JP2002224185A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2002224185A
JP2002224185A JP2001031230A JP2001031230A JP2002224185A JP 2002224185 A JP2002224185 A JP 2002224185A JP 2001031230 A JP2001031230 A JP 2001031230A JP 2001031230 A JP2001031230 A JP 2001031230A JP 2002224185 A JP2002224185 A JP 2002224185A
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Nichimu Inada
二千武 稲田
Yasuo Fujii
康夫 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者がマッサージを受けたときの感じ方を
表す言葉を言ったときでも操作が行えるようにする。 【解決手段】 マッサージ動作を行う動作部を備え、音
声入力によって前記動作部を操作することができるマッ
サージ機であって、使用者がマッサージを受けたときの
不快さ等の感じ方を表す言葉が音声入力されると、使用
者の感じ方が適切になるように前記動作部の動作に変更
を加えるように制御する制御手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマッサージ機では、リモートコン
トローラや操作盤等の手動操作装置によってマッサージ
機の操作を行うものが一般的である。また、最近の椅子
型マッサージ機では多機能化が進められており、背もた
れ内部に設けられたマッサージユニットは、モータ駆動
により叩き動作や揉み動作が可能な他、背もたれ内部で
上下動するように構成されている。また、前記マッサー
ジユニットの他、空気の給排気で膨張収縮するエアセル
を設けてマッサージすることもある。
【0003】また、椅子型マッサージ機は、マッサージ
機として使用しないときでも、リラクセーション椅子と
して使用できたり、電動リクライニング機能を設けた
り、所定の施療部位を順番に自動マッサージする自動マ
ッサージコースの機能も設けたりして非常に多機能化が
進んでいる。従来、このような多機能マッサージ機に対
する様々な操作は、すべてリモートコントローラに設け
られた数多くのスイッチによって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなマッサー
ジ機の操作用リモートコントローラを操作して、マッサ
ージ動作を開始した後で、マッサージ動作の強さを変え
たいことがある。例えば、日によって変化する体調等の
影響で、同じ強さでも使用者は強く感じたり、弱く感じ
たりする。また、マッサージの感じ方によっては、いつ
もより速い又は遅い刺激にしたいことがある。このよう
な場合に対応するには、従来のマッサージ機では、コン
トローラを操作して、マッサージの強さや速度を適当に
操作して所望の強さや速度に調整変更することになる。
【0005】しかし、マッサージ動作中にまでリモート
コントローラを手に持っておくことは使用者にとって煩
わしい。一方、手にコントローラを持っていなければ、
マッサージ動作中に強さや速度等を調整変更しようとし
たときに、マッサージ機に備えられたリモートコントロ
ーラを持つべく、使用者は椅子から起きあがったりする
等して姿勢を変える必要が生じ、やはりリラックス感が
妨げられるおそれがある。以上のように手動による操作
方式では、リラックス感を損なってしまうおそれがある
が、かかる問題の少ない操作方式として、音声入力によ
る操作が考えられる。音声入力であれば、使用者がマッ
サージ機に対する指令として音声を発することでマッサ
ージ機を操作でき、リモートコントローラを手に持つ必
要がないので、リモートコントローラによる上記問題は
一応解決可能である。
【0006】本発明の目的は、このような音声入力によ
る操作を容易することにある。また、このような音声入
力としては、例えば、マッサージが強すぎる場合には
「弱く」という言葉を音声入力し、マッサージを弱くさ
せるようにすることが考えられる。しかし、マッサージ
が強すぎる場合などに使用者が「弱く」といった「動作
変更を直接的に指示する言葉」を冷静に言うことができ
るとは限らず、実際には「うわっ!」、「痛っ!」、
「強い!」といった言葉(以下、「使用者がマッサージ
を受けたときの感じ方を表す言葉」という)が無意識に
発せられることもある。したがって、マッサージを弱く
したい場合に、「弱く」という直接的な表現だけでな
く、「うわっ!」「痛っ!」、「強い!」といった感じ
方を表す言葉も音声入力による操作に使えると操作が容
易になる。
【0007】本発明では、かかる点に着目し、「使用者
がマッサージを受けたときの感じ方を表す言葉」を言っ
たときでも操作が行えるようにする。また、マッサージ
が強すぎる場合などに、使用者は単に「弱く」というの
ではなく、「もうちょっと弱く」、「やや弱く」のよう
に「弱さ」に曖昧さをもたせて言う場合がある。このよ
うな曖昧さを有する表現をされた場合には、単に「弱
く」と言われた場合に比べてマッサージの調節に差があ
ると、操作が容易になる。
【0008】本発明では、かかる点に着目し、他の目的
として、曖昧さを有する表現に対応することができるよ
うにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の技術的手段を採用した。すなわち、
本発明の特徴は、マッサージ動作を行う動作部を備え、
音声入力によって前記動作部を操作することができるマ
ッサージ機であって、使用者がマッサージを受けたとき
の不快さ等の感じ方を表す言葉が音声入力されると、使
用者の感じ方が適切になるように前記動作部の動作に変
更を加える点にある。特に、痛みを感じる旨の言葉が音
声入力されると、前記動作部によるマッサージ動作を弱
める又は停止させるように制御されるのが好ましい。
【0010】本発明によると、例えば、「痛っ!」のよ
うに痛みを感じる言葉(マッサージを受けたときの感じ
方を表す言葉)が音声入力されると、使用者の感じ方が
適切になるようにマッサージ動作を弱め又は停止され
る。したがって、マッサージが強すぎる場合に、「弱
く」といった直接的な指示の言葉を言わなくとも、その
マッサージを使用者がどのように感じるかを言うこと
で、マッサージ動作が適切な状態に調節される。よっ
て、操作が容易となる。また、本発明は、マッサージ動
作を行う動作部を備え、音声入力によって前記動作部に
よるマッサージ動作に変更を加える操作ができるマッサ
ージ機であって、マッサージ動作への変更の程度を曖昧
さをもって表現する言葉が音声入力されると、当該言葉
の曖昧さに応じて前記動作部に対するマッサージ動作の
変更の程度が調節されることを特徴とする。
【0011】例えば、「やや弱く」との音声入力であれ
ば「弱く」に「やや」という曖昧さを表現する言葉、す
なわち「弱く」の程度を示す副詞が付加されている。こ
のような「やや弱く」という音声入力に対しては「弱
く」という音声入力に比べて「弱く」する程度を小さく
調節することにより、きめ細かな調節を容易に行うこと
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、椅子型のマッサージ機1を
示しており、このマッサージ機1は、背もたれ部2と、
背もたれ部2の下部に設けられた座部3と、座部3前側
に設けられた脚載部5とを備えて構成されている。背も
たれ部2は、リクライニング機構8(図2参照)により
起伏自在とされており、図1の状態から後方に倒して使
用者が横臥できるように構成されている。また、脚載部
5は図1の状態から上方に回動して使用者が膝を伸ばし
た状態で座れるように回動自在に構成されている。脚載
部5の駆動は、背もたれ部2のリクライニングと連動し
て行われるように連動リクライニング機構8を採用して
もよいし、背もたれ部2のリクライニング機構8とは別
に、別途脚載部用の昇降機構を設けても良い。
【0013】マッサージ機1は、マッサージに関連した
動作を行うための動作部10を備えている。本実施形態
では、背もたれ部2、座部3及び脚載部5のそれぞれに
動作部10が設けられている。背もたれ部2の動作部1
0は、背もたれ部高さ方向に昇降自在なマッサージユニ
ット(マッサージメカニズム)11からなる。このマッ
サージユニット11は、使用者にマッサージを施すため
の施療子12を備えている。施療子12は、左右に対を
なすブーメラン状の支持アーム13の上下両端にそれぞ
れ設けられている。施療子12は、マッサージユニット
11に設けられた揉み叩き用モータ15(図2参照)に
よって駆動され、前後方向に素早く往復動する叩き動作
や、左右の施療子12が近接離反するように動作する揉
み動作や、叩きと揉みの複合動作(揉み叩き)を行うこ
とができる。また、支持アーム13にはバイブレーショ
ン(振動)を発生させるためのバイブレータ16が設け
られている(図2参照)。
【0014】マッサージユニット11は、昇降モータ1
7(図2参照)によって回転駆動されるネジ軸18の回
転によって背もたれ部2内を昇降する。ネジ軸18は、
背もたれ部2内において上下方向に延設されており、こ
のネジ軸18と螺合したマッサージユニット11は、ネ
ジ軸18の回転によって上下方向に移動する。マッサー
ジユニット11の上下移動により、施療子12による揉
み・叩きなどのマッサージを首から腰の範囲の所望の位
置で施すことができる。また、単にマッサージユニット
11を上下動させるだけでも背中をさするようなローリ
ングマッサージを施すことができる。
【0015】座部3の動作部10は、空気の給排気によ
り膨張収縮するエアセル20,20により構成され、エ
アセル20,20の膨張収縮によりお尻や太ももを押圧
マッサージすることができる。脚載部5には、脚を入れ
るための溝7が形成されており、脚載部5の動作部10
は、溝7の内面に設けられたエアセル21により構成さ
れている。これらのエアセル21が空気の給排気により
膨張収縮して溝7,7に入れられた脚を押圧マッサージ
することができる。
【0016】なお、座部3のエアセル20と脚載部5の
エアセル21に圧縮空気を供給するためのポンプ23
(図2参照)は座部3の下側に配置されている。前記動
作部10(マッサージユニット11、エアセル21,2
3)などはマッサージ機の手動操作部(リモートコント
ローラ)25によって操作される。手動操作部25は、
揉みや叩き、あるいはマッサージコース等のマッサージ
動作を実行開始させるための各種スイッチを備えてお
り、使用者がスイッチを押すことにより操作可能とされ
ている。
【0017】また、マッサージ機1は、音声入力による
操作を可能とされており、このために音声入力部(マイ
ク)26を備えている。この音声入力部26は、使用者
の頭付近に位置するように背もたれ部2に取り付けられ
ている。さらにマッサージ機1には、合成音声出力のた
めの音声出力部(スピーカ)27が設けられている。音
声出力部2も使用者の頭付近に位置するように背もたれ
部2に取り付けられている。なお、図1では、音声入力
部26と音声出力部27は、背もたれ部2内部に設けら
れているが、背もたれ部2から露出させてよい。背もた
れ部2から露出させる場合には、面ファスナーなどの着
脱自在な取付部材を介して背もたれ部2に取り付けて、
位置を自由に変更できるようにするのが好ましい。ある
いは、音声入力部26と音声出力部27を操作部25に
取り付けてもよいし、使用者の頭部装着型としてもよ
い。
【0018】図2に示すように、音声入力された音声の
音声認識は、音声認識部29によって行われる。音声認
識は、記憶部30に記憶されている音声認識の対象とな
る言葉(単語)と音声入力された音声とのマッチング処
理によって行われる。なお、認識部29は、不特定話者
の発する言葉でも特定話者の発する言葉でも認識可能で
ある。特に特定話者で音声認識を実施する場合には、最
初に発する言葉を特定しておき、その時に発生された言
葉を音声指示者として学習して、予め登録された辞書を
書き換える作業を実施するとよい。特定話者認識によっ
て、認識確率を飛躍的に向上させることが可能である。
【0019】音声出力部27から出力される合成音声
は、音声合成デジタル処理部31によって生成され、音
声入力による操作を促したりして使用者との会話を成立
させることができる。すなわち、音声認識と合成音声に
より高齢者に優しい、最適のヒューマンインターフェー
スが、マッサージ機の操作とナビゲーションとして採用
されている。なお、音声認識部29、音声合成デジタル
処理部31、そして必要な処理を行うためのマイクロコ
ンピュータ32などからなる音声認識合成部は、スタン
ドアローン型のモジュールとして構成されている。
【0020】手動操作部25や音声入力による指示は、
マッサージ機制御回路(制御部)34に与えられ、指示
に応じた制御・操作が行われる。図3は、手動操作部2
5による操作と音声入力による操作の手順を示してい
る。まず、マッサージ機1の電源をONにした後(ステ
ップS1)、手動操作部25のスイッチ類を押して操作
する(ステップS2)。例えば、リクライニングにより
好みの角度に背もたれ部2を倒し、揉み・叩き・マッサ
ージコース等の好みをマッサージ動作を実行開始させる
(ステップS3)。このように、マッサージの基本動作
開始は手動操作部25によって行うことができる。使用
者は、操作後、手動操作部25をマッサージ機の収納部
に納め、実行開始されたマッサージを受ける。使用者が
受けているマッサージは使用者にとって最適な状態にあ
るとは限らず、例えば、強すぎる場合がある。この場
合、手動操作部25を取り出して手動操作により操作す
るのは面倒であるので、音声入力操作により調整するこ
とができる。
【0021】音声入力操作には、まず、使用者の頭付近
にある音声入力部(マイク)26に向かって、音声認識
開始スイッチを音声で入力する。このスイッチになる音
声は、例えばマッサージ機1につけた愛称としたり、
「調整」という言葉などでもよい。要は予め音声認識部
29側にて決められた特定の言葉(認証用ID)であれ
ばよい。音声認識開始スイッチであるIDが音声入力さ
れると音声認識が可能となり、マッサージ機1側は、音
声出力部25から合成音声にて、音声認識が可能である
ことを使用者に伝え、次の音声入力を促すように音声を
発する。音声入力を促すには、例えば、「指示をどう
ぞ」という合成音声を音声合成デジタル処理部(音声合
成部)31が生成すればよい。このように音声入力を促
す音声出力がなされる機能は音声ナビゲーション手段に
相当する。
【0022】次に、使用者は、マッサージ動作の微調整
のために音声を入力する(ステップS4)。例えば、マ
ッサージが強すぎる場合には、使用者が「弱く」と音声
入力することで、現状のマッサージは強すぎると認識さ
れ、マッサージ機制御回路34にマッサージを弱くする
ように指令が与えられ、マッサージが弱く調整される
(ステップS5)。このように、実行開始されたマッサ
ージを音声入力によって使用者の最適な状態に調整でき
る。
【0023】なお、マッサージの調整対象としては、例
えば、マッサージ強さ、マッサージ位置、マッサージ速
度がある。図4は、音声認識からマッサージ調整及び音
声合成・発生に関連したフローチャートを示している。
本実施形態に係るマッサージ機1は、マッサージ機1の
故障検知機能を有しており、図4のステップS6のよう
に故障(処理エラー等)が検知されたら、制御回路34
へ停止信号を与えて、マッサージを中断する(ステップ
S7)。そして、音声合成・発声により「安全のため機
械が停止しました。電源を入れ直して下さい。」などの
合成音声を発して故障の発生を音声で使用者へ伝える
(ステップS8)。なお、かかる機能は故障報知手段に
相当する。
【0024】そして、音声認識開始スイッチが入れられ
ると(ステップS9)、音声認識が可能となる。音声入
力・認識がなされると(ステップS10)、音声入力に
よる指示の対象の判別が行われる。例えば、音声入力が
「背もたれを倒せ」であれば、音声指示の対象が「リク
ライニング」であると判別され(ステップS11)、制
御回路34に対し、リクライニング下降の指令を与え
る。そして、実際に背もたれを倒す際には音声出力部2
7より「背もたれを倒します」といった合成音声を出力
する(ステップS12)。
【0025】また、音声入力が「上」であれば、音声指
示の対象がマッサージユニット(マッサージメカニズ
ム)11の昇降動作であると判別され(ステップS1
3)、制御回路34に対し、マッサージユニット11上
昇の指令を与え、昇降モータを駆動する。そして、実際
にユニット11が移動する際には音声出力部27より
「上に移動します」といった合成音声を出力する(ステ
ップS14)。さらに、音声入力が「速く」であれば、
音声指示の対象が揉み(叩き)動作であると判別され
(ステップS15)、制御回路34に対し、揉み動作の
速度を速くする指令が与えられ、揉み叩きモータの回転
速度が速くなって揉み速度が上昇する。そして、実際に
揉み速度が変わる際には、「揉み動作を速くします」と
いった合成音声を出力する(ステップS16)。
【0026】あるいは、音声入力が「強く」であれば、
音声指示の対象がエアセルによるエアー動作であると判
別され(ステップS17)、制御回路34に対し、エア
セルに供給される空気圧を高くする指令が与えられ、ポ
ンプ23から供給される空気圧が上昇しエアセルによる
押圧力が高まる。そして、実際にエアセルの押圧力を高
める際には、「エアーの動作を強くします」といった合
成音声を出力する(ステップS18)。音声入力による
指示・操作としては、「上」「速く」強く」のように、
指示としての意味を有する言葉だけでなく、使用者がマ
ッサージを受けたときの不快さ等の感じ方を表す言葉で
も可能である。例えば、マッサージによって使用者が痛
みを感じて、マッサージ強さを弱くしたい場合に、「弱
く」と音声入力するのではなく、図5に示すように、
「あ痛っ!」「痛い」「うわっ」などのようにマッサー
ジを受けたときの感じ方をそのまま言葉で発声すると、
音声認識部29は、現状のマッサージが強いと判断し、
使用者の感じ方が適切になるようにマッサージを弱くす
る制御が行われる。
【0027】このような処理は、「あ痛っ!」「痛い」
「うわっ」などの言葉を、現状のマッサージが強すぎる
場合に発せられる言葉として登録おき、かかる言葉が音
声認識された場合には、マッサージを弱くするように設
定しておけばよい。また、「あ痛っ!」「痛い」「うわ
っ」などの言葉は、使用者がマッサージ機1に対する指
令を意図しているか否かや、いかなる意図の指令である
かは必ずしも明らかでなないので、かかる言葉が認識さ
れた場合に、直ちにマッサージを調整するのではなく、
感じ方を表す言葉をマッサージ機側はどのような指令と
して判断したかを使用者に合成音声等により示してマッ
サージを調整するか否かを確認した後、マッサージの調
整をするのが好ましい。
【0028】すなわち、図6に示すように、「あ痛っ
!」が音声入力認識された場合(ステップS18)、例
えば「少し弱くしますか。はい、いいえ、でお答え下さ
い。どうぞ!」と音声出力部27から出力させ確認の入
力を要求する(ステップS19)、使用者側から「は
い」という音声入力があった場合には(ステップS2
0)マッサージを弱くするという調整制御が行われる。
音声入力による指示・操作の例としては、図5に示すよ
うに「そこっ」「そこそこっ」という言葉が音声入力・
認識されると昇降しているマッサージユニット(マッサ
ージメカ)の昇降動作を停止させ、当該位置でマッサー
ジを実施するといったことができる。
【0029】また、「これっ」「うん」という言葉が音
声入力・認識されると現在のマッサージ位置でのマッサ
ージ強さ又は速度などを最適値として記憶し、次回のマ
ッサージ実行時に記憶された最適なマッサージが実行さ
れるようにすることもできる。図7に示すように、マッ
サージ動作の調整のために曖昧な言葉を使用できる。例
えば、マッサージ動作の調整のうち、マッサージ位置
(マッサージ動作をしている施療子12の位置)を、現
状より大きく上昇させたい場合や小さく上昇させたい場
合のために、「上昇」と「少し上」という言葉を異なる
指令として認識する。
【0030】図7の例では、「少し上」、「ちょっと
上」、「ちょい上」などの言葉は、マッサージユニット
11を約10mm程上昇させる指令として認識される。
一方、「上」「上昇」などの言葉はマッサージユニット
12を約40mm程上昇させる指令として認識される。
このように、「上」という動作変更を指示する言葉に
「少し」「ちょっと」「ちょい」などの変更の程度を曖
昧さをもって表現する言葉が付加されると、「上」とい
う指令に比べて上昇量を抑えるように調節され、言葉の
曖昧さへの対応が行われる。
【0031】また、マッサージ強さに関しては、マッサ
ージ強さの段階に「強」「中」「弱」という3候補が設
定されており、「強く」という指令がなされたときには
一つ上の強さの候補に設定される。一方、「少し強
く」、「ちょっと強く」、「ちょい強く」などの曖昧さ
を有する言葉が付加されている場合には、次候補の強さ
にするのではなく、現状の強さから10%程度強くする
だけにして、マッサージ強さの微調整が行われる。同様
に、マッサージ速さに関しては、マッサージ速さの段階
に「高」「中」「低」という3候補が設定されており、
「速く」という指令がなされたときには一つ上の速さの
候補に設定される。一方、「少し速く」、「ちょっと速
く」、「ちょい速く」などの曖昧さを有する言葉が付加
されている場合には、次候補の速さにするのではなく、
現状の速さから10%程度速くするだけにして、マッサ
ージ速度の微調整が行われる。
【0032】以上のような、マッサージ動作位置変更、
マッサージ強さ変更、マッサージ速度変更をする場合に
も、音声認識で変更の確認を使用者側に求めた後、マッ
サージ動作位置などが制御される。この確認のための、
音声合成は、例えば、「位置を上に移動しますか。は
い、いいえ、でお答え下さい。どうぞ!」と発声するよ
うにしておけばよい。また、マッサージ機1の音声合成
機能としては、以上の他、使用者がマッサージ機の電源
スイッチを入れたときに、音声合成にて、時間が午前中
であれば「おはようございます」と発声し、午後に電源
スイッチを入れたときには「こんにちは」と発声する。
時間の判別は制御回路等が有する時計機能により行われ
る。
【0033】このような発声だけでなく、マッサージ機
1は、使用者との簡単な会話が行えるように成ってお
り、例えば、前回使用したマッサージコースをメモリに
登録しておくと、使用者が電源を入れた段階で、「おは
ようございます。マッサージ機の○○です。前回と同じ
疲労回復コースをしますか。はい、いいえ、でお答え下
さい。どうぞ!」とすることができる。また、マッサー
ジの終了時間が近くなると、「あと1分でマッサージを
終了します」等と残り時間を言葉で発声することも可能
である。なお、発声される音声は、男声・女声切換スイ
ッチ36(図2参照)によって、男声と女声に切り換え
ることができる。
【0034】以上の機能により、ハイテクを凝らして高
機能・多機能となったマッサージ機であっても、使用者
は複雑なボタンの並んだ操作器を気にすることなく、自
分の思い通りのマッサージ動作を得ることができる。こ
れらは来る高齢化社会において、人間とマッサージ機械
をつなぐものであり、利便性が高まる。また、マッサー
ジ機を量販店などで店頭販売するときに、マッサージ機
に向かって「説明」という言葉など説明開始スイッチを
音声入力すると、これを音声認識部が認識して、マッサ
ージ機の基本的使用や、マッサージ機の自動コースなど
の特徴やセールスポイントなどの販売促進効果のある音
声出力がなされる。つまり、マッサージ機自身がセール
ストークを行う。かかる機能は、説明音声出力手段に相
当する。
【0035】例えば、座部3に着座センサーを設けてお
くことで、人がマッサージ機に座っただけで、音声出力
部27から、「おはようございます。マッサージを開始
するときは、自動コースかお好みコースを選択して下さ
い。尚、このマッサージ機は音声認識で微調整すること
ができます。」というこれまでのマッサージ機にない機
能をアピールすることもできる。図8は、音声入力によ
って、マッサージの手法を調整できるように、指示を階
層構造にしたものを示している。揉みが実行されている
ときに、言葉の音声入力によりマッサージ手法を調整す
る場合、「ダブル揉み」「リズム揉み」「揉み上げ」
「揉み下げ」「揉み叩き」などの揉みの種類を指示する
と、指示されたマッサージ手法が実行される。
【0036】なお、揉みの種類のうち、「揉み上げ」は
左右の施療子12が近接するときに上昇移動を伴って揉
み上げる手法であり、「揉み下げ」は左右の施療子12
が近接するときに下降移動を伴って揉み下げる手法であ
り、「ダブル揉み」とは、揉み上げと揉み下げを交互に
行う手法であり、「リズム揉み」は、一定のリズムで揉
みを行う手法であり、「揉み叩き」は叩き動作を伴う揉
み手法であるが、これらに限定されるものではない。ま
た、揉み実行中に「バイブレーション」を実行させる旨
の音声入力を行うと、マッサージがバイブレーションだ
けになるのではなく、揉み動作にバイブレーションが加
わる。このように、音声入力によるマッサージ手法の調
整の指示は、マッサージ手法の変更というよりは、指示
前のマッサージ動作を維持しつつ、手法を追加的に実行
するものである。
【0037】同様に、「ローリング」「ポインティン
グ」を音声入力により指示すると、指示前の動作でロー
リングやポインティングが行われる。なお、ローリング
は施療子の上下動作であり、ポインティングは、比較的
狭い範囲へのマッサージである。なお、本発明は、上記
実施形態に限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】本発明によると、マッサージを受けたと
きの感じ方を表す言葉が音声入力されると、使用者の感
じ方が適切になるようにマッサージ動作を弱め又は停止
される。したがって、マッサージが強すぎる場合に、
「弱く」といった直接的な指示の言葉を言わなくとも、
そのマッサージを使用者がどのように感じるかを言うこ
とで、マッサージ動作が適切な状態に調節される。よっ
て、操作が容易となる。
【0039】また、本発明によると、マッサージ動作へ
の変更の程度を曖昧さをもって表現する言葉が音声入力
されることで、きめ細かな調節を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】椅子型マッサージ機の斜視図である。
【図2】マッサージ機の制御ブロック図である。
【図3】マッサージ機の操作制御フローチャートであ
る。
【図4】音声認識と音声合成の流れを示すフローチャー
トである。
【図5】音声認識の例である。
【図6】音声認識操作の会話のフローチャートである。
【図7】曖昧さによる音声認識の例である。
【図8】音声指示の階層構造図である。
【符号の説明】
1 マッサージ機 10 マッサージ動作部 25 手動操作部 26 音声入力部 29 音声認識部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 23/02 350 A61H 23/02 350 Fターム(参考) 4C074 AA03 AA04 AA05 CC01 CC11 CC17 DD01 GG03 HH08 HH10 4C100 AA00 AD00 AE00 BA04 BB03 BC00 CA00 CA03 DA04 DA05 DA08 DA10 EA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マッサージ動作を行う動作部を備え、音
    声入力によって前記動作部を操作することができるマッ
    サージ機であって、 使用者がマッサージを受けたときの不快さ等の感じ方を
    表す言葉が音声入力されると、使用者の感じ方が適切に
    なるように前記動作部の動作に変更を加えることを特徴
    とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 痛みを感じる旨の言葉が音声入力される
    と、前記動作部によるマッサージ動作を弱める又は停止
    させるように制御されることを特徴とする請求項1記載
    のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 マッサージ動作を行う動作部を備え、音
    声入力によって前記動作部によるマッサージ動作に変更
    を加える操作ができるマッサージ機であって、 マッサージ動作への変更の程度を曖昧さをもって表現す
    る言葉が音声入力されると、当該言葉の曖昧さに応じて
    前記動作部に対するマッサージ動作の変更の程度が調節
    されることを特徴とするマッサージ機。
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