JP2002347862A - エアゾール容器のトリガー式噴射切替装置 - Google Patents

エアゾール容器のトリガー式噴射切替装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリガー式の噴射装置として噴射操作の容易
化を図ると同時に、短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパ
イプによる噴射範囲の切り替えを簡単に行うことができ
るエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置を提供する
こと。 【解決手段】 エアゾール容器CのステムSの上部を覆
うキャップ11内に揺動可能なトリガーレバー17を備
えたトリガー式噴射装置で、このトリガーレバー17に
ステムSと連通する流路22aを切り替える回転バルブ
20を設け、この回転バルブ20で切り替えられる流路
28c,28dに短尺噴射ノズル30と長尺噴射ノズル
パイプ32とを回動可能に連結する一方、長尺噴射ノズ
ルパイプ32の切替時の回動経路Lをトリガーレバー1
7を左右に分割して形成する。これにより、短尺噴射ノ
ズル30と長尺噴射ノズルパイプ32とを回動させて切
り替え、しかも長尺噴射ノズルパイプ32も干渉させず
に回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアゾール容器
のトリガー式噴射切替装置に関し、トリガー式のレバー
を引き込んで噴射でき、しかも短尺噴射ノズルと長尺噴
射ノズルパイプとを付け替えること無く簡単に切り替え
て噴射できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来から殺虫剤、塗料などのエアゾール
製品では、内容物と噴射剤とがエアゾール容器に充填さ
れており、ステムに取り付けたアクチュエータを操作す
ることで内容物を噴射剤の圧力で噴射させて使用する。
【0003】このようなエアゾール製品では、広い範囲
に噴射したい場合やごく狭い範囲にのみ噴射したい場合
があり、このような噴射範囲の変更に対応できるように
した噴射装置として、最も簡単なものが押しボタン式の
アクチュエータで広い範囲の噴射を行い、狭い範囲に噴
射する場合に細いノズルパイプを取り付けるようにした
ものがある。
【0004】しかし、噴射範囲の変更のたびに細いノズ
ルパイプを着脱することは煩わしく、このような問題を
解消する噴射装置として、例えば実開昭60−9562
号の噴射用長尺ノズルがあり、例えば図6に示すよう
に、押しボタン式のアクチュエータ1に短い基端パイプ
2を取り付け、この基端パイプ2の先端に回転バルブ3
を設けて長尺ノズル4を切り替えできるようにし、基端
パイプ2の先端からの噴射と長尺ノズル4の先端からの
噴射とで噴射範囲を変更できるようにしている。
【0005】ところが、殺虫剤や塗料などを長く噴射さ
せようとすると、エアゾール容器Cを支えながら押しボ
タン式のアクチュエータ1を押し続けなければならず、
噴射操作がやりにくい。
【0006】一方、噴射操作がやりやすいアクチュエー
タとしてトリガーレバー式の噴射装置があり、エアゾー
ル容器の上部に側方に取手部を位置させて揺動可能なト
リガーレバーを設け、取手部を引き込むようにしてステ
ムを押し下げて噴射できるようになっており、片手での
噴射操作も容易にできる。
【0007】このようなトリガーレバー式の噴射装置で
噴射状態を切り替えることができるようにしたものとし
ては、例えば実開昭60−31361号の長尺パイプ付
きトリガー釦があり、例えば図7に示すように、トリガ
ー5で操作される噴射釦6の先端部に長尺パイプ7を着
脱できるようにし、取り外した長尺パイプ7を固定キャ
ップ8の嵌合凹部に収納するようになっており、長尺パ
イプ7を着脱することによって噴射範囲の変更を行うよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
トリガーレバー式の噴射装置に押しボタン式の噴射装置
に備えられる回転バルブと長短尺噴射ノズルとによって
噴射範囲を変更できるようにしようとすると、長尺噴射
ノズルパイプの回動によってトリガーレバーと干渉し、
水平な噴射位置と垂直下方の収納位置との間を回動させ
ることが出来ず、噴射操作性の確保と同時に、噴射範囲
の変更の容易化を両立させることが難しいという問題が
ある。
【0009】この発明はかかる従来技術の有する課題を
解決するためになされたもので、トリガー式の噴射装置
として噴射操作の容易化を図ると同時に、短尺噴射ノズ
ルと長尺噴射ノズルパイプによる噴射範囲の切り替えを
簡単に行うことができるエアゾール容器のトリガー式噴
射切替装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の請求項1記載のエアゾー
ル容器のトリガー式噴射切替装置は、エアゾール容器の
ステムの上部を覆って取り付けられ少なくとも噴射前方
が開口したキャップと、前記ステムに連結されるととも
に、このキャップ内に揺動可能に取り付けられエアゾー
ル容器内の内容物を噴射する取手部を有するトリガーレ
バーとを備えたトリガー式噴射装置であって、前記トリ
ガーレバーに前記ステムと連通する流路を切り替える回
転バルブを設け、この回転バルブで切り替えられる流路
に短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを回動可能
に連結する一方、少なくとも前記長尺噴射ノズルパイプ
の切替時の回動経路を前記トリガーレバーに形成してな
ることを特徴とするものである。
【0011】このエアゾール容器のトリガー式噴射切替
装置によれば、エアゾール容器のステムの上部を覆って
取り付けられ少なくとも噴射前方が開口したキャップ
と、前記ステムに連結されるとともに、このキャップ内
に揺動可能に取り付けられエアゾール容器内の内容物を
噴射する取手部を有するトリガーレバーとを備えたトリ
ガー式噴射装置であって、前記トリガーレバーに前記ス
テムと連通する流路を切り替える回転バルブを設け、こ
の回転バルブで切り替えられる流路に短尺噴射ノズルと
長尺噴射ノズルパイプとを回動可能に連結する一方、少
なくとも前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路
を前記トリガーレバーに形成するようにしており、トリ
ガーレバーに回転バルブを設け、この回転バルブに回転
可能に連結した短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプ
とを回動させて噴射ノズルを切り替えるようにし、しか
もトリガーレバーに形成した少なくとも長尺噴射ノズル
パイプの切替時の回動のための回動経路によって干渉さ
せずに切り替えることができるようになり、噴射操作の
容易性を確保しつつ噴射ノズルの切り替えも簡単にでき
るようになる。
【0012】また、この発明の請求項2記載のエアゾー
ル容器のトリガー式噴射切替装置は、請求項1記載の構
成に加え、前記トリガーレバーに形成する前記長尺噴射
ノズルパイプの切替時の回動経路を当該トリガーレバー
の取手部分の中央の回動用溝で構成したことを特徴とす
るものである。
【0013】このエアゾール容器のトリガー式噴射切替
装置によれば、トリガーレバーの取手部分の中央に形成
する回動用溝で長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経
路を構成するようにしており、トリガーレバーの操作性
を確保しながら長尺噴射ノズルパイプの切替時の経路も
確保できるようにしている。
【0014】さらに、この発明の請求項3記載のエアゾ
ール容器のトリガー式噴射切替装置は、請求項1または
2記載の構成に加え、前記長尺噴射ノズルパイプを、ほ
ぼ水平の噴射位置と前記エアゾール容器の外形に沿う収
納位置との間を回動可能に設けたことを特徴とするもの
である。
【0015】このエアゾール容器のトリガー式噴射切替
装置によれば、長尺噴射ノズルパイプを、ほぼ水平の噴
射位置とエアゾール容器の外形に沿う収納位置との間を
回動可能に設けてあり、収納状態で長尺噴射ノズルパイ
プをエアゾール容器の外形に沿わせるようにでき、収納
スペースを最少限として輸送時や保管時の取り扱いも容
易となるようにしている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明のエアゾール容器
のトリガー式噴射切替装置の一実施の形態について図面
に基づき詳細に説明する。
【0017】図1〜図5はこの発明のエアゾール容器の
トリガー式噴射切替装置の一実施の形態にかかり、図1
は長尺噴射ノズルパイプによる噴射状態と短尺噴射ノズ
ルによる噴射状態の外観斜視図、図2は長尺噴射ノズル
パイプによる噴射状態の縦断面図、図3はキャップの正
面図、縦断面図および底面図、図4はトリガーレバーの
平面図、縦断面図、底面図及び側面図、図5は回転バル
ブの平面図、縦断面図および側面図である。
【0018】このエアゾール容器のトリガー式噴射切替
装置10では、殺虫剤や塗料などの内容物と噴射剤とが
充填されるエアゾール容器Cの容器上目金Mの中心部の
バルブ機構を構成するステムSを覆うように嵌合固定さ
れるキャップ11を備えており、少なくとも噴射方向と
なる前方に開口部12が形成され、エアゾール容器Cの
側方に噴射できるようにしてある。
【0019】このキャップ11は、下部に円筒部13が
設けられて内周部が容器上目金Mの上端部の巻締め部の
外側に嵌合されて固定されるようになっており、開口部
12を挾む両側に位置して当接部14が形成され、その
下面が容器上目金Mの上面と接するようになっている。
そして、この円筒部13の上方に一体に略中空二等辺三
角柱状のキャップ本体部15が形成されて2等辺3角形
の底辺が前方とされ、開口部12となっており、開口部
12に連続して下方の円筒部13に半円状の下部切欠部
12aが形成され、上方のキャップ本体部15の上面に
も半円状の上部切欠部12bが形成してあり、これら略
矩形の開口部12,半円状の下部切欠部12aおよび半
円状の上部切欠部12bが連続して1つの開口となって
いる。
【0020】また、このキャップ11には、キャップ本
体部15の内側後方に2つの板状のトリガーレバー支持
部16が平行に形成され、その下端部に下方が開口した
回動軸受部16aが形成されて下方から装着される水平
な軸を回動可能に支持できるようになっている。
【0021】このようなキャップ11内には、揺動可能
にトリガーレバー17が設けられ、引き金状の取手部1
8が開口部12から突き出すように配置され、この取手
部18を引き込むことでステムSを押し下げて噴射状態
にするようになっている。
【0022】このトリガーレバー17は、エアゾール容
器Cのバルブ機構を構成するステムSに嵌合連結される
円筒状のステム連結部19を備え、このステム連結部1
9に下端が拡がったテーパ状のガイド孔19aとこれに
続く嵌合孔19bと流路19cとが連通して形成してあ
り、このステム連結部19の上部前方に回転バルブ20
を構成する四角柱状の弁箱部21が一体に形成してあ
る。
【0023】このようなトリガーレバー17に設けられ
る回転バルブ20の弁箱部21には、前方に開口して円
筒状の弁座部22が形成され、その底部中心にステム連
結部19の流路19cの上部と連通する水平流路22a
が形成されるとともに、弁座部22内にOリング23が
装着され、回転バルブ20のシール面を構成するように
なっている。
【0024】また、トリガーレバー17に設けられる回
転バルブ20の弁箱部21の両側には、前方に突き出し
て回転バルブ支持部24が形成されるとともに、この回
転バルブ支持部24の下端に一体にレバー水平部25が
形成され、その先端に左右に分割された取手部18が下
方に伸びるように連続しており、これにより弁箱部21
の前方に、中間に間隔をあけて回転バルブ支持部24、
レバー水平部25および取手部18が配置され、この間
隔がトリガーレバー17の回動経路Lとなる。そして、
このトリガーレバー17のステム連結部19の下部後方
に突き出して支持アーム26が一体に形成され、この支
持アーム26の両側に回動軸27が突き出して形成して
あり、キャップ11のトリガーレバー支持部16に形成
された回動軸受部16aに下方から装着されて回動可能
に支持され、この回動軸27を支点としてトリガーレバ
ー17を揺動させることでステム連結部19に嵌合連結
されたステムSを押し込んで噴射状態にできるようにな
っている。
【0025】このような左右に分割された取手部18な
どを備えて回動可能に支持されたトリガーレバー17に
は、回転バルブ20のバルブ本体28が回動切替可能に
装着される。
【0026】この回転バルブ20のバルブ本体28は、
図5に示すように、中心軸が水平とされた円柱状に形成
され、その両端にトリガーレバー17の回転バルブ支持
部24に支持される支持軸28a,28bが突き出して
形成され、大小異なる直径とし、向きを間違えること無
く取り付けることができるようにしてあり、図2に示す
ように、取り付けた状態でバルブ本体28の後方の円柱
表面が弁箱部21のOリング23と密着してシール状態
となる。
【0027】この回転バルブ20のバルブ本体28に
は、円柱状の側面に噴射ノズル取付部29が一体に形成
されて短尺噴射ノズル30が装着され、短尺噴射ノズル
30の噴射通路30aと連通する第1切替流路28cが
バルブ本体28を貫通して後方に開口しており、弁座部
22の水平流路22aと連通させることで内容物を噴射
させることができる。
【0028】また、この回転バルブ20のバルブ本体2
8には、円柱状の側面の短尺噴射ノズル30用の噴射ノ
ズル取付部29と直角の位置に、長尺噴射ノズルパイプ
取付部31が一体に形成されて先端部に噴射ノズル32
aを備えた長尺噴射ノズルパイプ32が装着され、図2
に示すように、長尺噴射ノズルパイプ32と連通する第
2切替流路28dがバルブ本体28を貫通して後方に開
口するとともに、中間部に短尺噴射ノズル30の外周の
環状の隙間28eが位置するようになっており、回転バ
ルブ20のバルブ本体28を回動させて弁座部22の水
平流路22aと連通させることで内容物を長尺噴射ノズ
ルパイプ32を介して噴射させることができる。この状
態では、短尺噴射ノズル30が上方を向くようにしてあ
る。
【0029】そして、このような長尺噴射ノズルパイプ
32は、トリガーレバー17の左右に分割された取手部
18、回転バルブ支持部24およびレバー水平部25の
間の回動経路Lに配置され、これらと干渉すること無く
回動できるようになっており、この長尺噴射ノズルパイ
プ32を、図1に示すように、エアゾール容器Cに対し
て水平に突き出すようにして噴射できる一方、垂直下方
に収納してエアゾール容器Cの側面に沿わせることがで
きるように成形してある。
【0030】このような短尺噴射ノズル30と長尺噴射
ノズルパイプ32は、図1に示すように、エアゾール容
器Cに対して長尺噴射ノズルパイプ32を水平に突き出
すようにして噴射でき、この状態では、短尺噴射ノズル
30が上方に向いて噴射できない位置となる一方、長尺
噴射ノズルパイプ32を垂直下方に収納してエアゾール
容器Cの側面に沿わせた状態では、短尺噴射ノズル30
が水平となって噴射できる位置となる。
【0031】このように構成したエアゾール容器のトリ
ガー式噴射切替装置10によれば、例えば長尺噴射ノズ
ルパイプ32を用いて狭い場所などに噴射する場合に
は、エアゾール容器Cに沿う収納状態から長尺噴射ノズ
ルパイプ32を回動させて水平となるようにする。
【0032】この場合、トリガーレバー17の取手部1
8、回転バルブ支持部24およびレバー水平部25が左
右に分割されて中間に隙間を形成して回動経路Lとして
あるので、長尺噴射ノズルパイプ32をこの回動経路L
を利用して動かすことで、トリガーレバー17と干渉す
ることなく回動させることができ、同様に、逆方向にも
回動経路Lを回動させて収納することもできる。
【0033】このような長尺噴射ノズルパイプ32を水
平状態としてトリガーレバー17の取手部18を引き込
むと、トリガーレバー17が後方の回動軸27を支点と
して揺動し、ステム連結部19に嵌合しているステムS
が押し下げられる。
【0034】すると、図2に示すように、ステムSから
の内容物がステム連結部19の流路19c、回転バルブ
20の弁座部22の水平流路22a、バルブ本体28の
第2切替流路28dおよび環状の隙間28eを介して長
尺噴射ノズルパイプ32の先端の噴射ノズル32aから
噴射され、噴射対象に近付けて狭い範囲に噴射すること
ができる。
【0035】一方、長尺噴射ノズルパイプ32を垂直下
方にしてエアゾール容器Cに添わせた収納状態として短
尺噴射ノズル30を水平とした状態でトリガーレバー1
7を引き込むと、同様にしてステムSが押し下げられ
る。
【0036】すると、ステムSからの内容物がステム連
結部19の流路19c、回転バルブ20の弁座部22の
水平流路22a、バルブ本体28の第1切替流路28c
を介して短尺噴射ノズルパイプ33の先端から噴射さ
れ、噴射対象から離して広い範囲に噴射することができ
る。
【0037】このようなエアゾール容器のトリガー式噴
射切替装置10によれば、トリガーレバー17を引き込
むことで噴射状態にでき、押しボタン式のアクチュエー
タに比べ噴射状態の保持が容易にできるとともに、短尺
噴射ノズル30と長尺噴射ノズルパイプ32による噴射
の切り替えが、つけ替えを必要とせずに回動操作だけで
簡単にできる。
【0038】なお、上記実施の形態では、トリガーレバ
ーを左右に分割して回動経路Lを形成するようにした
が、長尺噴射ノズルパイプとトリガーレバーが干渉しな
いようにできれば良く、トリガーレバーやノズルパイプ
の形状によっては取手部の下端が連結された状態であっ
ても良く、回動経路を回動用溝で構成しても良く、トリ
ガーレバーの強度向上を図ることもできる。
【0039】また、短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパ
イプの先端の噴射ノズルとは噴射範囲が異なるものであ
っても同一のものであっても良く、適宜設計すれば良
い。
【0040】
【発明の効果】以上一実施の形態とともに具体的に説明
したように、この発明の請求項1記載のエアゾール容器
のトリガー式噴射切替装置によれば、エアゾール容器の
ステムの上部を覆って取り付けられ少なくとも噴射前方
が開口したキャップと、前記ステムに連結されるととも
に、このキャップ内に揺動可能に取り付けられエアゾー
ル容器内の内容物を噴射する取手部を有するトリガーレ
バーとを備えたトリガー式噴射装置であって、前記トリ
ガーレバーに前記ステムと連通する流路を切り替える回
転バルブを設け、この回転バルブで切り替えられる流路
に短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを回動可能
に連結する一方、少なくとも前記長尺噴射ノズルパイプ
の切替時の回動経路を前記トリガーレバーに形成するよ
うにしたので、トリガーレバーに回転バルブを設け、こ
の回転バルブに回転可能に連結した短尺噴射ノズルと長
尺噴射ノズルパイプとを回動させて噴射ノズルを切り替
えることができ、しかもトリガーレバーに形成した少な
くとも長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動のための回
動経路によって干渉させずに切り替えることができる。
【0041】これにより、トリガーレバーによる噴射操
作の容易性を確保しつつ噴射ノズルの切り替えも簡単に
行うことができ、両者を両立させることができる。
【0042】また、この発明の請求項2記載のエアゾー
ル容器のトリガー式噴射切替装置によれば、トリガーレ
バーの取手部分の中央に形成する回動用溝で長尺噴射ノ
ズルパイプの切替時の回動経路を構成するようにしたの
で、トリガーレバーによる操作の容易性を確保しながら
長尺噴射ノズルパイプの切替時の経路を回動用溝によっ
て確保することができる。
【0043】さらに、この発明の請求項3記載のエアゾ
ール容器のトリガー式噴射切替装置によれば、長尺噴射
ノズルパイプを、ほぼ水平の噴射位置とエアゾール容器
の外形に沿う収納位置との間を回動可能に設けたので、
収納状態で長尺噴射ノズルパイプをエアゾール容器の外
形に沿わせることができ、収納スペースを最少限として
輸送時や保管時の取り扱いも容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切
替装置の一実施の形態にかかる長尺噴射ノズルパイプに
よる噴射状態と短尺噴射ノズルによる噴射状態の外観斜
視図である。
【図2】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切
替装置の一実施の形態にかかる長尺噴射ノズルパイプに
よる噴射状態の縦断面図である。
【図3】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切
替装置の一実施の形態にかかるキャップの正面図、縦断
面図および底面図である。
【図4】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切
替装置の一実施の形態にかかるトリガーレバーの平面
図、縦断面図、底面図及び側面図である。
【図5】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切
替装置の一実施の形態にかかる回転バルブの平面図、縦
断面図および側面図である。
【図6】従来の噴射用長尺ノズルの外観斜視図である。
【図7】従来の長尺パイプ付きトリガー釦の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 トリガー式噴射切替装置 11 キャップ 12 開口部 15 キャップ本体部 16 トリガーレバー支持部 17 トリガーレバー 18 取手部 19 ステム連結部 20 回転バルブ 21 弁箱部 22 弁座部 23 Oリング 24 回転バルブ支持部 27 回動軸 28 バルブ本体 28a 支持軸 28b 支持軸 28c 第1切替流路 28d 第2切替流路 28e 環状の隙間 30 短尺噴射ノズル 32 長尺噴射ノズルパイプ C エアゾール容器 M 容器上目金 S ステム L 回動経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾形 謙 埼玉県入間郡毛呂山町大字西戸845−1 Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PD01 PE15 PE19 PF10 4F033 RA02 RB08 RC21 RC24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器のステムの上部を覆って
    取り付けられ少なくとも噴射前方が開口したキャップ
    と、前記ステムに連結されるとともに、このキャップ内
    に揺動可能に取り付けられエアゾール容器内の内容物を
    噴射する取手部を有するトリガーレバーとを備えたトリ
    ガー式噴射装置であって、前記トリガーレバーに前記ス
    テムと連通する流路を切り替える回転バルブを設け、こ
    の回転バルブで切り替えられる流路に短尺噴射ノズルと
    長尺噴射ノズルパイプとを回動可能に連結する一方、少
    なくとも前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路
    を前記トリガーレバーに形成してなることを特徴とする
    エアゾール容器のトリガー式噴射切替装置。
  2. 【請求項2】 前記トリガーレバーに形成する前記長尺
    噴射ノズルパイプの切替時の回動経路を当該トリガーレ
    バーの取手部分の中央の回動用溝で構成したことを特徴
    とする請求項1記載のエアゾール容器のトリガー式噴射
    切替装置。
  3. 【請求項3】 前記長尺噴射ノズルパイプを、ほぼ水平
    の噴射位置と前記エアゾール容器の外形に沿う収納位置
    との間を回動可能に設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装
    置。
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