JP2002351249A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2002351249A JP2001156870A JP2001156870A JP2002351249A JP 2002351249 A JP2002351249 A JP 2002351249A JP 2001156870 A JP2001156870 A JP 2001156870A JP 2001156870 A JP2001156870 A JP 2001156870A JP 2002351249 A JP2002351249 A JP 2002351249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置における被加熱系の熱容量を小さく
するために加圧部材を待機時に非接触とし、定着時に圧
着を行う場合に、圧着時に生ずるストレスにより、加熱
部材や加圧部材の弾性層に変形や変質が起こるという問
題を解決する。 【解決手段】 圧着に先立って、加圧ローラを回転駆動
後に、圧着寸前で駆動系から切り離し、慣性回転状態で
圧着を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式により
画像を形成する画像形成装置に関し、特に、画像形成装
置における定着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)電子写真方式により記録材に画像
を形成する画像形成装置に関する技術の分野では、省エ
ネルギーの技術が開発テーマの一つになっている。そし
て、電子写真画像形成装置の消費電力は定着装置の消費
電力により大きく左右されることから、定着装置の省エ
ネルギー化が即ち画像形成装置の省エネルギー化とな
り、定着装置のエネルギー消費量を抑制するための技術
開発が前記の開発テーマとなっている。
【0003】定着装置において消費される電力は、画像
形成時の量よりも待機状態において消費される量が圧倒
的に大きい。従って、待機状態における定着装置のエネ
ルギー消費量を抑制することに注力されており、待機状
態において、定着装置の熱源に電力を供給しないか又は
供給しても低レベルの電力を供給した状態にしておき、
画像形成開始ボタンが操作された時又は外部からの画像
形成指令があった時に、短時間で定着可能な状態に立ち
上がる定着装置の開発に注力されている。
【0004】このような立ち上がり時間の短い定着装置
の加熱部材として、熱容量の小さなベルトが有力であ
り、従来からベルトを加熱部材として用いた定着装置に
関して多数の特許出願がある。
【0005】また、加圧部材を加熱部材から離した状態
で加熱部材を加熱して、加熱部材の温度を定着可能な温
度まで立ち上げることが行われている。このような加熱
部材の立ち上げによって、加熱部材の熱が加圧部材に伝
導することが防止されるので、被加熱系の熱容量が小さ
くなって、加熱部材は短時間で、定着可能な温度まで立
ち上がる。
【0006】(2)一般に、定着装置は、加熱部材と加
圧部材を備えており、両者を所定の圧力で接触させ、両
者間に未定着のトナー像を担持する記録材を通すことに
よって、熱と圧力とによりトナー像を記録材に定着して
いる。
【0007】従来の定着装置では、変位しない加熱部材
に対して、加圧部材が接離可能に設けられ、離れた非作
動状態から画像形成時に変位させることにより加圧部材
を加熱部材に圧着させている。そして、加圧部材を加熱
部材から離間させる際には、付勢手段の付勢に抗して加
圧部材を移動させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】(1)加圧部材を加熱
部材に接触させる際に、加熱部材と加圧部材との間に表
面速度の差があるとストレスが発生して、これらの部材
に望ましくない影響を与えることが判明した。即ち、加
熱部材又は加圧部材の表面が変形や変質を受けることが
判明した。特に、加熱部材として低硬度のゴム層を表面
に持つものやベルトを用いた場合に顕著であり、オフセ
ットが発生したり、甚だしい場合にはベルトが破損する
こともある。
【0009】本発明の目的は、待機状態において加圧部
材を加熱部材から離した状態にしておき、画像形成時に
両者を接触させる定着装置における前記のような問題を
解決し、長期間に亘って良好な定着性能が維持される省
エネルギー化が可能な定着装置及びかかる定着装置を有
する画像形成装置を提供することにある。
【0010】(2)付勢手段により加圧部材を加熱部材
に圧着させる構成では、圧着時に所定の圧力をもって加
圧部材を加熱部材に接触させるために、加圧部材を加熱
部材から離す際には、圧着力にうち勝つ引き離し力を加
圧部材に加える必要があり、圧着解除のために大きな力
が必要になる。加圧部材を圧着/圧着解除する駆動手段
としては、一般にモータが用いられるが、パワーの大き
なモータが必要になり、電力消費量が大きく、また、コ
スト高になると言う問題がある。
【0011】本発明の他の目的は、加熱部材に対して加
圧部材を圧着/圧着解除させる機構における前記のよう
な問題を解決して、低消費エネルギーで低コストの定着
装置及びかかる定着装置を有する画像形成装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は下
記の発明により達成される。
【0013】1.トナー像を加熱する加熱部材に対向し
て加圧部材を接離可能に設け、前記加熱部材に前記加圧
部材を圧着させた状態で、トナー像を担持する記録材を
前記加熱部材と前記加圧部材との間に通すことにより定
着を行う定着装置において、前記加熱部材と前記加圧部
材とを圧着状態と離間状態とに切り換える切換手段及
び、前記離間状態で前記加熱部材及び前記加圧部材を駆
動する駆動手段を有し、前記切換手段は、前記離間状態
から前記圧着状態に切り換える際に、前記駆動手段から
前記加熱部材又は前記加圧部材のいずれか一方を切り離
し、前記駆動手段から切り離された前記加熱部材又は前
記加圧部材が慣性により動いている状態で、前記駆動手
段により駆動されている相手に接触するような切り換え
を行うことを特徴とする定着装置。
【0014】2.前記加熱部材を駆動して記録材を搬送
する駆動手段を有することを特徴とする前記1に記載の
定着装置。
【0015】3.前記切換手段は、前記加圧部材を変位
させて、前記圧着状態と前記離間状態とを形成すること
を特徴とする前記1に記載の定着装置。
【0016】4.前記切換手段は、前記加圧部材を前記
駆動手段から切り離すことを特徴とする前記1〜3のい
ずれか1項に記載の定着装置。
【0017】5.前記加熱部材は、加熱ベルトからな
り、該加熱ベルトを記録材に接触させることにより、定
着が行われることを特徴とする前記1〜4のいずれか1
項に記載の定着装置。
【0018】6.前記加熱部材を加熱する加熱手段を有
することを特徴とする前記5に記載の定着装置。
【0019】7.前記加熱手段は、熱源及び該熱源によ
り加熱され、前記加熱ベルトを張架し、加熱する加熱ロ
ーラを有することを特徴とする前記6に記載の定着装
置。
【0020】8.前記加熱ベルトは基体及び該基体上に
形成された耐熱性弾性層を有することを特徴とする前記
5〜7のいずれか1項に記載の定着装置。
【0021】9.前記加熱部材及び前記加圧部材はロー
ラからなることを特徴とする前記1〜4のいずれか1項
に記載の定着装置。
【0022】10.トナー像を加熱する加熱部材に対向
して加圧部材を接離可能に設け、前記加熱部材に前記加
圧部材を圧着させた状態で、トナー像を担持する記録材
を前記加熱部材と前記加圧部材との間に通すことにより
定着を行う定着装置において、前記加熱部材及び前記加
圧部材を、前記加熱部材と前記加圧部材とが離れた状態
で駆動する駆動手段を有し、該駆動手段は、トルクリミ
ッタを介して前記加熱部材又は前記加圧部材の一方を駆
動することを特徴とする定着装置。
【0023】11.前記トルクリミッタは、19.6×
10-4<Q<9.8×10-3(N・m)の範囲の伝達ト
ルクQを有することを特徴とする前記10に記載の定着
装置。
【0024】12.前記加熱部材は加熱ローラからなる
ことを特徴とする前記10又は前記11に記載の定着装
置。
【0025】13.前記加熱部材は加熱ベルトからなる
ことを特徴とする前記10又は前記11に記載の定着装
置。
【0026】14.トナー像を加熱する加熱部材、該加
熱部材に対向して配置された加圧部材、該加圧部材を付
勢する付勢手段及び該付勢手段を制御することにより、
前記加圧部材を前記加熱部材に対する圧着状態から圧着
解除状態に切り換える切換手段、を有する定着装置にお
いて、前記付勢手段による付勢力は、圧着状態よりも圧
着解除状態の方が弱まることを特徴とする定着装置。
【0027】15.前記付勢手段は、前記圧着解除状態
において無付勢状態を形成することを特徴とする前記1
4に記載の定着装置。
【0028】16.前記付勢手段は、前記圧着解除状態
において付勢状態を形成することを特徴とする前記14
に記載の定着装置。
【0029】17.記録材に未定着のトナー像を形成す
る像形成手段及び、前記1〜16のいずれか1項に記載
の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0031】図1は、本発明の実施の形態に係るカラー
プリンタの全体構成を示す図である。
【0032】図において、10は像形成体である感光体
ドラム(以下、単にドラムという)、11は各色毎の帯
電手段であるスコロトロン帯電器、12は各色毎の画像
書込手段である露光光学系、13は各色毎の現像手段で
ある現像器、14は転写ベルトである。
【0033】前記ドラム10は、例えば、光学ガラスや
透明アクリル樹脂等の透明部材によって形成される円筒
状の基体の外周に、透明の導電層、a−Si層あるいは
有機感光層(OPC)等の感光層を形成したものであ
り、導電層を接地した状態で図1の矢印で示す時計方向
に回転される。
【0034】前記スコロトロン帯電器11、露光光学系
12及び現像器13は、これらを1組として、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)
の単色画像を形成する単色画像形成手段が4組設けられ
ており、前記ドラム10の回転方向に、Y、M、C、K
の順に配置してある。ドラム10、前記4組の単色画像
形成手段及び転写器15により記録材Pにフルカラー画
像を形成する画像形成手段が構成される。
【0035】4組の前記単色画像形成手段の機械的構成
は基本的に同じであるので、以下、それらの詳細は1組
の構成を説明することで賄うこととする。
【0036】前記スコロトロン帯電器11は、それぞれ
所定の電位に保持された制御グリッドと、例えば、鋸歯
状電極からなる放電電極11aとを有し、前記ドラム1
0の感光層と対峙して取付けられ、トナーと同極性のコ
ロナ放電によって前記ドラム10の表面に一様な電位を
付与する。
【0037】前記露光光学系12は、前述したスコロト
ロン帯電器11に対してドラム10の回転方向下流側に
位置するように、前記ドラム10の内部に配置される。
【0038】前記露光光学系12は、ドラム軸と平行に
主走査方向に配列された像露光光の発光素子としてのL
ED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状
の露光素子12aと、結像素子としての光集束性光伝送
体(商品名:セルフォックレンズアレイ)と、不図示の
レンズホルダとで構成される露光用ユニットであり、保
持部材120に取付けてある。
【0039】前記保持部材120には各色毎の露光光学
系12の他に、同様の構成からなる転写同時露光器12
d及び一様露光器12eが取付けられ、一体となって前
記ドラム10の基体内部に収容される。
【0040】前記露光光学系12は、別体の画像読み取
り装置によって読み取られ、メモリに記憶された画像デ
ータに従って前記ドラム10の感光層を裏面から像露光
し、当該ドラム10上に静電潜像を形成する。
【0041】前記露光素子の発光波長は、通常Y、M、
Cのトナーに対して透過性の高い780〜900nmの
範囲のものが用いられるが、本実施形態においては裏面
から像露光を行う方式であるため、カラートナーに対し
て十分な透過性を持たなくてもよく、400〜780n
mの波長でもよい。
【0042】前記現像器13は、前記ドラム10の周面
に対して所定の間隙を保ち、当該ドラム10の回転方向
と近接点でみて順方向に回転する円筒状の非磁性のステ
ンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ13
1と、現像ケーシング138とを有し、現像ケーシング
138の内部には、各々イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及び黒色(K)の一成分或いは二
成分現像剤を収容している。
【0043】前記現像器13は前記ドラム10と所定の
間隙をあけて非接触に保たれており、現像スリーブ13
1に対して直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス
を印加することにより、非接触の反転現像を行い、ドラ
ム10上にトナー像を形成する。
【0044】14a及び14bは前記転写ベルト14を
張架するローラであり、14aが図示しない駆動源から
動力を受け、前記転写ベルト14を矢印方向に回転させ
るように構成してある。
【0045】15及び16は、前記転写ベルト14を挟
んで前記ドラム10と対向配置させた転写器及び除電
器、17は転写領域通過後の前記ドラム10を除電する
ためのAC除電器、18は除電後の前記ドラム表面を清
掃するクリーニング装置で、クリーニングブレード18
0を有する。
【0046】20は、前記ドラム10上に形成されるト
ナー像が転写される記録材Pを収納してなるカセット、
25は給紙ローラである。
【0047】前記記録材Pの搬送路に沿って、搬送ロー
ラ対R1乃至R6、前記転写ベルト14及び記録材Pの
移動速度と同じ線速度で駆動される加熱ベルト300を
含む定着装置30等が設けられる。
【0048】44は、前記ローラ14aと前記転写ベル
ト14を介して対向配置せしめた用紙分離用のAC除電
器を示す。
【0049】46は分離爪で、前記転写ベルト14と一
体的に送られる転写後の記録材Pを確実に分離せしめる
機能を有し、前記ローラ14a上の転写ベルト14の表
面に対して先端を近接して位置づけてある。
【0050】以上のような構成を有する画像形成装置に
おける、画像形成プロセスは次の通りである。
【0051】定着装置30が定着処理可能状態(ウォー
ミングアップ終了)となった後、図示しない画像形成開
始釦の操作又は外部からの画像形成指令によって、図示
しないドラム駆動モータがドラム10を起動してドラム
10が図1の矢印で示す時計方向へ回転し、同時にイエ
ロー(Y)のスコロトロン帯電器11が作動して前記ド
ラム10に所定の電位を付与する。
【0052】引き続き、Yの露光光学系12を介して第
1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号
による画像書込が開始され、前記ドラム10の表面に原
稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
【0053】前記静電潜像はYの現像器13により非接
触の状態で反転現像され、前記ドラム10上にはイエロ
ー(Y)のトナー像が形成される。
【0054】次いで、前記ドラム10は、Yのトナー像
の上からマゼンタ(M)のスコロトロン帯電器11の帯
電作用により電位を付与され、Mの露光光学系12によ
って第2の色信号すなわちMの画像データに対応する電
気信号による画像書込により、Mの画像に対応する静電
潜像が形成され、Mの現像器13による非接触の反転現
像によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼ
ンタ(M)のトナー像が重ね合わせて形成される。
【0055】同様のプロセスにより、シアン(C)のス
コロトロン帯電器11、Cの露光光学系12及びCの現
像器13によって、第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、更にその上
に黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光光学
系12及びKの現像器13によって第4の色信号に対応
する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成さ
れ、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色
(K)の4色の重ね合わせカラートナー像が形成され
る。
【0056】これらY、M、C及びKの露光光学系12
による前記ドラム10の感光層に対する画像書込は、当
該ドラム10の内部より、前述した透光性の基体を通し
て行われる。
【0057】従って第2、第3及び第4の色信号に対応
する画像の書込は何れも先に形成されたトナー像の影響
を全く受けることなく行われ、第1の色信号に対応する
画像と同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0058】上記の画像形成プロセスによって像形成体
であるドラム10上に形成された重ね合わせカラートナ
ー像は、転写域において前記転写器15の作用により、
タイミングを取って搬送される記録材P上に一括して転
写される。
【0059】この際、良好な転写がなされるように、前
記ドラム10の内部に設けた転写同時露光器12dで一
様露光を行う事が好ましい。
【0060】転写工程終了後の前記ドラム10の周面上
に残ったトナーは前記AC除電器17により除電作用を
受けた後、クリーニング装置18によりクリーニングさ
れ、これにより、前記ドラム表面は、次の画像形成に備
えられる。また、記録材Pが分離した転写ベルト14は
クリーニング装置140によりクリーニングされる。
【0061】実施の形態においては、クリーニング後で
あって、次の帯電前に、例えば発光ダイオードを用いた
一様露光器12eを作用させ、前記ドラム表面の先の画
像形成における履歴が解消させる。
【0062】一方、カラートナー像が転写された記録材
Pは、除電器16の作用で前記ドラム10から分離され
た後、前記転写ベルト14によって搬送され、AC除電
器44による除電作用と分離爪46とにより転写ベルト
14から分離され、次いで、定着装置30に導かれる。
【0063】定着処理された記録材Pは搬送ローラR3
〜R6により搬送され排紙される。 <実施の形態1>図2は定着装置30の構成を示す図で
ある。
【0064】300は、図2(c)のように厚さ30〜
70μm程度の金属からなる無端ベルト状の基体301
と、記録材Pに接触する表面層としての厚さ70〜20
0μm程度のシリコンゴム等の耐熱性の弾性層302と
からなる加熱部材としての加熱ベルトである。310は
金属からなる円筒状の基体311とシリコンゴム等の耐
熱性の弾性層312とからなる支持ローラである。32
0は0.3〜1.5mm程度の厚さを有する薄肉の金属
円筒からなる加熱ローラである。Hはハロゲンランプか
らなる熱源である。340は金属からなる円筒状の基体
341と厚さ1〜5mm程度のシリコンゴム等の耐熱性
の弾性層342とからなる加圧部材としての加圧ローラ
である。加熱ベルト300は支持ローラ310と加熱ロ
ーラ320とに張架され、駆動ローラとしての支持ロー
ラ310により駆動されて矢印のように循環移動して記
録材Pを搬送する。熱源Hで発生した熱により、加熱ロ
ーラ320を加熱し、加熱ローラ320が加熱ベルト3
00を加熱することにより、記録材P上の未定着トナー
像Tを定着することができる温度に加熱ベルト300を
加熱する。
【0065】温度センサSEは加熱ローラ320の表面
温度を検知し、制御手段CPU(図3に示す)で熱源H
を温度センサSEの出力に基づいて制御することによ
り、加熱ベルト300が所定の定着温度に維持される。
Gは記録材Pの進入を案内する案内部材である。
【0066】画像形成装置の待機状態、即ち、定着装置
の待機状態では、図2(a)に示すように加圧ローラ3
40は加熱ベルト300及び支持ローラ310から離れ
ている。また、前記待機状態においては、熱源Hはオフ
状態にあり定着装置は電力を消費しない。或いは、待機
状態において、熱源Hに低レベルの電力を供給し、少な
い消費電力で加熱ローラ32を予熱する構成にすること
も可能である。
【0067】短時間の待機状態では、加熱ローラ320
の設定温度を比較的高く設定する。従って、短時間の待
機状態では熱源Hに比較的多く電力を供給する一方、長
い待機状態においては、加熱ローラの設定温度を比較的
低く設定し、熱源Hへの電力供給を少なくする。実際の
制御においては、ウォームアップ終了又は画像形成終了
時点からタイマーをスタートさせ、タイマーにより計時
された時間に従って、連続的にか又は段階的に前記設定
温度を下げると言う制御を行うことが望ましい。
【0068】加圧ローラ340は軸361に回転可能に
支持された支持レバー360に設けられた支持部362
に回転自在に支持されており、支持レバー360は付勢
手段としてのコイルバネ370により付勢される。支持
レバー360の軸361の反対側の端部にコロ363が
設けられ、コロ363は回転カム380に接している。
回転カム380はモータM2により回転駆動される。
【0069】コピー釦の操作又はネットワークを介した
外部からの画像形成指令があったときに、熱源Hに定着
用の電力供給が行われるとともに、支持ローラ310及
び加熱ローラ320が回転して加熱ベルト300が循環
移動を開始するとともに、加圧ローラ340が上昇して
加熱ベルトに圧着し図2(b)に示す状態になる。図2
(b)の状態では、コイルバネ370により所定の圧力
で加圧ローラ340が加熱ベルト300に圧着し、加熱
ベルト300と加圧ローラ340との間に記録材Pを通
すことにより定着が行われる。
【0070】加圧ローラ340は、クラッチCLを介し
て駆動手段としてのモータM1に連結される。モータM
1には記録材Pを搬送し定着を行う駆動手段としてのモ
ータ、即ち、支持ローラ310を駆動するモータを兼用
してもよいし、また、別に設けてもよい。
【0071】モータM1はコピー釦の操作、又は外部か
らの画像形成開始指令によりオンして加圧ローラ340
を回転駆動する。加圧ローラ340の回転駆動後に、加
圧ローラ340が加熱ベルト300に接触する直前でク
ラッチCLがオフして、モータM1と加圧ローラ340
との係合を解除する。従って、加圧ローラ340は、加
熱ベルト300に接触する際に、駆動力を受けないで回
転している状態、即ち、慣性回転の状態にある。
【0072】加圧ローラ340が静止状態で移動状態に
ある加熱ベルト300に接触する構成では、接触時にス
トレスが生ずる。また、加圧ローラ340をモータM1
に連結した状態で加熱ベルト300に接触させる構成で
も、加圧ローラ340と加熱ベルト300との間に生じ
うる僅かな速度差により接触時にストレスが生ずる。
【0073】このようなストレスによって、加熱ベルト
300の弾性層302及び加圧ローラ340の弾性層3
42に変形を起こしたり、これらの表面に傷が発生する
場合がある。そして、甚だしい場合には、加熱ベルト3
00が破断する場合もある。
【0074】本実施の形態のように、加圧ローラ340
をその接触寸前で、駆動系から切り離して慣性による自
由回転状態とすることにより、前記のような問題は解消
される。
【0075】なお、加圧ローラ340を加熱ベルト30
0の移動速度とほぼ等しい周速で回転することが望まし
く、また、加圧ローラ340が、加熱ベルト300の移
動速度に近い周速で慣性回転している間に加圧ローラ3
40が加熱ベルト300に接触するように、クラッチC
Lの作動タイミングを設定することが好ましい。また、
加圧ローラ340の慣性回転時に、慣性を小さくするこ
とが望ましく、クラッチCLを駆動伝達系の加圧ローラ
340に近い部分に設けるのが望ましい。
【0076】図3は本実施の形態の制御系のブロック図
であり、図4は制御手段CPUが行う制御のフローチャ
ートである。
【0077】画像形成装置のメインスイッチがオンされ
ると、定着装置30の熱源Hに電力が供給されて、ウォ
ーミングアップが行われる(F1)。温度センサSEの
検知温度が所定値に達するとウォーミングアップを終了
して、画像形成指令を待つ待機状態に移行する(F
9)。画像形成指令があったときには(F2のあり)、
モータM1及びM2を起動して、支持ローラ310及び
加圧ローラ340を回転駆動した後に加圧ローラ340
を変位させ圧着させる(F3)。なお、この例では、支
持ローラ310と加熱ローラ340とを共通の駆動源で
あるモータM1で駆動している。圧着過程で、加圧ロー
ラ340が加熱ベルト300に接触する寸前で、クラッ
チCLがオフして加圧ローラ340を駆動系から切り離
す(F4)。
【0078】加熱ベルト300の温度が定着温度に達し
たか否かを温度センサSEにより監視し、定着温度に達
していなければ、熱源Hをオンする(F6)。画像形成
画が終了(F7)したら、加圧ローラ340を図2
(a)の圧着を解除して(F8)、待機状態F9に移行
する。また、ウォーミングアップ終了後に画像形成指令
がない場合にも待機状態F9に移行する。待機状態F9
では、前記のように、熱源Hをオフするか又は低レベル
の電力を熱源Hに供給する。
【0079】以上加圧ローラ340を移動させることに
より、圧着/圧着解除を行っているが、加熱部材として
の、加熱ベルト300を移動させることにより、圧着/
圧着解除する構成とすることも可能である。更に、加熱
部材として加熱ベルトの代わりに加熱ローラを用いるこ
とも可能である。
【0080】<実施の形態2>図5は本発明の実施の形
態2に係る定着装置における加圧ローラの断面図であ
り、図2に示す定着装置における加圧ローラ340の他
の例を示す。
【0081】図5における加圧ローラ340は、前記と
同様に金属からなる基体341と弾性層342からな
る。基体341は軸343を有し、軸343により定着
装置30の枠体に回転自在に支持される。歯車346は
図2におけるモータM1に連結されており、モータM1
により回転駆動される。歯車346と軸343とはCリ
ング344で抜け止めされた板バネからなるスリップリ
ング345により連結される。即ち、歯車346の駆動
力はスリップリング345を介して軸343に伝達され
るが、所定以上の負荷トルクがかかった場合には、スリ
ップして歯車346の駆動力は加圧ローラ340に伝達
されない構成になっている。
【0082】定着装置の作動開始において、加圧ローラ
340が加熱ベルト300から離れた無負荷の状態で
は、加圧ローラ340はモータM1により駆動されて加
熱ベルト300とほぼ同じ周速で回転する。そして、加
圧ローラ340が加熱ベルト300に接触したときに、
トルクリミッタとしてのスリップリング345の作用で
加圧ローラ340と加熱ベルト300とに生ずるストレ
スが吸収される。その結果、加熱ベルト300と加圧ロ
ーラ340とは前記のようなストレスを伴うことなく接
触状態に入る。従って、ストレスによる前記のような変
形や破断が防止される。
【0083】スリップリング345の伝達トルクQは次
の範囲が望ましい。 19.6×10-4<Q<9.8×10-3N・m 伝達トルクQが前記の範囲を下回ると加圧ローラ340
が回転しない場合が生ずる。また、伝達トルクQが前記
の範囲を超えると、加圧ローラ340の接触時に、スト
レスが生じて加熱ベルト300の表面や加圧ローラ34
0の表面に変形や変質が生ずる場合がある。
【0084】図6は本実施の形態2におけるトルクリミ
ッタ付駆動機構の他の例を示す。モータM1から加圧ロ
ーラ340までの動力伝達系に、図6に示すような2段
歯車を設ける。軸400に回転自在に支持された歯車4
01は図示しない駆動系を介して図2のモータM1に連
結される。軸400にはCリング403が取り付けら
れ、Cリング403により板バネからなるスリップリン
グ404が抜け止めされる。スリップリング404は図
示しない駆動系により加圧ローラ340に連結された歯
車402に接触する。スリップリング404はトルクリ
ミッタとして作用し、無負荷の状態では加圧ローラ34
0は歯車401及び402を介して、モータM1により
回転駆動される。即ち、加圧ローラ340が加熱ベルト
300から離れている状態では、加圧ローラ340はモ
ータM1により回転駆動されるが、加圧ローラ340が
加熱ベルト300に接触する際には、スリップリング4
04の作用で、ストレスが吸収され加熱ベルト300及
び加圧ローラ340の弾性層302、342の変形や損
傷が防止される。
【0085】<実施の形態3>実施の形態3は、加圧ロ
ーラの圧着/圧着解除を行う駆動手段の駆動力を小さく
し、該駆動手段として小型で消費電力の少ないモータを
使用することを可能にした例である。
【0086】図7は本実施の形態に係る定着装置の構成
を示す。図7に示す定着装置50は図1における定着装
置30として使用することができる。
【0087】図7において、500は加熱ローラであ
り、金属製で円筒状の基体501とフッ素樹脂からなる
離型性で耐熱性の表面層502からなり、内部にハロゲ
ンランプからなる熱源Hが設けられる。510は加圧ロ
ーラであり、金属製で円筒状の基体511とシリコンゴ
ム等の耐熱性の弾性層512からなる。520は分離
爪、530は定着後の記録材Pを搬送する定着排紙ロー
ラ、Gは記録材Pの進入を案内する案内部材である。
【0088】加圧ローラ510は支持部材551に回転
自在に支持される。支持部材551は付勢手段としての
コイルバネ552によって図の上方に付勢される。54
0は軸541において回転自在に支持された支持レバー
であり、2本の支持腕542を有する。支持部材551
は2本の支持腕の間で図における上下方向に移動可能に
支持されている。
【0089】図7(b)は作動状態にある定着装置50
を示し、この状態では、加圧ローラ510は加熱ローラ
500にコイルバネ552により所定の圧力で圧着して
おり、図7(a)は非作動状態にある定着装置501を
示し、図7(a)の状態は回転カム560がコイルバネ
552の付勢を弱める方向に支持レバー540を回転さ
せた状態である。図7(a)の状態では、加圧ローラ5
10は非付勢の状態となって加熱ローラ500から離れ
る。そして、定着装置50の作動時に、回転カム560
が支持レバー540を回転駆動して、図7(b)のよう
に加圧ローラ510を加熱ローラ500に圧着させる。
【0090】このような回転カム560による支持レバ
ー540に対する駆動作用に要する力は、定着に必要な
所定圧力を最大とするものである。従来の加圧ローラの
圧着/圧着解除機構では、定着に必要な所定圧力から更
にバネによる付勢を増す方向に支持レバーを駆動してお
り、圧着解除をするには圧着状態から更に増加する付勢
力に打ち勝つ外力が必要になるが、本実施の形態の駆動
機構では圧着状態で付勢力が最大となるので、従来のも
のよりも格段に小さな力で加圧ローラの圧着と圧着解除
を行うことが可能になる。この駆動機構によって圧着/
圧着解除用の駆動手段としてのモータM2に消費電力が
低く、低コストで小型のモータを用いることが可能にな
る。
【0091】図8は、実施の形態3における定着装置の
他の例を示す。本例においては、支持レバー540に設
けた支持腕542が加圧ローラ510の支持部材551
の上昇を制限するストップ部542Aを有する。ストッ
プ部542Aにより加圧ローラ510は、定着装置の非
作動時に、確実に加熱ローラ500から離れた状態に保
持される。
【0092】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、6、9、10、
12、16又は17の発明により、待機状態において離
間状態にあった加圧部材を画像形成時に圧着させる際
に、ストレスが発生して加熱部材又は加圧部材の変形や
変質を生じさせるが、圧着時に加圧部材又は加熱部材を
慣性回転の状態にしてから圧着させるので、前記のよう
なストレスが避けられ、変形や変質が防止される。
【0093】請求項5、7、8又は13の発明により加
熱部材の熱容量を小さくすることが出来るので加熱の立
ち上がり時間が短縮され、待機状態において熱源への電
力供給を絶つか又は供給しても低レベルの電力で十分で
あるので、画像形成装置のエネルギー消費を効果的に抑
制することが可能になる。
【0094】請求項11の発明により、加熱部材と加圧
部材の圧着時に、特に、効果的にストレスを防止するこ
とができる。
【0095】請求項14、15又は17の発明により、
加熱部材に加圧部材を圧着させる付勢手段の付勢を弱め
る方向の作用で両者間を離間させるので、圧着解除に必
要な力が小さく、圧着/圧着解除を行う駆動手段の消費
エネルギーを下げることが出来るとともに、該駆動手段
のコストを低減することができる。
【0096】請求項16の発明により、加熱部材と加圧
部材を待機時において、確実に離間させることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカラープリンタの全
体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る定着装置の構成を
示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1における制御系のブロッ
ク図である。
【図4】制御手段が行う制御のフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2にかかる定着装置におけ
る加圧ローラの断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2におけるトルクリミッタ
付駆動機構の例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る定着装置の構成を
示す図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る定着装置の他の例
を示す図である。
【符号の説明】
10 ドラム 30 定着装置 300 加熱ベルト 310 支持ローラ 320、500 加熱ローラ 340、510 加圧ローラ 345、404 スリップリング 360 支持レバー 370、552 コイルバネ 380、560 回転カム M1、M2 モータ CL クラッチ P 記録材

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を加熱する加熱部材に対向して
    加圧部材を接離可能に設け、前記加熱部材に前記加圧部
    材を圧着させた状態で、トナー像を担持する記録材を前
    記加熱部材と前記加圧部材との間に通すことにより定着
    を行う定着装置において、 前記加熱部材と前記加圧部材とを圧着状態と離間状態と
    に切り換える切換手段及び、 前記離間状態で前記加熱部材及び前記加圧部材を駆動す
    る駆動手段を有し、 前記切換手段は、前記離間状態から前記圧着状態に切り
    換える際に、前記駆動手段から前記加熱部材又は前記加
    圧部材のいずれか一方を切り離し、前記駆動手段から切
    り離された前記加熱部材又は前記加圧部材が慣性により
    動いている状態で、前記駆動手段により駆動されている
    相手に接触するような切り換えを行うことを特徴とする
    定着装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱部材を駆動して記録材を搬送す
    る駆動手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    定着装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、前記加圧部材を変位さ
    せて、前記圧着状態と前記離間状態とを形成することを
    特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記切換手段は、前記加圧部材を前記駆
    動手段から切り離すことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱部材は、加熱ベルトからなり、
    該加熱ベルトを記録材に接触させることにより、定着が
    行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱部材を加熱する加熱手段を有す
    ることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段は、熱源及び該熱源により
    加熱され、前記加熱ベルトを張架し、加熱する加熱ロー
    ラを有することを特徴とする請求項6に記載の定着装
    置。
  8. 【請求項8】 前記加熱ベルトは基体及び該基体上に形
    成された耐熱性弾性層を有することを特徴とする請求項
    5〜7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱部材及び前記加圧部材はローラ
    からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 トナー像を加熱する加熱部材に対向し
    て加圧部材を接離可能に設け、前記加熱部材に前記加圧
    部材を圧着させた状態で、トナー像を担持する記録材を
    前記加熱部材と前記加圧部材との間に通すことにより定
    着を行う定着装置において、 前記加熱部材及び前記加圧部材を、前記加熱部材と前記
    加圧部材とが離れた状態で駆動する駆動手段を有し、 該駆動手段は、トルクリミッタを介して前記加熱部材又
    は前記加圧部材の一方を駆動することを特徴とする定着
    装置。
  11. 【請求項11】 前記トルクリミッタは、19.6×1
    -4<Q<9.8×10-3(N・m)の範囲の伝達トル
    クQを有することを特徴とする請求項10に記載の定着
    装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱部材は加熱ローラからなるこ
    とを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の定着
    装置。
  13. 【請求項13】 前記加熱部材は加熱ベルトからなるこ
    とを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の定着
    装置。
  14. 【請求項14】 トナー像を加熱する加熱部材、 該加熱部材に対向して配置された加圧部材、 該加圧部材を付勢する付勢手段及び 該付勢手段を制御することにより、前記加圧部材を前記
    加熱部材に対する圧着状態から圧着解除状態に切り換え
    る切換手段、 を有する定着装置において、前記付勢手段による付勢力
    は、圧着状態よりも圧着解除状態の方が弱まること を特徴とする定着装置。
  15. 【請求項15】 前記付勢手段は、前記圧着解除状態に
    おいて無付勢状態を形成することを特徴とする請求項1
    4に記載の定着装置。
  16. 【請求項16】 前記付勢手段は、前記圧着解除状態に
    おいて付勢状態を形成することを特徴とする請求項14
    に記載の定着装置。
  17. 【請求項17】 記録材に未定着のトナー像を形成する
    像形成手段及び、 請求項1〜16のいずれか1項に記載の定着装置を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
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