JP3035300U - 噴霧器のノズル装置 - Google Patents

噴霧器のノズル装置

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JP3035300U
JP3035300U JP1996008861U JP886196U JP3035300U JP 3035300 U JP3035300 U JP 3035300U JP 1996008861 U JP1996008861 U JP 1996008861U JP 886196 U JP886196 U JP 886196U JP 3035300 U JP3035300 U JP 3035300U
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信 田中
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株式会社ソフト九九コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、簡易な組立て作業で缶本体にノズ
ル装置を装備することができる噴霧器のノズル装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 缶本体に嵌着可能なキャップ部材3 と、
缶本体から突設されたステムに嵌合しうる噴射ボタン部
材6 と、該噴射ボタン部材6 に設けられた噴射口10に装
着脱可能で、且つ細長ノズル17が取付けられるノズル支
持部材14とが、一体的に成形されてなる噴霧器のノズル
装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、潤滑油等の流体をノズルから噴霧する噴霧器に設けられる噴霧器の ノズル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の噴霧器のノズル装置は、潤滑油等の流体が充填された缶本体の上方に嵌 着されるキャップ部材と、該缶本体に設けられたステムに嵌合し、且つ流体を噴 射する噴射ボタン部材と、該噴射ボタン部材に設けられた噴射口に装着脱され、 且つ細長ノズルが取付けられるノズル支持部材とからなり、該各部材が、夫々別 体で成形されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の噴霧器のノズル装置にあっては、キャップ部材等の 各部材が別体で構成されているので、各部材を缶本体に夫々組立てなければ噴霧 器のノズル装置が装備することができず、組立て作業が煩雑であるという問題点 があった。 さらに、各部材を成形する際には、部材数と同数の金型が必要となるという問 題点があった。
【0004】 本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑みてなされたもので、缶本体に容易に 装備することができる噴霧器のノズル装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決 するための手段は、缶本体1 に嵌着可能なキャップ部材3 と、缶本体1 から突設 されたステム2 に嵌合しうる噴射ボタン部材6 と、該噴射ボタン部材6 に設けら れた噴射口10に装着脱可能で、且つ細長ノズル17が取付けられるノズル支持部材 14とが、一体的に成形されてなることにある。
【0006】 上記構成からなるノズル装置は、キャップ部材3 と、噴射ボタン部材6 と、細 長ノズル17が取付けられるノズル支持部材14とが一体的に成形されているので、 一つの金型でノズル装置が製造できる。 また、各部材が一体的に成形されているので、ノズル装置を缶本体1 に装備す る際に、各部材を組立てる作業手間が少なくて済む。
【0007】 さらに、請求項2記載の手段は、前記ノズル支持部材14が、噴射ボタン部材6 に第二ヒンジ部15を介して一体的に成形され、該第二ヒンジ部15にてノズル支持 部材14を噴射ボタン部材6 側に折り曲げることにより噴射口10にノズル支持部材 14が装着脱可能に構成されてなることにある。 かかる手段によればノズル支持部材14を折り曲げれば噴射ボタン部材6 の噴射 口10にノズル支持部材14を装着でき、細長ノズル17から流体を噴霧可能となり、 一方、細長ノズル17を使用しない時は、ノズル支持部材14を反対側に折り曲げれ ば噴射口10から離反するから、簡易に組立てることができるだけでなく、細長ノ ズル17の使用及び不使用の切替えも容易に行なえる。
【0008】 加えて、請求項3記載の手段は、前記キャップ部材3 には、前記ノズル支持部 材14を噴射ボタン部材6 から離反させた際、ノズル支持部材14に設けられた係止 部18を係脱自在に係止しうる被係止部20が設けられてなることにある。 かかる手段によれば、細長ノズル17の不使用時にノズル支持部材14がキャップ 部材3 に係止されるから、噴射ボタン部材6 を上下動させて噴射口10から直接流 体を噴霧してもノズル支持部材14及び細長ノズル17が揺動することもない。
【0009】 また、請求項4記載の手段は、前記噴射ボタン部材6 が、キャップ部材3 に第 一ヒンジ部7 を介して一体的に成形され、該第一ヒンジ部7 にて噴射ボタン部材 6 をキャップ部材3 側に折り曲げることによりキャップ部材3 に噴射ボタン部材 6 が係合可能に構成されてなることにある。 かかる手段によればノズル装置を缶本体に装備する際、缶本体1 にキャップ部 材3 を嵌着し、且つ一体的に成形された噴射ボタン部材6 を第一ヒンジ部7 にて 折り曲げるだけで、噴射ボタン部材6 はキャップ部材3 に係合するから組立て作 業が極めて簡易である。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る噴霧器のノズル装置の一実施形態を図面に従って説明する 。 図1〜図3に於いて、1 は、ノズル装置30が嵌着される缶本体(図2(ロ)及 び図3の二点鎖線で示す)を示し、該缶本体1 の内部には潤滑油等の流体が充填 可能で、且つ缶本体1 の上方中央部にはステム2 が突設されている。
【0011】 3 は、缶本体1 の上周縁部に係合しうる係合凸部3aが設けられた筒状の周壁5 の上方に一対の側壁3b,3b が突出して成形されたキャップ部材を示し、該係合凸 部3aを介してキャップ部材3 は缶本体1 に嵌着可能である。 かかるキャップ部材3 の側壁3b,3b の内側には、上下方向にスリット状に切り 欠かれた係合部9,9 (一方の係合部9 のみ図示する)が夫々形成されている。
【0012】 6 は、キャップ部材3 の側壁3b,3b 間の一方側に第一ヒンジ部7 を介して一体 的に成形された噴射ボタン部材を示し、該噴射ボタン部材6 の略中央部には缶本 体1 のステム2 に嵌合しうる嵌合部8 が形成され、且つ噴射ボタン部材6 の周壁 には噴射口10が形成されてなり、かかる嵌合部8 と噴射口10とは、流通路11を介 して連通されてなる。 かかる噴射ボタン部材6 には、該噴射ボタン部材6 を第一ヒンジ部7 にてキャ ップ部材3 側に略 180度折り曲げた際にキャップ部材3 に形成された係合部9,9 に係合しうる凸状の被係合部12,12 (一方の被係合部12のみ図示する)が夫々形 成されている。
【0013】 14は、噴射ボタン部材6 に第二ヒンジ部15を介して一体的に成形されたノズル 支持部材を示し、該ノズル支持部材14には、該ノズル支持部材14を第二ヒンジ部 15にて噴射ボタン部材6 側に略 180度折り曲げた際に噴射ボタン部材6 の噴射口 10に連通する孔16a の穿設された嵌合凸部16が突設されている。 かかるノズル支持部材14には、図1の二点鎖線で示すように、細長ノズル17が 取付可能である。
【0014】 18は、ノズル支持部材14に穿設された孔からなる係止部を示し、噴射ボタン部 材6 がキャップ部材3 側に折り曲げられた際に、係止部18が、キャップ部材3 の 側壁3b,3b 間の他方側に形成された受け部19に突出された被係止部20に嵌入する ことによりノズル支持部材14は、キャップ部材3 に係止される。 21,21 は、キャップ部材3 の周壁5 の外面に突設された細長ノズル保持部を示 す。
【0015】 かかるノズル装置30は、キャップ部材3 と、噴射ボタン部材6 と、ノズル支持 部材14とが一体的に成形されているので、ノズル装置30を成形するための金型を 少なくすることができる。
【0016】 さらに、ノズル装置30のキャップ部材3 を缶本体1 の上周縁部に嵌め、第一ヒ ンジ部7 にて噴射ボタン部材6 を略 180度キャップ部材3 の受け部19側に折り曲 げると共に、第二ヒンジ部15にてノズル支持部材14を噴射ボタン部材6 の噴射口 10側に略 180度折り曲げるだけで、図2(ロ)及び図3(イ)に示すように、缶 本体1 にノズル装置30を装備することができるので組立て作業が極めて簡易であ る。
【0017】 また、噴射ボタン部材6 をキャップ部材3 側に折り曲げた際には、キャップ部 材3 の係合部9,9 に噴射ボタン部材6 の被係合部12,12 が嵌入することにより係 合するから、噴霧時に噴射ボタン部材6 を上下動させても該噴射ボタン部材6 が キャップ部材3 から外れることもない。
【0018】 さらに、細長ノズル17を用いて噴霧する場合には、ノズル支持部材14を第二ヒ ンジ部15にて折り曲げれば、ノズル支持部材14の嵌合凸部16が、噴射ボタン部材 6 の噴射口10に嵌合するから該噴射口10にノズル支持部材14が装着され、噴射ボ タン部材6 を押し下げれば細長ノズル17から流体を噴霧できる。
【0019】 一方、細長ノズル17を用いない場合には、図3(ロ)に示すように、ノズル支 持部材14をキャップ部材3 の受け部19側に回動させれば、同図(ハ)に示すよう に、ノズル支持部材14の係止部18がキャップ部材3 の受け部19の被係止部20に嵌 入し、ノズル支持部材14がキャップ部材3 に係止されると共に、細長ノズル17が キャップ部材3 の細長ノズル保持部21に保持される。
【0020】 このようにノズル支持部材14は、噴射ボタン部材6 に第二ヒンジ部15を介して 一体的に連結されているので、細長ノズル17の使用及び不使用の切替えをノズル 支持部材14を回動させるだけで行なうことができる。 さらに、ノズル支持部材14がキャップ部材3 の被係止部20に係脱自在に係止さ れるので、細長ノズル17の不使用時に、細長ノズル17が揺動して邪魔になるよう なこともなく、又、細長ノズル17を使用しないで噴射口10から噴霧すべく噴射ボ タン部材6 を上下動させてもノズル支持部材14が揺動することもない。
【0021】
【考案の効果】
叙上のように、本考案に係る噴霧器のノズル装置は、ノズル装置を構成するキ ャップ部材、噴射ボタン部材及びノズル支持部材が、一体的に成形されているの で、従来のように各部材が別体で成形されている場合に比して、缶本体にノズル 装置を組立てる工程数やノズル装置を製造するための金型数を少なくすることが できる。 従って、噴霧器を安価に製造することができる。
【0022】 さらに、請求項2記載の手段のように、ノズル支持部材が、噴射ボタン部材に 第二ヒンジ部を介して一体的に成形されていれば、ノズル装置を缶本体に簡易に 組立てることができるだけでなく、該第二ヒンジ部にて細長ノズルが取付けられ る噴射ボタン部材を回動させることができるので、細長ノズルの使用及び不使用 の切替えを容易に行なえる。
【0023】 加えて、請求項3記載の手段のように、キャップ部材にノズル支持部材の係止 部を係脱自在に係止しうる被係止部が設けられていれば、細長ノズルの不使用時 に噴射ボタン部材を上下動させてもノズル支持部材及び細長ノズルが揺動するこ とがなく、噴射口から直接流体を噴霧することができる。
【0024】 また、請求項4記載の手段によれば、ノズル装置を缶本体に装備する際、缶本 体にキャップ部材を嵌着し、且つ一体的に成形された噴射ボタン部材を第一ヒン ジ部にて折り曲げるだけで、噴射ボタン部材はキャップ部材に係合するから組立 て作業が極めて簡易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のノズル装置を展開した状態を示す縦断
面図。
【図2】(イ)は、本考案のノズル装置を展開した状態
を示す縦断面斜視図、(ロ)は、缶本体にノズル装置を
嵌着した状態を示す一部省略斜視図。
【図3】缶本体にノズル装置を嵌着した状態の一部省略
縦断面図を示し、(イ)は、ノズル支持部材を折り曲げ
て細長ノズルを使用可能な状態を示し、(ロ)は、ノズ
ル支持部材を噴射ボタン部材から離反させる途中の状態
を示し、(ハ)は、ノズル支持部材をキャップ部材に係
止させた状態を示す。
【符号の説明】
1 …缶本体、2 …ステム、3 …キャップ部材、6 …噴射
ボタン部材、7 …第一ヒンジ部、10…噴射口、14…ノズ
ル支持部材、15…第二ヒンジ部、17…細長ノズル、18…
係止部、20…被係止部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶本体(1) に嵌着可能なキャップ部材
    (3) と、缶本体(1) から突設されたステム(2) に嵌合し
    うる噴射ボタン部材(6) と、該噴射ボタン部材(6) に設
    けられた噴射口(10)に装着脱可能で、且つ細長ノズル(1
    7)が取付けられるノズル支持部材(14)とが、一体的に成
    形されてなることを特徴とする噴霧器のノズル装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズル支持部材(14)が、噴射ボタン
    部材(6) に第二ヒンジ部(15)を介して一体的に成形さ
    れ、該第二ヒンジ部(15)にてノズル支持部材(14)を噴射
    ボタン部材(6) 側に折り曲げることにより噴射口(10)に
    ノズル支持部材(14)が装着脱可能に構成されてなる請求
    項1記載の噴霧器のノズル装置。
  3. 【請求項3】 前記キャップ部材(3) には、前記ノズル
    支持部材(14)を噴射ボタン部材(6) から離反させた際、
    ノズル支持部材(14)に設けられた係止部(18)を係脱自在
    に係止しうる被係止部(20)が設けられてなる請求項2記
    載の噴霧器のノズル装置。
  4. 【請求項4】 前記噴射ボタン部材(6) が、キャップ部
    材(3) に第一ヒンジ部(7) を介して一体的に成形され、
    該第一ヒンジ部(7) にて噴射ボタン部材(6) をキャップ
    部材(3) 側に折り曲げることによりキャップ部材(3) に
    噴射ボタン部材(6) が係合可能に構成されてなる請求項
    2又は3記載の噴霧器のノズル装置。
JP1996008861U 1996-09-02 1996-09-02 噴霧器のノズル装置 Expired - Lifetime JP3035300U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214927A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Chuoh Hi-Tech Co Ltd エアゾール製品の噴射機構
JP2015009837A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用ノズル

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