JP2002347498A - エアバッグ展開制御のための多重センサビークル搭乗者検出システム及び方法 - Google Patents

エアバッグ展開制御のための多重センサビークル搭乗者検出システム及び方法

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JP2002347498A JP2002057231A JP2002057231A JP2002347498A JP 2002347498 A JP2002347498 A JP 2002347498A JP 2002057231 A JP2002057231 A JP 2002057231A JP 2002057231 A JP2002057231 A JP 2002057231A JP 2002347498 A JP2002347498 A JP 2002347498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同乗者検出システムを提供する。 【解決手段】 本同乗者検出システムは、アンテナ電極
から電界を放出させる発振回路を使用する。この電界
は、座席上に位置する対象の電気特性によって乱され
る。この乱れがアンテナ電極における信号の電流及び位
相を変化させる。アンテナ電極内を流れる電流、及び/
またはアンテナ電極における信号と発振回路出力信号と
の位相差を、所定のしきい値と比較することによって信
頼でき且つ安価な技法で同乗者の存在を検出することが
できる。より正確な決定を行うために環境センサが使用
される。湿度、水分、及び/または接地状態が検出さ
れ、処理、値、または計算を変更するために使用され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同乗者(もしくは、
乗客)検出システムに関し、特定的には、エアバッグデ
バイスが装備されている自動車の同乗者の属性を容易に
分類することができる同乗者検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグデバイスは、自動車が衝突し
た時に同乗者が経験する衝撃を軽減する。エアバッグ
は、運転者及び同乗者の座席の前に装備される。エアバ
ッグは、前向き同乗者のサイドのような他の位置に装備
することもできる。
【0003】典型的なエアバッグシステムの制御システ
ムは、電気加速度センサ(衝撃検出センサ)から信号を
受信し、制御信号を複数の常開半導体スイッチング素子
のゲートへ送信する制御回路を含んでいる。これらのス
イッチング素子はそれぞれ、システム動作電圧と接地と
の間の並列通路に接続されている。各通路は、セーフィ
ングセンサ、スキブ回路、及びスイッチング素子を含
む。スキブ回路は、エアバッグデバイスのガス源に接続
されている。
【0004】動作を説明する。エアバッグ制御システム
は、セーフィングセンサが閉じ、且つ電気加速度センサ
が閉じた時に限ってエアバッグを展開させる。電流は、
システム動作電圧から各スキブ回路を通って接地へ流
れ、それによってそれぞれのガス源がエアバッグを展開
(膨張)させる。
【0005】多くのエアバッグは、着座している大人の
同乗者の胴部の前で展開するように設計されている。後
向き幼児シート(以下、RFISという)が助手席(も
しくは前部同乗者座席)上に位置決めされている場合に
は、同乗者のサイドエアバッグを展開させないことが望
ましい。前向きチャイルドシート(以下、FFCSとい
う)または子供に対しても同乗者のサイドエアバッグを
展開させないことが望ましい。同様に、エアバッグに向
かって子供がもたれているのか、または小柄の人がもた
れているのかに基づいて、サイド衝撃エアバッグの展開
を制限することができる。
【0006】RFCS、FFCS、または子供を検出す
る型の同乗者検出センサが提唱されている。座席のロー
ドの特性を検出するために電界を使用するシステムが、
米国特許第5,948,031号、1999年10月5日出願の一連番
号09/413,099号、及び2000年9月29日出願の一連番号09
/678,215号に開示されている。同乗者が存在することに
よる位相または周波数の変化を検出するシステムのよう
な、容量性感知を使用する他のシステムも提唱されてい
る。これらの型のシステムは、共に、1つまたはそれ以
上のアンテナまたは電極からの送信及び受信に頼ってい
る。
【0007】エアバッグは強制的に、且つ迅速に展開す
るから、同乗者が望ましい位置にあるのか、または望ま
しくない位置にあるのかを正しく決定するセンサが望ま
れている。同乗者が存在しない場合にエアバッグの展開
を正しく回避することによって、交換費を回避すること
ができる。
【0008】
【発明の概要】本発明は特許請求の範囲によって限定さ
れるものであり、以下の説明は請求項を制限するもので
はないことを理解すべきである。以下に記述する好まし
い実施の形態は、エアバッグ展開制御のための多重セン
サビークル搭乗者検出を含む。
【0009】ロード即ち同乗者の特性を検出するセンサ
に加えて、湿度及び/または水分センサが使用される。
同乗者の特性を検出するセンサの測定値は、空気中の湿
度または電極付近の湿りを考慮に入れるように変更され
る。湿度の読みも、湿度センサ付近の湿りに基づいて変
更することができる。
【0010】ロードまたは搭乗者の特性を検出するセン
サに加えて、搭乗者から接地への接続も使用される。搭
乗者から接地への接続は、搭乗者の特性を検出するセン
サを使用して測定される。搭乗者の特性に関係する測定
値は、検出された接地への接続のレベルに応答して変更
される。
【0011】第1の面によれば、ビークル同乗者検出シ
ステム、及び同乗者着座領域内の同乗者を感知する関連
方法が提供される。本システムは、同乗者検出システ
ム、及びこの同乗者検出システムに接続されている湿度
センサを含む。同乗者検出システムは、湿度センサに応
答する。
【0012】第2の面によれば、別のビークル同乗者検
出システム、及び同乗者着座領域内の同乗者を感知する
関連方法が提供される。本システムは、同乗者検出シス
テム、及びこの同乗者検出システムに接続されている水
分センサを含む。同乗者検出システムは、水分センサに
応答する。
【0013】第3の面によれば、ビークル同乗者検出方
法、及び同乗者着座領域内の同乗者を感知する関連シス
テムが提供される。本方法は、(a)第1の電極を接地
に接続するステップと、(b)第1の電極が接地に接続
されている間に、第2の電極において第1の信号を測定
するステップと、(c)第1の電極を接地から切り離す
ステップと、(d)第1の電極を接地から切り離してい
る間に、第2の電極において第2の信号を測定するステ
ップと、(e)第1及び第2の信号の関数として、同乗
者の接地された状態を決定するステップとを含んでい
る。
【0014】さらなる面及び長所を以下に記述する。
【0015】
【実施の形態】添付図面は、同乗者の存在または特性を
検出するための電極を使用する種々の実施の形態を示し
ている。電極からの測定値は、湿度及び/または水分セ
ンサに応答して変更される。またこれらの測定値は、異
なる周波数における測定のような電極測定から決定され
た同乗者の接地への接続の量に応答して変更することが
できる。接地、湿度、及び/または水分検出は、同乗者
検出の測定を変化させる環境状態を斟酌するものであ
る。
【0016】図1の(a)及び(b)に示すように、同
乗者座席内に位置決めされている2つの電極の間の微小
電界が検出される。一方の電極に高周波・低電圧信号を
印加し、他方の電極を接地に接続させた時に、これらの
電極間の電位差の結果として電界が発生する。この電界
は、一方の電極(非送信)から接地へ流れる電流(受信
電流)を発生させる。もし身体(同乗者または搭乗者)
が電界内に存在すれば電界の乱れが電流を変化させる。
同様に、送信電極に供給される電流(ローディング電
流)も、身体の存在に応答して変化する。
【0017】身体は、一方の端子を接地したキャパシタ
として働く。身体のインピーダンス(抵抗及び容量)
が、接地への電界を分路する。身体がビークルの座席内
にあれば、身体の電気的特性に応答して送信及び何れか
の受信電極を流れる電流が変化する。例えば、ローディ
ング電流は、身体に近い程、及び大きい身体程大きくな
る。この現象を使用し、検出された電流と既知の値とを
比較することによって、座席内の同乗者の存在が検出さ
れる。詳述すれば、座席内の対象の1つまたはそれ以上
の特性(その対象が、座席内に正常に座っている大人サ
イズの人であるか否かを含む)が得られる。対象から既
知の、または予測可能な異なる距離にある電極を使用す
ることによってより多くの情報さえも得られる。従っ
て、座席内の同乗者の存在及び位置が精密に検出され
る。
【0018】湿度、水分、または接地を検出することに
より、同乗者の存在及び特性をより正確に決定すること
ができる。これらの検出された環境状態の1つまたはそ
れ以上が、測定された電流、適用されたアルゴリズム、
計算、選択された比較表、その他の値を変更するために
使用される。実験または理論に基づいて、湿度、水分、
及び接地状態の効果を、同乗者の検出から除去したり、
減少させたりする。
【0019】図2は、第1の実施の形態による同乗者検
出システムの電極E1乃至E4を組み入れた座席1を示
す斜視図である。電極E1−E4は、導電性材料の矩形
シートで形成されている。各電極E1−E4は他の電極
と同一の、または異なる形状であり、方形、らせん状、
矩形、長円形、円形、ドーナッツ形、中空の中心を有す
る矩形または他の多角形、及び/または丸められた形状
を含むどのような形状を使用することもできる。電極E
1−E4は、座席カバーファブリック内に縫い込まれた
金属ファイバ、座席の表面に塗布された導電性塗料、座
席クッションの下に装備された導電性テープ、導電性シ
ート、または金属板を含む。
【0020】電極E1及びE2は座席1の座部(座面)
1a上に取付けられ、電極E3及びE4は背部(背もた
れ)1b上に取付けられている。これらの電極は、着座
領域内の同乗者の予測される着座位置に対して位置決め
され、快適な着座を容易にするように取付けられてい
る。代替実施の形態では、同一の、または異なる位置に
より多くの、またはより少ない電極を使用することがで
きる。例えば、座席背部内に7つの電極を使用し(例え
ば、6つの電極を座席背部の中心に垂直に配列し、1つ
の電極をドアに最も近い座席の縁に配置する)、座席の
座部上には電極を設けないか、または座席の座部1aに
電極を配列して背部1bには電極を配置しないようにす
る。別の実施の形態では、電極は、床上、ダッシュ内、
ドア内、ルーフ内のような同乗者コンパートメント内の
他の位置に位置決めすることも、またはそれらを組合わ
せることもできる。更に別の代替実施の形態では、搭乗
者の存在及び位置を検出する赤外線、紫外線、その他の
メカニズムを使用する。
【0021】座席1は、湿度センサH1及び水分センサ
W1をも含んでいる。湿度センサH1及び水分センサW
1は、座席フォームの開口内の1つまたはそれ以上の電
極E1−E4付近のように、座席1内に位置決めされ
る。
【0022】同乗者検出 図3は、同乗者検出システム400の1つの実施の形態
のブロック図である。システム400は、搭乗者感知ユ
ニット402、補助拘束システム(SRS)404、及
びディスプレイメータ406を含んでいる。搭乗者感知
ユニット402は、エアバッグの動作を不能にするか、
または可能にするための制御信号をSRS404へ供給
する。警告灯信号が、ディスプレイメータ406の搭乗
者警告灯408へ供給される。搭乗者警告灯408は、
搭乗者感知ユニット402によって決定された搭乗者の
分類を指示する。代替として、搭乗者警告灯408は、
SRS404が動作可能にされているか、動作不能にさ
れていることを指示する。SRS警告灯410は、SR
S404が動作しているか否かを指示する。
【0023】搭乗者感知ユニット402は、SRS40
4が展開のために低電力レベルで動作可能であるのか、
展開のために高電力レベルで動作可能であるのか、また
はSRS404が動作不能であるのかを決定するため
に、搭乗者のサイズ及び/または着座姿勢を検出する搭
乗者センサ412を含む。通信ブロック414は、SR
S404と双方向または単方向の何れかで通信する。警
告灯制御ブロック416は、上述したように搭乗者警告
灯408を作動させる。オプションとしての記録ブロッ
ク418は、搭乗者感知ユニット402の異常コード、
及び/または搭乗者感知ユニット402によって決定さ
れた搭乗者の種々の特性を記録する。オプションとして
のトラブル診断ブロック420は、搭乗者感知ユニット
402が適切に動作しつつあるか否かを決定し、外部通
信を行う。
【0024】搭乗者センサ412は、電界センサ42
2、電界ドライバ及び検出器424、及び搭乗者識別装
置426を含んでいる。電界センサ422は、上述した
ように分布されている電極を備えている。電界ドライバ
及び検出器424は、電界センサを用いて電界を生成す
る発振器、及び受信及び/またはローディング電流を測
定する電流測定回路を備えている。受信電流は、送信に
使用される電極以外の電極内において生成される電流か
らなる。ローディング電流は、送信に使用される電極内
の電流からなる。搭乗者識別装置426は、測定された
電流の関数として搭乗者を分類するプロセッサ、または
アナログ回路を備えている。
【0025】システム400は、種々の回路及び/また
は方法を用いて実現することができる。若干の例示回路
及び方法が、前記米国特許第5,948,031号、同第6,161,0
70号、1999年10月5日出願の一連番号09/413,099号、及
び2000年9月29日出願の一連番号09/678,215号に開示さ
れているので参照されたい。代替実施の形態の同乗者検
出システムは、容量性、超音波、赤外線、可視光、その
他の感知システムを使用して同乗者の存在を検出する。
【0026】図3のシステム400の一実施の形態を図
4に示す。詳述すれば、システム500は、マイクロプ
ロセッサ502、検出器504、発振回路506、信号
コンディショナ508、センサ510、及び選択回路5
12及び514を含む。
【0027】ロード電流を生成し、検出するために2つ
またはそれ以上の通路が設けられている。他の通路は、
同一の、または異なる成分を備えている。代替実施の形
態においては、受信した電流、またはローディング電流
及び受信電流の両方を測定するために、1つまたはそれ
以上の通路が使用される。この通路内の発振回路506
は、5乃至12V(例えば、7V)または別の電圧の約10
0−120kHzの周波数信号のような交流信号を生成する
発振器を備えている。
【0028】信号コンディショナ508は、演算増幅器
516、518、及び520、及び抵抗522を備えて
いる。発振回路506に接続されている演算増幅器51
6は信号を緩衝し、定電圧源を構成している。信号は、
シールドケーブル524を通してセンサ510の電極5
26へ供給される。この信号に応答して電界が生成され
る。センサ510へのロードが増加すると、抵抗522
にまたがる電圧が増加する。電圧の変化の量は、シール
ドケーブル524のシールドに接続されている演算増幅
器518によって緩衝される。この演算増幅器518
は、シールドの電圧レベルを中心導体と同一レベルに維
持し、センサ510を隣接する導電性材料からシールド
するために、高入力インピーダンス及び低出力インピー
ダンスを有していることが好ましい。
【0029】検出器504に接続されている演算増幅器
520は、ローディング電流に電流利得を与える。検出
器504は、全波整流回路528及びフィルタ回路53
0を備えている。ローディング電流の振幅、または振幅
の変化は、演算増幅器520の出力を整流することによ
って検出される。整流された信号は、アナログ低域通過
フィルタのようなフィルタ回路530によって濾波され
る。
【0030】2つまたはそれ以上のセンサ510から検
出器504までの通路に関して、2つの可能な実施の形
態を図4に示してある。1つの実施の形態では、各通路
は、マイクロプロセッサ502を除いて、分離した成分
を含んでいる(S INDIVIDUALセンサとラベル付けされ
た通路で表されている)。代替実施の形態では、各通路
は、発振回路506及び検出器504を共用する。代替
として、図示のように、共用通路及び個々の通路の組合
わせが使用される。
【0031】好ましくは共用通路を使用する。個々の通
路は除去される。選択回路512及び514は、マイク
ロプロセッサ502によって制御されるマルチプレク
サ、または共用マルチプレクサを備えている。一方の選
択回路は発振回路506を各センサ通路に接続し、他方
の選択回路は検出器504を各センサ通路に接続する。
ローディング電流を用いて分類するために、発振回路5
06及び検出器504の両方を同一通路に接続する1つ
の選択回路を使用することができる。受信電流、または
受信電流及びローディング電流の両方の組合わせを用い
て分類するために、選択回路514及び512は独立的
に動作する。
【0032】検出器504の出力は、マイクロプロセッ
サ502に接続されている。マイクロプロセッサ502
は、ASIC、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、
または他のデジタルデバイスからなり、安全拘束システ
ム(SRS)制御信号を生成する。例えば、日本のNE
C製のPD78052CG(A)が使用され、1つのまたは複数のア
ナログ・デジタル変換器を含む。
【0033】マイクロプロセッサ502は、アナログ信
号をデジタル信号に変換する。マイクロプロセッサ50
2は、ローディング及び/または受信電流を測定し、搭
乗者の存否を分類する。小さいローディング電流振幅
は、ロードの存在を指示する。振幅及び/または振幅の
変化は、ロードのインピーダンスの変化を表している。
ロードインピーダンスは、ロードの実効表面(サイ
ズ)、及びロードと電極526との間の距離の関数とし
て変化する。ロードのインピーダンスを別の技法で指示
させるために、位相または周波数を測定することもでき
る。
【0034】受信した電流を表す得られた8ビット値の
ようなデジタル値に基づいて、マイクロプロセッサ50
2は同乗者のサイズ、形状、位置、及び/または他の特
性を決定する。この特性は、数学的アルゴリズムまたは
比較の関数として決定される。例えば、EEPROM、
RAM、または別のメモリデバイスを使用して、デジタ
ル値はしきい値と、または実験に基づく特性を表すデー
タと比較される。
【0035】ロードは、電極のアレイの関数として特徴
付けられる。1つまたはそれ以上の電極の配列を使用す
ることができる。図5は、電極の配列100の一実施の
形態を示している。複数の電極102、104、10
6、108、110、及び112が2つの層内に配列さ
れている。これらの層は、絶縁体114によって分離さ
れている。好ましくは、絶縁体114は、電磁エネルギ
に対して透過性の座席クッション(例えば、3/8インチ
厚のポリエチレンフォーム)、堅固なボディ、空気、ま
たは他のデバイスからなる。この実施の形態では、電極
102、104、106、108、110、及び112
は導電性フィルムからなるが、導電性ファブリック、
箔、その他の導電性材料であることができる。電極10
2、104、106、108、110、及び112は、
座席の座部に接続されている(例えば、座席の座部の中
心に、前から後まで位置するアレイとして整列されてい
る)。
【0036】各層内の電極によって作られる形状は、異
なることができる。例えば、各層毎に異なる形状の電極
が使用される。各層は1つの面内にあることが好ましい
が、同一面内にない配列に配列することもできる。同一
面内にない配列の場合、測定を行うために使用される電
極の関数として、電極のファントム層が形成される。
【0037】配列100は、座席内に、座席の外面に近
接して、または座席の外面に配置することによって座席
に接続する。従って、配列100は同乗者着座領域に近
接している。2つまたはそれ以上の層は、座席の外面か
ら異なる距離(即ち、同乗者着座領域から異なる距離)
にある。
【0038】一実施の形態において、複数の電極からの
ローディング電流が測定される。例えば、ローディング
電流は、図4のシステムを使用して各電極から順次に測
定される。この例では、1つの電極のローディング電流
が測定されている時には、他の電極は接地されている。
代替として、1つまたはそれ以上の他の電極を電気的に
絶縁する(接地しない)。
【0039】図6は、同乗者の特性を感知するための1
つの好ましい実施の形態のフローチャートである。この
プロセスは、実時間で繰り返される。ステップ202に
おいて、電界が生成される。例えば、ビークルの座席の
外面から異なる距離にある少なくとも2つの電極の一方
に交流信号が供給される。発振回路506(図4)は、
既知の電圧振幅及び周波数を有する交流(AC)信号を
生成する。この交流信号によって電極は、座席に近接す
る同乗者領域内に微小電界を放出する。座席(即ち、ア
ンテナ電極の近傍)に座している、または座席上に位置
している対象の電気特性は、電界を混乱させる。この電
界の混乱は、アンテナ電極内を流れる電流の量を変化さ
せ、アンテナ電極上に発生する交流信号の位相を、発振
回路によって生成される元の交流信号とは異ならせる。
【0040】ステップ204において、少なくとも2つ
の電極の一方において信号が測定される。例えば、ロー
ディング電流または受信電流が検出され、電圧に変換さ
れる。図4の実施の形態では、インピーダンスまたは抵
抗素子及び差動増幅器(または、他の増幅器)を使用し
て、電極内の電流を測定する。このようなインピーダン
ス/抵抗素子の1つは、電極に接続されている日本のス
スムコウギョウ製のRP1220P-103-Dである。差動増幅器
はインピーダンス/抵抗素子にまたがって接続され、イ
ンピーダンス/抵抗素子にまたがる電圧差に基づいて電
流信号を生成する。詳述すれば、電流差動増幅器は、発
振回路出力信号の電圧レベルと、アンテナ電極上に生成
される電圧レベルとを比較し、その差を指示する電流信
号を生成する。
【0041】電流検出回路において検出される電流は、
人が座席に座ると増加することに注目されたい。この電
流は、手荷物が座席内にあるか、または座席が空である
場合には減少する。何れの場合も、これらの占有された
状態と、占有されていない状態との間で検出される電流
レベルに差が存在する。位相差についても、同じことが
言える。
【0042】ステップ205において、少なくとも2つ
の電極の他方において信号が測定される。例えば、ロー
ディング電流または受信電流が検出され、電圧に変換さ
れる。各電極における測定は、ローディング電流の順次
測定であることも、受信電流の順次測定であることもで
きる。代替として、ローディング電流を一方の電極にお
いて測定し、受信電流を他方の電極において測定する
(この測定は同時に、または順次に行われる)。
【0043】電流及び/または位相差は、大人同乗者が
助手席に座っているか否かを正確に識別するために、格
納されている値と比較される。
【0044】測定された電流は、同乗者の高さ、位置、
サイズ、向き、運動、及び/または他の特性を決定する
ために使用される。他の特性は、米国特許第5,914,610
号に開示されているようにして決定される。例えば、距
離Rの時間の関数としての変化は運動を表す。
【0045】図7は、ロード604のサイズA及び距離
Rを決定するために2つの層600及び602の使用を
示している。例えば、ロード604は電極のトップ層6
00から距離Rだけ離間している。トップ層600及び
ボトム層602は、距離dだけ離間している。
【0046】座席の外面から距離dだけ離間している2
つの電極を用いて、ロードA及び距離Rが決定される。
ローディング電流S、ロードA、及び距離Rの間には、
S=K(A / R)によって表される関係がある(但し、K
は定数)。少なくとも2つの異なるローディング電流測
定を用いると(1つは同乗者に最も近い電極(例えば、
トップ電極)(St)について、1つは同乗者から最も
遠い電極(例えば、ボトム電極)(Sb)について)、
電極間の距離dの関数としてロード及び距離が決定され
る。即ち、搭乗者の特性は、座席の外面からの電極間の
距離の差の関数として決定される。即ち、St=K1(A /
R)及びSb=K2(A /(R+d))。A及びRについて解
けば、A=(d*Sb*St)/(St−Sb)、及びR=(d
*Sb)/(St−Sb)。以上のようにして、ロードのサ
イズ及び電極からの距離が決定される。代替実施の形態
では、A及びRは、距離dを基準化することなく、及び
/または非送信電極において受信された電流の関数とし
て解かれる。
【0047】好ましくは、図5に示す6電極のように、
2つより多くの電極を使用する。電極のアレイを使用す
ると、ロードの分布が決定される。例えば、ロードA及
び距離Rは、アレイの種々の位置に近接するロード及び
距離を与える異なる対の電極を使用して決定される。6
つの電極を使用すると、3つの異なるロード及び距離が
決定される。アレイ内により多くの電極を使用するか、
または非送信電極内に受信電流を付加的に使用すれば、
より高い空間分解能が得られる。
【0048】一実施の形態では、絶縁体114は柔軟ま
たは半硬であり、電極層間の距離を予測可能に変化させ
ることができる。例えば、電極はクッションまたはフォ
ーム絶縁体の異なるサイド上に位置決めされる。その結
果、層間の距離はd=f(A)によって表されるように
ロードの関数として変化する。距離は、同乗者の重量の
関数として変化する。一実施の形態では、d=c−kA
である(c及びkは少なくとも部分的に、絶縁体の圧縮
率の関数として、及び/または実験により決定された定
数である)。d=c−(k1)A−(k2)A2のような距
離dの代替表現を使用することができる(c、k1、及
びk2は定数)。上述した諸式を使用すれば、ロード及
び配列100からの距離は、電極間の距離の関数として
決定される。これは、システムに及ぼすロード衝撃を考
慮することによって、ロードをより正確に決定すること
を可能にする。
【0049】決定されたロード及び距離情報に基づい
て、ロードが特徴付けられる。例えばロードは、(1)
1つまたはそれ以上の位置に居る大人、(2)1つまた
はそれ以上の位置に居る子供または小柄の大人、(3)
FFCS内の子供、(4)RFCS内の幼児、または
(5)別の物体として分類される。この分類は、好まし
くは、予測される測定値との比較によって決定する。代
替として、搭乗者がエアバッグを作動させてもよいよう
に十分に大柄である、またはエアバッグを作動させるに
は小柄であると分類するために、ロードの分布を決定す
ることによって同乗者の首を探知するアルゴリズムが使
用される。更に別の代替実施の形態では、測定の関数が
分類を決定する。
【0050】図8は、測定された信号を使用してエアバ
ッグシステムを動作可能にする、または動作不能にする
ための、及び分類の関数として制御信号を供給するため
の、一実施の形態のフローチャートである。このフロー
チャートは、ビークルの座席の座部内に位置決めされた
図5の電極配列100と共に動作するように最適化され
ているが、他の電極配列を使用することもできる。
【0051】システムは、プロセス302において、座
席が空であるか否かを決定する。プロセス304におい
て、システムは座席にチャイルドシートが取付けられて
いるか否かを決定する。プロセス306において、シス
テムは座席に大人が座っているのか、または子供が座っ
ているのかを決定する。プロセス308において、シス
テムは種々のクロスチェックを遂行するか、分類の信頼
性を高めるためにさらなる処理を遂行する。これらのプ
ロセスは、プロセス308の1つまたはそれ以上のクロ
スチェックを、1つまたはそれ以上の他のプロセス30
2、304、及び/または306の一部として遂行する
ように、どのような順序または組合わせで遂行しても差
し支えない。別のプロセスにおいて行われた決定に応答
して、若干のプロセスをスキップすることができる(例
えば、座席が空であると分類されれば、他の全ての決定
をスキップする)。分類のための異なるプロセス、アル
ゴリズム、または計算を使用することができる。
【0052】座席が空であるか否かを決定するためのプ
ロセス302において、システムはステップ310にお
いてカウントを0に初期化する。ループ312によって
表されているように、ステップ314及び316が6つ
の各電極(i)毎に繰り返される。ステップ314にお
いては、各ローディング電流毎の値が空しきい値と比較
される。もしローディング電流がしきい値より大きけれ
ば、プロセス302はステップ312において次の電極
へ移る。もしローディング電流がしきい値より小さけれ
ば、空カウント変数が1だけ増加される。以上のよう
に、プロセス302は、所与の時点におけるローディン
グ電流(空しきい値よりも低い)の数のカウントを供給
する。一実施の形態では、もしローディング電流値の何
れかがしきい値よりも高ければ、その座席は占有されて
いると分類する。
【0053】プロセス302及び/または別のプロセス
の一実施の形態においては、2つまたはそれ以上の電極
からのローディング電流は、ファントム電極ローディン
グ電流を表すために平均される。例えば、図5に示すよ
うに対になっている設計の場合には、電極ローディング
電流の異なるグルーピングを平均することによって、4
つの(各層毎に2つずつ)ファントムローディング電流
が決定される。電極102、104、106、108、
110、及び112を、電極S1、S2、S3、S4、
S5、及びS6とラベル付けすれば(但し、S1、S
3、及びS5が第1の層を構成し、S2、S4、及びS
6が第2の層を構成する)、4つのファントムローディ
ング電流は以下のように計算される。 Savg1=(S1+S3)/2 Savg2=(S2+S4)/2 Savg3=(S3+S5)/2 Savg4=(S4+S6)/2
【0054】座席にチャイルドシートが取付けられてい
るか否かを決定するためのプロセス304においては、
システムはステップ320においてチャイルドシートカ
ウントを0に初期化する。ループ322によって表され
ているように、ステップ322、324、326及び3
28は4つの各セクション(i)毎に繰り返される。4
つのセクションは、少なくとも2つの電極と、関連する
ローディング電流測定との独特な4つの組合わせに対応
する。例えば、これら4つのセクションは、以下のよう
な4つの電極の組合わせとローディング電流からなる。
即ち、(1)電極1、2、及び3、(2)電極2、3、
及び4、(3)電極3、4、及び5、及び(4)電極
4、5、及び6である。他の組合わせを使用することも
できる。
【0055】ステップ324において、第1のセクショ
ン内のローディング電流からロードA及び距離Rが決定
される。これらの計算は、上述したようにして決定され
る。一実施の形態では、ロードAの計算は以下のように
して決定される。 A0=(Savg1*S2)/(Savg1−S2)*(S2)-y A1=(S3*Savg2)/(S3−Savg2)*(Savg2)-y A2=(Savg3*S4)/(Savg3−S4)*(S4)-y A3=(S5*Savg4)/(S5−Savg4)*(Savg4)-y ここに、補正係数 (Sb)-y が使用されている。実験
に基づく1つの好ましい値は、y=0.4である。もし何
れかのロードAが0より小さいか、または等しければ、
この値には−1が割当てられる。Rは以下のように計算
される。 R0=A0/Savg1 R1=A1/S3 R2=A2/Savg3 R3=A3/S5 ここに、もし対応するA値が−1に等しければ、距離R
値には99999が割当てられる。
【0056】好ましくは、電極の層間の距離を、ロード
の関数として変化させる。ステップ326において、電
極からロードまでの距離Rは、チャイルドシートしきい
値と比較される。もし距離Rがしきい値より大きけれ
ば、プロセス304はステップ332から次のセクショ
ンへ移る。もし距離Rがしきい値より小さければ、チャ
イルドシートカウントが1だけ増加される。以上のよう
に、プロセス304は、所与の時点における距離R(チ
ャイルドシートしきい値よりも大きい)を有するセクシ
ョンの数をカウントする。換言すれば、座席から離間し
ている物体に対応する距離値を有するセクションの数が
決定される。一実施の形態では、もし4つのセクション
の3つがしきい値より大きい距離Rに対応すれば、その
座席にはチャイルドシートが取付けられているものと分
類される。チャイルドシートは、もしR1<R2<R3であれ
ばFFCSとして、またもしR0>R1>R2ならばRFCS
として、またはその他の方法で更に分類することができ
る。
【0057】座席にチャイルドシートが取付けられてい
るのか、または大人が座っているのかを決定するプロセ
ス306においては、システムはステップ334におい
て領域指標を0に初期化する。ループ336によって表
されているように、4つの各セクション毎のロード値A
を比較するために、ステップ338及び340は3回ず
つ繰り返される。ステップ338において、1つのセク
ションのロードが別のセクションのロードと比較される
(例えば、ステップ336のループカウントによって限
定されるセクションのロードと、領域指標によって限定
されるセクションのロードとが比較される)。例えば、
セクション1のロードがセクション0のロードと比較さ
れる。もしループカウントによって限定されるセクショ
ンのロードが、領域指標によって限定されるセクション
のロードより小さければ、プロセス306はステップ3
36において次のセクション及び関連ループカウントへ
進む。もしループカウントによって限定されるセクショ
ンのロードが、領域指標によって限定されるセクション
のロードより大きければ、その領域指標変数は現在のル
ープカウント変数に等しくセットされる。以上のよう
に、プロセス306は、最大ロード値及び関連セクショ
ンを決定する。この最大ロード値がしきい値と比較され
て、ロードが大人に対応するのか、または子供に対応す
るのかが決定される。
【0058】一実施の形態では、最大距離値Rに対応す
るロード値Aは、プロセス306を遂行するために除外
される。この除外により、上述したファントムローディ
ング電流実施の形態内の2つの隣接する電極からのロー
ディング電流を平均することによってもたらされる偽デ
ータが排除される。
【0059】プロセス308においては、1回またはそ
れ以上のチェック及び/または他のステップが遂行さ
れ、分類を確認及び/または制限する。例えば、プロセ
ス302、304、及び/または306の数値結果が、
時間の関数として平均される。このランニング平均は、
搭乗者を分類するために使用される。代替として、また
は付加的に、しきい値との比較及び/または計算の前
に、ローディング電流の測定値が時間の関数として平均
される。
【0060】別の例として、特性が分類された後に、そ
の分類を5秒間のような時間にわたってロックする。異
なるセットの順次測定に関してプロセス302、30
4、及び306が繰り返されるても、その後の異なる分
類は破棄されるかまたは平均され、ある時間の後まで無
視される。制御信号として供給されるこの分類は、しき
い値時間の後まで変化しない。付加的に、または代替と
して、ある数の連続した、または実質的に連続した分類
がその特性が変化したことを指示しない限り、この分類
は変化しない。代替実施の形態では、子供、RFCS、
及び/またはFFCSであるとの分類は、ビークルがタ
ーンオフされるか、または空であると分類決定されるま
でロックされる。
【0061】更に別の例として、分類の型を優先させる
ために重畳しきい値が使用される。一実施の形態では、
これらのしきい値は、分類を子供から大人へ変化させる
よりも容易に、大人から子供へ変化させるようにセット
される。例えば、もし分類が大人であれば、搭乗者を子
供として分類するための最大ロードしきい値を、分類が
子供であるとして分類した場合よりも高くセットする。
同様に、自動車の座席の分類のために要するしきい値ま
たはセクションの数を最も新しい先行分類の関数として
異ならせ、大人及び/または子供に自動車の座席を優先
付けする。この優先付けは、しきい値間にグレーゾーン
または領域を与える。例えば、低めのしきい値は平均6
歳の子供のロードに基づくことができ、高めのしきい値
は第5百分順位の成人女性に基づくことができる。グレ
ーゾーン内に分類されたどの搭乗者も、子供としての分
類のような優先順位に従って分類される。
【0062】一実施の形態では、座席の座部上の1つの
スポットまたはグローサリバッグ内に子供が立った結果
として大人と分類されたのではないことを検証するチェ
ックが遂行される。大人であるとしての分類は、部分的
に、座席の少なくとも1つのセクションまたは領域にお
けるロードに基づいているから、このチェックは、その
ロードが、着座している大人のロード分布を呈している
か否かを検証する。最大ロードと各隣接セクションのロ
ードとの比が、ロード分布しきい値と比較される。例え
ば、もし最大ロードAmaxがA1ロードであり、そして
(A1>A0の135%、またはA2<A3の120%)であれ
ば、“不正規”分類が使用される。同様に、もしAmax
=A2であり、そして(A2>A1の135%、またはA2>
A3の200%)、またはもしAmax=A3であり、そして
(A3>A2の135%)であれば、この状態もまた“不正
規”として判定される。代替として、隣接する領域に関
連するような他のセクションのロードを、最大ロードと
同一の、またはそれより小さいロードしきい値と比較す
る。もしロードの分布が大人に対応すれば、その分類は
確認される。それ以外の場合には、その分類は子供に変
化される。不正規分類に応答して、エアバッグを動作不
能にする制御信号が供給される。
【0063】他のチェックを遂行することができる。も
し最大ロードAがA0ロードであれば、搭乗者は位置を
ずらしているか、または座席の縁に座っているものと見
做される。この分類は、“不正規”と見做される。
【0064】好ましくは、制御信号の状態を指示するた
めに、LEDまたは他の出力デバイスを設ける。例え
ば、エアバッグが動作不能にされている場合にLEDを
点灯させる。
【0065】典型的な自動車座席材料と共に使用するた
めの一実施の形態では、層間の距離が測定される。典型
的には、自動車の座席は、部分的に、オープンセル型ポ
リウレタンフォームで製造されている。このフォーム
は、電極層間の絶縁体として使用される。このアプロー
チにより快適性を改善することができ、また座席内にセ
ンサをより容易に、またはより都合良くモールドするこ
とが可能になる。より固い、またはより柔軟な材料のよ
うな他の材料を使用することもできる。
【0066】この実施の形態では、質量A及び距離Rを
計算する際に、絶縁層の圧縮(例えば、オープンセル型
ポリウレタンフォームの圧縮)を考慮に入れる。更に、
この圧縮は、搭乗者の重量Wを決定するために使用する
ことができる。重量は、ロードを特徴付けるのに、及び
エアバッグシステムの関連制御に使用される。
【0067】絶縁層の圧縮は、層間の距離dを測定する
ことによって斟酌する。図9に示すように、各電極毎
に、絶縁層の反対側にセンサSが追加されている。電極
の厚みは絶縁体の厚みdに比して無視することができる
が、図9には理解し易いように誇張して示してある。代
替実施の形態では、1つの程度の少ない、または全ての
電極EのサブセットのセンサSが、対向して追加され
る。例えば、電極のトップ層に対向してセンサSが配置
されているが、ボトム層の電極には設けられていない。
代替実施の形態では、追加されるセンサSの代わりに、
他の電極Eが使用される。
【0068】センサSは、上述したように、金属箔、力
布、または他の材料のような電極からなっている。各セ
ンサSは、どのような形状及び/またはサイズでも差し
支えない(他のセンサSまたは電極Eと類似の、または
異なる形状及び/またはサイズを含む)。一実施の形態
では、センサSはそれぞれが対向している電極と同一の
形状であるが、面積はこれらの電極より小さい。例え
ば、各センサSの面積は、それぞれが対向している電極
Eの面積のほぼ1/10である。図9は、このような配列を
示している。センサSは、対向する電極Eの中心付近に
位置決めされているように図示されているが、他の相対
位置を使用することもできる。
【0069】この実施の形態のセンサS及び電極Eの配
列は、距離dを測定するために使用される。第1の実施
の形態では、電極Eの少なくとも1つについて2つの測
定値を入手する。即ち、一方の測定値は対向センサSを
浮かせて(即ち、電気的に接続しないで)求め、他方の
測定値は対向センサSを接地して求める。第2の実施の
形態では、対向する電極Eを接地してセンサSのローデ
ィング電流または他の電流が測定される。
【0070】この第1の実施の形態を参照して、ボトム
電極Eを例として取り上げる。他の電極・センサ組合わ
せについても同じ測定を使用することができる。浮いた
状態での測定は、 B=K(A/(R+d)+Sfloat /d) によって表される。ここに、Bはボトム電極Eの受信ま
たはローディング電流(前述したものと類似の式におけ
るSb)であり、Sfloatは浮かせた状態の厚みセンサS
によってもたらされるロードを表している。Sfloat
は、センサS及び対向する電極Eの相対サイズ及び形状
の関数として決定される定数である。
【0071】センサSを接地しての測定は、 Ba=K(A/(R+d)+Sgnd /d) によって表される。ここに、Baはボトム電極Eの受信
またはローディング電流(前述したものと類似の式にお
けるSb)であり、Sgndは接地した状態の厚みセンサS
によってもたらされるロードを表している。Sgndも、
センサS及び接地された接続の相対サイズ及び形状の関
数として決定される定数である。
【0072】電極は、スイッチ702を使用して浮かせ
ることも、または接地することもできる。スイッチは、
上述したように、トランジスタ、マルチプレクサ、また
は他のスイッチングデバイスからなる。
【0073】上述した式を組合わせると、次式が得られ
る。 Ba−B=K(Sgnd /d−Sfloat /d)
【0074】Sfloat は、好ましくは小さくする。例え
ば、センサSは上述したように小さめの面積であり、S
float を決定から除外することができる。そこで、組合
わされた式は次のようになる。 Ba−B=K(Sgnd /d)、または d=K(Sgnd /(Ba−B))
【0075】A及びRを計算するために、トップ及びボ
トム電極の測定T及びBが求められる。センサSを使用
した付加的な測定を使用することができる。トップ及び
ボトム電極Eについて解けば、 T=K(A/R)、及びR=K(A/T) B=K(A/(Rd)) Aについて解くことによって、 A=定数*(TB/(T−B))*(Sgnd /(Ba−B)
【0076】同様に、Rは距離dについて、 (Sgnd /
(Ba−B)を使用して上述したように解かれる。A及
びRは、搭乗者を特徴付け、エアバッグまたは他のシス
テムを制御するために上述したように使用される。Aま
たはRのための式内の定数は実験を通して決定され、上
述した諸要因の何れかを斟酌することができる。
【0077】距離dが測定されない場合に圧縮を補償す
るために、式にB-yを乗ずるようなさらなる変数を使用
することができる。実験によって、yとして0.4が選択
されている。好ましくは、距離は上述したようにして測
定する。他の代替実施の形態では、Sfloatが重要であ
るものとし、A及びRを計算するために使用される。
【0078】距離dを測定するための第2の実施の形態
では、センサSは振動信号に接続される。センサ形態の
1実施の形態を図10に示す。上述したような、または
図9に示すような他の形態を使用することもできる。図
10は、3つのトップ電極E及び2つのボトム電極Eを
示している。トップ電極Eに対向する3つのセンサS
は、相互に電気的に接続されている。代替実施の形態で
は、センサSは電気的に独立している。
【0079】上述した電極測定に続いて、センサSが厚
みdを測定するために使用される。例えば、センサSを
振動信号に接続し、対向する電極Eを接地する。電極E
を接地することによって、搭乗者によってもたらされる
電流の衝撃が最小になる。
【0080】ローディング電流が測定される。距離dが
小さいと、センサSのローディング電流は大きくなる。
実験的に決定された値を使用して、ローディング電流を
対応する距離に整合させる。この距離は、A及びRを解
くための上式内に使用されている。
【0081】8ビットマイクロコンピュータを使用し
て、この実施の形態を実現するための例示ソフトウェア
コードを付録Aに記述してある。このコードは、ビジュ
アルベーシックコードからなる。付録Aのコード内のc
h(x)は現在の出力の読み(ビットで)であり(xは、
その中に記載されているチャンネル数)、sys const
(y)はアンロードされた出力の読み(ビットで)を表し
ている(yは、その中に記載されているチャンネル
数)。またTh Valuesは実験的に決定されたしきい値、
または絶縁体厚みのような値を表している。付録Aの例
示コードの場合、システムは以下の機能を直列的に遂行
する。1)出力の読みを電圧に変換し、ケーブル長を補
償する、2)接地された搭乗者状態をチェックするため
に計算を遂行する、3)2周波数データを使用してロー
ドの複素インピーダンスを計算する、4)電極に関連す
る距離(d)を計算する、5)ロードの実効表面積
(A)を計算する、6)トップ層電極上のロードの距離
(R)を計算する、7)搭乗者分類に使用される判定パ
ラメータ(例えば、実効表面積の平均、実効表面積の最
大値、ロードの合計容量等)を計算する、及び8)判定
パラメータを使用し、所定のしきい値に基づいて搭乗者
を分類する。
【0082】一実施の形態では、距離dを使用して搭乗
者の対応する重量を決定する。圧縮量は、搭乗者によっ
て加えられつつある重量を表している。この関係は、上
述したように実験的に決定される。距離dが小さいこと
は、搭乗者の体重が大きいことを指示している。
【0083】一実施の形態では、座席にロードが加わる
前後の(即ち、搭乗者が着座する前後の)測定の関数と
して決定される。例えば、センサと電極との間の容量
が、距離の関数として線形であるものとする。図10の
センサ配列を使用すれば、センサの無ロード電圧Vi
k*3S/d0に等しく、センサSのロード電圧VLはk*
3S/dLに等しい。但し、d0及びdLはそれぞれ無ロー
ド及びロードされた距離であり、Sはセンサに対向して
いる電極の実効表面積であり、kは定数である。d L
ついて解けば、 dL=d0(VL /Vi)である。ローディ
ング状態の下にある絶縁体のこの総合厚みは、総合A、
R、及び/または重量値を決定するために使用すること
ができる。
【0084】重量または距離は、A及びR値と共に搭乗
者を特徴付け、エアバッグシステムを制御するために使
用される。例えば、搭乗者のサイズ及び位置のような特
性を決定するために、各変数(例えば、W、R、及び
A)にしきい値及び論理関係が適用される。重量Wは、
搭乗者が大人であるのか、または小柄の大人/子供であ
るのかを指示することができる。
【0085】別の例として、これらの変数の2つまたは
それ以上の重み付けされた組合わせが使用される。実験
に基づくというような、種々の組合わせも使用できる。
例えば、1/3W+1/3Amax+1/3Aavgの加重平均としき
い値とを比較して、搭乗者が大人であるのか、または小
柄の大人/子供であるのかを決定する。Rは、チャイル
ドブースタシートが使用されているか否かを決定するた
めに論理的に使用される。他の機能関係または計算を使
用することもできる。
【0086】さらなる実施の形態では、電極アレイにま
たがる重量分布が決定されるか、または座席の特定のセ
クションのために分離したA、R、またはd値が決定さ
れる。例えば、図10のセンサ配列を使用した場合、距
離d2、d3、d4、d5、及びd6は、それぞれの5つの
電極に対応する。Cap1-2、Cap1-4、及びCap1-6はそれぞ
れ、電極2、4、及び6に関連する容量変化であり、こ
の容量の変化は電流差によって表されるから、測定され
たチャンネル1センサ電圧または関連電流CH1はCap1-2
+Cap1-4+Cap1-6に等しい。Cap1-2はkS(1/d2−1/
0)に等しく、Cap1-4はkS(1/d4−1/d0)に等し
く、そしてCap1-6はkS(1/d6−1/d0)に等しい。Ca
p1-2、Cap1-4、及びCap1-6が各関連チャンネルCH2、C
H4、及びCH6における電圧または電流に等しいか、また
はほぼ等しいものとし、また合計チャンネル電圧CHTをC
H2+CH4+CH6に等しいと定義すれば、d2は (CHT*
0)/(CH T+m* CH1 * CH2 *d0)に等しく、d4は
(CHT*d0)/(CHT+m**CH1 * CH4*d0)に等しく、そ
してd6は(CHT*d0)/(CHT+m* CH1 * CH6 *d0)に
等しい。ここに、mは定数である。d3及びd5は、隣接
する電極に関連する距離の平均であるとしている。A及
びR値は、各セクション毎に別々に、同じようにして決
定することができる。
【0087】座席のセクションのための分離したA、
R、及び/またはd値は、ロードを特徴付けるために使
用される。例えば、これらの値は、どのしきい値または
アルゴリズムを適用するのかを決定するために、搭乗者
の分布を指定するために、最大値、最小値、または平均
値を計算するために、搭乗者の特性を補償できるように
するために、または他の値または他の使用を補正するた
めに(付録A及びB参照)使用される。距離分布の関数
としての重量分布は、搭乗者を更に特徴付けるために使
用することができる。
【0088】種々の測定、計算、または決定の何れか1
つまたはそれ以上は、同乗者コンパートメント内の環境
状態に応答させることができる。同乗者検出システム
は、同乗者の接地状態、湿度、及び水分のような1つま
たはそれ以上の環境状態に応答する。
【0089】接地状態検出 上述したインピーダンスをベースとする同乗者検出シス
テムにおいては、ローディング測定中、使用されない電
極は接地される。容量感知同乗者検出システムも、使用
されない電極を接地する。同乗者の異なる接地状態を考
慮するために、接地から切り離されている使用されてい
ない電極を使用して付加的な測定が行われる。
【0090】第2の電極において信号が測定されている
間、第1の電極は接地されている。スイッチまたはマル
チプレクサ514(図4)が電極を接地に接続する。例
えば(図5参照)、ローディング電流は電極102、1
04、106、108、110、または112の1つに
おいて測定され、他の電極は接地されている。センサS
が設けられている場合には(図9及び10参照)、この
センサは、電極へ供給される振動信号に接続される。代
替として、センサは接地するか、または浮かせることが
できる。
【0091】次いで、第1の電極を接地から切り離し、
第1の電極を浮かせる(即ち、電気的に接続されない)
ことができるようにする。例えば、スイッチまたはマル
チプレクサ514(図4)を開く。代替実施の形態で
は、第1の電極を接地から切り離し、発振回路506
(図4)または別の信号源に接続する。例えば、第1及
び第2の両電極に同じ振動信号を印加する。ローディン
グまたは受信電流を第2の電極において測定し、第1の
電極は接地から切り離す。センサSが設けられている場
合には(図9及び10参照)、このセンサは、電極へ供
給される振動信号に接続する。代替として、センサは接
地するか、または浮かせることができる。
【0092】関連測定シーケンスによる上述した接続及
び切り離しは、各電極における測定に関して繰り返すこ
とができる。例えば、各電極毎に2回の測定を行う(1
回目は、1つまたはそれ以上の電極を接地し、2回目は
1つまたはそれ以上の電極を接地から切り離して行
う)。代替実施の形態では、関連測定シーケンスによる
接続及び切り離しは1つの電極、または全ての電極のサ
ブセットについて遂行する。
【0093】シーケンスの2回の測定を比較する。他の
電極の同一接地接続に関連する測定を平均するか、また
は組合わせることができる。異なる電極からのこれらの
類似測定も平均するか、または組合わせることができ
る。
【0094】もし異なる接地接続に関連する2回の測定
が実質的に同一であれば、同乗者は適切に接地されてい
るのである。もし2回の測定が実質的に異なれば、同乗
者は接地されていない。実質的に異なる値は、同乗者検
出システムを用いた実験に基づく異なる同乗者特性決定
をもたらす接地レベルに対応する値からなる。一実施の
形態では、実質的に異なる値は、互いに約5−100%、
好ましくは50−100%、より好ましくは75−100%異なる
値からなる。代替実施の形態では、3つまたはそれ以上
の接地レベルに関連する2つまたはそれ以上のしきい値
が設けられている。
【0095】同乗者が適切に接地されていると決定され
た場合には、他の電極を接地して得られた測定を使用
し、上述したようにして同乗者を特徴付ける。同乗者が
接地されていない、または部分的にしか接地されていな
いと決定された場合には、同乗者の低下したインピーダ
ンス効果を斟酌するように、信号、アルゴリズム、表
値、計算、または別のパラメータが変更される。例え
ば、測定された信号値にはある重みが乗算されるか、ま
たは接地状態の関数として同乗者を検出するために使用
される表が選択される。重みは、同乗者検出のために使
用される信号値(例えば、他の電極を接地しての信号
値)に、またはこれらの信号値のサブセットにのよう
に、選択的に適用することができる。
【0096】図5、9、10の実施の形態のための例で
は、同乗者着座領域に最も近い層上の電極について測定
された値に1つの重みが乗じられ、同乗者着座領域から
離れた層上の電極について測定された値に別の重みが乗
じられる。一実施の形態においては、上側層測定には2/
3のような小さめの重みが適用され、下側層測定には9/1
0のような大きめの重みが適用される。他の重みも使用
することができ、またこのような乗算に加えて、または
代替として他の関数を使用することができる。
【0097】湿度検出 同乗者検出システムは、湿度に感応させることができ
る。図2及び10を参照する。湿度センサH1は湿度レ
ベルを検出する。同乗者検出システムは、同乗者の検出
に及ぼす湿度効果を考慮に入れるように湿度センサに応
答する。
【0098】図11は、発振回路506及び検出器50
4(図4)に接続される湿度センサ回路を示している。
電極のためのチャンネルとは別のチャンネルが、湿度セ
ンサ800をマイクロプロセッサ502に接続するため
に設けられている。湿度センサ800は、同乗者検出シ
ステム500内の電極またはアンテナとして接続されて
いる。湿度レベルは、各電極における電流測定の各サイ
クル内に順次に、またはより多くの、またはより少ない
頻度で測定される。
【0099】湿度センサ回路は、湿度センサ800、抵
抗802及び804、及びバッファ806及び808を
含む。送信用バッファ806は発振回路または別の信号
源に接続され、測定用バッファ808は検出器504に
接続される。
【0100】湿度センサ800は、容量型湿度センサか
らなる。例えば、湿度センサ800は、振動ドライブ信
号に応答して動作するソリッドステート湿度センサから
なる。他の型の湿度センサを使用することもできる。湿
度センサ800は座席トリムとクッションフォームとの
間に位置決めされ、トリム、着座領域、または同乗者コ
ンパートメント内の水蒸気または液体の量を感知する。
一実施の形態では、湿度センサ800は少なくとも1つ
の電極に近接して位置決めされる。代替実施の形態で
は、湿度センサ800は、同乗者コンパートメント内の
座席フォーム、座席の傍ら、または別の位置に位置決め
される。更に別の代替実施の形態では、湿度センサ80
0は、空気処理(例えば、空気加熱または空調)ユニッ
ト内に位置決めされている湿度センサからなる。
【0101】振動信号のような信号が、送信用バッファ
806から湿度センサ800へ印加される。この振動信
号は120−125kHzのような周波数で、送信バッファ8
06へ周期的に供給される。
【0102】抵抗802及び804は分圧器を構成して
おり、湿度センサ800と送信用バッファ806との間
に直列に接続されている。一実施の形態では、抵抗80
2及び804の一方または両方は、温度補償用サーミス
タからなっている。湿度センサ800に近接する抵抗8
02にまたがる電圧降下が、測定用バッファ808へ印
加される。この電圧降下は、湿度センサ800内の電流
に対応する。従って、分圧器,測定用バッファ808、
及び検出器504は電圧検出器を構成しているが、他の
電圧検出器を使用することもできる。一実施の形態で
は、湿度センサに接続されている抵抗802は1kΩの
抵抗であり、送信用バッファ806に接続されている抵
抗804は10kΩの抵抗である。湿度レベルを測定する
ために、他の抵抗または回路を使用することができる。
【0103】検出器504は、測定用バッファ808の
出力を、湿度センサ800内の電流のRMS値を表す直
流電圧に変換する。一実施の形態では、測定された湿度
レベル及び温度測定から絶対湿度が計算される。同乗者
コンパートメント内に位置決めされた温度計からの出力
を使用して、マイクロプロセッサ502は絶対湿度を計
算する。代替実施の形態では、検出器504からの測定
された湿度は単独に使用されるか、または他の値と組合
わされる。
【0104】測定された値、アルゴリズム、プロセス、
または表は、湿度レベルの関数として変更または選択さ
れる。例えば、同乗者の存在または特性について測定さ
れた電流に関連付けた複数の(例えば、20)表が設けら
れている。各表は、湿度と、測定用容量またはインピー
ダンスとの間の関係の関数として、異なる湿度レベルま
たはレベルの範囲に対応する。別の例として、電極にお
ける電流を表す測定された値は、10℃と50℃との間の温
度が与えられると、最大湿度に対して約5%だけ変更さ
れる。他の変更量を与えることもできる。分解能及び関
連変更量または表選択は、実験または湿度と測定された
値との理論的関係に基づく。
【0105】水分検出 同乗者検出システムは、アンテナ、電極、その他のセン
サに近接する液体に感応することができる。1つまたは
それ以上の水分センサが設けられている。同乗者検出シ
ステムは水分センサに応答し、同乗者の検出に及ぼす液
体の効果を斟酌する。
【0106】一実施の形態では、同乗者検出システムの
電極から分離して水分センサが設けられている。図2及
び10を参照する。水分センサW1は水分レベルを検出
する。水分センサW1は、布または他の水分吸収または
保持材料によって分離されている2つの電極からなる。
例えば、2つの矩形電極が1mmの布テープによって分
離されている。代替実施の形態では、水分センサW1の
2つの電極の一方は同乗者検出システムの電極の一方か
らなっている。他の水分センサも使用することができ
る。水分センサW1は、座席1のファブリックカバーリ
ング内に、座席絶縁体のトップまたはボトム表面上に、
または絶縁体内に位置決めされる。一実施の形態では、
水分センサW1は、同乗者検出システムの電極の1つま
たはそれ以上に近接して位置決めされる。
【0107】水分センサW1の2つの電極の間の抵抗を
測定する。例えば、振動電流または直流信号を印加して
電圧降下を測定する。抵抗は、2つの電極の間に吸収さ
れた水分または液体の量の関数として変化する。
【0108】代替実施の形態では、水分センサは、搭乗
者の存在を検出するために使用されるものと同一の電極
の1つまたはそれ以上からなる。水分を検出するため
に、2つの異なる送信周波数に応答する測定が行われ
る。例えば、125kHz及び90kHzを順次に送信し、
それに応答するローディング及び受信測定が行われる。
測定中、非送信または非受信電極は接地される。
【0109】送信された波形に対する各測定の位相角遅
延が、マイクロプロセッサ502または別のデジタルま
たはアナログデバイスによって計算される。例えば、以
下の式が使用される。
【数1】 但し、vi1及びvo1は低い周波数送信に応答して測定さ
れた電圧であり、vi2及びvo2は高い周波数送信に応答
して測定された電圧であり、ω1及びω2は送信周波数で
ある。
【0110】測定に関係する電極と、他の電極との間の
抵抗Rは、位相角の関数として計算される。
【数2】 ここに、R0は測定用電極に関連するチャンネルの出力
インピーダンスである。容量も同様に解くことができ
る。
【数3】
【0111】電極間の抵抗または抵抗変化は、その電極
に関連する水分レベルを表す。もし抵抗変化があるしき
い値を越えれば、同乗者検出システムの電極は濡れてい
ると見做される。一実施の形態では、水分レベルは同乗
者検出システムの各電極毎に別々に測定される。代替実
施の形態では、1つの電極または電極のサブセットが使
用される。
【0112】同乗者の存在は、測定された水分に応答し
て決定される。マイクロプロセッサ502または別のア
ナログまたはデジタルデバイスは、測定された水分の関
数として変化を実現する。一実施の形態では、あるしき
い値より高い水分レベルに応答して異常信号を生成す
る。同乗者の存在の検出は、水分量の結果としての異常
として決定される。別の実施の形態では、同乗者を検出
するための上述した値、アルゴリズム、表、または計算
の何れかを、検出した水分レベルの関数として変更また
は選択する。変更の型または量は、同乗者の検出に及ぼ
す水分レベルの効果を示す実験に基づく。
【0113】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではない。例えば、発振器からの信号出力の周波
数は、検出すべき対象に依存して、120kHz以外である
ことができる。更に、信号の電圧振幅は5乃至12Vの範
囲外であることができ、また出力波形は正弦波以外の波
形であることができる。電極は、ルーフライナー内、床
上、座席背部内、ダッシュボード上、及び/または後席
の前の座席上のような同乗者着座領域に近接する異なる
位置に位置決めすることができる。本システムは、ビー
クルの前方衝撃エアバッグ、サイド衝撃エアバッグ、シ
ートベルト制御装置、温度制御装置、その他のデバイス
と共に動作させるために使用することができる。ローデ
ィング電流であるのか、受信電流であるのか、またはそ
れらの組合わせであるかには拘わらず、測定は同乗者を
分類するための種々のアルゴリズムの何れかと共に使用
することができる。本システムは、占有者の特性に依存
してデバイスを制御する病院のベッドのような、他の応
用に対しても使用することができる。2層より多くの電
極を使用することもできる。0、1つ、またはそれ以上
の環境センサ、及び関連測定シーケンスも使用すること
ができる。
【0114】以上に、種々の実施の形態を説明したが、
本発明の範囲から逸脱することなく種々の変化及び変更
を考案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電界送信を使用する同乗者検出システムの基本
動作を示す図であって、(a)は2つの電極間の妨害さ
れない電界分布を示し、(b)は2つの電極間に物体が
存在する場合の電界分布を示している。
【図2】複数の電極の配列の一実施の形態の斜視図であ
る。
【図3】同乗者検出システムの一実施の形態のブロック
図である。
【図4】同乗者検出システムの別の実施の形態のブロッ
ク図である。
【図5】電極の配列の一実施の形態の側面図及び上面図
である。
【図6】同乗者を検出する方法の一実施の形態のフロー
チャートである。
【図7】一実施の形態におけるロードに対する電極層の
位置決めを示す図である。
【図8】同乗者を分類する方法の一実施の形態のフロー
チャートである。
【図9】電極の配列の一実施の形態を示す図である。
【図10】電極の配列の別の実施の形態を示す図であ
る。
【図11】湿度センサを有する受信機チャンネルの一実
施の形態の回路図である。
【符号の説明】
1 座席 100 電極の配列 102〜112 電極 114 絶縁体 400 同乗者検出システム 402 搭乗者感知ユニット 404 補助高速システム 406 ディスプレイメータ 408 搭乗者警告灯 410 SRS警告灯 412 搭乗者センサ 414 通信ブロック 416 警告灯制御ブロック 418 記録ブロック 420 トラブル診断ブロック 422 電界センサ 424 電界ドライバ及び検出器 426 搭乗者識別装置 500 同乗者検出システム 502 マイクロプロセッサ 504 検出器 506 発振回路 508 信号コンディショナ 510 センサ 512、514 選択回路 516、518、520 演算増幅器 522 抵抗 524 シールドケーブル 526 電極 528 全波整流器 530 フィルタ回路 600 電極のトップ層 602 電極のボトム層 604 ロード 702 スイッチ 800 湿度センサ 802、804 抵抗 806、808 バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シウー−アン シー アメリカ合衆国 ジョージア州 アルファ レッタ テンバリー ウェイ 5565 (72)発明者 グレゴリー ティー トンプソン アメリカ合衆国 ジョージア州 30236 ジョンズボロー フェアデイル アヴェニ ュー 9539 Fターム(参考) 3B087 DE08 3B088 QA05 3D054 EE11 EE25

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同乗者着座領域内の同乗者を感知するた
    めのビークル同乗者検出システムであって、 同乗者検出システムと、 上記同乗者検出システムに接続されている湿度センサ
    と、を備え、 上記同乗者検出システムは、上記湿度センサに応答する
    ことを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 上記同乗者検出システムは、容量性感知
    システムからなる請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 上記同乗者検出システムは、 少なくとも1つの電極と、 上記少なくとも1つの電極において電流を検出するよう
    に動作可能な回路と、を備えている請求項1に記載のシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記回路は、上記少なくとも1つの電極
    からのデータの関数として上記同乗者の特性を決定する
    ように動作するコントローラを備えている請求項3に記
    載のシステム。
  5. 【請求項5】 上記湿度センサは、ソリッドステート容
    量性湿度センサからなる請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 上記湿度センサは、座席内に位置決めさ
    れている請求項1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 上記同乗者検出システムは、上記座席内
    に電極を備えている請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 上記湿度センサに作動的に接続されてい
    る発振器と、上記湿度センサに作動的に接続されている
    電圧検出器とを更に備えている請求項1に記載のシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 上記電圧検出器は、 上記湿度センサと上記発振器との間に直列に接続されて
    いる2つの抵抗と、 上記2つの抵抗の間に接続されているバッファと、を備
    えている請求項8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 上記湿度センサの出力の関数として、
    上記同乗者検出システムの測定された値が変更される請
    求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 上記湿度センサの出力の関数として、
    上記同乗者検出システムのための表が選択される請求項
    1に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 上記同乗者検出システムは、エアバッ
    グ制御システムに作動的に接続されている請求項1に記
    載のシステム。
  13. 【請求項13】 同乗者着座領域内の同乗者を感知する
    ためのビークル同乗者検出方法であって、 (a)湿度を測定するステップと、 (b)上記同乗者着座領域内の同乗者の存在を決定する
    ステップと、を含み、 上記ステップ(b)は、上記測定された湿度の関数であ
    ることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 上記ステップ(b)は、容量性感知シ
    ステムを用いて上記存在を決定するステップを含む請求
    項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 上記ステップ(b)は、少なくとも1
    つの電極内の電流を検出するステップを含む請求項13
    に記載の方法
  16. 【請求項16】 (c)上記少なくとも1つの電極から
    のデータの関数として、上記同乗者の特性を決定するス
    テップ、を更に含む請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記ステップ(a)は、湿度感応容量
    を測定するステップを含む請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記ステップ(a)は、座席内に位置
    決めされているセンサを用いて測定するステップを含む
    請求項13に記載の方法。
  19. 【請求項19】 上記ステップ(b)は、上記座席内の
    電極における信号に応答して決定するステップを含む請
    求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 上記ステップ(a)は、 (a1)湿度センサへ振動信号を印加するステップと、 (a2)上記湿度センサに接続されている電圧を検出す
    るステップと、を含むことを特徴とする請求項13に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 上記湿度センサの出力の関数として、
    測定された値が変更される請求項13に記載の方法。
  22. 【請求項22】 上記湿度センサの出力の関数として、
    表が選択される請求項13に記載の方法。
  23. 【請求項23】 (c)上記ステップ(b)に応答して
    エアバッグシステムを制御するステップを更に含む請求
    項13に記載の方法。
  24. 【請求項24】 同乗者着座領域内の同乗者を感知する
    ためのビークル同乗者検出システムであって、 同乗者検出システムと、 上記同乗者検出システムに接続されている水分センサ
    と、を備え、 上記同乗者検出システムは、上記水分センサに応答する
    ことを特徴とするシステム。
  25. 【請求項25】 上記同乗者検出システムは、容量性感
    知システムからなる請求項24に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 上記同乗者検出システムは、 少なくとも1つの電極と、 上記少なくとも1つの電極内の電流を検出するように動
    作可能な回路と、を備えている請求項24に記載のシス
    テム。
  27. 【請求項27】 上記回路は、上記少なくとも1つの電
    極からのデータの関数として、上記同乗者の特性を決定
    するように動作するコントローラを備えている請求項2
    6に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 上記水分センサは、吸収性材料によっ
    て接続されている2つの導体からなる請求項24に記載
    のシステム。
  29. 【請求項29】 上記水分センサは、座席内に位置決め
    されている請求項24に記載のシステム。
  30. 【請求項30】 上記同乗者検出システムは、上記座席
    内の上記水分センサに近接している電極を備えている請
    求項29に記載のシステム。
  31. 【請求項31】 上記2つの導体間の抵抗を測定する回
    路を更に備えている請求項28に記載のシステム。
  32. 【請求項32】 異なる周波数における送信の関数とし
    て、水分レベルを決定するように動作可能なプロセッサ
    を更に備えている請求項24に記載のシステム。
  33. 【請求項33】 上記同乗者検出システムの測定された
    値は、水分レベルの関数として変更される請求項24に
    記載のシステム。
  34. 【請求項34】 水分レベルの関数として、上記同乗者
    検出システムの表が選択される請求項24に記載のシス
    テム。
  35. 【請求項35】 上記検出された水分は、上記同乗者検
    出システムの異常状態を生成する請求項24に記載のシ
    ステム。
  36. 【請求項36】 上記同乗者検出システムは、エアバッ
    グシステムに作動的に接続されている請求項24に記載
    のシステム。
  37. 【請求項37】 同乗者着座領域内の同乗者を感知する
    ためのビークル同乗者検出方法であって、 (a)水分を測定するステップと、 (b)上記同乗者着座領域内の同乗者の存在を決定する
    ステップと、を含み、 上記ステップ(b)は、上記測定された水分の関数であ
    ることを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】 上記ステップ(b)は、容量性感知シ
    ステムを用いて上記存在を決定するステップを含む請求
    項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 上記ステップ(b)は、少なくとも1
    つの電極において電流を検出するステップを含む請求項
    37に記載の方法
  40. 【請求項40】 さらに、(c)上記少なくとも1つの
    電極からのデータの関数として、上記同乗者の特性を決
    定するステップを含む請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 上記ステップ(a)は、抵抗を測定す
    るステップを含む請求項37に記載の方法。
  42. 【請求項42】 上記ステップ(a)は、座席内に位置
    決めされているセンサを用いて測定するステップを含む
    請求項37に記載の方法。
  43. 【請求項43】 上記ステップ(b)は、上記座席内の
    センサに近接する電極内の信号に応答して決定するステ
    ップを含む請求項42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 上記ステップ(a)は、 (a1)第1及び第2の振動信号を、それぞれ第1及び
    第2の周波数で印加するステップと、 (a2)上記ステップ(a)に応答する信号の関数とし
    て水分レベルを計算するステップと、を含む請求項37
    に記載の方法。
  45. 【請求項45】 上記測定された水分の関数として、測
    定された値が変更される請求項37に記載の方法。
  46. 【請求項46】 上記測定された水分の関数として、表
    が選択される請求項37に記載の方法。
  47. 【請求項47】 さらに、(c)上記ステップ(b)に
    応答してエアバッグシステムを制御するステップを含む
    請求項37に記載の方法。
  48. 【請求項48】 上記ステップ(b)は、水分レベルが
    あるしきい値を越えた場合、異常信号を送るステップを
    含む請求項47に記載の方法。
  49. 【請求項49】 同乗者着座領域内の同乗者を感知する
    ためのビークル同乗者検出方法であって、 (a)第1の電極を接地に接続するステップと、 (b)上記第1の電極が接地に接続されている間に、第
    2の電極において第1の信号を測定するステップと、 (c)上記第1の電極を接地から切り離すステップと、 (d)上記第1の電極を接地から切り離して上記第2の
    電極において第2の信号を測定するステップと、 (e)上記第1及び第2の信号の関数として、上記同乗
    者の接地された状態を決定するステップと、を含むこと
    を特徴とする方法。
  50. 【請求項50】 上記ステップ(c)は、上記第1の電
    極を浮動可能にするステップを含む請求項49に記載の
    方法。
  51. 【請求項51】 上記ステップ(c)は、上記第1の電
    極に信号を印加するステップを含む請求項49に記載の
    方法。
  52. 【請求項52】 さらに、(f)上記ステップ(d)中
    に、上記第2の電極に振動信号を印加するステップを含
    み、 上記ステップ(c)は、上記第1の電極に上記振動信号
    を印加するステップを含む請求項51に記載の方法。
  53. 【請求項53】 さらに、(f)電極の異なる組合わせ
    に関して上記ステップ(a)−(d)を繰り返すステッ
    プを含む請求項49に記載の方法。
  54. 【請求項54】 上記ステップ(b)及び(d)は順次
    に遂行される請求項49に記載の方法。
  55. 【請求項55】 上記ステップ(e)は、上記第1の信
    号と上記第2の信号とを比較するステップを含む請求項
    49に記載の方法。
  56. 【請求項56】 さらに、(f)上記第1の信号が上記
    第2の信号と実質的に異なる場合、上記第1の信号を変
    更するステップを含む請求項55に記載の方法。
  57. 【請求項57】 上記第2の電極から上記同乗者着座領
    域までの距離の関数として変更するステップを含む請求
    項56に記載の方法。
  58. 【請求項58】 上記ステップ(e)は、上記第1の信
    号の振幅が上記第2の信号の振幅と実質的に同一である
    場合、上記同乗者が接地されていると決定するステップ
    を含む請求項55に記載の方法。
  59. 【請求項59】 さらに、(f)上記第1の信号が上記
    第2の信号と実質的に異なる場合、表を選択するステッ
    プを含む請求項55に記載の方法。
  60. 【請求項60】 同乗者着座領域内の同乗者の接地状態
    を決定するためのビークル同乗者検出システムであっ
    て、 第1及び第2の電極と、 上記第1の電極を接地に接続するように動作可能なスイ
    ッチと、 上記第1の電極が接地に接続されている時に、及び上記
    第1の電極が接地から切り離されている時に、それぞれ
    上記第2の電極において第1及び第2の信号を測定する
    手段と、を備えていることを特徴とするシステム。
  61. 【請求項61】 上記スイッチは、上記第1の電極を接
    地に接続し、上記第1の電極と他の電極との間の接続を
    開くように動作可能である請求項60に記載の方法。
  62. 【請求項62】 上記スイッチは、上記第1の電極を接
    地に、及び発振器に接続するように動作可能である請求
    項60に記載の方法。
  63. 【請求項63】 測定用の手段に接続されているプロセ
    ッサを更に備え、上記プロセッサは上記第1の信号と上
    記第2の信号とを比較するように動作可能である請求項
    60に記載の方法。
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