JP2016155653A - 記録媒体搬送装置、定着装置、画像形成装置及び記録媒体搬送装置の調整方法 - Google Patents

記録媒体搬送装置、定着装置、画像形成装置及び記録媒体搬送装置の調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置本体内部で記録媒体の搬送時のロールのトルクを調整する構成に比べて、トルクの調整作業を簡単に行う。【解決手段】搬送部60は、第1定着ロール62と、定着ユニット70とを有する。第1定着ロール62は、本体ユニット30に設けられ自軸回りに回転可能とされている。定着ユニット70は、第2定着ロール72と、駆動部80と、押付部90とを有し、本体ユニット30に対して装着及び離脱可能とされている。第2定着ロール72は、フレーム74に回転可能に設けられ第1定着ロール62と共に用紙Pを挟む。駆動部80は、支持フレーム76に設けられ第2定着ロール72を回転駆動する。押付部90は、支持フレーム76に設けられ第2定着ロール72を第1定着ロール62に押し付ける。【選択図】図7

Description

本発明は、記録媒体搬送装置、定着装置、画像形成装置及び記録媒体搬送装置の調整方法に関する。
特許文献1の画像形成装置は、第1のロールを備え装置本体側の筐体に対して装着及び離脱可能な搬送ユニットを有している。装置本体側の筐体には、装置本体側に設けられた駆動部により回転駆動される第2のロールが設けられている。第1のロールは、筐体への搬送ユニットの装着状態で第2のロールと対になり、第2のロールの回転に従動して回転する。
特開2013−241255号公報
ロールの駆動部が装置本体側に設けられた記録媒体搬送装置では、記録媒体搬送時のロールのトルクを調整する場合、装置本体側の駆動部(装置本体内部)でトルクの調整を行わなくてはならず、トルクの調整作業がしづらい。
本発明は、装置本体内部で記録媒体の搬送時のロールのトルクを調整する構成に比べて、トルクの調整作業を簡単に行うことができる記録媒体搬送装置、定着装置、画像形成装置、及び記録媒体搬送装置の調整方法を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る記録媒体搬送装置は、装置本体に設けられ自軸回りに回転可能とされた第1ロールと、筐体に回転可能に設けられ前記第1ロールと共に記録媒体を挟む第2ロールと、該筐体に設けられ該第2ロールを回転駆動する駆動手段と、該筐体に設けられ該第2ロールを第1ロールに押し付ける押付手段と、を有し、前記装置本体に対して装着及び離脱可能とされた組立体と、を有する。
本発明の請求項2に係る記録媒体搬送装置の前記駆動手段には、前記第2ロールに伝達されるトルクを制限するトルクリミッタが設けられている。
本発明の請求項3に係る記録媒体搬送装置の前記トルクリミッタには、前記第2ロールに伝達されるトルクを調整可能とするトルク調整部が設けられている。
本発明の請求項4に係る記録媒体搬送装置の前記押付手段には、前記第1ロールに対する前記第2ロールの押付力を調整可能とする押付力調整部が設けられている。
本発明の請求項5に係る定着装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置と、前記第2ロールを加熱する加熱手段と、を有し、記録媒体上の現像剤を記録媒体に定着する。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項5に記載の定着装置と、記録媒体の搬送方向で前記定着装置の上流側に設けられ、記録媒体に現像剤像を形成する形成部と、を有する。
本発明の請求項7に係る記録媒体搬送装置の調整方法は、装置本体に設けられ自軸回りに回転可能とされた第1ロールと、筐体に回転可能に設けられ前記第1ロールと共に記録媒体を挟む第2ロールと、該筐体に設けられ該第2ロールを回転駆動する駆動手段と、該駆動手段に設けられ前記第2ロールに伝達されるトルクを制限するトルクリミッタと、該トルクリミッタに設けられ前記第2ロールに伝達されるトルクを調整可能とするトルク調整部と、該筐体に設けられ該第2ロールを第1ロールに押し付ける押付手段と、該押付手段に設けられ前記第1ロールに対する前記第2ロールの押付力を調整可能とする押付力調整部と、を有し、前記装置本体に対して装着及び離脱可能とされた組立体と、を有する記録媒体搬送装置の調整方法であって、前記第1ロールに模した回転可能な調整ロールを有する治具に前記装置本体から取り外された前記組立体を取り付ける工程と、前記治具の前記第1ロールに前記第2ロールを押し付けた状態で、前記押付力調整部により押付力を調整する工程と、前記治具の前記第1ロールに前記第2ロールを押し付けた状態で、前記駆動手段により前記第2ロールを回転駆動させながら、前記トルク調整部によりトルクを調整する工程と、を有する。
請求項1の発明は、装置本体内部で記録媒体の搬送時のロールのトルクを調整する構成に比べて、トルクの調整作業を簡単に行うことができる。
請求項2の発明は、トルクリミッタを有していない構成に比べて、トルクの調整作業を簡単に行うことができる。
請求項3の発明は、トルク調整部を有していない構成に比べて、トルクの調整作業を簡単に行うことができる。
請求項4の発明は、押付力調整部を有していない構成に比べて、第1ロールに対する第2ロールの押付力の調整作業を簡単に行うことができる。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置を有していない構成に比べて、記録媒体が加熱により伸びるのを抑制することができる。
請求項6の発明は、請求項5に記載の定着装置を有していない構成に比べて、記録媒体が伸びることに起因する画像不良を抑制できる。
請求項7の発明は、装置本体内部で記録媒体の搬送時のロールのトルクを調整する方法に比べて、トルクの調整作業を簡単に行うことができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る定着部の斜視図である。 第1実施形態に係る定着ユニットの斜視図である。 第1実施形態に係る定着部において定着ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る定着ユニットの支持フレームの斜視図である。 第1実施形態に係る定着ユニットから支持フレームを取り除いた状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る定着ユニット及び治具によりトルクを調整する状態を示す説明図である。 第2実施形態に係る用紙搬送装置の斜視図である。 第2実施形態に係る用紙搬送装置において搬送ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る搬送ユニットの斜視図である。 第2実施形態に係る搬送ユニットを第1搬送ロール側から見た斜視図である。 第2実施形態に係る搬送ユニット及び治具によりトルクを調整する状態を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態の記録媒体搬送装置、定着装置、画像形成装置及び記録媒体搬送装置の調整方法の一例を図面に基づき説明する。先ず、画像形成装置の全体構成を説明し、次いで、本実施形態の要部である定着装置及び記録媒体搬送装置の一例の構成及び動作について説明する。
なお、以下の説明では、図1に矢印Yで示す方向を装置高さ方向、図1に矢印Zで示す方向を装置幅方向とする。また、装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交する方向(Xで示す)を装置奥行き方向とする。そして、画像形成装置10をユーザ(図示省略)が立つ側から見て(正面視して)、装置奥行き方向、装置高さ方向、装置幅方向をX方向、Y方向、Z方向と記載する。
さらに、X方向、Y方向、Z方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、画像形成装置10を正面視して、上側を+Y側、下側を−Y側、奥側を+X側、前側を−X側、右側を+Z側、左側を−Z側と記載する。
〔全体構成〕
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置10は、形成部の一例としての4つの画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kと、搬送ロール14と、予備加熱部20と、搬送ロール28と、定着装置の一例としての定着部50とを有している。搬送ロール14及び搬送ロール28は、記録媒体の一例としての用紙Pを搬送する搬送装置(図示省略)の一部を構成しており、X方向を軸方向として画像形成装置10の本体(図示省略)に回転可能に設けられている。さらに、画像形成装置10の本体の一部には、装置本体の一例としての本体ユニット30が設けられている。なお、符号の添え字の「Y」はイエロー用、「M」はマゼンタ用、「C」はシアン用、「K」は黒(ブラック)用であることを示している。
搬送装置(図示省略)は、用紙Pを予め定められた搬送速度(一例として、60〔m/min〕)で図示の矢印A方向(搬送方向)に搬送するようになっている。用紙Pは、連帳紙である。また、用紙Pは、一例として、搬送方向における搬送ロール14よりも上流側では−Y側から+Y側へ搬送され、搬送ロール14から搬送ロール28までは斜め下側(+Z側かつ−Y側)へ搬送され、搬送ロール28よりも下流側では−Y側へ搬送される
用紙Pの搬送方向において、4つの画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kは、搬送ロール14よりも上流側に配置されている。また、用紙Pの搬送方向において、予備加熱部20は、搬送ロール14よりも下流側でかつ搬送ロール28よりも上流側に配置されている。さらに、定着部50は、搬送ロール28よりも下流側に配置されている。画像形成装置10の各部の動作は、制御部18により制御されるようになっている。
<画像形成ユニット>
図1に示す画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kは、それぞれ、帯電、露光、現像、転写、清掃を行い、現像剤の一例としてのトナーTを用いて、用紙Pに現像剤像の一例としてのトナー像TAを形成するようになっている。なお、画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kは、使用するトナーTを除いて同様の構成である。このため、以後の説明においてトナーの色を区別する必要が無い場合は、4つをまとめて画像形成ユニット12と称する。トナーTは、一例として、ワックス(図示省略)を含み、ポリエステル樹脂(バインダー樹脂)を主成分とする粉体で構成されている。
<予備加熱部>
図1に示す予備加熱部20は、一例として、6つのカーボンヒータ22と、6つのカーボンヒータ22を覆うカバー24と、反射板26とを有している。6つのカーボンヒータ22は、用紙Pに対して非接触となるように配置されており、一例として、用紙Pの白地部が90〔℃〕、トナー像TAが110〔℃〕となるように出力及び加熱温度が設定されている。なお、以後の説明では、用紙Pのトナー像TAが形成された側の面を画像面PAと称し、画像面PA側とは反対側の面を非画像面PBと称する。
〔要部構成〕
次に、本体ユニット30及び定着部50について説明する。
<本体ユニット>
図4に示すように、本体ユニット30は、一例として、1組の第1定着フレーム42、43と、1組の第1スライドフレーム44、45と、4つのリニアスライダ46と、2つのエアシリンダ47とを有している。なお、+X側のエアシリンダ47の図示は省略している。また、本体ユニット30は、一例として、1組の第2定着フレーム32、33と、1組の第2スライドフレーム34、35と、4つのリニアスライダ36と、2つのエアシリンダ37とを有している。
第1定着フレーム42、43は、Y−Z面に沿って広がる板材であり、X方向で対向している。第1定着フレーム42は−X側に配置されている。第1定着フレーム42には、+Z側に開口した3つの切欠部42Aが、Y方向に間隔をあけて3箇所形成されている。第1定着フレーム43は+X側に配置されている。第1定着フレーム43には、+Z側に開口した3つの切欠部が、Y方向に間隔をあけて3箇所形成されている。なお、第1定着フレーム43の3つの切欠部は、切欠部42Aと同様に形成されているため、図示は省略する。
3つの切欠部42AのY方向の高さ位置と第1定着フレーム43の3つの切欠部(図示省略)のY方向の高さ位置とは、揃えられている。第1定着フレーム42の+Z側の側面には、切欠部42Aを閉じるように側板41Aが取り付けられている。側板41Aには、後述するハロゲンヒータ64の一端部を支持するブラケットが取り付けられている。第1定着フレーム43の+Z側の側面には、切欠部(図示省略)を閉じるように側板41Bが取り付けられている。
側板41Bには、後述するハロゲンヒータ64の他端部を支持するブラケットが取り付けられている。第1定着フレーム42と第1定着フレーム43は、X方向を長手方向としY方向に間隔をあけて配置された3つの結合部材48のX方向両端部にネジ(図示省略)で締結されることで、連結されている。
第1スライドフレーム44は、Y−Z面に沿って広がる板材であり、第1定着フレーム42よりも−X側に配置されている。第1スライドフレーム44と第1定着フレーム42は、2本のリンク部材39の両端部にネジ(図示省略)で締結されることで、連結されている。また、第1スライドフレーム44の−Z側の側面には、−X側のエアシリンダ47の可動部(図示省略)が取り付けられている。
第1スライドフレーム45は、Y−Z面に沿って広がる板材であり、第1定着フレーム43よりも+X側に配置されている。第1スライドフレーム45と第1定着フレーム43は、2本のリンク部材39の両端部にネジ(図示省略)で締結されることで、連結されている。なお、−Y側のリンク部材39の図示は省略する。また、第1スライドフレーム45の−Z側の側面には、+X側のエアシリンダ47の可動部(図示省略)が取り付けられている。
リニアスライダ46は、Z方向に延びるレール部と、レール部に沿ってZ方向に移動する移動部とを有している。なお、レール部及び移動部の符号は省略する。また、リニアスライダ46は、第1スライドフレーム44の−X側の側面にY方向に間隔をあけて2つの移動部が取り付けられており、第1スライドフレーム45の+X側の側面にY方向に間隔をあけて2つの移動部が取り付けられている。さらに、リニアスライダ46は、画像形成装置10(図1参照)の筐体(図示省略)の一部を構成するフレームに各レール部が取り付けられている。
エアシリンダ47の可動部(図示省略)は、非動作時には−Z側に退避されており、動作時には空気圧によって+Z側へ移動する。これにより、第1スライドフレーム44、45及び第1定着フレーム42、43は、非動作時には−Z側に退避されており、動作時には+Z側へ移動するようになっている。
第2定着フレーム32、33は、Y−Z面に沿って広がる板材であり、X方向で対向している。第2定着フレーム32は−X側に配置されている。第2定着フレーム32には、+Z側に開口した3つの切欠部32Aが、Y方向に間隔をあけて3箇所形成されている。第2定着フレーム33は+X側に配置されている。第2定着フレーム33には、+Z側に開口した3つの切欠部33Aが、Y方向に間隔をあけて3箇所形成されている。
3つの切欠部32AのY方向の高さ位置と3つの切欠部33AのY方向の高さ位置とは、揃えられている。第2定着フレーム32と第2定着フレーム33は、X方向を軸方向とする2本の結合部材38の両端部にネジ(図示省略)で締結されることで、連結されている。第2定着フレーム32の+Z側の側面でかつ切欠部32Aに対して+Y側、−Y側の部位には、+Z側に開口したネジ穴32Bが形成されている。第2定着フレーム33の+Z側の側面でかつ切欠部33Aに対して+Y側、−Y側の部位には、+Z側に開口したネジ穴33Bが形成されている。
第2スライドフレーム34は、Y−Z面に沿って広がる板材であり、第2定着フレーム32よりも−X側に配置されている。第2スライドフレーム34と第2定着フレーム32は、X方向を軸方向とする2本のリンク部材39の両端部にネジ(図示省略)で締結されることで、連結されている。また、第2スライドフレーム34の+Z側の側面には、−X側のエアシリンダ37の可動部(図示省略)が取り付けられている。
第2スライドフレーム35は、Y−Z面に沿って広がる板材であり、第2定着フレーム33よりも+X側に配置されている。第2スライドフレーム35と第2定着フレーム33は、X方向を軸方向とする2本のリンク部材39のX方向両端部にネジ(図示省略)で締結されることで、連結されている。また、第2スライドフレーム35の+Z側の側面には、+X側のエアシリンダ37の可動部(図示省略)が取り付けられている。
リニアスライダ36は、Z方向に延びるレール部と、レール部に沿ってZ方向に移動する移動部とを有している。なお、レール部及び移動部の符号は省略する。また、リニアスライダ36は、第2スライドフレーム34の−X側の側面にY方向に間隔をあけて2つの移動部が取り付けられており、第2スライドフレーム35の+X側の側面にY方向に間隔をあけて2つの移動部が取り付けられている。さらに、リニアスライダ36は、画像形成装置10(図1参照)の筐体(図示省略)の一部を構成するフレームに各レール部が取り付けられている。
エアシリンダ37の可動部(図示省略)は、非動作時には+Z側に退避されており、動作時には空気圧によって−Z側へ移動する。これにより、第2スライドフレーム34、35及び第2定着フレーム32、33は、非動作時には+Z側に退避されており、動作時には−Z側へ移動するようになっている。
{定着部}
次に、定着部50について説明する。
図1に示す定着部50は、記録媒体搬送装置の一例としての搬送部60と、加熱手段の一例としてのハロゲンヒータ52とを有している。
《搬送部》
図1に示す搬送部60は、第1ロールの一例としての3本の第1定着ロール62と、第2ロールの一例としての第2定着ロール72を有する組立体の一例としての3つの定着ユニット70とを有している。
(第1定着ロール)
第1定着ロール62は、芯金62Aを有しており、本体ユニット30の側板41A、41B(図4参照)にベアリング(図示省略)を介して設けられ、用紙Pの−Z側で、X方向を軸方向とする自軸回りに回転可能とされている。また、第1定着ロール62は、径方向内側から外側へ向けて、芯金62A、弾性層62B及び離型層(図示省略)を有する多層構造となっている。第1定着ロール62の外径は、一例として、80〔mm〕である。
さらに、第1定着ロール62は、既述のエアシリンダ47の動作により、用紙Pとの接触及び用紙Pからの退避が可能となっている。第1定着ロール62と後述する第2定着ロール72とで用紙Pが挟まれるニップ部での第2定着ロールの押付力(荷重)付与は、定荷重方式であり、一例として、押付力が980〔N〕となっている。また、第1定着ロール62の内側には、ハロゲンヒータ64(図1参照)が設けられている。
図1に示すハロゲンヒータ64は、電源(図示省略)からの通電によって発熱し、第1定着ロール62を内側から加熱するようになっている。また、ハロゲンヒータ64は、一例として、第2定着ロール72の外周面の温度(定着温度)が120〔℃〕に維持されるように、第2定着ロール72の温度を検出する温度センサ(図示省略)の出力に基づいて、フィードバック制御されるようになっている。
<定着ユニット>
図2に示すように、3つの定着ユニット70は、第1定着ロール62と第2定着ロール72とがZ方向で対向するように、Y方向に間隔をあけて、本体ユニット30の第2定着フレーム32、33に取り付けられている。
図3に示すように、定着ユニット70は、第2定着ロール72と、駆動手段の一例としての駆動部80と、押付手段の一例としての押付部90と、を有している。さらに、定着ユニット70は、第2定着ロール72が回転可能に設けられたフレーム74と、第2定着ロール72、フレーム74、駆動部80及び押付部90を支持する支持フレーム76とを有している。フレーム74及び支持フレーム76は、筐体の一例である。
(支持フレーム)
図5に示すように、支持フレーム76は、第1側板76A、第2側板76C、第3側板76D、止め板76E、76F及び支持板76G、76Hを有している。
第1側板76Aは、X方向を長手方向としてX−Y面に沿って配置されている。また、第1側板76Aの+X側の端部及び−X側の端部には、Z方向に貫通した2箇所のネジ孔76Bが形成されている。2箇所のネジ孔76Bには、後述する調整ネジ79A、79Bがねじ込まれている。調整ネジ79A、79Bの−Z側の端部は、第1側板76Aよりも−Z側に突出している。さらに、第1側板76Aの+Z側の側面には、複数のブラケット77が取り付けられている。
第2側板76Cは、Y−Z面に沿って配置されており、第2側板76Cの+Z側の端部は、第1側板76Aの−X側端部の−Z側にネジで締結されている。第3側板76Dは、Y−Z面に沿って配置されており、第2側板76Dの+Z側の端部は、第1側板76Aの+X側端部の−Z側にネジで締結されている。即ち、第1側板76A、第2側板76C及び第3側板76Dは、平面視(Y方向視)で−Z側に開口するU字状に組み付けられている。
第2側板76Cの−Z側の端部には、止め板76Eが取り付けられている。第3側板76Dの−Z側の端部には、止め板76Fが取り付けられている。止め板76E、76Fは、X−Y面に沿って、X方向に間隔をあけて配置されており、フレーム74(図3参照)の+X側、−X側に配置される。即ち、止め板76E、76Fは、フレーム74のX方向のずれを抑制するようになっている。
また、止め板76E、76Fには、Z方向に貫通した貫通孔76Iが、それぞれY方向に間隔をあけて2箇所ずつ形成されている。さらに、止め板76E、76Fには、−Z側に向けて突出した突出部76Jが形成されている。突出部76JのY方向の長さは、切欠部32A、33A(図4参照)のY方向の開口長さよりも短くなっており、第2定着フレーム32、33と接触しないようになっている。
支持板76Gは、Z方向を長手方向として延びており、支持板76Gの+Z側の端部は、第1側板76Bの−X側の端部に取り付けられている。また、支持板76Gは、第2側板76Cよりも+X側でかつ−Y側に配置されている。さらに、支持板76Gの−Z側の端部には、支持ピン78Aが取り付けられている。支持ピン78Aは、X方向を軸方向とする円柱状のピンであり、支持板76Gに対して−X側に突出されている。
支持板76Hは、Z方向を長手方向として延びており、支持板76Hの+Z側の端部は、第1側板76Bの+X側の端部に取り付けられている。また、支持板76Hは、第3側板76Dよりも−X側でかつ−Y側に配置されている。さらに、支持板76Hの−Z側の端部には、支持ピン78Bが取り付けられている。支持ピン78Bは、X方向を軸方向とする円柱状のピンであり、支持板76Hに対して+X側に突出されている。支持ピン78Aの軸と支持ピン78Bの軸とは、X方向に沿ってほぼ同軸上に配置されている。
(フレーム)
図6に示すように、フレーム74は、第1側板74A、第2側板74B、第3側板74C及び取付板74Dを有している。
第1側板74Aは、X方向を長手方向としてX−Y面に沿って配置されている。また、第1側板74Aの+X側の端部及び−X側の端部でかつ−Z側の側面には、第2側板74B、第3側板74Cが取り付けられている。さらに、第1側板74AのX方向中央部よりも−X側でかつ+Z側の側面には、取付板74Dが取り付けられている。取付板74Dは、第1側板74Aから+Z側へ延びている。また、取付板74Dには、X方向に貫通した貫通孔74Hが形成されている。
第1側板74Aの+Z側の側面で取付板74Dよりも+X側には、配線(図示省略)を支持するブラケット75Aが取り付けられている。また、第1側板74Aの+Z側の側面及び取付板74Dには、ブラケット75Bが取り付けられている。ブラケット75B及び取付板74Dには、X方向を軸方向とするシャフト75Cの両端部が回転可能に設けられている。さらに、第1側板74AのX方向両端部には、それぞれ第1側板74Aから+Z側に突出した円柱状の被押付部材74Gが設けられている。
第2側板74B及び第3側板74Cは、第1側板74Aから−Z側へ延びており、X方向で対向している。また、第2側板74B及び第3側板74CのY方向中央部には、それぞれX方向に貫通した貫通孔74Eが形成されている。さらに、第2側板74B及び第3側板74Cの−Y側の端部(下端部)には、それぞれ−Y側に開口した切欠部74Fが形成されている。切欠部74Fは、X方向に見て、+Y側が円形の孔部であり−Y側が直線状の溝部となっている。なお、第3側板74Cの切欠部74Fについては、第2側板74Bの切欠部74Fと同様に形成されているため、図示を省略する。
ここで、支持フレーム76の支持ピン78A、78B(図5参照)は、フレーム74の切欠部74Fにおける円形の孔部に挿入されている。これにより、フレーム74は、支持フレーム76に対して、支持ピン78A、78Bを揺動中心として、揺動(相対移動)可能となっている。
第2側板74B及び第3側板74Cの2つの貫通孔74Eには、それぞれベアリング(図示省略)が嵌め込まれている。そして、2つのベアリングは、第2定着ロール72の軸方向両端部を回転可能に支持している。
(第2定着ロール)
図6に示すように、第2定着ロール72は、フレーム74の第2側板74B及び第3側板74Cに支持され、用紙P(図1参照)の+Z側で、X方向を軸方向とする自軸回りに回転可能とされている。また、第2定着ロール72は、径方向内側から外側へ向けて、芯金72Aと、芯金72Aの外周に被覆された弾性層72B(図1参照)及び離型層(図示省略)とを有する多層構造となっている。
さらに、第2定着ロール72は、既述のエアシリンダ37(図2参照)の動作により、用紙Pとの接触及び用紙Pからの退避が可能となっている。第2定着ロール72の内側には、ハロゲンヒータ52が設けられている。なお、第1定着ロール62と第2定着ロール72は、同様の構成とされている。第2定着ロール72の外周面で第1定着ロール62側とは反対側の部位には、クリーニングブレード73が接触している。クリーニングブレード73は、第2定着ロール72の外周面に付着したワックスなどを除去する。
(ハロゲンヒータ)
図1に示すハロゲンヒータ52は、電源(図示省略)からの通電によって発熱し、第2定着ロール72を内側から加熱するようになっている。また、ハロゲンヒータ52は、一例として、第2定着ロール72の外周面の温度(定着温度)が120〔℃〕に維持されるように、第2定着ロール72の温度を検出する温度センサ(図示省略)の出力に基づいて、フィードバック制御されるようになっている。これにより、第2定着ロール72は、用紙Pの画像面PAと接触して、用紙Pにトナー像TAを定着するようになっている。
<駆動部>
図6に示すように、駆動部80は、フレーム74に設けられている。また、駆動部80は、モータ82と、モータ82の回転を第2定着ロール72に伝達するギヤ列84と、ギヤ列84の後述する第1ギヤ84Aが取り付けられたトルクリミッタ86とを有している。
モータ82は、取付板74Dの+X側の側面に取り付けられたモータ本体82Aと、貫通孔74Hを通って取付板74Dよりも−X側に突出され、モータ本体82Aにより回転駆動されるシャフト82Bとを有している。モータ本体82Aの配線(図示省略)の一部は、ブラケット75により支持されており、配線の端部は、制御部18(図1参照)に接続されている。なお、配線の途中にはコネクタ部(図示省略)が設けられており、該コネクタ部において、定着ユニット70側の配線と制御部18側の配線とに分割可能となっている。
ギヤ列84は、シャフト82Bに回転可能に設けられた第1ギヤ84Aと、シャフト75Cに回転可能に設けられた第2ギヤ84B及び第3ギヤ84Cと、第2定着ロール72の芯金72Aの−X側端部に取り付けられた第4ギヤ84Dとを有している。第1ギヤ84Aの歯部は、第2ギヤ84Bの歯部と噛み合っている。第3ギヤ84Cの歯部は、第4ギヤ84Dの歯部と噛み合っている。
トルクリミッタ86は、シャフト82Bに設けられ第1ギヤ84Aと一体化されたトルクリミッタ本体86Aと、トルクリミッタ本体86Aに設けられ、制限するトルクを調整(設定)可能とする調整ネジ86B(図7参照)とを有している。調整ネジ86Bは、トルク調整部の一例である。本実施形態では、トルクリミッタ86の一例として、小倉クラッチ社製パーマヒストルクコントローラPHT−10Dを用いている。
ここで、トルクリミッタ86は、第2定着ロール72において設定されたトルクよりも低いトルクが発生した場合、シャフト82Bから第1ギヤ84Aに駆動力を伝達するようになっている。即ち、駆動部80では、発生したトルクが設定されたトルクよりも低い場合、第1ギヤ84Aの回転力が、第2ギヤ84B、シャフト75C、第3ギヤ84C及び第4ギヤ84Dを介して芯金72Aに伝達され、第2定着ロール72が回転駆動される。また、トルクリミッタ86は、第2定着ロール72において設定された値以上のトルクが発生した場合、第2定着ロール72の回転時のトルクを設定値未満に制限するようになっている。
<押付部>
図3に示すように、押付部90は、支持フレーム76の+X側端部及び−X側端部に設けられている。+X側の押付部90には、既述の調整ネジ79Bと、押付部材92と、圧縮コイルバネ94とが設けられている。−X側の押付部90には、既述の調整ネジ79Aと、押付部材92と、圧縮コイルバネ94とが設けられている。調整ネジ79A、79Bは、押付力調整部の一例である。
調整ネジ79A、79Bは、+Z側からZ方向に見て、時計回りに回されることで−Z側へ移動し、反時計回りに回されることで+Z側に移動するようになっている。押付部材92は、Z方向を軸方向とする円柱状の部材であり、調整ネジ79A、79Bの−Z側の先端部に回転可能に連結されている。即ち、調整ネジ79A、79Bが回転された場合に、押付部材92は回転しないようになっている。圧縮コイルバネ94は、Z方向を変形方向として、押付部材92と被押付部材74Gとに挟まれている。
ここで、押付部90では、調整ネジ79A、79Bが回されて押付部材92が−Z側に移動すると、圧縮コイルバネ94が圧縮され、被押付部材74Gに圧縮力に対する反力としての押付力が作用するようになっている。そして、押付部90は、被押付部材74Gに押付力が作用すると、フレーム74と共に第2定着ロール72が−Z側に移動して、第2定着ロール72の外周面を第1定着ロール62(図1参照)の外周面に押し付けるようになっている。
なお、押付部90では、調整ネジ79A、79Bが回されて押付部材92が+Z側に移動すると、フレーム74が圧縮コイルバネ94により引っ張られ、第2定着ロール72が+Z側に移動するようになっている。このように、押付部90では、調整ネジ79A、79Bの回転により、第2定着ロール72の第1定着ロール62への押付力が調整可能となっている。
図2に示すように、定着ユニット70は、既述の貫通孔76Iにネジ(図示省略)を挿入すると共に当該ネジをネジ穴32B、33B(図4参照)に締結することで、第2定着フレーム32、33に取り付けられる。また、定着ユニット70は、ネジを外すことで、第2定着フレーム32、33から取り外される(離脱される)。
<治具>
次に、第2定着ロール72のトルクを調整するための治具100について説明する。
図7には、画像形成装置10(図1参照)から取り外した定着ユニット70を治具100に載せた状態が平面視(Y方向視)で示されている。治具100は、一例として、台座102と、調整ロール103と、カップリング部材104と、トルクセンサ106とを含んで構成されている。
台座102は、X−Z面に広がる板状の台座本体102Aと、台座本体102Aの+Y側でかつ+Z側に形成された直方体状の置台102Bと、台座本体102Aの+Y側でかつ−Z側に形成された支持壁102C、102D、102Eとを有している。置台102Bの+Y側の面には、定着ユニット70の支持フレーム76を固定する固定部材(図示省略)が設けられている。
支持壁102C及び支持壁102Dは、X方向に間隔をあけて対向配置されると共にY方向に沿って直立している。また、支持壁102C及び支持壁102Dには、X方向に貫通した貫通孔(図示省略)が形成されており、当該貫通孔には、それぞれベアリング108が嵌め込まれている。2つのベアリング108には、後述する調整ロール103の芯金103Aの軸方向両端部が挿入されている。
支持壁102Eは、支持壁102Dよりも+X側でY方向に沿って直立している。また、支持壁102Eには、トルクセンサ106が取り付けられている。トルクセンサ106は、シャフト107を有している。シャフト107は、第1定着ロール62の芯金62Aと同軸上となるように配置されており、カップリング部材104により芯金62Aと連結されている。これにより、調整ロール103が第2定着ロール72の回転に従動して回転したとき、シャフト107が回転して、トルクセンサ106によりトルクが測定されるようになっている。
調整ロール103は、第1定着ロール62(図1参照)を模したもの(第1定着ロール62と同じ構成とされたもの)であり、径方向内側から外側へ向けて、芯金103A、弾性層及び離型層(符号省略)を有する多層構造となっている。調整ロール103の外径は、一例として、80〔mm〕である。そして、調整ロール103は、ベアリング108、支持壁102C及び支持壁102Dにより、回転可能に支持されている。また、調整ロール103の外周面は、定着ユニット70の支持フレーム76を置台102Bに固定したとき、第2定着ロール72の外周面と接触するように配置されている。
(トルクの計算)
図1に示す画像形成装置10において、一例として、トルクリミッタ86(図6参照)の制限トルクを0.8〔N・m〕、モータ82(図6参照)の定格トルクを1.8〔N・m〕とする。また、第1定着ロール62と第2定着ロール72とでニップ部が形成された回転時の負荷トルクが0.2〔N・m〕、クリーニングブレード73の接触により第2定着ロール72に作用する負荷トルクが0.4〔N・m〕であったとする。
ここで、用紙Pが、一例として、60〔m/min〕で搬送されるとき、0.8−(0.2+0.4)=0.2〔N・m〕が、張力として用紙Pに作用することになる。つまり、第2定着ロール72の半径を40〔mm〕とすると、0.2/0.04=5〔N〕が、第1定着ロール62及び第2定着ロール72によって用紙Pに作用する張力となる。
なお、画像形成装置10では、用紙Pが転写部で滑らないようになっている。また、画像形成装置10では、用紙Pの搬送速度に比べて第2定着ロール72が5%速い線速度で回転したとしても、用紙Pが第2定着ロール72の回転抵抗となる。このため、シャフト82Bと第1ギヤ84Aとで滑りが生じるので、定着部50では、60〔m/min〕で用紙Pを搬送することになる。なお、既述のように、用紙Pには5〔N〕の張力が作用しているので、用紙Pに弛みが生じることが抑制されている。
〔作用〕
次に、第1実施形態の作用について説明する。
<押付力及びトルクの調整>
図1に示す画像形成装置10において、一例として、使用する用紙Pを入れ換える場合、予め用紙Pの種類と予備加熱部20及び定着部50における設定温度とに基づいて作成されたトルク設定表により、定着ユニット70における設定すべきトルクが決定される。また、予め用紙Pの種類と予備加熱部20及び定着部50における設定温度とに基づいて作成された押付力設定表により、定着ユニット70における設定すべき押付力が決定される。なお、押付力及びトルクの決定は、調整者が行う。また、以後の説明では、定着ユニット70における設定すべきトルク(第1定着ロール62に作用するトルク)を設定トルクと称する。
図2に示す定着部50では、設定トルクを変更する必要がある場合、第2定着フレーム32、33と定着ユニット70との締結が解除され、3つの定着ユニット70が本体ユニット30から取り外される(離脱される)。なお、3つの定着ユニット70は同様の構成とされているため、1つの定着ユニット70のトルクの調整について説明し、残り2つの定着ユニット70の説明を省略する。
図7に示すように、定着ユニット70は、治具100の置台102Bに固定部材(図示省略)を用いて取り付けられる(固定される)。そして、定着ユニット70では、2つの押付部材92(図3参照)に換えて2つのロードセル93が取り付けられる。なお、ロードセル93は、力の大きさを電気信号に変換する変換器である。また、ロードセル93で変換された力は、測定器(図示省略)において、調整ロール103と第2定着ロール72とが接触するニップ部の押付力F〔N〕として表示されるようになっている。
続いて、治具100の調整ロール103に第2定着ロール72を押し付けた状態で、測定器(図示省略)の押付力Fを見ながら調整ネジ79A、79Bを回して、一例として、押付力が980〔N〕となるように押付力Fを調整する。即ち、定着ユニット70が本体ユニット30(図2参照)に取り付けられたときの第1定着ロール62(図1参照)と第2定着ロール72とのニップ部の押付力と同じ値となるように、押付力Fが調整される。
続いて、調整ロール103に第2定着ロール72を押し付けた状態で、電源及びコントローラ(図示省略)を用いてモータ82を動作させることで、モータ82により第2定着ロール72を回転駆動させる。このとき、第2定着ロール72の外周の線速度が画像形成装置10(図1参照)の用紙Pの搬送速度(一例として、60〔m/min〕)と同じとなるように、コントローラによりモータ82の動作が制御される。そして、第2定着ロール72の回転に従動して調整ロール103が回転する。
調整ロール103に作用するトルクは、トルクセンサ106により測定される。ここで、トルクセンサ106により測定されたトルクが設定トルクとは異なる場合、モータ82による第2定着ロール72の回転を停止させ、調整ネジ86Bを回してトルクを調整した後、モータ82により第2定着ロール72を回転させてトルクを測定する。この工程を繰り返すことで、トルクリミッタ86のトルク(制限トルクであり許容トルク)が調整され、定着ユニット70の設定トルクが調整される。なお、設定トルクは、一例として、0.2〔N・m〕としている。
続いて、ロードセル93が押付部材92(図3参照)に置き換えられた後、治具100から定着ユニット70が取り外される。そして、図2に示すように、定着ユニット70は、本体ユニット30の第2定着フレーム32、33にネジ(図示省略)で締結される(装着される)。このようにして、第1定着ロール62と第2定着ロール72とのニップ部の押付力の調整及び設定トルクの調整が行われる。なお、押付力の調整及び設定トルクの調整は、第1定着ロール62及び第2定着ロール72の温度が定着温度(一例として、120〔℃〕)となるように加熱してから行ってもよい。
<画像形成装置の動作>
図1に示す画像形成装置10において、押付力及び設定トルクの調整後、第1定着ロール62、第2定着ロール72は、用紙Pに対して−Z側、+Z側に退避している。画像形成装置10において用紙Pに画像形成する場合、図2に示すように、エアシリンダ47、37が動作され、第1定着フレーム42、43、第2定着フレーム32、33が、+Z側、−Z側に移動する。これにより、第2定着ロール72は、第1定着ロール72に向けて押し付けられ、第1定着ロール62と共に用紙Pを挟み、ニップ部が形成される。
続いて、モータ82(図6参照)の動作により第2定着ロール72が回転駆動され、第1定着ロール62が従動回転する。予備加熱部20では、一例として、トナー像TAが110〔℃〕となるようにカーボンヒータ22が発熱する。また、第1定着ロール62及び第2定着ロール72は、一例として、120〔℃〕に加熱される。そして、画像形成ユニット12により形成されたトナー像TAは、予備加熱部20で加熱された後、定着部50において加熱及び加圧されることで、用紙Pに定着される。
ここで、搬送部60では、既述のように、用紙Pに張力を作用させるトルクを決める駆動部80(図6参照)及び押付部90(図3参照)が、定着ユニット70に設けられている。このため、搬送部60では、本体ユニット30(図2参照)から定着ユニット70を外して第2定着ロール72のトルクの調整を行える。
さらに、搬送部60では、本体ユニット30の外側で第2定着ロール72のトルクを調整することで、定着ユニット70が本体ユニット30に装着されたままの状態で用紙Pの搬送時のトルクを調整する構成及び方法に比べて、トルクの調整作業を簡単に行える。そして、トルクの測定及びトルクの調整が精度良く行われるので、用紙Pに作用するトルクが管理され、搬送時の用紙Pの伸びが抑制される。
また、搬送部60では、駆動部80にトルクリミッタ86が設けられている。このため、トルクを調整するときに駆動部80全体を交換しなくても、トルクリミッタ86によりトルクが調整可能となるので、トルクの調整作業を簡単に行える。さらに、搬送部60では、剛度の低い用紙Pを搬送するときに用紙Pに過大な搬送力が作用するような場合、トルクリミッタ86が第2定着ロール72の回転時のトルクを設定値未満に制限する。これにより、トルクリミッタ86を有していない構成に比べて、用紙Pに過大な搬送力が作用することが抑制される。なお、剛度とは、JIS P 8143で測定される用紙Pの「こわさ」である。
加えて、搬送部60では、図7に示すように、トルクリミッタ86に調整ネジ86Bが設けられているので、トルクを調整するときにトルクリミッタ86を交換してトルク調整を行わなくて済む。このため、トルクの調整作業を簡単に行える。さらに、搬送部60では、調整ネジ86Bの回転によりトルクが微調整される。これにより、トルクリミッタ86に調整ネジ86Bが設けられていない構成に比べて、トルクの調整精度が上がる。
また、搬送部60では、押付部90に調整ネジ79A、79Bが設けられているので、押付力を調整するときに押付部90を交換しなくても、第1定着ロール62に対する第2定着ロール72の押付力が調整可能となる。このため、押付力の調整作業を簡単に行える。
定着部50では、搬送部60において搬送時の用紙Pの伸びが抑制されるので、ハロゲンヒータ52で用紙Pを加熱した場合でも、搬送部60が無い構成に比べて、用紙Pが加熱により伸びることが抑制される。
画像形成装置10では、定着部50において用紙Pが伸びることが抑制されるので、定着部50を有していない構成に比べて、用紙Pが伸びることに起因する画像不良(例えば、画像ずれなど)が抑制される。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る記録媒体搬送装置、画像形成装置及び記録媒体搬送装置の調整方法の一例について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材及び部位には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図8には、第2実施形態に係る記録媒体搬送装置の一例としての用紙搬送装置120が示されている。用紙搬送装置120は、装置本体の一例としての一対の支持フレーム122、123と、第1ロールの一例としての第1搬送ロール124と、組立体の一例としての搬送ユニット130とを有している。
(支持フレーム)
図9に示すように、支持フレーム122、123は、それぞれY−Z面に沿って広がる板材であり、X方向で対向している。支持フレーム122は−X側に配置され、支持フレーム123は+X側に配置されている。また、支持フレーム122及び支持フレーム123には、+Z側に開口した3つの切欠部126が、それぞれY方向に間隔をあけて3箇所形成されている。切欠部126は、既述の突出部76J(図5参照)が嵌まる大きさ及び形状とされている。
さらに、支持フレーム122及び支持フレーム123には、それぞれの切欠部126に対して+Y側の側面、−Y側の側面に+Z側に開口したネジ穴122Aが形成されている。加えて、支持フレーム122及び支持フレーム123には、切欠部126の−Z側でX方向に貫通した貫通孔128が、それぞれ3箇所ずつ形成されている。それぞれの貫通孔128には、X方向を軸方向とするベアリング132が嵌め込まれている。X方向で対向する3組のベアリング132は、それぞれ第1搬送ロール124の後述する軸部124AのX方向両端部を回転可能に支持している。
(第1搬送ロール)
図9に示すように、第1搬送ロール124は、ベアリング132に支持されることで、X方向を軸方向とする自軸回りに回転可能とされている。また、第1搬送ロール124は、X方向を軸方向とする円柱状の軸部124Aと、軸部124Aの外周面にX方向に間隔をあけて3つ形成され、径方向外側に突出した円柱状のロール部124Bとを有している。3つのロール部124Bは、X方向に見て、外径がほぼ同じ大きさとされている。
<搬送ユニット>
図10及び図11に示すように、搬送ユニット130は、第2ロールの一例としての第2搬送ロール134と、第2搬送ロール134を回転駆動する駆動部80と、第2搬送ロール134を第1搬送ロール124(図8参照)に押し付ける押付部90とを有している。さらに、搬送ユニット130は、第2搬送ロール134が回転可能に設けられたフレーム74と、第2搬送ロール134、フレーム74、駆動部80及び押付部90を支持する支持フレーム76とを有している。
(第2搬送ロール)
第2搬送ロール134は、フレーム74の第2側板74B及び第3側板74Cに支持され、用紙P(図8参照)の+Z側で、X方向を軸方向とする自軸回りに回転可能とされている。また、第2搬送ロール134は、X方向を軸方向とする円柱状の軸部134Aと、軸部134Aの外周面にX方向に間隔をあけて3つ形成され、径方向外側に突出した円柱状のロール部134Bとを有している。3つのロール部134Bは、X方向に見て、外径がほぼ同じ大きさとされている。第2搬送ロール134の軸部134Aの−X側端部には、第4ギヤ84Dが取り付けられている。
図8に示すように、搬送ユニット130は、貫通孔76I(図10参照)にネジ(図示省略)を挿入すると共に当該ネジをネジ穴122A(図9参照)に締結することで、支持フレーム122、123に取り付けられる(装着される)。また、搬送ユニット130は、ネジを外すことで、支持フレーム122、123から離脱される。
<治具>
図12には、第2搬送ロール134のトルクを調整するための治具140が示されている。治具140は、第1実施形態の治具100(図7参照)において、調整ロール103(図7参照)に換えて調整ロール136が回転可能に設けられており、他の構成は治具100と同様である。また、シャフト107は、カップリング部材104により調整ロール136の後述する軸部136Aの+X側端部と連結されている。
調整ロール136は、第1搬送ロール124(図8参照)を模したもの(第1搬送ロール124と同じ構成とされたもの)である。具体的には、X方向を軸方向とする円柱状の軸部136Aと、軸部136Aの外周面にX方向に間隔をあけて3つ形成され、径方向外側に突出した円柱状のロール部136Bとを有している。そして、調整ロール136は、ベアリング108、支持壁102C及び支持壁102Dにより、回転可能に支持されている。また、調整ロール136の外周面は、搬送ユニット130の支持フレーム76を置台102Bに固定したとき、第2搬送ロール134の外周面と接触するように配置されている。
〔作用〕
次に、第2実施形態の作用について説明する。
<押付力及びトルクの調整>
図8に示す用紙搬送装置120において、一例として、使用する用紙Pを入れ換える場合、予め用紙Pの種類に基づいて作成されたトルク設定表により、搬送ユニット130における設定すべきトルク(設定トルク)が決定される。また、予め用紙Pの種類に基づいて作成された押付力設定表により、搬送ユニット130における設定すべき押付力が決定される。なお、押付力及びトルクの決定は、調整者が行う。
続いて、押付力及びトルクを調整するため、支持フレーム122、123と搬送ユニット130との締結が解除され、3つの搬送ユニット130が支持フレーム122、123から取り外される(離脱される)。なお、3つの搬送ユニット130は同様の構成とされているため、1つの搬送ユニット130のトルクの調整について説明し、残り2つの搬送ユニット130の説明を省略する。
図12に示すように、搬送ユニット130は、治具140の置台102Bに固定部材(図示省略)を用いて取り付けられる(固定される)。そして、搬送ユニット130では、2つの押付部材92(図10参照)に換えて2つのロードセル93が取り付けられる。ロードセル93で変換された力は、測定器(図示省略)において、調整ロール136と第2搬送ロール134とが接触するニップ部の押付力F〔N〕として表示される。
続いて、治具140の調整ロール136に第2搬送ロール134を押し付けた状態で、測定器(図示省略)の押付力Fを見ながら調整ネジ79A、79Bを回して、押付力Fを調整する。即ち、搬送ユニット130が支持フレーム122、123(図8参照)に取り付けられたときの第1搬送ロール124(図10参照)と第2搬送ロール134とのニップ部の押付力と同じ値となるように、押付力Fが調整される。
続いて、調整ロール136に第2搬送ロール134を押し付けた状態で、電源及びコントローラ(図示省略)を用いてモータ82を動作させることで、第2搬送ロール134を回転駆動させる。このとき、第2搬送ロール134の外周の線速度が用紙搬送装置120(図8参照)の用紙Pの搬送速度と同じとなるように、コントローラによりモータ82の動作が制御される。そして、第2搬送ロール134の回転に従動して調整ロール136が回転する。
調整ロール136に作用するトルクは、トルクセンサ106により測定される。ここで、トルクセンサ106により測定されたトルクが設定トルクとは異なる場合、既述のように、第2搬送ロール124の回転を停止させ、調整ネジ86Bを回してトルクを調整した後、モータ82により第2搬送ロール124を回転させてトルクを測定する。この工程を繰り返すことで、搬送ユニット130の設定トルクが調整される。
続いて、ロードセル93が押付部材92(図10参照)に置き換えられた後、治具140から搬送ユニット130が取り外される。そして、図8に示すように、搬送ユニット130は、支持フレーム122、123にネジ(図示省略)で締結される(装着される)。このようにして、第1搬送ロール124と第2搬送ロール134とのニップ部の押付力の調整及び設定トルクの調整が行われる。
図8に示す用紙搬送装置120では、駆動部80及び押付部90が、搬送ユニット130に設けられている。このため、用紙搬送装置120では、支持フレーム122、123から搬送ユニット130を外しても、第2搬送ロール134のトルクの調整を行える。
さらに、用紙搬送装置120では、支持フレーム122、123の外側で第2搬送ロール134のトルクが調整される。これにより、搬送ユニット130が支持フレーム122、123に装着された状態でトルクを調整する構成及び方法に比べて、トルクの調整作業を簡単に行える。そして、トルクの測定及びトルクの調整が精度良く行われるので、用紙Pに作用するトルクが管理され、搬送時の用紙Pの伸びが抑制される。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
画像形成装置10の画像形成ユニット12は、画像形成ユニット12Kのみを有するものであってもよい。また、画像形成装置10は、予備加熱部20に換えて、用紙Pの非画像面PBと接触する加熱板又は用紙Pの非画像面PBと接触する加熱ロールが設けられていてもよい。予備加熱部20のカーボンヒータ22の本数は、6本に限らず、他の本数であってもよい。さらに、画像形成装置10において使用するトナーTは、ポリエステル樹脂に限らず、他の樹脂であってもよい。
また、画像形成装置10は、乾式の電子写真画像形成装置だけではなく、オイル(キャリア液)を含む液体現像剤を用いた湿式の電子写真画像形成装置や、インクジェット方式の画像形成装置であってもよい。さらに、画像形成装置10の構成は、刷版を用いる印刷機や塗工機にも適用可能である。記録媒体は、用紙に限らず、ポリプロピレンフィルムなどのフィルムを用いてもよい。
加えて、画像形成装置10の構成は、用紙Pが連続紙のものに限らず、枚葉機の印刷機に対しても適用が可能である。枚葉機に適用する場合は、用紙搬送路を確定させるために用紙を挟むように用紙ガイド板を設けることになる。また、第2ギヤ84Bにワンウェイクラッチを取り付けて、モータ82が用紙を搬送するための方向に回転する場合は駆動力が伝達され、逆方向に回転する場合は駆動力が遮断されるように構成することで、用紙のジャムが生じた場合の除去性が向上する。
定着部50は、3組の第1定着ロール62及び第2定着ロール72を用いるものに限らず、1組、2組、あるいは4組以上の第1定着ロール62及び第2定着ロール72を用いるものであってもよい。また、定着ユニット70において、第2定着ロール72に換えて定着ベルトを用いてもよい。
駆動部80は、トルクリミッタ86を有していないものであってもよい。この場合、モータ82を交換して設定トルクを調整すればよい。また、トルクリミッタ86は、調整ネジ86Bを有していないものであってもよい。この場合、トルクリミッタ86を交換して設定トルクを調整すればよい。押付部90は、調整ネジ79A、79Bを有していないものであってもよい。この場合、圧縮コイルバネ94を交換してニップ部の押付力を調整すればよい。
本体ユニット30に対する定着ユニット70の装着、支持フレーム122、123に対する搬送ユニット130の装着は、ネジに限らない。例えば、レバーを回転させて定着ユニット70、搬送ユニット130が離脱しないように取り付けるロック機構や、定着ユニット70、搬送ユニット130を押し込んでロックし、再度、押し込んで離脱させるロック機構を用いてもよい。本体ユニット30に対する定着ユニット70の装着方向は、Z方向に限らず、X方向又はY方向であってもよい。
10 画像形成装置
12C 画像形成ユニット(形成部の一例)
12K 画像形成ユニット(形成部の一例)
12M 画像形成ユニット(形成部の一例)
12Y 画像形成ユニット(形成部の一例)
30 本体ユニット(装置本体の一例)
50 定着部(定着装置の一例)
52 ハロゲンヒータ(加熱手段の一例)
60 搬送部(記録媒体搬送装置の一例)
62 第1定着ロール(第1ロールの一例)
70 定着ユニット(組立体の一例)
72 第2定着ロール(第2ロールの一例)
74 フレーム(筐体の一例)
76 支持フレーム(筐体の一例)
79A 調整ネジ(押付力調整部の一例)
79B 調整ネジ(押付力調整部の一例)
80 駆動部(駆動手段の一例)
86 トルクリミッタ
86B 調整ネジ(トルク調整部の一例)
90 押付部(押付手段の一例)
100 治具
103 調整ロール
120 用紙搬送装置(記録媒体搬送装置の一例)
122 支持フレーム(装置本体の一例)
123 支持フレーム(装置本体の一例)
124 第1搬送ロール(第1ロールの一例)
130 搬送ユニット(組立体の一例)
134 第2搬送ロール(第2ロールの一例)
140 治具

Claims (7)

  1. 装置本体に設けられ自軸回りに回転可能とされた第1ロールと、
    筐体に回転可能に設けられ前記第1ロールと共に記録媒体を挟む第2ロールと、該筐体に設けられ該第2ロールを回転駆動する駆動手段と、該筐体に設けられ該第2ロールを第1ロールに押し付ける押付手段と、を有し、前記装置本体に対して装着及び離脱可能とされた組立体と、
    を有する記録媒体搬送装置。
  2. 前記駆動手段には、前記第2ロールに伝達されるトルクを制限するトルクリミッタが設けられている請求項1に記載の記録媒体搬送装置。
  3. 前記トルクリミッタには、前記第2ロールに伝達されるトルクを調整可能とするトルク調整部が設けられている請求項2に記載の記録媒体搬送装置。
  4. 前記押付手段には、前記第1ロールに対する前記第2ロールの押付力を調整可能とする押付力調整部が設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置と、
    前記第2ロールを加熱する加熱手段と、
    を有し、記録媒体上の現像剤を記録媒体に定着する定着装置。
  6. 請求項5に記載の定着装置と、
    記録媒体の搬送方向で前記定着装置の上流側に設けられ、記録媒体に現像剤像を形成する形成部と、
    を有する画像形成装置。
  7. 装置本体に設けられ自軸回りに回転可能とされた第1ロールと、
    筐体に回転可能に設けられ前記第1ロールと共に記録媒体を挟む第2ロールと、該筐体に設けられ該第2ロールを回転駆動する駆動手段と、該駆動手段に設けられ前記第2ロールに伝達されるトルクを制限するトルクリミッタと、該トルクリミッタに設けられ前記第2ロールに伝達されるトルクを調整可能とするトルク調整部と、該筐体に設けられ該第2ロールを第1ロールに押し付ける押付手段と、該押付手段に設けられ前記第1ロールに対する前記第2ロールの押付力を調整可能とする押付力調整部と、を有し、前記装置本体に対して装着及び離脱可能とされた組立体と、
    を有する記録媒体搬送装置の調整方法であって、
    前記第1ロールに模した回転可能な調整ロールを有する治具に前記装置本体から取り外された前記組立体を取り付ける工程と、
    前記治具の前記第1ロールに前記第2ロールを押し付けた状態で、前記押付力調整部により押付力を調整する工程と、
    前記治具の前記第1ロールに前記第2ロールを押し付けた状態で、前記駆動手段により前記第2ロールを回転駆動させながら、前記トルク調整部によりトルクを調整する工程と、
    を有する記録媒体搬送装置の調整方法。
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