JP2005144059A - 身体保持機能付マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体に対する負荷が過負荷にならないようにする身体保持機能付マッサージ機を提供する。
【解決手段】施療子によって人体2の被施療部位を押圧するときにマッサージ機本体1から被施療部位が離れる向きの人体2の移動を防止するように、マッサージ機本体1との間に人体2の一部を保持する人体保持部材4を備える。人体保持部材4から人体2に対して作用する負荷が大きくなるとその負荷が過負荷になる前に低減されるように、人体2から人体保持部材4に対して作用する押圧力を監視しその押圧力が所定値に達すると過負荷信号を出力する過負荷検出部5と、過負荷検出部5から過負荷信号を受けて施療子と人体保持部材4との間に作用する力を低減する負荷低減部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体の被施療部位を押圧する施療子を設けたマッサージ機本体に対して人体の一部を拘束する身体保持機能を備えた身体保持機能付マッサージ機に関するものである。
従来から、人体の被施療部位を押圧する施療子を備え、施療子を駆動することによって被施療部位に対してマッサージを施す種々のマッサージ機が提供されている。
このようなマッサージ機には、たとえば、図11に示すようにうつ伏せ姿勢で横たわった人体2における背中などをマッサージするものがある。このマッサージ機は、人体2の被施療部位の上方に配置されるマッサージ機本体1に設けた施療子3によって施療するものであって、施療子3が被施療部位を押圧する際にマッサージ機本体1が人体2から離れる向き(上方)に移動することを防止し施療子3の押圧力を人体2に確実に伝達するために、マッサージ機本体1との間に人体2の一部を保持する人体保持部材4を備える(たとえば、特許文献1参照)。
また、図12に示すように、マッサージ機本体1が椅子型であって背もたれ部11に施療子3を備えたマッサージ機が使用されている。図12のマッサージ機は、施療子3が人体2の被施療部位(特に、頭部や肩部近傍などの身体の上部)を押圧する際に人体2が背もたれ部11から離れる向きに移動することを防止し施療子3の押圧力を確実に伝達するために、マッサージ機本体1の背もたれ部11との間に人体2の肩部近傍を保持する人体保持部材4を備える(たとえば、特許文献2参照)。
特開平8−141046号公報(第2−3頁、図1) 特再WO99/59521(第11頁、図1)
しかし、上述したような身体保持機能付マッサージ機では、施療子3によって人体2の被施療部位を押圧する際の押圧力が人体2を介して人体保持部材4に作用し、人体保持部材4に生じる反力は人体2に作用することになる。すなわち、人体2は人体保持部材4から押し返されるような力(以下では「負荷」という)をマッサージ機によるマッサージ中に受け続けることになり、この負荷が大きくなると人体2に圧迫感を与え、結果的に人体2に対して不快感を与えてしまう可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、人体に対する負荷が過負荷にならないようにする身体保持機能付マッサージ機を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、人体の被施療部位を押圧する施療子を設けたマッサージ機本体と、施療子を駆動する施療子駆動部と、マッサージ機本体との間に人体の一部を保持しマッサージ機本体から被施療部位が離れる向きの人体の移動を防止する人体保持部材と、人体保持部材に対して人体から作用する押圧力を監視し当該押圧力が所定値に達すると過負荷信号を出力する過負荷検出部と、過負荷信号を受けて施療子と人体保持部材との間に作用する力を低減する負荷低減部とを備えることを特徴とする。
この構成では、人体保持部材によって施療子が人体の被施療部位を押圧する際にマッサージ機本体から被施療部位が離れる向きに人体が移動することがないから、被施療部位に対して施療子の押圧力を確実に伝達することができる。しかも、人体保持部材から人体に作用する力が大きくなり所定値に達すると人体に対する負荷が低減される。要するに、人体保持部材によって人体をマッサージ機本体に拘束しながらも人体に対する負荷が過負荷となることがないので人体に対して不快感を与えることがない。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記マッサージ機本体は被施療者が着座する座面部と被施療者の背中を当接させる背もたれ部とを有する椅子型であって、前記施療子は背もたれ部に当接する人体の被施療部位を押圧することを特徴とする。
この構成によれば、人体を床上に横たえる形で施療する形態のものに比べて、施療時の占有面積を小さくすることができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記過負荷検出部が、前記人体保持部材に対して人体が接触することにより生じる反力の大きさを前記押圧力の大きさとして検出する反力センサを人体保持部材に備えることを特徴とする。
この構成によれば、人体保持部材の他の部材には押圧力を監視する検出器を設ける必要がないから、身体保持機能付マッサージ機の製造時における組立が容易である。
請求項4の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記人体保持部材における前記マッサージ機本体との間に人体の一部を挟む部位とマッサージ機本体との間の距離を変化させるように伸縮可能であって当該距離を小さくする向きに復帰力が生じるようにばね付勢された伸縮部を人体保持部材に備え、前記過負荷検出部は、人体保持部材におけるマッサージ機本体との間に人体の一部を挟む部位に作用する前記押圧力によって伸縮部が伸びるときに伸縮部に生じるばね力に抗する向きの加速度を検出する加速度センサを人体保持部材に備えることを特徴とする。
この構成によれば、伸縮部が伸縮可能であるとともにばね付勢されているから前記押圧力を低減することができ、しかも、伸縮部がばね付勢されているから人体保持部材における人体の一部を拘束する力を保持できる。また、人体保持部材の他の部材には押圧力を監視する検出器を設ける必要がないから、身体保持機能付マッサージ機の製造時における組立が容易である。
請求項5の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記過負荷検出部に代えて、被施療者の音声を電気信号に変換して出力する音声入力部と、音声入力部から受ける電気信号を音声データとして認識するとともに当該音声データと所定の過負荷時音声データとを比較し当該音声データが過負荷時音声データに合致すると過負荷信号を出力する音声認識部とを備えることを特徴とする。
この構成は、被施療者に対する負荷が大きくなったときあるいは被施療者が不快感を感じるときに被施療者が発する所定の音声を受けて負荷低減部を動作させるものであって、被施療者にとって不快に感じる大きさの負荷を過負荷とすることができる。
請求項6の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記過負荷検出部に代えて、被施療者の一部に当接し被施療者の状態を示す生体反応を検出する検出子と、当該生体反応と所定の過負荷時生体反応とを比較し当該生体反応が過負荷時生体反応に合致すると過負荷信号を出力する生体反応比較部とを備えることを特徴とする。
この構成では、被施療者に対する負荷が大きくなったときあるいは被施療者が不快感を感じるときに生じる被施療者の所定の生体反応を受けて負荷低減部を動作させるものであって、人体保持部材から人体に対して作用する負荷による不快感に限らず被施療者が不快感を感じると人体に対する負荷を低減することができる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の発明において、前記負荷低減部が、前記過負荷信号を受けて前記施療子を人体から離すように移動させることを特徴とする。
この構成によれば、人体に対して作用する負荷が大きくなると施療子が人体から離れることによって施療子と人体保持部材との間に作用する力が低減されるから、特に被施療部位に対する負荷が過負荷になることを防止することができる。
本発明は、人体保持部材によって施療子が人体の被施療部位を押圧する際にマッサージ機本体から被施療部位が離れる向きに人体が移動することがないから、被施療部位に対して施療子の押圧力を確実に伝達することができる。しかも、人体保持部材から人体に作用する力が大きくなり所定値に達すると人体に対する負荷が低減される。要するに、人体保持部材によって人体をマッサージ機本体に拘束しながらも人体に対する負荷が過負荷となることがないので人体に対して不快感を与えることがないという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態の身体保持機能付マッサージ機は、図1に示すように、被施療者が着座する座面部10と被施療者の背中を当接させる背もたれ部11とを有する椅子型のマッサージ機本体1を備える。マッサージ機本体1には、背もたれ部11に当接する人体2の被施療部位を押圧する施療子3(図4参照)と、施療子3を駆動することによって被施療部位をマッサージする施療子駆動部30(図2参照)とが設けられる。
さらに、この身体保持機能付マッサージ機は、図2に示すように、施療子3を背もたれ部11の厚み方向に移動させる奥行駆動部31と、施療子3を背もたれ部11の幅方向に移動させる左右駆動部32と、施療子3を背もたれ部11の高さ方向に移動させる上下駆動部33と、施療子駆動部30と奥行駆動部31と左右駆動部32と上下駆動部33との夫々の動作を決定するように操作される操作部34と、操作部34の操作によって施療子駆動部30と奥行駆動部31と左右駆動部32と上下駆動部33との夫々を動作させる制御装置35とをマッサージ機本体1に備える。操作部34は、たとえばマッサージ機本体1に設けた肘掛部の前端近傍のような操作しやすい位置に設けられる。
ところで、施療子3の押圧力によって被施療部位が背もたれ部11から離れる向きに人体2が移動してしまうと、被施療部位に対して施療子3の押圧力が確実に伝達されない。そこで、本実施形態では、マッサージ機本体1との間に人体2の一部を保持する人体保持部4を備えることによって、マッサージ機本体1から被施療部位が離れる向きの人体2の移動を防止している。
人体保持部材4は、人体2の胸部近傍に当接させる保持体40と、マッサージ機本体1に対して保持体40を取付けるフレーム41とで構成される。フレーム41は、断面円形状であって、保持体40が装着される保持片42と、保持片42に対向する回動片43と、保持片42の両端と回動片43の両端とを夫々連結する一対の連結片44とで構成される。回動片43が背もたれ部11における高さ方向の中央部より上寄りの部位に軸支されることによって、フレーム41は、図1(a)に示すような保持体40を人体2の胸部に当接させる保持位置と、図1(b)に示すような保持体40を人体2の頭部の上方に位置させる解放位置との間で背もたれ部11に対して回動可能に取付けられる。また、フレーム41は、回動片43が中央部で2つに分離され夫々が背もたれ部11に対して軸支されるものであってもよく、保持片42が中央部で2つに分離され夫々が保持体40に設けられる軸受に軸支されるものであってもよい。
一方、保持体40は、可撓性を有する柔軟な材料(たとえばゴム弾性を有する材料)からなり、図3に示すように、フレーム41の断面に比べて径の大きな円柱状に形成され、両底面の略中央部を保持片42が貫通するような形でフレーム41に装着される。ここで、フレーム41よりも径の大きい保持体40が人体2に当接することによって人体2に対して人体保持部材4を面状に接触させることができるから、局所的な接触に比べて人体2に対する負荷を抑えることができる。しかも、保持体40に可撓性を有する柔軟な材料を用いているから、人体保持部材4が当接することによって人体2に与える不快感を低減することができる。
この身体保持機能付マッサージ機の使用時には、被施療者は、フレーム41を解放位置に位置させた状態でマッサージ機本体1に座り、その後、フレーム41を回動させて保持位置に位置させることによって保持体40を胸部近傍に当接させる。この状態では人体2の一部が人体保持部材4とマッサージ機本体1の背もたれ部11との間に保持されることになり、施療子3が被施療部位を押圧してもマッサージ機本体1から被施療部位が離れる向きに人体2が移動することがなく、結果的に、人体保持部材4のないマッサージ機と比較して被施療部位に対して施療子3の押圧力を確実に伝達することができる。本実施形態のような椅子型のマッサージ機本体1を採用したマッサージ機においては、頭部や肩部近傍などの身体の上部に対して施療を施す場合に、人体保持部材4を備えることによる効果が特に顕著になる。
ところで、本実施形態の身体保持機能付マッサージ機は、人体保持部材4とマッサージ機本体1との間に人体2の一部が保持された状態で人体2に対する負荷が過負荷にならないようにするために、図2に示すように、人体保持部材4に対して人体2から作用する押圧力を監視しこの押圧力が所定値に達すると過負荷信号を出力する過負荷検出部5を備えるとともに、過負荷検出部5から過負荷信号を受けて施療子3と人体保持部材4との間に作用する力を低減する負荷低減部6が制御装置35に設けられる。
過負荷検出部5は、図1に示すように、人体保持部材4に生じる反力を検出する反力センサ50を備える。反力センサ50は、フレーム41の一方の連結片44に設けられており、人体2が保持体40に接触することによって人体保持部材4に生じる反力を検出するものである。過負荷検出部5は、反力センサ50が検出する反力が大きくなり所定値に達することによって過負荷信号を負荷低減部6に対して出力する機能を有する。
負荷低減部6は、過負荷検出部5から過負荷信号を受けて奥行駆動部31を動作させるように構成されており、図4に2点鎖線で示すように、奥行駆動部31により施療子3を人体から離すように移動させる。
この構成によれば、人体保持部材4とマッサージ機本体1との間に人体2の一部を保持しているときに、人体保持部材4に生じる反力が所定値に達することによって施療子3が人体2から離れるように移動するので、人体保持部材4に生じる反力が大きくなると人体2を人体保持部材4に向かって押圧する力が低減する。したがって、人体2に対する負荷が過負荷になる前に人体2に対する負荷が低減されるから、人体2に対する負荷が過負荷になることがなく人体2に対して不快感を与えることがない。
また、保持体40とフレーム41とを互いに内部空間が連続するような中空に形成するとともに保持体40およびフレーム41の内部空間に圧縮空気を封入し、フレーム41の一方の連結片44に設けられた反力センサ50に人体保持部材4の内部空間の空気圧を検出する空気圧センサを採用し、保持体40に対して人体2が接触することにより上昇する人体保持部材4の内部空間の空気圧を検出することによって、人体保持部材4に生じる反力を監視するようにしてもよい。
また、負荷低減部6は、上述したように施療子3を移動させる構成に限らず、図5に示すように、フレーム41が保持位置と解放位置との間で移動するようにフレーム41を回動させるフレーム駆動部60を設ける場合に、フレーム駆動部60によってフレーム41を保持位置から解放位置に移動させることによって人体2に対する負荷を低減するものであってもよい。あるいは、電源が遮断されることにより人体2に対する施療子3の押圧力を低下させる機構を施療子駆動部30や奥行駆動部31に設ければ、負荷低減部6はマッサージ機の電源を遮断することによって人体2に対する負荷を低減させることもできる。
ところで、図6に示すように、上述した人体保持部材4に対して人体2の顔部に当接させるようなパッド45を保持体40に付加する構成を採用してもよい。パッド45は、厚み方向に開口部46が貫設された矩形板状であって、人体2の顔部に当接する部位がクッション性を有する材料からなり、人体保持部材4とマッサージ機本体1との間に人体2の一部を保持している状態で開口部46を通して人体2の顔部を露出させるように形成される。人体2の頭部や首部に対してマッサージを施す場合には、このようなパッド45を設け人体2の頭部の移動を防止することが望ましい。
(実施形態2)
本実施形態の身体保持機能付マッサージ機は、実施形態1のようなフレーム41および保持体40に代えて、図7に示すように、自動車等に用いられるシートベルトのようなベルト体47を人体保持部材4として用いる。
ベルト体47は、図7(a)に示すように、背もたれ部11に対して突退出自在に設けられるとともに背もたれ部11からの突出寸法を小さくするようにばね付勢された構成を有し、先端部が背もたれ部11に設けた係合部48に着脱可能に係合する。このベルト体47は、背もたれ部11から引き出され先端部が係合部48に係合することによって、マッサージ機本体2との間に人体2の一部を挟み込む。さらに、背もたれ部11からのベルト体47の突退出を施療時にロックするロック機構(図示せず)が背もたれ部11に設けられ、施療時にはベルト体47と背もたれ部11との間に人体2の一部を保持する。
本実施形態では、過負荷検出部5は、ベルト体47が背もたれ部11から引き出される力を検出しその力が所定値に達することによって過負荷信号を負荷低減部6に対して出力する機能を有する。負荷低減部6は、過負荷検出部5から過負荷信号を受けてロック機構を無効にし背もたれ部11に対してベルト体47を突出可能にするように構成される。
この構成によれば、ベルト体47とマッサージ機本体1との間に人体2の一部を保持しているときにベルト体47に対して人体から作用する押圧力が所定値に達すると、ベルト体47が背もたれ部11に対して突出可能になるので人体2に対する負荷が低減される。要するに、人体2に対する負荷が過負荷になる前に人体2に対する負荷が低減されるから、人体2に対する負荷が過負荷になることがなく人体2に対して不快感を与えることがない。
また、人体2の頭部や首部に対してマッサージを施す場合には、図7(b)に示すように、人体2の額部に当接することによって背もたれ部11との間に人体2の頭部を保持する補助ベルト体49を設けることが望ましい。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の身体保持機能付マッサージ機は、実施形態1の身体保持機能付マッサージ機に対して、図8(a)に示すようにフレーム41における各連結片44を伸縮可能とするような伸縮部7が各連結片44に夫々設けられる。各伸縮部7は、図8(b)に示すように、圧縮ばね70によって連結片44の長手方向の寸法を小さくする向きに復帰力が生じるようにばね付勢されており、人体保持部材4とマッサージ機本体1との間に人体2の一部を保持しているときに、保持体40と背もたれ部11との間の距離を大きくする向きに圧縮ばね70のばね力に抗して伸びることができるので、人体2に対する負荷を緩和することができる。
ところで、本実施形態の身体保持機能付マッサージ機は、過負荷検出部5が、実施形態1における反力センサ50に代えて、伸縮部7に設けられ伸縮部7における伸縮の加速度を検出する加速度センサ51を備える点が実施形態1と相違する。
本実施形態では、伸縮部7を有しているので、人体2が人体保持部材4の保持体40を背もたれ部11から離れる向きに押圧することにより保持体40を背もたれ部11から離れる向きに移動させることが可能である。このとき、伸縮部7は圧縮ばね70のばね力に抗して伸びることになる。そこで、加速度センサ51は、人体2から人体保持部材4に対して押圧力が作用することによって伸縮部7が伸びる向きに生じる加速度を検出する。過負荷検出部5は、加速度センサ51が検出する加速度が所定値に達することによって過負荷信号を負荷低減部6に対して出力する機能を有する。
この構成では、人体保持部材4とマッサージ機本体1との間に人体2の一部を保持しているときに、人体2から保持体40に作用する押圧力が大きくなり保持体40を背もたれ部11から離れる向きに移動させることによって伸縮部7が伸びる向きの加速度が生じ、その加速度が所定値に達すると負荷低減部6が動作する。つまり、人体保持部材4に対して人体2から作用する押圧力が大きくなると人体2に対する負荷が低減する。しかも、被施療者が施療を停止させたいときに保持体40を押圧することによって施療を停止させることもできる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態の身体保持機能付マッサージ機は、被施療者の音声によって負荷低減部6を動作させるものであって、図9に示すように、実施形態1のような過負荷検出部5に代えて、音声を電気信号に変換して出力する音声入力部8と、音声入力部8から受ける電気信号を音声データとして認識するとともにその音声データと所定の過負荷時音声データとを比較する音声認識部80とを備える。
音声入力部8は、人体2の頭部に装着可能な支持体81に取付けられることによって人体2の発する音声を受けやすいような位置に配置されるマイクロホンからなる。一方、音声認識部80は、所定の過負荷時音声データが登録された音声登録部82を有し、音声入力部8から受ける電気信号に対応する音声データが過負荷時音声データに合致することによって、負荷低減部6に対して過負荷信号を出力するものである。
この構成によれば、被施療者は、人体保持部材4とマッサージ機本体1との間に保持されているときに、たとえば「痛い」などの過負荷時音声データに対応する所定の音声を発することによって負荷低減部6を動作させることができる。したがって、人体2に対する負荷が過負荷になる前に人体2に対する負荷を低減できるから、人体2に対する負荷が過負荷になることがなく人体2に対して不快感を与えることがない。
また、音声登録部82に登録されている過負荷時音声データを音声入力部8から受ける電気信号に対応する音声データに更新可能な音声更新機能を音声認識部80に設ければ、施療の前に予め被施療者が音声入力部8に対して任意の音声を発し、その音声に対応する音声データを過負荷時音声データとして音声登録部82に登録することによって、任意の音声により負荷低減部6を動作させることも可能である。その結果、方言や音声周波数の個人差などにも容易に対応することができる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態5)
本実施形態の身体保持機能付マッサージ機は、被施療者の状態を示す生体反応によって負荷低減部6を動作させるものであって、図10に示すように、実施形態1のような過負荷検出部5に代えて、被施療者の生体反応を検出する検出子9と、生体反応と所定の過負荷時生体反応とを比較する生体反応比較部(図示せず)とを備える。
検出子9には、たとえば、図10(a)に示すように、人体2の指部に装着されることによって人体2の指尖脈波を検出するものや、図10(b)に示すように、人体2の頭部に装着されることによって人体2の脳波を検出するものが用いられる。この他、人体2の発汗量を検出するためにGSR(皮膚電気反射)などの生体反応を検出するものを用いてもよい。一方、生体反応比較部は、検出子9が検出する生体反応が所定の過負荷時生体反応に合致することによって、負荷低減部6に対して過負荷信号を出力するものである。
この構成によれば、人体保持部材4とマッサージ機本体1との間に被施療者が保持されているときに、たとえば被施療者の指尖脈波などによって被施療者の状態を常に監視することができる。したがって、人体2に対する負荷が過負荷になる前に負荷低減部6を動作させることによって人体2に対する負荷を低減できるから、人体2に対する負荷が過負荷になることがなく人体2に対して不快感を与えることがない。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
なお、上述した各実施形態においてはマッサージ機本体1が椅子型に形成されたものを例示したが、マッサージ機本体1の形状は上述した例に限るものではなく、種々のマッサージ機に対して本発明を採用することが可能である。
本発明の実施形態1を示し、(a)はフレームが保持位置に位置する斜視図、(b)はフレームが解放位置に位置する斜視図である。 同上の構成を示すブロック図である。 同上を示す要部拡大図である。 同上の動作を示す動作説明図である。 同上のフレーム駆動部を設けた例を示し、(a)はフレームが保持位置に位置する斜視図、(b)はフレームが解放位置に位置する斜視図である。 同上のパッドを設けた例を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施形態2を示す斜視図、(b)は同上の補助ベルト体を設けた例を示す斜視図である。 本発明の実施形態3を示し、(a)は斜視図、(b)は伸縮部を示す概略図である。 本発明の実施形態4を示し、(a)は斜視図、(b)は構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の実施形態5における指尖脈波を検出する例を示す斜視図、(b)は同上の脳波を検出する例を示す斜視図である。 従来例を示す斜視図である。 他の従来例の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 マッサージ機本体
2 人体
3 施療子
4 人体保持部材
5 過負荷検出部
6 負荷低減部
7 伸縮部
8 音声入力部
9 検出子
10 座面部
11 背もたれ部
30 施療子駆動部
50 反力センサ
51 加速度センサ
80 音声認識部

Claims (7)

  1. 人体の被施療部位を押圧する施療子を設けたマッサージ機本体と、施療子を駆動する施療子駆動部と、マッサージ機本体との間に人体の一部を保持しマッサージ機本体から被施療部位が離れる向きの人体の移動を防止する人体保持部材と、人体保持部材に対して人体から作用する押圧力を監視し当該押圧力が所定値に達すると過負荷信号を出力する過負荷検出部と、過負荷信号を受けて施療子と人体保持部材との間に作用する力を低減する負荷低減部とを備えることを特徴とする身体保持機能付マッサージ機。
  2. 前記マッサージ機本体は被施療者が着座する座面部と被施療者の背中を当接させる背もたれ部とを有する椅子型であって、前記施療子は背もたれ部に当接する人体の被施療部位を押圧することを特徴とする請求項1記載の身体保持機能付マッサージ機。
  3. 前記過負荷検出部は、前記人体保持部材に対して人体が接触することにより生じる反力の大きさを前記押圧力の大きさとして検出する反力センサを人体保持部材に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の身体保持機能付マッサージ機。
  4. 前記人体保持部材における前記マッサージ機本体との間に人体の一部を挟む部位とマッサージ機本体との間の距離を変化させるように伸縮可能であって当該距離を小さくする向きに復帰力が生じるようにばね付勢された伸縮部を人体保持部材に備え、前記過負荷検出部は、人体保持部材におけるマッサージ機本体との間に人体の一部を挟む部位に作用する前記押圧力によって伸縮部が伸びるときに伸縮部に生じるばね力に抗する向きの加速度を検出する加速度センサを人体保持部材に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の身体保持機能付マッサージ機。
  5. 前記過負荷検出部に代えて、被施療者の音声を電気信号に変換して出力する音声入力部と、音声入力部から受ける電気信号を音声データとして認識するとともに当該音声データと所定の過負荷時音声データとを比較し当該音声データが過負荷時音声データに合致すると過負荷信号を出力する音声認識部とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の身体保持機能付マッサージ機。
  6. 前記過負荷検出部に代えて、被施療者の一部に当接し被施療者の状態を示す生体反応を検出する検出子と、当該生体反応と所定の過負荷時生体反応とを比較し当該生体反応が過負荷時生体反応に合致すると過負荷信号を出力する生体反応比較部とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の身体保持機能付マッサージ機。
  7. 前記負荷低減部は、前記過負荷信号を受けて前記施療子を人体から離すように移動させることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の身体保持機能付マッサージ機。
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