JPS6024444Y2 - 噴霧弁の倒立噴霧を可能にする部材 - Google Patents

噴霧弁の倒立噴霧を可能にする部材

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JPS6024444Y2
JPS6024444Y2 JP17730378U JP17730378U JPS6024444Y2 JP S6024444 Y2 JPS6024444 Y2 JP S6024444Y2 JP 17730378 U JP17730378 U JP 17730378U JP 17730378 U JP17730378 U JP 17730378U JP S6024444 Y2 JPS6024444 Y2 JP S6024444Y2
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JP
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cavity
cavities
ball valve
spray
ridge
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JP17730378U
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JPS5595866U (ja
Inventor
道紀 関
Original Assignee
特殊エアゾ−ル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は手動およびエアゾール噴霧器を倒立状態で噴霧
できるようにする部材に関するものである。
エアゾールスプレィを倒立状態でも気相の逸出なしに噴
射させる装置は特公昭34−8436以来知られている
またエアゾールスプレィにも手動噴霧器にも使用できる
倒立噴霧用の取り付は部材は特開昭48−16211に
よって知られている。
これは噴霧弁自体に取り付けるものであるが、同様の装
置を吸上管の下端に取り付け、それに更に上方に延びる
管を付する技術思想は特公昭47−3785咥によって
知られている。
(ただしそこに開示されている部材は正立噴霧時に吸上
管内への気相の侵入を完全に阻止できないものである。
)そしてこれらの従来技術を組み合せて、特開昭48−
16211に開示されている取付部材を手動噴霧器の吸
上管の下端に取りつけ、さらに上方に延びる管を付した
製品が使用されるようになってきた。
しかしながら、このような取付部材はその内部にボール
弁を装置封入しなければならず、一体には成形できず、
少くとも2個の部品より組み立てなければならなかった
即ち、この取付部材は互いに連通ずる3個の円筒状の腔
を有し、第1の腔は噴霧弁に連絡する管に接続し、第2
の腔は正立状態において容器内頭部の気相空間に連絡す
る管に接続し、第3の腔は正立状態において液相に開口
しており、第2と第3の腔内にはボール弁が遊置されて
おり、正立状態では第2の腔のボール弁が第1および第
3の腔との連通を断ち、第3の腔のボール弁は倒立状態
において気相への連絡を断ち、第1と第2の腔を連通さ
せるように構成されている。
通常第2の腔ではボール弁の脱出をボール弁の直径より
小さい内径を有する管の挿入によって防止しているが、
第3の腔に遊置されたボール弁の逸出を防ぐためには、
別に形成された部材を嵌合するか、第3腔自身を別体と
して成形し、第1、第2の腔を含む部材のボール弁の直
径つり小さい内径を有する突出筒状部に嵌合する形を取
らなければならない。
それ故に一体に成形することはできなかったのである。
このような装置は相当高い弾性率を有するポリエチレン
のような材料を使用して金型で成形されるので、脱出防
止部分が邪魔をして中子が脱型できないし、またボール
弁を挿入することもできない。
本考案者は第3の腔の開口部に欠刻を入れることによっ
て脱型もボール弁の挿入も可能であることを見出し本考
案を完成した。
本考案によれば、手動およびエアゾール噴霧弁の吸上管
の下端に取り付けて、気相の逸出を防いで倒立噴霧を可
能にするための、互いに連通ずる三つの円筒状の腔を有
し、第1の腔は噴霧弁に連絡する管に接続し、第2の腔
は正立状態において頭部空間の気相に連絡する管に接続
し、第3の腔は正立状態において液相に開口しており、
第2と第3の腔にはボール弁が遊置されており、手立状
態では第2の腔のボール弁が第1および第3の腔との連
通を断ち、第3の腔のボール弁は倒立状態において気相
への連通を断って第1と第2の腔を連通させるように構
成された部材であって、第3の腔の開口部に少くとも1
個のボール弁脱出阻止のための隆起と、少くとも1個の
欠刻が設けられていることを特徴とする部材が提供され
る。
次に図面を参照して本考案を好適実施態様について段間
する。
第1図は、従来技術の同様部材の断面を示す図である。
部材1は第1の腔11、第2の腔12と、第3の腔13
を有し、第2の腔12にはボール弁2が遊置され、第3
の腔13にはボール弁3が遊置されている。
第1の腔は噴霧弁に連絡する管4が接続され、第2の腔
は正立状態で頭部空間の気相に連絡する管5が接続され
、この管に内径はボール弁2の直径より小さく、ボール
弁2の脱出を防止する役目を果す。
第3の腔においてはボール弁3の脱出を防止するために
環状体10が挿入されている。
このような構造において正立状態で噴霧弁を開けると、
エアゾール容器内は蓄圧されているので、ボール弁3は
負圧側の噴霧弁に向う流れによって僅かに持上げられ、
これにより腔13の下端が開き容器内の液は腔13の下
端開口から流入し腔13、腔11内を管4に向って流れ
る。
一方、ボール弁2は容器内の圧力に押されて腔12の低
部内面に接触しており、これにより腔12と腔13との
連通の遮断が維持される。
また、容器が倒立状態になるとボール弁2,3はそれぞ
れ図中鎖線で示す位置に移動し、ボール弁3は腔13の
上部内壁に接触して腔13と腔11゜12との連通を遮
断する。
この状態で噴霧弁を開けるとボール弁2は負圧側の噴霧
弁に向う流れにより僅かに持上げられて管5と腔12と
が連通ずるが、ボール弁3は容器内の圧力に押されてこ
の部分の遮断を維持し、これにより倒立状態においても
容器内部の液が噴霧される。
ところで従来のこの部材においてはボール弁3の脱出を
防止するため環状体心を腔13の下端開口部に挿入して
いるのでこの部材の一体成形ができなかった。
第2図A、 B、 C,はそれぞれ本考案の部材の1実
施態様の同スケールの上面、立面断面下面を示す図であ
る。
ここに示す部材は実質的に第1図に示す部材と同じであ
り、同じ部分が同じ番号で示されている。
本考案の部材が第1図に示す従来技術の部材と異なる点
は、断面図と下面図に示されるように、第3の腔の開口
部の一つの直径の両端位置に内部へ向いた隆起14が設
けられ、それと直角方向の直径の両端位置に欠刻15が
設けられていることを特徴とする。
この隆起はボール弁の逸出を防ぐに足るだけの大きさで
可及的に小さいことが望ましい。
欠刻は成形型の中子を引き抜き、またボール弁3を押し
込むに充分に第3の腔の開口部を第一の直径方向に押し
開くことを可能にする深さおよび巾を有すればよい。
この欠刻はまたこの部材が底に付いた時に液の部材内へ
の侵入を助ける。
隆起と欠刻の数はそれぞれ2個に限らない。
1個であってもよいし、3個または4個であってもよい
3個の場合は、第3図に示すように60°の中心角で放
射する3本の半径のそれぞれの末端位置に隆起を設け、
その隆起の中間にそれぞれ欠刻を設けるのが好ましい。
4個の場合は、第4図に示すように互いに直交する2本
の半径のそれぞれの両端位置に隆起を設け、その隆起の
中間にそれぞれ欠刻を設けるのが好ましい。
本考案の部材は第1と第2の腔に相当する中子型が1体
に造られ、別の第3の腔に相当する中子型とともに、型
内に挿入して製造できるように、三つの円筒状腔が全部
平行に、第1と第2の腔が1体に一方側に、第3の腔が
反対側に配置され、第3の腔が第1と第2の腔と一つの
平面16で連通ずるように構成するのが好ましいが、そ
れに限られるものではない。
連通面を段違いにしてもよい。
本考案の部材はポリエチレンのような適度の可視性を有
するプラスチックで造られる。
設計上の詳細は上に説明した原則に従って適当に決定さ
れ、試行錯誤によって改良されよう。
第5図は本考案の装置を手動噴霧器に取り付けたところ
を示し、第6図はその倒立状態を示し、矢印は液の進行
方向を示す。
本考案に係る装置の作動は第1図に示す従来のものと同
様である。
即ち、正立状態においてはボール弁2が腔12と腔13
との連通を遮断し、腔13の下端開口部から流入する液
は腔11を通じ管4を経て噴霧弁へ流れる。
一方、倒立状態においては、ボール弁2゜3は第2図中
鎖線で示す位置に移動し、ボール弁3は腔13の内壁に
接触して腔13の流路を遮断する。
またボール弁2は、噴霧弁を開けると容器内の圧力によ
り負圧側の噴霧弁に向う流れによって僅かに持上げられ
、腔12と管5とを連通し、これにより容器内部の液が
腔12,11を通じて噴霧弁に向って流れ、倒立状態に
おいても容器内部の液が噴霧される。
また本考案は特にその好適実施態様について詳細に説明
したが、これに限定されるものではない。
本考案は比較的簡単なアイデアに基づいているが、然し
それを始めて思いつき、実施可能に設計し、実際に製造
したことは、技術的攻績であり、考案として評価される
べきものであり、これを容易に想到し得るとなすのは後
からの議論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は既知の噴霧弁を倒立可能にする部材の断面図、
第2図A、B、Cそれぞれは本考案にかかる同様部材の
1実施態様の上端面図、断面図、下端面図、第3図と第
4図は隆起と欠刻の配置図。 第5,6図は第2図に示す部材を噴霧器に取り付けた状
態を示す部分断面図である。 これらの図において 1:部材、11:第1の腔、12:第2の腔、13:第
3の腔、14:隆起、15:欠刻。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 手動およびエアゾール噴霧弁の吸上管の下端に取り
    付けて、気相の逸出を防いで倒立噴霧を可能にするため
    の、互いに連通ずる三つの円筒状の腔を有し、第1の腔
    は噴霧弁に連絡する管に接続し、第2の腔は正立状態に
    おいて頭部空間の気相に連絡する管に接続し、第3の腔
    は正立状態において液相に開口しており、第2と第3の
    腔にはボール弁が装置されており、正立状態では第2の
    腔のボール弁が第1および第3の腔との連通を断ち、第
    3の腔のボール弁は倒立状態において気相への連通を断
    って第1と第2の腔を連通させるように構成された部材
    において、第3の腔の開口部に少なくとも1個のボール
    弁脱出阻止のための隆起と、少なくとも1個の欠刻が設
    けられていることを特徴とする部材。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の部材であって
    、三つの円筒状腔が全部平行に、第1と第2の腔が一体
    に一方側に、第3の腔が反応側に配置されていることを
    特徴とする部材。 3 実用新案登録請求の範囲第1項記載の部材であって
    、第3の腔の開口部の一つの直径の両端位置に隆起が設
    けられ、該直径と直角方向の直径の両端位置に欠刻が設
    けられていることを特徴とする部材。 4 実用新案登録請求の範囲第1項記載の部材であって
    、第3の腔の開口部の、600の角度で放射する3本の
    半径の末端位置にそれぞれ隆起が設けられ、隆起の中間
    にそれぞれ欠刻が設けられていることを特徴とする部材
    。 5 実用新案登録請求の範囲第1項記載の部材であって
    、第3の腔の開口部の、直交する2本の直径の両端位置
    にそれぞれ隆起が設けられ、隆起の中間にそれぞれ欠刻
    が設けられていることを特徴とする部材。
JP17730378U 1978-12-27 1978-12-27 噴霧弁の倒立噴霧を可能にする部材 Expired JPS6024444Y2 (ja)

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JPS5595866U JPS5595866U (ja) 1980-07-03
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