽量化を図らなければならないといった不具
合が生じるおそれがあった。
【0009】そこで、本発明では、スペース的に余裕の
ある身体支持体に音声入力手段を埋設することによっ
て、音声入力手段の小型軽量化に起因するコストの増大
を防止するとともに、音声入力手段を収容するための十
分なスペースを確保することで、音声入力手段に十分な
機能をもたせるようにした。
【0010】しかも、本発明では、音声入力手段を身体
支持体に埋設した場合に生じるおそれのある問題点、例
えば音声入力手段によって使用者が発する声のみならず
マッサージユニットが発する雑音までも同時に入力され
てマッサージ機が誤動作してしまうといった問題点や、
使用者の体格差によって音声入力手段に十分な音量の音
声が入力されずに円滑に指示を行えなくなるといった問
題点等をも解消するようにした。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
使用者の身体を支持するための身体支持体にマッサージ
ユニットを配設するとともに、同マッサージユニットに
マッサージユニットの動作を制御するための制御ユニッ
トを接続し、同制御ユニットに音声入力手段を接続し
て、使用者が音声によって制御ユニットに指示を与えら
れるべく構成し、しかも、音声入力手段を身体支持体の
いずれかの部位に埋設した。
【0012】また、前記音声入力手段を身体支持体の使
用者の頭部が載置されるべき位置の近傍に埋設した。
【0013】また、前記音声入力手段を身体支持体の使
用者の頭部が載置されるべき位置の左右両側部に埋設し
た。
【0014】また、前記身体支持体に肘掛を設け、同肘
掛に音声入力手段を埋設した。
【0015】また、前記音声入力手段を肘掛の裏側に埋
設した。
【0016】また、前記音声入力手段は、使用者が発す
る声を主に集音する主音声入力部と、使用者以外のもの
が発する音を主に集音する副音声入力部とを有し、両音
声入力部で集音した音声に基づいて使用者の声を抽出で
きるべく構成した。
【0017】また、前記音声入力手段は、使用者が発す
る声を集音する複数の音声入力部を有し、複数の音声入
力部のうち使用者の声が最も大きく集音できる音声入力
部を用いて使用者の声を集音すべく構成した。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るマッサージ機は、椅
子の背もたれに沿ってマッサージユニットを昇降可能に
配設し、同マッサージユニットに、もみ玉を前後方向に
揺動させることによってたたき作動を行わせるためのタ
タキ機構と、もみ玉を偏心回動させることによってもみ
作動を行わせるためのモミ機構とからなるもみ玉駆動ユ
ニットを収容配設したものである。
【0019】そして、マッサージユニットには、マッサ
ージユニットの動作を制御するための制御ユニットを接
続しており、同制御ユニットに音声入力手段を接続し
て、使用者が音声によって制御ユニットに指示を与えら
れるべく構成している。
【0020】しかも、マッサージ機は、音声入力手段を
身体支持体のいずれかの部位に埋設している。
【0021】そのため、音声入力手段は、スペース的に
余裕のある身体支持体の内部に収容されることになり、
これにより、音声入力手段を収容するためのスペースと
して十分なスペースを確保することができ、音声入力手
段に十分な機能をもたせることができるとともに、必要
以上に音声入力手段を小型化・軽量化する必要がなくな
り、音声入力手段の小型軽量化に起因するコストの増大
を防止することができる。
【0022】しかも、身体支持体に埋設した音声入力手
段からマッサージ機に指示を与えることができるため、
使用者は身体支持体の背もたれに背中や頭をしっかりと
押し付けた正しい姿勢を保持したままマッサージ機に指
示を与えることができ、マッサージ効果を向上させるこ
とができる。
【0023】特に、音声入力手段を身体支持体の使用者
の頭部が載置されるべき位置の近傍に埋設した場合に
は、音声入力手段を使用者の口元に可及的に近接させた
位置に配設することができ、使用者が発する声による指
示が音声入力手段に良好に入力されることになり、これ
により、マッサージ機の誤動作を防止することができる
とともに、音声入力手段の感度を特別に増大させる必要
がなくなり、音声入力手段の感度増大に起因するコスト
の増大を防止することができる。
【0024】しかも、使用者の頭部が載置されるべき位
置に音声入力手段を埋設しているため、使用者の口から
発せられた声が、空気中を伝播して音声入力手段に入力
されるだけでなく、使用者の頭部を伝播して音声入力手
段に入力されることになり、より一層使用者が発する声
による指示が音声入力手段に良好に入力されることにな
り、マッサージ機の誤動作を確実に防止することができ
る。
【0025】また、音声入力手段を身体支持体の使用者
の頭部が載置されるべき位置の左右両側部に埋設した場
合にも、音声入力手段を使用者の口元に可及的に近接さ
せた位置に配設することができ、使用者が発する声によ
る指示が音声入力手段に良好に入力されることになり、
マッサージ機の誤動作を防止することができるととも
に、音声入力手段の感度を特別に増大させる必要がなく
なり、音声入力手段の感度増大に起因するコストの増大
を防止することができる。
【0026】しかも、使用者の頭部が載置されるべき位
置の左右両側に音声入力手段を配設しているため、マッ
サージ中に使用者が顔を左右いずれ側に向けても音声入
力手段に使用者の声による指示が良好に入力されること
になり、マッサージ中に使用者は楽な姿勢をとることが
できるので、マッサージ効果を損なうことなく音声によ
る指示を与えることができる。
【0027】また、身体支持体に肘掛を設け、同肘掛に
音声入力手段を埋設した場合には、音声入力手段の収容
スペースとして十分なスペースを確保することができ、
これによっても、音声入力手段に十分な機能をもたせる
ことができるとともに、必要以上に音声入力手段を小型
化・軽量化する必要がなくなり、音声入力手段の小型軽
量化に起因するコストの増大を防止することができる。
【0028】しかも、肘掛に埋設した音声入力手段は、
使用者の口元よりも前方に位置するため、使用者の声に
よる指示が音声入力手段に良好に入力され易くなり、こ
れにより、マッサージ機の誤動作を防止することができ
るとともに、音声入力手段の感度を特別に増大させる必
要がなくなり、音声入力手段の感度増大に起因するコス
トの増大を防止することができる。
【0029】また、音声入力手段を肘掛の裏側に埋設し
た場合には、使用者が肘掛に肘を載置しても、音声入力
手段への音声の入力が使用者の肘によって遮断されるこ
とがなく、使用者が発する声による指示が音声入力手段
に良好に入力されることになり、マッサージ機の誤動作
を防止することができるとともに、音声入力手段の感度
を特別に増大させる必要がなくなり、音声入力手段の感
度増大に起因するコストの増大を防止することができ
る。
【0030】しかも、マッサージ中に使用者が肘掛に肘
を載置した楽な姿勢をとることができるので、マッサー
ジ効果を損なうことなく音声による指示を与えることが
できる。
【0031】また、音声入力手段が、使用者が発する声
を主に集音する主音声入力部と、使用者以外のものが発
する音を主に集音する副音声入力部とを有し、両音声入
力部で集音した音声に基づいて使用者の声を抽出できる
べく構成することによって、音声入力手段によって使用
者が発する声のみならずマッサージユニットが発する雑
音までも同時に入力されても、使用者が発する声による
指示だけを抽出することで、マッサージユニットの誤動
作を未然に防止することができる。
【0032】また、音声入力手段が、使用者が発する声
を集音する複数の音声入力部を有し、複数の音声入力部
のうち使用者の声が最も大きく集音できる音声入力部を
用いて使用者の声を集音すべく構成することによって、
使用者に体格差があって使用者の口元の位置が異なる場
合であっても、いずれかの音声入力手段に使用者の声に
よる指示を良好に入力することができ、マッサージ機を
円滑に動作させることができ、マッサージ機の使い勝手
を向上させることができる。
【0033】
【実施例】本発明に係るマッサージ機1は、図1に示す
ように、使用者の身体を支持するための身体支持部とし
ての椅子2の背もたれ3に沿ってマッサージユニット4
を昇降可能に配設しており、同マッサージユニット4の
内部には、図2に示すように、左右一対のもみ玉5,6を
前後方向に揺動させることによってたたき作動を行わせ
るためのタタキ機構7と、もみ玉5,6を偏心回動させる
ことによってもみ作動を行わせるためのモミ機構8とか
らなるもみ玉を駆動させるためのもみ玉駆動ユニット9
を配設している。尚、本実施例では、椅子2の背もたれ
3で使用者の身体を支持する、いわゆる椅子式のマッサ
ージ機を例にとり説明しているが、これに限らず、ベッ
トで使用者の身体を支持する、いわゆるベット式のマッ
サージ機でもよい。また、もみ玉駆動ユニット9は、必
ずしもタタキ機構7とモミ機構8とを備えているもので
はなく、いずれか一方を備えているもの、或いは、単に
もみ玉を突出させた構造のものでもよい。
【0034】以下に、マッサージ機1の各部の構造につ
いて具体的に説明する。
【0035】椅子2は、図1に示すように、背もたれ3
の背部に左右一対のラック10,11を背もたれ3に沿って
取付けるとともに、同ラック10,11に沿わせて断面コ字
状の左右一対のガイドレール12,13を取付けている。
【0036】また、椅子2は、着座部14の内部に使用者
が着座していることを圧力によって検出するための着座
センサー15を取付けるとともに、着座部14の下部にマッ
サージユニット4の動作を制御するための制御ユニット
16を配設し、同制御ユニット16に着座センサー15を接続
している。図中、17は脚体である。
【0037】かかる制御ユニット16には、音声入力手段
としてのマイク68を接続しており、同マイク68によって
使用者が発する音声を集音し、制御ユニット16でそれを
分析することによって、使用者が音声で制御ユニット16
に指示を与えられるようにしている。
【0038】マイク68は、身体支持体である椅子2の背
もたれ3の上部表面側に埋設している。
【0039】マッサージユニット4は、図2〜図6に示
すように、略矩形箱型状のマッサージユニットケーシン
グ18の右側下部に昇降用モーター19を取付け、同昇降用
モーター19の駆動軸20に駆動ギヤ21を取付け、同駆動ギ
ヤ21に変速ギヤ22を噛合させ、同変速ギヤ22に駆動ウォ
ーム23を連動連結する一方、マッサージユニットケーシ
ング18の下部に左右幅方向に伸延させた昇降軸24を回動
自在に取付け、同昇降軸24の右側外側面に形成したギヤ
部25と前記駆動ウォーム23とを噛合させ、更には、昇降
軸24の左右端部をマッサージユニットケーシング18の外
側方に突出させ、かかる突出させた左右端部にピニオン
ギヤ26,27を取付け、同ピニオンギヤ26,27を椅子2の背
もたれ3に取付けたラック10,11に噛合させている。図
中、28はマッサージユニットケーシング18の右側下部に
取付けた昇降用モーター19を収納したモーターケーシン
グである。尚、昇降用モーター19は、背もたれ3の下部
に配設した制御ユニット16に接続している。
【0040】また、マッサージユニット4は、マッサー
ジユニットケーシング18の左右側上部に左右一対のガイ
ド軸29,30を回動自在に取付け、各ガイド軸29,30の端部
をマッサージユニットケーシング18の外側方に突出さ
せ、かかる突出させたガイド軸29,30の端部にガイドロ
ーラー31,32をそれぞれ回動自在に取付けており、かか
るガイドローラー31,32を椅子2の背もたれ3に取付け
た断面コ字状のガイドレール12,13(図1参照)の内部
に滑動自在に挿入している。
【0041】もみ玉駆動ユニット9は、図2〜図6に示
すように、箱型状のもみ玉駆動ユニットケーシング33の
前側下部に正面視略U字状の昇降軸支持片34を形成し、
同昇降軸支持片34の左右側部に軸受35,36をそれぞれ取
付け、同軸受35,36に昇降軸24を回動自在に挿通してい
る。
【0042】また、もみ玉駆動ユニット9は、もみ玉駆
動ユニットケーシング33の内部にタタキ機構7とモミ機
構8とを配設している。
【0043】タタキ機構7は、図2〜図6に示すよう
に、もみ玉駆動ユニットケーシング33の左側下部にタタ
キ用モーター39を駆動軸40が上方に向けて突出した状態
で取付け、同駆動軸40にタタキ用駆動ウォーム41を連動
連結する一方、もみ玉駆動ユニットケーシング33の上部
に左右幅方向に向けて伸延させたタタキ用回動軸42を回
動自在に取付け、同タタキ用回動軸42の左側部にタタキ
用従動ウォームホイール43を固着し、同タタキ用従動ウ
ォームホイール43を前記タタキ用駆動ウォーム41に噛合
させ、更には、タタキ用回動軸42の左右端部にタタキ用
偏心軸44,45を同タタキ用偏心軸44,45の軸線をタタキ用
回動軸42の軸線から上下にそれぞれ偏心させた状態で連
設し、同タタキ用偏心軸44,45にもみ玉機構46,47をそれ
ぞれ連動連結している。図中、48はタタキ用モーター39
の駆動軸40を回動自在に支持するための軸受である。
尚、タタキ用モーター39は、背もたれ3の下部に配設し
た制御ユニット16に接続している。
【0044】一方、モミ機構8は、図2〜図6に示すよ
うに、もみ玉駆動ユニットケーシング33の右側下部にモ
ミ用モーター49を駆動軸50が上方に向けて突出した状態
で取付け、同駆動軸50にモミ用駆動ウォーム51を連動連
結する一方、タタキ用回動軸42の右側部にモミ用従動ウ
ォームホイール52を回動自在に遊嵌し、同モミ用従動ウ
ォームホイール52を前記モミ用駆動ウォーム51に噛合さ
せるとともに、モミ用従動ウォームホイール52にモミ用
駆動プーリー53を連設し、更には、もみ玉駆動ユニット
ケーシング33の下部に左右幅方向に向けて伸延させたモ
ミ用回動軸54を回動自在に取付け、同モミ用回動軸54の
右側部にモミ用従動プーリー55を取付け、同モミ用従動
プーリー55と前記モミ用駆動プーリー53との間に伝動ベ
ルト56を懸架しており、モミ用回動軸54の左右端部に
は、もみ玉機構46,47をそれぞれ連動連結している。図
中、57はモミ用モーター49の駆動軸50を回動自在に支持
するための軸受である。尚、モミ用モーター49は、背も
たれ3の下部に配設した制御ユニット16に接続してい
る。
【0045】もみ玉機構46,47は、図2〜図6に示すよ
うに、モミ用回動軸54の左右端部に左右一対のもみ玉ア
ーム支持体58,59を同もみ玉アーム支持体58,59の上部が
外側方に向いた状態で傾斜状に取付け、同もみ玉アーム
支持体58,59の後部に連動アーム60,61の先端部をそれぞ
れ連動連設し、同連動アーム60,61の基端部をタタキ用
偏心軸44,45に取付け、更には、もみ玉アーム支持体58,
59の前側上部にもみ玉支持アーム62,63の基端部を取付
け、同もみ玉支持アーム62,63の先端部にもみ玉5,6を回
動自在に取付けている。図中、66,67はモミ用回動軸54
の左右端部にもみ玉アーム支持体58,59を傾斜状態で回
動自在に取付けるための接続具である。尚、連動アーム
60,61の先端部ともみ玉アーム支持体58,59とは自由継手
構造によって接続している。
【0046】マッサージ機1は、以上に説明したように
構成しており、制御ユニット16によって各モーター19,3
9,49を駆動させることによって、以下に説明するように
動作する。
【0047】すなわち、制御ユニット16によって昇降用
モーター19を駆動すると、昇降軸24が回動し、それに伴
ってピニオンギヤ26,27がラック10,11に沿って走行し、
マッサージユニット4が椅子2の背もたれ3に沿って昇
降移動する。
【0048】また、制御ユニット16によってタタキ用モ
ーター39を駆動すると、タタキ用駆動ウォーム41とタタ
キ用従動ウォームホイール43を介してタタキ用回動軸42
が回動し、それに伴ってタタキ用偏心軸44 ,45が交互に
上下に回動し、それにより、連動アーム60,61がクラン
クとして機能してもみ玉アーム支持体58,59が前後に揺
動し、もみ玉5,6が交互に前後方向に揺動してたたき作
動を行う。
【0049】また、制御ユニット16によってモミ用モー
ター49を駆動すると、モミ用駆動ウォーム51、モミ用従
動ウォームホイール52、モミ用駆動プーリー53、伝動ベ
ルト56、モミ用従動プーリー55を介してモミ用回動軸54
が回動し、それに伴ってもみ玉アーム支持体58,59が回
動し、もみ玉5,6が前後方向に偏心回動してもみ作動を
行う。
【0050】そして、マッサージ機1は、上記各作動を
組み合わせることによって使用者の体の肩、背中、腰等
をマッサージするようにしている。
【0051】マッサージ機1は、以上のように構成して
おり、本実施例では、図1及び図7に示すように、音声
入力手段としてのマイク68を身体支持体としての椅子2
に埋設していることに特徴を有している。
【0052】このように、音声入力手段(マイク68)を
身体支持体(椅子2)に埋設することによって、制御ユ
ニット16に対して音声で指示を与えるための音声入力手
段(マイク68)が、スペース的に余裕のある身体支持体
(椅子2)の内部に収容されることになり、これによ
り、音声入力手段(マイク68)を収容するためのスペー
スとして十分なスペースを確保することができ、音声入
力手段(マイク68)に十分な機能をもたせることができ
るとともに、必要以上に音声入力手段(マイク68)を小
型化・軽量化する必要がなくなり、音声入力手段(マイ
ク68)の小型軽量化に起因するコストの増大を防止する
ことができる。
【0053】しかも、身体支持体に埋設した音声入力手
段からマッサージ機1に指示を与えることができるた
め、使用者は身体支持体の背もたれに背中や頭をしっか
りと押し付けた正しい姿勢を保持したままマッサージ機
1に指示を与えることができ、マッサージ効果を向上さ
せることができる。
【0054】特に、本実施例のように、音声入力手段
(マイク68)を椅子2の背もたれ3の略中央上部表面
側、すなわち身体支持体(椅子2)の使用者の頭部が載
置されるべき位置の近傍に埋設した場合には、音声入力
手段(マイク68)を使用者の口元に可及的に近接させた
位置に配設することができ、使用者が発する声による指
示が音声入力手段(マイク68)に良好に入力されること
になり、これにより、マッサージ機1の誤動作を防止す
ることができるとともに、音声入力手段(マイク68)の
感度を特別に増大させる必要がなくなり、音声入力手段
(マイク68)の感度増大に起因するコストの増大を防止
することができる。
【0055】しかも、使用者の頭部が載置されるべき位
置に音声入力手段(マイク68)を埋設することによっ
て、使用者の口から発せられた声が、空気中を伝播して
音声入力手段(マイク68)に入力されるだけでなく、使
用者の頭部を伝播して音声入力手段(マイク68)に入力
されることになり、より一層使用者が発する声による指
示が音声入力手段(マイク68)に良好に入力されること
になり、マッサージ機1の誤動作を確実に防止すること
ができる。
【0056】本発明は、上記実施例に限定されるもので
なく、様々な構成のものが考えられる。例えば、音声入
力手段としては、身体支持体に埋設したマイク68の他に
各種操作スイッチを配設したリモートコントローラにも
音声入力手段としてのマイクを設け、主にリモートコン
トローラに設けたマイクから入力された音声によって各
種の制御を行い、身体支持体に埋設したマイク68をリモ
ートコントローラに設けたマイクから入力された音声の
確認や補正を行うための補助的な音声入力手段として使
用する構成とすることもできる。
【0057】また、音声入力手段としてのマイク68の埋
設位置は、身体支持体としての椅子2の背もたれ3の略
中央上部表面側に限られることなく、身体支持体のいず
れの位置であってもよい。
【0058】すなわち、図8は、第2実施例としてのマ
ッサージ機69を示しており、本実施例では、身体支持体
の使用者の頭部が載置されるべき位置の左右両側部、す
なわち、身体支持体としての椅子2の背もたれ3の上部
表面側であって、かつ、背もたれ3の左右両側部に音声
入力手段としてのマイク70,71をそれぞれ埋設してい
る。
【0059】このように、音声入力手段を身体支持体の
使用者の頭部が載置されるべき位置の左右両側部に埋設
しても、音声入力手段を使用者の口元に可及的に近接さ
せた位置に配設することができ、使用者が発する声によ
る指示が音声入力手段に良好に入力されることになり、
マッサージ機の誤動作を防止することができるととも
に、音声入力手段の感度を特別に増大させる必要がなく
なり、音声入力手段の感度増大に起因するコストの増大
を防止することができる。
【0060】しかも、使用者の頭部が載置されるべき位
置の左右両側に音声入力手段を配設した場合には、マッ
サージ中に使用者が顔を左右いずれ側に向けても音声入
力手段に使用者の声による指示が良好に入力されること
になり、マッサージ中に使用者は楽な姿勢をとることが
できるので、マッサージ効果を損なうことなく音声によ
る指示を与えることができる。
【0061】図9〜図12は、身体支持体としての椅子2
の左右側方に設けた左右一対の肘掛72,73に音声入力手
段を埋設した実施例を示している。
【0062】すなわち、図9は、第3実施例としてのマ
ッサージ機74を示しており、本実施例では、身体支持体
としての椅子2の左右側方に設けた左右一対の肘掛72,7
3の前部表面側に音声入力手段としてのマイク75を埋設
している。
【0063】図10は、第4実施例としてのマッサージ機
76を示しており、本実施例では、身体支持体としての椅
子2の左右側方に設けた左右一対の肘掛72,73の前部裏
面側に音声入力手段としてのマイク77を埋設している。
【0064】図11は、第5実施例としてのマッサージ機
78を示しており、本実施例では、身体支持体としての椅
子2の左右側方に設けた左右一対の肘掛72,73の後部表
面側に音声入力手段としてのマイク79を埋設している。
【0065】図12は、第6実施例としてのマッサージ機
80を示しており、本実施例では、身体支持体としての椅
子2の左右側方に設けた左右一対の肘掛72,73の後部裏
面側に音声入力手段としてのマイク81を埋設している。
【0066】このように、身体支持体に肘掛72,73を設
け、同肘掛72,73に音声入力手段を埋設した場合には、
音声入力手段の収容スペースとして十分なスペースを確
保することができ、これによっても、音声入力手段に十
分な機能をもたせることができるとともに、必要以上に
音声入力手段を小型化・軽量化する必要がなくなり、音
声入力手段の小型軽量化に起因するコストの増大を防止
することができる。
【0067】しかも、肘掛72,73に埋設した音声入力手
段は、使用者の口元よりも前方に位置するため、使用者
の声による指示が音声入力手段に良好に入力され易くな
り、これにより、マッサージ機の誤動作を防止すること
ができるとともに、音声入力手段の感度を特別に増大さ
せる必要がなくなり、音声入力手段の感度増大に起因す
るコストの増大を防止することができる。
【0068】特に、音声入力手段を肘掛72,73の裏側に
埋設した場合には、使用者が肘掛72,73に肘を載置して
も、音声入力手段への音声の入力が使用者の肘によって
遮断されることがなく、使用者が発する声による指示が
音声入力手段に良好に入力されることになり、マッサー
ジ機の誤動作を防止することができるとともに、音声入
力手段の感度を特別に増大させる必要がなくなり、音声
入力手段の感度増大に起因するコストの増大を防止する
ことができる。
【0069】しかも、マッサージ中に使用者が肘掛72,7
3に肘を載置した楽な姿勢をとることができるので、マ
ッサージ効果を損なうことなく音声による指示を与える
ことができる。
【0070】図13は、第7実施例としてのマッサージ機
82を示した図であり、本実施例では、音声入力手段を、
使用者が発する声を主に集音する主音声入力部としての
マイク83と、マッサージユニット4等の使用者以外のも
のが発する音を主に集音する副音声入力部としてのマイ
ク84とから構成しており、主音声入力部としてのマイク
83は、身体支持体としての椅子2の背もたれ3の上部表
面側に埋設する一方、副音声入力部としてのマイク84
は、身体支持体としての椅子2の背もたれ3の上部裏面
側に埋設している。尚、図14に示す第8実施例としての
マッサージ機85のように、主音声入力部としてのマイク
86を身体支持体としての椅子2の背もたれ3の中途部表
面側に埋設する一方、副音声入力部としてのマイク87を
身体支持体としての椅子2の背もたれ3の中途部裏面側
に埋設してもよい。
【0071】そして、制御ユニット16は、主音声入力部
(マイク83)と副音声入力部(マイク84)とから音声を
集音し、それぞれの音声入力部で得られた音声のレベル
を調整した後に、主音声入力部で得られた音声から副音
声入力部で得られた雑音を差し引くことによって、使用
者が発した声のみを抽出するようにしている。
【0072】このように、音声入力手段を、使用者が発
する声を主に集音する主音声入力部と、使用者以外のも
のが発する音を主に集音する副音声入力部とから構成
し、両音声入力部で集音した音声に基づいて使用者の声
を抽出することによって、音声入力手段によって使用者
が発する声のみならずマッサージユニット4が発する雑
音までもが同時に入力されても、使用者が発する声によ
る指示だけを抽出することで、マッサージユニット4の
誤動作を未然に防止することができる。
【0073】図15及び図16は、音声入力手段として複数
の音声入力部を有する実施例を示した図である。
【0074】すなわち、図15は、第9実施例としてのマ
ッサージ機88を示しており、本実施例では、椅子2の背
もたれ3の略中央上部表面側、すなわち身体支持体(椅
子2)の使用者の頭部が載置されるべき位置の近傍に3
個の音声入力部としてのマイク89,90,91を上下方向に間
隔を開けて埋設している。
【0075】また、図16は、第10実施例としてのマッサ
ージ機92を示しており、本実施例では、身体支持体の使
用者の頭部が載置されるべき位置の左右両側部、すなわ
ち、身体支持体としての椅子2の背もたれ3の上部表面
側であって、かつ、背もたれ3の左右両側部にそれぞれ
3個の音声入力部としてのマイク93,94,95,96,97,98を
上下方向に間隔を開けて埋設している。
【0076】そして、制御ユニット16は、3個の音声入
力部(マイク89,90,91又はマイク93,94,95,96,97,98)
の全てから音声を集音し、その音量を比較し、これらの
音声入力部のうち使用者の声が最も大きく集音できる音
声入力部で集音された使用者の声のみを採用するように
している。
【0077】例えば、図15に示す第9実施例のマッサー
ジ機88を例にとり説明すると、背の高い使用者の場合、
最も上部に位置するマイク89から入力される音声の音量
が他のマイク90,91から入力される音声の音量よりも大
きくなり、この場合には、最も上部に位置するマイク89
を音声入力手段として用い、一方、背の低い使用者の場
合、最も下部に位置するマイク91から入力される音声の
音量が他のマイク89,90から入力される音声の音量より
も大きくなり、この場合には、最も下部に位置するマイ
ク91を音声入力手段として用いる。
【0078】このように、音声入力手段を使用者が発す
る声を集音する複数の音声入力部から構成し、複数の音
声入力部のうち使用者の声が最も大きく集音できる音声
入力部を用いて使用者の声を集音するようにしているた
め、使用者に体格差があって使用者の口元の位置が異な
る場合であっても、いずれかの音声入力手段に使用者の
声による指示を良好に入力することができ、マッサージ
機1を円滑に動作させることができ、マッサージ機1の
使い勝手を向上させることができる。
【0079】また、図17及び図18は、第11実施例として
のマッサージ機99を示しており、本実施例では、身体支
持体の背もたれ3の中央部に上下方向に伸延する窪み部
100を形成するとともに、同窪み部100の左右両側部に上
下方向に伸延する膨らみ部101を形成して、背もたれ3
を断面凹状に形成し、膨らみ部101に音声入力手段とし
てのマイク102,103を埋設している。
【0080】かかるマイク10 2,103は、図18に示すよう
に、マッサージユニット4よりも前方側に配設され、し
かも、マッサージユニット4とマイク102,103との間に
背もたれ3の膨らみ部101が介在することになる。これ
によって、マッサージユニット4の駆動中に発生する振
動が背もたれ3の膨らみ部101で緩和され、マイク102,1
03に振動が伝達するのを防止することができ、マッサー
ジ機99の誤動作を防止することができる。
【0081】また、本実施例では、背もたれ3の膨らみ
部101を中央側に向けて傾斜させており、かかる傾斜面
にマイク102,103を配設している。
【0082】そのため、音声入力手段(マイク102,103)
を使用者の口元に向けた状態で配設することができ、使
用者が発する声による指示が音声入力手段に良好に入力
されることになり、マッサージ機99の誤動作を防止する
ことができるとともに、音声入力手段の感度を特別に増
大させる必要がなくなり、音声入力手段の感度増大に起
因するコストの増大を防止することができる。
【0083】尚、マイク102,103は、図19に示すよう
に、背もたれ3の膨らみ部101の先端部に配設してもよ
い。
【0084】以上に説明したように、音声入力手段の埋
設位置は、身体支持体のいずれの位置であってもよく、
図20に示すように、マッサージユニット4のもみ玉5,6
の移動範囲104以外であれば、移動範囲104の上方側の領
域(図20中に右下がりのハッチングを付した符合105で
示す領域)でも、移動範囲104の左右側の領域(図20中
に左下がりのハッチングを付した符号106で示す領域)
でもよい。
【0085】このように、マッサージユニット4のもみ
玉5,6の移動範囲104以外の領域に音声入力手段を配設す
ることによって、音声入力手段ともみ玉5,6との干渉が
なくなり音声入力手段の破損や誤動作を防止することが
できる。
【0086】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0087】すなわち、請求項1に係る本発明では、音
声入力手段を身体支持体のいずれかの部位に埋設してい
るため、音声入力手段は、スペース的に余裕のある身体
支持体の内部に収容されることになり、これにより、音
声入力手段を収容するためのスペースとして十分なスペ
ースを確保することができ、音声入力手段に十分な機能
をもたせることができるとともに、必要以上に音声入力
手段を小型化・軽量化する必要がなくなり、音声入力手
段の小型軽量化に起因するコストの増大を防止すること
ができる。
【0088】しかも、身体支持体に埋設した音声入力手
段からマッサージ機に指示を与えることができるため、
使用者は身体支持体の背もたれに背中や頭をしっかりと
押し付けた正しい姿勢を保持したままマッサージ機に指
示を与えることができ、マッサージ効果を向上させるこ
とができる。
【0089】また、請求項2に係る本発明では、音声入
力手段を身体支持体の使用者の頭部が載置されるべき位
置の近傍に埋設しているため、音声入力手段を使用者の
口元に可及的に近接させた位置に配設することができ、
使用者が発する声による指示が音声入力手段に良好に入
力されることになり、これにより、マッサージ機の誤動
作を防止することができるとともに、音声入力手段の感
度を特別に増大させる必要がなくなり、音声入力手段の
感度増大に起因するコストの増大を防止することができ
る。
【0090】しかも、使用者の頭部が載置されるべき位
置に音声入力手段を埋設しているため、使用者の口から
発せられた声が、空気中を伝播して音声入力手段に入力
されるだけでなく、使用者の頭部を伝播して音声入力手
段に入力されることになり、より一層使用者が発する声
による指示が音声入力手段に良好に入力されることにな
り、マッサージ機の誤動作を確実に防止することができ
る。
【0091】また、請求項3に係る本発明では、音声入
力手段を身体支持体の使用者の頭部が載置されるべき位
置の左右両側部に埋設しているため、これによっても、
音声入力手段を使用者の口元に可及的に近接させた位置
に配設することができ、使用者が発する声による指示が
音声入力手段に良好に入力されることになり、マッサー
ジ機の誤動作を防止することができるとともに、音声入
力手段の感度を特別に増大させる必要がなくなり、音声
入力手段の感度増大に起因するコストの増大を防止する
ことができる。
【0092】しかも、使用者の頭部が載置されるべき位
置の左右両側に音声入力手段を配設しているため、マッ
サージ中に使用者が顔を左右いずれ側に向けても音声入
力手段に使用者の声による指示が良好に入力されること
になり、マッサージ中に使用者は楽な姿勢をとることが
できるので、マッサージ効果を損なうことなく音声によ
る指示を与えることができる。
【0093】また、請求項4に係る本発明では、身体支
持体に肘掛を設け、同肘掛に音声入力手段を埋設してい
るため、音声入力手段の収容スペースとして十分なスペ
ースを確保することができ、これによっても、音声入力
手段に十分な機能をもたせることができるとともに、必
要以上に音声入力手段を小型化・軽量化する必要がなく
なり、音声入力手段の小型軽量化に起因するコストの増
大を防止することができる。
【0094】しかも、肘掛に埋設した音声入力手段は、
使用者の口元よりも前方に位置するため、使用者の声に
よる指示が音声入力手段に良好に入力され易くなり、こ
れにより、マッサージ機の誤動作を防止することができ
るとともに、音声入力手段の感度を特別に増大させる必
要がなくなり、音声入力手段の感度増大に起因するコス
トの増大を防止することができる。
【0095】また、請求項5に係る本発明では、音声入
力手段を肘掛の裏側に埋設しているため、使用者が肘掛
に肘を載置しても、音声入力手段への音声の入力が使用
者の肘によって遮断されることがなく、使用者が発する
声による指示が音声入力手段に良好に入力されることに
なり、マッサージ機の誤動作を防止することができると
ともに、音声入力手段の感度を特別に増大させる必要が
なくなり、音声入力手段の感度増大に起因するコストの
増大を防止することができる。
【0096】しかも、マッサージ中に使用者が肘掛に肘
を載置した楽な姿勢をとることができるので、マッサー
ジ効果を損なうことなく音声による指示を与えることが
できる。
【0097】また、請求項6に係る本発明では、音声入
力手段が、使用者が発する声を主に集音する主音声入力
部と、使用者以外のものが発する音を主に集音する副音
声入力部とを有し、両音声入力部で集音した音声に基づ
いて使用者の声を抽出できるべく構成されているため、
音声入力手段によって使用者が発する声のみならずマッ
サージユニットが発する雑音までも同時に入力されて
も、使用者が発する声による指示だけを抽出すること
で、マッサージユニットの誤動作を未然に防止すること
ができる。
【0098】また、請求項7に係る本発明では、音声入
力手段が、使用者が発する声を集音する複数の音声入力
部を有し、複数の音声入力部のうち使用者の声が最も大
きく集音できる音声入力部を用いて使用者の声を集音す
べく構成されているため、使用者に体格差があって使用
者の口元の位置が異なる場合であっても、いずれかの音
声入力手段に使用者の声による指示を良好に入力するこ
とができ、マッサージ機を円滑に動作させることがで
き、マッサージ機の使い勝手を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマッサージ機の側面図。
【図2】マッサージユニットを示す斜視図。
【図3】マッサージユニットを示す正面図。
【図4】同平面図。
【図5】タタキ機構を示す側面図。
【図6】モミ機構を示す側面図。
【図7】マッサージ機を示す斜視図。
【図8】第2実施例としてのマッサージ機を示す斜視
図。
【図9】第3実施例としてのマッサージ機を示す斜視
図。
【図10】第4実施例としてのマッサージ機を示す斜視
図。
【図11】第5実施例としてのマッサージ機を示す斜視
図。
【図12】第6実施例としてのマッサージ機を示す斜視
図。
【図13】第7実施例としてのマッサージ機を示す斜視
図。
【図14】第8実施例としてのマッサージ機を示す斜視
図。
【図15】第9実施例としてのマッサージ機を示す斜視
図。
【図16】第10実施例としてのマッサージ機を示す斜
視図。
【図17】第11実施例としてのマッサージ機を示す斜
視図。
【図18】同断面説明図。
【図19】第12実施例としてのマッサージ機を示す断
面説明図。
【図20】音声入力手段の配設領域を示す説明図。
【符号の説明】
1 マッサージ機 2 椅子 3 背もたれ 4 マッサージユニット 5,6 もみ玉 7 タタキ機構 8 モミ機構 9 もみ玉駆動ユニット 16 制御ユニット 68 マイク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 1/02 107 Fターム(参考) 4C100 AD11 BA04 BB02 BC04 CA03 DA06 5D015 DD02 KK01 5D017 BC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の身体を支持するための身体支持
    体にマッサージユニットを配設するとともに、同マッサ
    ージユニットにマッサージユニットの動作を制御するた
    めの制御ユニットを接続してなるマッサージ機におい
    て、 制御ユニットに音声入力手段を接続して、使用者が音声
    によって制御ユニットに指示を与えられるべく構成し、
    しかも、音声入力手段は、身体支持体のいずれかの部位
    に埋設したことを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記音声入力手段は、身体支持体の使用
    者の頭部が載置されるべき位置の近傍に埋設したことを
    特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記音声入力手段は、身体支持体の使用
    者の頭部が載置されるべき位置の左右両側部に埋設した
    ことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記身体支持体に肘掛を設け、同肘掛に
    音声入力手段を埋設したことを特徴とする請求項1記載
    のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記音声入力手段は、肘掛の裏側に埋設
    したことを特徴とする請求項4記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 前記音声入力手段は、使用者が発する声
    を主に集音する主音声入力部と、使用者以外のものが発
    する音を主に集音する副音声入力部とを有し、両音声入
    力部で集音した音声に基づいて使用者の声を抽出できる
    べく構成したことを特徴とする請求項1に記載のマッサ
    ージ機。
  7. 【請求項7】 前記音声入力手段は、使用者が発する声
    を集音する複数の音声入力部を有し、複数の音声入力部
    のうち使用者の声が最も大きく集音できる音声入力部を
    用いて使用者の声を集音すべく構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のマッサージ機。
JP2001165342A 2001-05-31 2001-05-31 マッサージ機 Expired - Fee Related JP4638080B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165342A JP4638080B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 マッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165342A JP4638080B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 マッサージ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002355283A true JP2002355283A (ja) 2002-12-10
JP4638080B2 JP4638080B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=19008023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001165342A Expired - Fee Related JP4638080B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 マッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4638080B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004321324A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2007222255A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電動車椅子搭載用音声入力装置
JP2008067854A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電動車椅子搭載用音声入力装置
CN105877244A (zh) * 2016-04-15 2016-08-24 东莞理工学院 一种集语音、记忆功能于一体的多功能座椅系统
CN109549389A (zh) * 2018-12-25 2019-04-02 昆山思凯林家具有限公司 一种具有语音控制功能的沙发

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56125047A (en) * 1980-03-06 1981-10-01 Matsushita Electric Works Ltd Massager
JPH10337314A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Omron Corp マッサージ機
JPH1152976A (ja) * 1997-07-29 1999-02-26 Nec Home Electron Ltd 音声認識装置
JPH11342799A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Mazda Motor Corp 車両用会話支援装置
JP2000284796A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノート型パーソナルコンピュータ
JP2000322074A (ja) * 1999-05-13 2000-11-24 Denso Corp 音声入力区間判定装置,音声データ抽出装置,音声認識装置,車両用ナビゲーション装置及び入力用マイク
JP2002224185A (ja) * 2001-02-07 2002-08-13 Family Kk マッサージ機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56125047A (en) * 1980-03-06 1981-10-01 Matsushita Electric Works Ltd Massager
JPH10337314A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Omron Corp マッサージ機
JPH1152976A (ja) * 1997-07-29 1999-02-26 Nec Home Electron Ltd 音声認識装置
JPH11342799A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Mazda Motor Corp 車両用会話支援装置
JP2000284796A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノート型パーソナルコンピュータ
JP2000322074A (ja) * 1999-05-13 2000-11-24 Denso Corp 音声入力区間判定装置,音声データ抽出装置,音声認識装置,車両用ナビゲーション装置及び入力用マイク
JP2002224185A (ja) * 2001-02-07 2002-08-13 Family Kk マッサージ機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004321324A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2007222255A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電動車椅子搭載用音声入力装置
JP2008067854A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電動車椅子搭載用音声入力装置
JP4660740B2 (ja) * 2006-09-13 2011-03-30 独立行政法人産業技術総合研究所 電動車椅子搭載用音声入力装置
CN105877244A (zh) * 2016-04-15 2016-08-24 东莞理工学院 一种集语音、记忆功能于一体的多功能座椅系统
CN109549389A (zh) * 2018-12-25 2019-04-02 昆山思凯林家具有限公司 一种具有语音控制功能的沙发

Also Published As

Publication number Publication date
JP4638080B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI670054B (zh) 按摩機構及具備此按摩機構之和室椅型按摩機
JP2008532714A (ja) 持ち運び可能なボディーマッサージ器
JP2002360651A (ja) マッサージ機
TWI637740B (zh) Chair massage machine
JP2013252348A (ja) 椅子型マッサージ機
JP2008220428A (ja) 椅子型マッサージ機
JP2012217750A (ja) マッサージ機
JP2020062261A (ja) マッサージ機
TWI507188B (zh) Seat massager
JP2002355283A (ja) マッサージ機
JP4731439B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JPH11226062A (ja) 柔軟ロボットアーム
JP4779637B2 (ja) マッサージ椅子
US20170340856A1 (en) Massage machine
JP4439438B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JP4498284B2 (ja) 椅子型マッサージ機の操作装置とそれを備えた椅子型マッサージ機
JP2004248974A (ja) マッサージ機
JP2002159549A (ja) マッサージ機
JP4704609B2 (ja) マッサージ機
CN212854019U (zh) 一种按摩椅的新型头罩装置
CN1968668A (zh) 椅子型按摩机及其腿放置部的转动位置检测器
JP4824903B2 (ja) マッサージ機
CN216319393U (zh) 一种心理辅助睡眠治疗一体化工具
JPH0717345Y2 (ja) パチンコ遊技装置
CN2521978Y (zh) 多功能电动椅

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040826

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees