JP2566927Y2 - 携帯用噴霧器 - Google Patents
携帯用噴霧器Info
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Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は携帯用噴霧器に関し、さ
らに詳しくは、噴霧材収納容器に被嵌する噴霧ケ−スに
噴霧材の噴出を誘導する噴出誘導筒を出し入れ自在に取
りつけ、さらに噴出誘導筒の開閉蓋も一体的に連結し
て、使用時および不使用時の噴出誘導筒の出し入れや開
閉蓋の開閉を、噴出誘導筒や開閉蓋の一連の操作で容易
に行えるようにしたシンプルで取り扱いやすい携帯用噴
霧器に関する。
らに詳しくは、噴霧材収納容器に被嵌する噴霧ケ−スに
噴霧材の噴出を誘導する噴出誘導筒を出し入れ自在に取
りつけ、さらに噴出誘導筒の開閉蓋も一体的に連結し
て、使用時および不使用時の噴出誘導筒の出し入れや開
閉蓋の開閉を、噴出誘導筒や開閉蓋の一連の操作で容易
に行えるようにしたシンプルで取り扱いやすい携帯用噴
霧器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ぜんそく用薬液および喉の殺菌
消毒用薬液を口腔に噴入するときなどに使用される携帯
用噴霧器は、噴霧材収納容器に被嵌する噴霧ケ−スに水
平方向の噴出誘導筒を突設して構成されている。このた
め、携帯するとき突設した噴出誘導筒により不便をきた
す場合が多く、また噴出誘導筒の開口には蓋を取りつけ
る必要がある。
消毒用薬液を口腔に噴入するときなどに使用される携帯
用噴霧器は、噴霧材収納容器に被嵌する噴霧ケ−スに水
平方向の噴出誘導筒を突設して構成されている。このた
め、携帯するとき突設した噴出誘導筒により不便をきた
す場合が多く、また噴出誘導筒の開口には蓋を取りつけ
る必要がある。
【０００３】そこで、噴出誘導筒を使用時のみ噴霧ケ−
スから水平方向に突出させる工夫が従来からなされてお
り、たとえば、エアロゾルを圧入した壜の保護ケ−ス
に、摺動自在かつ離脱不能に放出ノズルを備えた蓋を設
け、蓋の軸方向に引き出し可能かついっぱいに引き出し
た位置において直角方向に回動倒伏可能にスリ−ブを取
りつけ、スリ−ブにさらに蓋を取り外し可能に取りつけ
たエアロゾル容器（特公昭４３−５０７９号）が提案さ
れている。
スから水平方向に突出させる工夫が従来からなされてお
り、たとえば、エアロゾルを圧入した壜の保護ケ−ス
に、摺動自在かつ離脱不能に放出ノズルを備えた蓋を設
け、蓋の軸方向に引き出し可能かついっぱいに引き出し
た位置において直角方向に回動倒伏可能にスリ−ブを取
りつけ、スリ−ブにさらに蓋を取り外し可能に取りつけ
たエアロゾル容器（特公昭４３−５０７９号）が提案さ
れている。
【０００４】また、この他、溶液および加圧ガスを充填
した密閉円筒状容器１の弁茎２に押ボタン３をはめつ
け、押ボタン３に筒５を水平方向に傾倒可能に取りつ
け、筒５の上の開放端に蓋８を取り外し可能に取りつけ
た携帯用エアゾル吸入器（実公昭４０−７４００号）
や、ノズル部２を有する噴霧収納容器嵌合用の接続用主
体３に、拡散誘導部４を昇降可能にしかもほぼ直角状に
変移動可能に連関し、拡散誘導部４に蓋部７を取り外し
可能に取りつけた携帯用噴霧器（実公昭４０−９９７１
号）などが提案されている。
した密閉円筒状容器１の弁茎２に押ボタン３をはめつ
け、押ボタン３に筒５を水平方向に傾倒可能に取りつ
け、筒５の上の開放端に蓋８を取り外し可能に取りつけ
た携帯用エアゾル吸入器（実公昭４０−７４００号）
や、ノズル部２を有する噴霧収納容器嵌合用の接続用主
体３に、拡散誘導部４を昇降可能にしかもほぼ直角状に
変移動可能に連関し、拡散誘導部４に蓋部７を取り外し
可能に取りつけた携帯用噴霧器（実公昭４０−９９７１
号）などが提案されている。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の携帯用噴霧器は、いずれも構造が複雑で構成部品数が
多く、故障しやすくて、これらの部品を製造するために
使用する金型が複雑になる。また、これら従来の携帯用
噴霧容器では、スリ−ブ、筒５および拡散誘導部４に蓋
を取り外し自在に取りつけているため、使用後蓋をなく
したりする場合があり、スリ−ブ、筒５および拡散誘導
部４の操作とともに、蓋の着脱が必要で、取り扱いにく
い。
の携帯用噴霧器は、いずれも構造が複雑で構成部品数が
多く、故障しやすくて、これらの部品を製造するために
使用する金型が複雑になる。また、これら従来の携帯用
噴霧容器では、スリ−ブ、筒５および拡散誘導部４に蓋
を取り外し自在に取りつけているため、使用後蓋をなく
したりする場合があり、スリ−ブ、筒５および拡散誘導
部４の操作とともに、蓋の着脱が必要で、取り扱いにく
い。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる現状に鑑
み種々検討を行った結果なされたもので、頂壁から噴出
弁を突出した噴霧材収納容器と、噴霧材収納容器に被嵌
し天板中央部から垂設した噴出方向が水平方向のノズル
を噴霧材収納容器の噴出弁に嵌合するとともに、ノズル
と対向する前壁に噴出誘導筒挿入口を設け、かつ左右側
壁に水平方向の連結用長孔を設けた噴霧ケ−スと、噴霧
ケ−スの噴出誘導筒挿入口に出し入れ自在に嵌挿し、上
下対向壁の中央部に噴霧ケ−スのノズルおよび噴霧材収
納容器の噴出弁を跨いで嵌入する切欠を設けた噴出誘導
筒と、噴出誘導筒の先端開口を開閉する頂板の両側に左
右側壁を断面コ字状に連接し、この左右側壁の先端部を
噴霧ケ−ス左右側壁の連結用長孔を介して噴出誘導筒に
回動可能に連結した開閉蓋とで携帯用噴霧器を構成する
ことによって、噴霧材収納容器に被嵌する噴霧ケ−スに
噴霧材の噴出を誘導する噴出誘導筒を出し入れ自在に
し、使用時および不使用時の噴出誘導筒の出し入れや開
閉蓋の開閉を、一体的に連結した噴出誘導筒や開閉蓋の
一連の操作で容易に行えるようにして、シンプルで取り
扱いやすい携帯用噴霧器を提供しようとするものであ
る。
み種々検討を行った結果なされたもので、頂壁から噴出
弁を突出した噴霧材収納容器と、噴霧材収納容器に被嵌
し天板中央部から垂設した噴出方向が水平方向のノズル
を噴霧材収納容器の噴出弁に嵌合するとともに、ノズル
と対向する前壁に噴出誘導筒挿入口を設け、かつ左右側
壁に水平方向の連結用長孔を設けた噴霧ケ−スと、噴霧
ケ−スの噴出誘導筒挿入口に出し入れ自在に嵌挿し、上
下対向壁の中央部に噴霧ケ−スのノズルおよび噴霧材収
納容器の噴出弁を跨いで嵌入する切欠を設けた噴出誘導
筒と、噴出誘導筒の先端開口を開閉する頂板の両側に左
右側壁を断面コ字状に連接し、この左右側壁の先端部を
噴霧ケ−ス左右側壁の連結用長孔を介して噴出誘導筒に
回動可能に連結した開閉蓋とで携帯用噴霧器を構成する
ことによって、噴霧材収納容器に被嵌する噴霧ケ−スに
噴霧材の噴出を誘導する噴出誘導筒を出し入れ自在に
し、使用時および不使用時の噴出誘導筒の出し入れや開
閉蓋の開閉を、一体的に連結した噴出誘導筒や開閉蓋の
一連の操作で容易に行えるようにして、シンプルで取り
扱いやすい携帯用噴霧器を提供しようとするものであ
る。
【０００７】
【実施例】以下、本考案携帯用噴霧器の実施例を示す図
面に基づいて説明する。図１ないし図３において、１は
噴霧材収納容器で、頂壁から噴出弁２を常時突出するよ
うに付勢して突設している。
面に基づいて説明する。図１ないし図３において、１は
噴霧材収納容器で、頂壁から噴出弁２を常時突出するよ
うに付勢して突設している。
【０００８】３は噴霧材収納容器１に被嵌する噴霧ケ−
スで、天板４中央部から噴出方向を水平方向にしたノズ
ル５を垂設して、噴霧材収納容器１の噴出弁２に嵌合し
ている。６は噴霧ケ−ス３の前部側壁にノズル５の噴出
口５１に対応して設けられた噴出誘導筒挿入口であり、
７は噴霧ケ−ス３の左右両側壁に設けられた水平方向の
連結用長孔である。
スで、天板４中央部から噴出方向を水平方向にしたノズ
ル５を垂設して、噴霧材収納容器１の噴出弁２に嵌合し
ている。６は噴霧ケ−ス３の前部側壁にノズル５の噴出
口５１に対応して設けられた噴出誘導筒挿入口であり、
７は噴霧ケ−ス３の左右両側壁に設けられた水平方向の
連結用長孔である。
【０００９】８は噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６に
出し入れ自在に嵌挿した噴出誘導筒で、上下対向壁の中
央部に長溝９および１０を設け、噴出誘導筒挿入口６内
に嵌入するとき噴霧ケ−ス３のノズル５や噴霧材収納容
器の噴出弁２を跨いで嵌入できるようにしている。１１
は噴出誘導筒８の左右両側壁に穿設された連結用嵌合孔
である。
出し入れ自在に嵌挿した噴出誘導筒で、上下対向壁の中
央部に長溝９および１０を設け、噴出誘導筒挿入口６内
に嵌入するとき噴霧ケ−ス３のノズル５や噴霧材収納容
器の噴出弁２を跨いで嵌入できるようにしている。１１
は噴出誘導筒８の左右両側壁に穿設された連結用嵌合孔
である。
【００１０】１２は噴出誘導筒８の先端開口を開閉する
開閉蓋で、噴出誘導筒８の先端開口を開閉する頂板１３
の両側に扇状の左右側壁１４および１５を断面コ字状に
連接し、これら左右側壁１４および１５の先端内側面に
突設した一対の枢支軸１６を、噴霧ケ−ス３の左右両側
壁に設けた水平方向の連結用長孔７を介して噴出誘導筒
８の左右両側壁に穿設した連結用嵌合孔１１に回動可能
に嵌合している。
開閉蓋で、噴出誘導筒８の先端開口を開閉する頂板１３
の両側に扇状の左右側壁１４および１５を断面コ字状に
連接し、これら左右側壁１４および１５の先端内側面に
突設した一対の枢支軸１６を、噴霧ケ−ス３の左右両側
壁に設けた水平方向の連結用長孔７を介して噴出誘導筒
８の左右両側壁に穿設した連結用嵌合孔１１に回動可能
に嵌合している。
【００１１】しかして、開閉蓋１２は左右側壁１４およ
び１５の先端内側面に突設した一対の枢支軸１６でもっ
て、噴出誘導筒８および噴霧ケ−ス３と連動連結され、
不使用時は図３に示すように、反時計回り方向に回動さ
れて、噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６内に嵌入され
た噴出誘導筒８の先端開口を閉塞する。
び１５の先端内側面に突設した一対の枢支軸１６でもっ
て、噴出誘導筒８および噴霧ケ−ス３と連動連結され、
不使用時は図３に示すように、反時計回り方向に回動さ
れて、噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６内に嵌入され
た噴出誘導筒８の先端開口を閉塞する。
【００１２】また、使用時は図２に示すように、噴出誘
導筒８を噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６から突出さ
せ、開閉蓋１２は時計回り方向に回動して噴出誘導筒８
の先端開口を開放する。そして、噴霧材収納容器１の押
し上げにより噴出弁２を介してノズル５の噴出口５１か
ら噴出される噴霧材を噴出誘導筒８で誘導し、たとえ
ば、ぜんそく用薬液の場合、口腔に向けて噴出する。
導筒８を噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６から突出さ
せ、開閉蓋１２は時計回り方向に回動して噴出誘導筒８
の先端開口を開放する。そして、噴霧材収納容器１の押
し上げにより噴出弁２を介してノズル５の噴出口５１か
ら噴出される噴霧材を噴出誘導筒８で誘導し、たとえ
ば、ぜんそく用薬液の場合、口腔に向けて噴出する。
【００１３】ここで、噴出誘導筒８を噴霧ケ−ス３の噴
出誘導筒挿入口６から突出させ、噴出誘導筒８の先端開
口を開放して使用するときは、開閉蓋１２および噴出誘
導筒８を前方に引き出して、対向側壁１４および１５の
先端内側面に突設した一対の枢支軸１６を、噴霧ケ−ス
３左右両側壁の長孔７内前方へ移動させ、しかる後、開
閉蓋１２を時計回り方向に回動するか、あるいは開閉蓋
１２を時計回り方向に回動して反転した後、開閉蓋１２
および噴出誘導筒８を前方に押し出して行われる。
出誘導筒挿入口６から突出させ、噴出誘導筒８の先端開
口を開放して使用するときは、開閉蓋１２および噴出誘
導筒８を前方に引き出して、対向側壁１４および１５の
先端内側面に突設した一対の枢支軸１６を、噴霧ケ−ス
３左右両側壁の長孔７内前方へ移動させ、しかる後、開
閉蓋１２を時計回り方向に回動するか、あるいは開閉蓋
１２を時計回り方向に回動して反転した後、開閉蓋１２
および噴出誘導筒８を前方に押し出して行われる。
【００１４】また、使用後、噴出誘導筒８を噴霧ケ−ス
３の噴出誘導筒挿入口６内に嵌入させ、開閉蓋１２でも
って噴出誘導筒８の先端開口を閉塞するときは、時計回
り方向に回動して反転した開閉蓋１２を後方に引っ張る
か、あるいは噴出誘導筒８を後方に押して、左右側壁１
４および１５の先端内側面に突設した一対の枢支軸１６
を、噴霧ケ−ス３左右両側壁の長孔７内後方へ移動さ
せ、しかる後、開閉蓋１２を反時計回り方向に回動する
か、あるいは開閉蓋１２を反時計回り方向に回動して噴
出誘導筒８の先端開口を閉塞した後、開閉蓋１２および
噴出誘導筒８を後方に押して行われる。
３の噴出誘導筒挿入口６内に嵌入させ、開閉蓋１２でも
って噴出誘導筒８の先端開口を閉塞するときは、時計回
り方向に回動して反転した開閉蓋１２を後方に引っ張る
か、あるいは噴出誘導筒８を後方に押して、左右側壁１
４および１５の先端内側面に突設した一対の枢支軸１６
を、噴霧ケ−ス３左右両側壁の長孔７内後方へ移動さ
せ、しかる後、開閉蓋１２を反時計回り方向に回動する
か、あるいは開閉蓋１２を反時計回り方向に回動して噴
出誘導筒８の先端開口を閉塞した後、開閉蓋１２および
噴出誘導筒８を後方に押して行われる。
【００１５】本考案携帯用噴霧器Ａはこのようにして構
成され、使用に際しては、開閉蓋１２および噴出誘導筒
８を前方に引き出して、開閉蓋１２を時計回り方向に回
動するか、あるいは開閉蓋１２を時計回り方向に回動し
て反転した後、開閉蓋１２および噴出誘導筒８を前方に
押し出して、噴出誘導筒８の先端開口を開放するととも
に、噴出誘導筒８を前方に突出させる。
成され、使用に際しては、開閉蓋１２および噴出誘導筒
８を前方に引き出して、開閉蓋１２を時計回り方向に回
動するか、あるいは開閉蓋１２を時計回り方向に回動し
て反転した後、開閉蓋１２および噴出誘導筒８を前方に
押し出して、噴出誘導筒８の先端開口を開放するととも
に、噴出誘導筒８を前方に突出させる。
【００１６】次いで、噴霧材収納容器１の下底を指で押
し上げると、噴霧材収納容器１の頂壁から突出した噴出
弁２がノズル５の下端面で押されて強制的に噴霧材収納
容器１内に嵌入され、噴霧材収納容器１内の噴霧材が噴
出弁２からノズル５内に噴出される。
し上げると、噴霧材収納容器１の頂壁から突出した噴出
弁２がノズル５の下端面で押されて強制的に噴霧材収納
容器１内に嵌入され、噴霧材収納容器１内の噴霧材が噴
出弁２からノズル５内に噴出される。
【００１７】そして、ノズル５内に噴出された噴霧材
は、ノズル５の噴出口５１から噴出誘導筒８で誘導され
て噴出され、たとえば、ぜんそく用薬液の場合、口腔に
向けて噴出される。
は、ノズル５の噴出口５１から噴出誘導筒８で誘導され
て噴出され、たとえば、ぜんそく用薬液の場合、口腔に
向けて噴出される。
【００１８】また、携帯用噴霧器Ａを使用後は、時計回
り方向に回動して反転した開閉蓋１２を後方に引っ張る
か、あるいは噴出誘導筒８を後方に押した後、開閉蓋１
２を反時計回り方向に回動するか、あるいは開閉蓋１２
を反時計回り方向に回動して噴出誘導筒８の先端開口を
閉塞した後、開閉蓋１２および噴出誘導筒８を後方に押
して噴出誘導筒挿入口６内に嵌入させる。
り方向に回動して反転した開閉蓋１２を後方に引っ張る
か、あるいは噴出誘導筒８を後方に押した後、開閉蓋１
２を反時計回り方向に回動するか、あるいは開閉蓋１２
を反時計回り方向に回動して噴出誘導筒８の先端開口を
閉塞した後、開閉蓋１２および噴出誘導筒８を後方に押
して噴出誘導筒挿入口６内に嵌入させる。
【００１９】このように携帯用噴霧器Ａを使用後、噴出
誘導筒８を噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６内に嵌入
し、その先端開口を開閉蓋１２によって閉塞すると、携
帯用噴霧器Ａはシンプルな形状となり、支障なく携帯で
きて便利になる。
誘導筒８を噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６内に嵌入
し、その先端開口を開閉蓋１２によって閉塞すると、携
帯用噴霧器Ａはシンプルな形状となり、支障なく携帯で
きて便利になる。
【００２０】また、噴出誘導筒８が噴出誘導筒挿入口６
内に嵌入されると、図３に示すように噴出誘導筒８の下
方側壁が、噴霧材収納容器１の噴出弁２を跨いで嵌入さ
れるため、噴霧材収納容器１の下底を指で上方に押して
も噴霧材収納容器１が上方に移動せず、ストッパ−の役
割をする。
内に嵌入されると、図３に示すように噴出誘導筒８の下
方側壁が、噴霧材収納容器１の噴出弁２を跨いで嵌入さ
れるため、噴霧材収納容器１の下底を指で上方に押して
も噴霧材収納容器１が上方に移動せず、ストッパ−の役
割をする。
【００２１】従って、この携帯用噴霧器Ａは不使用時
に、誤って噴霧材収納容器１が上方に押されても、噴霧
材収納容器１内の噴霧材が噴出される恐れがなく、安全
機構を備えた携帯用噴霧器として、安心して使用でき
る。
に、誤って噴霧材収納容器１が上方に押されても、噴霧
材収納容器１内の噴霧材が噴出される恐れがなく、安全
機構を備えた携帯用噴霧器として、安心して使用でき
る。
【００２２】図４は本考案携帯用噴霧器の他の実施例を
示したもので、噴霧材収納容器としてポンプタイプの噴
霧材収納容器１ｂを使用し、噴霧材収納容器１ｂの頂壁
から突出した噴出弁２ｂに噴霧ケ−ス３のノズル５を嵌
合させた以外は、図１ないし図３で示した携帯用噴霧器
Ａと同様にして構成されている。
示したもので、噴霧材収納容器としてポンプタイプの噴
霧材収納容器１ｂを使用し、噴霧材収納容器１ｂの頂壁
から突出した噴出弁２ｂに噴霧ケ−ス３のノズル５を嵌
合させた以外は、図１ないし図３で示した携帯用噴霧器
Ａと同様にして構成されている。
【００２３】このように、ポンプタイプの噴霧材収納容
器１ｂを使用した携帯用噴霧器Ｂも、前記の携帯用噴霧
器Ａの場合と全く同様にして使用され、同じ作用効果が
発揮される。噴霧材収納容器はこのように特に限定され
るものではなく、種々のものが使用される。
器１ｂを使用した携帯用噴霧器Ｂも、前記の携帯用噴霧
器Ａの場合と全く同様にして使用され、同じ作用効果が
発揮される。噴霧材収納容器はこのように特に限定され
るものではなく、種々のものが使用される。
【００２４】また、図５は本考案携帯用噴霧器のその他
の実施例を示したもので、噴出誘導筒８の左右両側壁に
一対の枢支軸１７を突設し、開閉蓋１２の左右側壁１４
および１５先端部に連結用嵌合孔１８を穿設して、噴出
誘導筒８を噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６に嵌挿し
たとき、噴出誘導筒８の左右両側壁に突設した枢支軸１
７を、噴霧ケ−ス３の左右両側壁に設けた水平方向の連
結用長孔７から突出させて、開閉蓋１２左右側壁１４お
よび１５先端部の連結用嵌合孔１８に回動可能に嵌合す
るようにした以外は、図１ないし図３で示した携帯用噴
霧器Ａと同様にして構成されている。
の実施例を示したもので、噴出誘導筒８の左右両側壁に
一対の枢支軸１７を突設し、開閉蓋１２の左右側壁１４
および１５先端部に連結用嵌合孔１８を穿設して、噴出
誘導筒８を噴霧ケ−ス３の噴出誘導筒挿入口６に嵌挿し
たとき、噴出誘導筒８の左右両側壁に突設した枢支軸１
７を、噴霧ケ−ス３の左右両側壁に設けた水平方向の連
結用長孔７から突出させて、開閉蓋１２左右側壁１４お
よび１５先端部の連結用嵌合孔１８に回動可能に嵌合す
るようにした以外は、図１ないし図３で示した携帯用噴
霧器Ａと同様にして構成されている。
【００２５】しかして、この携帯用噴霧器Ｃにおいて
も、開閉蓋１２は噴出誘導筒８の左右両側壁に突設した
一対の枢支軸１７でもって、噴出誘導筒８および噴霧ケ
−ス３と連動連結され、同じ作用効果が発揮される。
も、開閉蓋１２は噴出誘導筒８の左右両側壁に突設した
一対の枢支軸１７でもって、噴出誘導筒８および噴霧ケ
−ス３と連動連結され、同じ作用効果が発揮される。
【００２６】なお、噴霧ケ−ス、噴出誘導筒、開閉蓋な
どの形状は、以上図示したものに限定用されるものでは
なく、円筒形、楕円筒形または多角筒形であってもよ
い。また、噴出誘導筒８の左右両側壁に穿設した連結用
嵌合孔１１および開閉蓋１２の左右側壁１４および１５
先端部に穿設した連結用嵌合孔１８は、必ずしも図示し
たような貫通孔である必要はなく、噴出誘導筒８の左右
両側壁や開閉蓋１２の左右側壁１４および１５に、枢支
軸１６または１７の先端が嵌合できる嵌合孔であればよ
い。
どの形状は、以上図示したものに限定用されるものでは
なく、円筒形、楕円筒形または多角筒形であってもよ
い。また、噴出誘導筒８の左右両側壁に穿設した連結用
嵌合孔１１および開閉蓋１２の左右側壁１４および１５
先端部に穿設した連結用嵌合孔１８は、必ずしも図示し
たような貫通孔である必要はなく、噴出誘導筒８の左右
両側壁や開閉蓋１２の左右側壁１４および１５に、枢支
軸１６または１７の先端が嵌合できる嵌合孔であればよ
い。
【００２７】
【考案の効果】以上説明したように、本考案携帯用噴霧
器にあっては、頂壁から噴出弁を突出した噴霧材収納容
器と、噴霧材収納容器に被嵌し天板中央部から垂設した
噴出方向が水平方向のノズルを噴霧材収納容器の噴出弁
に嵌合するとともに、ノズルと対向する前壁に噴出誘導
筒挿入口を設け、かつ左右側壁に水平方向の連結用長孔
を設けた噴霧ケ−スと、噴霧ケ−スの噴出誘導筒挿入口
に出し入れ自在に嵌挿し、上下対向壁の中央部に噴霧ケ
−スのノズルおよび噴霧材収納容器の噴出弁を跨いで嵌
入する切欠を設けた噴出誘導筒と、噴出誘導筒の先端開
口を開閉する頂板の両側に左右側壁を断面コ字状に連接
し、この左右側壁の先端部を噴霧ケ−ス左右側壁の連結
用長孔を介して噴出誘導筒に回動可能に連結した開閉蓋
とで構成され、噴霧材収納容器に被嵌する噴霧ケ−スに
噴霧材の噴出を誘導する噴出誘導筒を出し入れ自在に取
りつけ、噴出誘導筒の開閉蓋も一体的に連結しているた
め、使用時および不使用時の噴出誘導筒の出し入れや開
閉蓋の開閉を、これら噴出誘導筒や開閉蓋の一連の操作
で容易に行うことができる。従って、シンプルで取り扱
いやすく、故障しにくくて、携帯用として便利であり、
構成部品も少なくて安価に製造することができる。
器にあっては、頂壁から噴出弁を突出した噴霧材収納容
器と、噴霧材収納容器に被嵌し天板中央部から垂設した
噴出方向が水平方向のノズルを噴霧材収納容器の噴出弁
に嵌合するとともに、ノズルと対向する前壁に噴出誘導
筒挿入口を設け、かつ左右側壁に水平方向の連結用長孔
を設けた噴霧ケ−スと、噴霧ケ−スの噴出誘導筒挿入口
に出し入れ自在に嵌挿し、上下対向壁の中央部に噴霧ケ
−スのノズルおよび噴霧材収納容器の噴出弁を跨いで嵌
入する切欠を設けた噴出誘導筒と、噴出誘導筒の先端開
口を開閉する頂板の両側に左右側壁を断面コ字状に連接
し、この左右側壁の先端部を噴霧ケ−ス左右側壁の連結
用長孔を介して噴出誘導筒に回動可能に連結した開閉蓋
とで構成され、噴霧材収納容器に被嵌する噴霧ケ−スに
噴霧材の噴出を誘導する噴出誘導筒を出し入れ自在に取
りつけ、噴出誘導筒の開閉蓋も一体的に連結しているた
め、使用時および不使用時の噴出誘導筒の出し入れや開
閉蓋の開閉を、これら噴出誘導筒や開閉蓋の一連の操作
で容易に行うことができる。従って、シンプルで取り扱
いやすく、故障しにくくて、携帯用として便利であり、
構成部品も少なくて安価に製造することができる。
【００２８】また、噴出誘導筒が噴出誘導筒挿入口内に
嵌入されると、噴出誘導筒の下方側壁が、噴霧材収納容
器の噴出弁を跨いで嵌入され、不使用時に、誤って噴霧
材収納容器が上方に押されても、噴霧材収納容器内の噴
霧材が噴出される恐れが全くない。従って、安全機構を
備えた携帯用噴霧器として、安心して使用できる。
嵌入されると、噴出誘導筒の下方側壁が、噴霧材収納容
器の噴出弁を跨いで嵌入され、不使用時に、誤って噴霧
材収納容器が上方に押されても、噴霧材収納容器内の噴
霧材が噴出される恐れが全くない。従って、安全機構を
備えた携帯用噴霧器として、安心して使用できる。
【図１】本考案携帯用噴霧容器の一例を示す分解斜視図
である。
である。
【図２】図１に示す携帯用噴霧容器の使用状態の断面図
である。
である。
【図３】図１に示す携帯用噴霧容器の不使用状態の断面
図である。
図である。
【図４】本考案携帯用噴霧容器の他の例を示す使用状態
の断面図である。
の断面図である。
【図５】本考案携帯用噴霧容器の他の例を示す分解斜視
図である。
図である。
１，１ｂ 噴霧材収納容器 ２ 噴出弁 ３ 噴霧ケ−ス ４ 天板 ５ ノズル ５１ 噴出口 ６ 噴出誘導筒挿入口 ７ 連結用長孔 ８ 噴出誘導筒 ９，１０ 長溝（切欠） １１，１８ 連結用嵌合孔 １２ 開閉蓋 １３ 頂板 １４，１５ 側壁 １６，１７ 枢支軸
フロントページの続き (72)考案者 斎木 俊彦 佐賀県鳥栖市田代外町636 (72)考案者 坂井 健三 佐賀県鳥栖市田代大官町786−１ (72)考案者 京屋 栄司 福岡県大野城市東大利１−４−８ (56)参考文献 実開 平１−179758（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭58−346（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】 頂壁から噴出弁を突出した噴霧材収納容
器と、噴霧材収納容器に被嵌し天板中央部から垂設した
噴出方向が水平方向のノズルを噴霧材収納容器の噴出弁
に嵌合するとともに、ノズルと対向する前壁に噴出誘導
筒挿入口を設け、かつ左右側壁に水平方向の連結用長孔
を設けた噴霧ケ−スと、噴霧ケ−スの噴出誘導筒挿入口
に出し入れ自在に嵌挿し、上下対向壁の中央部に噴霧ケ
−スのノズルおよび噴霧材収納容器の噴出弁を跨いで嵌
入する切欠を設けた噴出誘導筒と、噴出誘導筒の先端開
口を開閉する頂板の両側に左右側壁を断面コ字状に連接
し、この左右側壁の先端部を噴霧ケ−ス左右側壁の連結
用長孔を介して噴出誘導筒に回動可能に連結した開閉蓋
とからなる携帯用噴霧器
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7399592U JP2566927Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 携帯用噴霧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7399592U JP2566927Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 携帯用噴霧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0632380U JPH0632380U (ja) | 1994-04-26 |
| JP2566927Y2 true JP2566927Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=13534221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7399592U Expired - Fee Related JP2566927Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 携帯用噴霧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2566927Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP7399592U patent/JP2566927Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0632380U (ja) | 1994-04-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |