JP4784349B2 - 電気ポット - Google Patents

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Description

本願発明は、電気ポットに関し、特に電気ポットの給湯スイッチに関するものである。
従来の電気ポットは、容器本体内の内容器内の水をその底部外面に設けられるヒータ等の加熱手段によって加熱し、加熱沸騰したお湯を容器本体の底部と内容器との間に設けられる電動ポンプ、或いは蓋部材に設けられる手動ポンプにより給湯通路を介して給湯口より給湯するとともに、加熱手段による内容器内の水を加熱沸騰させる機能及び加熱沸騰後のお湯を保温する機能を備え、常時所定温度のお湯を供給したり、または加熱沸騰後にコンセントを外し、好きなところへ移動し、手動ポンプにより給湯を行うことができるというように使い勝手の良い器具の一つである。
また、従来の電気ポットは、沸騰後のお湯を効率的に保温するため、例えば、内容器を真空二重槽からなる真空断熱構造体から構成したり、また、蓋部材にも断熱材を施したものが提案されており、通電時においては保温電力を低減し、コンセントを外した使用形態では温度低下を極力抑えるように工夫が施されている。
そして、電気ポットの前方側上面には、給湯スイッチ等の各種操作スイッチ及び表示部からなる操作部が設けられ、各種操作スイッチを操作することにより上記沸騰加熱制御及び保温制御を行っている。
図8に電気ポットの従来の操作部の一例を示す。操作部Aには、図に示すように、電動ポンプによる給湯を行うための給湯スイッチa、通常モードと定量モードとの切換えを行い、かつ電気的ロック機構を有するロック解除スイッチb、再沸騰させるための再沸騰スイッチc,保温を行うかどうかを選択するための保温選択スイッチd、朝起きた時にポットにお湯ができる時間を設定するためのおやすみタイマースイッチe、及び液晶表示装置f等が設けられている。
これらのスイッチは、基板上に設けられるそれぞれのスイッチ部材に対向して配置されており、操作スイッチを操作することにより基板上のスイッチ部材の操作が間接的に行われる。そして従来のスイッチ部材は、1つの共通な操作基板上に配置されている。
ところで、従来の給湯スイッチaは、操作部Aにその他の操作スイッチと同様にシートスイッチの形態で取り付けられている。この給湯スイッチaは、頻繁に使われるスイッチであり、その操作性を良くするためにその他の操作スイッチより大きく形成されている。しかしながら、例え他の操作スイッチより大きくしたとしても限度がありあまり大きくすることはできず、また、押しにくく且つ取付箇所にも制約を受ける等、スイッチとして十分といえないところがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、このような弊害をなくすものとして、レバースイッチを用いることが考えられる。レバースイッチは、レバーの先端を押圧することでより確実に基板上のスイッチ部材を押すことができ、スイッチの操作性を高めることができるものであるが、操作性を上げるにはどうしてもレバーの操作ストロークをシートスイッチのものに比べ長くする必要がある。全ての操作スイッチ部材を1つの共通なマイコン基板上に配置する従来の基板構造を用いる場合、必然的にレバースイッチを従来の操作部の上面よりも更に上方に上げるか、または、基板をより下方に下げる必要性が生じる。しかし、レバースイッチを上方に上げると、見栄えが悪くなり、また、基板を下方に下げると、従来ユニット化して用いていた表示部及びランプまでも下方に下がることになり視認性等に悪影響が生じ、この悪影響をなくすためには別途専用の表示部及びランプを作成する必要が生じ、その結果、新たに生産コストが高騰するという問題が生じた。
特開2002−263000
本願発明は、上記欠点を解消するもので、給湯スイッチとして大きさ、或いは設置箇所の制約をなくすことができる電気ポットを提供することを目的とするもの。
または、給湯スイッチとして給湯レバーを用いる場合には、その給湯レバーのストロークを確保し、且つその他の操作スイッチは従来ユニット化したものに最小の変更を加えるだけで使用することができる電気ポットを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、容器本体と、該容器本体の上方開口部を閉蓋可能な蓋部材と、前記容器本体内に設けられ内容物を入れる内ケースと、該内ケースの下方に設けられる加熱源と、前記内ケースの内容物を給湯口より外部に供給する電動ポンプと、各種操作スイッチが設けられる操作部とを有する電気ポットにおいて、前記操作スイッチの一つである給湯スイッチは、レバー式のスイッチで、その他の操作スイッチが設けられる基板とは別の基板に設けられ前記給湯スイッチが設けられる基板は、その他の操作スイッチが設けられる基板の下方に位置する構成。そしてこの構成により、操作スイッチの大きさ並びに設置箇所の自由度が増す。
また、前記給湯スイッチが設けられる基板とその他の操作スイッチが設けられる基板とは、それぞれ個別空間に略水密状に配設される構成。そしてこの構成により、例え操作スイッチ部に水がかかったとしても水が基板上に浸入することはなくなる。
請求項1に係る発明では、操作スイッチの一つである給湯スイッチを、レバー式のスイッチで、その他の操作スイッチが設けられる基板とは別の基板に設け、給湯スイッチが設けられる基板を、その他の操作スイッチが設けられる基板の下方に位置することにより、操作スイッチの大きさを自由に選定することができるとともに、その設置箇所も必要に応じて選定することができ、それだけ操作性並びに利便性を向上することができる。
また、給湯スイッチとしてレバースイッチを用いることにより、そのレバースイッチのストロークを十分確保することができ、更にその取り付け高さ並びに角度を任意に設定することができるため操作性並びに信頼性をより高めることができ、また、その他の操作スイッチは従来ユニット化したものに最小の変更を加えるだけで使用することができるため生産コストを抑制することができる。更に、レバースイッチを操作部と同一面状に設けることにより従来通りの見栄えを維持することができる。
また、給湯スイッチが設けられる基板とその他の操作スイッチが設けられる基板を、それぞれ個別空間に略水密状に配設することにより、例え操作スイッチ部に水がかかったとしても水が基板上に浸入することを防止することができるため、電気ポットの信頼性を高めることができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の実施の形態について詳述する。
図1に本願発明の電気ポットの全体断面図(図2のA−A線の断面図)を示し、図2にその平面図を示し、図3に操作部近傍の一部拡大断面図(図2のB−B線の断面図)を示し、図4に操作レバーの取付状態を示す概略図を示し、図5に操作スイッチがない状態の操作部近傍の一部拡大斜視図を示し、図6に給湯レバーの拡大斜視図を示し、図7に各部品を取り外し上下に並べた状態を示す拡大斜視図を示す。
この電気ポットは、貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1を開閉する蓋部材2と、前記内容器3を加熱する加熱手段としての電気ヒータ4と、前記内容器3内の湯を給湯口5より給湯するための給湯通路6と、該給湯通路6を介して湯を送り出す電動ポンプ7等を有する。また、容器本体1の外周部には、該ポットを持ち運びするための取手11が設けられる。
前記容器本体1は、外周面を構成する合成樹脂製の外ケース8と、内周面を構成する前記内容器3と、外ケース8と内容器3とを結合する合成樹脂製の環状の肩部材9と、底面を構成する合成樹脂製の底板10からなる。
前記内容器3の底部には、雲母板に発熱体を保持させてなるマイカヒータ等の電気ヒータ4が取り付けられ、その底部中央には内容器3内の湯温を検出する湯温検出手段としての温度センサー12が設けられ、加熱及び保温制御のために用いられる。なお、内容器3の上方部には満水位を検知する満水位センサー13が設けられる。
前記給湯口5が設けられるポット前方側は、図1、図2に示すように、前方側に向かって傾斜するとともに、平面視略三角形状を呈し、その上面には、操作部40が配置され、タイマー設定ならびに温度表示等の表示がなされる。また、その下部空間には、止水弁ユニット15が設けられ、ポットが傾斜ならびに転倒した場合に、給湯通路6を閉鎖し、熱湯の流出を防止する。
前記蓋部材2は、容器本体1の上方開口部を閉蓋する部材であり、合成樹脂製の蓋上部材16と該蓋上部材16に対して図示しないビス等により結合された合成樹脂製の蓋下部材17等とからなり、蓋下部材17の下部には、内容器3の上方開口部に対向し、該上方開口部の蓋としての機能を有する金属製の内蓋18を有し、前記肩部材9の後方側に設けられるヒンジ機構20を介して開閉自在、且つ着脱自在に支持される。そして、内蓋18の略中央には、開口穴14が設けられ、後記手動ポンプ30の作動時にこの開口穴14より空気を内容器3内に押し出し、内容器3内のお湯を給湯口5より供給する。
前記蓋上部材16は、略楕円形状からなり、その断面は、緩やかに外側に突き出た凸状を呈し、図1、図2に示すように、給湯口5がある前方側には、蓋開放部材19が設けられる。蓋の開放には、該蓋開放部材19の前方側をまず指で押し下げ、後方側を隆起させた後、その隆起した部分に指をかけ手前に引くことにより、蓋部材2を開放する。また、蓋開放部材19と反対側の後方側には、蒸気口21が設けられる。
前記蓋下部材17は、その全体は上方開放の略皿状の樹脂製部材であり、蓋上部材16との間に断熱空間22を形成し、該断熱空間22内には断熱材23を挿入する。この断熱材23は、ベローズ26の直下の空間にも設けられる。
蓋上部材16の略中央には、押圧部材29及びベローズユニット24等からなる手動ポンプ30が設けられる。押圧部材29は、下方が開放したキャップ状の樹脂製部材であり、上方から押圧されると、ベローズユニット24を押し下げ、ベローズ26内の空気を内蓋18の略中央に設けられる開口穴14より内容器3内に噴出する。
ベローズユニット24は、上板25、ベローズ26、先端にシールパッキン28を取り付けてなる上下動可能なバルブロッド27、第1スプリング31及び第2スプリング32等からなり、押圧部材29が押圧されると上板25を介してベローズ26が押し下げられとともに、バルブロッド27が下動してその下端部が内蓋18の開口穴14の外周上面に当接し、更にシールパッキン28を開放する。すると、ベローズ26内の空気はシールパッキン28を介してバルブロッド27の下端部に押し出され、内蓋18の開口穴14より内容器3内に供給される。
そして、押圧部材29の押圧が解除されると、第1スプリング31及び第2スプリング32の作用によりベローズ26は元の状態に復帰する。その際、上板25の下面とベローズ26の上面との間に形成される吸気部が開放され、ベローズ26内に空気が吸入される。
また、蓋下部材17には、蒸気通路33が設けられ、手動ポンプ30の非作動時、内容器3内で発生する蒸気は、開口穴14から蓋下部材17と内蓋18との間に形成される内部通路34を介して蒸気通路33に至り、蒸気口21から外部に排出される。なお、蒸気通路33には、止水弁35が設けられ、ポットが傾斜ならびに転倒した場合に、蒸気通路33からの熱湯の流出を防止している。
図2に操作部の一例を示す。操作部40は、前方側に向かって傾斜し平面視略三角形状の鼻先部37の上面に設けられ、図に示すように、通常モードと定量モードとの切換えを行い、かつ電気的ロック機構を有するロック解除スイッチボタン41、再沸騰させるための再沸騰スイッチボタン42、保温を行うかどうかを選択するための保温選択スイッチボタン43、朝起きた時にポットにお湯ができる時間を設定するためのおやすみタイマースイッチボタン44からなる各種操作スイッチボタン、ロック解除表示灯45、保温表示灯46、再沸騰表示灯47からなる各種表示灯、並びに各種情報を表示する表示部である液晶表示装置48が設けられている。
これら各種操作スイッチボタン、各種表示灯、並びに液晶表示装置48が配置される操作部40には、図5に示すように下方に窪んだ有底の基板収納部50が形成されるともに、該基板収納部50の上方開口部は、蓋体51で水密状に閉蓋される。そして、蓋体51には、前記各種操作スイッチボタン、各種表示灯、並びに液晶表示装置48が取り付けられる。そして、基板収納部50の底面は、図1に示すように、鼻先部37の上面と略平行になるように傾斜されている。
基板収納部50内には、マイコン基板52が基板収納部50底面と略平行に載置されている。このマイコン基板52上には、ロック解除スイッチボタン41、再沸騰スイッチボタン42、保温選択スイッチボタン43及びおやすみタイマースイッチボタン44のそれぞれに対向し、それらのスイッチボタンの押し下げに連動して押し下げられる各種スイッチ部材53、更には前記各種表示灯及び液晶表示装置48が取り付けられており、全体でユニット化されている。
なお、各種操作スイッチボタンとマイコン基板52上に取り付けられる各種スイッチ部材53とは僅かな隙間、例えば略0.5mm離れて対向しており、各種操作スイッチボタンを多少斜めから押しても確実にスイッチ部材53のオン動作が行われるようにされている。なお、実質的な操作スイッチは各種スイッチ部材53が相当するが、操作スイッチに各種操作スイッチボタンを含めてもよい。
鼻先部37のマイコン基板収納部50の右側部には上下に開口した給湯スイッチ基板用開口部60が設けられる。この給湯スイッチ基板用開口部60の前方側下方には、後方側へ張り出してなる水平の張出リブ61が設けられ、その側面には、大形の位置規制リブ用嵌合部62が設けられ、大形の位置規制リブ用嵌合部62が設けられる側面とは反対側の側面には、図示しない小形の位置規制リブ用嵌合部が設けられ、その後方側には、給湯レバー66の係合溝67dが嵌合するための細長な係合突起63が垂下する形態で設けられ、更に、その前方端上方には、鼻先部37の外郭より前方側へ水平に張り出し、給湯レバー66の先端部を受けるための水平張出部64が設けられる。
符号66は給湯レバーであり、図2に示すように前記給湯スイッチ基板用開口部60の上面に配置される。給湯レバー66は、2辺が直線で直交し、他の2辺が円弧状からなる全体として略矩形状の樹脂製の平板状部材であり、その後方側(図1で右側、図6で左側)の端部下面にはL字状支持片67が垂下し、その両側面には、大形の位置規制リブ68と小形の位置規制リブ69とがそれぞれ設けられ、また、その前方側(図1で左側、図6で右側)の上面には、給湯レバー66の押圧箇所を示す円形凹部70が設けられ、その下面中央には、給湯スイッチ基板75上に配置される給湯スイッチ部材76を押圧するための十字形リブ71及びノ字状の補強リブ72が設けられる。
L字状支持片67は、垂直部67a及び水平部67bからなり、垂直部67aは変形可能なようにその中央部が薄くされ、薄肉弾性部67cを形成し、水平部67bには細長な係合溝67dが形成され、この細長な係合溝67dは給湯スイッチ基板用開口部60の後方側に垂下する細長な係合突起63に嵌合される。
両側面に設けられる大形の位置規制リブ68と小形の位置規制リブ69とは、給湯レバー66が給湯スイッチ基板用開口部60の下方から上方に挿入される際、給湯スイッチ基板用開口部60の両側面に設けられる大形の位置規制リブ用嵌合部62と図示しない小形の位置規制リブ用嵌合部に嵌合し、給湯レバー66の上動を規制する。給湯レバー66は取り付けられた後においては、図3に示すように前方側へ傾斜した形態になるため、給湯レバー66の下面に設けられる十字形リブ71は前方側へ傾斜して取り付けられている。このように前方側へ角度(前方側角度は鋭角)を付けることにより、給湯レバー66を押し下げた時十字形リブ71の先端は給湯スイッチ基板75上に配置される給湯スイッチ部材76を適格に押圧する。また、前記円形凹部70は、押圧箇所を示すとともに指先が入り込むため滑り止めにもなり給湯レバー66の押圧を容易にしている。
符号75は給湯スイッチ基板であり、該給湯スイッチ基板75には給湯スイッチ部材76が載置される。そしてこの給湯スイッチ基板75は基板収納ユニット77内に収納される。基板収納ユニット77は、給湯スイッチ箱78、給湯スイッチ箱用カバー79及び給湯スイッチ箱用パッキン80からなる。
給湯スイッチ箱78は、有底で箱状の樹脂製部材であり、その内部には給湯スイッチ基板75が収納される。そして、その上端には外方に張り出した上端突部78aが形成され、その下端の前記上端突部78aと反対側にはビス穴78cを有する突出片78bが水平に形成される。
給湯スイッチ箱用カバー79は、給湯スイッチ箱78の上方開口部を閉蓋するための樹脂製部材で、給湯スイッチ箱78の全上端部の形状と同形にされ、その略中央には、支持片79bで上下動可能に支持されたスイッチ操作ボス79aが設けられ、前記給湯スイッチ箱78の突出片78bと同じ側にはビス穴79cを有するL字形突出片79dが垂下されており、給湯スイッチ箱用カバー79が給湯スイッチ箱78の上方開口部を閉蓋した際には、このL字形突出片79dのビス穴79cを有する水平部は、給湯スイッチ箱78の突出片78bに当接し、ビス穴78cとビス穴79cとは同一線上になる。また、スイッチ操作ボス79aは給湯スイッチ基板75上の給湯スイッチ部材76に対向する位置になる。
給湯スイッチ箱用パッキン80は、給湯スイッチ箱用カバー79と略同形のゴム製部材で、給湯スイッチ箱用カバー79のスイッチ操作ボス79aに対向し、且つ給湯レバー66の円形凹部70に対向する位置には、上方に若干盛り上がったボスカバー部80aが形成され、その略全周には垂下リブ80bが形成され、組み立てられた後では該垂下リブ80bは、給湯スイッチ箱用カバー79及び給湯スイッチ箱78上端部を包み込み、給湯スイッチ箱78を水密状態にし給湯スイッチ箱78内への水の浸入を防止する。なお、符号80cは鼻先部37の給湯スイッチ基板用開口部60の下面に当接する開口部シール面の箇所を示す。
そして、給湯スイッチ箱78内に給湯スイッチ基板75を収納し、その上方からビス穴78cとビス穴79cとが同一線上になる方向で給湯スイッチ箱用カバー79を被せ、更にその上方から垂下リブ80bが給湯スイッチ箱用カバー79及び給湯スイッチ箱78上端部を包み込むように被せることにより基板収納ユニット77を完成させる。基板収納ユニット77が完成した状態では、給湯スイッチ箱78は水密状態になる。基板収納ユニット77は、鼻先部37の給湯スイッチ基板用開口部60の下面に給湯スイッチ箱用パッキン80の開口部シール面80cを当接する形態で取り付けられるが、その前に給湯スイッチ基板用開口部60の下面から給湯レバー66が取り付けられる。なお、実質的な操作スイッチは給湯スイッチ部材76が相当するが、操作スイッチに給湯レバー66を含めてもよい。
給湯レバー66は次のように取り付けられる。即ち、まず図4で破線で示すように給湯レバー66を傾け、給湯スイッチ基板用開口部60の下面から黒塗り矢印1で示すように斜め前方方向に押し上げ挿入し、給湯レバー66の大形の位置規制リブ68と小形の位置規制リブ69とを、給湯スイッチ基板用開口部60の両側面に対向して設けられる大形の位置規制リブ用嵌合部62と図示しない小形の位置規制リブ用嵌合部(大形の位置規制リブ用嵌合部62より幅が狭い)に嵌合し、黒塗り矢印2で示すように給湯レバー66の後方側を持ち上げるとともに、黒塗り矢印3で示すように給湯レバー66の前方側を押し下げる。
そして、給湯レバー66の後方側に設けられるL字状支持片67の細長な係合溝67dを、給湯スイッチ基板用開口部60の後方側に垂下する細長な係合突起63に嵌合し、給湯レバー66の前方側を、給湯スイッチ基板用開口部60の水平張出部64上に位置させて取り付ける。取り付け後においては、給湯レバー66は、大形の位置規制リブ用嵌合部62と小形の位置規制リブ用嵌合部によりその上動が規制されるとともに、給湯スイッチ基板用開口部60の後方側に垂下する細長な係合突起63に、給湯レバー66の先端部が水平張出部64より若干上方に離間した状態で軸支される。
給湯レバー66が取り付けられた後、基板収納ユニット77を次のように取り付ける。即ち、基板収納ユニット77の前方側の上端突部78aを給湯スイッチ基板用開口部60下方の水平な張出リブ61上に嵌入し、次いでその後方側を水平になるまで押し上げてビス穴78c、79cと給湯スイッチ基板用開口部60に設けられるビス穴82と一致させ、ビス81で螺合して固着する。基板収納ユニット77が取り付けられた後においては、給湯スイッチ基板75は水平状態になり、且つ、図1に示すように傾斜したマイコン基板52よりは下方に位置する。
給湯レバー66が取り付けられた後では、鼻先部37の上面とは同一平面に位置し、図2に示すようにその先端の一部は鼻先部37の外郭より前方側に突き出た形状になる。このような形状にすることにより、例えばお年寄りでも給湯レバー66の位置を明確に認識することができるようになるとともに、その先端に指先を当てたまま下方に押し下げることによっても押圧することができる等、レバー操作が容易になり且つ操作の自由度が高まる。
また、給湯レバー66が取り付けられた状態では、その先端部は、水平張出部64より若干の距離(例えば、約4mm)離間した状態で取り付けられており、円形凹部70を押圧することにより軸部である薄肉弾性部67cが弾性変形し、給湯レバー66は離間した距離だけ弧回動し、十字形リブ71、ボスカバー部80a、スイッチ操作ボス79aを介して給湯スイッチ部材76がオンされる。給湯レバー66を他の操作スイッチとは別に設けることにより、給湯スイッチ基板75をマイコン基板52とは非平行で且つそれより下方に設けることができ、給湯レバー66の操作ストロークを操作性並びに見栄え等を考慮して自由に設定することができるようになる。
本願発明は、上記実施の態様の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。なお、上記実施例では給湯スイッチをレバー式のもので説明したが、シート式のものであれば、そのスイッチの大きさを従来のものに比べより大きくすることができるとともに、その設置箇所もより自由に決めることができる。
本願発明の電気ポットの全体断面図で、図2のA−A線の断面図 本願発明の電気ポットの平面図 本願発明の操作部近傍の一部拡大断面図で、図2のB−B線の断面図 本願発明の操作レバーの取付状態を示す概略図 本願発明の操作スイッチがない状態の操作部の一部拡大斜視図 本願発明の給湯レバーの拡大斜視図 本願発明の操作スイッチの各部品を取り外し上下に並べた状態を示す拡大斜視図 従来の操作部の一部平面図
符号の説明
1・・・容器本体 2・・・蓋部材
3・・・内容器 4・・・電気ヒータ
5・・・給湯口 6・・・給湯通路
7・・・電動ポンプ 8・・・外ケース
9・・・肩部材 10・・・底板
11・・・取手 12・・・温度センサー
13・・・満水位センサー 14・・・開口穴
15・・・止水弁ユニット 16・・・蓋上部材
17・・・蓋下部材 18・・・内蓋
19・・・蓋開放部材 20・・・ヒンジ機構
21・・・蒸気口 22・・・断熱空間
23・・・断熱材 24・・・ベローズユニット
25・・・上板 26・・・ベローズ
27・・・バルブロッド 28・・・シールパッキン
29・・・押圧部材 30・・・手動ポンプ
31・・・第1スプリング 32・・・第2スプリング
33・・・蒸気通路 34・・・内部通路
35・・・止水弁 37・・・鼻先部
40・・・操作部 41・・・ロック解除スイッチボタン
42・・・再沸騰スイッチボタン 43・・・保温選択スイッチボタン
44・・・タイマースイッチボタン 45・・・ロック解除表示灯
46・・・保温表示灯 47・・・再沸騰表示灯
48・・・液晶表示装置 50・・・マイコン基板収納部
51・・・蓋体 52・・・マイコン基板
53・・・スイッチ部材 60・・・給湯スイッチ基板用開口部
61・・・張出リブ 62・・・大形位置規制リブ用嵌合部
63・・・係合突起 64・・・水平張出部
66・・・給湯レバー 67・・・L字状支持片
67a・・・垂直部 67b・・・水平部
67c・・・薄肉弾性部 67d・・・係合溝
68・・・大形位置規制リブ 69・・・小形位置規制リブ
70・・・円形凹部 71・・・十字形リブ
72・・・補強リブ 75・・・給湯スイッチ基板
76・・・給湯スイッチ部材 77・・・基板収納ユニット
78・・・給湯スイッチ箱 78a・・・上端突部
78b・・・突出片 78c,79c,82・・・ビス穴
79・・・給湯スイッチ箱用カバー 79a・・・スイッチ操作ボス
79b・・・支持片 79d・・・L字形突出片
80・・・給湯スイッチ箱用パッキン 80a・・・ボスカバー部
80b・・・垂下リブ 80c・・・開口部シール面
81・・・ビス 82・・・ビス穴

Claims (1)

  1. 容器本体と、該容器本体の上方開口部を閉蓋可能な蓋部材と、前記容器本体内に設けられ内容物を入れる内ケースと、該内ケースの下方に設けられる加熱源と、前記内ケースの内容物を給湯口より外部に供給する電動ポンプと、各種操作スイッチが設けられる操作部とを有する電気ポットにおいて、
    前記操作スイッチの一つである給湯スイッチは、レバー式のスイッチで、その他の操作スイッチが設けられる基板とは別の基板に設けられ
    前記給湯スイッチが設けられる基板は、その他の操作スイッチが設けられる基板の下方に位置することを特徴とする電気ポット。
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JP3571663B2 (ja) * 2001-03-27 2004-09-29 タイガー魔法瓶株式会社 電気ポットの操作基板の取り付け方法と、取り付け構造、およびこれらを利用した電気ポット

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