JP4689874B2 - エアゾール容器のトリガー式噴射切替装置 - Google Patents

エアゾール容器のトリガー式噴射切替装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エアゾール容器のトリガー式噴射切替装置に関し、トリガー式のレバーを引き込んで噴射でき、しかも短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを付け替えること無く簡単に切り替えて噴射できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から殺虫剤、塗料などのエアゾール製品では、内容物と噴射剤とがエアゾール容器に充填されており、ステムに取り付けたアクチュエータを操作することで内容物を噴射剤の圧力で噴射させて使用する。
【0003】
このようなエアゾール製品では、広い範囲に噴射したい場合やごく狭い範囲にのみ噴射したい場合があり、このような噴射範囲の変更に対応できるようにした噴射装置として、最も簡単なものが押しボタン式のアクチュエータで広い範囲の噴射を行い、狭い範囲に噴射する場合に細いノズルパイプを取り付けるようにしたものがある。
【0004】
しかし、噴射範囲の変更のたびに細いノズルパイプを着脱することは煩わしく、このような問題を解消する噴射装置として、例えば実開昭60−9562号の噴射用長尺ノズルがあり、例えば図6に示すように、押しボタン式のアクチュエータ1に短い基端パイプ2を取り付け、この基端パイプ2の先端に回転バルブ3を設けて長尺ノズル4を切り替えできるようにし、基端パイプ2の先端からの噴射と長尺ノズル4の先端からの噴射とで噴射範囲を変更できるようにしている。
【0005】
ところが、殺虫剤や塗料などを長く噴射させようとすると、エアゾール容器Cを支えながら押しボタン式のアクチュエータ1を押し続けなければならず、噴射操作がやりにくい。
【0006】
一方、噴射操作がやりやすいアクチュエータとしてトリガーレバー式の噴射装置があり、エアゾール容器の上部に側方に取手部を位置させて揺動可能なトリガーレバーを設け、取手部を引き込むようにしてステムを押し下げて噴射できるようになっており、片手での噴射操作も容易にできる。
【0007】
このようなトリガーレバー式の噴射装置で噴射状態を切り替えることができるようにしたものとしては、例えば実開昭60−31361号の長尺パイプ付きトリガー釦があり、例えば図7に示すように、トリガー5で操作される噴射釦6の先端部に長尺パイプ7を着脱できるようにし、取り外した長尺パイプ7を固定キャップ8の嵌合凹部に収納するようになっており、長尺パイプ7を着脱することによって噴射範囲の変更を行うようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなトリガーレバー式の噴射装置に押しボタン式の噴射装置に備えられる回転バルブと長短尺噴射ノズルとによって噴射範囲を変更できるようにしようとすると、長尺噴射ノズルパイプの回動によってトリガーレバーと干渉し、水平な噴射位置と垂直下方の収納位置との間を回動させることが出来ず、噴射操作性の確保と同時に、噴射範囲の変更の容易化を両立させることが難しいという問題がある。
【0009】
この発明はかかる従来技術の有する課題を解決するためになされたもので、トリガー式の噴射装置として噴射操作の容易化を図ると同時に、短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプによる噴射範囲の切り替えを簡単に行うことができるエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置は、エアゾール容器のステムの上部を覆って取り付けられ少なくとも噴射前方が開口したキャップと、前記ステムに連結されるとともに、このキャップ内に揺動可能に取り付けられエアゾール容器内の内容物を噴射する取手部を有するトリガーレバーとを備えたトリガー式噴射装置であって、前記トリガーレバーに前記ステムと連通する流路を切り替える回転バルブを設け、この回転バルブで切り替えられる流路に短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを回動可能に連結する一方、少なくとも前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路を前記トリガーレバーに形成してなり、前記回転バルブの回転支持軸を左右で異なる径として前記トリガーレバーに取り付けるとともに、前記トリガーレバーを左右に分割された取手部を備えて構成し、当該トリガーレバーの取手部の中央の回動用溝を前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路とする一方、前記長尺噴射ノズルパイプを前記エアゾール容器の容器上目金および容器側面に沿う形状としてほぼ水平の噴射位置と前記エアゾール容器の外形に沿う収納位置との間を回動可能に構成したことを特徴とするものである。
【0011】
このエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置によれば、エアゾール容器のステムの上部を覆って取り付けられ少なくとも噴射前方が開口したキャップと、前記ステムに連結されるとともに、このキャップ内に揺動可能に取り付けられエアゾール容器内の内容物を噴射する取手部を有するトリガーレバーとを備えたトリガー式噴射装置であって、前記トリガーレバーに前記ステムと連通する流路を切り替える回転バルブを設け、この回転バルブで切り替えられる流路に短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを回動可能に連結する一方、少なくとも前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路を前記トリガーレバーに形成してなり、前記回転バルブの回転支持軸を左右で異なる径として前記トリガーレバーに取り付けるとともに、前記トリガーレバーを左右に分割された取手部を備えて構成し、当該トリガーレバーの取手部の中央の回動用溝を前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路とする一方、前記長尺噴射ノズルパイプを前記エアゾール容器の容器上目金および容器側面に沿う形状としてほぼ水平の噴射位置と前記エアゾール容器の外形に沿う収納位置との間を回動可能に構成しており、トリガーレバーに回転バルブを設け、この回転バルブに回転可能に連結した短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを回動させて噴射ノズルを切り替えるようにし、しかもトリガーレバーに形成した少なくとも長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動のための回動経路によって干渉させずに切り替えることができるようになり、噴射操作の容易性を確保しつつ噴射ノズルの切り替えも簡単にできるようになる。
また、トリガーレバーの取手部分の中央に形成する回動用溝で長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路を構成するようにしており、トリガーレバーの操作性を確保しながら長尺噴射ノズルパイプの切替時の経路も確保できるようにしている。
さらに、長尺噴射ノズルパイプを、ほぼ水平の噴射位置とエアゾール容器の外形に沿う収納位置との間を回動可能に設けてあり、収納状態で長尺噴射ノズルパイプをエアゾール容器の外形に沿わせるようにでき、収納スペースを最少限として輸送時や保管時の取り扱いも容易となるようにしている。
また、回転バルブの回転支持軸を左右で異なる径として前記トリガーレバーに取り付けてあり、向きを間違えること無く取り付けることができるようにしてある。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0017】
図1〜図5はこの発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置の一実施の形態にかかり、図1は長尺噴射ノズルパイプによる噴射状態と短尺噴射ノズルによる噴射状態の外観斜視図、図2は長尺噴射ノズルパイプによる噴射状態の縦断面図、図3はキャップの正面図、縦断面図および底面図、図4はトリガーレバーの平面図、縦断面図、底面図及び側面図、図5は回転バルブの平面図、縦断面図および側面図である。
【0018】
このエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置10では、殺虫剤や塗料などの内容物と噴射剤とが充填されるエアゾール容器Cの容器上目金Mの中心部のバルブ機構を構成するステムSを覆うように嵌合固定されるキャップ11を備えており、少なくとも噴射方向となる前方に開口部12が形成され、エアゾール容器Cの側方に噴射できるようにしてある。
【0019】
このキャップ11は、下部に円筒部13が設けられて内周部が容器上目金Mの上端部の巻締め部の外側に嵌合されて固定されるようになっており、開口部12を挾む両側に位置して当接部14が形成され、その下面が容器上目金Mの上面と接するようになっている。そして、この円筒部13の上方に一体に略中空二等辺三角柱状のキャップ本体部15が形成されて2等辺3角形の底辺が前方とされ、開口部12となっており、開口部12に連続して下方の円筒部13に半円状の下部切欠部12aが形成され、上方のキャップ本体部15の上面にも半円状の上部切欠部12bが形成してあり、これら略矩形の開口部12,半円状の下部切欠部12aおよび半円状の上部切欠部12bが連続して1つの開口となっている。
【0020】
また、このキャップ11には、キャップ本体部15の内側後方に2つの板状のトリガーレバー支持部16が平行に形成され、その下端部に下方が開口した回動軸受部16aが形成されて下方から装着される水平な軸を回動可能に支持できるようになっている。
【0021】
このようなキャップ11内には、揺動可能にトリガーレバー17が設けられ、引き金状の取手部18が開口部12から突き出すように配置され、この取手部18を引き込むことでステムSを押し下げて噴射状態にするようになっている。
【0022】
このトリガーレバー17は、エアゾール容器Cのバルブ機構を構成するステムSに嵌合連結される円筒状のステム連結部19を備え、このステム連結部19に下端が拡がったテーパ状のガイド孔19aとこれに続く嵌合孔19bと流路19cとが連通して形成してあり、このステム連結部19の上部前方に回転バルブ20を構成する四角柱状の弁箱部21が一体に形成してある。
【0023】
このようなトリガーレバー17に設けられる回転バルブ20の弁箱部21には、前方に開口して円筒状の弁座部22が形成され、その底部中心にステム連結部19の流路19cの上部と連通する水平流路22aが形成されるとともに、弁座部22内にOリング23が装着され、回転バルブ20のシール面を構成するようになっている。
【0024】
また、トリガーレバー17に設けられる回転バルブ20の弁箱部21の両側には、前方に突き出して回転バルブ支持部24が形成されるとともに、この回転バルブ支持部24の下端に一体にレバー水平部25が形成され、その先端に左右に分割された取手部18が下方に伸びるように連続しており、これにより弁箱部21の前方に、中間に間隔をあけて回転バルブ支持部24、レバー水平部25および取手部18が配置され、この間隔がトリガーレバー17の回動経路Lとなる。
そして、このトリガーレバー17のステム連結部19の下部後方に突き出して支持アーム26が一体に形成され、この支持アーム26の両側に回動軸27が突き出して形成してあり、キャップ11のトリガーレバー支持部16に形成された回動軸受部16aに下方から装着されて回動可能に支持され、この回動軸27を支点としてトリガーレバー17を揺動させることでステム連結部19に嵌合連結されたステムSを押し込んで噴射状態にできるようになっている。
【0025】
このような左右に分割された取手部18などを備えて回動可能に支持されたトリガーレバー17には、回転バルブ20のバルブ本体28が回動切替可能に装着される。
【0026】
この回転バルブ20のバルブ本体28は、図5に示すように、中心軸が水平とされた円柱状に形成され、その両端にトリガーレバー17の回転バルブ支持部24に支持される支持軸28a,28bが突き出して形成され、大小異なる直径とし、向きを間違えること無く取り付けることができるようにしてあり、図2に示すように、取り付けた状態でバルブ本体28の後方の円柱表面が弁箱部21のOリング23と密着してシール状態となる。
【0027】
この回転バルブ20のバルブ本体28には、円柱状の側面に噴射ノズル取付部29が一体に形成されて短尺噴射ノズル30が装着され、短尺噴射ノズル30の噴射通路30aと連通する第1切替流路28cがバルブ本体28を貫通して後方に開口しており、弁座部22の水平流路22aと連通させることで内容物を噴射させることができる。
【0028】
また、この回転バルブ20のバルブ本体28には、円柱状の側面の短尺噴射ノズル30用の噴射ノズル取付部29と直角の位置に、長尺噴射ノズルパイプ取付部31が一体に形成されて先端部に噴射ノズル32aを備えた長尺噴射ノズルパイプ32が装着され、図2に示すように、長尺噴射ノズルパイプ32と連通する第2切替流路28dがバルブ本体28を貫通して後方に開口するとともに、中間部に短尺噴射ノズル30の外周の環状の隙間28eが位置するようになっており、回転バルブ20のバルブ本体28を回動させて弁座部22の水平流路22aと連通させることで内容物を長尺噴射ノズルパイプ32を介して噴射させることができる。この状態では、短尺噴射ノズル30が上方を向くようにしてある。
【0029】
そして、このような長尺噴射ノズルパイプ32は、トリガーレバー17の左右に分割された取手部18、回転バルブ支持部24およびレバー水平部25の間の回動経路Lに配置され、これらと干渉すること無く回動できるようになっており、この長尺噴射ノズルパイプ32を、図1に示すように、エアゾール容器Cに対して水平に突き出すようにして噴射できる一方、垂直下方に収納してエアゾール容器Cの側面に沿わせることができるように成形してある。
【0030】
このような短尺噴射ノズル30と長尺噴射ノズルパイプ32は、図1に示すように、エアゾール容器Cに対して長尺噴射ノズルパイプ32を水平に突き出すようにして噴射でき、この状態では、短尺噴射ノズル30が上方に向いて噴射できない位置となる一方、長尺噴射ノズルパイプ32を垂直下方に収納してエアゾール容器Cの側面に沿わせた状態では、短尺噴射ノズル30が水平となって噴射できる位置となる。
【0031】
このように構成したエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置10によれば、例えば長尺噴射ノズルパイプ32を用いて狭い場所などに噴射する場合には、エアゾール容器Cに沿う収納状態から長尺噴射ノズルパイプ32を回動させて水平となるようにする。
【0032】
この場合、トリガーレバー17の取手部18、回転バルブ支持部24およびレバー水平部25が左右に分割されて中間に隙間を形成して回動経路Lとしてあるので、長尺噴射ノズルパイプ32をこの回動経路Lを利用して動かすことで、トリガーレバー17と干渉することなく回動させることができ、同様に、逆方向にも回動経路Lを回動させて収納することもできる。
【0033】
このような長尺噴射ノズルパイプ32を水平状態としてトリガーレバー17の取手部18を引き込むと、トリガーレバー17が後方の回動軸27を支点として揺動し、ステム連結部19に嵌合しているステムSが押し下げられる。
【0034】
すると、図2に示すように、ステムSからの内容物がステム連結部19の流路19c、回転バルブ20の弁座部22の水平流路22a、バルブ本体28の第2切替流路28dおよび環状の隙間28eを介して長尺噴射ノズルパイプ32の先端の噴射ノズル32aから噴射され、噴射対象に近付けて狭い範囲に噴射することができる。
【0035】
一方、長尺噴射ノズルパイプ32を垂直下方にしてエアゾール容器Cに添わせた収納状態として短尺噴射ノズル30を水平とした状態でトリガーレバー17を引き込むと、同様にしてステムSが押し下げられる。
【0036】
すると、ステムSからの内容物がステム連結部19の流路19c、回転バルブ20の弁座部22の水平流路22a、バルブ本体28の第1切替流路28cを介して短尺噴射ノズルパイプ33の先端から噴射され、噴射対象から離して広い範囲に噴射することができる。
【0037】
このようなエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置10によれば、トリガーレバー17を引き込むことで噴射状態にでき、押しボタン式のアクチュエータに比べ噴射状態の保持が容易にできるとともに、短尺噴射ノズル30と長尺噴射ノズルパイプ32による噴射の切り替えが、つけ替えを必要とせずに回動操作だけで簡単にできる。
【0038】
なお、上記実施の形態では、トリガーレバーを左右に分割して回動経路Lを形成するようにしたが、長尺噴射ノズルパイプとトリガーレバーが干渉しないようにできれば良く、トリガーレバーやノズルパイプの形状によっては取手部の下端が連結された状態であっても良く、回動経路を回動用溝で構成しても良く、トリガーレバーの強度向上を図ることもできる。
【0039】
また、短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプの先端の噴射ノズルとは噴射範囲が異なるものであっても同一のものであっても良く、適宜設計すれば良い。
【0040】
【発明の効果】
以上一実施の形態とともに具体的に説明したように、この発明の請求項1記載のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置によれば、エアゾール容器のステムの上部を覆って取り付けられ少なくとも噴射前方が開口したキャップと、前記ステムに連結されるとともに、このキャップ内に揺動可能に取り付けられエアゾール容器内の内容物を噴射する取手部を有するトリガーレバーとを備えたトリガー式噴射装置であって、前記トリガーレバーに前記ステムと連通する流路を切り替える回転バルブを設け、この回転バルブで切り替えられる流路に短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを回動可能に連結する一方、少なくとも前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路を前記トリガーレバーに形成してなり、前記回転バルブの回転支持軸を左右で異なる径として前記トリガーレバーに取り付けるとともに、前記トリガーレバーを左右に分割された取手部を備えて構成し、当該トリガーレバーの取手部の中央の回動用溝を前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路とする一方、前記長尺噴射ノズルパイプを前記エアゾール容器の容器上目金および容器側面に沿う形状としてほぼ水平の噴射位置と前記エアゾール容器の外形に沿う収納位置との間を回動可能に構成したので、トリガーレバーに回転バルブを設け、この回転バルブに回転可能に連結した短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを回動させて噴射ノズルを切り替えることができ、しかもトリガーレバーに形成した少なくとも長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動のための回動経路によって干渉させずに切り替えることができる。
【0041】
これにより、トリガーレバーによる噴射操作の容易性を確保しつつ噴射ノズルの切り替えも簡単に行うことができ、両者を両立させることができる。
【0042】
また、トリガーレバーの取手部分の中央に形成する回動用溝で長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路を構成するようにしたので、トリガーレバーによる操作の容易性を確保しながら長尺噴射ノズルパイプの切替時の経路を回動用溝によって確保することができる。
さらに、長尺噴射ノズルパイプを、ほぼ水平の噴射位置とエアゾール容器の外形に沿う収納位置との間を回動可能に設けたので、収納状態で長尺噴射ノズルパイプをエアゾール容器の外形に沿わせることができ、収納スペースを最少限として輸送時や保管時の取り扱いも容易とすることができる。
また、回転バルブの回転支持軸を左右で異なる径として前記トリガーレバーに取り付けたので、向きを間違えること無く取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置の一実施の形態にかかる長尺噴射ノズルパイプによる噴射状態と短尺噴射ノズルによる噴射状態の外観斜視図である。
【図2】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置の一実施の形態にかかる長尺噴射ノズルパイプによる噴射状態の縦断面図である。
【図3】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置の一実施の形態にかかるキャップの正面図、縦断面図および底面図である。
【図4】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置の一実施の形態にかかるトリガーレバーの平面図、縦断面図、底面図及び側面図である。
【図5】この発明のエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置の一実施の形態にかかる回転バルブの平面図、縦断面図および側面図である。
【図6】従来の噴射用長尺ノズルの外観斜視図である。
【図7】従来の長尺パイプ付きトリガー釦の断面図である。
【符号の説明】
10 トリガー式噴射切替装置
11 キャップ
12 開口部
15 キャップ本体部
16 トリガーレバー支持部
17 トリガーレバー
18 取手部
19 ステム連結部
20 回転バルブ
21 弁箱部
22 弁座部
23 Oリング
24 回転バルブ支持部
27 回動軸
28 バルブ本体
28a 支持軸
28b 支持軸
28c 第1切替流路
28d 第2切替流路
28e 環状の隙間
30 短尺噴射ノズル
32 長尺噴射ノズルパイプ
C エアゾール容器
M 容器上目金
S ステム
L 回動経路

Claims (1)

  1. エアゾール容器のステムの上部を覆って取り付けられ少なくとも噴射前方が開口したキャップと、前記ステムに連結されるとともに、このキャップ内に揺動可能に取り付けられエアゾール容器内の内容物を噴射する取手部を有するトリガーレバーとを備えたトリガー式噴射装置であって、
    前記トリガーレバーに前記ステムと連通する流路を切り替える回転バルブを設け、この回転バルブで切り替えられる流路に短尺噴射ノズルと長尺噴射ノズルパイプとを回動可能に連結する一方、少なくとも前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路を前記トリガーレバーに形成してなり、
    前記回転バルブの回転支持軸を左右で異なる径として前記トリガーレバーに取り付けるとともに、前記トリガーレバーを左右に分割された取手部を備えて構成し、当該トリガーレバーの取手部の中央の回動用溝を前記長尺噴射ノズルパイプの切替時の回動経路とする一方、
    前記長尺噴射ノズルパイプを前記エアゾール容器の容器上目金および容器側面に沿う形状としてほぼ水平の噴射位置と前記エアゾール容器の外形に沿う収納位置との間を回動可能に構成したことを特徴とするエアゾール容器のトリガー式噴射切替装置。
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