JPH1131439A - スイッチ装置を備えたディスプレィ及びディスプレィ用スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置を備えたディスプレィ及びディスプレィ用スイッチ装置

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JPH1131439A
JPH1131439A JP18250697A JP18250697A JPH1131439A JP H1131439 A JPH1131439 A JP H1131439A JP 18250697 A JP18250697 A JP 18250697A JP 18250697 A JP18250697 A JP 18250697A JP H1131439 A JPH1131439 A JP H1131439A
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JP
Japan
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switch
display
support plate
switch operation
unit
Prior art date
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Application number
JP18250697A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Hayashi
靖彦 林
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ操作部から表示器の表示内容を視認
可能とするとともに該スイッチ操作部によるスイッチ操
作にスイッチ操作感を得る。 【解決手段】 表示器2の表示面2aに相対向する支持
板9には、該表示面2aを視認することができるスイッ
チ操作部10を設ける。スイッチ操作部10は、弾性を
有する合成樹脂にて支持板9と一体で形成された連結部
11にて同支持板9に支持する。連結部11はスイッチ
操作部10が表示器9側に移動することにより曲がる状
態で弾性変形し、その弾性復帰により該スイッチ操作部
10を元の位置に復帰させるように形成する。支持板9
には、スイッチ操作部10の往復移動によりスイッチ動
作するスイッチ部15を設ける。該スイッチ部15はフ
レキシブル基板14に一体で形成する。スイッチ部15
を構成する板ばね18はその弾性変形に必要な力がその
形状の作用により変形途中で急激に小さくなるように形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ装置を備
えたディスプレィ及び同ディスプレィに使用するスイッ
チ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば銀行の自動支払い機に
は、いわゆるタッチパネル方式のディスプレィスイッチ
装置が使用されている。
【0003】このタッチパネル方式のディスプレィスイ
ッチ装置では、ディスプレィの上に設けられたガラス板
上のスイッチ操作部に該ディスプレィによりスイッチ操
作の内容を示す文字及び背景が表示されている。そし
て、そのスイッチ操作部に指が触れたことを抵抗膜や赤
外線で検出し、該検出に基づいてそのスイッチ操作内容
に対応するスイッチ動作を行うようにしている。
【0004】このようなタッチパネル方式のディスプレ
ィスイッチ装置では、ガラス板上のスイッチ操作部にデ
ィスプレィが表示する内容を表示することができるた
め、自由なデザインの文字情報及び背景を表示すること
ができ、又、その変更を行うこともできる。さらに、ス
イッチ操作部以外の領域には、スイッチ操作を案内する
動画、スイッチ操作に基づく外部装置の処理情報を示す
動画等を自由に表示することができる。従って、タッチ
パネル方式のディスプレィスイッチ装置は非常に広い利
用範囲を持っているため、さまざまなディスプレィを有
する機器で使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、タッチパネ
ル方式のディスプレィスイッチ装置では、ガラス板上の
スイッチ操作部を指で触れるだけでスイッチ操作が行わ
れるため、スイッチ操作の操作感を得ることができな
い。従って、操作感に乏しく、誤操作を招きやすい問題
があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、スイッチ操作部から
表示器の表示内容を視認することができるとともにスイ
ッチ操作の操作感を得ることができるスイッチ装置を備
えたディスプレィ及び同ディスプレィに使用するスイッ
チ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、表示面を備えた表示器
と、前記表示面に相対向するように形成された支持板
と、前記支持板上に設けられ、前記表示面を視認可能に
形成されたスイッチ操作部と、前記スイッチ操作部を前
記支持板に往復移動可能に支持する支持手段と、前記ス
イッチ操作部が一方に移動されることにより弾性変形
し、その弾性復帰時に前記スイッチ操作部を元の位置に
復帰させる復帰手段と、前記スイッチ操作部の往復移動
によりスイッチ動作するスイッチ手段とを有する。
【0008】請求項2に記載の発明は、表示器に装備さ
れた状態において、該表示器の表示面に相対向するよう
に形成された支持板と、前記支持板上に設けられ、前記
表示面を視認可能に形成されたスイッチ操作部と、前記
スイッチ操作部を前記支持板に往復移動可能に支持する
支持手段と、前記スイッチ操作部が一方に移動されるこ
とにより弾性変形し、その弾性復帰により前記スイッチ
操作部を元の位置に復帰させる復帰手段と、前記スイッ
チ操作部の往復移動によりスイッチ動作するスイッチ手
段とを備えた。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記支持板は弾性を有する合成樹脂に
て形成され、前記支持手段及び復帰手段は、前記スイッ
チ操作部と共に前記支持板と一体で形成され、該スイッ
チ操作部を前記支持板に対して片持ち支持するととも
に、該スイッチ操作部が前記支持板の表面にほぼ垂直方
向に押圧されたときに弾性変形して該スイッチ操作部を
前記表示面側に移動させる連結部である。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記スイッチ手段は、スイッチ用配線
が形成されたフレキシブル基部と、該フレキシブル基部
上に設けられ押圧操作されることにより弾性変形して前
記スイッチ用配線を導通させ、押圧が解除されたとき弾
性復帰して前記スイッチ用配線の導通を解除する板ばね
とを備えたフレキシブル基板を備えた。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記板ばねは、押圧操作されたときに
弾性変形にてその形状が変形するとともに、その変形途
中でその形状の作用によりその変形に要する力が急激に
減少するように形成された。
【0012】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
表示器の表示面側に設けられた支持板上に設けられたス
イッチ操作部を通して表示器の表示面の表示内容が視認
される。スイッチ操作部を押圧操作すると該スイッチ操
作部が表示器側に移動し、この移動にてスイッチ手段が
スイッチ動作する。スイッチ操作部への押圧を解除する
とスイッチ操作部が復帰し、スイッチ手段のスイッチ動
作が完了する。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、支持板の
裏側に表示器を設けると、その表示内容をスイッチ操作
部を通して視認される。スイッチ操作部を押圧操作する
と該スイッチ操作部が移動し、この移動にてスイッチ手
段がスイッチ動作する。スイッチ操作部への押圧を解除
するとスイッチ操作部が復帰し、スイッチ手段のスイッ
チ動作が完了する。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、スイッチ操作部を支持板
の表面にほぼ垂直方向に押圧すると、弾性を有する合成
樹脂にて該スイッチ操作部とともに支持板と一体で形成
された連結部が弾性変形して該スイッチ操作部が表示器
側に移動する。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、スイッチ操作部を押圧す
ると、フレキシブル基部上の板ばねが弾性変形してスイ
ッチ用配線が導通され、押圧を解除すると板ばねが弾性
復帰してスイッチ用配線の導通が解除される。従って、
フレキシブル基板に形成されたスイッチ手段にてスイッ
チ動作が行われる。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の作用に加えて、板ばねが押圧されると弾
性変形してその形状が変形する。その変形途中にその変
形に要する力が急激に減少する。従って、スイッチ操作
にクリック感を得ることができる。クリック感とは、ス
イッチ操作部を押圧操作して該スイッチ操作部を移動動
作させるために必要な力が一旦高くなった後で再び低く
なることにより、前記スイッチ操作部が確実にスイッチ
操作されたということを感じることができる感覚であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図8に従って説明する。図1は、スイッ
チを備えたディスプレィ(以下、単にディスプレィとい
う)1の側断面図である。該ディスプレィ1は、表示器
2とディスプレィ用スイッチ装置(以下、単にスイッチ
装置という)3とを備えている。
【0018】表示器2は、基板4の上に固定されてい
る。本実施の形態では、表示器2として液晶ディスプレ
ィが使用されている。表示器2は、図4に示すように、
その表示面2aに複数個の第1表示部5及び1つの第2
表示部6を備えている。表示器2は、複数のスイッチ操
作の内容を示す文字情報及び背景を表示するための表示
制御信号を図示しない外部装置からそれぞれ入力し、該
各表示制御信号に基づいて第1表示部5にそれぞれ各ス
イッチ操作の内容を示す文字情報及び背景を表示する。
又、表示器2は、各スイッチ操作の内容に基づく外部装
置の処理情報を表示するため表示制御信号を外部装置か
ら入力し、該表示制御信号に基づいて第2表示部6に該
外部装置の処理情報を表示するようになっている。
【0019】スイッチ装置3は、基板4に固定された複
数個の支柱7にて表示器2の表示面2a側に相対向する
位置で支持されている。図2及び図3に示すように、ス
イッチ装置3は、平板状の操作表示パネル部8を備えて
いる。操作表示パネル部8は、弾性を有する合成樹脂に
より一体形成されている。
【0020】操作表示パネル部8は、表示器2の表示面
2aに相対向するように形成された支持板9を備えてい
る。支持板9には、表示器2の表示面2aを視認するこ
とができる透明なスイッチ操作部10が表示器2の各第
1表示部5に相対向する位置にそれぞれ設けられてい
る。
【0021】スイッチ操作部10は支持板9と共に一体
で形成されるとともに、該支持板9と共に一体で形成さ
れた連結部11にて該支持板9に片持ち支持されてい
る。該連結部11は、スイッチ操作部10が支持板9の
表面9aに対してほぼ垂直方向に押圧されると弾性変形
して該スイッチ操作部10を表示器2側に移動させるよ
うに形成されている。又、連結部11は、スイッチ操作
部10への押圧が解除されると、弾性復帰により該スイ
ッチ操作部10を元の位置に復帰させるように形成され
ている。
【0022】図5に示すように、スイッチ操作部10
は、支持板9にほぼ平行な操作部12、該操作部12の
下面に形成された枠体部13を備えている。枠体部13
の連結部11側の端面には、押圧面13aが形成されて
いる。該押圧面13aは、連結部11が弾性変形してい
ない状態では支持板9の表面9aにほぼ垂直に配置され
るように形成されている。
【0023】又、支持板9には、各スイッチ操作部10
毎に連結部11の下方に、該支持板9の表面9aに垂直
なスイッチ取付面9bが設けられている。図3に示すよ
うに、支持部9の裏面には、各スイッチ操作部10に相
対するように形成された1つのフレキシブル基板14が
配設されている。図6(a),(b)に示すように、該
フレキシブル基板14には、各スイッチ操作部10に相
対する位置にそれぞれスイッチ手段としてのスイッチ部
15が形成されている。この各スイッチ部15は、対応
するスイッチ操作部10のスイッチ取付面9bに対して
その枠体部13の押圧面13aに相対向するように設け
られている。
【0024】図7に示すように、フレキシブル基板14
は、図示しないスイッチ用配線が形成されたフレキシブ
ル基部16と、該基部16の配線側を覆うフィルム17
とを備えている。スイッチ部15には、フレキシブル基
部16上に形成されたスイッチ用配線の上にドーム状の
板ばね18が配置され、該板ばね18がスイッチ用配線
と共にフィルム17で覆われている。そして、フィルム
17の上から板ばね18を押圧すると該板ばね18が窪
むように変形して該板ばね18がスイッチ用配線を導通
せさ、板ばね18を押圧しないようにすると該板ばね1
8がドーム状に弾性復帰してスイッチ用配線の導通を解
除するようになっている。本実施の形態では、フレキシ
ブル基部16、フィルム17及び板ばね18にてスイッ
チ手段が構成されている。
【0025】板ばね18は、押圧されるとドーム状の中
央部が窪むように弾性変形するとともに、その変形途中
でその窪みをさらに大きく窪ませるために必要な力が急
激に減少するように形成されている。すなわち、板ばね
18は、押圧されてドームの中央が窪んだときの形状の
作用より、その変形に要する力が急激に減少するように
形成されている。
【0026】支持板9には、表示器2の表示面2aを視
認可能に透明に形成された表示窓19が形成されてい
る。表示窓19は、表示器2の第2表示部6に相対向す
る位置に設けられている。
【0027】次に、以上のように構成されたスイッチ装
置を備えたディスプレィ1及びディスプレィ用スイッチ
装置3の作用について説明する。各スイッチ操作部10
からは、外部装置から入力する表示制御信号に基づき表
示器2が各第1表示部5に表示するスイッチ操作の内容
を示す文字情報及び背景が視認される。その文字情報に
基づきいずれかのスイッチ操作部10を指で押圧する
と、連結部11が曲がるように弾性変形して該スイッチ
操作部10が表示器2側に移動する。すると、枠体部1
3の押圧面13aがフレキシブル基板14の対応するス
イッチ部15を支持板9に平行な方向に押圧するため、
該スイッチ部15の板ばね18が窪むように弾性変形し
てスイッチ用配線が導通する。従って、該スイッチ部1
5がスイッチ動作する。
【0028】このとき、板ばね18はドームの中央部が
窪むように弾性変形する。そして、この弾性変形の途中
で、その窪みがさらに大きく窪むために必要な力が急激
に減少する。従って、スイッチ操作部10がスイッチ操
作の途中から急激に表示器2側に移動する。
【0029】スイッチ操作部10への押圧を解除する
と、連結部11が弾性復帰して該スイッチ操作部10が
元の位置に復帰する。すると、スイッチ部15がその枠
体部13の押圧面13aにて押圧されなくなるため、板
ばね18部が弾性復帰してスイッチ用配線の導通が解除
される。従って、スイッチ部15の1回のスイッチ動作
が完了し、該スイッチ動作に基づくスイッチ信号が外部
装置に出力される。
【0030】外部装置はスイッチ動作したスイッチ部1
5からのスイッチ信号に基づく処理動作を実行し、その
処理動作の処理情報を表示器2に出力する。すると、表
示器2がその処理情報に基づく表示を第2表示部6に表
示する。従って、表示窓19から外部装置の処理情報が
視認される。
【0031】以上詳述したように、本実施の形態のスイ
ッチ装置を備えたディスプレィ1及びディスプレィ用ス
イッチ装置3によれば、以下の効果を得ることができ
る。 (a) スイッチ装置を備えたディスプレィ1によれ
ば、スイッチ操作部10から表示器2の表示面2aの表
示内容を視認することができる。スイッチ操作部10を
押圧操作すると、該スイッチ操作部10が表示器2側に
移動してスイッチ部15がスイッチ動作する。スイッチ
操作部10が押圧されなくなると、復帰手段(連結部1
1)にて該スイッチ操作部10が復帰してスイッチ動作
が完了する。
【0032】その結果、表示器2の表示内容をスイッチ
操作部10に表示することができるとともにスイッチ操
作の操作感を得ることができる。 (b) ディスプレィ用スイッチ装置3によれば、表示
器2の表示面2a側に設けることにより、スイッチ操作
部10から表示器2の表示内容を視認することができ
る。
【0033】(c) 支持板9と、スイッチ操作部10
と、支持手段及び復帰手段を構成する連結部11を弾性
を有する合成樹脂で一体形成した。その結果、ディスプ
レィ用スイッチ装置3の製造を容易とし、その部品点数
及び組み付け工数を少なくすることができる。
【0034】(d) スイッチ操作部10を支持板9の
表面9aにほぼ垂直方向に押圧すると、該スイッチ操作
部10が表示器2側に移動するようにした。従って、ス
イッチ操作を容易に行うことができる。
【0035】(e) スイッチ手段(スイッチ部15)
をその押圧方向が支持板9の表面9aに平行となる状態
で連結部11の下方に設けた。従って、スイッチ操作部
10の下方にスイッチ手段を設けないようにすることが
できる。
【0036】又、スイッチ手段がフレキシブル基板14
に一体で設けられるため、スイッチ手段が操作方向に薄
くなる。従って、スイッチ手段が支持板9aの表面に平
行な方向にスペースを取らないようにすることができ
る。
【0037】その結果、スイッチ手段をスイッチ操作部
10の下方に設けないようにするとともに各スイッチ操
作部10を間隔を詰めて設けることができる。 (f) スイッチ手段(スイッチ部15)を構成する板
ばね18が弾性変形するときの形状の作用によりスイッ
チ動作にクリック感が付与される。その結果、スイッチ
操作部10をスイッチ操作するときにクリック感がある
ため、明確な操作感を得ることができる。
【0038】(g) スイッチ手段がスイッチ用配線が
形成されたフレキシブル基板14に一体的に形成され
る。従って、部品点数が少なくなり組み付けが容易とな
る。 (h) フレキシブル基板14にはスイッチ部15を一
体的に形成した。従って、スイッチを設けるスペースが
小さい機器にスイッチを設けることができ、しかも、ス
イッチ動作に必要なスペースが少なくてすむ。
【0039】尚、実施の形態は、以下のように変更して
もよい。 (1) 図9に示すように、スイッチ操作部10が連結
部11の弾性変形により表示器2側に移動するときに、
スイッチ操作部10に当接して該スイッチ操作部10を
スイッチ手段(スイッチ部15)側に強制的に移動させ
る案内面20を支持板9に設けてもよい。この構成によ
れば、スイッチ操作部10が表示器2側に移動するとき
に押圧面13aがスイッチ手段側へ移動する量が大きく
なるため、同スイッチ手段にスイッチ動作を確実に行わ
せることができる。
【0040】(2) 図10に示すように、支持板9に
はスイッチ操作部10の枠体部13の押圧面13aと反
対側の端面に相対向する第1磁石21を配設するととも
に、枠体部13の押圧面13aと反対側の端面には前記
第1磁石21に反発するように第2磁石22を配設す
る。そして、スイッチ操作部10が押圧操作されて表示
器2側に移動したときに、両磁石21,22の反発作用
により該スイッチ操作部10がスイッチ手段(スイッチ
部15)側に移動するようにしてもよい。この構成によ
っても、スイッチ操作部10の押圧面13aがスイッチ
手段側へ移動する量を大きくすることができる。
【0041】(3) 板ばね18をその弾性変形時にク
リック感を得ることができないものとしてもよい。この
場合にも、スイッチ操作に操作感を得ることができる。 (4) 連結部11にてスイッチ操作部10を往復移動
可能に支持するとともに、スイッチ部15の板ばね18
あるいは該板ばね18とは別に設けたばね部材にて該ス
イッチ操作部10を復帰させるようにしてもよい。
【0042】(5) スイッチ手段を、圧電プラスチッ
クフィルム(PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等)に
て形成されるシート状のスイッチとしてもよい。つま
り、スイッチ操作部10にて圧電プラスチックフィルム
に歪みを生じさせることにより電圧信号を生成し、この
電圧信号をスイッチ信号として取り出すようにする。こ
の構成によれば、スイッチ手段の厚さを薄くすることが
できるため、複数のスイッチ操作部10を間隔を詰めた
状態で設けることができる。この場合に、スイッチ動作
にクリック感を得ることができる板ばねを設けてもよ
い。
【0043】(6) ディスプレィ用スイッチ装置3
を、表示器2の第2表示部6に表示される表示内容を視
認するための表示窓19を設けない構成としてもよい。 (7) 表示器2は、液晶ディスプレィに限らず、CR
T、ELディスプレィ、レーザディスプレィ、プラズマ
ディスプレィ、LEDディスプレィ等であってもよい。
【0044】以下、特許請求の範囲に記載された技術的
思想の外に前述した各実施の形態から把握される技術的
思想をその効果とともに記載する。 (1) 請求項3に記載の発明のディスプレィ用スイッ
チ装置において、前記スイッチ手段は、押圧操作と該押
圧操作の解除によりスイッチ動作するように形成され、
前記スイッチ操作部は、該スイッチ操作部が一方に移動
するときに前記スイッチ手段を前記支持板に平行な方向
にその押圧面で押圧操作する押圧面を有する操作部を備
え、前記スイッチ手段は、前記連結部の下方にその操作
方向を前記支持板に平行となる状態で設け、前記操作部
の押圧面で押圧するようにした。
【0045】このような構成によれば、スイッチ操作部
の下方にスイッチ手段を設けないようにすることがで
き、しかも、スイッチ操作部の移動により確実にスイッ
チ動作させることができる。
【0046】(2) スイッチ用配線が形成されたフレ
キシブル基部と、該フレキシブル基部上に設けられ、押
圧操作されることにより弾性変形して前記スイッチ用配
線を導通させ、押圧が解除されたとき弾性復帰して前記
スイッチ用配線の導通を解除する板ばねを備えたフレキ
シブル基板。
【0047】このような構成によれば、スイッチを設け
るスペースが小さい機器に設けることができ、しかも、
スイッチ動作を行わせるために必要な操作スペースが小
さくてすむ。
【0048】尚、この明細書において、発明の構成に係
る手段及び部材は、以下のように定義されるものとす
る。 (1) 表示器とは、外部から文字情報あるいは図形情
報に基づく信号を入力し、該信号に基づき表示面にその
文字情報あるいは図形情報を表示することができる装置
を意味する。この表示器は、液晶ディスプレィ、CR
T、ELディスプレィ、レーザディスプレィ、プラズマ
ディスプレィ、LEDディスプレィ等を各ディスプレィ
を含むものである。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、スイッチ操作部から表示器の
表示内容を視認することができるとともにスイッチ操作
に操作感を得ることができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、製造が容
易で、部品点数及び組み付け工数を少なくすることがで
きる。又、スイッチ操作を容易に行うことができる。請
求項4に記載の発明によれば、スイッチ手段を押圧方向
に薄く形成することができる。
【0051】請求項5に記載の発明によれば、スイッチ
操作に明確な操作感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディスプレィを示す側断面図。
【図2】 ディスプレィの正面図。
【図3】 操作表示パネルの背面図。
【図4】 表示器の正面図。
【図5】 スイッチ操作部の側断面図。
【図6】 (a)フレキシブル基板の正面図、(b)同
じく側面図。
【図7】 スイッチ部の側断面図。
【図8】 スイッチ操作部の側断面図。
【図9】 別例のスイッチ操作部の側断面図。
【図10】 別例のスイッチ操作部の側断面図。
【符号の説明】
2…表示器、2a…表示面、9…支持板、9a…表面、
10…スイッチ操作部、11…支持手段及び復帰手段と
しての連結部、16…スイッチ手段を構成するフレキシ
ブル基部、15…スイッチ手段としてのスイッチ部、1
7…フィルム、18…スイッチ手段を構成する板ばね。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面を備えた表示器と、 前記表示面に相対向するように形成された支持板と、 前記支持板上に設けられ、前記表示面を視認可能に形成
    されたスイッチ操作部と、 前記スイッチ操作部を前記支持板に往復移動可能に支持
    する支持手段と、 前記スイッチ操作部が一方に移動されることにより弾性
    変形し、その弾性復帰時に前記スイッチ操作部を元の位
    置に復帰させる復帰手段と、 前記スイッチ操作部の往復移動によりスイッチ動作する
    スイッチ手段とを有するスイッチ装置を備えたディスプ
    レィ。
  2. 【請求項2】 表示器に装備された状態において、該表
    示器の表示面に相対向するように形成された支持板と、 前記支持板上に設けられ、前記表示面を視認可能に形成
    されたスイッチ操作部と、 前記スイッチ操作部を前記支持板に往復移動可能に支持
    する支持手段と、 前記スイッチ操作部が一方に移動されることにより弾性
    変形し、その弾性復帰により前記スイッチ操作部を元の
    位置に復帰させる復帰手段と、 前記スイッチ操作部の往復移動によりスイッチ動作する
    スイッチ手段とを備えたディスプレィ用スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記支持板は弾性を有する合成樹脂にて
    形成され、前記支持手段及び復帰手段は、前記スイッチ
    操作部と共に前記支持板と一体で形成され、該スイッチ
    操作部を前記支持板に対して片持ち支持するとともに、
    該スイッチ操作部が前記支持板の表面にほぼ垂直方向に
    押圧されたときに弾性変形して該スイッチ操作部を前記
    表示面側に移動させる連結部である請求項2に記載のデ
    ィスプレィ用スイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ手段は、スイッチ用配線が
    形成されたフレキシブル基部と、該フレキシブル基部上
    に設けられ押圧されることにより弾性変形して前記スイ
    ッチ用配線を導通させ、押圧が解除されたとき弾性復帰
    して前記スイッチ用配線の導通を解除する板ばねとを備
    えたフレキシブル基板とを備えた請求項3に記載のディ
    スプレィ用スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記板ばねは、押圧操作されたときに弾
    性変形にてその形状が変形するとともに、その変形途中
    でその形状の作用によりその変形に要する力が急激に減
    少するように形成された請求項4に記載のディスプレィ
    用スイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355174A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気湯沸し器の操作部構造

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