JP2002355174A - 電気湯沸し器の操作部構造 - Google Patents

電気湯沸し器の操作部構造

Info

Publication number
JP2002355174A
JP2002355174A JP2001164186A JP2001164186A JP2002355174A JP 2002355174 A JP2002355174 A JP 2002355174A JP 2001164186 A JP2001164186 A JP 2001164186A JP 2001164186 A JP2001164186 A JP 2001164186A JP 2002355174 A JP2002355174 A JP 2002355174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
operation plate
hot water
display unit
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001164186A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Imai
高平 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP2001164186A priority Critical patent/JP2002355174A/ja
Publication of JP2002355174A publication Critical patent/JP2002355174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部の構造を見直して工夫することの
より、部品点数削減や、生産性改善、及び耐久性、信頼
性に優れる電気湯沸し器の操作部を提供する。 【解決手段】 タンク1内の液体を吐出する給湯出口2
2の上側に、制御用のプリント基盤17を含む操作部4
を配置した電気ポットの操作部構造において、給湯出口
22の上側を覆う注水ケース部21Aの上面を下方に凹
入して成る装着ケース部21Sに、液晶表示体15と複
数の操作スイッチ16とを有したプリント基盤17と、
スイッチング用の揺動片49と液晶表示体15を視認自
在に覆う透明窓部54を有した操作プレート47と、操
作プレート47を上から覆う状態で注水ケース部21A
の上面部に気密状に貼着されるシート部材48とを配置
して操作部4を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ポット等の電
気湯沸し器における操作部構造に係り、詳しくは、各種
スイッチやプリント基盤、並びにカバーシート等の構造
工夫により、機能を損なうことなくコストダウンを図る
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気湯沸し器では、特開平11−197
021号公報に示されたもののように、ポット上部に設
けられる蓋部の先端部分、即ち給湯出口の上方部分に、
各種スイッチ部を有した操作部が配置されているのが一
般的である。その操作部の構造は、従来では図8に示す
ように、注水ケース部21A自体に、マイクロスイッチ
16操作用のスイッチング用の揺動片63(図5に示す
揺動片49と同様のもの)を一体形成してあり、注水ケ
ース部21Aとは別部材の受け皿状底ケース部64を組
付けることでプリント基盤17装着用の配置空間6を形
成する構造である。
【0003】そして、注水ケース部21Aにおける液晶
表示ユニット15に対応する箇所には角孔65が形成し
てあり、その角孔65を覆う透明樹脂板66を設けると
ともに、その透明樹脂板66や複数の揺動片63を覆う
カバーシート67を設けて、外部に対する防水状態の操
作部4を構成してあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術による操
作部では、注水ケース部に揺動片が一体形成される点は
良いが、注水ケース部は透明ではないので、液晶表示ユ
ニットを視認するために別途、専用の透明板(透明樹脂
板66)を設けなければならない。つまり、注水ケース
部21Aを除いた部品点数としては、底ケース部64、
プリント基盤17、透明樹脂板66、カバーシート67
の4部品が必要であった。
【0005】又、別体の底ケース部64を外しておい
て、注水ケース部21Aの下方側からプリント基盤17
を装備する構造であるから、その組付けに際しては、注
水ケース部21Aをひっくり返した状態でプリント基盤
17と底ケース部64とを組んで行くことになる。従っ
て、組付け時には、注水ケース部21Aの反転工程(及
び戻し工程)が必要となる点で、組付け性や生産性の点
で改善の余地が残されているものでもあった。
【0006】本発明の目的は、操作部の構造を見直して
工夫することにより、前述した問題点を解消して、生産
性が改善されるとともにコストダウンも可能となる電気
湯沸し器を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成は、タン
ク内の液体を吐出する給湯出口の上側に、制御用のプリ
ント基盤を含む操作部を配置してある電気湯沸し器の操
作部構造において、給湯出口の上側を覆う注水ケース部
の上面を下方に凹入して成る装着ケース部に、表示ユニ
ットと操作スイッチとを有したプリント基盤と、操作ス
イッチを操作するための操作片と表示ユニットを視認自
在に覆う窓部を有してプリント基盤の上側に配置される
操作プレートと、この操作プレートを上から覆う状態で
注水ケース部の上面部に気密状に装着されるシート部材
とを配置して操作部が構成されていることを特徴とす
る。
【0008】請求項1の構成によれば、注水ケース部を
下方に凹入させることで一体形成された装着ケース部に
プリント基盤を配置したので、プリント基盤を注水ケー
ス部の上方から組付けることができ、従来のように注水
ケース部を反転させることが不要になるとともに、一体
の受け皿状ケース部に収納されることになるので、下方
から水分がプリント基盤に及ぶことが回避されるように
なる。加えて、注水ケース部を除いた部品点数は、プリ
ント基盤と、操作プレートと、シート部材との3点とな
り、従来に比べて部品点数を1つ少なくて済むようにな
る。
【0009】請求項2の構成は、請求項1の構成におい
て、操作プレートを装着ケース部に固定した状態では、
注水ケース部における装着ケース部を囲む上面部分と操
作プレートの上面とが一続きの面、又はほぼ一続きの面
となる状態に構成してあることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項2の構成によれば、装着ケース部へ
の組付け状態では、装着ケース部を囲む注水ケース部の
上面部分と操作プレート上面とが一続きの面、又はほぼ
一続きの面となるように設定されているから、その上に
装備されるシート部材を段差の無い作成し易いものに構
成でき、それによって注水ケース部上面と操作部表面と
が一続きの面(同一の面)とすることができ、段差の無
い円滑面(フラットサーフェース)に仕上げることが可
能になる。又、段差が無いから、段差の隅にゴミ等が溜
まることが回避され、クリーンな状態を維持し易く、掃
除も行い易いものとなる。
【0011】請求項3の構成は、請求項1又は2の構成
において、操作プレートを、これに形成された孔を通し
て装着ケース部に立設されたビス孔突起にビス止めする
ことで固定自在に構成し、装着ケース部に載置されるプ
リント基盤は、その横方向にはビス孔突起によって位置
決めされ、かつ、上方には装着ケース部にビス止めされ
た状態の操作プレートによって抜け止めされていること
を特徴とするものである。
【0012】請求項3の構成によれば、操作プレートを
ビス止めするために装着ケース部から一体的に立ち上げ
られたビス孔突起を用いて、プリント基盤の横方向、即
ち、前後左右の位置決めを行う部材に兼用してある。そ
して、ビス孔突起へのビス止めによって操作プレートを
固定した状態では、操作プレートと装着ケース部とで操
作プレートを上下から挟み込んで位置決めするので、操
作プレートを固定する手段により、プリント基盤も実質
的に固定する手段として機能させることができている。
【0013】請求項4の構成は、請求項1〜3の構成に
おいて、操作プレートの下面に、表示ユニット上面の外
郭形状に対応した下向きリブを周設し、操作プレートの
固定状態では、下向きリブと窓部とで囲まれた略気密状
の閉空間が表示ユニット上面に形成される状態に構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0014】請求項4に記載の構成によれば、操作プレ
ートの組付け状態においては、操作プレートの下面に周
設された下向きリブによって表示ユニット上面側に気密
状空間部が形成されるので、表示ユニット上面に水分が
及ぶことが抑制又は解消され、表示部が曇って、或いは
ゴミや塵埃が浸入して見難くなるとか、誤作動を招く原
因になることが抑制又は解消されるようになる。そし
て、そのための下向きリブは操作プレートに一体形成さ
れており、気密状態にするための専用の部材が不要であ
る。
【0015】請求項5の構成は、請求項1〜4の構成に
おいて、プリント基盤に取付けられた表示ランプの光を
操作プレートに導くガイド筒部が、表示ユニットに一体
形成されていることを特徴とするものである。
【0016】請求項5の構成によれば、プリント基盤に
取付けられた表示ランプの光を導くガイド筒部を設けた
ので、周囲に分散することなく上方に離れた操作プレー
トに届けて、明確に視認できるようになるとともに、そ
のためのガイド筒部が表示ユニットに一体形成れている
ので、専用のガイド部材が不要なものになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1、図2に電気湯沸し器の一例である電
気ポットが示されている。この電気ポットは、内部に上
方から凹入する有底筒状が形成された容器本体18と、
貯湯用空間1aの上方を覆う蓋体19とを設けて構成さ
れている。
【0019】容器本体18は、有底筒状の外装ケース2
0と、貯湯用空間1aを囲う内容器(タンクの一例)1
と、外装ケース20と内容器1との各上端側を互いに連
接する肩ケース21とを備え、外装ケース20と肩ケー
ス21とは夫々合成樹脂にて作成されている。肩ケース
21は、その外周側が外装ケース20の上端に連なる断
面形状として容器本体18の上部側外装体を構成するよ
うに形成されている。肩ケース21の前面側(図1の紙
面上における左側)の上方には、前方に膨出した注水ケ
ース部21Aが形成されており、その上面には操作部4
が、かつ、その内部の下端側には給湯出口22が配設さ
れている。
【0020】内容器1は、夫々ステンレス鋼板で成る内
筒23と外筒24とによって形成されている。内筒23
は、円筒状の胴部23aと底板部23bとを有して、そ
の内部が貯湯用空間1aとなる有底筒状に形成されてい
る。胴部23aの上端側には、径方向に凸入した絞り部
23cが形成されるとともに、そのやや下側に内方に突
出した満水目盛23dが一体形成されている。外筒24
の胴部24aの上端は、内筒の胴部23aの上端に気密
に接合されて、内筒23と外筒24との間に密閉空間2
5を形成してあり、この真空処理されている密閉空間2
5は断熱層になっている。
【0021】底板部23bの中央部下面には、サーミス
タ等から成る底センサ26が下側から当接するように配
置されており、貯湯用空間1aの温度を検出する。そし
て、この底センサ26を囲うように電気を用いた加熱手
段であるヒータユニット27が設けてある。ヒータユニ
ット27の下側には、内容器1の底を下側から覆う遮熱
板28が装備されており、その遮熱板28の下側に電動
ポンプ2が配置されている。
【0022】電動ポンプ2は、底板部23bを貫通する
状態に設けられた吸引管2aと、排出経路3に接続され
る吐出管2bとを備えて、内容器1の底と外装ケース2
0の底20aとの間の底空間部29に配置されている。
この底空間部29には、上面が遮熱板30aで覆われた
電装ケース30も設置されており、その中にマイコンや
制御回路基板等の電装品が収納されている。電動ポンプ
2から吐出された湯は、排出経路3と転倒止水弁31を
通って給湯出口22から外部に注がれる。
【0023】蓋体19は、合成樹脂製の上板33と下板
34とを一体化して成り、肩ケース21の後端側に設け
られたヒンジ機構35を介して、開閉自在及び着脱自在
に容器本体18に支持されるとともに、内容器1の上面
側開口を覆う閉じ位置で容器本体18にロックするため
のロック機構36を備えている。蓋体19の略中央位置
には、手動による押し操作によって給湯する公知のエア
ー供給機構Eを構成するための押板37が上下スライド
移動自在に装備されている。エアー供給機構Eは、エア
ー型ベローズ38、蒸気孔39、空気・蒸気経路40、
転倒止水弁41等を備えて機能するものである。尚、5
は押板37の下降移動を阻止するためのロックレバーで
ある。
【0024】蓋体19の下部には、エアー供給機構Eや
空気・蒸気経路40等を合理的に備えるための蓋構造部
Hが設けてある。即ち、蓋構造部Hは、下板34に一体
形成された蓋下板部42と、合成樹脂製の栓本体43
と、ステンレス金属板製の栓内蓋44とを、この順に上
から下に重ねた状態で4本のビス(図示省略)を用いて
一体連結して構成されている。尚、46は転倒止水弁4
1の弁錘である。
【0025】空気・蒸気通路40は、沸騰したときの蒸
気逃がしや出湯に伴う空気導入が主な機能であり、栓本
体43の内側部分と蓋下板部42とで囲まれた上空間部
69、栓本体43の外側部分と蓋下板部42とで囲まれ
た外周リング空間70、これら上空間部69と外周リン
グ空間70とを連通させる中間経路55、通路孔50、
上板33とした板34との上下間に形成される通り道7
1、上板33に形成された蒸気通過スリット72等から
形成されている。
【0026】次に、操作部4及びそのケース部分の構造
について説明する。
【0027】図3に示すように、肩ケース21に一体形
成された注水ケース部21Aには、下方に凹入する状態
に一体形成された装着ケース部21Sが設けてあり、そ
れによって操作部4を配置するための配置空間6を形成
してある。装着ケース部21Sが、肩ケース21に一体
形成されたことにより、ケースどうしの繋ぎ目が存在せ
ず、内容器18等から熱気や蒸気が操作部4に及ぶこと
が無くなり、水分浸入による半導体機器の誤作動等の不
都合が生じないように改善されている。
【0028】図2〜図7に示すように、複数のスイッチ
部7〜13と表示部14とを有した操作部4は、液晶表
示ユニット15や各種マイクロスイッチ(操作スイッチ
の一例)16を有したプリント基盤17と、スイッチン
グプレート(操作プレートの一例)47と、カバーシー
ト(シート部材の一例)48とをこの順に下から上に重
ねた状態で、装着ケース部21Sに入れ込み配置して構
成されている。半導体デバイスを備えたプリント基盤1
7は、電動ポンプ2やヒータユニット27等の制御用の
ものであり、本実施形態のものでは、タイマー設定や定
量供給等の制御も行えるように構成されている。
【0029】操作部4の表面材となるカバーシート48
は、スイッチングプレート47よりも一回り大きい面積
を有しており、その裏面の周囲には、1段低くなった装
着ケース面(注水ケース部21Aにおける装着ケース部
21Sを囲む上面部分の一例)21bに貼着するための
接着剤層48aが形成されている。これにより、装着ケ
ース面21bに貼着されたカバーシート48の表面は、
注水ケース部21Aの表面と同じ高さ位置(面一)とな
るように設定されている。
【0030】スイッチ部の構造を給湯スイッチ部7のも
ので説明すると、図7及び図5(ロ)に示すように、ス
イッチングプレート47に一体形成された揺動片(操作
片の一例)49の下方突起49aが、極僅かな隙間でも
ってマイクロスイッチ16のスイッチ片16aの上側に
対峙されており、カバーシート48に形成されたスイッ
チ部7を手指にて押し操作すると、揺動片49が下方揺
動してその下方突起49aがスイッチ片16aを下向き
に押して、マイクロスイッチ16がONされるのであ
る。スイッチ部7の押し操作を解除すると、弾性力によ
って揺動片49は上方揺動して元の位置に戻るととも
に、スイッチ片16aも、装備された弾性機構(図示省
略)によって上方突出した元の位置に戻り、スイッチO
FFとなるのである。
【0031】各種スイッチ部7〜13において、7は、
電動ポンプ2を駆動させて内容器1に貯留されている湯
を出すための給湯(出湯)スイッチ部、8は、給湯(出
湯)スイッチ部7を押しても湯が出ないロック機能を解
除するためのロック解除スイッチ部、9は、定量給湯を
行うときの給湯量の設定値を増やすための給湯アップス
イッチ部、10は前記設定値を減らすための給湯ダウン
スイッチ部、11は、定量給湯を実行させるための定量
給湯スイッチ部、12は、通常の給湯と、定量給湯と計
量給湯とから一つを選択するための選択スイッチ部、1
3は、再沸騰スイッチ部である。
【0032】定量供給とは、給湯アップスイッチ部9と
給湯ダウンスイッチ部10の操作によって、所望の吐出
量(例えば200cc)を記憶させて液晶表示ユニット
15に表示すると、それ以後に定量給湯スイッチ部11
を操作すると、表示された量の湯が供給されて自動的に
止まる制御が行われる給湯形態である。計量供給とは、
給湯スイッチ部7の操作によって吐出される湯の量が、
随時液晶表示ユニット15に表示されるように制御され
る給湯形態であり、吐出量が把握できるものである。こ
れら定量供給と計量供給とに関する詳しい構造、並びに
機能については、ここでは割愛する。
【0033】表示部14は、各種情報を表示する液晶表
示ユニット15の表示面15a、沸騰したことを示す沸
とう表示ランプ58、及び保温状態になったことを示す
保温表示ランプ51を有している。尚、ロック解除スイ
ッチ部8の直上に配置された三角形は、ロック解除状態
になったことを示すロック解除表示ランプ部8rであ
る。
【0034】図4、図5に示すように、スイッチングプ
レート47は、ABS樹脂による無色の板材であり、各
スイッチ部7〜13に対応した6個の揺動片49、2箇
所のネジ止め用孔52、1箇所のランプ用孔53を有す
るとともに、液晶表示ユニット15に対応した箇所に、
厚みを薄くした透明部(窓部の一例)54が形成されて
いる。57は、スペーサー機能を出すための円柱突起で
あり、3箇所に配置されている。
【0035】揺動片49は、スイッチ部に対応した押圧
面部分49bと、厚みを薄くして弾性変形し易くされた
長尺状の脚部分49cとから成る片持ち支持状のもので
あり、その周囲には、脚部分49cの付け根部を除いて
間隙部56が形成されている。下方突起49aは、必ず
しも押圧面部分49aの中心位置ではなく、偏った位置
にも形成されている。
【0036】図6に示すように、PET材で成る透明な
カバーシート48は、液晶表示ユニット15とロック解
除表示ランプ部8r部分は原材そのままの透明部48A
であり、それら以外は印刷によって着色された着色部4
8Bに設定されているとともに、各スイッチ部7〜13
は円形と十字形の線描き(輪郭線)が付されている。選
択スイッチ部11と、再沸騰スイッチ部12とは一続き
の面であり、それ以外は隆起した押圧面に形成されてい
る。尚、前述したように、カバーシート48の裏面の周
囲には接着剤層48aが設けてある。
【0037】給湯スイッチ部7を形成する押圧面は、図
6(ロ)に示すように、中心が点突出する状態で上方に
湾曲突出する押圧面部7aと、その周囲に形成される下
方に逆突出した変形面部7bとを備えて、比較的大なる
上下変位量が取れる突出面に形成されている。残りの4
箇所のスイッチ部8〜10,13は、図6(ハ)に示す
ように、上方に湾曲突出する押圧面部8a〜10a,1
3aと、その周囲のリング状段差部8b〜10b,13
bとを有した突出面に形成されている。
【0038】図3に示すように、プリント基盤17の外
郭よりもスイッチングプレート47の外郭を大きくして
あり、断面形状が略上広がりとなる装着ケース部21S
に良好に収納できながら、操作部4としての大きさ(表
面積)をできるだけ大きくできるように工夫してある。
プリント基盤17の外郭形状は、その固定位置における
装着ケース部21Sの側壁に殆ど隙間無く対峙する寸法
に設定してあり、ビス止めしなくても横方向の位置が定
まって不用意に動かないようにしてある。
【0039】図3、図5に示すように、装着ケース部2
1Sには、スイッチングプレート47のネジ止め用孔5
2に対応した2箇所のネジ孔突起59が立設(突設)し
てあり、2本のビスによってスイッチングプレート47
とプリント基盤17とを装着ケース部21Sに固定自在
である(図4参照)。そして、その上からカバーシート
48を装着ケース面21bに気密状に貼着してある。
【0040】スイッチングプレート47を装着ケース部
21Sに固定した状態では、注水ケース部21Aにおけ
る装着ケース部21Sを囲む上面部分である装着ケース
面21bと操作プレート47の上面とが一続きの面とな
る状態に構成してあり、フィルムシートであるカバーシ
ート48を装着ケース面21b貼着して、段差の無い円
滑な面状態が現出されるようにしてある。
【0041】図5、図7に示すように、操作プレート4
7の下面に、表示ユニット15上面の外郭形状に対応し
た下向きリブ60を周設してあり、操作プレート47の
固定状態では、前記下向きリブ60と前記窓部54とで
囲まれた略気密状の閉空間61が表示ユニット15上面
に形成される状態に構成してある。そして、プリント基
盤17に取付けられた表示ランプ51,58の光を前記
操作プレート47に導くガイド筒部62が、前記表示ユ
ニット15に一体形成されている。
【0042】図示しないが、プリント基盤17からのリ
ード線は、装着ケース面21bにおける上下方向で給湯
出口22側(鼻先先端側)で、かつ、横方向で給湯出口
22の隣となる位置に形成された引出し孔を通して容器
本体18に導いてある。その引出し孔部分の装着ケース
面21bは除肉されており、その除肉部の隣にリード線
接続用のコネクターが配置されている。
【0043】つまり、本発明の構造は、電気湯沸し器に
おいて、液体を貯留自在なタンク(内容器)1と、この
タンク1内の液体を電気を用いて加熱自在な加熱手段
(ヒータユニット)27と、送出手段(電動ポンプ)2
によって揚送されたタンク1内の液体を外部吐出自在な
給湯出口22と、タンク1上部を覆う開閉自在な蓋体1
9と、蓋体19の前方側で、かつ、給湯出口22の上側
となる位置に、加熱手段制御用のプリント基盤17を有
した操作部4を設けたものであると言える。
【0044】〔別実施形態〕電気湯沸し器としては、電
動ポンプのみによって給湯するものや、エアー供給機構
Eのみによって給湯するものの操作部にも本発明を適用
自在である。操作プレート47を固定するビスは、スク
リュー、ボルト、タッピングビス等、要は螺着できるも
のを表すものとする。又、表示ユニット15は、CRT
を用いたものやその他のものでも良い。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の電気湯沸し器では、受
け皿状の装着ケース部を注水ケース部に一体形成して、
専用の操作プレートを設ける構造工夫により、操作部に
必要なトータル分品点数を削減してコストダウンを可能
としながら、表示ユニットや半導体部品等を含むプリン
ト基盤に下方から水分が及ぶことを阻止できて耐久性、
信頼性に優れ、しかも組付け易さが改善されて生産性も
向上する合理的な操作部構造を提供することができた。
【0046】請求項2に記載の電気湯沸し器の操作部構
造では、請求項1の構成による前記効果を奏するととも
に、シート部材の表面と注水ケース部上面とを一続きの
面に仕上げることができ、外観向上に寄与できるととも
に、操作部及びその周囲を清潔に保ち易い利点が得られ
た。
【0047】請求項3に記載の電気湯沸し器では、請求
項1又は2の構成によるいずれかの前記効果を奏すると
ともに、操作プレートを固定取付けする手段を、プリン
ト基盤を位置決めして固定する手段に兼用化でき、より
経済的、合理的な操作部構造を実現することができた。
【0048】請求項4に記載の電気湯沸し器では、請求
項1〜3の構成によるいずれかの前記効果を奏するとと
もに、専用の部材を設けることの無い経済的な状態で、
表示ユニットの良好な表示機能を維持できるようになっ
た。
【0049】請求項5に記載の電気湯沸し器では、請求
項1〜4の構成によるいずれかの前記効果を奏するとと
もに、表示ランプの光を誘導する機能を表示ユニットで
兼用化でき、より合理性に優れるものにできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気ポットの概略構造を示す一部切欠きの側面
図である。
【図2】電気ポットの平面図である。
【図3】注水ケース部の内部構造を示す断面側面図であ
る。
【図4】カバーシートが除かれた状態の操作部を示す斜
視図である。
【図5】スイッチングプレートの形状を示す(イ)底面
図と(ロ)断面図である。
【図6】カバーシートを示す(イ)平面図と(ロ)給湯
スイッチ部の断面図と(ハ)ロック解除スイッチ部の断
面図である。
【図7】操作部の概略構造を示す断面図である。
【図8】従来の操作部の概略構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 4 操作部 15 表示ユニット 16 操作スイッチ 17 プリント基盤 21A 注水ケース部 21S 装着ケース部 21b 上面部分 22 給湯出口 47 操作プレート 48 シート部材 49 操作片 52 孔 54 窓部 58 表示ランプ 59 ビス孔突起 60 下向きリブ 61 閉空間 62 ガイド筒部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内の液体を吐出する給湯出口の上
    側に、制御用のプリント基盤を含む操作部を配置してあ
    る電気湯沸し器の操作部構造であって、 前記給湯出口の上側を覆う注水ケース部の上面を下方に
    凹入して成る装着ケース部に、表示ユニットと操作スイ
    ッチとを有した前記プリント基盤と、前記操作スイッチ
    を操作するための操作片と前記表示ユニットを視認自在
    に覆う窓部を有して前記プリント基盤の上側に配置され
    る操作プレートと、この操作プレートを上から覆う状態
    で前記注水ケース部の上面部に気密状に装着されるシー
    ト部材とを配置して前記操作部が構成されている電気湯
    沸し器の操作部構造。
  2. 【請求項2】 前記操作プレートを前記装着ケース部に
    固定した状態では、前記注水ケース部における前記装着
    ケース部を囲む上面部分と前記操作プレートの上面とが
    一続きの面、又はほぼ一続きの面となる状態に構成され
    ている請求項1に記載の電気湯沸し器の操作部構造。
  3. 【請求項3】 前記操作プレートを、これに形成された
    孔を通して前記装着ケース部に立設されたビス孔突起に
    ビス止めすることで固定自在に構成し、前記装着ケース
    部に載置される前記プリント基盤は、その横方向には前
    記ビス孔突起によって位置決めされ、かつ、上方には前
    記装着ケース部にビス止めされた状態の前記操作プレー
    トによって抜け止めされている請求項1又は2に記載の
    電気湯沸し器の操作部構造。
  4. 【請求項4】 前記操作プレートの下面に、前記表示ユ
    ニット上面の外郭形状に対応した下向きリブを周設し、
    前記操作プレートの固定状態では、前記下向きリブと前
    記窓部とで囲まれた略気密状の閉空間が前記表示ユニッ
    ト上面に形成される状態に構成されている請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の電気湯沸し器の操作部構造。
  5. 【請求項5】 前記プリント基盤に取付けられた表示ラ
    ンプの光を前記操作プレートに導くガイド筒部が、前記
    表示ユニットに一体形成されている請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の電気湯沸し器の操作部構造。
JP2001164186A 2001-05-31 2001-05-31 電気湯沸し器の操作部構造 Pending JP2002355174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164186A JP2002355174A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 電気湯沸し器の操作部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164186A JP2002355174A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 電気湯沸し器の操作部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002355174A true JP2002355174A (ja) 2002-12-10

Family

ID=19007039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001164186A Pending JP2002355174A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 電気湯沸し器の操作部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002355174A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011023171A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Zojirushi Corp 電気機器の操作部構造
JP2012223370A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6339324U (ja) * 1986-09-02 1988-03-14
JPH063218U (ja) * 1992-06-22 1994-01-18 象印マホービン株式会社 炊飯器のlcd防水構造
JPH07289426A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理器
JPH1131439A (ja) * 1997-07-08 1999-02-02 Tokai Rika Co Ltd スイッチ装置を備えたディスプレィ及びディスプレィ用スイッチ装置
JPH11192164A (ja) * 1998-01-05 1999-07-21 Zojirushi Corp 電気ポット
JPH11318702A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Rinnai Corp ガス炊飯器
JP2000014548A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気ポット
JP2001149224A (ja) * 1999-12-01 2001-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気湯沸かし器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6339324U (ja) * 1986-09-02 1988-03-14
JPH063218U (ja) * 1992-06-22 1994-01-18 象印マホービン株式会社 炊飯器のlcd防水構造
JPH07289426A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理器
JPH1131439A (ja) * 1997-07-08 1999-02-02 Tokai Rika Co Ltd スイッチ装置を備えたディスプレィ及びディスプレィ用スイッチ装置
JPH11192164A (ja) * 1998-01-05 1999-07-21 Zojirushi Corp 電気ポット
JPH11318702A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Rinnai Corp ガス炊飯器
JP2000014548A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気ポット
JP2001149224A (ja) * 1999-12-01 2001-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気湯沸かし器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011023171A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Zojirushi Corp 電気機器の操作部構造
JP2012223370A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220104649A1 (en) Electric kettle
JP2002355174A (ja) 電気湯沸し器の操作部構造
JP4631765B2 (ja) 押釦装置
JPH084903Y2 (ja) 電気ポット
CN206827262U (zh) 瓶盖及酒瓶
JP3571663B2 (ja) 電気ポットの操作基板の取り付け方法と、取り付け構造、およびこれらを利用した電気ポット
JP2008284100A (ja) 電気ポット
CN218571928U (zh) 注水碗
JP2870821B2 (ja) 炊飯器
KR950000565Y1 (ko) 표시장치
JP2924608B2 (ja) 電気炊飯器
JP3545534B2 (ja) スイッチ操作機構
CN218497957U (zh) 家用电器的开关组件、家用电器的门体和家用电器
JPH064861Y2 (ja) 電気湯沸し器
JP4784349B2 (ja) 電気ポット
JPH0354658Y2 (ja)
JP3272951B2 (ja) 操作装置
JP2010249483A (ja) 給湯機用リモートコントローラおよびこれを備えた給湯機
JPH0341612Y2 (ja)
JPH0690891B2 (ja) 押しボタンスイッチを備えた操作器
JP3437601B2 (ja) 炊飯ジャー
JP2519956Y2 (ja) 液体容器の液量検出装置
JP5471647B2 (ja) 炊飯器
KR20240032046A (ko) 디스플레이가 있는 투명 주전자
JPH0747075Y2 (ja) エアーポット

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309