JP2010249474A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】食品の凍結状態をより正確に検出することのでき、衛生的な冷蔵庫を得る。
【解決手段】切替室200と、切替室200内を冷却する冷却手段(図示せず)と、切替室200の内部に着脱可能に設置されて食品を載置可能なトレイ5と、導電性部材からなり、交流電圧を加える電源7に接続されて電界を発生させる電極部6と、トレイ5に載置された食品の水分の相変化に対応する検出信号を電極部6から取得する検出部8とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、食品を冷凍保存あるいは過冷却保存する冷蔵庫に関する。
一般に、食品を保存する際には、低温傷害などを生じる食品を除き、できるだけ低い温度域を維持することが品質維持のために望ましいとされる。従来の冷蔵庫においても、庫内温度を0℃前後に保つチルド保存、−3℃前後に保ち食品を微凍結させるパーシャル保存などが行われてきた。
そして、近年では、凍結温度以下まで冷却されても食品が凍っていない状態である過冷却状態で食品を保存する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方で、チルド保存、パーシャル保存、過冷却保存などを適切に行うためには、冷蔵庫の庫内温度及び食品の温度を正確に把握して冷却手段を制御する必要がある。設定した温度に制御する技術として、「加熱と冷却が可能な熱源装置を備えた貯蔵庫内に配設されるベクトルインピーダンスを検出するための電極検出部と、この電極検出部の上側に載せられる被検出体の温度変化に対応する検出信号を電極検出部から受けて被検出体のベクトルインピーダンスを検出するベクトルインピーダンス検出器と、このベクトルインピーダンスの検出信号に基づいて前記熱源装置の動作を制御し被検出体をチルド・パーシャル領域の設定温度に保つ制御部とを有する」ものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−4260号公報(第5頁、図3) 特公平7−76664号公報(第2頁、第3頁、第1図)
過冷却状態で食品を保存する場合、0℃以下、特に凍結温度以下となったときには、物理的又は温度的な刺激により食品は凍結しやすくなる。そして、部分的に凍結が起こった場合には細胞損傷が起き、品質が低下しやすいことが知られている。このため、高品質で食品を保存するためには、食品の温度や状態を適切な状態に維持する必要がある。
上記特許文献2に記載の技術によれば、電界を食品の内部に通してベクトルインピーダンスを検出し、この検出値から導かれる食品温度に基づいて冷却運転を制御している。このため、凍結温度(例えば0℃)以下であっても凍結していない状態を維持する過冷却運転においては、適切な冷却運転の制御を行うことができない。
また、特許文献2に記載の技術は、電極検出部に食品を直接接触させるものである。このため、電極検出部への結線などを考慮すると、電極検出部を取り外すことが困難であり、衛生性や使い勝手の点で問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、食品の凍結状態をより正確に検出することのでき、衛生的な冷蔵庫を提供するものである。
本発明に係る冷蔵庫は、食品を保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内を冷却する冷却手段と、前記貯蔵室の内部に着脱可能に設置されて食品を載置可能なトレイと、導電性部材からなり、交流電圧を加える電源に接続されて電界を発生させる電極部と、前記トレイに載置された食品の水分の相変化に対応する検出信号を前記電極部から取得する検出部とを備えたものである。
本発明によれば、着脱可能なトレイに載置された食品の水分の相変化に対応する検出信号を取得する。このため、食品の凍結状態をより正確に検知することができる。また、食品と電極部に直接接触させないので、衛生的である。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図である。 実施の形態1に係る切替室の側面断面模式図である。 実施の形態1に係る切替室の平面模式図である。 マグロの未凍結状態と凍結状態における電界の変化を比較した図である。 チルド設定時の食品の芯温度と電界変化に伴う検出信号例を示す図である。 過冷却時の食品の芯温度と電界変化に伴う検出信号例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る切替室の側面断面模式図である。 本発明の実施の形態3に係る切替室の側面断面模式図である。 被検出体と電極との距離と、電界の変化に伴う検出信号との関係を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る切替室の側面断面模式図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図である。冷蔵庫1は、最上部に開閉ドアを備えて配置される冷蔵室100と、冷蔵室100の下方に配置される切替室200と、切替室200と並列に配置される引き出しドアを備えた製氷室300と、切替室200及び製氷室300の下方に配置されて引き出しドアを備えた冷凍室400と、最下部に配置されて引き出しドアを備えた野菜室500を備える。
また、冷蔵室100の扉表面には、各庫内室の温度や設定を調節する操作スイッチと、各庫内室の温度などを表示する液晶表示部などを備えた操作パネル(図示せず)が設けられている。
また、図示しないが、冷蔵庫1には冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒を絞るキャピラリーチューブ、ガス状態の冷媒の熱を庫外に放熱して凝縮させる凝縮器、及び液状態の冷媒を気化させ得る冷熱で庫内空気を冷却する冷却器を備えた冷凍サイクルが形成されている。また、冷却器を通過し各庫内室へ冷気を運ぶ通気ダクトと送風機、及び各庫内室への冷気供給量を調節するダンパ等の冷気循環装置と、冷蔵庫の各機器動作を制御する制御基板等の制御装置を備える。これらの装置により冷気を供給して冷蔵庫内の各庫内室の温度を変化させ、あるいは所定の温度に保つとともに、霜取りや製氷、照明などの制御を行っている。なお、以降の説明において、冷凍サイクルと冷気循環装置を総称して冷却手段と称し、この冷却手段を制御して各庫内室の冷却状態を設定された状態に保つよう運転することを、冷却運転と称する。
切替室200は、冷凍温度帯(−18℃)から、冷蔵、野菜、チルド(0℃)、ソフト冷凍(−7℃)などの各温度帯に切り替えることができるとともに、食品を過冷却状態に維持する過冷却モードに切り替えることができる。過冷却モードとは、食品の凍結点以下まで冷却しても食品が凍っていない状態である過冷却状態を維持するよう冷却手段を制御するモードである。
食品の過冷却状態を作り維持するためには、食品全体を均一に冷却し、空気温度の変動幅を小さくする必要がある。このため、過冷却モードでは、冷却速度と空気温度の変動幅をある程度限定して運転を行う。冷却速度は、食品の芯温度が300℃/h〜0.35℃/hの範囲内、好ましくは3.5℃/h付近となるようにする。また、空気温度の変動幅は、好ましくは5K以内であるが、15K以内であれば過冷却状態を作ることが可能である。また、過冷却モードに切り替えられたとき、切替室200の設定温度は変化し、例えば−3℃となるようにしてあってもよい。
図2は、実施の形態1に係る切替室200の側面断面模式図、図3は同じく切替室200の平面模式図である。
切替室200は、引出し式の扉2を有し、冷却器(図示せず)からの冷気が吹出口3から吹き込んで戻り口4から冷却器に戻る構成となっている。また、切替室200は、トレイ5と、電極部6と、交流電圧を加える電源7と、検出部8と、マイクロコンピュータなどで構成される制御部9とを備える。
トレイ5は、例えば樹脂やガラスなどで構成され、切替室200に着脱可能に設けられている。トレイ5は、食品を載置・収納できるように任意の深さで形成されている。
複数の電極部61〜64(以下、電極部6と総称する場合がある)は、例えば金属、カーボン、シリコンカーバイトなどの薄板や、ITO薄膜、ポリアリニリンなどの導電高分子の膜などの導電性部材で構成される。電極部61〜64は、トレイ5の下方で切替室200の底面に、冷気の流れる方向に並べて配置されている。
また、電極部6はそれぞれ電源7に接続されており、電源7により交流電圧を加えられると、電極部6近傍に電界を発生させる。電極部6はトレイ5の下方に配置されているので、交流電圧を加えられることによりトレイ5の近傍に電界を発生させることとなる。なお、電極部6近傍に電界を発生させる際には、電極部6の対極は無限遠にあるとし、切替室200内に対極を設置しなくてもよい。
検出部8は、電極部61〜64のそれぞれに接続されており、電極部6近傍の電界の変化を検出信号として取得する。取得する検出信号は、複数の電極部61〜64のうちどの電極部からの信号かを区別することができる。そして、検出部8は、取得した検出信号を制御部9に出力し、この検出信号を取得した制御部9は、検出信号に基づいて冷却手段の制御を行う。
次に、食品の凍結状態と電界の変化について説明する。
表1に、物質の比誘電率を示す。表1に示すように、水の比誘電率が約80であるのに対し、水を凍結させた氷の比誘電率は約3.2であり、その差は約25倍である。このように未凍結状態と凍結状態とでは比誘電率が異なるため、電界の変化を検出することで食品が凍結状態か否かを検知することができる。食品が未凍結状態のときは、水の比誘電率が大きいために電界の変化も大きい。また、食品が凍結すると、氷の比誘電率が小さいために電界の変化も小さくなる。
Figure 2010249474
図4は、マグロを用いた実験結果であり、未凍結状態と凍結状態とで電界の変化を比較したものである。図4に示すように、未凍結品に比べて凍結品の電界の変化が小さくなっていることが確認できた。マグロ以外の他の食品であっても、同様の結果となる。
図5は、チルド(0℃)に設定された切替室200に投入された食品の芯温度と、検出部8が検出した電界変化に伴う検出信号の出力の一例である。切替室200に投入された食品は、食品の温度が0℃付近となるよう制御された冷却器からの冷気により、徐々にその芯温度を低下させて0℃付近で維持される。しかし、食品の一部が過度に冷却されて部分的に凍結することがある(図5のA参照)。このとき、食品の芯温度は凍結を開始しても0℃付近で一定であるが、検出信号の出力は食品中の水が氷へと相変化するのに伴い、減少していく(図5のB参照)。
図6は、過冷却モードに設定された切替室200に投入された食品の芯温度と、検出部8が検出した電界変化に伴う検出信号の出力の一例である。過冷却モードの場合、食品は凍結点以下の温度帯(例えば−3℃付近)で維持されるが、振動や温度変化などの何らかの刺激により、過冷却状態が解除されて凍結し始めることがある(図6のA参照)。このとき、食品の芯温度は凍結点まで上昇してその後は凍結点付近で一定となるが、検出部8の検出信号は過冷却解除により一瞬で氷結晶が生成されるために急激に出力が減少する(図6のB参照)。
したがって、検出部8により検出する電界の変化は、食品中の水の相変化に伴うものであるといえる。このため、検出部8が検出する検出信号に基づいて、食品の凍結状態(未凍結状態か凍結状態か)をより正確に検知することができる。
水の比誘電率は十分に大きいため、例えば樹脂やガラスなどで構成されたトレイ5が電極部6と食品との間に存在しても、食品中の水の相変化に伴う電界の変化を検知することができる。したがって、本実施の形態1のように電極部6をトレイ5の下方に設置して電極部6が食品と非接触であっても、食品の凍結状態を検知することができる。
そして、電極部6をトレイ5の下方に設置したことにより、トレイ5が電極部6と電源7との結線に干渉することがない。したがって、トレイ5を切替室200から取り外すことができ、使用者は食品を載置するトレイ5を洗うことが可能となるので、使い勝手や衛生性を向上させることができる。
そして、このようにして正確に検知した食品の状態、操作スイッチ(図示せず)により設定された温度、温度検出手段(図示せず)の検出温度などに基づいて、制御部9は冷却手段を制御してチルドあるいは過冷却モードなどの冷却運転を行う。例えばチルドの場合、検出信号の出力値の低下を検出することにより、食品が部分的に凍結を開始したことを検知することができる。この場合は、切替室200内の温度を一時的に上昇させることにより食品全体が凍結するのを回避する。また、過冷却モードの場合、検出信号の急激な低下を検出することにより食品の過冷却状態が解除されたことを検知することができる。この場合は、切替室200内の温度を一時的に上昇させることにより食品が凍結するのを回避しうる。
また、複数の電極部61〜64を設け、それぞれから別個に食品中の電界の変化に伴う検出信号を取得するので、トレイ5のどの位置に食品が載置されたかを検知することもできる。食品の載置位置を検知することにより、その食品に集中的に冷気を供給する、あるいはその食品付近のみ一時的に温度を上昇させるなどの制御が可能となる。
また、切替室200内は、吹出口3に近いほど温度が低い温度分布となりやすいので、吹出口3付近に載置された食品は吹出口3から離れた位置の食品と比べて凍結しやすくなる。本実施の形態1では、冷気の流れ方向と垂直方向に分割して電極部61〜64を設置しているので、切替室200の温度分布に対応したエリアごとに電界の変化に伴う検出信号を検知することが可能となる。したがって、より正確に食品の凍結状態を検知することができる。
以上のように本実施の形態1に係る冷蔵庫1によれば、トレイ5の下方の切替室200の底面に電極部6を設け、トレイ5に載置された食品中の水の相変化に伴う電界の変化を検出するようにした。このため、食品の凍結状態/未凍結状態を検出することができる。
そして、このように正確に検出した食品の凍結状態/未凍結状態に基づいて、冷却手段を制御するようにした。このため、チルドや過冷却モードなどにおいて、食品の凍結状態を考慮した適切な冷却運転を行うことができる。
また、電極部6を食品を載置するトレイ5の下方に設けることで、食品と電極部6とを直接接触させないようにした。このため、トレイ5が切替室200から着脱可能となり、使用者はトレイ5を取り外して洗うことができ、使い勝手や衛生性を向上させることができる。
また、複数の電極部61〜64を設けたので、食品の載置位置を検出することができ、食品の載置位置に応じた冷却手段の制御を行うことができる。さらに、この複数の電極部61〜64は冷気の流れ方向に沿って配置したので、切替室200内の温度分布に対応したエリアごとに食品の凍結状態を検出することができる。
なお、電極部6と接続された電源7から出力される交流電圧の周波数は、1キロヘルツから1メガヘルツの範囲で可変としてもよい。周波数が可変であることにより、食品中の水の状態をより詳細に検知することができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の切替室200Aの側面断面模式図である。図7では、前述の実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付している。図7において、電極部6の設置面である切替室200の底面とは別の面である側壁面に、ダミー電極部10が設けられている。
ダミー電極部10は、電極部6と同様に導電性部材で構成されており、電源7から交流電圧を加えられることによりダミー電極部10近傍に電界を発生させる。また、検出部8Aは、電極部6からの電界の変化に伴う検出信号に加え、ダミー電極部10からも電界の変化に伴う検出信号を取得する。ダミー電極部10により検出する電界の変化は、切替室200内に載置された食品の周囲環境の電界の変化であるといえる。
ここで、電界は、周囲環境の温度や湿度によって変動するが、特に温度によって変動することが知られている。このため、電極部6近傍に発生させた電界の変化で食品の凍結状態を検出する場合、周囲環境の温度変化を考慮する必要がある。
したがって、検出部8Aは、周囲環境の変化に伴う電界の変化を検出するダミー電極部10の検出信号と、電極部6の検出信号との差分に基づいて、電極部6により検出した検出信号を補正する。
以上のように本実施の形態2に係る冷蔵庫によれば、ダミー電極部10を設けることにより周囲環境の変化に伴う電界の変化を検出し、電極部6に基づく検出信号を補正するようにした。このため、食品中の水の相変化に伴う電界の変化をより正確に検出することができ、食品の凍結状態をより正確に検知できる。
なお、本実施の形態2は、後述する実施の形態3、4と組み合わせて用いることができ、同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫の切替室200Bの側面断面模式図である。図8では、前述の実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付している。図8において、トレイ5Bは、導電性物質を含んで構成されている。そして、電極部6とトレイ5は電気的に接続されている。
このような構成において、電源7により電極部6に交流電圧が加えられると、電極部6と電気的に接続されたトレイ5Bが電界を発生させる電極となり、トレイ5Bの近傍に電界が発生する。そして、前述の実施の形態1と同様に、トレイ5Bに載置された食品中の水の相変化に対応した電界の変化を、検出部8により検出する。
図9は、被検出体と電界を発生させる電極との距離と、電界の変化の出力との関係を示したものである。図9に示すように、被検出体と電極との距離が小さいほど電界の変化は大きく出力されることがわかる。したがって、食品を載置するトレイ5Bを電極とすることで、被検出体である食品と電極との距離はより小さくなり、電界の変化の検出精度を向上させることができる。
以上のように本実施の形態3によれば、トレイ5を導電性物質で構成するとともに電極部6と電気的に接続して、トレイ5Bの近傍に電界を発生させるようにした。このため、より食品に近い位置で電界を発生させることができるので、食品の相変化に伴う電界の変化をより正確に検出することができ、食品の凍結状態をより正確に検知できる。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る冷蔵庫の切替室200Cの側面断面模式図である。図10では、前述の実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付している。図10において、トレイ5の底面は、導電性部材11により構成されている。そして、導電性部材11と対向する切替室200の底面の略全面を覆うようにして、電極部6Cが設置され、電極部6Cと導電性部材11は電気的に接続されている。
このような構成において、電源7により電極部6Cに交流電圧が加えられると、電極部6Cと電気的に接続された導電性部材11が電界を発生させる電極となり、トレイ5の底面近傍に電界が発生する。そして、前述の実施の形態1と同様に、トレイ5に載置された食品中の水の相変化に対応した電界の変化を、検出部8により検出する。
以上のように本実施の形態4によれば、トレイ5の底面を導電性部材11で構成するとともに電極部6と電気的に接続して、トレイ5の近傍に電界を発生させるようにした。このため、より食品に近い位置で電界を発生させることができるので、食品の相変化に伴う電界の変化をより正確に検出することができ、食品の凍結状態をより正確に検知できる。
1 冷蔵庫、2 扉、3 吹出口、4 戻り口、5 トレイ、5B トレイ、6 電極部、6C 電極部、7 電源、8 検出部、8A 検出部、9 制御部、10 ダミー電極部、11 導電性部材、61、62、63、64 電極部、100 冷蔵室、200 切替室、200A 切替室、200B 切替室、200C 切替室、300 製氷室、400 冷凍室、500 野菜室。

Claims (10)

  1. 食品を保存する貯蔵室と、
    前記貯蔵室内を冷却する冷却手段と、
    前記貯蔵室の内部に着脱可能に設置されて食品を載置可能なトレイと、
    導電性部材からなり、交流電圧を加える電源に接続されて電界を発生させる電極部と、
    前記トレイに載置された食品の水分の相変化に対応する検出信号を前記電極部から取得する検出部とを備えた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記電極部は、前記トレイの下部の貯蔵室本体に設置される
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記電極部を複数設置した
    ことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 前記複数の電極部を、前記貯蔵室内に流入する冷気の流れ方向に沿って配列した
    ことを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
  5. 前記トレイを導電性物質を含む部材で構成し、
    前記電極部と前記トレイとを電気的に接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 前記トレイ底面の略全面を導電性部材で形成し、
    前記電極部を、前記トレイ底面と対向する前記貯蔵室の底面に設置し、
    前記電極部と前記トレイ底面の導電性部材とを電気的に接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  7. 導電性部材からなるダミー電極部を、前記電極部の設置面とは異なる面に設けた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか記載の冷蔵庫。
  8. 前記トレイに載置された食品の水分の相変化に対応する検出信号に基づいて、前記冷却手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか記載の冷蔵庫。
  9. 前記制御手段は、前記貯蔵室に投入された食品を過冷却状態に維持するための過冷却運転を行うよう前記冷却手段を制御可能である
    ことを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。
  10. 前記電極部と接続された前記電源から印加される交流電圧の周波数は可変である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか記載の冷蔵庫。
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