JP4215005B2 - 電気ポット - Google Patents

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Description

本願発明は、部品コストを低減し、見栄えを向上するとともに、液量表示窓の取り付けを容易にしてなる電気ポットに関するものである。
電気ポットは、沸騰機能だけではなく、製品によっては例えば沸騰機能および保温機能を有し、内容器内に入れた水を、その底部外面に設けられるヒータ等の加熱手段によって沸騰させ、沸騰したお湯を選択した保温温度に長時間維持することができる等利便性の高い製品である。
ところで、電気ポットは、その外郭を本体ケースで形成されるところ、その前方側には、内容器に連通される注湯口を下方から包囲する下口カバーを設けている。従来の下口カバーの一例を図6に示す。下口カバー2は、本体ケース1とは別体で形成され、注湯口4回りをカバー等するためのものとして設けられていた。
そのため、従来の下口カバー2は、略水平な部分と垂直な部分の境目5までであり、この部分に係止溝6を設け、この係止溝6に前パネル3の上端を係止することにより下口カバー2を取り付けていた。そして、見栄えを良くしたい場合には前パネル3に化粧パネルが用いられていた(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の液量表示窓は、前パネル3に係止爪やボス等を用いて取り付けられていた。
しかしながら、従来の下口カバー2では、別途前パネル3が必要になり、それだけ部品コストが嵩むという問題を有していた。また、従来の下口カバー2は、水平な部分と垂直な部分の境目5までであるため、この境目5は角度が付いた形状になり見栄えが悪くなったり、この境目5にゴミ等が溜まった場合手入れが難しいという問題も有していた。
また、従来の液量表示窓は、前パネル3に係止爪やボス等を用いて取り付けられていたため、取り付け後に、係止爪やボス等が外観より見えて見栄えが悪くなるという問題を有していた。更に、前パネル3や液量表示窓を係止爪で取り付けた場合、落下などの衝撃により前パネル3や液量表示窓が外れるという問題も有していた。
実開平4−32629号公報
本願発明は、生産コストを低減し、前パネル部の見栄えを良好にし、更には、液量表示窓の取り付けを強固にするとともに、その視認性を向上させる電気ポットを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、本体ケースと、該本体ケースの上方部に位置する蓋部と、前記本体ケース内に収納される内容器と、該内容器内の液体を加熱する加熱源と、前記蓋部の前方側に設けられ、前記加熱源をオンオフする操作部と、前記本体ケースの前方側下方に設けられ、前記内容器内の液量を表示する液量表示窓と、前記本体ケースの前方側に設けられる下口カバーとを備えた電気ポットにおいて、前記本体ケースの前方側には、後方に向かって凹んだ凹嵌部を有し、前記凹陥部は、前記本体ケースの上端部より下方に下がった位置から前記本体ケースの下端部の湾曲部まで延設し、前記下口カバーは、その下端部を前記凹嵌部の湾曲部まで延設し、その下端部にビス止め用突起を有し、前記下口カバーは、前記ビス止め用突起を利用して前記本体ケースの下方にビス止めされ、前パネルとして兼用る構成。そしてこの構成により、下口カバーと前パネルとが一体化されるとともに、両部材間の境目箇所が湾曲化される。
請求項に係る発明では、本体ケースと、該本体ケースの上方部に位置する蓋部と、前記本体ケース内に収納される内容器と、該内容器内の液体を加熱する加熱源と、前記蓋部の前方側に設けられ、前記加熱源をオンオフする操作部と、前記本体ケースの前方側下方に設けられ、前記内容器内の液量を表示する液量表示窓と、前記本体ケースの前方側に設けられる下口カバーとを備えた電気ポットにおいて、前記下口カバーを前記本体ケースの下方に延設し、前パネルとして兼用し、前記液量表示窓は、前記下口カバーと前記本体ケースとで狭持して取り付けられ、前記下口カバーと前記本体ケースと前記液量表示窓との間には、断熱並びに緩衝機能を有する隙間が形成される構成。そしてこれらの構成により、液量表示窓の取付手段が下口カバーにより隠れ、且つ、下口カバーと本体ケースとの間で液量表示窓が強固に取り付けられる。
更に他の構成として、前記液量表示窓は、横断面凸状であるとともに、前記下口カバーより前方に突出してもよい。そしてこの構成により、より広い範囲からの視認が可能になるとともに、レンズ効果により拡大した状態での表示が可能になる。
更に他の構成として、前記液量表示窓は、縦断面曲面形状であってもよい。そしてこの構成により、液量表示窓の縦方向の長さを大きくでき、視認性および見栄えが向上する。
請求項1に係る発明では、本体ケースの前方側に、後方に向かって凹んだ凹嵌部を形成し、凹陥部は、本体ケースの上端部より下方に下がった位置から本体ケースの下端部の湾曲部まで延設させ、下口カバーを、その下端部を凹嵌部の湾曲部まで延設し、その下端部にビス止め用突起を形成し、下口カバーをビス止め用突起を利用して本体ケースの下方にビス止めし、前パネルとして兼用ることにより、下口カバーと前パネルとを一体化することができるためそれだけ生産コストを低減することができる。また、下口カバーと前パネルと間の境目箇所を湾曲化することができるため、見栄えを向上させ、手入れを容易にすることができる。
請求項に係る発明では、下口カバーを本体ケースの下方に延設し、前パネルとして兼用し、液量表示窓を、下口カバーと本体ケースとで狭持して取り付け、下口カバーと本体ケースと液量表示窓との間に断熱並びに緩衝機能を有する隙間を形成することにより、液量表示窓の取付手段を隠すことができるため、見栄えを向上させることができる。また、下口カバーと本体ケースとの間に液量表示窓を強固に取り付けることができるため、落下時に液量表示窓が外れたり、破損したりする弊害を防止することができる。更には、液量シートを用いることなく、液量表示窓に直接印刷することができるため、その分生産コストを低減することができる。
また、液量表示窓を横断面凸状にし、下口カバーより前方に突出させることにより、広い範囲から視認することができるとともに、レンズ効果により拡大した状態での表示をすることができるため、電気ポットの利便性をより高めることができる。
また、液量表示窓を縦断面曲面形状にすることにより、液量表示窓の縦方向の長さを大きくでき、視認性および見栄えをより向上することができる。
以下、本願発明の実施例について説明する。図1は、本願発明の電気ポットの縦断面図、図2は、本体ケース、液量表示窓および下口カバーを分解した状態を示す斜視図、図3は、本体ケース、液量表示窓および下口カバーを組み立てた状態を示す一部横断面図、図4は、液量表示窓近傍を拡大した図、図5は、液量表示窓に下口カバーを仮止め下した状態を示すを示す一部縦断面図を示す。電気ポットは、図1の左側の下口カバー側を前方側、その反対のヒンジ部側を後方側として説明する。
電気ポット10は、主として外郭を形成する本体ケース20と、本体ケース20の上方開口を開閉する蓋部30と、本体ケース20内に収納され、お湯等を入れるための内容器40と、内容器40内の水を加熱するヒータ等の加熱源等からなる。
本体ケース20は、側面および底面を形成する外部材21と、外部材21の上端部を形成する環状の肩部材22からなる。外部材21は、上下が開口した略筒状部材であり、その前方側面23には後記する下口カバー60が延設されている。
また肩部材22には、前方へ突き出た肩膨出部24が形成され、後記する下口カバー60の上部水平部60aと上下に一体に組み合わされ、鼻先部25を形成する。肩膨出部24の上面は前方側に向かって低くなる傾斜が設けられ、該表面には給湯ボタン及び表示窓等が配設される操作部26が設けられる。また、本体ケース20の後方上部には、ヒンジ部27が形成され、このヒンジ部27を介して前記蓋部30が開閉される。
蓋部30は、上板31と下板32とからなり、本体ケース20の後方上部に設けられたヒンジ部27に対して開閉且つ着脱自在に支持される。また蓋部30の下板32には蒸気排出口33が、上板31には蒸気口34が設けられるとともに、上板31と下板32との間には、蒸気排出通路35が形成される。また、蓋部30の上板31の前方側には、開閉レバー39が取り付けられており、この開閉レバー39を押し上げることにより蓋部30は開放される。
蓋部30の下板32の下部には金属製のカバー部材36が取り付けられる。該カバー部材36の外周縁には、シールパッキン37が取り付けられており、蓋部30の閉蓋時、内容器40の上端開口部に圧接され、内容器40を密封する。
カバー部材36の部分であって前記下板32の蒸気排出口33の下側部分には、電気ポット10が転倒した場合上部に押し上げられ前記蒸気排出口33を塞ぎ、該蒸気排出口33及び蒸気排出通路35を介して蒸気口34からお湯が排出されないようにするための金属製の止水弁38が取り付けられる。
内容器40は、上方開口の円形の容器であり、本体ケース20内に上方より挿入され、その上方に外側に張り出したリング状のフランジ部41を肩部材22の段部に載置され、本体ケース20の底部より図示しないビスで下方に押し下げる形態で固定される。
内容器40の底部には、加熱源であるマイカヒータ等のヒータ42が取り付けられ、内容器40内の水を加熱する。また、内容器40の底部中央には内容器40内の湯温を検出する図示しない湯温センサーが設けられ、操作部26に設けられる給湯ボタン等が操作されると図示しない制御手段により内容器40内の水の温度を制御する。
内容器40の下方には電動ポンプ43が設けられる。この電動ポンプ43は、操作部26に設けられる給湯ボタンが操作されることにより駆動され、内容器40内のお湯を給湯通路44を介して鼻先部25の下方に開口する注湯口45から給湯する。なお、鼻先部25内であって、注湯口45の上流側には、転倒止水弁46が設けられており、電気ポット10が転倒したり、所定角度以上傾斜したときに閉鎖され、注湯口45から湯が流出するのを防止する。
また、本体ケース20の上部側面には、略半円弧状の取手47が取り付けられる。取手47の両端部は、電気ポット10の前後方向に直交する方向の本体ケース20上部側面に図2で示すように対向して設けられる軸孔48に回動自在に取り付けられる。取手47は、普段は後方側へ倒されており、電気ポット10を持ち運ぶときに垂直状態にされる。
本体ケース20の前方に設けられる下口カバー60について説明する。まず、本体ケース20の一部を構成する外部材21は、前述したように上下が開口した略筒状部材であるところ、その前方側面23は、上方から上部垂直部23a、中間湾曲部23b、中間垂直部23cおよび下部湾曲部23dから形成される。
上部垂直部23aは、鼻先部25内と内容器40側の空間とを区画する矩形状の部分であり、前方から後方に向かって見て右側寄りに前記給湯通路44が前後方向に嵌入する切り溝50が形成される。
中間湾曲部23b、中間垂直部23cおよび下部湾曲部23dは、上部垂直部23aの下方に位置する縦長の矩形状の部分であり、縦方向の側端部51、51より後方に向かって凹まされ、両側端部51、51とで凹嵌部52を形成している。なお、凹嵌部52の横断面は、直線状でも、後方側に若干凹んだ円弧状であっても良い。
そして、中間湾曲部23bは、凹嵌部52の最上部に形成される部分であり、曲率半径R1で上部垂直部23aの下端より後方に向かって連続して形成される。中間垂直部23cは、中間湾曲部23bの下端より真下に向かって連続して形成される矩形状の部分であり、その略中央で且つ両側端部51、51近傍には、下口カバー60に設けられる係止片64、64が係合するための縦長の係止溝53、53が設けられる。
中間湾曲部23bのほぼ上端から中間垂直部23cの途中までに後記の液量表示窓70用の第1開口部54が形成される。この第1開口部54の大きさは液量表示窓70より小さく、その前方側の面と後記の下口カバー60とで液量表示窓70を狭持する。
下部湾曲部23dは、凹嵌部52の最下部に形成される部分であり、曲率半径R2で中間垂直部23cの下端より後方に向かって連続して形成されるとともに、その後方側の面には2個のビス止め孔56、56が形成される。そして、凹嵌部52内に後記の下口カバー60が嵌合されると下口カバー60の下端部に形成される2個のビス止め用突起67、67が前記ビス止め孔56、56の下方に位置するため、図1で示すビス57をビス止め用突起67、67のビス穴66から挿入し前記ビス止め孔56、56に螺合することにより、下口カバー60を外部材21に固定する。
また、上部垂直部23a、中間湾曲部23b、中間垂直部23cおよび下部湾曲部23dの左右側端部51、51には、それぞれ垂直方向に嵌合溝55、55が設けられ、外部材21の凹嵌部52に下口カバー60が取り付けられる際に、下口カバー60の先端に形成される縦リブ69a、69aが嵌合される。
下口カバー60は、外部材21の凹嵌部52の前方に設けられる部分であり、上方から上部水平部60a、中間湾曲部60b、中間垂直部60cおよび下部湾曲部60dを有し、その横幅は外部材21の前方側面23と同じである。
上部水平部60aは、前方側に張り出した平面視半楕円状の部分であり、前記肩部材22の肩膨出部24と同形とされ、上部水平部60aの上方に肩膨出部24を一体に組み合わせることにより、全体として鼻先部25を形成する。
そして、肩膨出部24の上面には操作部26が形成されるとともに、鼻先部25の内部空間61には、転倒止水弁46が配置される。また、上部水平部60aには下方に開口するパイプ部材62が一体形成され、このパイプ部材62内には、上端を転倒止水弁46に連結してなる注湯口45がその下端を外方に突出する形態で挿入される。
中間湾曲部60bの下方部、中間垂直部60cおよび下部湾曲部60dは、外部材21の凹嵌部52に嵌合する部分であり、凹嵌部52に嵌合後はその外表面は外部材21のそれと面一になる。
中間湾曲部60bは、上部水平部60aの下方に連続する部分であり、曲率半径R1で上部水平部60aの下端より後方に向かって連続して形成され、上方から略2/3は鼻先部25に位置し、略1/3は曲率半径が同じ凹嵌部52の中間湾曲部23bに嵌合される。
中間垂直部60cは、中間湾曲部60bの下端より真下に向かって連続して形成される矩形状の部分であり、凹嵌部52の中間垂直部23cに嵌合される。中間垂直部60cの両側端部69、69の略中央には、凹嵌部52の両側端部51、51近傍に形成される係止溝53、53に係止されるための鉤型の係止片64、64が設けられる。
中間湾曲部60bの略中央から中間垂直部60cの途中までに後記の液量表示窓70用の矩形状の第2開口部65が設けられる。この第2開口部65の大きさは第1開口部54とほぼ同じであるが、リブ73を含む液量表示窓70よりは小さくされ、その後方側の面と外部材21の表面とで液量表示窓70を狭持する。
第2開口部65の後方面の上下端部には、図2および図5に示す仮止め用係止片68、68が後方に突出して設けられ、液量表示窓70を下口カバー60と外部材21とで狭持する際、下口カバー60の仮止め用係止片68、68に予め液量表示窓70の上下端を係止しておき、その後、下口カバー60を外部材21の凹嵌部52に嵌合することにより液量表示窓70を下口カバー60と外部材21とで容易に狭持することができる。
下部湾曲部60dは、最下部に形成される部分であり、曲率半径R2で中間垂直部60cの下端より後方に向かって連続して形成されるとともに、曲率半径が同じ凹嵌部52の下部湾曲部23dに嵌合される。
下部湾曲部60dの後方側にはビス穴66を有する2個のビス止め用突起67、67が形成され、凹嵌部52内に下口カバー60が嵌合されるとビス止め用突起67、67が外部材21の下部湾曲部23dに設けられる2個のビス止め孔56、56の下方に位置するため、ビス57をビス止め用突起67、67のビス穴66から挿入しビス止め孔56、56に螺合することにより、下口カバー60を外部材21に強固に固定する。
また、上部水平部60a、中間湾曲部60b、中間垂直部60cおよび下部湾曲部60dの左右側端部69、69には、それぞれ後方に突出し且つ垂直方向に延びた縦リブ69a、69aが形成される。この縦リブ69a、69aは、下口カバー60が凹嵌部52内に取り付けられる際、外部材21の前方側面23の上下方向全域に形成される嵌合溝55、55に嵌合される。
液量表示窓70は、上部湾曲部71および下部垂直部72を有する縦長の矩形状部材であり、透明な樹脂材から成形される。上部湾曲部71は、凹嵌部52内に下口カバー60が嵌合されると、外部材21の中間湾曲部23bおよび下口カバー60の中間湾曲部60bの箇所に位置する部材であり、両中間湾曲部23b、60bと同一な曲率半径R1を有し、その外形は両中間湾曲部23b、60bより若干小さくされる。
また、下部垂直部72は、凹嵌部52内に下口カバー60が嵌合されると、外部材21の中間垂直部23cおよび下口カバー60の中間垂直部60cの箇所に位置する部材であり、その外形は両中間垂直部23c、60cより若干小さい形状とされる。
即ち、上部湾曲部71および下部垂直部72からなる部分の外形は、外部材21の第1開口部54および下口カバー60の第2開口部65より若干小さくされ、第1開口部54および第2開口部65に嵌入可能である。
液量表示窓70の前面には、図4に示すように曲率半径rの円弧状凸部75が形成されるとともに、この後面には、上下左右方向に張り出した長さS3のリブ73が一体に形成されている。このリブ73の上下部には、下口カバー60の第2開口部65の上下部に後方に向かって張り出して形成される仮止め用係止片68、68が係止可能なようにリブ73の長さがゼロの切り目74、74が形成される。
液量表示窓70の側面は、図4に示すようにリブ73の厚みS1とそれ以外の部分の厚みS2とからなり、両部分の間には段部76が形成される。それ以外の部分の厚みS2は、下口カバー60の厚みとほぼ同じである。
凹嵌部52内に下口カバー60が嵌合されると、液量表示窓70の厚みS2の部分は下口カバー60の第2開口部65内に嵌入し、厚みS1のリブ73は下口カバー60と外部材21とで狭持される。そして狭持後には、下口カバー60と外部材21との間のほぼ全面に隙間S1が形成されるとともに、液量表示窓70の曲率半径rの円弧状凸部75が形成される前面は、図4に示すように下口カバー60の前面から距離hだけ前方へ突出する。
液量表示窓70の取り付けについて説明する。まず、液量表示窓70を下口カバー60の後面側に仮止めする。その仮止めは、液量表示窓70の上部湾曲部71および下部垂直部72である厚みS2の部分を、下口カバー60の第2開口部65内に嵌入し、その上下端に形成される切れ目74、74に下口カバー60の第2開口部65の上下端部に後方に向かって張り出して形成される仮止め用係止片68、68を係止する。下部の仮止め用係止片68の係止状態を図5に示す。
次いで、液量表示窓70を仮止めした下口カバー60を凹嵌部52内に嵌合する。その嵌合は、まず、下口カバー60の両側端部69、69のほぼ中央に形成される鉤型の係止片64、64を、凹嵌部52の両側端部51、51近傍に形成される係止溝53、53に係止し、次いで、下口カバー60の両側端部69、69に形成される縦リブ69a、69aを、凹嵌部52の両側端部51、51に形成される嵌合溝55、55内に嵌合する。
その後、下口カバー60の下部湾曲部60dの後方側に形成されるビス止め用突起67、67のビス穴66内に下方からビス57を挿入し、そのビス57を、外部材21の下部湾曲部23dに形成されるビス止め孔56、56に螺合することにより、下口カバー60を外部材21に固定する。
下口カバー60を外部材21に固定した後においては、下口カバー60は、外部材21の凹嵌部52内に密に嵌合される。その結果、電気ポット10の前面を湾曲形状を有するパネルで一体形成することができるため、その見栄えが向上する。
また、液量表示窓70は、湾曲部から垂直部へいたる縦長とすることができるため、液量表示をより広い範囲で行うことができるとともに、その前面に直接印刷を施すことができるため従来のシートが不要になり、それだけ生産コストが低減する。
更に、液量表示窓70の前面は、下口カバー60の前面より距離h突出し、且つ円弧状にされているため、視野角が広がり、斜めからの視認も可能になるとともに、レンズ効果で拡大表示が可能となり、お年寄りに優しい表示が行われる。
それに加え、下口カバー60を外部材21に固定した後においては、下口カバー60と外部材21との間のほぼ全面にリブ73の厚みS1に相当する隙間S1が存する。そのため、この隙間S1により断熱効果並びに緩衝効果が発生し、内容器40の保温を高めるとともに、下口カバー60等に衝撃が加わったとしても内部への影響を低減することができる。
本願発明は、上記各実施の態様の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。
本願発明の電気ポットの縦断面図 本願発明の本体ケース、液量表示窓および下口カバーを分解した状態の斜視図 本願発明の本体ケース、液量表示窓および下口カバーを組み立てた状態の一部横断面図 図3の液量表示窓近傍の拡大図 図2のA部の一部縦断面図 従来の電気ポットの下口カバー近傍の縦断面図
符号の説明
10…電気ポット 20…本体ケース
21…外部材 22…肩部材
23…前方側面 23a…上部垂直部
23b…中間湾曲部 23c…中間垂直部
23d…下部湾曲部 24…肩膨出部
25…鼻先部 26…操作部
27…ヒンジ部 30…蓋部
31…上板 32…下板
33…蒸気排出口 34…蒸気口
35…蒸気排出通路 36…カバー部材
37…シールパッキン 38…止水弁
39…開閉レバー 40…内容器
41…フランジ部 42…ヒータ
43…電動ポンプ 44…給湯通路
45…注湯口 46…転倒止水弁
47…取手 48…軸孔
50…切り溝 51…左右側端部
52…凹嵌部 53…係止溝
54…第1開口部 55…嵌合溝
56…ビス止め孔 60…下口カバー
60a…上部水平部 60b…中間湾曲部
60c…中間垂直部 60d…下部湾曲部
61…内部空間 62…パイプ部材
64…係止片 65…第2開口部
66…ビス穴 67…ビス止め用突起
68…仮止め用係止片 69…左右側端部
69a…縦リブ 70…液量表示窓
71…上部湾曲部 72…下部垂直部
73…リブ 74…切り目
75…円弧状凸部 76…段部

Claims (2)

  1. 本体ケースと、該本体ケースの上方部に位置する蓋部と、前記本体ケース内に収納される内容器と、該内容器内の液体を加熱する加熱源と、前記蓋部の前方側に設けられ、前記加熱源をオンオフする操作部と、前記本体ケースの前方側下方に設けられ、前記内容器内の液量を表示する液量表示窓と、前記本体ケースの前方側に設けられる下口カバーとを備えた電気ポットにおいて、
    前記本体ケースの前方側には、後方に向かって凹んだ凹嵌部を有し、
    前記凹陥部は、前記本体ケースの上端部より下方に下がった位置から前記本体ケースの下端部の湾曲部まで延設し、
    前記下口カバーは、その下端部を前記凹嵌部の湾曲部まで延設し、その下端部にビス止め用突起を有し、
    前記下口カバーは、前記ビス止め用突起を利用して前記本体ケースの下方にビス止めされ、前パネルとして兼用ることを特徴とする電気ポット。
  2. 本体ケースと、該本体ケースの上方部に位置する蓋部と、前記本体ケース内に収納される内容器と、該内容器内の液体を加熱する加熱源と、前記蓋部の前方側に設けられ、前記加熱源をオンオフする操作部と、前記本体ケースの前方側下方に設けられ、前記内容器内の液量を表示する液量表示窓と、前記本体ケースの前方側に設けられる下口カバーとを備えた電気ポットにおいて、
    前記下口カバーを前記本体ケースの下方に延設し、前パネルとして兼用し、
    前記液量表示窓は、前記下口カバーと前記本体ケースとで狭持して取り付けられ、
    前記下口カバーと前記本体ケースと前記液量表示窓との間には、断熱並びに緩衝機能を有する隙間が形成されることを特徴とする電気ポット。
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