JP2002036929A - 乗員検知システムおよびそれを使用した乗員検知方法 - Google Patents

乗員検知システムおよびそれを使用した乗員検知方法

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JP2002036929A
JP2002036929A JP2000227706A JP2000227706A JP2002036929A JP 2002036929 A JP2002036929 A JP 2002036929A JP 2000227706 A JP2000227706 A JP 2000227706A JP 2000227706 A JP2000227706 A JP 2000227706A JP 2002036929 A JP2002036929 A JP 2002036929A
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Hiroshi Oikawa
浩 及川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電界式乗員検知センサの水濡れによる影響と人
体との切り分けを行い、より精度の高い乗員判定が可能
な乗員検知システムを提供する。 【解決手段】シート1と、絶縁板13aの上下面に間隔
一定でに互い違いに配置された上電極(17a,17
b,17c)および下電極(18a,18b)電極を有
する電界式乗員検知センサ13と、上電極および下電極
に微弱電界を発生させるための発振回路と上電極および
下電極に流れる負荷電流を検出する電流検出回路と微弱
電界に基づいて流れる電位電流を電圧に変換する電流・
電圧変換回路と電流検出回路および電流・電圧変換回路
出力信号に基づいてシート1への乗員などの着席状況を
検知する制御回路とを有する検知ユニット3とを具備し
た乗員検知システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は乗員検知システム
に関し、特にエアバッグ装置を搭載した車両シートにお
ける乗員の着席状況に応じてエアバッグ装置のエアバッ
グを展開可能な状態又は展開不可能な状態に設定するた
めに使用される乗員検知システムの精度向上に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の衝突時に乗員が受ける衝撃を緩
和するエアバッグ装置は、シートへの乗員の着席の有無
に関係なく、自動車が衝突するとエアバッグが展開する
ようになっているのが通常である。このようなエアバッ
グ装置は、シートに大人が正常な姿勢で着席している場
合には自動車の衝突時に乗員の保護効果が期待できるの
であるが、シートに着席している乗員が子供などであっ
て、着席姿勢がエアバッグ展開に不適当な場合において
は、仮に自動車が衝突してもエアバッグを展開させない
ことが望ましい。
【0003】そこで、エアバッグ装置を搭載した自動車
のシートへの乗員の着席の有無や、シートに着席した乗
員が大人か子供か、或いは、シートに着席した乗員の姿
勢などの着席状況を検知する乗員検知システムが特開平
10―236269号公報、特開平11−334451
号公報等に提案されている。この乗員検知システムの一
例を、図10のシート構造と図11の乗員検知回路ブロ
ックを参照して説明する。図10(a)はシートの側面
図であり、図10(b)はシートの着席部からみた正面
図である。図10中、符号1はシートを示す。このシー
ト1は着席部1aと背もたれ部1bで構成される。着席
部1aと背もたれ部1bは図示しない支持枠,クッショ
ン材,クッション材を被覆する外装材で構成される。図
10のシート1においては、例えば背もたれ部1bの外
装材とクッション材との間に複数のアンテナ電極2が配
置され、着席部1aの近傍に検知ユニット3が設置され
ている。各アンテナ電極2と検知ユニット3はシールド
線4で配線される。特に、アンテナ電極2は、例えば矩
形状の導電体で構成されている。尚、複数のアンテナ電
極2は背もたれ部1bに水平状態で縦方向に配列するこ
ともできる。
【0004】検知ユニット3はアンテナ電極2の周辺に
発生させた微弱電界によって流れる電流に関連する情報
に基づいてシート1における乗員の着席状況を検知する
ものである。乗員検知システムの回路ブロック図を図1
1に示す。検知ユニット3は、例えば周波数が120K
Hz程度で電圧が数〜10V程度の高周波低電圧を発生
し、アンテナ電極2の周辺に微弱電界を発生させるため
の電界発生手段(例えば発振回路5)と、発振回路5か
らの送信信号に基づいてアンテナ電極2に流れる電流に
関連する情報を検出する情報検出回路(例えば電流検出
回路6)と、発振回路5の送信信号を各アンテナ電極2
に順に送信する複数のスイッチング素子7と、電流検出
回路6で検出された電流を直流に変換するAC―DC変
換回路8と、その変換信号を必要に応じて増幅する増幅
回路9と、CPU,A/D変換部,外部メモリ(例えば
EEPROM,RAM)などを含む制御回路10と、図
示しない電源回路とから構成されている。この検知ユニ
ット3において、複数のスイッチング素子7は制御回路
10からの信号に基づいてオン・オフ制御される。そし
て、各スイッチング素子7はコネクタ11を介して各ア
ンテナ電極2とシールド線4によって接続されている。
制御回路10はエアバック装置12に接続されており、
エアバック装置12を後述するように制御する。
【0005】発振回路5からの送信信号は電流検出回路
6を介してスイッチング素子7に送信され、特定のスイ
ッチング素子7がオンすると対応するシールド線4を介
して特定のアンテナ電極2に印加され、特定のアンテナ
電極2の周辺に微弱電界を発生させる。微弱電界が発生
したアンテナ電極2にはシート1への乗員の着席状況に
応じた電流が流れる。この電流は電流検出回路6で検出
される。複数のスイッチング素子7が順にオン・オフ制
御されることによって、各アンテナ電極2に流れる電流
が次々と検出される。これらの検出電流はAC―DC変
換回路8にて直流に変換され、増幅回路9にて増幅され
て制御回路10に取り込まれる。
【0006】制御回路10には、予め乗員の着席状況の
判断基準となるしきい値データ,信号パターンデータな
どが記憶されており、制御回路10に取り込まれ、演算
処理された現実の信号データはしきい値データと比較さ
れ、シート1への乗員の着席状況(着席の有無,乗員が
大人か子供かなど)が判断される。この判断結果は制御
回路10からエアバッグ装置12に送信され、エアバッ
グ装置12のエアバッグは展開可能な状態又は展開不可
能な状態にセットされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような各電極が
同一平面上に構成されるアンテナ電極2のセンサを使用
した従来の乗員検知システムにおいては、例えば大きな
人がシート上に座布団を敷いて座っている状態と、小さ
な人がシート上に座布団を敷かずに直接座っている状態
では同じレベルに検知される。また、人の着衣の厚さに
よる検知感度への影響を回避できなかった。また、人体
の持つ比誘電率が他の物体と大きく異なることを特徴と
した電界式乗員検知システムであるため、外装材、及び
複数のアンテナ電極2の間を構成する部品に人体に近い
比誘電率を有する水分が進入した場合、水分と人の影響
の切り分けができなかった。
【0008】従って、本発明の目的は、シート上の座布
団有無の影響がなく、水分の進入と人体との判別を行
え、しかも十分な乗員検知精度を期待できる乗員検知シ
ステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
乗員検知システムであって、シートと、所定の厚さの絶
縁板の上下それぞれの面に電極間隔が一定になるように
互い違いに配置された同じ幅の複数の第1の電極および
第2の電極を有し、前記シート内部に前記絶縁板が水平
になるように配置された電界式乗員検知センサと、前記
第1の電極および前記第2の電極に微弱電界を発生させ
るための発振回路と該発振回路から前記第1および第2
の電極に流れる負荷電流を検出する電流検出回路と前記
微弱電界に基づいて流れる電位電流を検出し、電圧に変
換する電流・電圧変換回路と前記電流検出回路および前
記電流・電圧変換回路出力信号に基づいてシートへの乗
員などの着席状況を検知する制御回路とを有する検知ユ
ニットとを具備したことを特徴とする。
【0010】本発明の第2の構成は、乗員検知システム
であって、シートと、所定の厚さの絶縁板の上下それぞ
れの面に電極間隔が一定になるように互い違いに配置さ
れた同じ幅の複数の第1の電極および第2の電極を有
し、前記シート内部に前記絶縁板が水平になるように配
置された電界式乗員検知センサと、前記シートの内部お
よび/または下部に設けられ、前記シートに着席する乗
員の重量を検出する重量センサと、前記第1の電極およ
び前記第2の電極に微弱電界を発生させるための発振回
路と該発振回路から前記第1および第2の電極に流れる
負荷電流を検出する電流検出回路と前記微弱電界に基づ
いて流れる電位電流を検出し、電圧に変換する電流・電
圧変換回路と前記電流検出回路、前記電流・電圧変換回
路および前記重量センサの出力信号に基づいてシートへ
の乗員などの着席状況を検知する制御回路とを有する検
知ユニットとを具備したことを特徴とする。
【0011】本発明の第3の構成は、乗員検知システム
であって、シートと、所定の厚さの絶縁板の上下それぞ
れの面に電極間隔が一定になるように互い違いに配置さ
れた同じ幅の複数の第1の電極および第2の電極と前記
第1の電極直下の前記絶縁板の前記下面に厚みセンサと
を有し、前記シート内部に前記絶縁板が水平になるよう
に配置された電界式乗員検知センサと、前記第1の電極
および前記第2の電極に微弱電界を発生させるための発
振回路と該発振回路から前記第1および第2の電極に流
れる負荷電流を検出する電流検出回路と前記微弱電界に
基づいて流れる電位電流を検出し、電圧に変換する電流
・電圧変換回路と前記電流検出回路、前記電流・電圧変
換回路および前記厚みセンサの出力信号に基づいてシー
トへの乗員などの着席状況を検知する制御回路とを有す
る検知ユニットとを具備したことを特徴とする。
【0012】本発明の第4の構成は、乗員検知システム
であって、シートと、所定の厚さの絶縁板の上下それぞ
れの面に電極間隔が一定になるように互い違いに配置さ
れた同じ幅の複数の第1の電極および第2の電極と前記
第1の電極直下の前記絶縁板の前記下面に厚みセンサと
を有し、前記シート内部に前記絶縁板が水平になるよう
に配置された電界式乗員検知センサと、前記シートの内
部および/または下部に設けられ、前記シートに着席す
る乗員の重量を検出する重量センサと、前記第1の電極
および前記第2の電極に微弱電界を発生させるための発
振回路と該発振回路から前記第1および第2の電極に流
れる負荷電流を検出する電流検出回路と前記微弱電界に
基づいて流れる電位電流を検出し、電圧に変換する電流
・電圧変換回路と前記電流検出回路、前記電流・電圧変
換回路、前記厚みセンサおよび前記重量センサの出力信
号に基づいてシートへの乗員などの着席状況を検知する
制御回路とを有する検知ユニットとを具備したことを特
徴とする。
【0013】上記の本発明の第1〜第4の構成の乗員検
知システムにおける前記電界式センサの前記第1の電極
として矩形またはヒダ状の電極を使用することができ
る。
【0014】上記の本発明の第2および第4の構成の乗
員検知システムにおいて、前記シートの内部に設けられ
る前記重量センサとしてはマット式重量センサを使用す
ることができる。また、前記シートの下部に設けられる
前記重量センサとしては記シートの足部に設けられた歪
ゲージ式重量センサ前記シート全体が載置され、該シー
ト全体の重量が測定できる重量センサを使用することが
できる。
【0015】本発明の第5の構成は、上記の第1〜第4
のいずれかの構成の乗員検知システムを使用した乗員検
知方法であって、請求項1〜4のいずれかに記載の乗員
検知システムを使用した乗員検知方法であって、隣接す
る前記第1の電極と前記第2の電極の3枚の占めるエリ
アを一区分として、前記微弱電界を発生する前記第1の
電極から出力され前記電流・電圧変換回路によって変換
された直流電流の大きさの平均値をT、前記微弱電界を
発生する前記第2の電極から出力され前記電流・電圧変
換回路によって変換された直流電流の大きさの平均値を
Bとして、下式(1)および(2)によって定義される
前記シート上の物体の大きさを表す演算値Aと前記シー
ト上の該物体と前記電界式乗員検知センサとの距離を表
す演算値Rを各区分毎に計算し、演算値Aの最大値Am
axと演算値Aの平均値Aaveの関係または演算値A
の最大値Amaxと演算値Rの最大値Rmaxの関係を
予め前記制御回路に記憶されているしきい値と比較して
前記シートへの乗員の着座有無と乗員の大人・子供の判
定を行うことを特徴とする。
【0016】
【数2】
【0017】本発明の第6の構成は、上記の第1〜第4
の構成の乗員検知システムを使用した乗員検知方法であ
って、上記の第5の構成の乗員検知方法にさらに前記第
1の電極および前記第2の電極の対地インピーダンスの
変動の大きさを検知し、前記シートへの水分進入の有
無、前記シートへの乗員座席の有無および大人と子供の
判別を行うことを特徴とする。
【0018】本発明の第7の構成は、上記の第2の構成
の乗員検知システムを使用した乗員検知方法であって、
前記シートの内部および/または下部に設けられた前記
重量センサの出力の大きさおよび前記電界式乗員検知セ
ンサの前記第1の電極および前記第2の電極の対地イン
ピーダンスの変動の大きさを比較して前記シートへの乗
員の着座有無および前記シートへの水分進入の有無を判
別することを特徴とする。
【0019】本発明の第8の構成は、上記の第3の構成
の乗員検知システムを使用した乗員検知方法であって、
前記厚みセンサの出力の大きさおよび前記電界式乗員検
知センサの前記第1の電極および前記第2の電極の対地
インピーダンスの変動の大きさを比較して前記シートへ
の乗員の着座有無および前記シートへの水分進入の有無
を判別することを特徴とする。
【0020】本発明の第9の構成は、上記の第4の構成
の乗員検知システムを使用した乗員検知方法であって、
前記厚みセンサの出力の大きさ、前記シートの内部およ
び/または下部に設けられた前記重量センサの出力の大
きさおよび前記電界式乗員検知センサの前記第1の電極
および前記第2の電極の対地インピーダンスの変動の大
きさを比較して前記シートへの乗員の着座有無および前
記シートへの水分進入の有無を判別することを特徴とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の乗員
検知システムについて図面を参照にして詳細に説明す
る。
【0022】図1は、本発明の第1の実施の形態の乗員
検知システムの側面図である。図1のように、本実施の
形態の乗員検知システムは、シート1と、所定の厚さの
絶縁板13aの上下それぞれの面に電極間隔が一定にな
るように互い違いに配置された同じ幅の複数の上電極1
7a,17b,17c(第1の電極)および下電極18
a,18b(第2の電極)を有し、シート1内部に該絶
縁板が水平になるように配置された電界式乗員検知セン
サ13と、上電極17間および/または下電極18間に
微弱電界を発生させるための発振回路と該発振回路から
上電極17a,17b,17cおよび下電極18a,1
8bの電極に流れる負荷電流を検出する電流検出回路と
上電極17a,17b,17c、下電極18a,18b
の微弱電界に基づいて流れる電位電流を検出し、電圧に
変換する電流・電圧変換回路と電流検出回路および電流
・電圧変換回路出力信号に基づいてシートへの乗員など
の着席状況を検知する制御回路とを有する検知ユニット
3とを具備している。
【0023】検知ユニット3はシールド線4を介して電
界式乗員検知センサ13に接続されている。なお図1中
符号1bは背もたれ部を示す。
【0024】図2は図1の電界式乗員検知センサ13の
平面図(図2(a))および断面図(図2(b))であ
る。絶縁板13aとしてはエポキシ樹脂、ポリイミド樹
脂やポリウレタン樹脂等の絶縁板を使用することができ
る。電界式乗員検知センサ13の上電極および下電極は
銅箔をエッチングして形成される。これらの電極の表面
にはニッケルめっきと金めっき等により耐食処理を施す
ことが望ましい。図2のように電界式乗員検知センサ1
3の上下電極は互い違いにずらして配置しているのは、
上下電極の干渉を防止するためである。
【0025】なお、上電極の形状としては図2のような
矩形状電極や図3のようなヒダ状電極20を使用するこ
とができる。図3のヒダ状電極20の場合には、電極側
面の面積が増加し、電極間に吸着した水分による電極間
の絶縁性への影響感度を向上することができる。
【0026】図8は図1の乗員検知システムの回路ブロ
ック図である。図中、検知ユニット3部の符号5は発振
回路、6は電流検出回路、7a〜7eはスイッチング手
段、8はAC―DC変換回路、9は増幅回路、10は制
御回路、符号11は電界式乗員検知センサ13の上電極
17a,17b,17cおよび下電極18a,18bを
シール線4によって検知ユニットに接続するための検知
ユニットに設けられたコネクタである。また符号12は
制御回路に接続されてその動作(展開、非展開)が制御
されるエアバッグ装置を示す。
【0027】次に、この乗員検知システムの動作につい
て図1および図8を参照して説明する。まず、制御回路
10からの信号に基づきスイッチング手段7aのみが閉
成され、その他のスイッチング手段7b〜7eは開成さ
れる。このために、電界発生手段の発振回路5のスイッ
チング手段(表示していない)にはゲート信号が付与さ
れる。ゲート信号がハイ(High)になると、その都
度、発振回路5のスイッチング手段はオンとなり、それ
のドレインが接地レベルとなり、送信系には出力されな
い。尚、この際に、上電極17aの周辺に存在するキャ
パシタンス成分に充電された電荷が発振回路5のスイッ
チング手段を介して放電される。
【0028】一方、ゲート信号がロウ(Low)となる
と、発振回路5のスイッチング手段はオフとなり、送信
系に高周波低電圧(例えば120KHz,+5V)が出
力される。この高周波出力は送信系,コネクタ11を介
して上電極17aに供給され、上電極17aの周辺に微
弱電界が発生される。その結果、シート1への乗員の着
席の有無,乗員の識別(大人か子供かの区別)などの着
席状況に応じて異なったレベルの電流が流れる。
【0029】このように発振回路5(電界発生手段)を
含む送信系,上電極17aの高周波低電圧(電圧波形)
は電流検出回路6においてインピーダンス変換される。
即ち、入力側は高インピーダンス、出力側(AC―DC
変換回路8側)は低インピーダンスとなり、制御回路1
0の読み込みに要する電流を必要に応じて適宜に取り込
むことが可能となる。
【0030】電流検出回路6の出力(高周波低電圧)は
AC―DC変換回路8に入力される。この回路8では、
交流のライン電圧は抵抗とコンデンサとを含む平滑回路
によって平滑され、直流に変換される。このAC―DC
変換回路8の直流出力は増幅回路9を経由して制御回路
10に取り込まれ、A/D変換され、メモリに格納され
る。そして、スイッチング手段7aからスイッチング手
段7b・・・スイッチング手段7eに切り換えられる毎
に、それぞれの電極部(上電極17b,17c、下電極
18a,18b)に関連する信号がそれぞれのインター
フェース回路から出力され、制御回路10に次々と取り
込まれる。
【0031】今隣接する上下電極3枚(例えば上電極1
7a,下電極18a、上電極17b)のエリアの上電極
の出力値(平均)をT、下電極の出力値(平均)をBと
してエリアの大きさの演算値Aと距離演算値Rを次式
(1)、(2)から計算する。
【0032】
【数3】
【0033】各電極の出力値は大人は大きく、子供は小
さくなる傾向がある。また、同じ大きさの物体でもセン
サとの距離が近い場合は大きく、遠い場合は小さくな
る。この傾向を利用し、各エリアのAの値の最大値Am
axと平均値Aaveの比較、各エリアのAの値の最大
値Amaxと各エリアの距離演算値Rの最大値Rmax
をそれぞれ判断基準となるしきい値データ(予め制御回
路1に記憶されている)と比較して大人と子供を判別す
る。
【0034】上記の第1の実施の形態の乗員検知システ
ムでは、電界式乗員検知センサ13の上電極17a,1
7b,17cと下電極18a,18bの対地インピーダ
ンスの大きさを測定することによってシートへの水の進
入の有無を判定することができる。水が進入すると下電
極と比較して上電極の対地インピーダンスが大きく変動
するために水濡れがわかる。
【0035】なお、上記の最大値Amaxと平均値Aa
veの関係、最大値Amaxと最大値Rmax関係の制
御回路に予め記憶されているしきい値データと比較して
図8に示すエアバッグ装置12の展開または非展開可能
状態にすることが決定される。
【0036】次に本発明の第2の実施の形態の乗員検知
システムについて図面を参照して説明する。図4は本発
明の第2の実施の形態の乗員検知システムの側面図であ
る。図4で図1と同じ符号は図1と同じものを表す。
【0037】本実施の形態の乗員検知システムは、上記
の本発明の第1の実施の形態の乗員検知システムに、さ
らに重量センサを付加したものである。図4においては
重量センサはシート内部の電界式乗員検知センサ13の
上に設けられた例えばマット式重量センサの第1の重量
センサ14、シート全体の重量を検知する重量センサの
第2の重量センサ15、シート1の足部分の歪みにより
重量を検知する歪みゲージ式重量センサの第3の重量セ
ンサ16の3種類設けられているが、これらの1種類ま
たは2種類の重量センサを使用してもよい。電界式乗員
検知センサ13はシールド線4を介して検知ユニット3
に接続される。また、各重量センサも検知ユニット3に
接続される。図9は図4の乗員検知システムの回路ブロ
ック図である。図9のように各重量センサは検知ユニッ
ト3の制御回路10に接続され、重量センサの出力信号
を検知するようになっている。
【0038】本実施の形態の乗員検知システムの検知ユ
ニット3と電界式乗員検知センサ13は上記の第1の実
施の形態と同様な動作をする。さらに本実施の形態では
重量センサを図4のように設置することによりシートへ
の水の進入を検知することができる。重量センサが物体
を検知した場合には、上記の第1の実施の形態と同様に
エリアの大きさの演算値Aの最大値Amaxと平均値A
aveの関係と、エリアの大きさの演算値Aの最大値A
maxと距離演算値Rの最大値Rmaxの関係をそれぞ
れ予め制御回路10に記憶されている判断基準となるし
きい値データと比較して大人と子供の判別する。
【0039】本実施の形態の乗員検知システムでは、水
により濡れた場合で、かつ座席に物体が乗っていない場
合、電界式乗員検知センサ13は水分を検知するが、重
量センサ14,15,16はいずれも水分の影響を受け
ないため、物体としては検知しない。この条件に当ては
まる場合は水濡れ状態と判定される。電界式乗員検知セ
ンサ13は水分の検知方法は、上記の第1の実施の形態
で説明したと同様に電界式乗員検知センサ13の上電極
と下電極の対地インピーダンスを測定することにより行
うことができる。
【0040】次に本発明の第3の実施の形態の乗員検知
システムについて図面を参照して説明する。図5は本発
明の第3の実施の形態の乗員検知システムの側面図であ
り図6は電界式乗員検知センサの平面図(図6(a))
と断面図(図6(b))である。
【0041】本実施の形態の実施例の乗員検知システム
は、上記の本発明の第1の実施の形態の乗員検知システ
ムの電界式乗員検知センサ13の各々の上電極17a,
17b,17c直下の絶縁板13aの下面に、さらに厚
みセンサ19を付加したものである。この厚みセンサ1
9は図7に示した同様な検知ユニットの制御回路10に
接続され、厚みセンサ19の出力信号を検知するように
なっている。
【0042】電界式乗員検知センサ13の絶縁板13a
にはポリウレタン等の柔弾性樹脂を使用する。この柔弾
性樹脂からなる絶縁板13aは上から重みがかかると薄
くなり上電極が厚みセンサ19に近づき厚みセンサ19
は上から重みがかかったことを検知する。厚みセンサ1
9が反応せずに、上電極17a,17b,17cから出
力があった場合には水濡れと定義し、乗員検知判定の材
料として用いる。電界式乗員検知センサ13は水分の検
知方法は、上記の第1の実施の形態で説明したと同様に
電界式乗員検知センサ13の上電極と下電極の対地イン
ピーダンスを測定することにより行うことができる。
【0043】シートに人が座った場合には、厚みセンサ
19が反応する。この場合には上記の第1の実施の形態
で示した式(1)、(2)を使用して、エリアの大きさ
の演算値Aと距離演算値Rを算出し、演算値Aの最大値
Amaxと平均値Aaveの関係と、演算値Aの最大値
Amaxと距離演算値Rの最大値Rmaxの関係をそれ
ぞれ予め制御回路10に記憶されている大人と子供の判
断基準となるしきい値データと比較して大人と子供の判
別を行う。
【0044】次に本発明の第4の実施の形態の乗員検知
システムについて図面を参照して説明する。図7は本発
明の第4の実施の形態の乗員検知システムの側面図であ
る。
【0045】本実施の形態の実施例の乗員検知システム
は、上記の本発明の第3の実施の形態の乗員検知システ
ム(図5)に、さらに重量センサを付加したものであ
る。図7においては重量センサはシート全体の重量を検
知する重量センサの第2の重量センサ15、シート1の
足部分の歪みにより重量を検知する歪みゲージ式重量セ
ンサの第3の重量センサ16の2種類設けられている
が、これらのどちらか1種類の重量センサだけを使用し
てもよい。厚みセンサ19、各重量センサ15,16お
よび電界式乗員検知センサ13は検知ユニットに接続さ
れている。本実施の形態では、重量センサの設置により
上記の第3の実施の形態と比較してシート1への着座の
有無の精度を向上できる。
【0046】本実施の形態の乗員検知センサではシート
1の上から重みがかかると絶縁板13aが薄くなり上電
極17a、17b、17cが厚みセンサ19に近づき厚
みセンサ19は上から重みがかかったことを検知する。
厚みセンサ19が反応せずに、上電極17a,17b,
17cから出力があった場合には水濡れと定義し、乗員
検知判定の材料として用いる。電界式乗員検知センサ1
3は水分の検知方法は、上記の第1の実施の形態で説明
したと同様に電界式乗員検知センサ13の上電極と下電
極の対地インピーダンスを測定することにより行うこと
ができる。
【0047】シート1に人が座った場合には、厚みセン
サ19が反応する。この場合には上記の第1の実施の形
態と同様にエリアの大きさの演算値Aの最大値Amax
と平均値Aaveの関係と、エリアの大きさの演算値A
の最大値Amaxと距離演算値Rの最大値Rmaxの関
係をそれぞれ予め制御回路10に記憶されている大人と
子供の判断基準となるしきい値データと比較して大人と
子供の判別を行う。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の乗員検知システム
では、絶縁板の上下に弱電界を発生させる電極を配置し
た電界式乗員検知センサを使用し、隣接する上下電極の
3枚のエリアを一区画として上記の式(1)および
(2)より各区画の上下電極の出力平均値から物体の大
きさを表す演算値Aとシート上の物体と電界式乗員検知
センサとの距離を表す演算値Rを計算し、演算値Aの最
大値Amaxと演算値Aの平均値Aaveの関係または
演算値Aの最大値Amaxと演算値Rの最大値Rmax
の関係を予め前記制御回路に記憶されているしきい値と
比較してシートへの乗員の着座有無と乗員の大人・子供
の判別が容易に行える。また、絶縁板の上下に弱電界を
発生させる電極を配置した電界式乗員検知センサの上下
電極の対地インピーダンスの変動大きさを比較すること
によりシートへの水分の進入の有無が容易に判別できる
効果が得られる。
【0049】さらに本発明の乗員検知システムでは、絶
縁板の上下に弱電界を発生させる電極を配置した電界式
乗員検知センサと重量センサおよび/または厚みセンサ
との組合せにより乗員検知精度をさらに向上できる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の乗員検知システム
の側面図である。
【図2】図1の乗員検知システムの電界式乗員検知セン
サの平面図および側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の乗員検知システム
の電界式乗員検知センサの上電極の他の実施例の平面図
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の乗員検知システム
の側面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の乗員検知システム
の側面図である。
【図6】図5の乗員検知システムの電界式乗員検知セン
サの平面図および側面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の乗員検知システム
の側面図である。
【図8】図1の乗員検知システムの回路ブロック図であ
る。
【図9】図4の乗員検知システムの回路ブロック図であ
る。
【図10】従来の乗員検知システムを説明するためのシ
ートの側面図および正面図である。
【図11】従来の乗員検知システムの回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 シート 1a 着席部 1b 背もたれ部 2 アンテナ電極 3 検知ユニット 4 シールド線 5 発振回路 6 電流検出回路 7 スイッチング素子 7a〜7e スイッチング手段 8 AC―DC変換回路 9 増幅回路 10 制御回路 11 コネクタ 12 エアバッグ装置 13 電界式乗員検知センサ 14 第1の重量センサ 15 第2の重量センサ 16 第3の重量センサ 17a〜17c 上電極 18a,18b 下電極 19 厚みセンサ 20 ヒダ状電極

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートと、所定の厚さの絶縁板の上下そ
    れぞれの面に電極間隔が一定になるように互い違いに配
    置された同じ幅の複数の第1の電極および第2の電極を
    有し、前記シート内部に前記絶縁板が水平になるように
    配置された電界式乗員検知センサと、前記第1の電極お
    よび前記第2の電極に微弱電界を発生させるための発振
    回路と該発振回路から前記第1および第2の電極に流れ
    る負荷電流を検出する電流検出回路と前記微弱電界に基
    づいて流れる電位電流を検出し、電圧に変換する電流・
    電圧変換回路と前記電流検出回路および前記電流・電圧
    変換回路出力信号に基づいてシートへの乗員などの着席
    状況を検知する制御回路とを有する検知ユニットとを具
    備したことを特徴とする乗員検知システム。
  2. 【請求項2】 シートと、所定の厚さの絶縁板の上下そ
    れぞれの面に電極間隔が一定になるように互い違いに配
    置された同じ幅の複数の第1の電極および第2の電極を
    有し、前記シート内部に前記絶縁板が水平になるように
    配置された電界式乗員検知センサと、前記シートの内部
    および/または下部に設けられ、前記シートに着席する
    乗員の重量を検出する重量センサと、前記第1の電極お
    よび前記第2の電極に微弱電界を発生させるための発振
    回路と該発振回路から前記第1および第2の電極に流れ
    る負荷電流を検出する電流検出回路と前記微弱電界に基
    づいて流れる電位電流を検出し、電圧に変換する電流・
    電圧変換回路と前記電流検出回路、前記電流・電圧変換
    回路および前記重量センサの出力信号に基づいてシート
    への乗員などの着席状況を検知する制御回路とを有する
    検知ユニットとを具備したことを特徴とする乗員検知シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 シートと、所定の厚さの絶縁板の上下そ
    れぞれの面に電極間隔が一定になるように互い違いに配
    置された同じ幅の複数の第1の電極および第2の電極と
    前記第1の電極直下の前記絶縁板の前記下面に厚みセン
    サとを有し、前記シート内部に前記絶縁板が水平になる
    ように配置された電界式乗員検知センサと、前記第1の
    電極および前記第2の電極に微弱電界を発生させるため
    の発振回路と該発振回路から前記第1および第2の電極
    に流れる負荷電流を検出する電流検出回路と前記微弱電
    界に基づいて流れる電位電流を検出し、電圧に変換する
    電流・電圧変換回路と前記電流検出回路、前記電流・電
    圧変換回路および前記厚みセンサの出力信号に基づいて
    シートへの乗員などの着席状況を検知する制御回路とを
    有する検知ユニットとを具備したことを特徴とする乗員
    検知システム。
  4. 【請求項4】 シートと、所定の厚さの絶縁板の上下そ
    れぞれの面に電極間隔が一定になるように互い違いに配
    置された同じ幅の複数の第1の電極および第2の電極と
    前記第1の電極直下の前記絶縁板の前記下面に厚みセン
    サとを有し、前記シート内部に前記絶縁板が水平になる
    ように配置された電界式乗員検知センサと、前記シート
    の内部および/または下部に設けられ、前記シートに着
    席する乗員の重量を検出する重量センサと、前記第1の
    電極および前記第2の電極に微弱電界を発生させるため
    の発振回路と該発振回路から前記第1および第2の電極
    に流れる負荷電流を検出する電流検出回路と前記微弱電
    界に基づいて流れる電位電流を検出し、電圧に変換する
    電流・電圧変換回路と前記電流検出回路、前記電流・電
    圧変換回路、前記厚みセンサおよび前記重量センサの出
    力信号に基づいてシートへの乗員などの着席状況を検知
    する制御回路とを有する検知ユニットとを具備したこと
    を特徴とする乗員検知システム。
  5. 【請求項5】 前記シートの内部に設けられる前記重量
    センサがマット式の第1の重量センサからなることを特
    徴とする請求項2または4記載の乗員検知システム。
  6. 【請求項6】 前記シートの下部に設けられる前記重量
    センサが前記シートの足部に設けられた歪ゲージ式の第
    2の重量センサからなることを特徴とする請求項2また
    は4記載の乗員検知システム。
  7. 【請求項7】 前記シートの下部に設けられる前記重量
    センサが前記シート全体が載置され、該シート全体と該
    シート上に負荷される物体の重量が測定できる第3の重
    量センサからなることを特徴とする請求項2または4記
    載の乗員検知システム。
  8. 【請求項8】 前記シートの下部に設けられる前記重量
    センサが請求項6記載の前記第2の重量センサと、請求
    項7記載の第3の重量センサから構成されることを特徴
    とする請求項2または4記載の乗員検知システム。
  9. 【請求項9】 前記第1の電極および前記第2の電極が
    矩形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の乗員検知システム。
  10. 【請求項10】 前記第1の電極がヒダ状であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の乗員検知シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記電界式乗員検知センサの前記絶縁
    板として柔弾性樹脂を使用したことを特徴とする請求項
    3または4に記載の乗員検知システム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜4のいずれかに記載の乗員
    検知システムを使用した乗員検知方法であって、隣接す
    る前記第1の電極と前記第2の電極の3枚の占めるエリ
    アを一区分として、前記微弱電界を発生する前記第1の
    電極から出力され前記電流・電圧変換回路によって変換
    された直流電流の大きさの平均値をT、前記微弱電界を
    発生する前記第2の電極から出力され前記電流・電圧変
    換回路によって変換された直流電流の大きさの平均値を
    Bとして、下式(1)および(2)によって定義される
    前記シート上の物体の大きさを表す演算値Aと前記シー
    ト上の該物体と前記電界式乗員検知センサとの距離を表
    す演算値Rを各区分毎に計算し、演算値Aの最大値Am
    axと演算値Aの平均値Aaveの関係または演算値A
    の最大値Amaxと演算値Rの最大値Rmaxの関係を
    予め前記制御回路に記憶されているしきい値と比較して
    前記シートへの乗員の着座有無と乗員の大人・子供の判
    別を行うことを特徴とする乗員検知方法。 【数1】
  13. 【請求項13】 請求項13記載の乗員検知方法におい
    て、さらに前記電界式乗員検知センサの前記第1の電極
    および前記第2の電極の対地インピーダンスの変動の大
    きさを比較して前記シートへの水分進入の有無と前記シ
    ートへの乗員の着座有無と乗員の大人・子供の判別を行
    うことを特徴とする乗員検知方法。
  14. 【請求項14】 請求項2記載の乗員検知システムを使
    用した乗員検知方法であって、前記シートの内部および
    /または下部に設けられた前記重量センサの出力の大き
    さおよび前記電界式乗員検知センサの前記第1の電極お
    よび前記第2の電極の対地インピーダンスの変動の大き
    さを比較して前記シートへの乗員の着座有無および前記
    シートへの水分進入の有無を判別することを特徴とする
    乗員検知方法。
  15. 【請求項15】 請求項3記載の乗員検知システムを使
    用した乗員検知方法であって、前記厚みセンサの出力の
    大きさおよび前記電界式乗員検知センサの前記第1の電
    極および前記第2の電極の対地インピーダンスの変動の
    大きさを比較して前記シートへの乗員の着座有無および
    前記シートへの水分進入の有無を判別することを特徴と
    する乗員検知方法。
  16. 【請求項16】 請求項4記載の乗員検知システムを使
    用した乗員検知方法であって、前記厚みセンサの出力の
    大きさ、前記シートの内部および/または下部に設けら
    れた前記重量センサの出力の大きさおよび前記電界式乗
    員検知センサの前記第1の電極および前記第2の電極の
    対地インピーダンスの変動の大きさを比較して前記シー
    トへの乗員の着座有無および前記シートへの水分進入の
    有無を判別することを特徴とする乗員検知方法。
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