JPH10245083A - エアゾール容器のノズル装置 - Google Patents

エアゾール容器のノズル装置

Info

Publication number
JPH10245083A
JPH10245083A JP9063758A JP6375897A JPH10245083A JP H10245083 A JPH10245083 A JP H10245083A JP 9063758 A JP9063758 A JP 9063758A JP 6375897 A JP6375897 A JP 6375897A JP H10245083 A JPH10245083 A JP H10245083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
aerosol container
push button
cap
nozzle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9063758A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Hachinohe
行雄 八戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Aerosol Industry Co Ltd filed Critical Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Priority to JP9063758A priority Critical patent/JPH10245083A/ja
Publication of JPH10245083A publication Critical patent/JPH10245083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭髪やペットの毛、あるいは絨毯などの奥深
くに広範囲に噴射することができるエアゾール容器のノ
ズル装置を提供すること。 【解決手段】 エアゾール容器1の吐出口が形成された
噴射用の押釦11に設けられる固定保持部12に垂直上
方位置Aと水平位置Bとの間を回動するノズル支持部1
3を取付けて水平位置Bで押釦11の吐出口と連通する
連通路を形成するとともに、垂直上方位置Aでエアゾー
ル容器1の外径内に収納可能とし、このノズル支持部1
3の先端に複数の噴射口17が形成されたノズル本体1
8を設けて複数の噴射口17から内容物を噴射させ、頭
髪やペットの毛、あるいは絨毯などの内部奥深くに広範
囲の噴射ができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエアゾール容器の
ノズル装置に関し、エアゾール容器から離れた奥深く
に、広い範囲に噴射でき、収納時にはキャップ部分に収
納して誤噴射を防ぐようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】エアゾール容器はその内容物を封入ガス
などの噴射剤の圧力によってステムを介してノズルから
噴射させるものであり、使用方法が簡便であることから
化粧品、医薬品、洗剤などに広く用いられている。
【0003】このようなエゾール容器の内容物として頭
髪用の育毛剤やトニック剤、ペット用の毛手入剤、絨毯
用のカーペットクリーナなどを充填して用いる場合に
は、頭髪やペットの毛、あるいは絨毯などの奥深くに内
容物を噴射する必要があるとともに、広い範囲に内容物
を噴射する必要がある。
【0004】従来から用いられているエアゾール容器の
ノズル装置としては、エアゾール容器から離れた部分に
噴射するためのものとして、例えば特開平7−2855
85号に開示されているアタッチメント用長尺ノズルが
あり、エアゾール容器のステムに取付けた押釦に着脱可
能な長尺のノズルを装着することで、離れた位置への噴
射を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
長尺のノズルを装着するノズル装置では、頭髪やペット
の毛、あるいは絨毯などの奥深くに内容物を噴射するこ
とはできるものの、その噴射範囲が狭く、ノズルの先端
を中心にわずかな範囲しか噴射することができないとい
う問題がある。
【0006】また、長尺のノズルを着脱して使用する場
合には、取り外したノズルをエアゾール容器の側面に取
付けておくことが多く、埃などが付着し易く、次回の噴
射が円滑にできないなどの問題が生じる場合もある。
【0007】この発明はかかる従来技術の有する課題を
解決するためになされたもので、頭髪やペットの毛、あ
るいは絨毯などの奥深くに広範囲に噴射することができ
るエアゾール容器のノズル装置を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の請求項1記載のエアゾー
ル容器のノズル装置は、エアゾール容器のステムに取付
けられ吐出口が形成された噴射用の押釦に設けられる固
定保持部と、この固定保持部に垂直上方位置と水平位置
との間を回動可能に支持され水平位置で前記押釦の前記
吐出口と連通する連通路が形成されるとともに、垂直上
方位置で前記エアゾール容器の外径内に収納可能とされ
たノズル支持部と、このノズル支持部の先端に伸設され
複数の噴射口を備えるとともに、これら噴射口と前記ノ
ズル支持部の前記連通路とを連通する噴射路が形成され
たノズル本体とでなることを特徴とするものである。
【0009】このエアゾール容器のノズル装置によれ
ば、エアゾール容器の吐出口が形成された噴射用の押釦
に設けられる固定保持部に垂直上方位置と水平位置との
間を回動するノズル支持部を取付けて水平位置で押釦の
吐出口と連通する連通路を形成するとともに、垂直上方
位置でエアゾール容器の外径内に収納可能とし、このノ
ズル支持部の先端に複数の噴射口が形成されたノズル本
体を設けて複数の噴射口とノズル支持部の連通路とを噴
射路で連通するようにしており、押釦から伸びるノズル
支持部とノズル本体を水平に回動させ複数の噴射口から
内容物を噴射させることができるようになり、頭髪やペ
ットの毛、あるいは絨毯などの内部奥深くに噴射するこ
とができ、しかも複数の噴射口で広範囲の噴射ができる
ようにしている。
【0010】そして、収納時には、垂直上方にノズル支
持部およびノズル本体を回動することで、エアゾール容
器の外径内に位置させるようにしており、エアゾール容
器の側面に突き出すこと無く収納することができるよう
にしている。
【0011】さらに、ノズル支持部およびノズル本体を
水平に回動したときに押釦の吐出口、連通路、噴射路、
噴射口が連通するようにしており、使用時以外の誤噴射
を防止するようにしている。
【0012】また、この発明の請求項2記載のエアゾー
ル容器のノズル装置は、請求項1記載の構成に加え、前
記エアゾール容器の上端部に取付けられ垂直上方位置の
ノズル支持部およびノズル本体を収納するキャップを備
えてなることを特徴とするものである。
【0013】このエアゾール容器のノズル装置によれ
ば、垂直上方に向けたノズル支持部及びノズル本体を収
納するキャップを備えるようにしており、エアゾール容
器の上端部にキャップを取付けてその内部に収納して埃
などの付着を防止するとともに、誤噴射を防止するよう
にしている。
【0014】さらに、この発明の請求項3記載のエアゾ
ール容器のノズル装置は、請求項2記載の構成に加え、
前記キャップを前記エアゾール容器に固定し、このキャ
ップに前記ノズル支持部およびノズル本体を回動させ収
納し得る収納回動部を設けるとともに、前記押釦を操作
する操作部を設けてなることを特徴とするものである。
【0015】このエアゾール容器のノズル装置によれ
ば、着脱式のキャップに替え、常時取付状態のキャップ
とし、これにノズル支持部及びノズル本体を収納し回動
させる収納回動部と押釦を押して噴射するための操作部
を設けるようにしており、キャップを取り外すこと無く
押釦を押して内容物を噴射することができるとともに、
ノズル支持部及びノズル本体を回動するだけで収納回動
部に収納状態にすることができるようになる。
【0016】また、この発明の請求項4記載のエアゾー
ル容器のノズル装置は、請求項1〜3のずれかに記載の
構成に加え、前記ノズル本体の複数の噴射口を、前記ノ
ズル本体の伸設方向およびこれと交差する方向に形成し
たことを特徴とするものである。
【0017】このエアゾール容器のノズル装置によれ
ば、ノズル本体に形成する噴射口をノズル本体の伸設方
向およびこれと交差する方向に形成するようにしてお
り、ノズル前方だけでなく側方などにも噴射することが
でき、奥深くの一層広い範囲に噴射することができるよ
うになる。
【0018】さらに、この発明の請求項5記載のエアゾ
ール容器のノズル装置は、請求項1〜4のずれかに記載
の構成に加え、前記固定保持部を前記押釦と一体に形成
したことを特徴とするものである。
【0019】このエアゾール容器のノズル装置によれ
ば、固定保持部を押釦と一体にするようにしており、部
品点数も少なく、構造も簡単になるようにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明のエアゾール容器
のノズル装置の実施の形態について図面に基づき詳細に
説明する。
【0021】図1および図2はこの発明のエアゾール容
器のノズル装置の一実施の形態にかかり、図1は収納状
態および噴射状態を透視して示す概略斜視図、図2は中
央断面図、平面図及び側断面図である。
【0022】このエアゾール容器のノズル装置10で
は、エアゾール容器1のステム2に装着されて内容物を
噴射する押釦11の吐出口11aが形成された側面に一
体に固定保持部12が形成され、両側板12aと底板1
2bとでコ字状に形成されている。
【0023】この固定保持部12の両側板12aには、
垂直上方位置Aと水平位置Bとの間を回動可能とされる
略直方体状のノズル支持部13が装着される。このため
ノズル支持部13の基端部が半円柱状に形成されるとと
もに、その両側部に円柱状の軸部13aが突き出して形
成される一方、固定保持部12の両側板12aには、円
柱状の凹部が形成され、軸部13aを凹部に嵌合するこ
とで水平軸回りに回動できるようにしてある。
【0024】また、このノズル支持部13には、基端部
から先端部に貫通して連通路14が形成され、先端部は
ある拡がりを持った凹状の広幅部14aとしてあり、ノ
ズル支持部13を水平位置Bに回動したとき、押釦11
の吐出口11aの先端に装着した通路15を備えた接触
部材16の円弧面とノズル支持部13の半円柱部分が密
着して吐出口11aと通路15を介して連通路14とが
連通する一方、垂直上方位置Aなど他の位置にノズル支
持部13を回動したときには、ノズル支持部13の半円
柱部が接触部材16に接触して通路15を塞ぐようにな
っている。
【0025】このノズル支持部13の先端部には、複数
の噴射口17が形成されたノズル本体18が装着される
が、ここでは、3つの噴射口17を備えたノズル本体1
8が装着される。このノズル本体18は、ノズル支持部
13の先端部を囲むように連結される箱状の連結部18
aを備えており、この連結部18aに3本の四角すい状
の長いノズル部18bが一体に形成されている。そし
て、各ノズル部18bの先端に噴射口17がそれぞれ形
成され、各噴射口17に連通する噴射路19がノズル本
体18のノズル部18bの長手方向に沿って形成されて
基端部の連結部18a内に開口している。
【0026】このようなノズル本体18の連結部18a
をノズル支持部13の先端に被せるように連結すると、
ノズル支持部13が延長された状態になるとともに、ノ
ズル支持部13の先端の連通路14の広幅部14aと3
つのノズル部18bに形成した噴射路19が連通した状
態になる。
【0027】さらに、このエアゾール容器のノズル装置
10では、ノズル支持部13及びこれに連結されたノズ
ル本体18を固定保持部12に対して回動して垂直上方
位置Aとして収納状態とするが、これらを収納するため
固定式のキャップ20がエアゾール容器1のマウンテン
カップ3に装着される。
【0028】このキャップ20は、図1に示すように、
エアゾール容器1の外径とほぼ同一外径の装着部20a
が下端部に形成されており、この装着部20aの中央部
に押釦11を装着する略半円状の押釦装着部21が形成
されるとともに、押釦11の後方が低く形成されて押釦
11が装着部20aより上方に突き出すようになってい
る。さらに、装着部20aの両側には、垂直上方位置A
のノズル本体18より僅かに高く、円筒の一部をなすキ
ャップ側板20bが前後にそれぞれ間隔をあけて一体に
設けられ、押釦11の吐出口側の間隔を、ノズル支持部
13およびノズル本体18を回動させることができる間
隔として収納回動部22とする一方、押釦11の後方の
間隔が押釦11の操作部23としてある。また、2つの
キャップ側板20bが押釦11の吐出口側の上下中間部
に一体に形成された連結板20cで連結されて補強され
るとともに、垂直上方位置Aに回動したノズル支持部1
3およびノズル本体18を当てて回動を規制するストッ
パとなるようにしてある。
【0029】このように構成したエアゾール容器のノズ
ル装置10では、内容物を噴射する場合には、ノズル支
持部13及びノズル本体18を回動させて、図1(b)
に示すように、水平位置Bとしたのち、押釦11を固定
式のキャップ20の操作部23から指を入れて押す。
【0030】すると、ステム2から押釦11の吐出口1
1a、接触部材16の通路15、ノズル支持部13の連
通路14、ノズル本体18の噴射路19を介して先端の
噴射口17から内容物を噴射することができる。
【0031】したがって、ノズル本体18を頭髪やペッ
トの毛、あるいは絨毯の奥に入れるようにすれば、これ
らの奥深くに内容物を噴射することができるとともに、
3本のノズル部18bにそれぞれ形成した噴射口17か
ら噴射するので、広範囲に内容物を噴射することができ
る。
【0032】また、噴射後、ノズル本体18ごとノズル
支持部13を回動して垂直上方位置Aとすることで、エ
アゾール容器1の外径内の固定式のキャップ20の収納
回動部22の内側に収納することができるとともに、こ
の状態では接触部材16の通路15がノズル支持部13
で塞がれた状態になるので、押釦11を誤って押しても
内容物が噴射されることがなく、誤噴射を防止すること
ができる。
【0033】さらに、ノズル支持部13及びノズル本体
18を着脱する必要がなく、簡単に使用することができ
る。
【0034】なお、ノズル本体18の噴射口17への埃
などの付着を防止する必要がある場合には、キャップ2
0の収納回動部22の上端を連結するようなカバー部を
設けるようにすれば良く、連結板20cとカバー部を一
体にして逆L字状に設けるようにしても良い。
【0035】次に、この発明のエアゾール容器のノズル
装置の他の一実施の形態について図3および図4により
説明するが、既に説明した上記実施の形態と同一部分に
は同一記号を記し説明は省略する。
【0036】このエアゾール容器のノズル装置30で
は、ノズル本体31の連結部31aに2本のノズル部3
1bを形成して噴射する構成で上記実施の形態と相違し
ており、押釦11、この押釦11に一体に形成される固
定保持部12、この固定保持部12に回動可能に取付け
られるノズル支持部13、押釦11の吐出口11aの先
端に取付けられる接触部材16は、大きさが異なるもの
の構造は既に説明した装置と同一である。
【0037】このノズル本体31の連結部31aに一体
に形成される2本のノズル部31bは、四角すい状に長
く連結部31aと一体に形成され、各ノズル部31bの
先端に噴射口32がそれぞれ形成されるとともに、2本
のノズル部31bの外側部分にも噴射口32が形成さ
れ、各ノズル部31bに2つずつの噴射口32が形成し
てある。そして、これら各噴射口32に連通する噴射路
33がノズル本体31のノズル部31bの長手方向に沿
って形成されて基端部の連結部31a内に開口してい
る。
【0038】また、このエアゾール容器のノズル装置3
0でも、ノズル支持部13及びこれに連結されたノズル
本体31を固定保持部12に対して回動して垂直上方位
置Aとして収納状態とするが、これらを収納するため着
脱式のキャップ34がエアゾール容器1のマウンテンカ
ップ3に装着される。
【0039】このキャップ34は、図4に示すように、
エアゾール容器1の外径とほぼ同一外径の装着部34a
が下端部に形成された底付きの中空円筒状のものであ
り、垂直上方位置Aのノズル支持部13及びこれに連結
されたノズル本体31を収納できる高さにしてある。
【0040】このように構成したエアゾール容器のノズ
ル装置30では、内容物を噴射する場合には、キャップ
34をエアゾール容器1から外し、ノズル支持部13及
びノズル本体31を回動させて、図3(b)に示すよう
に、水平位置Bとしたのち、押釦11を押す。
【0041】すると、ステム2から押釦11の吐出口1
1a、接触部材16の通路15、ノズル支持部13の連
通路14、ノズル本体31の噴射路33を介して先端の
噴射口32および側方の2つの噴射口32から内容物を
噴射することができる。
【0042】したがって、ノズル本体18を頭髪やペッ
トの毛、あるいは絨毯の奥に入れるようにすれば、これ
らの奥深くに内容物を噴射することができるとともに、
2本のノズル部31bにそれぞれ2つずつ形成した噴射
口32から噴射するので、前方だけでなく側方にも噴射
することができ一層広範囲に内容物を噴射することがで
きる。
【0043】また、噴射後、ノズル本体18ごとノズル
支持部31を回動して垂直上方位置Aとすることで、エ
アゾール容器1の外径内の着脱式のキャップ34の内側
に収納することができるとともに、この垂直上方位置A
の状態では接触部材16の通路15がノズル支持部13
で塞がれた状態になるので、押釦11を誤って押しても
内容物が噴射されることがなく、誤噴射を防止すること
ができる。
【0044】さらに、キャップ34をエアゾール容器1
に装着しておけば、押釦11を誤って押すことも防止で
きるとともに、ノズル本体31の噴射口32に埃が付着
することを防止でき、次の使用の際にも円滑に噴射する
ことができる。
【0045】また、ノズル支持部13及びノズル本体3
1を着脱する必要がなく、簡単に使用することができ
る。
【0046】このようなエアゾール容器のノズル装置1
0,30を用いて噴射するエアゾール容器の内容物とし
ては、既述の頭髪用の育毛剤やトニック剤、ペット用の
毛手入剤、絨毯用のカーペットクリーナなどが充填して
使用されるほか、表面でなく奥深い部分に広く噴射する
必要がある内容物としてヘアースプレー、ヘアーコンデ
ィショナー、ヘアシャーンプー・リンス、染毛剤、ヘア
ーカラースプレー、脱色剤、パーマ剤、ヘアフォーム
剤、寝ぐせ直し、髪用フラグランスなどが充填されて使
用される。
【0047】なお、上記実施の形態では、ノズル本体を
3本で構成したり、2本で構成する場合で説明したが、
さらに、本数を増すこともでき、噴射すべき範囲によっ
て適宜選択すれば良く、噴射口も前方だけに形成した
り、前方および側方に形成する場合のほか、噴射すべき
範囲によって上下方向の噴射口を形成するなどさらに前
後方向と交差する他の方向に噴射する噴射口を形成して
も良い。
【0048】
【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
たように、この発明の請求項1記載のエアゾール容器の
ノズル装置によれば、エアゾール容器の吐出口が形成さ
れた噴射用の押釦に設けられる固定保持部に垂直上方位
置と水平位置との間を回動するノズル支持部を取付けて
水平位置で押釦の吐出口と連通する連通路を形成すると
ともに、垂直上方位置でエアゾール容器の外径内に収納
可能とし、このノズル支持部の先端に複数の噴射口が形
成されたノズル本体を設けて複数の噴射口とノズル支持
部の連通路とを噴射路で連通したので、押釦から伸びる
ノズル支持部とノズル本体を水平に回動させ複数の噴射
口から内容物を噴射させることができるとともに、頭髪
やペットの毛、あるいは絨毯などの内部奥深くに噴射す
ることができ、しかも複数の噴射口で広範囲に噴射する
ことができる。
【0049】また、収納時には、垂直上方にノズル支持
部およびノズル本体を回動することで、エアゾール容器
の外径内に位置させることができ、エアゾール容器の側
面に突き出すこと無く収納することができる。
【0050】さらに、ノズル支持部およびノズル本体を
水平に回動したときに押釦の吐出口、連通路、噴射路、
噴射口が連通するようにしたので、使用時以外の誤噴射
を防止することができる。
【0051】また、この発明の請求項2記載のエアゾー
ル容器のノズル装置によれば、垂直上方に向けたノズル
支持部及びノズル本体を収納するキャップを備えたの
で、エアゾール容器の上端部にキャップを取付けてその
内部に収納して埃などの付着を防止することができると
ともに、誤噴射を防止することができる。
【0052】さらに、この発明の請求項3記載のエアゾ
ール容器のノズル装置によれば、着脱式のキャップに替
え、常時取付状態のキャップとし、これにノズル支持部
及びノズル本体を収納し回動させる収納回動部と押釦を
押して噴射するための操作部を設けたので、キャップを
取り外すこと無く押釦を押して内容物を噴射することが
できるとともに、ノズル支持部及びノズル本体を回動す
るだけで収納回動部に収納状態にすることができ、一層
簡単に使用したり保管することができる。
【0053】また、この発明の請求項4記載のエアゾー
ル容器のノズル装置によれば、ノズル本体に形成する噴
射口をノズル本体の伸設方向およびこれと交差する方向
に形成するようにしたので、ノズル前方だけでなく側方
などにも噴射することができ、奥深くの一層広い範囲に
噴射することができる。
【0054】さらに、この発明の請求項5記載のエアゾ
ール容器のノズル装置によれば、固定保持部を押釦と一
体に形成したので、部品点数も少なく、構造も簡単にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアゾール容器のノズル装置の一実
施の形態にかかる収納状態および噴射状態を透視して示
す概略斜視図である。
【図2】この発明のエアゾール容器のノズル装置の一実
施の形態にかかる中央断面図、平面図及び側断面図であ
る。
【図3】この発明のエアゾール容器のノズル装置の他の
一実施の形態にかかる収納状態および噴射状態を透視し
て示す概略斜視図である。
【図4】この発明のエアゾール容器のノズル装置の他の
一実施の形態にかかる中央断面図、平面図及び側断面図
である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 2 ステム 3 マウンテンカップ 10,30 エアゾール容器のノズル装置 11 押釦 11a 吐出口 12 固定保持部 13 ノズル支持部 14 連通路 15 通路 17 噴射口 18 ノズル本体 19 噴射路 20 キャップ 22 収納回動部 23 操作部 31 ノズル本体 32 噴射口 33 噴射路 34 キャップ A 垂直上方位置 B 水平位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器のステムに取付けられ吐
    出口が形成された噴射用の押釦に設けられる固定保持部
    と、この固定保持部に垂直上方位置と水平位置との間を
    回動可能に支持され水平位置で前記押釦の前記吐出口と
    連通する連通路が形成されるとともに、垂直上方位置で
    前記エアゾール容器の外径内に収納可能とされたノズル
    支持部と、このノズル支持部の先端に伸設され複数の噴
    射口を備えるとともに、これら噴射口と前記ノズル支持
    部の前記連通路とを連通する噴射路が形成されたノズル
    本体とでなることを特徴とするエアゾール容器のノズル
    装置。
  2. 【請求項2】 前記エアゾール容器の上端部に取付けら
    れ垂直上方位置のノズル支持部およびノズル本体を収納
    するキャップを備えてなることを特徴とする請求項1記
    載のエアゾール容器のノズル装置。
  3. 【請求項3】 前記キャップを前記エアゾール容器に固
    定し、このキャップに前記ノズル支持部およびノズル本
    体を回動させ収納し得る収納回動部を設けるとともに、
    前記押釦を操作する操作部を設けてなることを特徴とす
    る請求項2記載のエアゾール容器のノズル装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズル本体の複数の噴射口を、前記
    ノズル本体の伸設方向およびこれと交差する方向に形成
    したことを特徴とする請求項1〜3のずれかに記載のエ
    アゾール容器のノズル装置。
  5. 【請求項5】 前記固定保持部を前記押釦と一体に形成
    したことを特徴とする請求項1〜4のずれかに記載のエ
    アゾール容器のノズル装置。
JP9063758A 1997-03-03 1997-03-03 エアゾール容器のノズル装置 Pending JPH10245083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063758A JPH10245083A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 エアゾール容器のノズル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063758A JPH10245083A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 エアゾール容器のノズル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10245083A true JPH10245083A (ja) 1998-09-14

Family

ID=13238623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9063758A Pending JPH10245083A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 エアゾール容器のノズル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10245083A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4689874B2 (ja) * 2001-05-30 2011-05-25 東洋エアゾール工業株式会社 エアゾール容器のトリガー式噴射切替装置
JP2012161782A (ja) * 2011-01-21 2012-08-30 Daiwa:Kk 敷物へ薬剤を噴霧する薬剤噴霧装置
JP2012189139A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Neriki:Kk バルブ装置およびバルブ付きガス貯蔵容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4689874B2 (ja) * 2001-05-30 2011-05-25 東洋エアゾール工業株式会社 エアゾール容器のトリガー式噴射切替装置
JP2012161782A (ja) * 2011-01-21 2012-08-30 Daiwa:Kk 敷物へ薬剤を噴霧する薬剤噴霧装置
JP2012189139A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Neriki:Kk バルブ装置およびバルブ付きガス貯蔵容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4573465B2 (ja) エアゾール製品
JPH10245083A (ja) エアゾール容器のノズル装置
JP4550318B2 (ja) 可撓袋
JP2011201592A (ja) 多連式吐出容器
JP4540822B2 (ja) 液体噴射容器用ノズル
JP4681146B2 (ja) 二剤吐出容器
JP4707276B2 (ja) 二剤混合吐出容器
JPH09215952A (ja) トリガー式噴霧器用キャップ
JP2004195287A (ja) 噴射角可変式噴射ボタン
JP3905391B2 (ja) エアゾール容器のキャップ兼用アクチュエータ
JP2004035009A (ja) 二容器収納ケース
JPH0975127A (ja) エアゾール容器一体型化粧剤塗布具の補助クシ
JP2004105902A (ja) フォーマーディスペンサー用噴射ノズル
JP4855605B2 (ja) 二剤吐出容器
JP3035300U (ja) 噴霧器のノズル装置
JP2004122123A (ja) ポンプディスペンサー用補助カバー及びポンプディスペンサー付き容器
TWI747963B (zh) 噴霧裝置
JPH08198352A (ja) 頭皮タッチ式ノズルを備えたエアゾール容器
KR102039643B1 (ko) 휴대용 미스트의 노즐 구조
KR200253698Y1 (ko) 헤어세팅장치
JPH062763Y2 (ja) エアゾル容器用組立式キャップ
KR100398269B1 (ko) 헤어 세팅 장치
JP2000160420A (ja) 擬似毛髪噴射装置
JP2004090965A (ja) 噴出容器
JP2004345722A (ja) エアゾール噴出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620