JP2002350594A - 画像記録媒体並びに画像読取方法および装置 - Google Patents

画像記録媒体並びに画像読取方法および装置

Info

Publication number
JP2002350594A
JP2002350594A JP2001154878A JP2001154878A JP2002350594A JP 2002350594 A JP2002350594 A JP 2002350594A JP 2001154878 A JP2001154878 A JP 2001154878A JP 2001154878 A JP2001154878 A JP 2001154878A JP 2002350594 A JP2002350594 A JP 2002350594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
image
electromagnetic wave
recording
electrode layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001154878A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Imai
真二 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001154878A priority Critical patent/JP2002350594A/ja
Priority to US10/152,980 priority patent/US6737667B1/en
Publication of JP2002350594A publication Critical patent/JP2002350594A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/29Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2914Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2921Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions; Radio-isotope cameras
    • G01T1/2928Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions; Radio-isotope cameras using solid state detectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/1462Coatings
    • H01L27/14623Optical shielding
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14665Imagers using a photoconductor layer
    • H01L27/14676X-ray, gamma-ray or corpuscular radiation imagers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の電極層11の大きさが記録用光導電層
12の大きさよりも小さい画像記録媒体10において、
第1の電極層の端部でのコロナ放電および記録用光導電
層12への電荷の注入の影響を回避して画質の向上を図
る。 【解決手段】 記録用光導電層12の上面の第1の電極
層11が設けられていない外縁部に応じた読取用光導電
層14の非画像領域の端部領域a,bに読取用の電磁波
が照射されないように読取光照射手段のON,OFFを制御
し、第1の電極層11の端部でのコロナ放電および第1
の電極層11の端部からの記録用光導電層12への電荷
の注入に起因する偽画像信号を読取らないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照射された記録用
の電磁波に応じた量の電荷を潜像電荷として蓄積する蓄
電部を有する画像記録媒体、並びに画像記録媒体に記録
された静電潜像を読み取る画像読取方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、照射された記録用の電磁波に
応じた量の電荷を潜像電荷として蓄積する蓄電部を有す
る画像記録媒体として、例えば、医療用放射線撮影等に
おいて、X線等の放射線に感応するセレン板等の光導電
体を有する放射線画像記録媒体(静電記録体)を感光体
として用い、該放射線画像記録媒体にX線を照射し、照
射された放射線の線量に応じた量の電荷を放射線画像記
録媒体内の蓄電部に蓄積せしめることにより、放射線画
像情報を静電潜像として記録すると共に、レーザビーム
或いはライン光源で放射線画像情報が記録された放射線
画像記録媒体を走査することにより、前記放射線画像記
録媒体から放射線画像情報を読み取る方法が知られてい
る(例えば、米国特許第4535468号明細書等)。上記放
射線画像記録媒体を利用することにより被験者の受ける
被爆線量の減少、診断性能の向上等を図ることができ
る。
【0003】本願出願人は、特開平2000−105297号公報
や特願平10−271374号において、読出しの高速応答性と
効率的な信号電荷の取り出しを両立させることを可能な
らしめる放射線画像記録媒体、並びに、この放射線画像
記録媒体に放射線画像情報を記録する記録装置および放
射線画像情報が静電潜像として記録された前記放射線画
像記録媒体から放射線画像情報を読み取る読取方法およ
び装置を提案している。
【0004】この特開平2000−105297号公報等に記載の
方法は、記録用の放射線またはこの放射線の励起により
発せられる光を透過する第1の電極層、放射線または上
記光の照射を受けることにより導電性を呈する記録用光
導電層、潜像電荷に対しては略絶縁体として作用し、且
つ潜像電荷と逆極性の輸送電荷に対しては略導電体とし
て作用する電荷輸送層、および読取用の電磁波の照射を
受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、読取
用の電磁波を透過する第2の電極層をこの順に有して成
る放射線画像記録媒体を使用し、放射線画像記録媒体の
第1の電極層に記録用の放射線を照射し、照射された放
射線の線量に応じた量の電荷を記録用光導電層と電荷輸
送層との略界面に形成される蓄電部に蓄積せしめること
により、放射線画像情報を静電潜像として記録し、記録
された静電潜像を読取用の電磁波の照射により読み出し
て放射線画像情報を得るものである。
【0005】さらに、本出願人は上記第2の電極層が読
取用の電磁波を透過する多数の線状電極をストライプ状
に配列してなるストライプ電極である放射線画像記録媒
体も提案しており、この放射線画像記録媒体においては
ストライプ電極の各線状電極に応じた蓄電部に上記潜像
電荷を集中して蓄積することができるので画像の鮮鋭度
の向上を図ることができる。
【0006】上記のような放射線画像記録媒体において
は、第1の電極層が負の電位、第2の電極層が正の電位
となるように直流電圧が印加されるとともに、被写体を
透過した放射線が上記放射線画像記録媒体の第1の電極
層に照射されると、第1の電極層を透過した放射線の照
射により記録用光導電層において放射線の線量に応じた
電荷対が発生し、負の電荷が蓄電部に潜像電荷として蓄
積され、放射線画像が静電潜像として記録される。
【0007】そして、上記直流電圧の印加を停止し、第
1の電極層と第2の電極層とを短絡して電荷の再配列を
行なった後、上記放射線画像記録媒体の第2の電極層に
読取用の電磁波を照射すると、この電磁波は第2の電極
層を透過して読取用光導電層に照射され、読取用光導電
層において電荷対が発生し、この電荷対のうち正の電荷
は電荷輸送層を通過して蓄電部に蓄積された負の電荷と
結合し、負の電荷は第2の電極層に帯電された正電荷と
再結合することによって放電が生じる。この放電により
第1の電極層と第2の電極層との間で発生した電圧変化
を電流検出アンプなどで電流変化として検出することに
より静電潜像の読取りが行なわれる。
【0008】ここで、上記放射線画像記録媒体におい
て、その記録用光導電層の表面に第1の電極層を設置す
る方法として真空蒸着法などを用いた場合には、記録用
光導電層の表面を下方に向けその外縁部を介して支持し
た状態で電極材料の蒸着が行なわれるため、第1の電極
層が設置される範囲は上記外縁部の範囲だけ記録用光導
電層より小さい範囲となる。また、この第1の電極層を
他の製造方法を用いて設置した場合においても記録用光
導電層と全く同じ範囲に設置することは困難であり、記
録用光導電層の上面外縁部には若干の第1の電極層が設
置されない範囲が生じてしまう。さらに、第1の電極層
を記録用光導電層と同一の範囲に設置した場合には、第
2の電極層との放電が生じやすくなるため、上記のよう
に記録用光導電層よりも小さい範囲に設置する方が望ま
しい場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように第1の電極層の大きさが記録用光導電層の大きさ
よりも小さい場合、放射線画像の記録において第1の電
極層と第2の電極層との間に直流電圧を印加した際、第
1の電極層の端部にてコロナ放電が生じ、この放電によ
り生じた負電荷が第1の電極層が設けられてない記録用
光導電層の外縁部の表面に帯電してしまう。さらに、第
1の電極層の端部から漏れた負電荷が記録用光導電層に
注入され、この注入された負電荷は記録用光導電層を通
過して蓄電部に蓄積されてしまう。そして、上記コロナ
放電により外縁部の表面に帯電した負電荷および電荷注
入により蓄電部に蓄積された負電荷は第2の電極層との
間に電界分布を形成する。この電界分布は上記読取りの
際、第1の電極層と第2の電極層とを短絡しても消える
ことはなく保持される。つまり、本来画像が記録されな
い上記外縁部に対しても、あたかも画像があるかのよう
に記録されてしまう。
【0010】一方、上記のような放射線画像読取装置に
おいては、読取用の電磁波は、例えば、ライン光源など
により主走査方向に線状に照射され、副走査方向に走査
することにより第2の電極層の全面に2次元的に照射さ
れる。または、ビーム状の電磁波を主走査方向および副
走査方向に走査して照射することにより第2の電極層の
全面に2次元的に照射される。従って、上記のように読
取用の電磁波を第2の電極層全面に照射した場合には、
上記外縁部に応じた第2の電極層の領域(非画像領域)
にまで読取用の電磁波が照射されるため、上記電界分布
に起因して読取用光導電層で発生した電荷対の放電が生
じ、この放電により大きな偽画像信号が発生する。この
偽画像信号は非常に大きなものであるため画像領域から
読み取られる画像信号に対して影響を及ぼし、画質の劣
化を招くことになる。また、上記コロナ放電により外縁
部の表面に帯電した負電荷に起因する偽画像信号は特に
その時定数が大きいため、画像領域から読み取られる画
像信号に与える影響は大きい。さらに、上記のように画
像領域の読取りの際に画像信号に混入された偽画像信号
を後段の画像処理等で取り除くことも不可能である。
【0011】本発明は、上記のような問題に鑑みて、上
記のように第1の電極層の大きさが記録用光導電層の大
きさよりも小さい画像記録媒体においても、上記のよう
な偽画像信号を生じさせることなく画像の画質の向上を
図ることができる画像記録媒体並びに画像読取方法およ
び装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による画像記録媒
体は、記録用の電磁波を透過する第1の電極層、記録用
の電磁波を受けることにより導電性を呈する記録用光導
電層、記録用光導電層において発生した潜像電荷を蓄積
する蓄電部、読取用の電磁波の照射を受けることにより
導電性を呈する読取用光導電層、読取用の電磁波を透過
する第2の電極層をこの順に有してなる画像記録媒体に
おいて、第1の電極層の大きさが記録用光導電層よりも
小さく、記録用光導電層がその上面に第1の電極層が設
けられていない外縁部を有し、外縁部に応じた読取用光
導電層の非画像領域に読取用の電磁波が照射されるのを
遮断する遮光膜を備えたことを特徴とするものである。
【0013】ここで、上記「第1の電極層の大きさが記
録用光導電層よりも小さい」とは、上記画像記録媒体の
各層の積層方向(図1中の矢印S方向)からみて第1の
電極層の大きさが記録用光導電層よりも小さいことを意
味する。
【0014】また、上記「外縁部の応じた読取用光導電
層の非画像領域」とは、上記画像記録媒体の積層方向か
らみて上記外縁部と同じ範囲の読取用光導電層の領域を
意味する。
【0015】また、上記「非画像領域に読取用の電磁波
が照射されるのを遮断する」とは、上記非画像領域の全
部または一部に読取用の電磁波が照射されるのを遮断す
ることを意味する。
【0016】また、上記「遮光膜」は上記読取用光導電
層の非画像領域に読取用の電磁波が照射されないように
するものであれば如何なる場所に設置されてもよく、例
えば、上記非画像領域に応じた読取光光導電層の読取用
の電磁波が照射される面、上記非画像領域に応じた上記
第2の電極層の表面、または、上記画像記録媒体が所定
の支持体上に設置される場合には上記非画像領域に応じ
た上記支持体の表面などに設置してもよい。
【0017】また、読取用の電磁波が第2の電極層に対
して主走査方向および副走査方向に走査されて2次元的
に照射されるものであり、遮光膜が、非画像領域のうち
副走査方向の両端に位置する端部領域の少なくとも一方
の領域に読取用の電磁波が照射されるのを遮断するもの
とすることができる。
【0018】ここで、上記「主走査方向」とは、例え
ば、上記画像記録媒体がライン光源により読取用の電磁
波が照射されるものである場合には、そのライン光源の
長手方向を意味し(図1中に示す)、この長手方向に略
直交する方向を上記「副走査方向」という(図2中に示
す)。また、上記画像記録媒体が、ビーム光の走査によ
り読取用の電磁波が照射されるものである場合には、そ
のビーム光を線状に照射する方向を上記「主走査方
向」、その線状に照射される方向と略直交する方向を上
記「副走査方向」という。
【0019】また、遮光膜は、読取用の電磁波の照射が
遮断された非画像領域に隣接する画像領域の端部領域に
も読取用の電磁波が照射されるのを遮断するものとする
ことができる。
【0020】ここで、上記「画像領域」とは、上記画像
記録媒体の積層方向からみて第1の電極層と同じ範囲の
上記読取用光導電層の範囲を意味する。
【0021】また、上記「画像領域の端部領域」は、例
えば、画像領域のうち画像としてそれほど重要でない領
域、または余白部分となるような領域とすることが望ま
しい。
【0022】本発明による画像読取方法は、記録用の電
磁波を透過する第1の電極層、記録用の電磁波を受ける
ことにより導電性を呈する記録用光導電層、記録用光導
電層において発生した潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取
用の電磁波の照射を受けることにより導電性を呈する読
取用光導電層、読取用の電磁波を透過する第2の電極層
をこの順に有してなる画像記録媒体を用いて、記録用の
電磁波の照射により蓄電部に潜像電荷が蓄積された画像
記録媒体の第2の電極層に対して読取用の電磁波を主走
査方向および副走査方向に走査して2次元的に照射し、
該照射により蓄電部に蓄積された潜像電荷の量に応じた
レベルの電気信号を得ることにより読取りを行なう画像
読取方法において、画像記録媒体が、第1の電極層の大
きさが記録用光導電層よりも小さく、記録用光導電層の
上面に第1の電極層が設けられていない外縁部を有する
ものであり、外縁部に応じた第2の電極層の非画像領域
に読取用の電磁波を照射しないことを特徴とする。
【0023】ここで、上記「外縁部の応じた第2の電極
層の非画像領域」とは、上記画像記録媒体の積層方向か
らみて上記外縁部と同じ範囲の第2の電極層の領域を意
味する。
【0024】また、上記「電磁波を照射しない」方法と
しては、例えば、読取用の電磁波を発生する光源などの
電源をOFFにして読取用の電磁波を発生しないように
してもよいし、所定の遮光部材により読取用の電磁波を
遮光するようにしてもよい。また、非画像領域の全体を
照射しないようにしてもよいし、非画像領域の一部を照
射しないようにしてもよい。
【0025】また、非画像領域のうち副走査方向の両端
に位置する端部領域の少なくとも一方の領域に読取用の
電磁波を照射しないようにすることができる。
【0026】また、読取用の電磁波を照射しない非画像
領域に隣接する画像領域の端部にも読取用の電磁波を照
射しないようにすることができる。
【0027】本発明による画像読取装置は、記録用の電
磁波を透過する第1の電極層、記録用の電磁波を受ける
ことにより導電性を呈する記録用光導電層、記録用光導
電層において発生した潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取
用の電磁波の照射を受けることにより導電性を呈する読
取用光導電層、読取用の電磁波を透過する第2の電極層
をこの順に有してなる画像記録媒体と、記録用の電磁波
の照射により蓄電部に潜像電荷が蓄積された画像記録媒
体の第2の電極層に対して読取用の電磁波を主走査方向
および副走査方向に走査して2次元的に照射する読取光
照射手段と、読取光照射手段による読取用の電磁波の照
射により蓄電部に蓄積された潜像電荷の量に応じたレベ
ルの電気信号を得る画像信号取得手段とを備えた画像読
取装置において、画像記録媒体が、第1の電極層の大き
さが記録用光導電層よりも小さく、記録用光導電層の上
面に前記第1の電極層が設けられていない外縁部を有す
るものであり、読取光照射手段が、外縁部に応じた第2
の電極層の非画像領域に読取用の電磁波を照射しないも
のであることを特徴とする。
【0028】また、読取光照射手段は、読取用の電磁波
を遮光する遮光部材を有し、遮光部材により非画像領域
に読取用の電磁波を照射しないものとすることができ
る。
【0029】また、読取光照射手段は、非画像領域のう
ち副走査方向の両端に位置する端部領域の少なくとも一
方の領域に読取用の電磁波を照射しないものとすること
ができる。
【0030】また、読取光照射手段は、読取用の電磁波
を遮光する遮光部材を有するものとし、遮光部材により
非画像領域のうち副走査方向の両端に位置する端部領域
の少なくとも一方の領域に読取用の電磁波を照射しない
ものとすることができる。
【0031】また、読取光照射手段は、読取用の電磁波
を照射しない非画像領域に隣接する画像領域の端部にも
読取用の電磁波を照射しないものとすることができる。
【0032】また、読取光照射手段は、遮光部材により
読取用の電磁波を照射しない非画像領域に隣接する画像
領域の端部にも読取用の電磁波を照射しないものとする
ことができる。
【0033】また、上記画像記録媒体は、上記各層以外
の層を設けたものとしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明による画像記録媒体並びに画像読
取方法および装置によれば、記録用光導電層の上面の第
1の電極層が設けられていない外縁部に応じた読取用光
導電層の非画像領域に読取用の電磁波が照射されないよ
うにしたので、第1の電極層の端部でのコロナ放電およ
び第1の電極層の端部からの記録用光導電層への電荷の
注入に起因する偽画像信号を読取ることを回避すること
ができ、この偽画像信号の影響による画像信号のS/Nの
劣化を防止して画質の向上を図ることができる。
【0035】また、非画像領域のうち副走査方向の両端
に位置する端部領域の少なくとも一方の領域に読取用の
電磁波が照射されないようにした場合には、特に画像信
号に影響を与えやすい画像領域走査直前の上記非画像領
域の端部領域に応じた偽画像信号の読取りを回避するこ
とができるので、より画質の向上を図ることができる。
【0036】また、読取用の電磁波の照射が照射されな
い非画像領域に隣接する画像領域の端部領域にも読取用
の電磁波が照射されないようにした場合には、より一層
偽画像信号の影響を回避することができる。
【0037】また、本発明による画像記録媒体において
は、遮光膜により読取用の電磁波を遮断するようにした
ので簡易な構成で上記効果を得ることができる。
【0038】また、本発明による画像読取装置におい
て、所定の遮光部材により読取用の電磁波が照射されな
いようにした場合には、簡易な装置構成で上記効果を得
ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明による画像読
取方法を実施する画像読取装置を適用した放射線画像記
録読取装置の第1の実施の形態の概略構成を示す図であ
り、図2は本実施の形態に用いられる放射線画像記録媒
体の概略構成図を示す図である。図2(A)は斜視図、
図2(B)はQ矢指部のXZ断面図、図2(C)はP矢
指部のXY断面図である。この放射線画像記録媒体10
は、記録用の電磁波(例えば、X線等の放射線。以下記
録光という。)L1を透過する電極層11、この第1の電
極層11を透過した記録光L1の照射を受けることにより
導電性を呈する記録用光導電層12、潜像電荷(例えば
負電荷)に対しては略絶縁体として作用し、かつ、該潜
像電荷と逆極性の輸送電荷(上述の例においては正電
荷)に対しては略導電体として作用する電荷輸送層1
3、読取用の電磁波(以下読取光という)L2の照射を受
けることにより導電性を呈する読取用光導電層14、読
取光L2を透過する第2の電極層15をこの順に積層して
なるものである。
【0040】図2(A)から(C)に示すように本実施
の形態に用いられる放射線画像記録媒体10は、第1の
電極層11の大きさが記録用光導電層12より小さいも
のでる。なお、放射線画像記録媒体10は読取光L2を透
過する支持体上に第2の電極層15から順に形成される
ものであるが、支持体は図示省略している。
【0041】記録用光導電層12の物質としては、アモ
ルファスセレン(a−Se)、PbO,PbI等の
酸化鉛(II)やヨウ化鉛(II)、Bi12(Ge,S
i)O 20,Bi/有機ポリマーナノコンポジッ
ト等のうち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質
が適当である。
【0042】電荷輸送層13の物質としては、例えば第
1の電極層11に帯電される負電荷の移動度と、その逆
極性となる正電荷の移動度の差が大きい程良く(例えば
10 以上、望ましくは10以上)ポリN−ビニ
ルカルバゾール(PVK)、N,N'−ジフェニル−N,N'−
ビス(3−メチルフェニル)−〔1,1'−ビフェニル〕−
4,4'−ジアミン(TPD)やディスコティック液晶等の
有機系化合物、或いはTPDのポリマー(ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、PUK)分散物、Clを10〜2
00ppmドープしたa−Se等の半導体物質が適当で
ある。特に、有機系化合物(PVK,TPD、ディスコ
ティック液晶等)は光不感性を有するため好ましく、ま
た、誘電率が一般に小さいため電荷輸送層13と読取用
光導電層14の容量が小さくなり読取時の信号取り出し
効率を大きくすることができる。なお、「光不感性を有
する」とは、記録光L1や読取光L2の照射を受けても殆ど
導電性を呈するものでないことを意味する。
【0043】読取用光導電層14の物質としては、a−
Se、Se−Te、Se−As−Te、無金属フタロシ
アニン、金属フタロシアニン、MgPc(Magnesium ph
talocyanine)、VoPc(phaseII of Vanadyl phthal
ocyanine)、CuPc(Cupper phtalocyanine)等のう
ち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が好適で
ある。
【0044】記録用光導電層12の厚さは、記録光L1を
十分に吸収できるようにするには、50μm以上100
0μm以下であるのが好ましく、本例においては約 500
μmとしている。また電荷輸送層13と光導電層14と
の厚さの合計は記録用光導電層12の厚さの1/2以下
であることが望ましく、また薄ければ薄いほど読取時の
応答性が向上するので、例えば1/10以下、さらには1
/20以下等にするのが好ましい。
【0045】第1の電極層11および第2の電極層15
としては、例えば、透明ガラス板上に導電性物質を塗布
したネサ皮膜等が適当である。
【0046】第2の電極層15の電極は、多数のエレメ
ント(線状電極)16aをストライプ状に配列したスト
ライプ電極16として形成されている。エレメント16
aの間15aは、例えば、カーボンブラック等の顔料を
若干量分散させたポリエチレン等の高分子材料を充填し
たものとし、読取光L2に対して遮光性を有するものとさ
れている。
【0047】次に、本実施の形態の放射線画像記録読取
装置について説明を行う。図1は本実施の形態の放射線
画像記録読取装置の概略構成図を示すものであり、放射
線画像記録媒体10のXZ断面図と共に電流検出回路7
0の詳細を示した図である。
【0048】この放射線画像記録読取装置は、放射線画
像記録媒体10、画像信号取得手段としての電流検出回
路70、記録光照射手段90、読取光照射手段93とか
らなる。
【0049】第1の電極層11の上面には被写体9が配
設されており、被写体9には記録光LIを透過する部分9
aと透過しない遮断部(遮光部)9bが存在する。記録
光照射手段90は記録光L1を被写体9に一様に爆射する
ものである。
【0050】読取光照射手段93は、ライン状に略一様
な読取光L2をストライプ電極16の各エレメント16a
の長手方向(図2における副走査方向)と概略直交させ
つつ、該長手方向(副走査方向)に走査露光するもので
ある。この走査露光においては、連続光を照射してもよ
いし、パルス光を照射するようにしてもよい。
【0051】電流検出回路70は、蓄電部19に蓄積さ
れた潜像電荷の量に応じたレベルの画像信号を得るもの
であり、ストライプ電極16の各エレメント16a毎に
接続された電流検出アンプ71を多数有している。電流
検出アンプ71は、オペアンプ71a,積分コンデンサ
71bおよびスイッチ71cから成る。放射線画像記録
媒体10の第1の電極層11はスイッチ73の一方およ
び電源72の負極に接続されている。電源72の正極は
スイッチ73の他方に接続されている。各オペアンプ7
1aの非反転入力端子(+)がスイッチ73の一端に共
通に接続され、反転入力端子(−)がエレメント16a
に夫々個別に接続されている。
【0052】スイッチ73は、記録時には電源72に接
続され、オペアンプのイマジナリーショートを介して、
第1の電極層11とストライプ電極16との間に、電源
72による所定の直流電圧が印加される。
【0053】一方、読取時には、スイッチ73は第1の
電極層11に接続されて第1の電極層とストライプ電極
16とがオペアンプのイマージナリーショートを介して
短絡された状態で、ライン状の読取光L2がストライプ電
極16に露光されることにより、各電流検出アンプ71
は、各エレメント16aに流れる電流を、接続された各
エレメント16aについて同時に検出する。なお、電流
検出回路70や電流検出アンプ71の構成は、この例に
限定されるものではなく、種々のものを使用することが
できる。
【0054】以下、上記構成の放射線画像記録読取装置
において、放射線画像記録媒体10に画像情報を静電潜
像として記録し、さらに記録された静電潜像を読み出す
方法について説明する。最初に静電潜像記録過程につい
て、図3に示す電荷モデルを参照しつつ説明する。な
お、記録光L1によって記録用光導電層12内に生成され
る負電荷および正電荷を、図面上では−または+を丸で
囲んで表すものとする。また、放射線画像記録媒体10
の支持体は図示省略するものとする。
【0055】上記構成の放射線画像記録読取装置におい
て、放射線画像記録媒体10に静電潜像を記録する際に
は、先ずスイッチ73を電源72に切り換え、第1の電
極層11とストライプ電極16との間に直流電圧を印加
し、両者を帯電させる。これにより、第1の電極層11
とストライプ電極16との間には略Uの字状の電界が形
成され、記録用光導電層12の大部分の所は概略平行な
電場が存在するが、光導電層12と電荷輸送層13との
界面、すなわち蓄電部19には電界が存在しない部分が
生じる。そして、このUの字状の電界がエレメント16
aの長さ方向に連続した電界分布が形成される(図3
(A))。
【0056】次に放射線を被写体9に爆射し、被写体9
の透過部9aを通過した被写体9の放射線画像情報を担
持する記録光L1を放射線画像記録媒体10に照射する。
すると、放射線画像記録媒体10の記録用光導電層12
内で正負の電荷対が発生し、その内の負電荷が上述の電
界分布に沿って蓄電部19に移動する(図3(B))。
一方、記録用光導電層12内で発生した正電荷は第1の
電極層11に向かって高速に移動し、第1の電極層11
と記録用光導電層12との界面で電源72から注入され
た負電荷と電荷再結合し消滅する。また、記録光L1は被
写体9の遮光部9bを透過しないから、放射線画像記録
媒体10の遮光部9bの下部にあたる部分は何ら変化を
生じない(図3(B),(C))。
【0057】このようにして、被写体9に記録光L1を爆
射することにより、被写体像に応じた電荷を記録用光導
電層12と電荷転送層13との界面である蓄電部19に
蓄積することができるようになる。この蓄積される潜像
電荷(負電荷)の量は被写体9を透過し放射線画像記録
媒体10に入射した放射線の線量に略比例するので、こ
の潜像電荷が静電潜像を担持することとなり、該静電潜
像が放射線画像記録媒体10に記録される。
【0058】ここで、本実施の形態で用いられる放射線
画像記録媒体10は、第1の電極層11の大きさが記録
用光導電層12の大きさよりも小さいため、上記記録過
程において電源72により第1の電極層11と第2の電
極層15との間に直流電圧を印加したとき、図4に示す
ように第1の電極層11の端部でコロナ放電が生じ、第
1の電極層11の周辺部分の記録用光導電層12の外縁
部の表面付近に負の電荷が帯電する。また、第1の電極
層11の端部では記録用光導電層12に電荷の注入が生
じ、この電荷が蓄電部19に蓄積される。上記コロナ放
電により生じる負電荷および電荷注入により蓄電部19
に蓄積された負電荷により第2の電極層15の非画像領
域Aに正電荷が帯電して電界分布が形成される。つま
り、本来画像のない領域である非画像領域Aに画像があ
るかのように電界分布が形成されてしまい、この状態に
おいて読取りを行なうと上記電界分布に起因する偽画像
信号まで読み取られてしまう。この偽画像信号は非常に
大きな信号となるため、画像領域から読取られる画像信
号に影響を与え、画像信号のS/Nの劣化の原因とな
る。また、上記コロナ放電による負電荷に起因する上記
偽画像信号は非常に長い時定数をもつため、特に画像領
域の画像信号に与える影響も大きい。
【0059】そこで、次に、上記問題を解決すべく、本
実施の形態の放射線画像記録読取装置における静電潜像
読取過程について説明する。
【0060】放射線画像記録媒体10から静電潜像を読
み取る際には、先ずスイッチ73を第1の電極層11に
し、第1の電極層11とストライプ電極16とをオペア
ンプ71aのイマジナリショートを介して短絡し、電荷
の再配列を行う。次いで、エレメント16aの長手方向
(副走査方向)に読取光照射手段93を副走査すること
により、ライン状の読取光L2で放射線画像記録媒体10
を走査露光する。この読取光L2の走査露光により副走査
位置に対応する読取光L2が入射した光導電層14内に正
負の電荷対が発生する。
【0061】蓄電部19とストライプ電極16との間
は、非常に強い電場(強電界)が形成されており、ま
た、電荷輸送層13は正電荷に対しては導電体として作
用するものであるから、読取用光導電層14に生じた正
電荷は蓄積部19の潜像電荷に引きつけられるように電
荷輸送層13の中を急速に移動し、蓄電部19で潜像電
荷と電荷再結合をし消滅する。一方、読取用光導電層1
4に生じた負電荷は第1の電極層11、ストライプ電極
16の正電荷と電荷再結合し消滅する。上記電荷再結合
による第1の電極層11とストライプ電極16との間の
電圧変化を電流検出アンプ71により電流変化として検
出する。この読取りの際に放射線画像記録媒体10内を
流れる電流は、潜像電荷すなわち静電潜像に応じたもの
であるから、この電流を電流検出アンプ71により検出
することにより、静電潜像を読み取る、すなわち静電潜
像を表す画像信号を取得することができる。
【0062】ここで、上記読取の際、読取光L2を第2の
電極層15の全面に照射したのでは、上記記録の際に非
画像領域に形成された電界分布により読取用光導電層1
4で発生した電荷対が再結合して放電し、偽画像信号と
して読み取られてしまう。
【0063】そこで、本実施の形態では、図5に示すよ
うに上記第2の電極層15の非画像領域のうち副走査方
向の端部領域a,bおよび該端部領域a,bに隣接する
画像領域の端部領域c,dに読取光L2が照射されないよ
うに読取光照射手段90のON、OFFが制御される。
上記偽画像信号を生じさせないためには、上記非画像領
域にのみ読取光L2が照射されないように読取光照射手段
93を制御すれば十分であると考えられるが、読取光L2
の散乱や回折を考慮すると本実施の形態のように画像領
域の端部領域c,dにも読取光L2が照射されないように
するのが望ましい。そして、画像領域の端部領域c,d
の範囲は、例えば、画像領域のうち画像としてそれほど
重要でない領域、または余白部分となるような領域に設
定するのが望ましい。
【0064】また、画像信号に大きさ影響を与えるのは
画像領域の読取直前における非画像領域の端部領域aお
よび画像領域の端部領域cへの読取光L2の照射による偽
画像信号の発生であるため、この領域だけ読取光L2の照
射をしないように読取光照射手段93を制御するように
してもよい。
【0065】また、上記のように読取光L2の照射を制御
した場合、第2の電極層15の非画像領域のうち副走査
方向の両端に位置する非画像領域の端部領域a、bおよ
び画像領域の端部領域c、dについて上記読取りを行な
わないようにすることができるが、第2の電極層15の
非画像領域のうち主走査方向の両端に位置する非画像領
域の端部領域および該端部領域に隣接する画像領域の端
部領域には読取光L2が照射されることになる。しかしな
がら、もちろん、この領域に関しても読取光照射手段9
3を制御して読取光L2が照射されないようにしてもよ
い。
【0066】本実施の形態の放射線画像記録読取装置に
よれば、記録用光導電層12の上面の第1の電極層11
が設けられていない外縁部に応じた読取用光導電層14
の非画像領域のうち副走査方向の端部領域a,bに読取
用の電磁波が照射されないようにしたので、第1の電極
層11の端部でのコロナ放電および第1の電極層11の
端部からの記録用光導電層12への電荷の注入に起因す
る偽画像信号を読取ることを回避することができ、この
偽画像信号による画像領域に応じた画像信号の劣化を防
止して画質の向上を図ることができる。
【0067】また、読取用の電磁波が照射されない非画
像領域のうち副走査方向の端部領域a,bに隣接する画
像領域の端部領域c,dにも読取用の電磁波が照射され
ないようにしたので、より一層偽画像信号の影響を回避
することができる。
【0068】また、上記実施の形態では、読取光照射手
段93のON,OFFを制御することにより読取光L2の
照射を制御するようにしたが、図6に示すように上記非
画像領域のうちの端部領域a,bおよび画像領域の端部
領域c,dに読取光L2が照射されないように所定の遮光
部材30、31を設けるようにしてもよい。
【0069】次に、本発明による画像記録媒体を適用し
た放射線画像記録媒体の実施の形態について図面を用い
て説明する。図7(A),(B)に本実施の形態の放射
線画像記録媒体の概略構成図を示す。図7(A)は断面
図、図7(B)は平面図である。
【0070】本実施の形態の放射線画像記録媒体20
は、記録用の放射線等の電磁波(記録光)L1を透過する
第1の電極層21、この第1の電極層21を透過した記
録光L1の照射を受けることにより導電性を呈する記録用
光導電層22、潜像電荷(例えば負電荷)に対しては略
絶縁体として作用し、かつ、該潜像電荷と逆極性の輸送
電荷(上述の例においては正電荷)に対しては略導電体
として作用する電荷輸送層23、読取用の電磁波(読取
光)L2の照射を受けることにより導電性を呈する読取用
光導電層24、読取光L2を透過する第2の電極層25、
読取光L2を透過する支持体30をこの順に積層してなる
ものであり、さらに、支持体30の読取光L2が照射され
る面の一部に読取光を遮断する遮光膜40,41を設け
たものである。
【0071】上記各層については、上記実施の形態で用
いた放射線画像記録媒体10と材料、作用ともに同様で
ある。また、支持体としては有機ポリマー材料を使用す
ることができ、例えば、ポリメチルメタクリレート(P
MMA)などを使用することができる。
【0072】本実施の形態の放射線画像記録媒体20
は、上記実施の形態で用いられた放射線画像記録媒体と
同様に主走査方向および副走査方向に読取光L2が走査さ
れることにより第2の電極層が2次元的に照射されるも
のである。
【0073】そして、上記遮光膜は、図7(A),
(B)に示すように上記第1の実施の形態と同様に第2
の電極層25の非画像領域のうち副走査方向に位置する
端部領域および画像領域の端部領域c,dに読取光L2が
照射されないように設けられたものである。
【0074】遮光膜40,41としては、黒色のビニー
ルテープ、Cr膜およびAl膜など読取光L2を遮光でき
るものであれば如何なるものでもよい。
【0075】また、上記実施の形態と同様に、遮光膜を
設ける範囲は図7に示す範囲に限らず、上記第2の電極
層25の非画像領域のうち主走査方向の両端に位置する
端部領域にも設けるようにしてもよい。
【0076】また、本実施の形態では遮光膜40,41
を支持体30の読取光L2が照射される面に設けるように
したが、これに限らず、例えば、遮光膜40,41を支
持体30と第2の電極層25との間に設けるようにして
もよいし、支持体30の中に設けるようにしてもよい。
また、遮光膜40,41を設ける範囲に対応する支持体
30の部分に色を付けることにより遮光するようにして
もよい。
【0077】本実施の形態の放射線画像記録媒体によれ
ば、簡易な構成にて上記実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像読取装置の具体的な実施の形
態を適用した放射線画像記録読取装置の概略構成図
【図2】図1に示す放射線画像記録読取装置にて用いら
れる放射線画像記録媒体の斜視図(A)、Q矢指部のX
Z断面図(B)、P矢指部のXY断面図(C)
【図3】上記放射線画像記録媒体に静電潜像を記録する
方法を説明する図
【図4】第1の電極層の端部でのコロナ放電の影響およ
び記録用光導電層への電荷の注入を説明する図
【図5】図1に示す放射線画像記録読取装置により上記
放射線画像記録媒体に照射される読取光の制御を説明す
る図
【図6】本発明による画像読取装置を適用した放射線画
像記録読取装置の他の実施の形態の概略構成図
【図7】本発明による画像記録媒体を適用した放射線画
像記録媒体の概略構成図
【符号の説明】
9 被写体 10,20 放射線画像記録媒体 11,21 第1の電極層 12,22 記録用光導電層 13,23 電荷輸送層 14,24 読取用光導電層 15,25 第2の電極層 16,26 ストライプ電極 19,29 蓄電部 70 電流検出回路(画像信号取得手段) 71 電流検出アンプ 71a オペアンプ 71b 積分コンデンサ 71c スイッチ 72 電源 73 スイッチ 90 記録光照射手段 93 読取光照射手段 L1 記録用の放射線(記録光) L2 読取用の電磁波(読取光)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波を透過する第2の電極層をこの順に有し
    てなる画像記録媒体において、 前記第1の電極層の大きさが前記記録用光導電層よりも
    小さく、前記記録用光導電層がその上面に前記第1の電
    極層が設けられていない外縁部を有し、 該外縁部に応じた前記読取用光導電層の非画像領域に前
    記読取用の電磁波が照射されるのを遮断する遮光膜を備
    えたことを特徴とする画像記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記読取用の電磁波が前記第2の電極層
    に対して主走査方向および副走査方向に走査されて2次
    元的に照射されるものであり、 前記遮光膜が、前記非画像領域のうち前記副走査方向の
    両端に位置する端部領域の少なくとも一方の領域に前記
    読取用の電磁波が照射されるのを遮断するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記遮光膜が、前記読取用の電磁波の照
    射が遮断された非画像領域に隣接する画像領域の端部領
    域にも前記読取用の電磁波が照射されるのを遮断するも
    のであることを特徴とする請求項1または2記載の画像
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波を透過する第2の電極層をこの順に有し
    てなる画像記録媒体を用いて、前記記録用の電磁波の照
    射により前記蓄電部に前記潜像電荷が蓄積された前記画
    像記録媒体の前記第2の電極層に対して前記読取用の電
    磁波を主走査方向および副走査方向に走査して2次元的
    に照射し、該照射により前記蓄電部に蓄積された潜像電
    荷の量に応じたレベルの電気信号を得ることにより読取
    りを行なう画像読取方法において、 前記画像記録媒体が、前記第1の電極層の大きさが前記
    記録用光導電層よりも小さく、前記記録用光導電層の上
    面に前記第1の電極層が設けられていない外縁部を有す
    るものであり、 該外縁部に応じた前記第2の電極層の非画像領域に前記
    読取用の電磁波を照射しないことを特徴とする画像読取
    方法。
  5. 【請求項5】 前記非画像領域のうち前記副走査方向の
    両端に位置する端部領域の少なくとも一方の領域に前記
    読取用の電磁波を照射しないことを特徴とする請求項4
    記載の画像読取方法。
  6. 【請求項6】 前記読取用の電磁波を照射しない非画像
    領域に隣接する画像領域の端部にも前記読取用の電磁波
    を照射しないことを特徴とする請求項4または5記載の
    画像読取方法。
  7. 【請求項7】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波を透過する第2の電極層をこの順に有し
    てなる画像記録媒体と、前記記録用の電磁波の照射によ
    り前記蓄電部に前記潜像電荷が蓄積された前記画像記録
    媒体の前記第2の電極層に対して前記読取用の電磁波を
    主走査方向および副走査方向に走査して2次元的に照射
    する読取光照射手段と、該読取光照射手段による前記読
    取用の電磁波の照射により前記蓄電部に蓄積された前記
    潜像電荷の量に応じたレベルの電気信号を得る画像信号
    取得手段とを備えた画像読取装置において、 前記画像記録媒体が、前記第1の電極層の大きさが前記
    記録用光導電層よりも小さく、前記記録用光導電層の上
    面に前記第1の電極層が設けられていない外縁部を有す
    るものであり、 前記読取光照射手段が、前記外縁部に応じた前記第2の
    電極層の非画像領域に前記読取用の電磁波を照射しない
    ものであることを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記読取光照射手段が、前記読取用の電
    磁波を遮光する遮光部材を有し、 該遮光部材により前記非画像領域に前記読取用の電磁波
    を照射しないものであることを特徴とする請求項7記載
    の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記読取光照射手段が、前記非画像領域
    のうち前記副走査方向の両端に位置する端部領域の少な
    くとも一方の領域に前記読取用の電磁波を照射しないも
    のであることを特徴とする請求項7記載の画像読取装
    置。
  10. 【請求項10】 前記読取光照射手段が、前記読取用の
    電磁波を遮光する遮光部材を有し、 該遮光部材により前記非画像領域のうち前記副走査方向
    の両端に位置する端部領域の少なくとも一方の領域に前
    記読取用の電磁波を照射しないものであることを特徴と
    する請求項9記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記読取光照射手段が、前記読取用の
    電磁波を照射しない非画像領域に隣接する画像領域の端
    部にも前記読取用の電磁波を照射しないものであること
    を特徴とする請求項7から10いずれか1項記載の画像
    読取装置。
  12. 【請求項12】 前記読取光照射手段が、前記遮光部材
    により読取用の電磁波を照射しない非画像領域に隣接す
    る画像領域の端部にも前記遮光部材により前記読取用の
    電磁波を照射しないものであることを特徴とする請求項
    8または10記載の画像読取装置。
JP2001154878A 2001-05-24 2001-05-24 画像記録媒体並びに画像読取方法および装置 Withdrawn JP2002350594A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154878A JP2002350594A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 画像記録媒体並びに画像読取方法および装置
US10/152,980 US6737667B1 (en) 2001-05-24 2002-05-23 Image recording medium, image retrieving method and image retrieving apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154878A JP2002350594A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 画像記録媒体並びに画像読取方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002350594A true JP2002350594A (ja) 2002-12-04

Family

ID=18999152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001154878A Withdrawn JP2002350594A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 画像記録媒体並びに画像読取方法および装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6737667B1 (ja)
JP (1) JP2002350594A (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3236137A1 (de) 1982-09-29 1984-03-29 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Bildaufnahmeeinrichtung
US5587264A (en) * 1989-03-16 1996-12-24 Dai Nippon Printing Co. Ltd. Electrostatic information recording medium and electrostatic information recording and reproducing method
US5492783A (en) * 1989-11-17 1996-02-20 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Electrostatic information-recording media and process for recording and reproducing electrostatic information
JP3445164B2 (ja) 1997-08-19 2003-09-08 富士写真フイルム株式会社 静電記録体、静電潜像記録装置および静電潜像読取装置
EP0898421A3 (en) 1997-08-19 2001-12-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Electrostatic recording member, electrostatic latent image recording apparatus, and electrostatic latent image read-out apparatus
JP3266092B2 (ja) 1998-03-09 2002-03-18 株式会社ニコン 電子カメラ
JP4267136B2 (ja) 1998-09-25 2009-05-27 富士フイルム株式会社 放射線画像検出読取装置
US6590224B2 (en) * 2000-03-22 2003-07-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image storage medium and method of manufacturing the same
JP2001264442A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録媒体
JP4356854B2 (ja) * 2000-03-31 2009-11-04 富士フイルム株式会社 画像信号読取システム及び画像検出器
JP4080135B2 (ja) * 2000-04-24 2008-04-23 富士フイルム株式会社 画像情報記録読取装置
EP1262797B1 (en) * 2001-05-11 2011-07-13 FUJIFILM Corporation Method and apparatus for image recording and image recording medium
JP2003031837A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Fuji Photo Film Co Ltd 画像検出器およびその製造方法、画像記録方法および読取方法並びに画像記録装置および読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6737667B1 (en) 2004-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3445164B2 (ja) 静電記録体、静電潜像記録装置および静電潜像読取装置
JP4040201B2 (ja) 放射線固体検出器、並びにそれを用いた放射線画像記録/読取方法および装置
JP3404483B2 (ja) ソリッド・ステート・デバイスを用いたx線イメージ捕獲エレメントおよび方法
JP4267136B2 (ja) 放射線画像検出読取装置
JP2000284056A5 (ja)
JP4127444B2 (ja) 放射線固体検出器
JP4356854B2 (ja) 画像信号読取システム及び画像検出器
JP4884593B2 (ja) 画像記録媒体
EP1262797B1 (en) Method and apparatus for image recording and image recording medium
JP2002350594A (ja) 画像記録媒体並びに画像読取方法および装置
JP4053469B2 (ja) 静電潜像読取装置
JP3766031B2 (ja) 画像読取方法および装置
JP2003209237A (ja) 固体検出器
JP4091334B2 (ja) 画像記録方法および装置並びに画像記録媒体
JP4050129B2 (ja) 画像読取方法および装置
JP2003007989A (ja) 画像記録媒体および製造方法
JP3999470B2 (ja) 放射線固体検出器、並びにそれを用いた放射線画像記録/読取方法および装置
JP2003234458A (ja) 画像記録媒体および製造方法
JP2001264496A (ja) 画像検出読取装置およびその製造方法
JP2005183670A (ja) 放射線画像検出器
JP2008085334A (ja) 画像記録媒体
JP2003204956A (ja) 画像読取方法および装置
JP2001285573A (ja) 画像情報読取方法および装置
JP2002334979A (ja) 放射線画像記録方法および装置、並びに放射線画像記録読取方法および装置
JP3983963B2 (ja) 画像検出器およびその製造方法、並びに画像記録/読取方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060118

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061202

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080619